パクパク日記14年10月2週

               台風18号が無事去って水曜日からドイツとデンマークへ

             シュベリーン城  リューベック市庁舎

10月 6日(月) 台風18号東海地方上陸!

朝 家食 卵トーストサンド、サラダ、ご当地クノール:きのこのスープ、バナナ、ユーグレナヨーグルト

  

             台風18号があっという間に通過して行った。我が家からみた台風一過風景  富士山も見える

昨夜から雨足が強くなったがいよいよ台風18号の到来である。NHKは連ドラ「まっさん」や「朝イチ」な

どのレギュラー番組を外して、台風情報一本槍。午前8時過ぎ、台風18号は静岡県に上陸し、北東に

向っている。それにしても東京はやけに静かだなぁと思っていたら、午前11時過ぎ突然窓ガラスが激し

い風で揺れ出した。ピューピューガタガタ。バシッバシッと雨が叩きつけられる音。今台風が通り過ぎて

いるのかなぁ。と、思ったら静かになって突然明るく。台風一過!素晴らしい青空になった。台風去る。

昼 無し

夜 四谷三丁目 「酒月」 お通し:ムラサキシメジとエリンギ茸とパンチェッタ、ポテトサラダ 380円、ア

ボガド納豆 海苔添え 550円、栃尾揚げ 450円、手羽先さっぱり煮 500円、牛スジカレー(辛

口)、生ビール 2杯、麦焼酎ダブロック 2杯 @4870

  

  

旅の準備を始める。のろのろと。成田泊なら出発前日午後には宅配会社が集配に来るからテキパキ

やるのだが、羽田空港発の場合は自分でスーツケース持って行くから「明後日の朝までにやればいい

い」という事実が本来の怠けモノ根性が頭をもたげるワケ。夏休み最後の夜に泣きながら宿題全部や

らねばならなかった小学校時代から何ら進歩していないってことだわなぁ。薬の準備しただけで今日は

終わり。で、夜は早々に飲みに行っちゃう困った婆さまである。四谷三丁目の駅の上にある「酒月」。こ

の店ではポテトサラダとアボガド納豆 海苔添えは必食(こんな言葉は無いけど意味はわかるでしょ)

である。そして〆は私のために辛くしてくれる特製の牛スジカレー。食べ始める時は嬉しさが満面に!

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10月 7日(火) 晴れ

朝 家食 牛肉コロッケふすまバーガー、ご当地クノール:きのこのスープ

昼 舟町 四川料理「峨嵋山」 味噌味たんめん(細麺)、杏仁豆腐 950円

  

さすがに明日出発だからさすがに今日は本気になる。チャカチャカチャカ・・・・モゾモゾモゾ・・・・終わ

り!これで旅の準備はほほ出来た。遅くなったランチはどこに行くか。チョー久し振りに四川料理「峨嵋

山」に行った。午後2時近くなのに店内は満員で2人待っている。びっくりだ。味噌味たんめんなんて珍

しいからと頼んでみた。でも隣も斜めも食べている麻婆焼きそばも良かったなぁ。次はあれにしよっと。 

夜 舟町 「山灯」 2500円のミニコース(前菜5種盛り、鯛と蕪の菊花の碗、穴子の白焼き+1000

     円、米沢牛A5ロース炙り焼き+2600円、焼き秋刀魚と梅雑炊、香の物+860円、生ビール2杯、

     麦焼酎 @7910円

  

  

時間がかかったパクパク日記9月2週がようやく出来上がった。一眼レフとご飯カメラのリコーコンパク

トカメラに加えて、アイパッドで撮影した分もあるから写真のファイルを探すのにえらく手間がかかった。

その上アイパッド分がほぼ全部逆さまに映っていて、向きを変更する方法がわからずオロオロしたこと

も一因だ。何とかアップしたところで、既に午後8時を過ぎている。明日朝早いけど、チャチャッと食べて

(ついでに飲んでもね)来るかな。「山灯」でミニコースを注文したところ、店長がお休みだった影響もあ

って待ち時間が長くなった。そんなことで、遅く帰宅したから手荷物の準備をする時間しかなくなった。

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10月 8日(水) 東京は晴れ

第1食 羽田空港ANAラウンジ きつねうどん、お稲荷さん

第2食 ANA 羽田=フランクフルト ビジネスクラス機内食(洋食)+持参のふすまパン

  

第3食 ANA 羽田=フランクフルト ビジネスクラス機内食(和食)

  

6時起床。昨夜やり残したことをチャカチャカやる。あれれ、パソコンのナナちゃん(パソコンにも名前を

つけている)が起動しないぞ!帰国してから立ち上げるのに時間かかるなぁ。予約しておいた羽田空港

定額タクシーで国際線ターミナルへ。朝ご飯はいつもの通り、ANAラウンジでね。ANAフランクフルト

行き。スタッカード座席だから映像が見やすい。映画「テルマエ・ロマエU」。古代ローマ帝国の人々に

は主演の阿部寛の他北村一輝、宍戸開、市村正親など濃いというかクドイ顔の人達。平べったい顔族

の中にはお相撲さんも大勢いて、曙や琴欧洲もいて笑ってしまう。やっぱり続編はマンネリ感あるね。

映画はこれだけにして、大泉洋の「水曜どうでしょう」。数年前の作品だが、面白いよなぁ。「クールジャ

パン」の居酒屋編、「エノテカピンキオーリ」のJシェフマダムのドキュメンタリーを観た。出発が遅れた

のでフランフルとにも30分遅れで午後5時前到着。乗り継ぎ時間ガ少ないから急いでゲート移動する。

第4食 ルフトハンザ フランクフルト=ベルリン ビジネスクラス機内食(軽食)

  

ヨーロッパ内は国内線みたいなものだが、エコノミー席だった。ところが搭乗寸前オーバーブックだから

とルフトハンザがビジネス席に変更してくれた。お陰で軽食ではあるが、機内食も出たよん。午後7時

半雨のベルリンに到着。タラップで降りたから雨に濡れた。ホテルチェックイン。ウィスキー飲んで寝る。

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10月 9日(木) ベルリンとポツダムは曇り時々小雨  1ユーロ=約142円

朝 ドイツ・ベルリン 「クラウンプラザ」 朝食ヴュッフェ+持参のふすまパン

  

ヨーロッパの中で、イギリス人はガーデニング、ドイツ人は家づくりに熱心で、食事や料理はどーでもよ

ろしいと思っているとみられて来た。ような記憶がある。だから、イギリスでまぁ料理らしいものはロース

トビーフくらいのもので、フィッシュアンドチップスなど食べられたものじゃないとか、ドイツ人はソーセー

ジとじゃが芋とビールさえあればいいんだ、なんてね。しかし、その両国の朝食はボリュームたっぷりで

食べ甲斐がある。イタリアやフランスのコンチネンタル朝食とはエライ違いだ。そんなことで今朝も楽し

みにしてレストランに行ったのだが、ふーん何だぁたいしたことないなぁ。S木さん着物姿で登場した!

  

       海外旅行好きの皇太子夫妻           夫妻の4人の王子達          スターリン、トルーマン、チャーチル

  

   ソ連が一番立派な部屋を控え室に         会談はこのテーブルで行われた

どんよりしたお天気の中、ポツダムに向う。まずはツェツィーリエンンホーフ宮殿に行く。ドイツ(プロイセ

ン)最後の皇太子のために建てられた宮殿で、ツェツィーリエ夫人の名前をとってツェツィーリエンンホ

ーフ宮殿と呼ばれている。去年の10月13日に来たばかりだけどね。それだけならわざわざ観光に来

るような城では無いのだが、ここでナチス・ドイツ降伏後第二次世界大戦の戦後処理を決定するために

米国・英国・ソ連首脳が集まって協議したポツダム会談が行われた場所なので有名になった。この会

議で日本軍の無条件降伏を求めるポツダム宣言も表明された。会議や皇太子一家の写真に見入る。

  

      庭園の6段に連なるテラス                 じゃが芋栽培を広げた大王の墓にはじゃが芋が供えられていた

この後はサンスーシー宮殿に行くのがポツダム観光の順番だ。「サンスーシー」とはフランス語で「憂い

なし」の意味。フリードリヒ2世が自ら設計を行ったロココ調の宮殿で、ツェツィーリエンンホーフ宮殿と

共にポツダムとベルリンの宮殿群と公園群の1つとして世界遺産に登録されている。この宮殿の見所

は多いが、その一つは庭園。6段に連なるテラスは下から眺めると実に美しい。夏の離宮のつもりだっ

たサンスーシー宮殿はフリードリヒ2世の居城となる。庭園の一角に生前から自らの墓を造っていたの

に教会に埋葬されてしまったフリードリヒ大王。遺骨は1991年にここに戻り愛犬達と共に眠っている。 

昼 ポツダム 「MOVENPICK」 サラダ、鱒のムニュエル、キュウリの付け合せ、コーヒー

  

  

 ペルガモン博物館  ミレトスの市場門                     イシュタル門から入るとライオンの行列通り      

夜 ベルリン 「テオドール・トゥハー」 魚介の前菜(鮭・帆立・マグロの塩漬け)、仔牛料理 赤いマッシ

ュポテト、リンゴのタルトとムース、カモミールティ、ビール、白ワイン、赤ワイン各6ユーロ

  

  

ご飯カメラの調子が悪い。長い間活躍してくれたからそろそろ引退時期なのだが、これで無いとイヤと

延命しているからなぁ。ランチの写真など真っ暗で何とか修正して載せたけど。ベルリンに戻ってペル

ガモン博物館に行く。ここに来るのは3回目だ。大規模なリニューアル工事が行われていて、一番の見

所であるベルガモンのゼウスの大祭壇がクローズされていた。私は2回観たからいいけど、初めての

人はガッカリだよね。私はバビロニアのイシュタル門が好き。博物館見学の後は、今や観光名所となっ

ているベルリンの壁やブランデンブルグ門に行く。ホテルに一旦帰る時間は無いので、そのまま夕食と

なる。レストランはブランデンブルグ門のすぐ近くの「テオドール・トゥハー」。2年半前この店でランチ食

べたことがある。メニューはドイツ版豚足のアイス・バインだった。高級レストランなのだが、メイン料理

に添えられた赤いマッシュポテトはいかがなものか。同じ店内に4人×7卓もの日本人ビジネスマンが

食事していた。ライトアップされたブランデンブルグ門が美しかった。大型の台風19号が日本に近い?

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10月 10日(金) ベルリンもシュベリーンも晴れ 今日は暖か

朝 ドイツ・ベルリン 「クラウンプラザ」 朝食ヴュッフェ+持参のふすまパン

  

  

     今日は美しいシュベリーン城                    豪華なシュベリーン城内部

5時半起床。シャワーを浴びてパッキングし、6時半にはバゲジダウン。どうだ!仕事早いだろ。朝食ヴ

ュッフェにヌードルスープというのがあった。茹で過ぎのラーメンみたいだった。8時ホテルを出発して北

へ向う。シュベリーン城に到着したのは1045分だった。去年1015日に来た時は、雨がじゃんじ

ゃん降っていて良い思い出が無い。でも今日は素晴らしいお天気だ。晴天だと城もうんと美しく見える。

 シュベリーン城 「オランジェリーカフェ」 チキン ポテトと温野菜添え、パンナコッタベリーソース、

コーヒー

  平常時の操舵室はこうだ     橋の手前で操舵室が下に下がって船長だけが見える    橋桁ギリギリで通過!

去年と同じく、ランチは城内の「オランジェリーカフェ」で。料理の味はまずまずだったのだが、レストラン

スタッフの対応にびっくり。ある方が注文した赤ワインに虫が入っていたのに、「お代は結構ですから新

しい赤ワインお持ちします」でもなく、「申し訳ありませんでした!」と謝罪に来るでもなく。コーヒー用に

ミルクを床に落としたと思ったら、拾ってテーブルに投げつけた・・・。どういうこっちゃ!昼食後はシュベ

リーン湖のクルーズ。特にみるべきものもなく、一言で言えば「退屈」だった。しかし。2階席一番前に座

った私らの目の前で面白いことが1つあった!1ヶ所橋桁までギリギリの橋を潜る時、操舵室自体がス

ルスルと下に下がって行き、船長だけが剥き出しに。乗客にも橋を潜るまで絶対立つな!とアナウンス

があり橋下を通過。すると操舵室がスルスルと上って来て何ごとも無かったように。帰路も同じだった。

夜 リューベック ホリディ・インホテル ディナーヴュッフェ、ビール、白ワイン、赤ワイン各5ユーロ

  

  

船の1階にいたら、こんな面白い場面は見えないから退屈で居眠りしていた人もいたようだ。1時間半

移動して今日から宿泊するリューベックに5時半到着。ホリディ・インホテルにチェックインした。夕食は

ホテルレストランでヴュッフェ。朝は良いけどディナーヴュッフェはつまらん。午後8時には部屋に帰る。

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10月 11日(土) リューベックとヴィスマールは晴れ

 リューベック ホリディ・インホテル 朝食ヴュッフェ+持参のふすまパン

  

  

      キュールングスボルン=バート・ドーベランを往復するSLモリー号       お店のオバサンと目が合った!  

朝札幌に住む姪のキリコから動画が送られて来た。円山動物園のレッサーパンダの映像だった。いつ

の間にこんな見せる展示になったんだ。ヨシ!私も近々行こう!8時にホテルを出発してキュールング

スボルンに向う。バルト海海浜リゾート地でもあり、SLモリー号の発車地でもある。何度も恐縮だが、

去年10月15日早朝ベルリンから乗りに来た。あの時と同じ10時55分発のモリー号に乗ってバート・

ドーベランに向う。開けた車窓からSLが噴き上げる煙が入って来て臭い臭い。モリー号の面白さはバ

ート・ドーベランに近づくにつれ増す。何たって街中をSLが走るのだから。歩行者も自転車もお店も汽

車のすぐ横。お店の人と目が合っちゃう。100年以上前の客車に乗って味わう45分乗車体験である。

昼 ヴィスマール 「Schwedennache」 トマトスープ、平目のピカタ サラダとポテト添え、持参のふ

すまパン、コーヒー

  

    熱々のトマトスープが旨い!         あっ、腕時計動き出した!        小さくも美しいヴィスマールの町

 

     1478年に出来たホルステン門            マルクト広場に面した市庁舎       バッハもこの町に来た

終着駅から1時間バスに乗ってヴィスマールへ。トマトスープと平目のピカタのランチを摂る。食事中に

モリー号に乗っている間に止まってしまった腕時計が再び動き出した。カメラも腕時計も故障が続いて

ガックリ来ていたので嬉しい。ランチの後は港まで町を散策。150年間スウェーデンに支配されていた

ので独特の雰囲気がある。小さくも美しいヴィスマールは世界遺産だ。その後リューベックに戻って市

内観光。リューベックはハンザ同盟の盟主として繁栄した町で、東西ドイツに分断されていた時は西ド

イツ側の国境の町でもあった。この町の旧市街も世界遺産に登録されている。美しい市庁舎隣のマリ

エン教会にオルガン奏者の職を求めてバッハが訪れたことがあり、トーマスマンの故郷でもあるのだ。

 リューベック市庁舎地下 「ラーツケラー」 ミックスサラダ、2種のソーセージマッシュポテトとザワ

ークラフト、リューベック風邪プディング、ビール、白ワイン、赤ワイン各4.9ユーロ

  

  

1時間のフリータイムの後、市庁舎地下にあるレストラン「ラーツケラー」で夕食。「ラーツケラー」とは

「市庁舎地下のレストラン」という意味なのだそうだ。リューベックには名物の赤ワインがある。「ロートシ

ュボン」(赤い木樽の意)という名前だ。ブドウ畑も無い町の名物が赤ワインなんて不思議な話だよね。

実は当時「白い金」と呼ばれる塩をヨーロッパ各地にっていた頃、フランスボルドーの赤ワインを塩を入

れていた木樽に詰めて持ち帰っていた。すると良い塩梅に熟成されてボルドーワインより美味しくなっ

たってことで「ロートシュポン」と呼ばれるようになったそうよ。飲んでみたが、う〜むの味であったのだ。

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10月 12日(日) ハンブルグは晴れ    1デンマーククローネkr=約21円

 リューベック ホリディ・インホテル 朝食ヴュッフェ+持参のふすまパン

  

    毎週日曜日の朝開かれるハンブルグのフィッシュマーケット  オジサンバンド演奏中!   ウナギも売っている

  

     18世紀のレンガ造りの倉庫街         こんなワンちゃんがいた         ハンブルグ市庁舎

5時起床。今日は早い出発なので早起きした。7時45分ハンブルグに向け出発。日曜日なので道は空

いていて8時45分フィッシュマーケット会場近くに到着。毎週日曜日の早朝から午前中だけここで大規

模な市場が開かれる。倉庫のような建物に入ってみると、大音響!オジサンバンドがロックを演奏し、

客は朝からビールを飲んで盛り上がっていた。自由都市ハンブルグは、エルベ川河口の港湾都市で海

までは100`。フィッシュマーケットと言っても野菜も果物も花も雑貨も何でも売っている。一番賑わっ

ているのは魚介類の店。鯖や鮭、ニシンなどに混じってウナギも店先に並ぶ。こちらはスモークしたり、

煮混んで食べると言う。11時には店仕舞いが始まった。港湾の倉庫街に向う。18世紀のレンガ造りで

現在は博物館や劇場、ショップなどとして利用されている。人工湖を見渡せる市庁舎が立派。ドイツ第

2の都市ではあるが、ブラームスとメンデルスゾーンという偉大な作曲嘉を2人も輩出した町なのだよ。

昼 ハンブルグ駅フードコートインド料理店 (自由食) チキンカレー(小)とサモサ、ペプシコーラ 12

ユーロ 

               チキンカレーとサモサのランチ              13時25分発コペンハーゲン行き

               列車ごとフェリーに吸い込まれていく              45分でバルト海を渡る

ハンブルグ駅でバスのドライバー氏とお別れした。観光から帰って「ただいまー」と挨拶すると、「おかえ

りー」とニッコリ迎えてくれる優しいオジサンだった。この駅から特急に乗るのだが、ポーターがいない。

大小2つのスーツケースをゴロゴロ引いてタイヘンだ。ランチは自由食だった。Mさんとフードコートのイ

ンド料理の店でカレーとサモサを買って食べた。これからこの旅で一番楽しみにしていた列車に乗る。

夜 デンマーク・コペンハーゲン 「ラディソンBLU」のパーティルーム 牛肉のカルパッチョ、仔牛ロー

ルとサラダ マッシュポテト添え、リンゴのタルト アイスクリーム、ルイボスティ、ビール 38kr、白

ワイン 58kr、赤ワイン 58kr

  

  

詳細は今週の振り返りを読んでいただくとして、午後1時半にドイツのハンブルグを発車した特急列車

は、午後6時半デンマークのコペンハーゲン行きに到着した。ホテルは歩いても5分程の距離なのだが、

嬉しいことに大型バスが迎えに来てくれていた。スーツケースを積み込み、人間もついでに乗せて貰っ

ちゃう。デンマークはユーロじゃないのだ、デンマーククローネ。ホテルで両替した。夕食はホテルの宴

会場で。ホテルだからというせいもあるが、お酒がドイツに較べてグンと高くなった。やっぱり寒いねぇ。

                   _______________

【今週の振り返り】

今回の旅には1人参加の女性は私を含めて4名だった。食事ドキにはその女性4人で座ることが多か

った。数日すると「4人はどうゆうお仲間ですか?」と聞かれてびっくりした。そのお一人にツァー参加の

理由をお聞きしたところ、「いろんな乗り物が体験できるから」という答えが返って来た。確かに、湖クル

ーズもあるし、SLモリー号にも乗ったしね。じゃ、私の参加理由は?ベルリンには既に何度も来ている

し、ポツダムもシュベリーン城もモリー号も去年来たばかりだ。なのに何で来たのよ!えー、それはです

ねぇ、ずばり「渡り鳥ライン」です。

「渡り鳥ライン」あるいは「渡り鳥コース」は、ドイツ第二の大都市ハンブルグとデンマークの首都コペン

ハーゲンを結ぶ幹線鉄道である。問題はドイツのプットガルデンとデンマークのロービュの間にバルト

海のフェーマルン・ベルト海峡があることだ。全長19`のバルト海をどうやって渡るのか。プットガルデ

ン駅を過ぎてしばらくすると、海が横たわる。バルト海が行く手を遮る。どうする、列車!よーく見ると、

停泊しているフェリーの車両甲板が大きく扉を開け放っている。どうする、列車!するとどうだ!トラック

や乗用車と一緒に渡り鳥ラインの列車はドッドッドッドッとフェリーの中に入っていくではないか。トーゼ

ンって感じで。フェリーの甲板には線路が敷設されているのだよ。列車ごとフェリーに乗り終わると、後

部の扉がガチャンと閉まった。使われている列車は、ドイツ版新幹線のICE。その1等車に乗っていた

のだが、全員下車して上の甲板に行けとアナウンスがあった。航行中、列車は無人となって鍵がかけ

られる。列車の乗客や車ごと乗った人達に混じって上の階に行く。フェリーは既に港を離れてデンマー

クに向け北上している。あぁ、海風が気持良いなぁ。中央ヨーロッパからスカンジナビア、さらに北極へ

と飛ぶ渡り鳥のコースと重なることから「渡り鳥ライン」と名付けられたんですってさ。

フェリーに乗っているのは45分余りだったが、ドイツからデンマークに渡るので上階には大きな免税店

があって多くの客が買い物をしていた。北欧はアルコール始め物価が高いからね、ここでドッサリ買お

うということなのだろう。船内にアナウンスがあり、乗客達はそれぞれ列車や車に乗るため車両デッキ

まで下りて行く。皆列車に戻ったね、って頃ドッドッドッドッと列車はフェリーを降りて、デンマークのロー

ビュに上陸した。2時間も走ると首都コペンハーゲンだ。渡り鳥ラインは一日4往復している。

こんなことが出来るなら、東北新幹線がフェリーに乗って北海道に渡っていけば、青函トンネルを苦労

に苦労を重ねて掘ることもなかったのか?新下関からフェリーに乗って小倉に行けちゃえば新関門トン

ネルはいらなかったのか?いやいや、それより、日本にも過去にはフェリーで列車を運ぶ「車両航送」

はあったのだそうだよ。びっくりだ。戦後の短い間ではあったが、急行「みちのく」などが「車両航送」さ

れていたが、青函連絡船「洞爺丸」事故や宇高連絡線「紫雲丸」事故などが相次いで廃止されたのだ

そうだ。そうかぁ、フェリーの事故があったら怖いわなぁ。

話を「渡り鳥ライン」に戻そう。これを読んで「私も乗ってみたい!」と思った方、お急ぎ下さい。ナゼかと

言えば、フェリーに代わる「フェーマルン・ベルト橋」の建設計画があって、この橋が完成すれば、フェリ

ー運航の終了と共に「渡り鳥ライン」も姿を消すことになる。だから、「渡り鳥ライン」にいつ乗るのと聞

かれたら、「今でしょ」ってことなのである。

そのフレーズ古くね?  ダメよダメダメ   それも

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       ちょっと出かけて参ります。次回パクパク日記更新は

11月18日頃かな。もちょっと早いかな。お風邪など召しませんよう。