パクパク日記13年8月2週
東北地方から戻って、昨年に続きオーストリアのインスブルックに避暑に行った
インスブルック
北イタリア・ブレッサノーネ
8月 5日(月) 東北は曇り 真夜中に大雨
朝 岩手・湯川温泉・山人「福膳坊」 朝食膳+ハーフバイキング
駅に温泉がある北上線ほっとゆだ駅 中尊寺参道
中尊寺金色堂はここからは見えんよ
五月雨を降り残してや光堂 毛越寺・大泉ヶ池
先週土曜日から東北岩手県に来ている。土曜日の夜は盛岡さんさ踊りに酔いしれ、日曜日は遠野に
行った。そして昨夜から湯川温泉のオシャレな宿「山人」(やまど)に投宿している。メゾネット2階の寝
室で、大S子さんとほぼ同時に目を覚ます。隣の部屋では小S子さんとR子が寝ているので未だ白川
夜船だろうなぁ。大S子さんは渓流沿いの野天風呂へ、私は部屋風呂。朝食は食事処で7時半から。
セットされるものとヴュッフェに並べられるものがあって全体的にはバラエティに富んだ料理が並んだ。
昨夜の夕食コースより、朝食の方がよくね?しかし、味噌汁はかなり不味かった。チェックアウトして平
泉へ。2時間はかかるかと覚悟したが、スイスイ進んで1時間強で中尊寺に到着。いや着いたのは駐
車場で中尊寺の本堂に行くには上り坂をだらだらだらだら登らねばならず、有名な金色堂に行くにはさ
らにだらだら歩かねばイカンのよ。結構涼しい日ではあったが、汗ダラダラで滝のように流れる。八幡
堂、弁慶堂、薬師堂、地蔵堂などを見てようやく中尊寺の本堂。はぁ。そこから500m先の拝観券発行
所で拝観券を買ってようやく金色堂に入ることが出来るのだ。はぁ。金色堂はピッカピカに光っておった。
車で10分程走れば毛越寺(もうつうじ)。ここは3度目だが、大泉ヶ池が好き・・・だったのだが、久しぶ
りに来てみると何だか風景が変わってしまったような。中尊寺などと共に世界文化遺産に登録された。
今日行った中尊寺、毛越寺に松島瑞巌寺、山形立石寺は「四寺廻廊」という巡礼コースになるそうだ。
昼 岩手・一関 「自雷也」 牛ロース焼き定食 1995円、持参のふすまパン
一ノ関の道の駅で岩手土産を買って、一ノ関駅へ。駅前にレンタカー屋があり、その真ん前にR子がラ
ンチ好捕にしていた「自雷也」があってチョー便利。「不美子の旅」最後の食事だし、ちょっと豪華に行き
ますか、と牛ロース焼き定食を注文。あれ・これだけ?1995円でこれ?一ノ関で?ちょっとガッカリだ。
遅い夜 荒木町 「やくみや」 お通し:出汁豆、ポテトサラダ 500円、温かい出汁豆腐 700円、茄子
とトマトのグラタン 800円、とうもろこしのかき揚げ 800円、冷や汁ソーメン 800円、生ビール
2杯、麦焼酎「知心剣」 2合、おみや:ポテトサラダ @7600円
東北新幹線で東京駅へ。行きのスーパーはやて号は所用時間2時間20分、帰りのフツーのはやぶさ
号は2時間36分だった。昔は特急でも6時間かかったし、夜行寝台を利用することが多かったから、
今の速さは夢みてえだ。タクシーで帰宅し、汗で濡れた衣類を洗濯機の前で脱いでは放り込んでいる
時、インタホンが鳴って早くも1階ロビーに香港在住K岩が来ていた。やだぁ、ワタシ裸じゃん!慌てて
着替えて1階に。夏休み中の彼女は前半実家の高知に帰って、お母さんと次女と3人で直島・高松を
旅し、一旦香港に帰って3日働き、また日本に帰って来て娘2人と東京で遊んでいるのだそうだ。まぁ、
ワタシも落ち着かない生活しているから大きな声では言えないが、彼女のエネルギーにはいつもタマゲ
ル。香港のペニンシュラホテルの特製月餅を届けに来てくれたのだ。ありがとねー!それからは7月4
週をチョー集中して作成し、午後9時半にほぼ完成。やれば出来るじゃん。これで7月3週と7月4週の
2週分同時にアップ出来るぞ。夕食は「やくみや」で。午後10時近くなってしまった。あぁちがれだぁ。
「昨日お客さんに貰ったんだけどあまちゃんのじぇじぇじぇバッジ要る?」「要る!要る!」。オラ嬉しい!
_______________
8月 6日(火) 曇り 広島68回目の原爆の日
朝 家食 米ぬかパンの「やくみや」ポテトサラダサンド
昼 家食 ふすまパンの「やくみや」ポテトサラダサンド、トマトスープ
6時起床。昨夜は酔っ払って帰って来てからもパソコンに向かい、寝たのは2時近くだったのに、マジメ
だなぁ、私は。昨日東北から帰って洗濯した衣類はすっかり乾いている。その中からインスブルックにも
って行くパジャマやシャツなどを畳んでスーツケースに入れる。あとはふすまパン焼き&真空パック作
業だ。今回は16日+前泊の17日間と長いから量が多くて面倒いぞ。そうそういつもふすまパンを買っ
ているローカーボ食品研究所で、新製品として米ぬかパンを発売するのだそうだ。先日見本を送ってく
れたので昨夜オミヤにして貰った「やくみや」のポテトサラダを挟んで食べてみた。味?特に感想無し。
夜 成田・日航ホテル成田 「サンセットラウンジ」 晩酌セット(野菜スティック、生ビール2杯) 1500
円、三種冷菜盛り合わせ 1880円、春巻き2本 460円、彩り野菜炒め小 1000円、麻婆豆腐小
1000円、麦焼酎ロック2杯 @7348円
真空パックしたふすまパンをスーツケースに入れて空港宅配ジャルABCに預け、昨夜作った2週分の
パクパク日記をアップ。礼状を3枚書いて手荷物の準備をしていたら、ぐったり疲れた。これから出かけ
るのに疲れていてどーする!その上あちこちでゲリラ的に雨が降っているそうだ。手荷物も普段よりか
なり多い。じゃ、成田までタクシーで行っちゃう?おいおい、そんなに自分を甘やかしていいのかよ!将
来グレちゃうかもしんないよ。たまにだからいいじゃん。たまって感じじゃねーだろ!はいはい。今度だ
けってことで。時折り激しく雨が降る中をウツラウツラしながら成田へ。あら!フロントを含むホテルのロ
ビーがリノベーションされ、イメージを一新していた。へぇ、やるもんだねぇ。夕食は相変らずの「サンセ
ットラウンジ」で相変らずの中国料理を出前で取って、相変らずの晩酌セットでビールを飲むのだった。
________________
8月 7日(水) 成田は晴れ フランクフルトは激しい雷雨 今日立秋
第1食 成田・日航ホテル 「セリーヌ」 朝食ヴュッフェ 2100円、
第2食 成田空港 ANAラウンジ きつねうどん、稲荷寿司、ウーロン茶
5時半に起きてシャワーを浴びて髪を洗う。6時過ぎには1階の「セリーヌ」で朝ご飯を食べ始める素早
さだ。昨日楽させて貰いましたきに、お陰で疲れがとれましてのう。坊主頭の若者達がお盆持ってウロ
ウロしていたが、後刻聞いたところでは、その中に100m走10秒01を記録したスーパー高校生桐生
祥秀君がいたんだそうだ。見つけられず残念!空港に向かう送迎バスの中で同じタグをつけたご夫婦
と隣合わせになった。後に親しくさせて頂くK井ご夫妻だった。イミグレを通過して免税ショップ辺りでM
浦夫妻とバッタリ。ANAラウンジでM渕R子さんと再会。久々の「司牡丹海老の会」全員集合である!
第3食 ルフトハンザ航空 成田=フランクフルト ビジネスクラス機内食
第4食 ルフトハンザ航空 成田=フランクフルト ビジネスクラス機内食
今日は暦の上では立秋。なのに今日から日本列島をモーレツな暑さが襲うそうだ。当面の間。残暑厳
しくってことね。そんな日にインスブルックに旅立つことをお許しください。てへ。9時45分発のルフトハ
ンザドイツ航空でフランクフルトに向かう。例のドデカイ飛行機エアバスA380だ。今年だけでA380に
乗るのは5回目だなぁ。ついでにフランクフルト空港に行くのも今年5回目。乗る直前に新聞と週刊誌を
自分で選んで2階席に直接搭乗する。ビジネス席は2−2−2の配列でスリッパとミネラルウォーターは
既に各席ポケットに入っている。食事が始まって、ドイツ白ビールの後にフランスの赤ワインを飲もうと
思ったら、日本人CAが「正直申し上げてオススメしません。カルフォルニアの赤になさった方が良いで
す」って。勧められないワイン積むなよな。観たい映画が無かったので、山形サンテレビの「ラーメン王
国」、「深夜食堂」、「京都専科」、「神戸牛」のテレビ番組4本立て続けに観る。2食目は和食にした。メ
ニューに「うなぎご飯」とあったから。うなぎ高騰につき機内食でしか食べられまへん。旨くは無いけど。
第5食 オーストリア航空 フランクフルト=インスブルック ビジネスクラス機内食
予定より少し早く午後2時過ぎフランクフルト空港に到着。目的地はオーストリアのインスブルックだが
シェンゲン協定ってのがあるから、最初のシェンゲン圏(ヨーロッパ26ヶ国。英国やアイルランドなどは
違うよ)であるドイツでイミグレ審査を受ける。混み合うルフトハンザのラウンジで時間を潰し、午後4時
過ぎルフトハンザ便と言いながらオーストリア航空のプロペラ機に搭乗。ところが離陸前に凄まじい雷
雨が!小さい機体に激しく雨が降り続ける。外は何も見えない程だ。そんな中30分遅れで離陸。スリリ
ングやなぁ。そのうちウソのようにカラッと晴れて、インスブルックに近づくにつれ、機体はチロルアルプ
スギリギリで飛ぶ。迫力あるなぁ。四方を山々に囲まれたインスブルックの町が見えて来た。いや、懐
かしいぞ!タラップで機外に出ると、ヒンヤリするハズの空気が「モヤ〜」。あらら?暑いやん!えぇ!
第6食 インスブルッグ・ホテルオイローパ客室にて 鮭おにぎり、ウィスキー
1年ぶりのホテルオイローパ。既に滞在している懐かしい顔も見える。昨年屋根しか見えない内側の部
屋だったので道路側を希望していたのだが、行ってみると何と同じ部屋じゃん!ぶつぶつ・・・。明日部
屋換えて貰うことにして今晩はガマンね。飛行機で貰って来た鮭おにぎりつまみにウィスキーをゴクリ。
________________
8月 8日(木) インスブルックは曇り ちょっと暑いぞ!
朝 インスブルッグ・ホテルオイローパ 「シュトゥーベル」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
昨年も食べた朝食ヴュッフェ
ホテルオイローパの目の間は中央駅 イン川沿いにある市場
ホテルオイローパが昨年から進化したこと。NHK国際とJSテレビ(主にNHKでフジテレビも)が入った
ことと、湯沸し器が備えられたこと。昨夜は午前3時にトイレに行ったら、そのまま眠れなくなった。5時
にはシャワーを浴びて、朝食前にはパッキングもほぼ完了。6時28分朝食会場には1番乗りする。昨
日到着したM島添乗員と23人は、現地コーディネィターのモラスさんの案内で午前9時から市内オリ
エンテーションに出かける。昨年来たからわかってはいるが、M浦さんやR子さんは初めてなので私も
参加。昨日空港に着いた時の生温かいモヤ〜とした空気は今日「暑い!」と言われ評判が悪い。何よ、
これ!インスブルックの気候じゃないじゃん!汗ふきふき、中央駅やデパートや市場などを見学。普通
の旅と違って、旅程は特に無い。暮らすように自由に過ごす。だから町のことを知らないと困るのよね。
昼 インスブルッグ・ホテルオイローパ 「シュトゥーベル」 ビーフクリアスープ、チキンのソイソース ラ
イスと野菜添え、持参のふすまパン、フレッシュフルーツサラダ)、生ビール小 3,3ユーロ
アンブラス城全景 見事な鎧や甲冑のコレクションがある
一足早くホテルに帰って、客室を移動した。2階の内側から1階の道路側の客室へ。角部屋で中央駅
が真ん前だ。2階の部屋よりちょっと手狭だが、明るいのがいい。よし、これからこの部屋で13泊だ。今
日のランチは2日目ということでホテルのレストランで。食事が終わってからカンタンな自己紹介タイム
があった。午後郊外にあるアンブラス城見学ツァーに参加した。バスで30分、小高い丘にあるルネッサ
ンス様式の城。チロル大公フェルナンド2世が平民出身妃フィリピーネのために改築拡張した城でトル
コからの戦利品や武具甲冑の見事なコレクションが展示されていた。帰りのバスは満員で蒸し風呂。
夕方のお茶 インスブルック中央駅地下 「マックカフェ」 アイスカプチーノ 2,45ユーロ
夜 インスブルック 「360°」 50ユーロコース(地元牛のカツと春雨サラダ、コーンとジンの泡スープ、
焼き帆立添え、鮭のソティとシトラス、ミントアイスクリームとチョコムース)、生ビール小 2,9ユーロ、
白ワインと赤ワインのボトル (2本のワインボトルはM浦さん選 4人で) 計75ユーロ
水曜日と日曜日はホテルのレストランで食事する以外、昼も夜も自由食。食事の相手がいない人やど
こに行くかNOアイデアの人のために、毎日「ランチここに行きましょう」「ディナーご一緒しませんか」と
事務局の誘いがある。今日は市庁舎ビルの最上階にあるオシャレなレストラン「360°」でどうですか
という提案だったので4人は参加することに。待ち合わせ場所であるマリアテレジア通りのアンナ記念
柱に行ってみると、何と24人もいるのだった。中央駅前のホテルオイローパの他に旧市街に近いグラ
ウアー・ベアとヒルトンの3つに現在6グループが滞在しているのだ。まぁ大勢いても、私らは4人で座
るのであまり関係は無いが。3面がガラス張りでインスブルッグの町がよく見える。でも1面はガラス張
りではないから店の名前は「270°」じゃないのかなぁ。コースは3つあった。欲張りのワタシとナオさん
(M浦夫の方)は55ユーロの一番量が多そうなのを、それほどは食べないトシコさん(M浦夫人)とR子
さん(M渕さん)は44ユーロのコース。一番安い40ユーロコースはパスタとリゾットという炭水化物だら
けの内容だった。ワインは「ワイン学徒ナオさん」が白と赤を選んでくれた。彼の選択に間違いは無い。
料理もワインもどっちもグッド。既にワインの旅で3度ご一緒している仲間だが、誘って良かったな!
________________
8月 9日(金) 曇り夕方から雨 長崎68回目の原爆の日
朝 インスブルッグ・ホテルオイローパ 「シュトゥーベル」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
午前中のお茶 ノルトケッテ山頂 「Hafele karslubn」 カフェラテ 3.5ユーロ
昼 インスブルック 「シュティフツ・ケラー」 6本の焼きソーセージ マスタードとザワークラフト 7,1ユ
ーロ、生ビール小 2,5ユーロ
晴れた日のノルトケッテ連峰 展望台は濃霧で何も見えない・・・ 早いお昼はソーセージとビール
早朝4時から目が覚めて小1時間ベッドでゴロゴロしていた。だから今朝も朝食は一番さ。去年も一人
参加でご一緒したI山さんは、今年はお友達を誘って4人で参加。I山グループは毎朝全員が6時半に
揃って朝食を食べている。夢子グループ4人はいつだってバラバラ。好きな時に来て勝手に食べるとい
うわけよ。午前中は、インスブルック市内から北に見える山々・ノルトケッテ(北の鎖の意)に行く。昨年
も行ったが、ノルトケッテは何と言ってもインスブルックの象徴だからね。ケーブルカーで標高800b、
1本目のロープウエェイで1900bへ、さらに2本目のロープウェイで2200bの山頂駅へアッという間
に着いてしまうんである。寒い!そして深い霧で何も見えない!晴れていれば、インスブルックの町を
一望出来るのに・・・。雨も落ちて来たので山小屋カフェに逃げ込む。去年飲んで美味しかったココア+
コーヒーの「チョチアート」はメニューから消えていた。何も見えないんだから帰りましょ。こんな高地に
羊がいるからビックリだ。ケーブルカーの山岳動物園で下車した人達もいた。11時であったが、旧市街
の「シュティフツ・ケラー」で早昼を摂ることに。去年も2度食べたお気に入りの6本の焼きソーセージ
マスタードとザワークラフトそして生ビール。11時50分にはホテルに帰り着替える。午後もお出掛け。
午後のお茶 インスブルッグ郊外スワロフスキーワールド「カフェ」 カプチーノ 2,45ユーロ
午後1時の送迎バスでスワロフスキー・クリスタル・ワールドに向かう。インスブルック郊外のヴァッテン
スにある工場の隣地にスワロフスキー創立100周年を記念して造られた体験的ミュージアムである。
入口は「緑の巨人」の頭。「緑の巨人」の口は滝になっていていつも盛大に水を吐き出している。面白い
でしょ?昨年初めて来た時は私も驚いたが、M浦夫妻もR子さんもビックリしながら嬉しそうだ。往復の
バス代と入場料(計19,5ユーロ)は、旅行会社から支給された48時間有効のインスブルックカード(4
8ユーロ)で支払う。そうそう、昨日のアンブラス城も午前中のノルトケッテの交通費(27ユーロ)もこの
カードを使った。ミュージアムの中は遊び心いっぱいでクスリと笑ったり、見惚れたりで楽しい。ミュージ
アムを出たところに巨大なスワロフスキーショップがあることは言うまでも無い。R子さんが買い物して
いる間、3人は隣接しているカフェでお茶。「緑の巨人」の顔カタチしたクッキーがついてくるのだった。
夕方のお茶 インスブルック中央駅地下 「マックカフェ」 アイスカプチーノ 2,45ユーロ
昨日の夕方一人でこっそり中央駅地下にある「マックカフェ」でアイスカプチーノを飲んだ。あまりに美味
しくて叫びそうだった。「うんめー!!!」って。で、スワロフスキーワールドの帰り3人を誘う。チュー!
夜 インスブルッグ 「ネパール料理 ヒマル」 モモ(ノンベジタブル)(2人で) 10,5ユーロ、クララ・タ
ルカリ 10,3ユーロ、持参のふすまパン、生ビール大 3,2ユーロ、白ワイン 5ユーロ、赤ワイン
5ユーロ
夕方から雨が降って来た。雨の中歩くのもツライので夕食は一番近いイタリアンに向かった。ところが。
「予約してない?満席だよ!」。ガツーン。「じゃ、ネパール料理ヒマルに行き先変更!」。一応YUMEK
O組のリーダーらしいワタシはそう決める。しかし、ようやく辿り着いた「ヒマル」も予約で一杯だと断られ
かけた。「ここで良いです!」と入口近くの席に強引に座る。「ヒマル」では去年2度食べた。カレー好き
だから。注文するのはいつだって同じ。今夜も同じ。ネパール風蒸し餃子のモモを2人で一皿、チキン
マサラソースカレーのクララ・タルカリ、そして生ビールと白ワインと赤ワイン。辛くは無いがカレーだ。
________________
8月 10日(土) 北イタリア・ブレッサノーネもインスブルックも快晴!
朝 インスブルッグ・オテルオイローパ客室にて 「まるちゃん」のミニワンタン、バナナ、香港ジェニーク
ッキー、緑茶
午前のお茶 国際列車食堂車にて カプチーノ 2,5ユーロ
5時半起床。今日の朝食はレストランに行かずに部屋食にしよう。お湯を沸かして「まるちゃん」のミニ
ワンタンを作り、飛行機で貰って来たバナナと香港K岩から貰ったジェニークッキーでカンタン朝食。JS
テレビでは朝8時から「あまちゃん」を放映する。嬉しい!今日もじぇじぇじぇ!の展開だった。今日は終
日北イタリアのブレッサノーネに行く。9時10分中央駅地下に集合。エクスカーションに参加する場合、
ホテルピローパは駅の真ん前だから実に便利だ。北イタリアのブレッサノーネまでベローナ行きの国際
列車の特急で1時間半だが、20人参加のところ指定券(3.5ユーロ)は6枚しかない。抽選に外れた人
達のためにインスブルックに期間駐在員や添乗員が座席確保のために応援に来てくれている。食堂車
に空席を見つけてずっと座っていようという作戦だ。9時25分汽車が入って来た。食堂車を探す。後ろ
から2両目が食堂車だった。よし!席確保。全員どこかに座れた。カプチーノ(2,5ユーロ)をチビチビ。
こじんまりしたブレッサノーネの町 モーツアルトが弾いたオルガン 教会廊下には見事なフレスコ画が
指定席より食堂車の方が安上がりでいいねぇ、なんてお喋りしながらブレンナー峠を越えイタリアに入
る。10時56分ブレッサノーネ駅に到着。わぁ〜爽やか〜。インスブルックも昨日の午後辺りからグンと
涼しくなって来た。頬を撫でて行く風が心地良い。この風東京にいる皆に届けたいなぁ。ブレッサノーネ
はイタリアだが、元はといえばチロルの古い町。だから7割以上がドイツ語を使用する。人口2万人の
コムーネだが、司教区の司教座がある。昨夜の雨がウソのような雲一つ無い青空。広場の横に川も。
昼 北イタリア・ブレッサノーネ 「Indie Traube」 (4人で4種シェア) 海老のタリアッリ 14,5
ユーロ、ナポリターナピッツァ 6,5ユーロ、Quatletana Stsrgioniピッツァ 8,3ユーロ、シーフードの
スパゲティ、スティルウォーター @15ユーロ
ランチは自由食だったが、全員添乗員が勧めるイタリアンに行く。4人だからピッツァ2種、パスタ2種を
注文してシェアして食べようということに。ピッツァはローマタイプの薄手生地だった。ピッツァはこっちが
良い。ナポリタイプの厚手の生地はキライだ。海老のパスタは、卵黄をドッサリ入れたタヤリンというパ
スタのようでもあるし、中華の伊府(イーフー)麺のようでもある。ところが、添乗員オススメというシーフ
ードのスパゲティは倍の時間茹でたようなベチャベチャ麺。会計に来た主人らしい男性に伊太利語が
出来るR子さんが「これとこれは美味しかったけど、このパスタは茹で過ぎだったわよ」と言うと怒りだし
た。「そんなこと言われても無理だ!」とか何とか。一緒にたくさん作り過ぎなんだってば。反省無しだ。
おやつ 北イタリア・ブレッサノーネで ジェラート(キャラメル) 1.5ユーロ
フリータイムに誘われてジェラートなんて食べてしまった。2時から教会に行き、モーツアルトがイタリア
に演奏旅行に行く途中で立ち寄って弾いたと伝えられるオルガンを観る。その隣の大司教館。ここの廊
下には17世紀描かれたフレスコ画が見事な形で残っている。うん、これは見応えがある絵ですなぁ。
夜 インスブルッグ 「ピアノバー」 テンダーロインステーキ(小)セット(サラダとレシュティル付き)
23,1ユーロ、生ビール大 3,6ユーロ、白ワインと赤ワインのボトル (2本のワインボトルはM浦
さんが選んだご馳走してくれた! 4人で飲む)
帰りの特急も食堂車に乗り込み、無事座ってインスブルックに帰った。いくつもあるトンネルを通過する
時、ナゼか車内の明かりがつかず、ずっと真っ暗だったのが妙に可笑しかった。インスブルック中央駅
の地下には大きなスーパーマーケットがある。今日のようなエクスカーションに参加した時は、帰りに水
やビールなどを買って帰ることが出来るからとても便利だ。しかも、駐車場を通ってくれば、ホテルの地
下から上がって来ることが出来るので雨の日などは助かる。さて、今夜はお気に入りのレストラン「ピア
ノバー」を予約している。ピアノはあるが、特に誰かが弾いているわけではないのにどうしてこんな店名
をつけたのかしらね。観光名所の黄金の小屋根近くにあって、広場では市民達の吹奏楽演奏が行わ
れていた。ここのテンダーロインステーキが旨い。ナオさんが大を女性陣3人は小を注文してペロリと
食べた。付け合せのサラダが瑞々しくたっぷりあっていいね。ワインはナオさんが選んでご馳走してく
れた。実はM浦さん夫妻と私は16日コースなのだが、R子さんだけ8日間コース。つまり来週火曜日R
子さんは帰国するのだ。明日の夕食はホテルで、月曜日はイベントがあるので今夜が4人だけで過ご
す最後の夜というわけである。これまでのワイン旅を思い出して笑うがこの旅もやがて思い出になる。
________________
8月 11日(日) 晴れ
朝 インスブルッグ・ホテルオイローパ 「シュトゥーベル」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
6時に起きてレストランで朝食。ご飯と味噌汁を日本人のために用意してくれているが、去年試したの
で食べる気がしない。その代わり、中国人客がせっせと食べているようだ。ホテルの入り口には旅行会
社が私達滞在客のためにコーナーを設けて毎日お勧めエクスカーションや食事の誘い、天気予報など
が張り出されている。今日は終日「SLアッヘンゼー鉄道とアッヘン遊覧船」コースに行くことにしている。
8時半中央駅に行ってみると、何と参加者は32人!添乗員も3人がつくことになった。9時8分の特
急に乗って1ツ目イェンバッハ駅下車。ここからSLアッヘンゼー鉄道に乗る。機関車が後ろから2両を
押す形で7`の勾配を45分かけてゆっくりゆっくり走るのだよ。車掌が検札に来るのもご愛嬌である。
昼 アッヘンゼー湖畔 「フィッシャービルト」 サラダバー、きのこパスタ 7ユーロ
SLアッヘンゼー鉄道 標高930bのアッヘンゼー 湖周辺にはたくさんのホテルが
平地になると機関車は先頭に回って引っ張る形で走る。400b登って来たことになるので終点アッヘン
ゼーは標高930bで、ブルッとする程涼しい。「ゼー」ってドイツ語で湖のこと。SL列車を降りたら、すぐ
そこが遊覧船乗り場。2階席に座る。湖の水の色はエメラルドグリーンで美しいなぁ。いくつかの停船駅
に寄り、一番北側の駅で下船した。湖畔の「フィッシャービルト」でランチ。きのこパスタと鱒のグリル、
鹿肉のソティの3種から選ぶ形で、同じテーブルに座ったS井夫妻と我々4人は全員パスタを注文。こ
れにサラダバーが付いて7ユーロは安いよね。午後はフリータイム。湖の周りをブラブラ歩く。水はいか
にも冷たそうなのだが、泳ぐ人もいて寒そうだ。トラクターを飾り立てて大集合しているグループもいる。
遊覧船にまた乗って一番賑やかな街でもフリータイム。昨日の続いてジェラートを食べてしまったよ。
夜 インスブルッグ・ホテルオイローパ 「シュトゥーベル」 (ミックスサラダ、ウィーン風グヤーシュソー
セージ パスタ添え、クリームキャラメル サワーチェリー添え)、生ビール大 5ユーロ、白ワインと
赤ワインのボトル (2本のワインボトルはM浦さん選 4人で) ドリンクのみ@28ユーロ
今夜も4人でワイン2本空けた
今日日本では「138年ぶりに最低気温が最高気温になった」のだそうだ。最低気温が30度超えちゃう
なんてね。四国の四万十市では40度超えたそうだし。それに較べると、ここは別天地だ。インスブルッ
ク市内でも最高気温は22度だったらしいが更に涼しいアッヘンゼーに行ったからなぁ。今夜は日曜日
だからグループの人達とホテルで夕食。今夜もナオさんが白と赤のワインを選んでくれた。こうゆう人と
食事するとワイン選びに間違いが無いからチョー有り難い。イェンバッハ駅から乗った列車のコンパー
トメントで一緒になった男性の話を思い出した。今日のランチの際、いつもは飲まないのに、たまには
頼んでみようかと白ワインを飲んでみたらとんでもなく不味かった。「忘れていましたが、白ワインって本
当に不味いんですねぇ・・・」と呟いたのだ。同じ白ワインを頼んだナオさんとR子さんは一口飲んで「マ
ズッ!」と飲むのを止めたアレだ。「いえいえ違います。あれは特別に不味かっただけで、美味しい白ワ
インたくさんあるんですよ」と必死に説明というか説得というか弁明した私達。アハハの話であったね。
________________
【今週の振り返り】
先週土曜日から今週月曜日まで岩手県に2泊3日した。盛岡、遠野、秋田県境に近い湯川温泉、そし
て平泉と一ノ関。内陸ばかりだったから、東日本大震災の爪痕は何も見なかった。その代わり岩手県
は「あまちゃん」で沸き立っていた。盛岡駅に降り立って真っ先に目に飛び込んで来たのは「まめぶもい
いけど岩手牛もね」の大看板。現役時代は、仕事の関係もあって盛岡には年に何度も訪れていた。そ
の頃の岩手と言えば、わんこ蕎麦であり、盛岡冷麺であり、じゃじゃ麺だった。あっ、盛岡三大麺は今も
健在か。汁モノと言えば、小麦粉を練って固めたものを手で引きちぎって実たくさんに投げ込んで作る
ひっつみ汁であり、生ウニとアワビの豪華ないちご汁だった。それがいきなり「まめぶ」だもんなぁ。さん
さ踊りの後行った「鬼の手」のコースにもしっかりまめぶ汁が入っていたし。
朝ドラ「あまちゃん」は行く先行く先に溢れていたのだよ。中尊寺見学のため訪れた平泉駐車場近くの
食堂の大看板には「じぇじぇじぇ!」の文字が躍っていた。これマズクね?平泉は世界文化遺産だべ。
それがいきなり「じぇじぇじぇ!」だもんな。世界文化遺産としての美観を損ねる!なんてカタイ方々が言
うような気がするんだけど。問題ねぇべか。遠野でも一ノ関でも道の駅に行った。そこには必ず「あまち
ゃん」の大きなポスターが貼ってあって、観光客の注目を集めていた。岩手編と東京編のポスター2枚
貼りである。どこだったか、このあまちゃんポスターの前でオジサン3人が爪楊枝せせりながら話してい
たのを私は聞いてしまった。
A「これ人気あるらしいな」
B「あぁ、これの本(脚本のことらしい)あのミヤフジてのが書いたんだべ」
AとC「・・・・・」
C「ミヤフジでねぇぞぉ、クドウだべ!クドカンって言うべ」
B[あぁ、クドカンな、それそれ]
ロケ地であり、北三陸の舞台となった久慈には観光客が押し寄せているという。岩手県にとっても甚大
な被害だった東日本大震災であるが、朝ドラが町おこしのキッカケになり、岩手の人々が朝から笑って
おられるのは嬉しいことだ。遠野で語り継がれる昔はなしの最後は必ずこの言葉で締め括られる。「ど
んどはれ」。めでたしめでたしという意味だ。
その岩手県から帰ってすぐオーストリアのインスブルックに来た。去年は1人で来たので、時々エクスカ
ーションに参加するが、基本は町をぶらぶらし、公園のベンチで本を読んでウツラウツラする日々だっ
た。今年はワイン旅仲間「司牡丹海老の会」3人をお誘いしての4人参加だ。しかもR子さんが8日間で
帰ってしまうので、今年はせっせと出かけて観光に勤しんでいる。とても忙しいインスブルックだが、そ
れもまた楽しい。帰国するのは再来週半ば。それまでどんな滞在になるかな。
ボク達も中尊寺犬学じゃなく見学
*
出発が近づいています。時間がありません。でももう1週分作って
でかけたい気持ちはあります。間に合わなかったらゴメン。
間に合わなかったら、次回更新は9月16日頃かな。
残暑ご自愛ください。