パクパク日記14年7月 5週

              東北の夏祭があちこちで始まった。今年は「八戸三社大祭」に行った。

         こんな山車が27台 290年の歴史と伝統

7月 28日(月) 曇り 少し涼しい

 京都「老松」の夏甘糖、ヨーグルト

 由布院の採れたてとうもろこし(茹で)、札幌「ペイストリー スナッフルズ」のチーズオムレット

    ゴーカイにハモニカ喰い!

宅配便でとうもろこしが送られて来た。由布院でいつも泊まる某旅館の贈り物だった。10本!とうもろ

こしは早く食べるに限る。そのまま台所に運び、3本の皮をバリバリと剥く。お湯を沸かしている間に残

り7本は立てたまま冷蔵庫に収納。茹でる前にアルジェリアの塩をよくとうもろこしに擦りこむ。茹でる。

ちょっと冷ます。アチアチと言いながら、ハモニカ喰いする。1本終了。2本目にとりかかって、3本目!

夜 東銀座 「徳うち山」 1万8千円コース(トマトと蛸の土佐酢ジュレ、焼き胡麻豆腐、金目鯛と冬瓜

の吸い物、マコカレイのお造り オカヒジキ添え、茄子器の揚げとうもろこし・和牛・加茂茄子、蒸し

アワビと生ウニと蕎麦、鱧しゃぶしゃぶ実山椒、(カラスミとバチコの肴)、名物鯛飯と漬け物、マン

ゴー者^ベットとミルクプリン)、生ビール 2杯、焼酎ロック 

  

  

  

  

銀座界隈でランチに鯛茶漬けを食べようと思ったら迷わず「銀座あさみ」に行くというブームがあった。

その「銀座あさみ」で修業された内山さんが12年前に独立して開店したのが「銀座うち山」でミシュランの

星を獲得された。その「銀座うち山」で修業された工藤さんが初めて暖簾分けを許されて開店したのが

「徳うち山」。親亀の上に小亀を乗せて〜親亀の上に孫亀を乗せて〜という懐かしい歌が出て来るよう

な話だが銀座にある3つの店は昼1500円位で提供している鯛茶漬けと焼き胡麻豆腐が名物である。

今夜はその孫亀に当る「徳うち山」でG島君とご馳走を頂く。日本食の店には珍しくソムリエっぽい男性

がドリンクサービスなどホール担当だ。2品目に早速名物の焼き胡麻豆腐が登場。京都では「じき宮ざ

わ」の焼き胡麻豆腐が有名だが、あそこのは上に練り胡麻ソースと煎り胡麻がたっぷりかかっていて焼

き胡麻豆腐自身の味がぼやけるような気がする。その点こちらはシンプル。焼き胡麻豆腐の旨さが際

立つ。可愛い茄子の器に入った揚げとうもろこし・和牛・加茂茄子以降、食事までの料理はすべて素晴

らしく美味しかった。酒呑み客にはカラスミとバチコの肴が。食事はお約束の鯛茶。先ずは白飯の上に

胡麻で味付けられた鯛を載せて食べる。次はお茶をかけてさらさらと。どっちも旨いぞ。水菓子もいい。

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7月 29日(火) 晴れ 今日も湿度が低い

 卵トーストサンド、札幌「ペイストリー スナッフルズ」のチーズオムレット

 由布院の茹でとうもろこし

夜 白金台 トラットリア「ダル・ビルバンテ・ジョコンド」(4人で) 鮮魚のカルパッチョ、ノルチア産プロ

シュートとふくどめ牧場のサラミ、ブルスケッタ3種盛り合わせ、フラスカレッリ黒トリフのペースクリ

ーム、手長海老と浅利のリングイネ、牛テイルお煮込み下町肉屋風、豪州産ミドルグレイン牛フィ

レ炭火焼き、ほうれん草のユダヤ風ボルベッチトマトソース、紅茶のジェラート、ハウスワイン白

2800円×2本、赤ワイン2800円  4人で3万7600円

  

  

  

昨夜は帰宅してからまたパソコンの前に座り、パクパク日記をアップした。ランチはまたとうもろこしを2

本茹でてムシャムシャ。Sブーお疲れ様会第2弾はA先生とマキコ夫婦と3人で彼女を囲む。マキコが

ランチして美味しかったというトラットリアは、目黒の「ランテルナ・マジカ」や白金台の「アンティーカ・ヴ

ィネリア・ジュリアーノ」などで修業した肩が昨年独立してオープンしたお店だそうだ。皆さんのお土産に

5本のとうもろこしを持ってタクシーに乗ったのだが、遠回りされて5分遅刻しちゃったよ。Sブー、長いこ

とお疲れさまでした!乾杯!と酒を飲むのはA先生とマキコ夫婦と私。前菜やらパスタやらメイン料理

やらをA先生が中心にオーダーしてくれる。こちらは出された料理を食べるだけ。前菜もパスタも肉の

メインディッシュも選んでもろた。長いことお疲れ!かんぱーい!大勢いると、あれもこれも食べられて

いいよねぇ。難はあとで何を食べたか思い出せないことよね。ワイン3人で3本も飲んでしまいまった。

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7月 30日(水) 晴れ 

 ヨーグルト

昼 代々木 「火の国」 小チャンポン 730円、+野菜倍盛り 170円

  

午前中代々木の整体。ここに通ってもう十数年になる。たぶん、通っている患者の中では一番古いだろ

うな。治療の帰りにいろんな店でランチを食べたが、私がここしばらく凝っているのは「火の国」の野菜

倍盛りのチャンポン。「一日に必要な野菜がこの1杯で摂取できます!」の謳い文句だった。大好き!

夜―1 荒木町 「和食 こんどう」 (3人で) お通し:もろこし豆腐生ウニ、ニシンの炊き合わせ、蟹と

         アボガドサラダ、お造り:大間マグロ・キジハタ・白イカ・太刀魚、山科茄子とアワビのお椀、冬瓜と

         蟹の冷製炊き合わせ、とうもろこし(群馬のめぐみ)揚げと鱧の天ぷら、大山地鶏の龍田揚げ、飛 

         騨牛八丁煮込み、つまみ:スモークチーズとジャコ、温かい稲庭うどん、生ビール、麦焼酎など 

        3人で4万3600円

  

  

  

  

今夜はBちゃんにお礼をする会+Sブーお疲れ様会(もうそろそろいいよね。3回目だし)を兼ねて、近

所の「こんどう」を予約している。昨今「こんどう」は大人気でほとんど予約が取れない。お店には結構な

ことだが、いつだって来れば座れた少し前が懐かしくもあってね、アハハ。5千円のコースを注文する人

が多いようだが、今夜はアラカルトでね。お二人には全く相談せずに、近藤さんと相談して私が料理を

決める。好きなものばっかり(笑)。Bちゃんはホテルに関連した仕事だし、息子さんは調理師になられ

たような人だから味には一応うるさい。その彼もお通しのもろこし豆腐生ウニから「旨い!」と言ってい

た。後半は大山地鶏の龍田揚げに飛騨牛八丁煮込みとボリュームたっぷりの料理が続き、3人ともペ

ースがガクンと落ちる。龍田揚げの残りはSブーの明日の朝食になることに。超満腹と言いながら、〆

には温かい稲庭うどんを注文して汁まで飲み干してしまうのだから、恐ろしい3人ではある。ゲップ!!

夜―2 舟町 「TWENTYGRND 山崎 ロック 2杯(Bちゃんにゴチになった)

腹ごなしがてら近所の「TWENTYGRND」。珍しく満員の盛況だ。ここではBちゃんがゴチしてくれた。

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7月 31日(木) 晴れ 暑っ!

朝 無し!

昼 荒木町 「キッチンたか」 柚子おろしポン酢ハンバーグ定食 960円、持参のふすまパン

  

朝から忙しい。近所の西洋医者に行き、数ヶ月に一度の血液検査(血糖値とかいろいろね)と腹こわし

などの薬を貰う。次は郵便局だ。ナゼ郵便局はいつもこんなに混んでいるのだろうか。ここで支払いを

して次ぎは銀行。なんてやっている間に昼メシドキとなってしまった。鰻行きたいがここのところゼータク

が続いているしなぁ・・・なんて考えながらトボトボ歩いていると。人気店「キッチンたか」の前の行列が

無い!千載一遇のチャンス!カウンター6席しか無くていつも行列が出来ているのだ。以前四谷駅近く

しんみち通りの「洋食エリーゼ」がある日揚げ物専門の店「かつれつ四谷たけだ」に衣替えしてしまい、

揚げ物以外のメニューファンを嘆かせた。3年前エリーゼで働いていた方が、荒木町に小さな店を開い

たのが「キッチンたか」である。古巣に遠慮してか揚げ物は一切無しで「焼き炒め専門店」とわざわざ謳

っている。柚子おろしポン酢ハンバーグ定食を食べた。ハンバーグを切り取るとジュワ〜ッと肉汁出た。

夜 舟町 「おちあい」 揚げ茄子の煮びたし、じゅんさい入り冷たいとろろ汁、刺身盛り合わせ、和風し

ゅうまい、イカの唐揚げ、よもぎ蕎麦、チータンタン)、ビール小、麦焼酎 @4千円

  

  

明日から東北の旅3日間。その直後はちょいと長い海外。そんなワケで、午後は国内の旅支度をしな

がら海外分もちょこちょことね。つくづく「旅支度人生」やってんなぁと呆れちゃうよね。夜は「おちあい」。

元はご主人のまかないメシだった「よもぎ蕎麦」。私も食べてみたい!とお願いして今ではお気に入り。

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8月 1日(金) 東京は晴れ 八戸は晴れ 午後一時雨

朝 東京駅 「かんだやぶそば」 納豆おろし蕎麦 650円

  

6時起床。アレコレソレコレ・・・7時半BSで「花子とアン」・・・アレコレソレコレ・・・8時出発。地下鉄で東

京駅。ぐ〜〜。空腹でお腹が鳴る。目の前の「かんだやぶそば」で納豆おろし蕎麦を5分で啜る。東北

新幹線のプラットホーム。「はやぶさ9号」の。〇号車。いたいた、不美子の会メンバー3人が手を振る。

昼 八戸駅メッツホテル 浜料理いかめしや「烹鱗」 八戸ばくだん味噌汁定食 1300円+420円で

せんべい汁に変更

受賞したことがある八戸ばくだん

途中で異変があった。秋田新幹線のどこかで火災があって新幹線は運行を休止。その影響を受けて

はやぶさも30分の遅れが出た。12時30分八戸駅到着予定だったが1時になった。腹が空いた。幸い

R子が「着いたらすぐご飯」のレストランを探していてくれた。駅ビル直結のメッツホテルの浜料理いか

めしや「烹鱗」。メニューが何とも魅力的で不美子の会一同あれもこれもとおおいに悩む。大喰い系(私

は最近変わりつつあるけど・・・むふっ)の大S子さんと私は八戸ばくだん味噌汁定食で味噌汁をせん

べい汁に変更して貰った。ほう、これがせんべい汁かぁ。想像した通りの味であった。旨い定食である。

   

  

青森新幹線駅は「八戸」駅。従来線の駅は「本八戸駅」。この2つの駅が結構離れていてややこしい。

新幹線が無かった時代、町の中心は本八戸だった。ランチ後は八戸駅から本八戸駅近くの八戸グラン

ドホテルまでタクシー乗る。チェックインして近くの大通りに祭を見学に行く。不美子の今年の夏の祭り

は「八戸三社大祭」。知名度はいまいちだが、調べると面白いお祭りなのである。今日8月1日は中日

で「お通り」。おがみ神社から長者山新羅神社まで古事にのっとった行列が「お通り」と呼ばれるらしい。

午後3時いよいよその「お通り」が始まるというところに無情な雨が。しかし祭は続行。出て来た!旗持

ち手古舞、べぴんさんが先導となり「引き子」に引かれた大きな山車!電線が引っ掛からない場所でパ

フォーマンスが始まる。かなり大きいのに「引き出し」とか「回転」と呼ばれる左右がパタパタと開いて幅

が広くなった。中段では「セリ上がり」がスルスルっと上に飾りが伸び、その上、折りたたまれていた「バ

ッタンコ」という仕掛けが起き上がって主役が登場。高さ10b、幅8bにもなった山車からは蒸気が吹

き出たり仕掛け満載。「孫悟空閻魔殿で大暴れ」だの「日本神話古事記神々の物語」とか「武田騎馬軍

団と不動明王」とか「歌舞伎舞踊石橋」とかいろんなテーマの山車が何と27台!確かに「日本一の山

車祭り」ではある。これが手造りというのだから恐れいる。それだけでなく、虎舞、里神楽、御神輿など

もどんどん出て来るのである。国指定重要無形民俗文化財指定となって今年で十周年になると言う。

夜 本八戸 「銀波」 5千円のコース(前菜:さざえ・蟹長芋羹・枝豆入りクリームチーズ・みず・煮凝り・

真丈とうもろこし巻き、殻付きムラサキうに、いちご汁(アワビとうにの潮汁)、お造り:下北半島の

鯛・尻屋のマグロ・八戸の真イカ、あぶらぼう(銀タラ)の照り焼き、おぼろ昆布巻鯖俸鮨、貝焼き 

生卵付き、(ホヤの酢の物)、冷たいたぬき温玉蕎麦、杏仁豆腐とスイカ)、生ビール 2杯、「いい

ちこ」3千円ボトル

  

  

  

今日の「三社大祭り」の予定では午後3時に出発して5時過ぎまで「お通り」が行われるということだった

が、3時間過ぎても終わりそうになかった。ガラスの膝の私は立ちっぱなしがツラクて途中でホテルに

引き上げた。例年祭りの夜は居酒屋なんてことも少なくないのだが、今年はR子が立派な料亭を予約

してくれた。その名も「銀波」。大震災の後建て直したとかで新しく立派な建物だ。足のことを勘案してお

座敷にテーブルと椅子をセットしてもらっていた。R子よ、オヌシは気がきくのう。5千円のコースと聞い

たが、その豪華なこと豪華なこと。前菜の後は殻付きムラサキうにそしてアワビとうにの潮汁のいちご

汁だもんねぇ。スゲエやぁ。食事の冷たいたぬき温玉蕎麦と水菓子まで「うめぇ、うめぇ」と頂いたのだ。

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8月 2日(土) 八戸も奥入瀬も晴れ 暑い!

朝 本八戸 「八戸グランドホテル」 朝食ヴュッフェ 1000円

  

祭りの出発点のおがみ神社からほど近い「八戸グランドホテル」。祭り当日でも普段と変わらぬ料金で

朝食付きツイン部屋で1人6500円!しかもその朝食ヴュッフェがかなりの豪華版なのである。私なぞ

焼き茄子を山ほど食べてしまったぞ。どこかのお父さん「ユンベの夕メシよりずっとゼータクだもんな」。

  

              広々とした種差天然芝生地にウミネコが遊ぶ                     葦毛岬展望台       

 

                  八戸市水産科学館(マリエント)には海亀が3頭                 ウミネコの大繁殖地の蕪島神社     

午前中は八戸観光だ。不美子の旅はたいがい大S子さんが運転するレンタカーで移動することが多い

のだが、今回は借りていない。そこでタクシーをチャーターしてめぼしい観光名所を回ろうということに

なった。若くて優しい運転手さんと相談してR子と大S子さんがコースを決める。先ずは種差海岸。海

岸に行くのだと思ったら、波打ちぎわまで広がる種差天然芝生地の前に車が止まり、一同「ほぅ〜」。ゆ

ったりとした傾斜の丘陵地帯に芝が敷き詰められた気持の良い場所である。詩人の草野心平、作家の

佐藤春夫や司馬遼太郎、画家の東山魁夷なども縁のあった場所と聞く。葦毛岬展望台、ウミネコの大

繁殖地であるパワースポットの蕪島神社まで「三陸復興国立公園」に指定されたそうだ。八戸市水産科

学館(マリエント)に行く。あまり期待はしていなかったのだが、海亀の亀吉クン始め楽しませてくれた。

昼 八戸駅メッツホテル 浜料理いかめしや「烹鱗」 海の幸カレー 1100円、せんべい汁 600円

  

「八食センター」という巨大な総合食品センターを冷かした後、親切な運転手さんに八戸駅まで送って

貰う。お礼に冷たいお茶を差し上げたら、あちらからも冷たいりんごジュースをプレゼントされてあたふ

た。良い人だったねぇ、と言いながら昨日と同じ店でランチをする不美子の会面々。何食べるかさんざ

ん迷って昨日隣のテーブルでお婆さんが食べていた海の幸カレーにせんべい汁を食べることにした。 

夜―1 奥入瀬・森のホテル ディナーコース(アミューズ:ツナとポテトのキッシュ・ポークと胡桃のパ

テ・チーズボール、霜降り真鯛と地場産野菜のコンポジション香味ソース、冷製コンソメスープとグ

リーンアスパラのクリスタル、青も呂さん海峡サーモンのスパイス焼き大葉風味で、低温ロースト

国産牛肉の得ギュエットスパイシーカレーソース、抹茶のテシラミスとアイスクリーム マスカルポ

ーネチーズソースで、パン、お茶)、生ビール 700円×2杯、麦焼酎「和ら麦」ボトル 3500円

  

  

今夜宿泊する奥入瀬の「森のホテル」は、八戸と青森(新青森も)との間に送迎車を出してくれる。今日

はそれを利用して八戸→ホテル、明日はホテル→新青森に移動することにしている。そんなことでレン

タカーを借りなかったのだ。八戸駅13時半の迎えの車で奥入瀬に向う。客は私ら4人だけだった。道が

空いていて1時間半の予定が1時間で着いてしまった。え?あの丘の上の建物が「森のホテル」?以前

はカンポの宿だった?抱いていたイメージがガラガラと崩れたが、何とか立て直してチェックイン。部屋

は広々しているし、設備も良いからいいことにするか。奥入瀬と言いながら、渓流までは6`以上離れ

ている。R子は奥入瀬未体験なので小S子さんと大S子さんが付き合って宿の車で出かけて行った。

奥入瀬に何度も来ている私はパスして温泉に入る。湯上り後本を読んでゆったりしている所に3人が帰

って来た。ほうほうのテイで。送迎はして貰ったものの、蒸し暑い中ブヨと戦いながら数`歩いたのだそ

うだ。「夢子さん来なくて良かったですよ」と言われて、心から「いがっだぁ」。そんな3人も温泉浸かって

サッパリされた後、レストラン「ラブリーズ」で夕食。生ビールで乾杯。グビグビグビ、プッハ〜。旨い!

夜―2 奥入瀬・森のホテル客室にて バースディケーキ

  

夕食を終えて部屋に帰ると、お願いしていたバースディケーキが届いていた。京都で買ってホテルに送

っていたプレゼントも届いている。小S子さんと大S子さんは8月生まれなので、夏の旅ではお二人の

合同誕生日祝いをさせて貰っている。「お誕生日おめでとうございまーす!」。と焼酎で乾杯したのだ。

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8月 3日(日) 奥入瀬も青森も東京も晴れ 暑い!

朝 奥入瀬・森のホテル 朝食ヴュッフェ

    

5時過ぎには目が醒めた。一番だろうと6時前に温泉に行くと既に1人先客が。チェッ!である。普段も

朝風呂派なので温泉があるって有り難いねぇ。空腹で予約時間より早くレストランに出かけた。ここもま

ずまずの朝食ヴュッフェ。1泊2食付きで、往復長距離送迎があるなら2万円弱はお得な料金である。

昼 新青森駅 「めぇ」 シジミラーメンとミニ帆立丼のセット 1150円

  

奥入瀬・森のホテルに宿泊しながら、チラリとも奥入瀬渓流を見ないまま、10時の青森・新青森駅行き

の送迎バスに乗る。今日は途中の宿からも乗る人がいて大型バスでの送りだ。山の中の道を辿るコー

スは、左右の林の緑が実に美しい。緑が目に染みる。やがてねぶた祭が行われている青森の町を抜

けて青森駅着。ここで数名の客が降りる。私らは4`離れた終点の新青森駅下車。ありがとねー。今日

の青森は暑い!30度は悠に超えている。駅に併設されている「あおもり旬味館」は、土産買う人、食事

する人、休憩する人々でごった返していた。トイレも大行列。やっとの思いでロッカーに荷物を収納し、

ランチ。どっちの店にする?悩んだ末、「太宰の書」など太宰治に関連する掲示がある「めぇ」に入る。こ

こでまたメニューで悩む。大S子さんと私はシジミラーメンとミニ帆立丼のセット。十三湖のしじみ。S子さ

んのラーメンにはどっさりのしじみ。私の丼はそこそこのしじみ。その上空っぽが多い私のしじみ。泣く。

午後のお茶 新青森駅「Sweet Peach Cafeteria」 コーヒー

あまりに暑くて外に出る気がせず。「Sweet Peach Cafeteria」でお茶を飲みながら、交替で土産を

買いに行く。私は豆入り手焼きの煎餅を買った。皆さんはどっさり。14時38分発のはやぶさで帰京。

夜 荒木町 「宮わき」 お通し:小柱おろし、水茄子の糠漬け 550円、根三つ葉のお浸し 500円、

      山形茶豆塩茹で 600円、丹後牛とごぼうのきんぴら 750円、ハモと新玉葱の玉〆 1200円、

     生とうもろlこしかき揚げ 1300円、素煮麺、生ビール 2杯、麦焼酎ダブルロック 2杯  @9600円

  

  

帰りの新幹線も全席満席。行きより土産の量が増えた分、帰りの列車の混雑感が増したようだ。午後6

時過ぎ東京駅着。青森も暑かったが、東京はもっと暑いや。小S子さんとお別れして、大S子、R子と3

人は1台のタクシーに乗る。この3人は自宅方面が大雑把に言えば同じ方向なので、たいがいの場合

は一緒にタクるのだ。「お世話になりましたー!お気をつけて!」。すっかりサウナ状態になっている部

屋を冷やし、洗濯物を洗濯機に放り込んでメールチェック。それが済んだらさっさと「宮わき」に出かけ

る。東北でさんざん魚介類を食べて来たから、野菜中心のメニューを注文。蛋白質は鱧だけだよーん。

                       _______________

【今週の振り返り】

四谷しんみち通りの「洋食エリーゼ」が大好きだった。そう思っている人(特に若い男性)が多いせいか

いつだって店の前には長い行列が出来ていた。私にとっては「並んでも食べたい」数少ない店の一つで

あった。好きなメニューはたくさんあった。通称メンコロ定食、メンチカツと海老クリームコロッケの盛り合

わせ定食もよく食べたし、ビーフトマト定食も大好きだった。ハンバーグ定食にメンチ1個付けてね、な

んて注文もしたし、オムライスも人気メニューだった。いつもキレイな揚げ油を使ったサラッと揚がった

揚げもの、丁寧に刻まれた付け合せのキャベツ、組み合わせ自由な豊富なメニュー、色違いのバンダ

ナを頭に巻いた店長以下キビキビ働く調理場のスタッフ、どんなに混んでも優しい対応をする女性ホー

ル担当、清潔な店内・・・そんな「洋食エリーゼ」だった。

ある時、その「洋食エリーゼ」店長からメールを頂いた。大好きな店の店長からメールを貰うなんて嬉し

いじゃないか。何でもご自分のホームページを作り出したところで、先輩の夢子さんに意見を聞きたい

といった内容だったように思う。その内容はともかく、あの店長がパクパク日記をご覧になっていたこと

がとても嬉しかった。その「洋食エリーゼ」が新橋支店を出されたことがあった。以前職場もあって馴染

み深い場所新橋とあって私は喜んだ。暫くして行ってみたら、何と「数日後に閉店します」と。アッケない

新橋店であった。

数年前、知人から連絡があった。「一晩で「洋食エリーゼ」は揚げ物専門の店に変わってしまった」と。

揚げ物を極めたいという店長のこだわりだと聞いた。ハンバーグ定食メンチ1個添えもビーフトマトコロ

ッケ付きもダメってことだ。何でよ!と私はずっとムクレていた。で、新装なった「かつれつ四谷たけだ」

には足を向けなくなった。相変らず人気はあるらしいが。3年前近所に「洋食エリーゼ」の元スタッフが

揚げ物を除いたメニューを出す店を開いたと聞いた。「焼き炒め専門洋食」と謳うその「キッチンたか」に

初めて行ってみた。ビーフトマトもオムライスもカレーもある。ハンバーグ旨い。これにコロッケでも付け

ることが可能ならもっと良いのになぁ。何だかなぁ。

夏祭りを楽しむ不美子の旅は今年で11回目。今年選んだ祭りは青森県の「八戸三社大祭」である。11

回で東北はこれで5回目。不美子の会はかなり東北好きである。夏になると、東北のあちこちで夏祭り

が始まる。青森県では7月31日「八戸三社大祭」を皮切りに、「弘前ねぷたまつり」、「青森ねぶた祭」、

「五所川原佞武多」、岩手県では「盛岡さんさ踊り」、「北上みちのく芸能まつり」、秋田県では「秋田竿

灯まつり」、「七夕絵どうろうまつり」、宮城県では「仙台七夕まつり」、山形県では「山形花笠まつり」が、

福島県では7月最終土日月に「相馬野馬追」が、「福島わらじまつり」、「郡山わらじまつり」が行われる。

不美子の会では、これまで「青森ねぶた祭」と「盛岡さんさ踊り」、そして秋田県の「西馬音内盆踊り」

(にしもない)と同じく秋田県の「花輪ばやし」という通好みって言うか、あまり知られてはいないものの

素晴らしいお祭りを楽しんだ。そうそう余談ではある(そもそもここに書かれることはすべて余談であり

ますが)が、「花輪ばやし」を開催する秋田県鹿角(かづの)市には「花輪ねぶた」もあり、その様子が少

し前の「週刊新潮」のグラビアで紹介されていた。8月7日8日に行われる「花輪ねぶた」では祭の最後

にねぶたが橋の上にずらっと並べられる。ちょっと簡素かなぁというねぶたであるが驚くのはここから。

何と一斉に火をつけて惜しげもなくボォ〜っと燃やしてしまうのである。いつの日かこの「花輪ねぶた」

も見に行きたいなんて思ったりしてね。

さて、「八戸三社大祭」である。豊作祈願から始まったこの伝統行事は290年近く続いているという。江

戸時代は、おがみ神社と新羅神社のお祭りだったが、明治に入ってから神明宮が加わって三神社によ

る合同のお祭りになった。で「三社大祭」。仕掛けがたっぷりの巨大な山車が27台もあって「日本一の

山車祭」と言われる所以だが、中には100周年、30周年を迎える山車もあると言う。私達が見学した8

月1日は神輿と山車の合同運行が行われる「お通り」。笛と大太鼓、小太鼓のお囃子と共に、子供達中

心の引き子が大きな山車を引いて来る。「ヤーレ、ヤーレ、」「ヨーイサ、ヨーイサ」の掛け声をかけなが

ら。豪華な山車や仕掛けの多さにもビックリさせられたが、それ以上に引き子の子供と中高生など若者

の多さに驚いた。イマドキ、こんなに多くの子供を見たことが無かったので、それだけでも感動する。子

供達が伝統の衣装を付けて祭に参加し、太鼓を叩き、笛を吹いて行列を歩いて行く。いいなぁ、こうゆう

の。八戸の若い皆さん、お小さい方々。これからも八戸の伝統のお祭り、しっかり受け継いで次代に伝

えて行ってくださいね。頼みましたよ。あまり知られていませんが、お勧めです、この祭!

                   長生き亀が見届けるカメ

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