パクパク日記13年10月2週

            秋なのに10月なのにまた夏が来た!だから寒いドイツに行く。

           マイセン博物館   ドリスデンの天使

10月 7日(月) 曇りのち晴れ  蒸し暑い!

朝 家食 7つの野菜とつくねのスープ、ふすまパン、バナナ

遅い昼 東銀座 「歌舞伎茶屋」 秋味蕎麦(松茸・海老・舞茸天) 1200

  

今週半ばからドイツに出かけるので(ってアンタはいつもそんなこと言っちょるじゃないか。はぁ、さよう

で・・・)、旅の準備とかパクパク日記作成追い込みとか他にもいろいろあって忙しい。朝ちょっと食べた

だけで昼食を食べないまま歌舞伎座に向かう。今月歌舞伎座夜の部は415分と開演が早いからチ

ャチャッと食べられる「歌舞伎茶屋」で思いっきり遅い午後345分秋味蕎麦食す。もちろん旨くない。

遅い夜 東銀座 「スモールワンダーランド」 (3人で) お通し:トリフとかぼちゃの冷製スープ、チーズ

盛りあわせ 、フォアグラ・マグロカルパッチョ・パテドカンパーニュとサラダの前菜盛りあわせ、イノ

シシとトマトとローズマリーのフィットチーネ 1400円、ブルーチーズとフォアグラのリゾット 1800

円、山形産仔牛のロースト 3000円、生ビール 2杯づつ、白ワインのボトル @8100円

  

  

  

片岡仁左衛門の11月、12月の休演が先日発表され気落ちしていた。右肩腱板断裂の手術をされる

由。しかし今月の舞台は続けられるとあって安堵した。今月の歌舞伎座は「義経千本桜」の昼・夜通し

狂言。昼の部は先週木曜日に「鳥居前」、「渡海屋」「大物浦」、「道行初音旅」を観た。「鳥居前」は花形

が、銀平・知盛は吉右衛門が、佐藤忠信・源九郎狐を菊五郎が演じた。そして夜の部は「木の実」「小

金吾討死」、「すし屋」のいがみの権太は仁左衛門、権太女房小せんに秀太郎、弥助・維盛は時蔵、お

里に孝太郎、鮨屋弥左衛門に歌六。悪党なのに愛嬌が滲み出る権太はいいなぁ。最後は棒涙棒涙で

よく見えんぞ!仁左衛門さん、早く良くなって元気に復帰して下さい!最後は「川連法眼館」、いわゆる

「四の切」である。「道行初音旅」に続いて佐藤忠信・源九郎狐は菊五郎。一昨年から亀治郎=猿之助

のスピーディ&アクロバティックな「四の切」ばかりを何度も観て来たから、菊五郎の源九郎狐は動きが

少なくて時が止まったようにも思えるが、これは堂々とした音羽屋型であるのだなぁ。一緒に観たマキコ

と歌舞伎座すぐ裏の「スモールワンダーランド」に行くとA先生が待っていた。この店、予約もネットなら

メニューもiパッド。高齢者には無理かもしれない。お通しのトリフとかぼちゃの冷製スープを一口飲むな

り、「この店ワタシ好き!」とマキコ。ジャッジ早過ぎっしょ、と言ったものの確かにいいわなぁ。歌舞伎座

からチョー近いし、値段も手頃だし。ブルーチーズとフォアグラのリゾットがムッチャ濃厚で旨かった!

                    _______________

10月 8日(火) 晴れ 今日も暑いぞ 10月に最高気温30度!

 アーモンド、バナナ

昼 恵比寿 「マトリョーシカ」 スペシャルランチ(はと麦のっけサラダ、ボルシチ、煮込みハンバーグ、

雑穀バターライス、ドリンク)、持参のふすまパン @1180

先島諸島では強い風雨が吹き荒れた台風24号だが、関東地方辺りへの影響は季節外れの暑さ。何

だよ、この暑さは!30度は観測史上2番目の10月の高温なんだってさ。町を歩いている人達は衣替

えで仕舞ったばかりの夏服を早くも引っ張り出して着ているようだ。アヂアヂと言いながら恵比寿に行

き、「マトリョーシカ」でランチを食べて、アヂアヂと言いながらエステに行った。S戸さんにリンパの流れ

を良くして貰ってアヂアヂと言いながら帰宅。パソコンの前で集中して汗をかき、9月4週をアップした。

夜−1 舟町 「舟町一期」 お通し:白黒胡麻豆腐飛び子添え、焼き茄子 500円、鴨ネギ水餃子 

830円、海老真丈サンド揚げ 630円、イカの燻製肝醤油 550円、稲庭うどん(冷) 680円、

「お土産:釜飯(浅利と鶏ごぼう)、エビス生ビール 620円×2杯、麦焼酎「知心剣」500円Wロッ

ク @8110円

  

  

つい最近ワタシはこの店の存在を知った。聞いてみれば、昨年の11月に開店されたそうだ。ビルの3

階じゃあ歩いているだけでは気がつかないからなぁ。カウンターに座ってメニューを眺めれば、美味しそ

うな料理がズラリと並ぶ。黒豚しゃぶ鍋は1人前から出来るんだぁ、イベリコ豚や牛舌料理もあれば、

パスタもある!お酒が進みそうな気の効いた料理は創作和食というらしい。目移りしてなかなか注文が

決まらない。そこに登場したお通しの白黒胡麻豆腐飛び子添えの旨いこと!焼き茄子は大好物だ。海

老真丈サンド揚げは、昔何度か行った赤坂「与太呂」の鯛飯コースで出て来た揚げパンを思い出した。

赤坂「与太呂」は3年前ご主人が亡くなって閉店し、六本木「与太呂」は健在の由。そうそう、今日から

ワタシのマンションのゲストルームにワイン旅仲間のM浦夫妻が滞在されている。明朝の食事にこの

店の釜飯はどうかしら。メールする。即返事「2人前頼む」。浅利と鶏ごぼうを注文すると、具ごとに違う

浸け出汁に米を浸すところから始まり、実に丁寧に釜飯を炊かれるのだ。その間、イカの燻製肝醤油 

と稲庭うどんを食べながら飲みながら炊き上がりを待った。ホカホカ炊き立ての釜飯持ってご馳走様。

夜―2 四谷三丁目 「カラオケバンバン」 生ビール、麦焼酎ダブル (ゴチになった)

  

マンションのロビーでM浦夫妻と再会。8月インスブルック以来だ。釜飯2人分お渡しし、お土産を頂い

たのでそれぞれ部屋に置いてからカラオケに出かけた。これまで4回の海外旅行と国内飲み会のお付

き合いだが、カラオケは初めて。インスブルックではエアヨーデルで喝采を浴びたナオさんのお得意は

演歌ですかぁ。ワタシはT子さんと「地元に帰ろう」、最後は「潮騒のメモリー」。「あまちゃん」ソングね。

                    _______________

10月 9日(水) 晴れ 今日だって暑い! 新潟県は35.2度の猛暑日!

 アーモンド、バナナ、低糖ヨーグルト

昼 荒木町 「やくみや」 ランチ(鰯のフライ タルタルソース、豚肉と小松菜のオイスター炒め、卯の

       花、ご飯(ごく少量)、味噌汁、持参のふすまパン 800円

    

明日は午後スーツケースを預けて成田前泊する日。お尻に火がついている。今日も相変らずのアヂヂ

であるが、寝室に冷房入れて旅支度にイソシム。今度添乗されるM崎さんから連絡があって、ドイツは

相当寒いらしい。コートは必須だって。日本はこんなに暑いのにね。新潟県ではフェーン現象で35度を

超えたらしいぜ。信じられん。よし!荷造りほぼ終了。ちょっと遅くなってしまった昼食は「やくみや」に行

く。昼は初めて。今週のメインのおかずはタルタルソース添えの鯵のフライだった。美味しいランチだ。

夜―1 荒木町 「「鈴なり」 1万5千円季旬爽快コース(鮑・車海老・白ダツ・生ウニの温かい餡かけ、

八寸:鱈の白子・子持ち鮎の有馬煮・柿のクリームチーズ和え・石川芋・串銀杏・白海老のこのわ

たのせ・カラスミのワイン煮・蛸・クチコのバチコ、鱧と松茸のお吸い物、生ウニのこぶりな玉地蒸

し、ふぐ炙りのポン酢和え、あずきハタ・本マグロ・白イカ・ブリのお造り、信州産松茸の炙り、A

仙台牛 おろしと広島菜和え添え、アワビの石焼き肝醤油、松茸の炊き込みご飯・いくら・シジミの

赤出汁・香の物、ミルク羹と抹茶アイス)、生ビール、(4人で)白ワイン(シャルドネ)ボトル、赤ワイ

ン(ラングドック)ボトル @21500

  

  

  

  

  

洗濯機を回しながらパクパク日記10月1週の作成に取り掛かる。昨日アップしたばかりなのに何て勤

勉なんでしょ、ワタシ。シャカシャカシャカ・・・・集中・・・シャカシャカシャカ・・・・・。半分作ったところで時

間切れ。残りは明日だ。午後550分マンションの1階ロビーで待ち合わせ。2階のゲストルームから

降りて来られたM浦夫妻とR子さんが白いソファに座っていた。R子さん、いらっしゃい!彼女はインス

ブルックに1週間滞在されただけで帰国した。さぁ、「司牡丹海老の会」会場の「鈴なり」に向かいましょ

う。「鈴なり」はミシュラン1つ星店に関わらず、鈴なり(4500円)、華やぎ(6000円)コース主体の安くて

美味しい料理店。これにふぐやすっぽんが加わると当然高くはなるが、昨今高級食材を使った「季旬爽

快コース」(1万5千円)も始められたというので予約した。その上、いつもはビールと焼酎ばかりだが、

ワイン飲み仲間の「司牡丹海老の会」なので白赤ワインのボトルをナオさんがチョイス。ふぐ、バチコ、

アワビ、信州産松茸、鱧、A5和牛、いくらと確かに高級食材がドンドコと出て来る。バチコはR子さんが

ご主人の土産にするからと取られてしまった。料理旨い!ワイン旨い!話面白い!今夜もサイコーだ。

夜―2 舟町 「TWENTY GROUND おつまみ、「山崎」ロック (ナオさんにゴチになった)

  

「今夜はカラオケ行かないのぉ?」というR子さんの意見は3人とも聞こえないふりをして「TWENTY 

GROUND」に行く。ここでLPレコード聴きながら静かにお酒飲みましょうよ。「司牡丹海老の会」終了。

                  _______________

10月 10日(木) 晴れ 今日も引き続き暑い

 アーモンド、バナナ

昼 家食 ランチパック卵のトースト、オニオンスープ、無糖ゼリー

  

早く起きて旅出発前の恒例作業、ふすまパン焼き作業をしているとM浦さんからメールが来た。8時半

過ぎなのにチェックアウトされたそうだ。同じ建物にいたなんて不思議。またお出で下さいな。真空パッ

クしたふすまパンと昨日洗濯して乾いた衣服を入れてスーツケース完成。3時頃F山通運がピックアッ

プに来てくれた。大昔はこんなサービスが無かった(あるいは知らなかっただけか)からヨイショヨイショ

と重いスーツケースを運んだものだが今は楽チンだ。パクパク日記10月1週作成終了。もの凄いスピ

ードで作るから内容はもちろんいい加減である(涙)。今新宿に向かえば5時半のリムジンに間に合う。

夜 成田・日航成田 「サンセットラウンジ」 晩酌セット(生ビール×2杯、野菜スティック 1500円)、鉄

板餃子 800円、彩り野菜炒め(小) 1250円、麻婆豆腐(小) 1250円、生チョコ(サービス)、麦

焼酎「知心剣」ロック (何とかカードで20%オフ) @5708円

  

  

新宿西口からリムジンバスに乗ると、だいたい90分で成田空港の第二ターミナルに到着する。普通は

料金3千円だが、期間限定で若者と65歳以上のシニアは2千円の割引きになる。但し現金支払いに

限ってね。空港からはホテルの無料送迎バスで移動する。今回は昼間工事で騒音もあるということで

ワケ有り低価格の部屋を予約していたのに、またグレードアップして貰って恐縮至極。7時半、11階に

あるいつもの「サンセットラウンジ」でいつもの晩酌セットで夕食を始める。いつもの中国料理出前であ

るが、焼き餃子なんて注文してみようかな。かなり味が濃くて白いご飯が恋しい。彩り野菜炒め好き!

                     _______________

10月 11日(金) 成田は晴れて暑い! ドイツ・ミュンヘンは晴れて寒い!

第1食 成田・日航成田 「セリーヌ」 朝食ヴュッフェ 2100

  

昨夜JAL便が1機飛ばずに深夜乗客がこのホテルに大勢泊まったらしい。そう言えば、ワタシも今年3

月カタール航空の夜便でタンザニアに向かうハズが、システム障害とかで午前1時に機材から降ろさ

れて、このホテルに送り込まれたことがあったね。エコノミー席の客はエクセル東急に、ビジネス席の客

は日航ホテルに宿泊したのだった。前回考えた納豆カレー(ご飯極少量)と味噌汁、サラダ、ヨーグルト

とお腹に溜まらない朝食にした。「あまちゃん」の次の朝ドラ「ごちそうさん」。オカメ顔だったアキ(能年

玲奈)とは対照的な般若顔のめ以子(杏)。下宿している帝大生の西門クンに「あなたには魅力がまっ

たくない」と言われていた。思わず「ワタシもそう思う」。西門クンこと東出昌大は去年「桐島、部活やめ

るってよ」でデビューしていきなり日本アカデミー賞新人賞を貰った。どこかで見たなぁと思っている人、

彼「あまちゃん」に出てましたよ!20歳の大吉さんは彼!18歳の春子の家出を止める駅員役だった。

第2食 成田空港 ANAスィートラウンジ きつねうどん、お稲荷さん

  

第3食 ANA 成田=ミュンヘン ビジネスクラス機内食 洋食、メイン:ビーフ、持参のふすまパン

  

         飛行機の窓から富士山が見えた!    最初の飲み物は決まってサッポロ黒ラベル       第1食は洋食コースだ

  

第4食 ANA 成田=ミュンヘン ビジネスクラス機内食 博多一風堂ラーメン

  

      シベリアの荒涼とした景色を空から       シベリア上空で博多一風堂ラーメン

ANAミュンヘン行きに搭乗。わずか2週間前にイタリアローマからミュンヘン経由で帰国したばかりだっ

た。ANAの欧州便は成田=パリ便を除けば、フランクフルト便、ロンドン便、そしてミュンヘン便ともビジ

ネス席はスタッカード席。ワタシはこれが好きでANAに乗っている。他の乗客を気にしなくて良いし、席

を前後にスライド出来るからモニター画面も見やすい。バックなど足元に置いておけるから薬やカメラ

の取り出しにチョー便利だ。映画「フランシスコの二人の息子」。ブラジル国民的デュオ「ゼゼ・デ・カマ

ルゴ&ルシアーノ」の実話で2005年の作品。これブラジル版「とんび」って感じの映画であるな。映画

「ローン・レンジャー」。子供の頃テレビで「ローン・レンジャー」を観て育った世代だから、ロッシーニの

「ウィリアムテル」序曲が流れると魂が踊り出す。あとは「ハイヨー!シルバー!の白馬だね。「ウィリア

ムテル」+白馬+キモサベである。あとはどーでもよろしかった。ビデオ「一風堂」社長のドキュメントを

観たら、ラーメン食べたくなった。で、2食目に博多一風堂ラーメンを注文。麺細くクドイ。好きじゃない。

第5食 ANA 成田=ミュンヘン ビジネスクラス機内食 和食膳

  

第6食 ドイツ・ミュンヘン ルフトハンザ航空セネターラウンジ ビール、カプチーノ

一睡もしないまま予定より30分早くミュンヘン空港に到着。気温6度!!飛び立った成田空港は30

近かったのに、この気温差はどうだろう。飛行機を降りたところで全員集合。といっても参加者6名と添

乗員M崎さん加え7名というこじんまりしたグループだ。イミグレ通過して暫し解散。ここで5時間の乗

り継ぎ時間がある。ルフトハンザ航空のセネターラウンジで本を読みながらビールをチビチビ。最近ス

カイプなんてのがあってこうしたラウンジの中で大声で電話している人が何人もいてイライラさせられる。

まぁそのお陰で眠らないでも済むんだけど。945分のルフトハンザ航空でドレスデンに向かった。

第7食 ルフトハンザ航空 ミュンヘン=ドレスデン  赤ワイン

                    _______________

10月 12日(土) ドイツ・ドレスデンは曇り 寒いぞ!  1ユーロ=約135円

朝 ドイツ・ドレスデン・ラディソンブルーパークホテル 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

  

昨夜ドレスデン空港からホテルに到着したのは11時半。ベッドに入ったのは午前1時だったが、疲れ

過ぎてなかなか眠りにつけなかった。到着した日はいつもこんなものだ。それでも5時半に起きてシャ

ワーを浴びる。6時半前1番に朝食レストランに行ったのだが、レストランがもう1ヶ所あってウロウロ。3

番になっちゃった。チェッだ。生野菜もフルーツも茹で卵もあるから良いことにするか。しっかり食べる。

    

                 専門職人達の素晴らしい技術で産み出されるマイセン焼きの工房を見学                交差した青い剣ガトレードマーク

美しい紅葉を眺めながらドリスデン近郊のマイセンに向う。その昔、白色磁器は中国や日本など東日

本でしか造ることが出来ない高度な技術を要した。その白滋製造技術をヨーロッパで初めて成功させ

たのが、ザクセン候アウグスト1世に仕えた宮廷錬金術師ベットガーだった。18世紀初めの頃だ。アウ

グスト1世はその技術が他に漏れるのを恐れてベットガーを城内に閉じ込めた。「酒はいくら飲んでも良

いからの、世のためdけにせっせと美しい白滋を造るのだぞ」。これがヨーロッパ初の王立磁器工場に

なった。マイセンの歴史である。10時から見学用工房に入る。1室ごとに造形や絵付けの職人達がそ

れぞれの仕事に打ち込んでいる。その作業の繊細なこと!ワタシはブキッチョの雄(女なのに)を自負

しておるが、彼女達の指遣いの細かさには恐れいる。マイセン製品はとても高価だが全部手仕事なの

だから当然か。2階3階はマイセン博物館。18世紀から現代までのマイセンが3000点展示している。

昼 マイセン 「レストランマイセン」 ソーセージ入りポテトスープ、ビーフ煮込み クヌーデル添え、マ

イセン風ワインクリームとフルーツソース、持参のふすまパン、カプチーノ 2ユーロ

   

  

3階博物館奥にはレストランがある。スープとメイン料理とデザート。特に美味しいわけではないが、食

器が全部マイセンというところが豪勢よね。売り場で見たから値段もわかる。このお皿は確か・・・・笑。

  

      ドレスデン旧市街・ブリュールのテラス        第二次世界大戦で破壊されたフラウエン教会と復旧された教会内部

ドレスデンに戻って市内見学。先ずはエルベ川にかかる2ヶ月前完成したばかりの橋を渡って新市街

へ。ギネスブックにも載っているという「世界で最も美しい牛乳屋」に入ってみた。チーズや牛乳石鹸な

どが売られていた。旧市街に戻る。ドレスデンはザクセン州の州都であるが、最も栄えた18世紀の前

半には代表的な建築物であるツヴィンガー宮殿が建立された。しかし、第二次世界大戦では徹底した

爆撃に遭って中心部はほぼ壊滅してしまう。戦後はソ連占領地にあったので東ドイツ領となって廃墟は

放置されたままだったと言う。東西ドイツ統一後、歴史的建造物が一つ、また一つと再建・復元されて

来た。ごく一部しか残らなかったフラウエン教会(聖母教会)もその一つで、現在は美しい教会として蘇

った。歴代君主たちをマイセン陶磁器で描いた100メートルの壁画「君主たちの行列」は現存している。

午後のお茶 ドリスデン・アルテ・マイスター絵画館「カフェ」 カプチーノ 2,8ユーロ

  

   ラファエロ「システィーナのマドンナ」    フェルメール「遣り手婆」         フェルメール「窓辺で手紙を読む少女」     レンブラント「ガニュメデスの誘惑」

ツヴィンガー宮殿には5つの美術館と博物館があり、中でもアルテ・マイスター絵画館は名画が多く見

逃せない。特に有名な作品はラファエロ「システィーナのマドンナ」。作品の下に頬杖をつく小さな天使

は人気者だ。フェルメールの初期の作品「遣り手婆」はちょっと意外な印象だが、フェルメール「窓辺で

手紙を読む少女」を観て安心する。他にもレンブラント「ガニュメデスの誘惑」、ルーベンスの「ガニュメ

デスの誘惑」やヴァン・ダイクの「赤いフカーフをつけた鎧姿の総司令官の肖像」、ジョルジョーネの「眠

れるヴィーナス」、ビントゥリッキオ「少年の肖像」、ティツアーノ「貢の銭」などがズラリ。お勧め絵画館。

 ドイツ・ドレスデン・ラディソンブルーパークホテル 鹿肉のパテと生野菜、ビーフコンソメスープ、ノ

ルウェーサーモン蒸し焼き、ティラミス、カモミールティ)、生ビール 3,5ユーロ×2杯、白ワイン 

6,5ユーロ、赤ワイン(サービス)

  

  

旧市街見学している間に雨が降って来た。傘を持たずにバスを降りてしまい、露店で5,5ユーロの安

物傘を買った。ホテルに帰ったのは615分、夕食は7時からホテルのレストランで。睡眠不足と疲

労したカラダにドイツビールが吸い込まれる。旨い!しかしあまり食欲ないよなぁ。ワタシとしては珍し

いことだ。鹿肉パテのパテもサーモン蒸し焼きも半分以上残す。母娘連れY中さんのお嬢さんが眠い!

と途中降板。次に「疲れた」と盛岡から参加のY口さんが帰る。最後は5人になってしまった。眠い!

                   _______________

10月 13日(日) ドリスデンもヴィッテンブルグもポツダムも晴れ

朝 ドイツ・ドレスデン・ラディソンブルーパークホテル 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

  

       ルターが「95条の論題」掲げた城教会扉     ヴィッテンブルグのマルクト広場            ルターとその妻カタリナの肖像画

5時起床。朝食前にほぼパッキング終了。ドリスデン滞在はもう終わりで、8時、200`離れたヴィッテ

ンブルグに向けて出発。合計7人しかいないが、ベルリンから迎えに来てくれた大型バスで移動だ。10

時半ヴィッテンブルグの城教会の正面玄関前にバスは着いた。マルティン・ルターがあの有名な「95

条の論題」を貼り付けた扉である。当時の木製の扉は戦いでとうの昔に焼けてしまい、現在は95カ条

が彫り込まれたブロンズ製である。ルターが生まれて亡くなったアイスレーベンの町と共に「ルターシュ

タット」(ルターの街)と呼ばれ世界文化遺産である。町の東の外れにある「ルターの家」。大学兼修道

院であった建物を宗教改革の後譲り受けたもので、教会としても家族との住まいとしても使っていた。

現在はエレベータもついた金ヂ的な博物館として公開されている。2017年には宗教改革500周年だ。

遅い昼 ポツダム 「Frederdorf」 大きなサラダ、ケーニヒスベルガー・クロプセ(豚肉の肉団子クリー

ムソース)、ベリーゼリーのカスタードクリームがけ)、持参のふすまパン、紅茶 2,1ユーロ

  

  

バロック様式の新宮殿               フリードリヒ大王が愛したロココ様式のサンスーシ宮殿は世界文化遺産

  

                ポツダム会談が開かれた英国風のツェツィーリエンホフ宮殿は紅葉真っ盛りだった

バスは更に北に向かいポツダムへ。2時近くなってようやくランチ。レストランは新宮殿敷地の建てられ

た簡易レストランである。サラダの馬鹿大きさに皆ビックリ!メインのケーニヒスベルガー・クロプセはケ

ッパーが程良く効いてなかなか。世界遺産なのに見ないのはもったいない!と5分だけサンスーシ宮

殿を見学した後ツェツィーリエンホフ宮殿に向かった。ポツダム会談が開かれた英国調の宮殿である。

この会談の途中で選挙のため英国に帰ったチャーチルは敗北して引退。会議には戻って来なかった。

夜 ベルリン 「マリティム プロアルテ」 マッシュルームクリームスープ、チキンソテー、持参のふすま

パン、チョコレートムース)、白ビール大 6ユーロ、白ワイン 8ユーロ、赤ワイン 8ユーロ

  

  

ポツダム会談は第二次世界大戦後の戦後処理を決めるための会議だった。2週間強の会談が終了し

た後、アメリカは降伏しない日本に広島と長崎に原爆を投下し、この会談に参加していたソ連のスター

リンは、トツゼン日本に対して攻め始めて北方領土を奪ったんだった。う〜む、どうもポツダムからの帰

りはムシャクシャする。2日後メールで知ったのだが、この日の夕方次兄宅の愛犬ムクが亡くなったそう

だ。6時過ぎベルリンに到着。夕食はホテルのレストランで。白ビールの大きなサイズをグビグビ飲む。

                          ______________

【今週の振り返り】

未だ新潟県の山深い小学生だった頃、私は短距離走でクラスの女子で1番だった。遅さがじゃなくて速

さが。で、1年から6年までが走る町内対抗男女リレー(なんてのがあったんですよ、当時)で、1年女

子の選手、つまりスターターになった。次兄は4年の選手だった。どうしてかはわからないが、その頃私

は顔を空に向けて走っていた。リレーの選手に選ばれてから、学校の先生に「顔は前を、あるいは足元

を見つめて走るように直しなさい。もっと速くなれるハズ」とアドバイスを受けた。その通りにしたらビリに

なり、以来速く走ることが出来なくなった。それからは「やるスポーツ」はキライになって「見るスポーツ」

専門、それに大人になってからは「させるスポーツ」が加わった。

昔の日本でプロスポーツと言えば、大相撲とプロ野球くらいしかなかった。ある時テレビでプロ野球を観

ていた。読売巨人のアメリカ人投手が四球を与えた時、「これで彼の四球は今季幾つ目」と呟いて一緒

に観ていた長兄がビックリしたのを覚えている。頭はあまり良く無いが、ある種の丸暗記だけは得意だ

った。高校生による甲子園は、中学時代は「ちょっと手を伸ばせば可能な」高校球児達がイキイキして

いて胸をトキメカシていた。ところが、六大学野球となると、急に「オッサン」という感じがしてどうにもイケ

ナかった。特にKO大学のグレーのユニホームは、モノクロテレビで観るとオッサン臭さが増して「カン

ベンしてくれ」って感じ。巨人の投手→監督になった藤田元嗣監督を気に入っていたのにKOOB

知ってガックリ来たものだ。

ま、それはともかく、東北楽天ゴールデンイーグルスのマー君こと田中将大投手が今年大記録を達成

した。春の開幕以来の負け知らずの連勝を続け、その数24!もちろんプロ野球新記録である。防御率

だって1.27だもんなぁ。凄いや。あいにく楽天の星野監督が大を5つつけても足りない位キライなので

彼を喜ばせているのが悔しいところではある。野村元監督こそが今の楽天球団や田中投手の実の育

ての親でしょうに。駒大苫小牧高校時代は、夏の甲子園2006年の優勝決定戦再試合で最後のバッタ

ーとなった田中投手。早実の斎藤祐樹投手に三振で倒れ3連覇を逃した。

ガッツポーズするハンカチ王子・斎藤祐樹を睨みつけるバッターボックスの田中将大の目つきをよく覚

えている。早大進学して六大学でも活躍した斎藤祐ちゃんの人気は激しくなるばかり。対して楽天に入

団してコツコツ地道にピッチャーとして努力を積み上げて来たマー君。現在の二人を比較してみれば、

日本ハムに入団した斎藤祐ちゃんは故障しがちで鳴かず飛ばず、田中マー君は日本を代表する大投

手におなりだ。ゴルフの世界も然り。飛ぶ鳥落とす勢いだった石川遼君の長く続く不調に対してプロ転

2戦目に優勝以来新人らしからぬ大活躍の松山英樹選手。人間の運命なんてわからないものであ

るなぁ。「持っているもの」を落とすこともあるのだなぁ。

今年3回目のドイツに来た。通算すればドイツは8回目か。しかし、かつて東ドイツだった土地にはベル

リンのみ。ドリスデンは是非来たかった場所だ。旧東ドイツにはバッハが生涯の後半をトーマス教会の

オルガニスト兼指揮者として過ごしたライプツィヒはだでなく、音楽界ではメンデルスゾーンやシューマ

ン、文学界ではゲーテも活躍した街だ。人生の後半を英国で過ごした「音楽の母」ヘンデルはハレの出

身である。「ヴァイマール憲法」で有名なヴァイマールは、生涯の大半を過ごしたゲーテ初め、シラー、

リスト、クラーナハなど各界のチョー著名人が過ごした街である。なんてドイツについては来週の振り返

りで書くことにしようかな。乞うご期待。ってほどでも無いとは思うけどね・・・。

                オメ自信なさそじゃね?   なしてワカル

               バックナンバーのトップへ        夢子倶楽部のトップに戻る