パクパク日記14年4月2週
ニューヨークとワシントンDCで美術館巡りとポトマック河の桜祭り
ロックフェラーセンター
ワシントンDCの桜
4月 7日(月) 晴れ
朝 バナナ、ヨーグルト、コーヒー
昼 曙橋 「Coco壱番屋」 野菜サラダ 185円、パリパリチキンカレー721円−小ライス51円+野菜
206円+2辛42円、持参のふすまパン、アイスコーヒー 103円
今日から新学期が始まる学校が多いらしい。生徒や学生諸君に希望やら不安やら期待やらが入り混
じる日である。さて、私だが、アメリカ旅行の出発日を明後日に控えているものの、先週金曜日の夜突
然痛みが出た膝を抱えて不安いっぱいである。今日のプラズマ治療で治して貰うしかない。で、治して
貰った。何とか10日間の旅に支障が出ませんように!治療後はカレー。カレー屋で1206円払った。
夜―1 荒木町 「うぶか」 8800円のコース(先付け:アスパラの煮凝り・富山の白海老・蛍烏賊・雲丹、
徳島産桜鯛と羽幌甘海老塩辛、毛蟹とこごみ・菜の花の椀、刺身:才巻海老の洗い、松葉蟹とふ
ぐ白子と筍、海老フライ実山椒のタルタルソース、タラバ蟹とスモークチーズ和え、駿河湾桜海老
と春キャベツの炊き込みご飯、赤出汁、香の物、デザート)、生ビール 700円×2杯、白ワイン
(シャルドネ) 4500円 @1万3000円
今夜は1年半ぶりに近所の甲殻類専門店の「うぶか」に行く。夫婦して甲殻類に目が無いSブーとR子
の3人は7時半に店に集合した。前回来たのは私の誕生日(当日だったけど、ナゼか前祝い宴会)の
夜で、高い方の7700円のコースを食べたが、今は8800円の1コースのみになった由。甲殻類専門
店だから、先付けの白海老から始まって、桜鯛のお造りにも甘海老の塩辛が添えられているし、毛蟹、
才巻海老、松葉蟹、海老フライ、タラバ蟹、炊き込みご飯にも桜海老と見事に蟹海老オンパレードであ
った。才巻海老の洗いと松葉蟹と河豚の白子の温物が印象に残る。SブーもR子も大喜びでSブーは
夫婦で再訪の勢いだ。その時R子の電話が鳴り今夜来れなかったサッカー小僧と2次会打ち合わせ。
夜―2 荒木町 「よつやこくている」 (5人で) おつまみいろいろ、生ビールなど 1万630円
ジェニファーとセバスチャン
「よつやこくている」奥の個室にはジェニファーとセバスチャンが待っていた。2人とも日本人で夫婦だ。
R子がどうしてセバスチャンなのかと本人に聞いた。「アルプスの少女ハイジに出て来る執事セバスチ
ャンのイメージよ」。すると妻ジェニファーが「えぇ?執事?私はずっと「リトルマーメイド」に出てくるコオ
ロギのセバスチャンだと思っていたわよ」。夫のセバスチャン「ヒドイよ、俺コオロギかよ。ずっとコオロギ
だと思っていたなんて」。R子が「あのぉ、「リトルマーメイド」のセバスチャンはコオロギじゃなくてカニで
すけど」。そこでSブー「蟹なら今夜一杯食べて来た!」。セバスチャンはJリーグチェアマンでもある。
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4月 8日(火) 晴れ
朝 無し
昼 家食 ノンオイル野菜カレー、「はふう」肉カレーペースト+ふすまドッグパン、「タニタ食堂」味噌汁
アメリカ行きは決定になったので、大車輪で働く。洗濯機を回しながら、荷作り、ふすまパン焼き、パク
パク日記作成・・・。アメリカは4都市行く予定なのだが、急に気温が上がった街もあるようで、薄着も持
って行かなくっちゃなぁ。そう言えば、今回添乗員からの挨拶の電話が無いぞ!旅行会社に連絡すると
添乗員は今日休みで一度連絡したが留守だったと言っているそうだ。一度電話して諦めるなんてねぇ。
夜 舟町 「山灯」 4200円の山灯コース(前菜盛り合わせ:姫さざえのウマ煮・芋茎の黄味酢かけ・白
和え・蛍烏賊の醤油揚げ・小柱・三つ葉の真砂和え、葛ハマグリのお椀、まこ鰈の薄造り、鱸の幽
庵焼き、山菜と米沢牛、筍と新玉葱桜海老餡かけ、鯛茶漬け風桜井温麺、黒胡麻のムース)、生
ビール 2杯、麦焼酎 @5780円
急いで作ったスーツケースは夕方宅配会社に預けた。次にパクパク日記3月3週を作成し、夜になって
アップした。やれやれだ。朝からゆっくり食事するヒマが無かった。「山灯」に行く。山灯コースは4200
円と安い上に、前菜盛り合わせからデザートまで8品ついてチョーお得。今日はお造りのまこ鰈の薄造
りが歯応えコリコリで実に美味しかった。コースには炊き込みご飯が付くのだが、1人なのでいつも桜井
麺という細めのうどんで温麺にしてもらっている。今日は鯛茶風にしました、なんて店長も遊び心ある。
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4月 9日(水) 晴れ 今日は24時間+13時間=37時間
第1食 アーモンド、みかん
第2食 新宿 「追分だんご」 おこわ御膳 1132円、豆かん 875円
アメリカ便は夕方出発が多い。今日も集合時間は出発2時間前の午後2時40分だ。こんな時は新宿
駅で「チョー違反食」と行こう。「追分だんご」で山菜おこわときしめん、それも餅入りというトリプル違反
のおこわ御膳を食べるのだ。イヒヒ。山菜おこわ旨い!きしめん旨い!ついでだから豆かんも食べよ。
第3食 成田ANAラウンジ きつねうどん(小)、稲荷寿司、ウーロン茶
第4食 ANA成田=ニューヨーク ビジネスクラス機内食(和食)
午後4時40分発ANAニューヨーク行き。スタッカード式の座席はいいなぁ。一番落ち着くよ。しかも窓
側席はよりゆったり出来るし。スタッカード式の座席だとスクリーンを近いところで観ることが出来るから
目の悪い私はチョー助かる。黒木華がベルリン国際映画歳で銀熊賞を受賞した「小さなおうち」、「妻夫
木君の「ジャッジ!」、そして「あまちゃん」総集編全編を観ながら「潮騒のメモリー」を熱唱したりね・・・。
周りに聞こえていなかったよね。「ANA機内食著名レストランコラボシリーズは、「啐啄つか本」だった。
第5食 ANA成田=ニューヨーク ビジネスクラス機内食
12時間のフライトだったが、週刊誌読んだりしていたら、眠る時間は無くなった。夕方5時頃成田を出
発して12時間経ったのに、ニューヨークとは時差13時間あるから到着したのは同じ日の午後4時だっ
た。へんなの。それにしてもJFケネディ空港久し振りだな。29年ぶりかぁ?バスからキョロキョロ見る。
第6食 ニューヨーク ホテル客室にて 鮭おにぎり、アーモンド、ウィスキー
次兄家族が住んでいたクィーンズ区を通ってマンハッタンに入る。今日から2泊するのはル・パーカーメ
リディアンだ。隣はあのカーネギーホールだよ。希望者はタイムズスクェア辺りに夕食に行きましょうと
言われたが疲れているし成田空港で買って来た(笑)鮭おにぎりがあるから行かないことに。今日マー
君が本拠地で初先発したがヤンキースは敗戦。マー君に負けつかず。NBAを観ながらムシャムシャ。
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4月 10日(木) ニューヨークは晴れ
朝 ニューヨーク・ル・パーカーメリディアン 「NORMA‘S」 オレンジジュース、ミックススムージー、ク
ラブケーキとサラダ、コーヒー
私が食べたのは左!
昨日チェックインした時、長いメニューを渡された。このホテルにある有名レストラン「NORMA‘S」の朝
食メニューだ。ワッフル、パンケーキ、クレープなどとフルーツやハチミツ、ジャムなど甘いものとの組み
合わせたものなど何と37種類!甘いものが苦手な私などメニューを見ただけで気持ちが悪くなる程だ
が甘党にも堪えられないらしい。ホテル宿泊客以外にも大勢の客がつめかける人気なのだそうだ。で、
私が選んだのは全く甘くないクラブケーキとサラダをチョイス。大きなクラブケーキが朝から2つも付い
て来た。ご一緒したT中さん夫人が注文したフルーツパンケーキが写真右。メープルシロップたっぷり。
完成間近のニュートレードセンタービル
フランス生まれの女神
これが女神の後ろスタがです!
午前中はリバティ島に上陸して自由の女神を近くからジロジロ見つめる観光だった。マンハッタンの南
端に移動するまで渋滞で1時間かかった。あぁ、あれがニュートレードセンタービルね。9.11で破壊さ
れた一代目はツインビルだったが、二代目は単独ビルだ。外観は完成していて現在内装中とか。「グラ
ンドゼロ」は周囲に樹木が植えられていてプールになっている中はよく見えなかった。港からフェリーに
乗ると15分でリバティ島に到着する。間近で見る女神の大きいこと。台座部分から高さは93メートルも
あるのだ!アメリカ合衆国独立100周年を記念してフランスから寄贈された自由の女神は世界遺産に
登録されている。昨年秋に行ったフランスアルザス地方のコルマールでは、女神の彫刻家バルトルディ
の自宅を見学したことがある。女神は彼の母親がモデルという話だよ。そう言えば、当時ニューヨーク
に住んでいた次兄宅に滞在した時、サークルラインというマンハッタン島を1周する船に乗って、ここを
通ったことを思い出した。40年前のことだけどね。マンハッタン、ニュージャージの景色は素晴らしい。
昼 ニューヨーク・ロックフェラーセンター 「ロックセンターカフェ」 オーガニックミックスグリーンサラ
ダ、ペンネカプレーゼ トマトとモッツァレラとバジルのペンネ、持参のふすまパン、ブルーベリーコ
ンポートとチーズケーキ、コーヒー
ロックフェラーセンターのスケートをする人を見ながらランチ
ランチは、あのロックフェラーセンターの地下にある「ロックセンターカフェ」で。4月になってもスケートリ
ンクは健在で、スケートに興じる人を見ながらの食事となる。オーガニックミックスグリーンサラダにはロ
ーストしたアーモンドなどが散りばめられてとても美味しい。トマトとモッツァレラとバジルのペンネは熔
けかけたチーズを拾って食べた。アメリカも味が濃いなぁ。チーズケーキはニューヨーク名物。甘い!!
メトロポリタン美術館は私立です サージェント「マダムX」
ゴッホ「糸杉」
古代エジプトのデンドゥール神殿
フェルメール「水差しを持つ若い女」 スーラ「サーカスの客寄せ」
午後はセントラルパークの五番街82丁目にあるメトロポリタン美術館。1870年に開館し世界最大級
の規模を誇るが、国立でも州立でも市立でもない何と私立美術館なのである。あらゆる時代、あらゆる
地域の美術品を300万点以上所蔵し、これを全部見るとすると、週7日通って1点1分間鑑賞するとし
て何と13年間かかるそうで・・・。先ずはエジプト美術。古代エジプトの像をみると女子は男子の半分位
の大きさしか無いのだよ。展示室を抜けるとヌビアにあったデンドゥール神殿がドーンと復元され、今夜
あるらしいパーティの準備が進められていた。アメリカ美術では、何と言ってもサージェントの「マダム
X」だわね。ホントきれい!次は中世ヨーロッパ美術。フェルメールは「水差しを持つ若い女」など5点も
ある。彫刻展示を見てから新館19、20世紀のヨーロッパ美術へ。2時間回っただけでヘトヘトである。
夜 ニューヨーク8番街41st 「ウルフギャング」 (自由食7人で) 4人用ステーキチョップス(サーロ
インとヒレ) 195.8j、クリーミーほうれん草、フライドオニオン、生ビール、赤ワイン @70j
今回の旅行は夕食はほとんど自由食。つまり自分の負担で勝手に食べろ!ということである。語学堪
能でご夫婦で参加している人などは歓迎だろうが、どっちも「そうでない」人間にとっては毎食が悩みの
種。今夜は肉好きのT中夫妻の希望で東京にも進出した人気レストラン「ウルフギャング」に行くことに
なり、7人が参加した。K藤添乗員の話では徒歩10分ほどということだったが、かなりの遠さだった。し
かもブロードウェイ辺りは、盆と正月がいっぺんに来た(古臭っ!)みたいなモノスゴイ人出で、自由の
女神やらミッキーやらミニーなどの着ぐるみ着た人を掻き分けて歩いて行くのである。30分以上歩いて
やっと到着。膝がガクガクである。ニューヨーク4店舗ホノルル、マイアミ、ビバリーヒルズにも店舗を構
える「ウルフギャング」・ステーキハウス」は、今年2月に初上陸して六本木に1号店をオープンしたが、
なかなか予約が取れない由。さて、今夜は4人用Tボーンステーキチョップスを7人でシェアすること
に。サーロインとヒレがどっちも楽しめるからお得ね。チョー茹で過ぎとしか言いようが無いが、これも人
気のクリーミーほうれん草と私の希望でフライドオニオンを付け合せ。顎が疲れる。帰りはタクシーで。
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4月 11日(金) ワシントンDCは晴れ
朝 ニューヨーク・ル・パーカーメリディアン 「NORMA‘S」 オレンジジュース、ミックススムージー、ノ
マーズエッグベネフィクト、とサラダ、コーヒー
一昨日同じタイミングでチェックインした団体は、ドイツのオーケストラのメンバーだった。隣の部屋にヴ
ァイオリンパートの団員がいるらしく、夜遅くまで練習する音が聞こえて眠れなかった。朝方うとうとして
いる時、ハッとあることに気がついた。アメリカ出発する前日8日の朝、来月の歌舞伎座チケットを買い
忘れたのだ。日本は一般売り出しも始まってしまっているから、これからでは良い席は取れない。来月
は團菊祭だが諦めよう。今朝の「NORMA‘S」の朝食は、名物料理のひとつノマーズエッグベネフィクト
にした。農耕なソースが良い味。S河部夫人はチーズケーキの入ったフレンチトースト、上にバニラアイ
スクリームというボリューミーな一品と格闘されていた。ここに1ヵ月通ったら、誰だって「豚」になるな。
昼 ヴァージニア州 ホリディイン「The
Vantage Point」
ランチヴュッフェ
アセラ特急の先頭車両
壮麗なワシントンDCのユニオン駅 美味しくないランチヴュッフェ
チェックアウトして市内のペンシルバニア駅へ。今日はここからアメリカ版新幹線のアセラ特急でワシン
トンDCに向かうのだ。9時55分に列車に乗り込む。何と自由席である。10時発車。乗り心地はちっと
もよくない。フィラデルフィアやバルチモアなど5つ程停車して12時45分ワシントンDCのユニオン駅
に到着。ワシントンを代表する由緒正しき建物だけあって素晴らしい駅だ。外に出てみると暑い!ニュ
ーヨークより4、5ド高いのではないか。年配の日本人男性ガイドT橋さんの案内でランチに出かける。
ポトマック川とタイダルベイスン沿いに植えられた数千本の桜は満開だった(ジェファーソン祈念堂)
リンカーン祈念堂から見たワシントン記念塔 巨大なリンカーンの像 一番東側には国会議事堂
午後はワシントンD.C.の市内観光。この町に来たのはいつだっけ・・・え〜と・・・35年前だ。アメリカの
首都は最初ニューヨークだった。そしてフィラデルフィアに移り、ワシントンD.C.は3代目の首都となる。
小さな町だが、リンカーン記念塔とワシントン記念塔、国会議事堂が一直線になるよう配置され、議事
堂とホワイトハウスが程良く離れているなど、良く考えられた町だなぁと感心する。それにしても見事な
のはポトマック川やタイダルベイスン沿いの桜の見事なこと!この数日の暖かさで一気に開いたらしい。
満開の桜が風が吹く度にハラハラと舞い、桜見物に押しかけた大勢の人々から歓声が沸く。日本以外
でこんな光景が見られるって感動モノである。あの石灯籠は上野寛永寺から寄贈されたものなんだぁ。
夜 ポトマックリバークルーズ 「オデッセイ号」 桜祭りディナー(ロブスタービスク、牛リブのデミグラス
ソースに込み キャロットとマッシュポテト添え、チョコレートケーキ、コーヒー)、地ビール、赤ワイ
ン 16j
ワシントン市内観光が長引いて、ホテルのチェックイン時間が1時間遅れた。今夜は桜祭りのクルーズ
ディナーに出かけるので部屋にスーツケースが届くや否や着替えに大慌てだった。オデッセイ号の前
半分ではインド人の結婚披露パーティが開かれ、国ごと引っ越して来たかと錯覚するほどインド人だら
けだった。7時45分に乗り込んだオデッセイ号は8時に出航。夜桜見物が出来ると楽しみにしていたら
ライトアップしていないので桜は全く見えないのだった。3コースディナーはすべてチョイス制で私はビス
クと牛とチョコケーキを選んだ。デザートタイムになると、あちこちでハッピーバースディのキャンドルと
お祝いソングが。私達のグループでも明日と明後日誕生日の方が。S河部さんが祝われて嬉しそう。
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4月 12日(土) ワシントンDCは晴れ 26℃!
朝 ワシントンDC 「ワシントンヒルトン」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
ワシントンD.C.の地下鉄はかなり深く駅は防空壕にもなる
コンスティテューション通りで行われたさくら祭りパレードでは桜の女王も出場 日本からの参加者も
昨夜は3時間のクルーズが終わってホテルに帰ったのは11時半だった。だから遅寝早起き。オープン
5分前に朝食レストランに行くと入れてくれた。実は、35年前仕事でワシントンD.C.を訪れた時もこの
ホテルに泊まった。もちろん改装は行われているから古さは感じないけど。9時徒歩で出発。今日は交
通規制で中心部に大型バスを乗り入れられないから地下鉄と徒歩での移動になる。最寄駅のデュポン
サークルまでは15分もかかる。地下鉄レッドラインで2駅。今度は歩いてさくら祭パレードが行われるコ
ンスティテューション通りの仮設観覧席までテクテク。暑いぞ!膝痛いぞ!約30分歩いてようやく指定
席に到着。間もなくパレード開始。高校のマーチグバンド、海兵隊や空軍の見事な行進、騎馬隊もかっ
こいいなぁ、日本大使がオープンカーに乗っている、日本の玉川大学太鼓チームだ、着物姿の女子踊
り隊も評判いいね、桜の女王だぁ、ミスアメリカも、クラッシックカーのお通りだ、ジジとババのマーチン
グバンドもいいじゃない、一輪車も見事、在米沖縄太鼓チームが来た・・・どのチームもホワイトハウス
から見える場所でパフォーマンスを行う。今日オバマ大統領は在宅(!)らしいけど見ているのかぁ・・。
昼 ワシントンDC・マリオットホテル 「Avenue Grill」 チェサピーククラブビスク 9j、ハウスロー
ステッドターキークラブサンドイッチ 15j、ペプシダイエット 4j 35j(チップ込み)
昨日も来たホワイトハウス
正面は国会議事堂。桜祭りジャパンストリートフェスティバル 1人で食べた遅いランチ
次は桜祭りジャパンストリートフェスティバル会場のペンシルバニア通りに移動する。途中ホワイトハウ
スの前を通る。オバマ大統領に招待されたらしい人達が建物から出て来るのが見える。ペンシルバニ
ア通りは国会議事堂とホワイトハウスを結ぶ通りで、大統領の就任演説が行われた後、就任パレード
が行われる有名な通りだ。たいていの大統領は途中で車を降りて歩くけどね。そうそう、この通りには
FBIの本部ビルもある。その由緒あるペンシルバニア通りが、桜祭りの最終土曜日の一日、日本に生
まれ変わる。今年で54回目を迎える桜祭りジャパンストリートフェスティバルは最初日本人と日系人の
ささやかな行事だったらしいが、今は有料(10j)にも関わらず9丁目から13丁目までが人人人に埋
め尽くされるような大賑わいのお祭りとなった。ペラペラ着物でコスプレしている若者も結構いる。習字
コーナーとか、日本の着物着て写真撮ろうコーナーもある。4つのステージでは、琴、三味線、合気道、
太鼓、コスプレ大会なども。煙が上がっている辺りでは鮨、焼き鳥、すきやき丼、みたらし団子、イカ焼
き、タイ料理、おにぎりなどの屋台がズラリと並び、どこも大行列。「昼食はこちらでお好きにどーぞ」と
言われたが、とてもじゃないけどムリだわ。カンカン照りで気温は30度近いし膝はガクガク。皆さんとは
お別れして、近くのホテルレストランに逃げ込む。あぁちがれた〜。もう2時過ぎだ。一人でランチする。
午後のお茶 ワシントンDC・デュポンサークル 「スターバックス」 アイスコーヒー2.8j
夜 ワシントンDC・デュポンサークル 「タイ料理 THAIPHOON」 (自由食 5人で) ワンタンスー
プ 4.95j、パッタイ 10.95)j、チキン、焼き鳥、グリーンカレー、ライス、シーハービール 5j、
白ワイン @30j
帰りはタクシーに乗ろうと思ったが、30分探しても掴まらない。というよりタクシーがいない。疲れた足を
叱咤して地下鉄に乗る。あら、間違えて青に乗ってしまった。あちこちグルグル回ってようやくデュポサ
ークル駅に辿り着いた。3階分はあろうかという深いエスカレーターの下りは止まっていた。真夏のよう
な暑さの中、ホテルに帰る途中の「スタバ」で休憩した。今日はこの暑さの中2万歩近く歩いた。膝に悪
いよなぁ。今夜も夕食は自由食。7時から4人でホテル近くのタイ料理屋に行く。フェスティバルの後、
皆さんはタイダル池まで歩いて桜を観に行かれたが、余りの人出に桜を楽しむ余裕は無く、ただ疲れ
ただけだそうだ。ワンタンスープはニンニク臭く、パッタイはやけに甘い。グリーンカレーが美味しいね。
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4月 13日(日) ワシントンDCは晴れ 今日も27℃!
朝 ワシントンDC 「ワシントンヒルトン」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
バージニア州にある国立アーリントン墓地 左がJFケネディ、右がジャクリーヌ夫人のお墓
墓地の桜も日本が送った
朝ご飯をご一緒したS河部夫妻は北海道釧路から参加された。釧路!懐かしい!カタカナ会社時代仕
事で何度も釧路には行った。仕事が終わった夜行った釧路の炉端焼きの店やスナック、ラーメン屋の
その後や街の様子を伺った。街の人口が減り、昔仕事で訪問した製紙工場も随分縮小されてしまった
と聞いて寂しくなった。9時に出発してポトマック川を渡り、国立アーリントン墓地に行く。南北戦争の戦
没者の墓地として南軍のリー将軍の自宅周辺に墓地が出来た1854年から今年で150年になる。リー
将軍宅のアーリントンハウスの方にゆっくり丘を上って行くと、大勢の人のお目当てのお墓がある。
1963年ダラスで暗殺されジョンF.ケネディ大統領のお墓だ。永遠の炎が小さく燃え続けている。そして
右隣にはジャクリーヌ夫人のお墓が・・・。「ナゼかと私に聞かないで下さい」とガイドのT橋さん。少し離
れた場所に弟のロバート、さらに離れて末弟エドワード、そして戦死した長兄のジェセフの墓があった。
月の石に触れるのだ! 初の月面着陸したアポロ11号
1903年ライト兄弟のライトフライヤー号
スミソニアン協会の国立宇宙航空博物館に行く。スミソニアンというと、この博物館1つだと思っている
人が多いが、スミソニアン協会の博物館、美術館、動物園は18もあるのだ。そしてすべてが入場料が
無料!素晴らしい!この博物館には35年にも来たが、宇宙関連では展示物も随分変わっているんだ
ろうな。情けないけどよく覚えていない。入ってすぐ目に飛び込んで来るのは、吹き抜けになった高い
天井から吊り下げられた飛行機の数々。あれは初めて大西洋を横断シタリンドバーグの飛行機、あっ
ちは初めて音速を超えたベルX−1、そっちは音速の6倍の飛行機・・・。左側には月の石のサンプル
が三角形にカットされて展示され、触ってもいいんだよ。宇宙関連も凄いよ。初めて月面着陸したアポ
ロ11号司令船、世界初木星探査機パイオニア10号、ソユーズ再突入カプセル・・・。上階に行くと自転
車を造っていたライト兄弟が初めて動力飛行機運転に成功するまでの展示などがあって、子供も楽し
める。リンドバーグ夫妻が戦争から逃避行で日本を訪れたこともあったんだよね。ゼロ戦展示もある。
昼 ワシントンDC 「重慶楼」 酸辣スープ、春巻、辛蒸し餃子、麻婆豆腐、焼きそば、海老野菜炒め、
モヤシ炒め、青椒肉糸、回鍋肉、白飯、杏仁豆腐、中国茶
昼食は「重慶楼」という四川料理屋だった。ヤッホー!これまでで一番嬉しい食事だ。ただ酸辣スープ
や麻婆豆腐を食べて喜んでいるのは全員ではなく、「辛いの苦手」という人は辛くない料理だけよって
食べられていた。春巻、海老野菜炒めが美味しかった。たくさん料理は出たが写真は3点のみで割愛。
ダ・ヴィンチ「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像」 フラゴナール「読書する娘」 ラ・トゥール「悔い改めるマグダラのマリア」 モネ「日傘をさす女」
ワシントン最後の見学はナショナル・ギャラリー。カーネギー・メロン大学でも知られる銀行家で長く財
務長官を務めたアンドリュー・メロンが美術館設立のための基金と自身が収集した膨大な美術コレクシ
ョンを寄贈したことによって設立された美術館だ。3年前、日本にも東京と京都で「ワシントン・ナショナ
ル・ギャラリー印象派・ポスト印象派奇跡のコレクション」の美術展が開かれ、私は京都の会場で楽しん
だことがある。ナショナル・ギャラリーの入場料は何と無料で写真撮影はフラッシュ撮影もOKという鷹
揚な姿勢である。名画揃いではあるが、この美術館を代表する作品となれば、レオナルド・ダ・ヴィンチ
の「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像」だろう。ダ・ヴィンチらしい女性の肌の精緻な筆使いが印象的。私はモ
ネの「日傘をさす女」と「ヴェトウイユの画家の庭」、メアリー・カサット「麦わら帽子の子ども」が好きだ。
夜 ワシントンDC 「ワシントンヒルトン」客室にて ロールサンドイッチ、パイナップル、アーモンド、鱈
チーズ、ウィスキー
ナショナル・ギャラリー内で自由解散となった。今日も気温27度を超える暑さで既に1万歩以上歩いて
いるからクタクタ。郊外にあるホテルまで地下鉄で帰るのはシンドイ。やっぱりお疲れの皆さんとタクシ
ーで帰ることに。3人で1人6jも払えば10分で着いてしまう。あぁ楽チン。夕食はホテル近所のドラッ
グストアで買ったロールサンドイッチとパイナップルで軽く。たまにはこうゆうのもいいね。今夜は早寝。
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【今週の振り返り】
アメリカ本土には度々来ているが、ニューヨークとワシントンD.C.はチョー久し振りだ。初めてのニュー
ヨークは1974年(昭和49年)で、実に40年前!1979年(昭和54年)と1984年(昭和59年)にも仕
事で来ているから今回は30年ぶり4回目ということになる。それがいったいどんな時代だったかと言え
ば、初ニューヨークの1974年夏はウォーターゲート事件でニクソン大統領が辞職に追い込まれ、副大
統領だったフォードが大統領に昇格したなんて時だ。ニクソンは任期中に辞任した史上初の大統領と
なった。1979年はジミー・カーター大統領、1984年は映画俳優からカルフォルニア州知事を経て大
統領になったロナルド・レーガン大統領だった。レーガン大統領はレーガノミクスや中曾根首相との「ロ
ン、ヤス」なんて呼び名でも有名になったね。
大統領の話が出たついでに、思いっ切り寄り道して大統領ネタにちょっと触れたい。歴代大統領は現
在の44代オバマ大統領を含めて43人いる(22代と24代は同じクリーブランド)が、彼らのランキング
は何種類もある。大統領時代の業績や指導力の質、失政などの項目で評価する学術調査だったり、進
歩派と保守派の評価比較だったり、ケーブルネットワーク視聴者や新聞、大学の世論調査だったりね。
当然調査によって結果は違うのだが、傾向は似ている。圧倒的トップは16代のエイブラハム・リンカー
ン大統領で、初代ジョージ・ワシントン大統領、32代フランクリン・ルーズベルト大統領、3代トーマス・ジ
ェファーソン大統領、26代セオドア・ルーズベルト大統領がトップ5と言ったところか。近代で見ると、33
代から35代までのハリー・S・トルーマン、ドワイト・D・アイゼンハワー、ジョン・F・ケネディ大統領が上
位にいて、40代のロナルド・レーガンも健闘している。リチャード・ニクソン大統領やオバマ大統領の前
任者ジョージ・W・ブッシュ大統領は18代ユリシーズ・グランド大統領、29代ウォレン・ハーディング大
統領と共に評価はケチョンケチョンである。オバマ大統領も現在の支持率は低いが、後世の評価は何
位になるんだろうか。
久し振りに来たニューヨークはガラリと変わっていた。最初から3回目までニューヨークの印象は一貫し
て「怖い街」だった。40年前ニューヨークに住んでいた次兄の家に2週間ほどご厄介になったが、この
頃は地下鉄などには怖くて乗れなかった。路線の中には、毎晩のように地下鉄車内で殺人事件が起き
ていた。クィーンズ地区の次兄のアパートからマンハッタンに遊びに行こうと思うと、地下鉄かタクシー
しか移動手段が無い。地下鉄NO,タクシーも外国人の若い女性(私のことだす!)が1人で乗っては
犯罪に巻き込まれる可能性があるからNOと兄に反対される。それでも行きたい!と言うと、彼は会社
を休んで私に付き添ってくれる始末だった。1979年の時もニューヨークのガイドに注意された。襲われ
た時は「HELP!」と言ってはイケナイ。皆逃げてしまって誰も助けてはくれない。じゃ何と言えばいい
んだ?答えは「Fire!」火事です!と言えと。マンハッタン島を歩く時は、脇目もふらずに走るように早
足で歩け!とも注意された。それほど怖いニューヨークだった。走るようにブロードウェイを歩いて、「オ
ー!カルカッタ」なんていう全裸ミュージカルを観に行ったのもこの時だ。そんなニューヨークは、市長
が変わって警察官をドッと増員したこともあって、安全な街に生まれ変わっていた。素晴らしい!
世界中を震撼とさせた同時多発テロ事件、いわゆる「9・11テロ事件」から早いもので12年半も経った。
世界貿易センタービル跡地「グランド・ゼロ(爆心地)」を囲むように、2004年からいくつかの高層ビル
の建設が始まり、その中で一番高いニューワールドセンタービルの外装工事は完成して内装工事が進
んでいるところだった。工事中はフリーダムタワー(自由の搭)という愛称がついていたのにニューワー
ルドセンタービルと変わったのは、テナントに入った多くの中国企業に気を使って「フリーダム」という名
前を外したのではないかとマコトシヤカニ言われていた。中国には「フリーダム」は無いから。この12年
の間に多くの企業がマンハッタン集中に危機を感じて対岸のニュージャージーに本社機能を移した。ペ
ロンとしていたニュージャージーに高層ビルが林立していた。あの頃ガラが悪い地域だったブルックリ
ン地区がすっかりオシャレな地域に生まれ変わりつつある。もういっぱいいっぱいのマンハッタンを見
限ってブルックリンで新しい試みをしようと言うものらしい。
あの頃走っていた車と言えば、バカデカイ車体のキャデラックなどアメ車ばかりだった。運転の荒いタク
シーに乗っていると、急カーブでは座席から振り落とされそうな不要な広さだった。燃費も思いッキリ悪
かったし。ところが、今はどうだ。ハイウェイを走っている時、メーカーチェックするのが私のクセなのだ
が、トヨタ、トヨタ、ホンダ、フォード、トヨタ、GM,ニッサン、ベンツ、GM,ホンダ・・・・って感じ。統計をみ
れば首位はGM、2位はフォードらしいが、3位はトヨタだし、4位クライスラーと5位ホンダはいい勝負だ。
この40年間で日本車は大躍進したんだね。結構、結構。
来週もボストン、シカゴとアメリカの旅は続く。乞うご期待ってやつでーす。
猫種ランキングが気になるニャ
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