パクパク日記13年8月1週

             札幌から東京に戻り、週末は盛岡さんさ踊りに酔いしれた

   盛岡・さんさ踊り   遠野・伝承園

7月 29日(月) 札幌も東京も雨

朝 札幌・ホテルオークラ札幌 「杉ノ目」 和朝食膳 2100

  

先週から4泊した札幌も今日でオシマイ。札幌は朝から雨だ。昨年の8月下旬の札幌は喘ぐような暑さ

で「何のために札幌まで来たんだ!」と地ダンダ踏んだものだが、今年は寒いほどだった。「コンチネン

タル」での洋食ヴュッフェも良いが、地下にあるきょうど料理亭「杉ノ目」の和朝食膳が気に入っている。

時鮭焼き物、いくら、海水生雲丹、アスパラガスなど北海道名産が並びその上夕張メロンもつくんだよ。

このオカズでご飯ほんのちょっとで済ませるのが難だ。これにコーヒーもついて2100円は素晴らしい。

昼 浜松町 「PALATIN スマトラ激辛カレー・コールマンカレー 1080円、Bセット(ミニサラダ、スー

プ、ドリンク) 630

  

国内旅行の最終日をどう過ごすか、人によって全く違う。目一杯旅先で過ごして最終便で帰る人もいれ

ば、私のように「なる早」で戻って来てしまう人間もいて。それも予約便を1時間も2時間も繰り上げて帰

って来てしまうんである。そんなことで12時過ぎ羽田空港到着。夏札幌から帰る時、飛行機から降りた

途端、東京の暑さがむっと押し寄せる不快感が今日はあまり無いじゃないか。東京も雨だから気温が

ちょっと低いみたい。それなら浜松町の「PALATIN」のスマトラ激辛カレー・コールマンカレーを久々に

食べようじゃないか。作る人が代わったのか前と味が少し違うような気がするがやっぱり辛くていい。

夜 舟町 「おちあい」 お任せコース(ぬた、ジュンサイとろろ、刺身盛り合わせ、和風しゅうまい、イカ

とふぐ揚げ物・豚肉の味噌漬け焼き盛り合わせ、よもぎそば、チータンタン)、ビール(小)、麦焼酎 

@4500円                      

  

  

初めて「白洋社」にクリーニングを依頼してみた。標準コースだと4日もかかる?特急だと明後日の午

後7時に出来上る?じゃそれにして。結構時間がかかるもんなんだなぁ。そう言えば、我が人生の最初

のアルバイト先は小平市の小さなクリーニング店だった。自転車の荷台にグッズ生地の大きな箱を積

んで出来上った洗濯物のお届けが仕事だった。高校一年の夏のことだ。夜は「おちあい」に行く。こう暑

くては芋鍋を食べる気にならんわなぁ。で、〆はやっぱりよもぎそば。最後はお湯入れてチータンタン。

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7月 30日(火) 薄曇り 暑っ!

朝 家食 「ファミマ」の海老グラタン、ふすまパン

昼 荒木町 「アンシャンテ」 ハンバーグランチ(7種野菜の冷たいスープ、茹で野菜、ハンバーグ、持

参のふすまパン、デザート、コーヒー) 1000円 

  

歯科検診がてら歯石掃除をして貰いに年2回乃木坂の歯科医院に行くことにしている。10時半の予約。

寝る前に歯間ブラシを欠かさなければ、虫歯にはならないそうだ。私は毎晩やっているもんね。それに

しても歯石の掃除はツライ。年に2度だからガマンだぞ!耐えた甲斐あり、真っ白なピカピカの歯になっ

た。11時半、今からタクシーで移動すれば荒木町の内科の午前診察に間に合う。大阪で引いた風邪

の薬は札幌で全部飲んでしまったし、1週間前の血液検査の結果も聞きたいし。血液検査の結果を聞

く時はちょっと緊張する。「えーっとねぇ、どっこも悪くないですよぉ。血糖値のHBA1Cなんて4,7だも

んね」って。中性脂肪もコレステロールもガンマーGTPもこの日計って貰った血圧も含めてオールOK。

やったぁ!!もっとも糖尿病の薬飲んでのHBA1C数値だけどね。「アンシャンテ」でモリモリ食べる。

夜 荒木町 「宮わき」 お通し:冬瓜煮、酒肴三種盛り 750円、山形茶豆 600円、フルーツトマト 

400円、煮穴子 950円、鱧と新玉葱の玉〆 1800円、冷たいソーメン 850円、生ビール 2杯、

麦焼酎 「ふしぎ屋」 Wロック2杯、シングル 1杯 @1万円

  

  

「宮わき」は今の場所に開店してから1年余りになるが、いつも賑わっている。京料理の「八平」で修業

した若きご主人が料理を作り、美人で毛筆が得意な奥さんが飲み物とホールを担当。ちょっと遅めに行

けば空席もあるが、人気の食材は売り切れになってしまう。明日アップしようとパクパク日記を作ってい

たら8時過ぎになってしまった。メニューを見て、これにしよう!と思った料理が3つもオシマイになって

いた。ほらね。でもまだまだ美味しいものがあるもん。鱧と新玉葱の玉〆、冷たいソーメンで満足!会

計をお願いすると1万円。「ピタリ賞出ないの?」「今度見えた時、生ビール1杯ってことでどうです?」

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7月 31日(水) 曇り

朝 家食 実だくさん味噌汁

昼 家食 麻婆豆腐、サラダ、実だくさん味噌汁、ふすまパン

昨夜「宮わき」の帰りに買い物して、今朝見だくさんの味噌汁を作った。こう暑くては料理も悪くなってし

まうので、朝食べ、昼食べて完食。濃い出汁で味噌を少ししか使わないから塩分も抑えられる。こうした

実だくさんの汁には柚子胡椒を溶いて食べると一層旨い。アラスカKルーズのパクパク7月2週作成。

夜 四谷3丁目 「鮨処 のがみ」 お通し:茶豆、肴:明石〆胡麻鯖(生と炙り) 1260円、白イカ(福

岡) 940円、大船渡カツオ 1260円、焼き立て玉子焼き、いくら 630円、シャコ 940円、握り:

新イカ、新子2枚づけ、ネギ赤身巻(半分)、納豆巻(半分)、生ビール 2杯、麦焼酎ボトル 

@1万100円

  

  

  

今週は週末から岩手に出かけ、来週は長い海外旅行が待っている。そろそろ両方準備しないとなぁ。

パクパク日記を無事アップし、「のがみ」のブログで今夜のネタを調べてみると、私の大好きな新イカと

新子があるではないか。新イカとはスミイカの赤ちゃんイカのこと。新子はコハダの子供時代。先月来

た時はホントに小さくて、5枚づけでようやく1貫になった。先月が幼稚園児だったとしたら、今日は小学

校高学年くらいかな、2枚づけだった。いつも穴きゅう巻(半分)を食べるが今日はネギトロにしようか。

え?マグロのトロは置かないから赤身にしましょうか?これはネギ赤身巻って言うのかなぁ。女将さんと

いつものように朝ドラ話も盛り上がる。鮨屋に行く前「白洋社」でクリーニングされた洋服を受け取った。

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8月 1日(木) 晴れ

朝 アーモンド、ヨーグルト

昼 新橋 「末げん」 かま丼定食 1050円、たつた揚げ 1260

  

10時55分美容院に到着した。オーナーのH形さんが地元(大宮)のお祭りがあるので早仕舞いする

んだって。だから客の私も11時の開店前に店に入ったわけ。1時過ぎ、「末げん」に行く。この時間なら

待たずに座れる。アラスカから帰国した日に大垣に住むタカミちゃんが、この店でかま丼定食とたつた

揚げ単品を完食したと聞き、悔しくて仕方なかった。私だって食べられるもん!負けないぞ!ってことで

同じものを注文。但し私のかま丼はご飯少なめだけど。食べた。ゲップが出るが全部食べてやった!

夜 舟町 「無門」 前菜盛り合わせ、枝豆 780円、うざく 880円、とうもろこしのかき揚げ 680円、

イベリコ豚旨辛(ブーヒー)しゃぶ鍋 2200円、生ビール 2杯、麦焼酎「佐藤」 @8140円

  

  

「末げん」の帰りに新橋の電器屋で「RICOH」が私の愛用するコンパクトカメラ(CXシリーズ)の生産を

終了したと聞き、はらほろひれ〜とカラダ中から力が抜けた。何ちゅうこっちゃ!厚くて重いけど、素晴

らしいカメラだと絶賛していたのに。CX1、CX2. CX3.CX6と4台も買ったんだよ。それなのにCX6を

最後に生産が終わったそうだ・・・涙。乃木坂でプラズマ治療を受けて帰宅。CXシリーズのことを考え

ていたら、何だか辛いものを食べたくなった。夕食で辛いもの・・・ブーヒー鍋ね。その前にとうもろこしの

かき揚げを食べる。今年はたくさんとうもろこし食べたなぁ。最近ブーヒー鍋のお替りはしたことないよ。

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8月 2日(金) 晴れ

朝 アーモンド、ヨーグルト

昼 荒木町 「タイ料理 Im Aroy」 タイグリーンカレー(サラダ、スープ付き) 850円、持参のふすま

パン 

   

「タイ料理 Im Aroy」は3回目。ランチもいろいろメニューがあるが、ナゼかいつもグリーンカレーだ。

一日延ばしにしていた2つの旅準備、いったいいつやるんだ!今でしょ!だって明日出発なんだもん。

ってことで、国内2泊3日、海外16泊17日の準備を同時に始めた。国内は真夏の恰好、海外は涼しい

土地で高地の寒さ対策も。えーっと、これはどっち?あぁ、こっちだぁ。ありゃっ、違う違う・・・。もう頭も

荷物もグシャグシャになりながら、何とか荷造りをする。ほっ。あとは連句宴会ねと思ったら、I親ビンか

ら緊急メール。ご都合悪くなり、急遽今夜の宴会欠席されると。残念!すぐ店に変更の連絡を入れる。

夜 舟町 「山灯」 4200円の山灯コース(前菜盛り合わせ、鱧と焼き茄子の吸い物、お造り:おこぜと

めばる、鱸の彩り焼き、加茂茄子のオランダ煮、穴子と湯葉の炊き込みご飯、漬物、赤出汁、桃と

シャーベット)、生ビール、麦焼酎 @6500

  

  

先月7月4日満尾した歌仙 「野を行くに」の巻の打ち上げ兼反省宴会。急な仕事が入った雅房も30分

の遅刻で駆けつけた。反省会では宗匠より一句ごとの感想や捌きの意見を伺うのが楽しみである。し

かし今夜は宗匠が止むを得ない欠席。一番古手ということで学級委員役を勤める私が音頭をとって

「自習」的反省会となった。「この句は難解だったけど、次句を得て生き生きしたねぇ」なんてね。さぁ、そ

して一番盛り上がるのは、ボツ句から一番ヘンテコリンな句を選んで36句繋げる「裏歌仙」つくり。大笑

いしながらの作業である。「〇〇さんこんなマトモな句ばかりじゃ困りますよ。裏歌仙用にヘンテコ句を1

句提出してくださいね」。その後は「永遠の甘えん坊」雅房のお喋りタイム。作品集作成担当は森林だ。

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8月 3日(土) 東京も盛岡も晴れ

朝 アーモンド、ヨーグルト

朝―2 スーパーはやて号グランクラス ミニ和弁当、黒烏龍茶

  

    赤はこまち号、緑はスーパーはやて号               全部で18席のグランクラス         

早起きしてパン焼きやらシャワーやら。そして「あまちゃん」を観てから出発。我が家から東京駅まで30

分あれば悠々だ。今日から恒例「不美子の旅」。今年は岩手県2泊3日の旅で、メインエベントの祭りは

盛岡のさんさ踊りである。8時57分発スーパーはやて号のグランクラスのチケットをゲットしているのだ

よ、ふふふ。グリーン車が飛行機のビジネス席だとしたら、グランクラスはファーストクラスかな。全部で

18席しか無いし、他の客は車両に入って来ることが出来ない。不美子の会のメンバー・小S子さん、大

S子さん、R子の3人は私の席に来ようとしたが阻まれたそうだ。軽食出るの?和洋ある?和がいい!

昼 盛岡 「盛楼閣」 盛岡冷麺(辛口) 900円

    

せっかくのグランクラスだったが、2時間ちょっとで盛岡に着いてしまった。盛岡は東京より。ちょい涼し

いくらい。盛岡で最初にすること。駅前にある「盛楼閣」で盛岡冷麺を食べること(笑)。これまでも何度

も食べているからそれほど美味しい店でも無いと知っているのだが店の前に行ってみると長蛇の列!

何と30分も待ってしまったよ。盛岡冷麺の辛さの段階は、辛味別から特辛まで7段階。辛いのが大の

苦手のR子はしたから2番目の「ひかえめ」で、大好きの私は上から2番目の辛口。しかし、辛口は色

こそ真っ赤ではあるが、サッパリしてちっとも辛くは無いのだった。多い日は一日千食も売れるそうよ。     

午後のお茶 盛岡・紺屋町 「クラムボン」 コスタリカコーヒー 450円

  

         裁判所前の石割桜                            中津川では鮎釣りが                     

タクシーでグランドホテルアネックス盛岡。未だ早い時間だったので荷物だけ預かってもらおうと思った

ら、「お部屋の準備が出来ていますからどーぞ」って。未だ12時なのにね。今朝見逃した3人は客室で

「あまちゃん」の再放送を観る。お祭りが始まるまで、盛岡の町を散策。中央通り裁判所前には有名な

石割桜。北上川に合流する中津川では鮎釣り人が数人。数分見ていただけなのに、全員にアタリが来

ていた。これって「イレグイ」状態って言うんだろうね。暑ッ!!与の字橋を渡って左折して数分歩いた

場所に「クラムボン」というステキなカフェがあった。コスタリカコーヒーを飲んで涼んだ。「白龍」前でじゃ

じゃ麺も食べたかったね、なんて話しながら桜山神社に行ってお参り。大通りをぶらぶら歩いて帰った。

  

  

  

  

さてさんさ踊りである。小S子さん、大S子さん、R子の3人は1時間前からビールをチビチビ飲みな

がら場所取りしてNTT前のちょっと高い場所を確保。私は一眼レフカメラを首からぶら下げて、あっち

に行ったりこっちに行ったり。さんさ踊り3日目は午後6時から始まった。先ずは輪踊り。会場の1`に

渡る中央通りには3つの保存会が踊り始め、私の目の前は「山岸さんさ踊り保存会」の面々だ。太鼓と

笛そして踊り手。やがて左方向からパレードの先頭が近づいて来る。先頭は5人のミスさんさとさんさ

太鼓連だ。さすがやねぇ、みんな美人だし、踊りも太鼓も上手だわぁ。それからは次から次へと市民団

体のパレードが続く。大学、病院、企業、地域グループ、子供会、伝統集団、スポーツチーム・・・その数

なんと42!どのチームにも太鼓と笛と踊り手と。何とも賑やかで楽しそうだ。2時間で腹一杯になる。

夜 盛岡 三陸五十集料理 「鬼の手」 8千円コース(先付け:青豆湯葉・茶巾蒸しの亀甲餡がけ、前

菜:枝豆豆腐・白ダツ腹子載せ・磯つぶ澤煮・海老芝煮・根曲り竹焼き、お造り:マグロ・ほうぼう・

アワビ宿かり、アイナメ雲丹挟みの吸い物、和牛たたき、吉次煮付け 野菜の炊き合わせ、揚げも

の:ずわい蟹・海老と帆立と枝豆のかき揚げ、まめぶ汁、安比高原アイスクリームフルーツ添え)、

生ビール、麦焼酎ボトル「いいちこスペシャル」 @9400

   

  

    

ホテルの前からタクシーで送って貰って今夜の夕食場所「鬼の手」に行く。宿泊先のホテルに勧めらて

予約したものだ。盛岡では良い値段と思うが、8千円のコースである。いやぁ、さんさ踊り、予想してい

たより遥かに楽しい踊りだったねぇ、市民参加のお祭りは良いよねぇ、と今夜を振り返る。今晩パレード

に参加したチームは42だったが、これが4日間。延べどの位の市民が参加しているのだろう。それこそ

盛岡市民全員にとってのお祭りだなぁと実感。美味しいコースの食事は当初冷麺であったが、昼と重な

るので断ったところ、今注目の「まめぶ汁」が出て来た。醤油味の実だくさん汁で胡桃と黒砂糖を刳るん

だ団子が入っている。「おかずだかおやつだかわかんね」というのはそうゆうことなのだ。でも思ったよ

りはサッパリしている。楽しい祭っこ見で、ウメモノ喰っで、ウメ酒飲んで、はぁ〜今夜は良い日だてぇ。

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8月 4日(日) 盛岡も遠野も晴れ

朝 盛岡・グランドホテルアネックス盛岡 「G-クレスト」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

  

ツイン2部屋。R子と私、小S子さんと大S子さんが同部屋だ。さんさ踊り期間で満室とあって、朝食会

場は地下1階の「G-クレスト」の他に2階宴会場にも設けられている。「G-クレスト」は以前バーラウンジ

で、その昔このホテルに泊まった時は何度か飲んだ思い出もあるのだ。ここの朝食ヴュッフェは料金が

1260円と安いが和食あり、カレーありと結構充実。納豆ご飯もカレーもどっちも食べてしまったのだよ。

チェックアウトして9時遠野に向けて出発。朝食後、小S子さんと大S子さんが駅まで歩いてレンタカー

を借りてホテル前につけてくれた。チェックアウトして9時遠野に向けて出発!いつか行きたいと思いな

がら、これまで機会がなかった遠野。遠野と言えば、柳田国男の「遠野物語」であり、河童伝説であり、

座敷童子であり、語り部による民話であり、人馬が同居した南部曲り家である。カッパ渕では、外国人

の男の子がきゅうり1本を餌にカッパ釣りをしていたが、釣れた様子は無かった。それにしても凄い暑さ

だ。汗だらだらで「伝承館」(入場料310円)に行く。曲り家の奥の御蚕神堂には、農業と馬と蚕の神様

オシラサマが千体展示されていた。板の間には囲炉裏が切られテープが流れる。「昔昔の話だと・・・」。

昼 遠野・蔵の道 ズモナハウス 「TANTOTANTO ナポリタンハンバーグゼット 1260円、アイス

コーヒー 350円

    ナポリタンハンバーグゼット

遠野駅近くの蔵の道エリアに地ビールZUMONAビールが経営しているらしい「TANTOTANTO」で

ランチ。R子と私は、ハンバーグもサラダもナポリタンも食べられるナポリタンハンバーグゼットを注文。

どっさりついて来たフライドポテトは大S子さんに食べて貰う。スープ以外の味はまぁまぁか。店の壁に

ポスター発見。ナヌ遠野市民会館に清水ミチコが来ている?午後2時開演って今じゃない。行きたい!

夜 湯川温泉・山人「福膳坊」 (4人で)夕食コース(地野菜のバーニャカウダー、前菜盛り合わせ:岩

牡蠣のトマトソース焼き・岩魚)塩焼き・自家製豆腐とポテトの摺り流し・温泉牛梅ジュレ、すっぽん

パイスープ、南部かしわの唐揚げ、枝豆とジュース、岩手和牛山椒焼きと温野菜、山人風冷麺、

夏苺のアイスクリーム)、生ビール 2杯、麦焼酎4合 

  

  

  

遠野から北上し、花巻温泉を抜けて更に北上。ほっと湯田駅を通過して更に進むと湯川温泉の「山人」

に到着する。「山人」と書いて「やまど」と読ませる。山里に住む人とか樵など山中で働く人といった意味

らしい。数ヶ月前ネットで見つけた時は「お洒落な宿みっけ!」という感じで、全員楽しみにして来た。3

箇所に4部屋づつ合計12室あり、我々は玄関近くのメゾネットタイプの2部屋。今夜は大S子さんと同

室である。渓流沿いにある野天風呂「湯場一寸」は予約貸切制。2部屋あるから1時間借りられた。私

は部屋の温泉風呂にしたが、熱くて熱くて往生した。メゾネットってカッコ良いように見えて、寝室兼荷

物置き場の2階と居間の1階を何度も往復しなくっちゃいけないから結構面倒臭いわなぁ。庭側部屋の

前にはナゼか水が溜められていて、そのせいか蚊など虫が多くてバルコニーには出られないじゃん!

夕食は7時から食事処「福膳坊」で。2番目に出た前菜盛り合わせは4品あり、その中の1品が岩魚一

匹の塩焼きだから相当腹に堪える。次のすっぽんスープの上にはでっかいパイ皮が被せてあった。全

員楽しみにしていた唐揚げだが、骨ごと揚げてあり、油っこくて1つでいいや。既にゲップ出てくるのに

箸休めは枝豆とジュース???この宿の料理のコンセプトは何なのだろう。もう結構という程の満腹!

 渓流沿いの野天風呂「湯場一寸」

夜―2 湯川温泉・山人・靖山樓の客室にて バースディケーキ

  

S子さんと大S子さんの誕生日は8月。ということで、「不美子の旅」が夏行われる場合(これまで11

年ずっとそうだった)、お二人の誕生日祝いをするのも通例になっている。余りに満腹なので、バースデ

ィケーキと飲み物は客室に運んで貰って「おめでとう!」。それからだらだらケーキを食べたのだった。

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【今週の振り返り】

昨年1月末スタート(起首)した歌仙 「野を行くに」の巻は、先月7月4日挙句が治定され、満尾(まん

び)となった。歌仙とは連句であり、江戸時代には俳諧とか俳諧連歌とも呼ばれて人気を博した集団文

芸である。ご存知とは思うが、有名な松尾芭蕉は専門に俳諧に携わる「俳諧師」だったのだよ。スタート

句の第1句を発句(ほっく)と言うが、これを独立させたものが後に俳句と呼ばれることになる。NHK

別番組ドラマ「坂の上の雲」で香川照之が演じた正岡子規の主張が大きく影響した。今回巻き終えた

「野を行くに」の発句は宗匠であるI親ビンの「野を行くに逆光も良し霜の朝」である。

1部メンバーは替わったが、これで11の連句を巻いたことになる。20年間で11歌仙。芭蕉の頃の俳

諧は、宗匠と連衆(れんじゅ)が一堂に会して詠んで行くから、36歌仙であれば数時間で巻き終わった

ハズだが、私達の場合は文音(ぶんいん)だからやたら時間がかかる。おっと、正確に言えば文音(ぶ

んいん)ではないな。文音はハガキなどの郵便で句のやり取りを行うこと。連衆1句ハガキで投句。宗

匠即ハガキでボツを知らせ、連衆再び1句考えハガキで・・・これじゃぁタイヘンだわ。おい!その連衆、

投句する時は4〜5句は出さねばダメだべ。1句じゃ宗匠に失礼だべ。私達はファックスを使って連句を

始めた。そして今はメール。575の長句も77の短句も横書きさ。フォントもいろいろで。芭蕉宗匠が生

きていたら、びっくりするべなぁ。アハハ。蛇足ではあるが、当ホームページ名「夢子倶楽部」は私の俳

号「夢子」から命名したものである。

句のやり取りはこうして超高速手段になったが、宗匠も連衆も皆忙しい。仕事とか出張とか転勤とか講

演とか研修講師とか山登りとか水泳とかスキーとかゴルフとか骨董市とかサーフィンとか京都とかアフ

リカとか南米とか歌舞伎とか・・・。宗匠も連衆も年を取ったから、自分の順番なのにコロッとそれを忘れ

ちまうとか、提出されている句をずーっと見過してしまうとかいろいろあって手間どるわけよ。そんなこと

で「20年間で11歌仙」というわけだ。11歌仙巻いても私はちっとも上達しないのだけど、皆さんはどん

どん進歩している。羨ましいぞ!

松尾芭蕉は「おくのほそ道」紀行で東北に行った。福島の白河の関、宮城県の多賀城と松島、そして岩

手県の平泉に入ったが、その後北上することなく左折して山形に行ってしまった。ならば私達が北上し

よう!さんさ踊りに行こう!ということで週末から盛岡に向かった。東北三大祭といえば、仙台七夕まつ

り、青森ねぶた祭り、秋田竿灯まつり(1日当たりの入りこみ数順)。四大祭りとなると山形花笠まつり

が入り、五大祭りでようやく盛岡さんさ踊りが登場する。

開催は8月1日から4日間。太鼓、笛、踊りの3パートで構成された団体が、「サッコラチョイワヤッセ」の

かけ声と共に踊りながら賑やかにパレード行進していく。独特なのは多くの太鼓で、「日本一の太鼓パ

レード」とも呼ばれる。2007年にはさんさ踊り30周年を記念して「最も多い数の和太鼓演奏」の挑戦

で2571名の太鼓がギネス世界記録に認定されたが、現在では優に1万を超えるそうだ。さんさ踊りは

悪さをして暴れていた鬼の退散を喜んだ人々が退治してくれた三ッ石の周りをさんささんさと踊り回っ

たのが始まりとされている。各地で踊られたものを統一された踊りとしてまとめ、昭和53年から盛岡さ

んさ踊りが始まって今年で36会を迎えた。踊りは伝統と第2、第3、第4の4種類あって、各団体はその

どれか、あるいは組合せを選んで踊るのだ。

初日の8月1日は大雨だったそうだ。私達が見た3日目の8月3日は、気温25度位で湿度が低く、そよ

そよと気持ちの良い風が吹く夜であった。前踊りの輪踊りが終わる頃、5人のミスさんさとさんさ太鼓連

を先頭にパレードがやって来た。小さな子供、小学生、中学生、高校生、大学生、ネエチャン、ニイチャ

ン、オジサン、オバサン、ジイさん、バアさん。あらゆる年代の男女が太鼓を叩き、笛を吹き、踊り回る。

パレードに参加している高揚感からかどの顔もピカピカ輝いている。観ている側のあちこちから声がか

かる。「〇〇ちゃん、ガンバレー!」「△△ちゃん、カッケー!」。太鼓を叩く音、バチの音、笛の音、かけ

声、時々鉦の音も混じって夏の夜空に響き渡る。盛岡市民みんなの祭り。いいなぁ、祭りはいいなぁ、

東北の夏の祭りはいいなぁ。

              オラも若い頃太鼓さ叩いだっけニャ

           バックナンバーのトップへ       夢子倶楽部のトップに戻る

      ただいまー!長らく留守しましてすんません。未だ暑いけど、そろそろ

           夏の終わりって感じですね。

 パクパク日記3週分溜まっちまいました。いつ作るんでしょうねぇ、はぁ・・・。