パクパク日記16年3月5週
イースター音楽祭を終えて帰国するとアメリカ大使館が待っている
バーデンバーデン・ヴェトナム料理 フランクフルト・ゲーテハウス
3月 28日(月)ドイツ・バーデンバーデンは午前中雨 午後から曇ったり降ったり
朝 バーデンバーデン・ホテルツム・ヒルシュ 朝食ヴュッフェ
昼 バーデンバーデン「ZAME」(自由食)ミニ揚げ春巻6€、フォー・ガー11€、ミネラルウオーター、
コーヒー 22€+チップ1€
昨日大ミサがあったシュティフト教会 重厚なフリードリヒス浴場 近代的なカラカラ浴場
旧市街の一角にヴェトナム料理屋みっけ!嬉しいな!
ヴェトナム料理の定番・揚げ春巻とフォー・ガ―(鶏)。ヴェトナムコーヒーは無いんですって
オース川の橋の上で。名前を知らない小鳥が休憩しておった
今日も早い夕食と夜のオペラ鑑賞まではフリー。こうゆうのいいなぁ。長く続けている海外旅行だ
が、昨今は連泊+終日フリータイムっていうスタイルのツァーが気に入っている。確か、添乗員のU
村さんはフランスのストラスブールへ、Y口さんはドイツ内のカールスルーエへの小旅行に希望者の
皆さんと出かけられたハズだ。今日もまた朝から雨。小降りになった頃、そろそろとホテルを出て今
回最後のバーデンバーデン散歩に出掛ける。坂を上って降りて行くと、フリードリヒス浴場とその向
こうにカラカラ浴場があった。ローマ時代と名前が同じだからってイメージしている人がいるなら、
ここのガラス張りの超近代的なカラカラ浴場を見ればビックリするに違いない。対してフリードリヒ
ス浴場の方はズッシリと重厚でね、とても風呂屋とは思えない。そうそう、一昨日から泊まっている
ホテル客室の浴室でも温泉が楽しめる。今朝入ってみたのだが、熱くて水で薄めねば入れない。カラ
ス行水型だから水で薄めた温泉にちょっと浸かっていただけなのにポッカポカに温まってしまった。
細い路地を歩いていて、ふと見ると何だか美味しそうな店が奥の方に見えた。私は鼻が利く。よっし
ゃぁ!ヴェトナム料理屋を見つけたぞ!金髪碧眼の女性が仕切っていた。満足感の高いランチだった。
早い夜 バーデンバーデン・祝祭劇場「AIDA」ロブスタースープ、仔牛のテンダーロイン、水
イースター音楽祭最終日は、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」
今夜の夕食は、祝祭劇場内レストラン「AIDA」で軽い食事を摂ることになっている。劇場に着いた
時、空の雲がすっと切れて太陽が顔を出した。「今だ!」って感じで劇場をバックに全員で記念撮
影。スープとメインという食事に移ったが、全く空腹を感じないからスープを飲んだだけ。長丁場
のオペラを前にしてはビールやワインがぶがぶというワケにも行かないしね。ふ〜〜。実は今夜こ
こに来るかどうか迷っていた。苦手なワーグナーオペラを聴くのは気が重くて。もったいないから
行きましょうよ、と何人かの方に誘われて来てはみたものの悩みは深い。始まってしまった。序曲
はいいのだ、ベルリンフィルだし。イソルデはエヴァ・マリア・ウェストブレーク、トリスタンは
スチュアート・スケルトン。1幕だけで80分!これが2幕、3幕と続く。やっぱり耐えられない。
休憩時間に席から立って帰る旨U村さんに伝える。外に出ると雨が降っていた。雨の中を軽快に!
遅い夜 バーデンバーデン・ホテルツム・ヒルシュ客室にて 天ぷら蕎麦、オレンジ、ビール、ウ
ィスキー
ホテルに帰ると午後8時過ぎだった。最後まで鑑賞する皆さんが帰られるのは深夜になるに違いな
い。劇場での食事で食べたのはスープだけだったから小腹が空いた。今夜は天ぷら蕎麦にしようか
な。ビールを飲んでズル〜っと蕎麦を啜る。風邪薬のお礼だとО澤さんから貰ったオレンジも旨い。
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3月 29日(火)バーデンバーデンとフランクフルトは曇り
朝 バーデンバーデン・ホテルツム・ヒルシュ 朝食ヴュッフェ
昼 フランクフルト「DEPOT1889」サラダ、白身魚のソティポテト添え、アイスクリーム、コー
ヒー3€
旧市街にある「ゲーテハウス」と呼ばれるゲーテの生家
裕福な家庭で部屋数の多い邸宅には豪華な家具やあ多くの絵画が残っている
ゲーテの父親ヨハン・カスパー・ゲーテ 市長の祖父を持つ母親エリザベート
た父親の書棚 ここがゲーテの書斎 明るい中庭がある
フランクフルト旧市街の中心地レーマー広場ではクリスマスマーケットが開かれる
いよいよ帰国日だ。3泊したバーデンバーデンにお別れして、フランクフルトに向かう。ここは飛行
機、あるいはバスへの乗り継ぎのため年に4,5回は来る町だが、一度1泊しただけで殆ど知らない
町だ。正式名称はフランクフルト・アム・マインと言うドイツ5番目の人口を抱える。ヨハン・ヴォ
ルフガング・フォン・ゲーテはこの町の出身である。先週書いたコクトーもそうだったが、ゲーテも
実に多くの才能に恵まれていた。詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家にして法律家。若い頃
から80代を過ぎても女性に恋して、それが多くの作品となっていくというまことに都合の良い人生
を送った人だ。「若きウエルテルの悩み」や「ファースト」などの作品で知られるがヴァイマル公国
の政務長官(宰相)も務めた。そんなゲーテが生まれた家を訪ねた。裕福な家庭で育ったお坊ちゃん
ゲーテの若き頃を過ごした空間だった。レーマー広場でフリータイム。広場に面した教会で過ごした。
夕方の軽食 フランクフルト・マイン空港 ルフトハンザ航空セネターラウンジ U村添乗員特製赤
飯おにぎり、セロリサラダ、グリーンカレースープ、ビール
U村添乗員特製赤飯おにぎりを食べる
空港の第二ターミナルで皆さんとお別れした。「お世話になりましたぁ!」。来る時はANAの職員
に付き添って貰ってスカイラインでターミナル移動したが今回は巡回バスを利用した。JALに乗る
皆さんに合わせて空港に到着したからANA便には随分早い。チェックインが始まるまで2時間近く
あったから空港ベンチでメールしたり本を読んだり。ようやくラウンジに入ることが出来た。空腹で
ある。U村さんが握ってくれた赤飯おにぎりが嬉しい。隣でお茶を立てている男性がいてビックリ!
遅い夜 ANAフランクフルト=羽田 ファーストクラス機内食(和食)
20時45分発の羽田行きに搭乗。マイルでアップグレードしたファーストクラスは、帰りも客は2人
だった。食事はまたもや和食。麦焼酎のフォース(って言うのか?)ロックをグビグビ飲んでいたら
CAのお姉さんが「おつまみにどうぞ」ってさつま揚げを出してくれた。映画は2本観た。「桐島、
部活やめるってよ」。早稲田大学在学中に小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作の映
画化作品。朝ドラ「あまちゃん」でブレークした橋本愛や「ごちそうさん」の東出昌大はこの作品で
各種映画賞を受賞した。神木隆之介も良かったよなぁ。続いて「母と暮らせば」。井上ひさしが広島
を舞台にした戯曲「父と暮らせば」と対になる作品として願ったが叶わぬまま亡くなった。その遺志
を実現しようと山田洋次監督が映画化した。吉永小百合、二宮和也、黒木華。日本アカデミー賞では
二宮和也が最優秀主演男優賞を、黒木華が最優秀助演女優賞を受賞した。切ない映画で涙ボロボロ。
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3月 30日(水)東京は曇り 20度の暖かさ! 風強し
昼 ANAフランクフルト=羽田 ファーストクラス機内食 特製スープ(酸辣湯)とカレー丼
夜 荒木町「おく谷」お通し:青海苔とろろ、竹の子のバター焼850円、蒸し春キャベツ香味ソース
700円、カレー大根500円、焼きがんもどき750円、ほうれん草とアンチョビのガーリック炒め
800円、塩辛チャーハン850円、生ビール2杯、麦焼酎「吉四六」ボトル @1万3020円
塩辛チャーハンはちょっと食べてオミヤにね
午後3時半羽田空港着。飛行機を降りたら暑い!出発前日に東京では桜が開花してしまい、この分だ
と帰国した頃には散っとるなぁと気落ちしていたのに、日本からのメールによると寒の戻りで桜は咲
くに咲けず満開は未だ先ということだった。でも今日のこの暖かさ。一気に咲くな。それもいいじゃ
ないよ、私が帰って来たんだから。てへへ。タクシーで帰宅してから、洗濯と片付けを済ませて夕食
は「おく谷」に行く。蒸し春キャベツ香味ソースがけがバカ旨だった。やっぱり日本は旨いのだった。
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3月 31日(木)晴れ ポカポカ陽気各地で桜満開!
朝 家食 U村添乗員特製赤飯おにぎり、サラダ、豚汁、バナナ
昼 荒木町「西宮」銀鱈の西京漬け定食1000円
近所の医者に薬を貰いに行く。ついでに血圧を測られ聴診器も。もう長いこと血圧がずっと高いのに
「お構いなく」と言って誤魔化して来たが、今日ドクターは「ダメ」って。降圧剤を飲む羽目になっ
てしまった。いつの頃からか「降圧剤は飲み始めたら一生飲み続けねばならない」と誰かに教えられ
ずっとそう思い込んでいた。ドクターの話では「そんなことありません。下ったら止めて貰います」。
ランチは初めて行く「西宮」。ランチメニューは、すっぽん雑炊と銀鱈の西京漬け定食の2種。すっ
ぽん雑炊にも引かれるが、すぐ空腹になりそうだしなぁ。買い物して散歩して花見には行かなかった。
夜 家食 鯖の塩焼き、牛肉豆腐、ミニコールスローサラダ、「おく谷」の塩辛チャーハン、ごろっ
と茄子の味噌汁
今日も無酒日だよ
明日の朝アメリカ大使館に行かねばならない。面接受けに。面接官はたぶん大使館のアメリカ人スタ
ッフだろう。就職活動時、面接はちっとも苦手では無かった。上がることも無かった。「はい、それ
では結果は・・」なんて言われると「えぇ〜!もう終わりですかぁ。もっとお話しましょうよぉ」と
言いたくなった。言わなかったけどね。でも、明日の面接はイヤだ。非移民ビザなんかナゼ必要なん
じゃ!ビザのために何で面接なんか必要なんじゃ!仕方ないので飲みに行かず明日に備える。無酒日
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4月 1日(金)曇り夜から雨
朝 家食 卵とツナのふすまドッグ、サラダ、トマトスープ、バナナ
昼 溜池・ANAインターコンチネンタルホテル東京「花梨」スーラータンメン3500円、揚枝甘露
900円+サービス料+税=5383円
15分前なのに50人は並んでいる!
いよいよアメリカ大使館にビザ申請面接に行く日だ。昨夜は酒を飲みにも行かず、いつもより早目の
午前1時にはベッドに入った。明日は早く起きようぞ。ところが。寝る体制を取ってからちっとも眠
気が訪れない。午前2時、3時・・5時半過ぎたところでやっとウトウト。しかし6時には目覚まし時
計が鳴った・・。殆ど寝ていないのと同じだ。朝風呂に入る。湯船で寝込んでしまいそうだった。朝
食を摂って朝刊を読んでからタクシーで大使館へ。アポイント時間の15分前に着いた時には既に50
人が並んでいた・・・それから2時間。大使館から一番近いホテルはどこだ!ホテルオークラは坂の
上、ANAインターコンチはフラットの道。後者に行った。今日入社した新入社員(10人位)にラン
チをご馳走する社長さん(たぶん)の横で、お祝い1人ランチ。計5383円も払ったのにたいして旨く
もない。ガッカリだ。新宿の小田急デパートに移動。春物のパンツとブラウスを見繕い、JRのみど
りの窓口に並んで新幹線の切符を2種類買い求める。それから明日会うD介君のお祝いとお土産もね。
夜 四谷三丁目「鮨処のがみ」お通し:蒸しホタルイカ、生トリ貝(愛知)970円、真鯵(勝山)970
円、活〆ヤリイカゲソ540円、焼き立て卵焼き×2、生本マグロ中落ちと海苔(塩釜)1080円、
あおやぎ(浜中)1080円、大間のウニ軍艦巻2貫、生ビール2杯、麦焼酎 @1万1200円
大使館前で並んでいる時、眼を瞑るとそのまま眠ってしまいそうだった。ほぼ徹夜(こうゆう場合も
徹夜って言うのだろうか)だったから当然だ。こんな日は早く寝てら良いものを、「鮨処のがみ」に
行った。前回は満席と断られたのだが、今日はちょっと静か。お客が毎日均して来てくれればいいのに
なかなか上手く行かないものだ。実は赤貝とほやが大嫌いなのだが生トリ貝は大好き!トロリと旨い!
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4月 2日(土)曇り
朝 家食 「のがみ」の厚焼き玉子焼き、きつねうどん
昼 歌舞伎座客席にて 「のがみ」の厚焼き玉子焼きふすまドッグ、バナナ
本日初日です!
4月大歌舞伎初日昼の部に行く。久々に歌舞伎座の公演として面白い舞台だった。「松寿繰り三番叟」、
「不知火検校」、「身替座禅」の三演目。糸繰り人形(染五郎)が後見(松也)に合わせて三番叟を
踊る「松寿繰り三番叟」から始まった。染ちゃん、舞踊は松本流三世家元だ。「不知火検校」は苦手
な幸四郎が主役の按摩富の市。「不知火検校」が終わるまで歌舞伎座の外で過ごそうかとか考えてい
るうちに芝居が始まってしまった。こうなっては最前列の席から立ちにくい。そのまま観てしまった
のだが、これは面白いのよ。キライな幸四郎もこの芝居はいい。小悪党だった富の市がだんだん大胆
になり、大悪党になって行く様がね、面白い。そんな富の市に利用される浪江を演じる魁春が憐れで
いいね。最後は仁左衛門と左團次の「身替座禅」。安定した演技。千枝の米吉と小枝の児太郎もいい。
夜−1 荒木町「四谷うえ村」(4人で)お任せ(片栗のお浸し、海鼠腸(このわた)蒸し、長崎の
華漣牡蠣のポン酢、青森蒸しアワビ、お造り:鮪・生トリ貝・ボタン海老・鯛昆布〆、九十九里
蛤とシマ海老真丈のお椀、黒毛サ―ロンと花山椒と塩昆布、青島筍と若布・わらびの炊き合わせ、
萩の鯛飯蒸し、白魚天ぷら、琵琶湖稚鮎天ぷら、コシアブラ・雁足・花独活天、食事:鰻の炊き
込みご飯、漬物、赤出汁、水菓子:やよい姫とチェリーアイス最中)、ビール、麦焼酎
4人で9万1000円
午後6時50分、マンションの1階ロビーに全員集合した。キョウコと長男D介君、そしてSブー。
キョウコは奈良県の学生寮に入るD介君の引っ越し手伝いに大阪から来たのだ。それなら4人で夕
食を摂ろうということになった。「四谷うえ村」はカウンター席だから4人が横一列に座る。この
店ではT大生6人が日替わりでバイトしているが、今日の女子学生はD介君と同じクラスの2学年
先輩だということがわかってビックリ。外でD介君と食事するのは初めてね。オケに入ってファゴ
ットやるのだそうで、これからの学生生活を楽しみにしているD介君をみると、こっちも嬉しくな
る。今日のお料理は皆さんにも気に入って貰ったようだ。鰻ご飯のおにぎりはD介とキョウコにね。
夜―2 舟町「Twenty Grоund」(3人で)山崎ロック
ピッタリ3年ぶりだね、3人一緒は
「せっかく会えたんですからもう1軒行きましょうよ」と二人に誘われて「Twenty Grо
und」に行った。この3人で会うのって・・そう、3年前の3月末瀬戸内海の直島に行ったんだ
たったね。あの時はたくさんのゲージュツ作品を楽しんだけど、女文楽公演では早々に逃げだした
っけ。連ドラ「純と愛」の最終回をケータイのワンセグで(泊まったベネッセハウスにはテレビが
無いから)観た。途中で投げ出した私も、最後まで我慢して観続けたキョウコも最終回を見て唖然。
「こんな最終回あり?」。モーレツに腹が立ったんだった。あれから3年、いろんなことがあった。
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4月 3日(日)曇り
朝 無し
昼のおやつ「パティスリーサダハルアオキ」の東京焼き、紅茶
濃厚な甘さです!
目覚ましをかけないで寝たら、眼が覚めたのは午前9時15分だった。一昨日ほぼ徹夜して(眠れな
かっただけだけど)しまったから身体全体睡眠不足だった。何とか取り戻した感じでホッとする。昨
夜楽しい時間を共にしたキョウコやSブーからメールがあった。Sブーに貰ったお菓子ランチ替わり。
夜 四谷三丁目「酒月」お通し:沖縄もずく味噌汁仕立て、ポテトサラダ380円、水茄子刺身 480
円、寄せ豆腐380円、アボガド納豆海苔添え550円、温蒸しキャベツ480円、金華沖鯖干し580
円、冷やしトマト400円、牛スジカレー、生ビール2杯、麦焼酎ロック4杯 @7450円
〆は特製牛スジカレー+バターチキンも!
今日摂ったものと言えば、Sブーに貰った「パティスリーサダハルアオキ」の東京焼きと紅茶だけだ
から、夕刻にはモーレツに空腹となった。日曜日営業している店といえば・・久々に「酒月」に行こ
う。あそこに行けば、康子ちゃんの特製牛スジカレーにありつけるかもしれないし。お通しで出た沖
縄もずくからムチャ旨い。味噌汁にもずくを浸しただけらしいのだが、何とも言えず旨いのだ。ポテ
トサラダ、アボガド納豆海苔添え、鯖干しなど好物が旨くて困るよ。お隣に座られたご夫婦とお喋り
していたら、何と同じマンションにお住まいとか。パクパク読んでいるんですかぁ。恥ずかしいぞ!
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【今週の振り返り】
2月上旬イタリアの音楽の旅でのことだった。夕食の席で、添乗員のS海さんが「アメリカのビザ
が・・・」と言っている。アメリカへの旅行はESTAを取得すればビザ免除になるのに、何の話
だろうと思ったら、国土安全保障省(DHS)が今年1月中旬になって突然「2011年3月1日以降
にイラク、イラン、スーダン、シリアの4ヵ国に渡航または滞在した者にはビザ免除プログラムを
適用しないと発表したというのだ。調べたら、アメリカは、ビザ免除プログラムの改定及びテロリ
スト渡航防止法の施行を開始したんですって。さらに2月中旬になって、リビア、ソマリア、イエ
メンの3ヵ国の追加が発表された。私は、イラン、スーダン、シリア、リビアの4ヵ国に行ってい
る。シリアとリビアに行ったのは6年以上前のことだが、イランとスーダンに行ったのは5年以内
のことだ。当たっちゃったよ。
そうゆう人はどうするか。もうアメリカには行けないのか。ワイハーもロスも受け入れてくれない
のか。いや、そんなことは無い。但し、非移民ビザを申請せねばならないということだ。これがね
メチャンコ面倒くさい。DS160オンライン申請書というのを作成せねばならん。姓名、生年月
日、生誕地、現住所、メールアドレス、パスポートaA米国への訪問予定、過去5回の米国入国年
月日と滞在日数、米国在住の友人、その住所、父親の名前、その生年月日、母親の名前、その生年
月日、職業、勤務先、その住所、上司の名前、仕事の内容などをすべて英語で記述し、その上で、
約30問の英語の質問にYESかNOで答えていく。あなたは人を誘拐したことがありますかとか、
爆弾を扱ったことがありますかとか。この辺曖昧。でも、ゲェ〜って思う質問ばかりだった。1つ
でもYESがあったらその時点でアウチだよ。それが終わったと思ったら、この申請書は誰かに手
伝って貰ったか、って。YESならそれは誰で住所はどこで間柄は・・・。英語が堪能なオジョー
に手伝って貰ったというか、彼女が質問を訳して私に聴くから「ううん」とか「うん」とか言って
いただけだけど、それでも2時間以上かかった。大使館が指定する写真をデジタル化したものを貼
り付け、カードでビザ代を支払い、面接のアポイントを取る。アポが取れたらようやくDS160
オンライン申請は終了する。終了の前に、面接日に提出するためコピーしておくことが肝要である。
はぁ〜、もうここまででグッタリ。
面接当日は手荷物も制限される。スマホというか携帯電話は1台にしなくてはならない。それも預
けるのだが、預かってくれるのは1台で、それ以上あったら最寄りの駅等のロッカーに預けて来る
ようにと説明書には書いてある。面接時間の15分以上前には来てはイケナイと書いてあったので
丁度15分前に行ったらもう50人の行列が出来ていた。ようやく進んで、携帯を預けてセキリテ
ィ検査を受け、やっと大使館の建物に入る。書類を提出し、書類のチェックを受けてから番号を書
いた紙を渡される。あとは、面接の順番を待つこととなる。英語で質問されて、流暢に答えている
人もいれば、オロオロしている人も。私の番がやって来た。ヤダなぁ。比較的若い男性面接官であ
る。「ビザ取るのは初めて?」「どうしてビザ欲しいの?」「イランやスーダンにいったい何しに
行ったの?」「古いパスポート持って来た?」「あんたアフリカ随分行っているね。どうして?何
しに行ったの?」・・・もう汗びっしょりだよ。
最後に「数日でビザ付きのパスポート送るから」と言われた。ヤッホー!これはOKだよ、ビザを
出したるよ、という返事なのだ。一発合格!夢子さん、おめでとう!これに合わせて、10年の新
しいパスポートを取得したから、非移民ビザも10年有効ってわけさ。米国は1日100万人を超
える旅行者を受け入れているのだそうだ。さんざん文句言ったが、旅行者にとって正当な渡航を促
進するためには仕方ないことかもしれないね。オジョーの協力で何とかなったよ。
大使館を出たところに目立つ看板があった。「何度もビザ申請に失敗している方ご相談下さい」と
いう弁護士共同事務所の看板だった。
アタイはビザいらニャイ?