パクパク日記14年5月1週
ポリネシアのクック諸島は楽園チックな美しい島々であった
クック本より
アイランドダンス
4月 28日(月) 曇り
朝 家食 卵サンドトースト、「タニタ食堂」の味噌汁
6時半起床。先週好天気をプレゼントしてくれた高気圧がそろそろお帰りになるとのことで今日辺りから
天気は下り坂になるらしい。富岡製糸場跡がユネスコの世界文化遺産登録が決まったというニュース
が先週流れたら、人々はどっと富岡に押し寄せているらしい。情報に敏感というか、腰が軽いというか。
昼 家食 メンチカツふすまバーガー、オニオンスープ
7月の海外旅行き先を変更した。多くの候補の中からようやくツァーを決めて申し込んでも、最少催行
人数に達しないと旅行は成立しない。申し込んでいたツァーの動きが鈍いので変更したわけ。東欧から
アフリカにチェンジ。朝も昼も家でチョーカンタン食事で済ませアメリカ旅行のパクパク日記を作成して
いる。美術館に何度も行ったので絵画作品など調べてやたら時間がかかるぞ。5時税理士K村先生来
社された。昨日引っ越して新しい事務所に移られた。新しい名刺第一号は私がゲットしたことになる。
夜―1 荒木町 「四谷うえ村」 お任せコース(このわた蒸し、片栗の胡麻和え、あん肝とスイカの奈良
漬け、お造り:淡路島のとり貝・本マグロ・ムラサキ雲丹、のどぐろ(紅瞳)の吸い物、黒毛和牛花
山椒、萩の甘鯛と飯蒸し餡かけ、物集女(もずめ)竹の子若竹煮、天ぷら:稚鮎・たらの芽・天然独
活の芽・自家製カラスミサンド餅、今帰仁(なきじん)純粋アグーの角煮、炊き立てご飯、赤出汁、
香の物、宮崎マンゴーとバニラ最中)、ビール、麦焼酎 2人で4万2千円 (カード可能になる!)
A先生と「四谷うえ村」。カウンターだけの店だが、今夜は3組予約が入っていたそうだ。ところが、直前
になって2組が「ちょっと都合が悪くなって・・・」なんてことでキャンセルになったそうだ。いわゆるドタキ
ャン。植村さん、「今夜はサイコーの食材揃っているのに・・・」って泣きそう。しかも明日は祝日で店は
お休み。踏んだり蹴ったりだわね、お気の毒さま。本当に今夜の食材も料理も素晴らしい!お造りの淡
路島のとり貝はネットリと旨いし、吸い物ののどぐろは紅瞳というブランドものだそうだ。食事と一緒に
出された今帰仁(なきじん)純粋アグーの角煮は8時間ことこと煮たもので歯不要。あぁ美味しかった!
夜―2 荒木町 「NOTTE」 ジントニック、「山崎」ロック (A先生にゴチになった)
月曜日は好きなバーは休みが多い。定休日のハズの「NOTTE」も大型連休前に臨時開店。「四谷うえ
村」は私がご馳走したからここはA先生のゴチということで。実感ないが世の中は大型連休なんだね。
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4月 29日(火・昭和の日祝日) 曇り 夜一時雨
朝 家食 「美濃吉」のおこわ(鰻と牛肉)、「日清食品」のズンドウブチゲスープ
昼 無し
午後のおやつ ヨーグルト、カステラ、紅茶
パクパク日記を作成しながら疲れると「気晴らし」に明後日から行く旅の荷造りもちょこちょこする。暑い
国だからビーチサンダルとか蚊取線香とか虫除けリングとかも入れてね。さ、パソコンの前に戻って!
夜 舟町 「舟町一期」 お通し:焼き鯖のおろし和え、彩り野菜とジャコのパリパリサラダ 720円、海
老真丈サンド揚げ 730円、豚バラしゃぶ鍋 1550円、稲庭うどん 650円、大葉シャーベット
(サービス)、生ビール 2杯、麦焼酎 「知心剣」 @5890円
午後9時過ぎ、ようやくパクパク日記4月2週をアップ。完成間際でフリーズなんかしてくれたからエラク
遅くなっちゃった。「舟町一期」に行く。遅い時間までやっている店だったが、ご主人がかなりの大人(っ
てどーゆー意味だ?)になって初めてパパになることになると深夜営業は止められた。ご近所の飲食
店経営者に「閉店してから行けないじゃないか」と叱られているそうだ。今夜も人気メニューの海老真丈
サンド揚げを食べる。これと同じ料理、3月中旬行った博多藤本さんで「ハトシ蝦多士」と書くと教わった
のだが、先日週刊誌に長崎郷土料理として「蝦吐司」という文字で紹介されていた。いろいろあるんだ。
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4月 30日(水) 雨
朝 家食 卵サンドトースト、野菜サラダ
ふすまパンを焼いて冷まし1食ずつラッピングしてスーツケースに入れる。これでスーツケースは完了。
数日前からアメリカ政府がマイクロソフト社のエクスプローラーを使用しないよう警告している。他のソフ
ト使えって。どうやってダウンロードするんだよ!オジョーにメールで「どーしたらいいですか〜」と聞く。
昼 四谷アトレ 「ANTONIO‘S」 パスタランチ(冷製コーンスープ、ズワイ蟹のトマトクリームソースス
パゲティ、ガーリックトースト、アイスコーヒー) 1620円
朝から激しい雨が降っている。出来たら絶対外には行きたく無い悪天候だ。しかし、行かずばなぁ。四
谷駅のみどりの窓口で明日の成田エクスプレスの指定席を買った。帰りにメガネ屋に寄り、金属のチェ
ーンを買った。銀行に寄って英文の残高証明書を申し込んだ。ランチは四谷アトレの「ANTONIO‘S」
で。カレーランチを食べるつもり。「カレーは品切れです」「・・・」。ということで、パスタランチに変更した。
夜 舟町 「仙水」 お通し:毛蟹と芋茎、もみイカ 900円、昆布大根 600円、桜鱒の香り焼き 1600
円、白魚の玉〆 1800円、生ビール 2杯、麦焼酎 @1万1140円
夜になっても雨がずっと降っている。夕食を食べに「仙水」に行く。カウンターで隣合った方は、某有名
フレンチのスーシェフだった方。共通の知人の話などしながら楽しく飲む。良かったら、もみイカと昆布
大根一緒につまみませんか?パリではどこで食事するのかって?「金太郎というラーメン屋です・・・」。
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5月 1日(木) 東京は晴れ 25度の夏日
朝 バナナ
6時半だと思って起きて、よーく目覚まし時計を見たら、8時半だった。アハハ。こんなこともあるんだ。
今日は出発日だが、夕方便なので午後2時過ぎに家を出れば良い。洗濯し、手紙を何通か書き、リフ
ォーム会社と電話で打ち合わせ、パクパク日記を作成し、手荷物の準備をする。朝からバナナ1本だ。
遅い昼と夜―1 成田空港 ANAラウンジ(4時間半いた!) サラダ、パンプキンスープ、きつねうど
ん、おにぎり、味噌汁など
成田エクスプレスで終点成田空港駅。第一ターミナルだ。新宿駅からリムジンバスを利用すれば、シニ
ア割引きで2000円(但し現金のみ!)になるが、成田エクスプレスだと3190円。東京駅からで3020
円だ。今回の旅の添乗員K松氏は1年半前ヨーロッパの小国ばかりを一緒に旅して以来だ。そのK松
氏からグッド&バッドニュース1つずつ。グッドニュースは小国の旅でご一緒した高校の先輩がご主人
連れで参加されるということ(嬉しい!)、バッドニュースはニュージーランド航空が大幅に遅れているの
で、オークランドの乗り継ぎ便に間に合わず目的地のラロトンガ島には真夜中到着になる・・・・ガクッ。
夜−2 ニュージーランド航空 成田=オークランド ビジネスクラス機内食
結局機材故障で送れたニュージーランド航空は定刻より4時間以上遅れた。航空会社から2500円分
のミールクーポンを貰ったが、ラウンジにいれば食事は出来るから無駄になった。朝からほとんど食べ
ていなかったから、4時間いたラウンジでは、きつねうどんやらお稲荷さんやらおにぎりなど炭水化物た
っぷり食品もたくさん食べてしまったよ。成田空港がクローズする午後11時を過ぎるのではとヤキモキ
したが、何とかその前に離陸。久々に乗ったニュージーランド航空の機材のボロさにもガッカリしたぞ!
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5月 2日(金) 今日は24時間+22時間=46時間! ニュージーランドドルNZj=約97円
第1食 ニュージーランド航空 成田=オークランド ビジネスクラス機内食(和食)
第2食 ニュージーランド・オークランド空港 鮨とヌードル「HAYAMA」 シーフードうどん
意外と旨いうどん
航空各社が座席の快適さを争っている昨今、ニュージーランド航空のビジネスクラスは20世紀に逆戻
りしたようなボロさで、狭いわ、リクライニングはちょっと倒れるだけだわで居心地悪いこと!ただ一つ
感心したのは、フライトインフォメーションビデオが実に傑作だった。これから行くクック諸島でロケをし
たという登場人物が全員大胆な水着姿なのだ。ビキニ女性がビーチで寝転んで安全ベルトを締めたり
するわけ。以前も実際の乗務員達が裸に洋服をペイントして座席に座っているというビデオもあったね。
邦画は2本しか無かった。既に観た「清洲会議」と阿部寛・仲間由紀恵の「トリック劇場版ラストステー
ジ」を観た。画面が小さくてよく見えなかったが。機内食のメインは和牛肉のハンバーガーですかぁ?そ
れはあんまりだと和食のチキンにしたら不味かった。時差3時間、10時間のフライトでオークランド着。
乗り継ぐハズだった午前9時半発のラロトンガ行きはとっくに飛び立っていた。今午後12時半だし。午
後6時の便まで5時間半空港で待つことに。ラロトンガ島のホテルでの夕食の代わりは、空港フードコ
ートの鮨とヌードル「HAYAMA」で。オーナー日本人なのだそうだ。シーフードうどんはなかなかの味。
第3食 ニュージーランド航空 オークランド=ラロトンガ 機内食
クック諸島はここにある!
午後6時にクック諸島の首都があるラロトンガ島に向う。オークランドとの時差22時間、4時間弱のフラ
イトは途中日付変更線を越えるので、もう終わりそうだった5月2日から5月1日に逆戻りしてしまった。
そして9時間遅れでラロトンガ島に到着したのは5月1日午後11時55分。5分経過してまた5月2日
になっちまった。つまり、5月2日は24時間+22時間で何と46時間もあるんである!ゆるゆるのイミ
グレ&税関を通り、ホテルに向う。チェックインして部屋に入ったのは午前1時半!3時にやっと就寝。
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第4食 クック諸島ラロトンガ島 エッジウォーターリゾート&ホテル オムレツ、フルーツ、ヨーグルト、
持参のふすまパン、コーヒー
2時間寝ただけで午前5時起床。日本からの機内でもほとんど寝なかったから2晩続きのチョー寝不足
である。シャワーを浴びて6時から朝食。フルーツと飲み物以外は注文制である。オムレツ食べていた
ら、高校の先輩H川さんから声をかけられる。「お懐かしい!1年半ぶりですねぇ」。ハンサムなご主人
と先輩は、2日前からオーランドに先乗りしていたから、昨日の午後4時前には到着していたのだ。2
人でゆったり滞在されていたからちっとも疲れていない。いいなぁ。7時20分出発して空港に向かう。
第5食 クック諸島アイツタキ島 ラグーンクルーズ船 ヴュッフェランチ
アイツタキはアイツタキ島と環礁で三角形をしている 空から見たアイツタキ ラグーンクルーズはこの船で
ラロトンガ航空で50分飛ぶと世界で最も美しいラグーンと人気が高いアイツタキ島に到着する。生憎
島に着いた時はドンヨリ曇っていて、皆舌打ち。「ダメじゃん」。しかし、サファリカーに乗って島内一周し
ているうちにすっかり雲は無くなり、素晴らしい晴天となった!膝までズボンを捲って裸足でジャブジャ
ブ海に入って船に近づくと、逞しいオニイサン達が船に乗せてくれる。私ら8人+ヨーロッパからのカッ
プル4組、船長とガイドなどクルー4人と船長の孫2人。10時ラグーンクルーズの始まり始まり。何て
美しい海なんだ!この色なんて言えばいいのか。ターコイスブルー?吸い込まれそう。寝不足の濁った
頭も目も醒めてしまう美しい海だ。無人島に寄る。アカイアミ島とモツラカウ島。泳ぐ人、散歩する人、何
もしない人・・・。更に海が美しくなった場所がシュノーケルスポットだった。ヨーロッパカップル8名はス
イスイ。我がグループからはオントシ78歳のN亀氏、H川さん、名古屋から参加のN村さんが海に入
った。美しい肴が多かったそうだ。ランチは野菜中心のヴュッフェで、焼いたツナが美味しかった。食後
はワンフット島へ。その手前に砂だけの小さなヘブン島があった。ワンフット島は無人島だが郵便局が
ある。今日はクローズされていたので、船の上でパスポートに足跡型のスタンプを押して貰った。あれ
ほどの晴天だったのに、突然真っ暗になって帰路は激しい雨。ガイドが様々なパレオの付け方を紹介
し、椰子の実を割ったり、音楽を奏でたりとサービス精神たっぷり。夕方飛行機でラロトンガ島に戻る。
第6食 ラロトンガ島 エッジウォーターリゾート&ホテル「スパゲティハウス」 2種のフォカッチャ、イカ
フライとリゾット揚げボール、ペンネパスタミートボール、サラダ、チキンピッツァ、熱々ポテトサラダ、
デザート盛り合わせ、クック地ビール「MATUTU」 7.5NZj、白ワイン7.5NZj、赤ワイン 7.5NZj
4泊半するエッジウォーターリゾート&ホテルは、ラロトンガ島(ということはクック諸島で)1番大きなホ
テル。レストランも2つあり、夕食は「スパゲティハウス」で、クック風のイタリアンである。広い敷地内だ
から足が悪い人などはカートの送迎サービスがある。私も乗っけて貰った。実質3日目にして、ようやく
ビールを飲み、ゆっくり食事が出来る。それにしても凄い量の夕食だった。今夜はゆっくり寝るぞ!!
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5月 3日(土) クック諸島ラロトンガ島は曇り のち雨 のち晴れ のち雨
朝 ラロトンガ島 エッジウォーターリゾート&ホテル スクランブルエッグとソーセージ、フルーツ、ジュ
ース、持参のふすまパン、コーヒー
ホテルは海に面している
クック諸島の珍しい三角形の硬貨 毎週土曜日ブナンガ・ヌイ市場が開かれ美しいパレオなどが売られる
ブナンガ・ヌイ市場会場にある舞台では、太鼓演奏とアイランドダンスが披露されていた
今日は首都機能があり宿泊しているラロトンガ島の観光である。バスで10分も走ると首都アバルア。
WESTPAC銀行に入るとスンゲエ寒い。エコってナに?って感じの冷やし具合である。何しに銀行に来
たかと言うと、クック諸島の珍しいお金の両替に。基本はヌージーランドjを利用しているが、硬貨だけ
はクック諸島独自のものもある。クック以外では使えないが世にも珍しい2jの三角形の硬貨や3j、
5j硬貨なんてのもある。ブナンガ・ヌイ市場に行った。毎週土曜日は大きな市が立ち、色とりどりのパ
レオや名産の黒真珠、生花のレイなどもあれば、釣って来たばかりの魚や様々な飲食店も出て、それ
は賑やかだ。10時半になると市場の一角にある舞台でアマチェアのアイランドダンサーが腰を振った。
昼 ラロトンガ島 マラマ家のウムカイ(蒸し焼き)パーティ イカマタ、ウムカイ、フルーツ
マラマ家の前庭では昨夜3時から冠婚葬祭のご馳走ウムカイ(蒸し焼き)が始まり、昼には食べドキとなる
海辺前の庭にセッティングされたウムカイパーティの食卓で豪華なランチ。 絶賛されたイカマタ
マラマ家の人々(婚約者含む) ウムカイを準備したマオリ族一家は皆芸達者
今日のランチは地元のお宅を訪ねて、島のご馳走ウムカイ料理を頂くことになっている。11時半にマラ
マ家に到着。ご自宅前庭では、夜中3時から準備したというウムカウ料理の出来上がりを待っている。
ウムカウは、掘った穴に焼いた石を並べて肉や魚、タロイモ芋やクマラというサツマイモなどを載せ、何
枚ものタロ芋の葉や土、そしてビニールシートを被せて何時間も蒸し焼きにする料理だ。飲み物や家庭
料理はマラマ家が準備してくれたが、ウムカイや椰子の葉を編んで作った器などはマオリ族の一家(子
供も入れて7人)が用意してくれた。ウムカウが焼き上がってランチが始まる。長時間蒸し焼きされた豚
肉やチキンはホクホクと旨いがこの日1番人気だったのは、生のマグロ(他の魚でも良い)の切り身と
キュウリ、玉葱、人参などの薄切りをフレッシュなココナッツジュースとレモンで和えたイカマタ!この日
以来、皆「イカマタ」ファンになってしまった。マオリ族の子供達の詩の朗読やダンス、長男のウクレレな
どが披露され、最後はマオリ父のココナッツショー。2家族の歓待を受け美味しく楽しいランチとなった。
夜 ラロトンガ島 「ラ・ヴィラ・ヌイ・ビレッジ」 アイランドショー ディナーヴュッフェ ビール 7NZj
白ワイン9NZj、赤ワイン9NZj
夜は「ラ・ヴィラ・ヌイ・ビレッジ」のアイランドショーを観に行く。バスが故障したとかで40分待っているう
ちに何箇所も蚊に刺されてしまった。O型で体温が高く酒飲みだと蚊に刺される条件を全部満たしてい
るってホントーだろうか。「ラ・ヴィラ・ヌイ・ビレッジ」のアイランドショーが始まる前、チョー意外な人が私
達のテーブルの挨拶に来た。何と昼間ラロトンガ島のガイド&バスドライバーのジョージが、衣装をつ
けてニコニコ笑っているではないか。ジョージの「夜の顔」だった。彼の司会で始まったショーはなかな
かに迫力があって楽しかった。特に男性陣のダイナミックな踊りが凄いね。食事はビュッフェであった。
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5月 4日(日) ラロトンガ島は一日中晴れ!
朝 ラロトンガ島 エッジウォーターリゾート&ホテル 目玉焼きとソーセージ、フルーツ、ジュース、持
参のふすまパン、コーヒー
アロランギ村教会日曜日のミサで力強いゴスペルが歌われる。
国一番のウィグモアの滝
パパイア畑
さつま芋など野菜畑 バナナ畑
昨夜のエンターテイターから有能なドライバーに変身したジョージのバスでアロランギ村の教会へ。村
の信者は男女とも白の上下の正装。女性は花で飾られた帽子でお洒落している。赤ちゃんが牧師さん
から祝福を貰った途端火がついたように泣き出しちゃったりしてね。混声四部合唱のゴスペルが始まる
と大きな教会いっぱいに反響して凄い迫力だ。長いミサは途中で失礼して、島一番(国一番)のウィグ
モアの滝を見に行く。何とも可愛らしい一番であった。野菜やさまざまな果物で実り豊かな島でもある。
昼 ラロトンガ島ヌイ湾 「LAVAZZA」 ココナッツジュース、マヒマヒフライサンドイッチ、K松添乗員特
製ゆかりおにぎり
ランチはラロトンガ島で一番美しいムリビーチの食堂で。冷え冷えのココナッツジュースと揚げ立てマヒ
マヒフライをマヨネーズと挟んだサンドイッチ、そしてK松添乗員特製のゆかりおにぎり。どれも旨いん
だな、これが。島の観光午後編。1350年7艘の船でニュージーランドに渡った場所に立つ「7つのカヌ
ーの碑」や土を盛って石を並べた神聖な場所「マラエ」を何箇所か、そして国会議事堂などを見学した。
夜 ラロトンガ島 エッジウォーターリゾート&ホテル ディナーヴュッフェ、K松添乗員特製ゆかりおに
ぎり、ビール NZj、白ワイン7.5NZj、赤ワイン7.5NZj
美しい夕陽が海に沈む アウトサイドの片隅で食べたヴュッフェ夕食 N航空の大パーティ
日曜日の午後3時頃からエッジウォーターリゾート&ホテルはタイヘンなことになっていた。よくはわか
らんが、カリブ島や南太平洋などの国々(たぶん)の高官VIP達(たぶん)が一堂に集まってのコンベン
ション(たぶん)とニュージーランド航空主催の大パーティが行われていて、コンベンションが終わる頃
にはパトカーに先導された高官VIP達を乗せた高級車がホテル敷地内の道路にズラリと並んで大渋
滞!しかもニュージーランド航空主催の大パーティは宴タケナワで、私ら宿泊客の食事テーブルはア
ウトサイドの隅に追いやられた。おいおい!ニュージーランド航空!オヌシ達のお陰で、私ら10時間も飛
行機遅れてここには真夜中に着いたんだぞ!ラロトンガ島の休日半日無くなっちまったんだぞ!翌日2
時間しか寝ないでアイツタキ島に行ったんだぞ!招待すべきは被害者客の私らであって、会場で酔っ
払ってアイランドダンサーと一緒に腰振っているジーさんじゃないだろって!浮かれてるなよ!オイッ!
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【今週の振り返り】
私の秘書を長年務めてくれたSブーのダンナ(2番目の)は相当な「島好き」だった(今もそうかもしれな
いが)。だから、オープン間もないフォーシーズンズホテル椿山荘東京(現椿山荘ホテル)でSブーと披
露宴を挙げる時は、フツーなら高砂の席とか鶴の席なんてお目出度い名前が付くテーブル名をどうし
ても島の名前にしたいとホテルに駄々をこねた。ホテル側としてはたぶん「ん〜〜もぅ〜〜島〜〜?」っ
て感じだったのだろうけど、「結構ですよ、面白い!やりましょ」なんて対応してくれたらしいよ。結婚式
&披露宴当日、ホテルで一番大きな宴会場ボウルルームには「ロンボク島」とか「ボラボラ島」なんて名
札をつけたテーブルが招待客を待っていたわけさ。お年寄の招待客は「何じゃこれ!」って感じで笑っ
た。その後、私も仏領タヒチのボラボラ島にも行った。
今来ているクック諸島は、その仏領タヒチと米領サモアのちょうど真ん中あたりに位置する南太平洋ポ
リネシアの国である。赤道から北のハワイ諸島とは同じような距離の南にある。ペンリン、マニヒキなど
5島の北クック諸島、ラトロンガ、アイツタキなど9島の南クック諸島、合計15の島々で構成され、軍事
などニュージーランドに依存するものもあるが、主権国家と同等の内政を行っていて国連加盟国31ヶ
国とバチカン、欧州連合と外交関係を締結している。日本も2011年3月クック諸島を国家として承認
し、2012年から日本発行の地図でもクック初頭は独立国として表記されている。
クック船長で知られるジャームズ・クックが1730年ヨーロッパ人として初めて発見したことから国の名
前は彼の名前を貰った。1858年ラロトンガ島にラロトンガ王国が建国されて後イギリスの保護領とな
り、1901年にはニュージーランドの属領となった。1965年内政自治権を得た後、立法権と行政権を
クック諸島政府が有して諸外国との外交関係を持つ権利を認められたのである。とはいえ、クック諸島
の国民は、同時にニュージーランドの市民権とパスポートを持っていて、ニュージーランド人としての権
利も持っているのだ。ニュージーランドは自分のところも経済的に苦しくてシンドイから、「軍事とか都合
の良いとこだけニュージランドに頼るのは止めて、完全に自立してよ!」と言っているらしいが、クック諸
島は現在の権利を最大限利用してニュージーランドに出稼ぎに行っている自国民が多いため、のらりく
らりとその要求をかわしているようなのだ。
北の6島は珊瑚の島々で、中にはプカプカ島なんて名前の島があって、前述したSブーのダンナが知っ
たら「行きたい!」って言うだろうな。勝手に行きな。1000`離れた南の9島の殆どは火山が隆起して
出来た。全部小さな島だから、15島の面積を全部足したって、日本の徳之島と同じ位だ。首都アバル
アがあるラロトンガ島は「太平洋の真珠」と呼ばれ、島の中心には400〜600bの高い山々が聳える
珊瑚礁の美しい島だ。クック諸島の人口は全部合わせても2万人ほどだが、アイツタキ島には約2000
人、残りはこのラロトンガ島に住む。国民の91%はポリネシア系クック諸島マオリ族、4%が混血ポリ
ネシア系で大半が敬虔なクリスチャンである。大島渚監督作品で、デヴィッド・ボウイや坂本龍一、ビー
トたけしが出演した「戦場のメリークリスマス」はここラロトンガ島で撮影された。
これまで見た一番美しい海はボラボラ島、というのが私の意見だった。2月に行ったキリバスの海も相
当にキレイだったけど。しかし、今回の旅で結論更新!「アイツタキ島のラグーンが一番美しい!!」。
一緒にこの海を見た人達で、「この色なんて言えばいいのかしら」「表現方法が浮かばない」・・・と興奮
しながら言葉探しに詰まった。何て美しい。それでいいじゃないか。知りたい人は、自分で行ってみれば
いいのだから。そのアイツタキ島には犬は1匹もいない。持ち込み禁止らしい。猫?猫はOKよ。
クック諸島の旅は来週も続く。
アタイもアイツタキ島に行きたいニャ