パクパク日記16年11月4週
11月なのに東京に初雪が降った!週末真夏のフィリピンへ
11月の東京に初雪が降った! フィリピン・アマンプロ
11月 21日(月)曇り
朝 家食 「銀座アスター」の海老入り炒飯、トマトスープ
昼 家食 「銀座アスター」の海老入り炒飯、オニオンスープ
昨日東京駅の大丸地下で夕食用の「桝本」弁当と共に今日用にと「銀座アスター」の海老入り炒飯を
買って来た。1度に食べては炭水化物オーバーなので朝と昼、半分ずつ食べた。私はフツーの人に比
べてかなり気が早い。昔カタカナ会社で働いている頃は、10月末に年賀状の発注をして驚かれたこ
とがある。今はその年賀状を止め賀状を頂いた方だけに1月中旬以降寒中見舞いを送っている。気の
早い私はその寒中見舞い状の作成に取り掛かった。デジカメでも一眼レフでも無いスマホ写真の原稿。
夜 築地「東京チャイニーズ一凛」(4人で)「麻の会」例会 8000円の上海蟹コース(上海蟹の老酒
漬け、よだれ鶏と白レバーパテ、揚げ牡蠣の塩炒め銀杏ソース、ラムの唐辛子・花椒炒め、上海
蟹の小籠包、蜂蜜粒マスタードと黒酢ソースのカツサンド、水連菜のナンプラー炒め、白子入り
麻婆豆腐、白飯、紹興酒のプリン)、生ビール、紹興酒:女児紅10年4800円、東湖12年4800円、
女児紅5年3200円 @1万3000円
数年ぶりの麻の会だった
かつては麻・マー(痺れ)+辣・ラー(激辛)の異様な世界に親しんでいた。「非人間的」であると
非難されていた。某有名四川料理店では、他の客から私達が食べている料理を見えないよう隔離席に
座らされたこともある。あまりにハードルが高過ぎてこの10年で新入部員はわずか1名だった。そ
れは不肖私メが会長を務める「麻の会」だ。メンバーは5名。以前は中2+若3だったが、今は老2+
中3。私以外は男性だ。この5名のうち、ММ中年サッカー小僧は香港へ、最若年のK介が広島に転
勤になってしまった。以来毎年年賀状に「今年こそ麻の会」のコメントがあるばかりで開催は無かっ
た。時折、分科会があったくらいで。中年サッカー小僧が帰国し、仕事も少し落ち着いたようなので
「やるぞ!」と決心がついた。5名全員参加の予定だったが、同じ日に取締役会が広島であるという
K介は欠席となった。K介も社長さんになったからなぁ。4名で東銀座にある「一凛」に集合。やぁ
やぁ久しぶり!「一凛」は初めてだが、店主斉藤さんは「四川飯店」のご出身。「麻の会」と聞いて
ご挨拶にみえた。それほど辛くも無いし、麻も強くも無いが、料理として旨い!かつては激麻激辣で
はないと許さないようなメンバーも年も取ったし、麻辣の回数も減ったしね、まぁほどほどでもいい
や、って感じ。この季節ならではふわふわ白子入り麻婆豆腐、白飯の上にかけてかっ込む。うんまぁ!
次回は広島のK介も入れて5人でやろう!と全員手帖を取り出して3個所の候補日を決定し、散会。
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11月 22日(火)晴れ ポカポカ陽気 早朝福島県沖でМ7、4の地震
朝 家食「日清」のベトナムフォー
昼 恵比寿アトレ「花旬庵」彩り野菜入り出汁割りカレー蕎麦 1188円
汁がナゼこんなに少ない!!
虫の知らせかそのちょっと前に目が覚めていた。そしてあの長い揺れ!高層マンションの23階に住
んでいるからゆ〜ら〜ゆ〜ら〜と揺れること揺れること。どこが震源地かわからないが、縦揺れでな
く横揺れならそれほどオオゴトにはならないだろう。やっと収まって少しウトウトしてから起き出し
テレビのニュースを見る。あぁ、また福島・・。津波警報が出ていた。福島県や宮城県岩手県の方々
は何度も気の毒でならない。でも今のところ大きな被害は出ていないようで安堵。午前10時。待ち
構えて1月の新橋演舞場の昼と夜の公演チケット申し込み。今月だけで、チケット購入も4回目。12
月歌舞伎座、12月京都顔見世、2月六本木歌舞伎、そして今日。手帖を見ると、来月もチケットの売
り出し日がズラリと記されている。チケットを取るのもタイヘンなのだ。今週末から短期間とはいえ
また海外旅行に出発するからお歳暮の発注は今日中にせねばな。ついこの前中元送ったと思ったのに。
ランチは、やけに汁分が少ない恵比寿「花旬庵」の彩り野菜入り出汁割りカレー蕎麦を食べた。以前
小さなサラダ食べているうちに蕎麦が汁吸ってゼロになったこともあったぞ!次はアーユルヴェーダ。
夜 舟町「舟町一期」お通し:真カジキのポン酢和え、香箱蟹2400円、栗の天ぷら(ハーフ)500円、
銀鱈西京焼き880円、彩り野菜とジャコのサラダ720円、海老真丈サンド揚げ880円、釜飯(鶏
牛蒡)のオミヤ1250円、生ビール2杯、麦焼酎「知心剣」ボトル @1万3610円
大人気海老真丈サンド揚げ
恵比寿から帰宅したのは午後4時半。今日は税理士先生が夕方5時2ヵ月ぶりに来られる日だった。
2ヵ月分の伝票の整理を大慌てで始めたが、途中で先生到着。「スンマセン、ロビーのソファで夕刊
でも読んでいて下さい!ちゃっちゃっとやりますけん」。結局20分近くお待たせしてしまった。打
ち合わせの途中にも土曜日からの旅の添乗員やら火災保険担当の営業マンやらから電話がかかって
来てその間もお待たせし焦っちゃうよ。打ち合わせ後、昨日作成した寒中見舞いの原稿に写真をつ
けて、毎年お願いしている印刷会社にインターネットで入稿した。便利な世の中になったものだ。
次はお歳暮だな。ここのところずっとお願いしている大分県の某店は諸事情あってお歳暮の準備が
整わないとのことだった。タイヘンだなぁ。作成した注文書を2社にファックスで送る。よし、終
わりだ。ちょっと遅いけど飲みに行こう。頑張った自分にのご褒美に香箱蟹と栗の天ぷらを注文。
他の料理もどれも美味しい。釜飯の土産。帰りに次回「麻の会」の予約をしに「蜀郷香」に行く。
ご主人の菊島さんに「ようやく麻の会やります。思いっきり麻と辣の料理を!」と直接お願いする。
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11月 23日(水・勤労感謝の日祝日)曇り 寒い!
朝 家食 卵トーストサンド、ソーセージと野菜のコンソメポトフ、ヨーグルト+広島・三次の
無農薬レモンシロップ漬け
レモンシロップ漬けは立っちゃん製
昼 家食 「舟町一期」の鶏牛蒡釜飯、茄子の味噌汁、きゅうり+丸ごと胡桃ペースト
珍しい丸ごと胡桃ペースト
日経新聞を長らく購読しているが、一番の楽しみは最終頁の「私の履歴書」。全く興味無い人は読ま
ないが、翌日分が待ち遠しい履歴書が多い。先月は女子ゴルファーの草分け的元女王の樋口久子さ
んだった。ゴルフに関心が無いので、彼女の素晴らしい活躍ぶりを読んでも「ふーん」って感じで
かなり退屈だった。そんなある日、かなりイケメンだった彼女の最初のご主人松井功氏に一度だけ
ゴルフレッスンして貰ったことを思い出して笑った。「性に合わない」とすぐゴルフを止めてしまっ
たからムダになってしまったけどね。今月は作曲家の服部克久さん。父君は服部良一さんで、幼い
頃からとんでもない有名人の中で育った克久さんの人生が実に興味深い。ジャニーズ事務所のジャ
ニーさんとメリーさんとアメリカ時代から親しかったとか、白洲次郎さんと正子さんが媒酌人だっ
たとか。自分の幼少期、若い頃とは月とスッポン。そんな世界があったんだな。明日の朝も楽しみ。
夜 舟町「仙水」お通し:焼き白子、昆布大根600円、白イカゲソとえんぺらの唐揚げ900円、き
んき塩焼き4800円、聖護院大根・海老芋の蟹餡かけ1200円、生ビール2杯、麦焼酎
1万3610円
苦労して11月1週のパリ滞在編を仕上げた。今日は食事した以外、ほぼこれにかかりきり。ふ〜〜ッ
である。午後8時。いつ雪が降ってもおかしくないくらい冷えて来た。祝日の今日開いている店は・・
そうだ、「仙水」は祝日営業している筈だ。電話する。やっている?はい、すぐ行きまーす。お通しは
熱々の焼き白子!うーん旨い!イカゲソの唐揚げもいいねぇ。よし、きんき塩焼きも行こう!太っ腹!
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11月 24日(木)54年ぶりの初雪!夕方止む
朝 家食 「舟町一期」の鶏牛蒡釜飯、茄子の味噌汁、ヨーグルト+広島・三次の無農薬レモンシロッ
プ漬け
雪が降る我が家のベランダ
昼 新橋「リンガーハット」野菜たっぷり食べるスープ680円、餃子250円、桜シラスご飯160円
一昨日寒中見舞い状を入稿した。次は筆耕依頼だ。来年の1月のことだが、手配出来ていないと落ち
着かないからすぐやる。ここ10年位お願いしている方に連絡した。娘さんが出た。何か不安だよ。
ゲェッ!筆耕してくれた方は一昨日自宅の階段から落ちて腰を骨折し入院されたそうだ。あぁ〜〜。
全治4週間ということだし、それはムリだわなぁ。「お大事になさってください」。さて、どうしよう。
数日前から23日か24日には関東地方にも雪が降るぞ、とさんざん言われていたので驚きもしないが
早朝から小雪が舞っていた。11月東京に雪が降るのは54年ぶりというが、積もったのは観測以来初
とのことだ。美容院に行く前に新橋ランチ。先月初めて「リンガーハット」に行った時、次に食べて
みたいメニューがあった。野菜たっぷり食べるスープ。麺は入っていない。つまり日本蕎麦屋で言う
ところの「抜き」だわね。これいいわぁ。野菜これだけ食べられるって嬉しい。桜シラスご飯は半分。
夜 家食 鶏唐揚げとサラダ、ゴーヤチャンプルー、お稲荷さん、茄子の味噌汁
午後4時新橋から四谷三丁目経由で帰宅。明日成田前泊なのでカンタンな家食夕食にして労働時間を
確保することにした。明後日からの旅の準備。あちらの気温は30℃を越えているらしい。夏服、水
着、サンダル、日焼け止め・・今朝初雪が降ったのに、こんな旅支度するんだからねぇ、やっぱり気
が乗らないわ。それが出来たらパクパク日記11月1週の完成とUP。買って来たものを並べたわり
に美味しい夕食をムシャムシャ食べた後は、さらに11月2週作成に取り掛かる。働き者だ!無酒日
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11月 25日(金)晴れ キューバのカストロ前議長死去 享年90歳
朝 家食 メンチカツふすまパンドッグ、きゅうり、鮭と野菜のクリームスープ
昼 家食 ハムポテサラサラダ、ふすまパン、6種のハーブスープ、バナナ、ヨーグルト+広島・三
次の無農薬レモンシロップ漬け
忙しいから粗食続きです(結構なことよ)
目が覚めるとベッドで膝体操してから、直ちに洗濯に取り掛かる。今日旅行に着て行きたいモノを洗
って間に合わせようというコンタンだ。「あさイチ」の金曜日はプレミアムトーク。ゲストは堺雅人だ
った。昨日からそれに備えて録画セットしていたんだけどね(笑)。そればかりか、素晴らしいオープ
ニング音楽の演奏者ヴァイオリニストの三浦文彰氏とピアニストの辻井伸行氏が生出演・生演奏もあっ
た!一昨日書いた「私の履歴書」連載中の服部克久さんの息子さん服部隆之さんが作曲された曲でかな
り気に入っている。辻井伸行さんと三浦文彰はカラオケにも時々行くんですってさ。何歌うのかと思っ
たら辻井さんは演歌が好きで氷川きよしとか若い三浦さんは尾崎豊。クラッシック界もなかなかだね。
遅い夜 成田日航ホテル「サンセットラウンジ」晩酌セット:野菜スティック、春巻440円、牛フィレ
肉の黒胡椒炒め(小)2120円、生ビール2杯、麦焼酎ダブルロック2杯 @7360円
翔平くーーん、おめでとうーーー!
ギリギリまで頑張ったが、パクパク日記11月3週の完成はムリだった。諦めて成田に向かう。道路
は大渋滞!順調なら1時間ちょっとで到着するのに大渋滞がずっと続き、その上、タクシー運転手が
高速道路下りてから道を間違えてグルグル・・。今夜は2時間半もかかっちまったよ。いつもの「サ
ンセットラウンジ」で生ビールを飲み干したらもう9時近いじゃないか。明日は5時起きなのにね。
客室に帰りテレビを点けると大谷君がピッチャーと指名打者2部門でベストナインに選ばれていた!
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11月 26日(土)フィリピンは朝曇り午後晴れ 10フィリピン・ペソPHP=約5円
朝 成田日航ホテル「セリーヌ」朝食ヴュッフェ2100円
ペッパー君が「いらっしゃいませ!」 サラダ+豆腐+味噌汁+納豆カレー+ヨーグルト
昼 フィリピン航空 成田=マニラビジネスクラス機内食(和食)
フィリピン航空国際線は初! ビジネス席は2+2+2 渡されたタブレッドで映画など観ろって
昨夜11時半にベッドに入り、今朝は4時半に起きた。シャワーを浴び、髪を洗い、スーツケースの
パッキングを終えて朝食レストランへ。ロボットのペッパー君が早朝から働いていた。お疲れ様!
午前7時過ぎ第2ターミナル到着。集合は7時半だったが、私がビリだった。フィリピンに行くのは
2回目だが、最初はJALだったのでフィリピン航空国際線に乗るのは初めてだ。車椅子をお願いし
ていたが、アメリカン航空のラウンジもゲートも近い(72ゲート)のでお断りした。18席あるビジネ
ス席に乗客は5人。「どこに座ってもいいよ」って。モニター無いなぁと思ったらタブレッドが配られ
「これで映画観んしゃい」。邦画は「団地」1本のみ。阪本順治監督のSFコメディで、藤山直美と岸
部一徳が夫婦役で主演。地味なイメージかもしれないが私はこうゆうの好きだな。(ごぶさたです)を
「五分刈りです」、(効果てきめん)を「効果きしめん」というあっちの星の斉藤エがムチャ面白くて。
夜 フィリピン・タガイタイ「タールビスタ」ピタパンと8種のつまみ、野菜サラダ、地元マッシュ
ルームのポタージュスープ(チョイス)ポークチョップ、チョコアイスクリームケーキ)、ビール、
白ワイン、赤ワイン3点セット250PHP×3
フライト時間4時間半、時差1時間。午後1時半マニラ空港に到着した。車椅子が迎えに来ていて、
暑い中をピューと進んで嬉しかった。関西組3人と合流し、両替を済ませる。3千円は1300フィリピ
ン・ペソ(PHP)になった。東京組3人の中には数年前アフリカ・ボツワナのオカバンゴとセイシ
ェル&モーリシャスにご一緒したN羽さんがいらした。3回目だ。スーツケースも積み込んだマイク
ロバスに乗り込み、日本語話すガイド・ドンさんの話を聞きながらタガイタイに向かう。タガイタイ
はマニラから南に60`、標高700bの高原にある高級避暑地。フィリピンの軽井沢というところか。
道路が濡れているので聞いてみると台風が来ていたが私達の到着前通過して去ったそうだ。イガッタ!
土曜日の午後で道はメチャ混み。夕食が予定されていた邸宅レストランの都合で明日のランチに変更
されたお詫びにということで蜂蜜工房とオーガニックコーヒーカフェには寄ったものの、お茶を飲む
のは諦めた。タガイタイで一番!というホテル「タールビスタ」に着いたが、チェックインに40分
待たされたり、U海さんが客室のドア開けたらインド人の家族3人がゴロゴロしていたり、N羽さん
の部屋はお湯が出なかったり、私の部屋も階段使わないとならなかったり、いろいろあって添乗員の
K髪さんは大忙しなのだった。これが一番のホテル?う〜むであるなぁ。夕食のメインは超ビッグ!
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11月 27日(日)フィリピン・タガイタイ朝濃霧 晴れ
朝 フィリピン・タガイタイ「タールビスタ」朝食ヴュッフェ
濃霧で先がよく見えん! 朝食ヴュッフェはフツー 暑い国のクリスマスツリー
ホテルの中庭からフィリピンで最も深いタール湖を見下ろす 島手前が世界最小の活火山タール火山
昼 タガイタイ「アントニオス」アミューズ:自家製野菜ビーツとレタスのサラダ、カボチャのスー
プ、タガイタイ牛のローストビーフ、パンとオリーブタプナード、トマトリゾット添え、デザー
ト盛り合わせ
アジアベストレストラン50に初めてフィリピンから選ばれた(48位)邸宅レストラン「アントニオス」
メイン料理のローストビーフはテーブル横で切り分けてくれる。厚い!
宿泊した客室は別館のような場所にあってレストランがある本館に行くには階段を挟んだ屋外の通路
を歩いて行かねばならない。6時過ぎ朝食を食べようと部屋を出たが、深い霧で先がよく見えん。五
里霧中状態。何だか今朝もお腹の調子がよくなくてトイレ通いが続く。ゴンザレス山ピープルズパー
クへの朝の観光はパスした。霧で山の頂上に行っても何も見えなかったのよと皆さんが帰られた頃、
丁度晴れてホテルの中庭からもタール湖と世界最小の活火山タール湖を眺めることが出来た。昨日の
夕食から延期されていたランチ会場に向かう。アジアベストレストラン50に初めてフィリピンから
選ばれた邸宅レストラン「アントニオス」。48位だそうだ。因みに49位は日本のフレンチ「カンテサ
ンス」。日本からは8店選ばれている。1位はタイ・バンコクにあるインド料理店「Gaggan」、2
位は日本の「ナリサワ」ということだ。プランテーションオーナーの屋敷を改装したという同店は広
い庭を含めて趣きがあり、きわめて居心地が良い。野菜もレストランで育てたものが多いようだ。圧
巻はメインのローストビーフ。席の横で切り分けられる牛肉の厚いこと!そして素晴らしく旨かった!
トンデモナイ大渋滞でギリギリ間に合った1日1便のアマンプロの専用機 パマリカン島まで時間10分のフライト
赤いカーペットと花のレイの出迎えを受ける 各自バギーに乗って 美しい夕焼け
アマンプロのビーチカシータ23番が私の家だ。広々した部屋で過ごしやすそう
夜 パマリカン島・アマンプロ「ビーチクラブ」(6人で)スペイン料理アラカルト(サラダ、生ハム、
カラマリ、パプリカポテト詰め、チーズフライ、鮪コロッケ、シーフードパエリヤ、ライムシ
ャーベット)、ビール(サンミゲル)400PHP、白ワイン、赤ワイン
今夜から滞在するアマンプロはパマリカン島にある。船で行けばマニラから丸2日間かかる場所にあ
り、宿泊客は1日1便のアマンプロ専用機で移動する。午後4時出発だから午後3時目標で昼食後早
めにレストランを出発したのだが、大渋滞で車はサッパリ動かない。首都マニラに向かう道が車幅が
狭い1本の道路しか無いってどうよ、んもう。そのうち私のお腹がグルンと鳴って脂汗ものも苦しい
時間が・・一日3錠が限度というストッパも既に2錠飲んでしまった・・木造教会の見学なんか無し
でいい・・もう3時半過ぎたぞ・・汗だらだら・・3時45分ようやく専用飛行場到着。トイレに走る。
19人乗りのプロペラ機でパマリカン島に向かった。パマリカン島はアマンプロの専用の島だ。タイヘ
ンな歓迎を受けて先ずは主な施設をバギーでぐるっと回って見学。その途中で見た夕焼けと海の眺め
に全員で息をのんだ。各自カシータ(フィリピン語で家の意)を案内され、7時半から夕食となった。
レストランは3つあるが今夜は「ビーチクラブ」でスペイン料理。これからのアマン生活が楽しみだ!
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【今週の振り返り】
11月25日金曜日、キューバの前議長フィデル・カストロが90歳で亡くなった。とうとう、と言うべ
きか、ついに、か。やっと、では無いわな。でも、私個人にとっては多少「やっと」感も無いわけで
はない。カストロ兄弟と一緒にキューバ革命を成し遂げたチェ・ゲバラに大学時代から興味津々だっ
た私はキューバ行きを耽々と狙っていた。それも是非「フィデル・カストロが生きている間」に、と
拘っていた。1959年1月1日、それまでのアメリカの傀儡政権を倒した革命を成功させてから、キュ
ーバの最高指導者として君臨して来たのは誰あろう、フィデル・カストロだ。既に伝説の存在とも思
えるフィデル・カストロがキューバの現役の指導者でいる間に私はキューバに行かねばならない、と
焦っていたのだった。
2003年1月キューバツァーを申し込んだが、仕事上の立場が突然ゴロッと変えられてしまったため大
泣きで断念。ックソ―!って思いましたよ、ホント。早くしないとカストロが死んでしまうじゃない
か、と気が気では無かった。そしてようやく実現したのは2007年の3月だった。関西発のツァーに参
加させて貰った格好だ。その時フィデル・カストロは80歳になっていた。しかも体調を崩して前の年
から入院したというニュースもあり、「すべりこみセーフ」でカストロキューバに行くことが出来たの
だ。行っている間に亡くなるなんてこともあるかもな、なんて思いながら。
あわや第三次世界大戦か、核戦争の勃発かと世界を震撼させた13日間があった。1962年10月16日か
ら28日までの「キューバ危機」である。キューバに建設しているソ連のミサイル基地をアメリカ軍の
偵察機が発見したことに始まった。当時アメリカ大統領は45歳のケネディ。対するソ連はフルシチョ
フ首相だった。世界が息をつめて見守る中、両大国のリーダーは最悪のシナリオを避ける決断をした
ので安堵したことを中学生の私も覚えている。しかし、カストロは違った。自分の頭上を越えて米ソ
が話をつけたことに大いに不満だった。カストロ、この時36歳。ジョン・F・ケネディは翌年の11
月暗殺されてしまう。それからのアメリカ大統領は、リンドン・ジョンソン、リチャード・ニクソン、
ジェラルド・フォード、ジミー・カーター、ロナルド・レーガン、ジョージ・ブッシュ(父)、ビル・
クリントン、ジョージ・ブッシュ(息子)、バラク・オバマ、そして来2月就任が予定されているドナ
ルド・トランプ。オバマまで実に9人の大統領がいたことになる。一方、ソ連は崩壊してロシアにな
った。指導者の変遷をみてみると、ニキータ・フルシチョフはキューバ危機の2年後失脚し、レオニ
ード・ブレジネフ、ユーリ・アンドロポフ、コンンスタンティン・チェルネンコ、ミハイル・ゴルバ
チョフ、(ここからロシア)ボリス・エリツイン、ウラジミール・プーチン(1回目)、ドミートリ―・
メドヴェージェフ、ウラジミール・プーチン(2回目)とこちらも8人(実質は7人だが)指導者が
変わった。しかし、フィデル・カストロは81歳になった2008年弟のラウル・カストロに座を譲った
が、それまで延々とキューバの顔として長として君臨し続けた。ソ連に対しての考え方で袂を別った
チェ・ゲバラは39歳でボリビアの地で散ったが、フィデル・カストロは生き続けた。
もうすぐ大統領の任期を終えるオバマアメリカ大統領は、今年3月現役大統領としては88年ぶりに
キューバを訪問した。長く国交を断絶していたアメリカとキューバは、昨年2015年7月国交を回
復を果たした。2007年に続き、2012年にもキューバに行った私だが、国交の無い一番近いアメリカか
ら行く方法は無く、エアカナダを利用してカナダ経由でキューバ入りしたものだ。パスポートにキュ
ーバのスタンプを押されるとその後アメリカ入国が難しくなると言われ、「ノースタンプ プリーズ」
なんてイミグレで言った。3回目のキューバ訪問は無いような気もするが、今度行く時は便利になる
かもね。半世紀に渡る両国の断絶は嬉しいニュースだった。
しかし。亡くなったフィデル・カストロに対してオバマ大統領が丁寧な弔意を表したのに対し、次期
大統領のドナルド・トランプは、悪し様な言葉を投げつけた。「残忍な独裁者が死去した」と。オバ
マ大統領が尽力した様々な規制の緩和や交流の復活なども、状況次第では「覆す」とも言っている。
はぁ〜〜、である。このドナルド・トランプばかりではない。ロシアにも中国にも北朝鮮にも最近で
はフィリピンにも強過ぎるリーダーがいて、日本はそんな国々に包囲された格好だ。溜息ばかりの日
々はイヤだなぁ〜〜。
アタイもイヤだニャァ