パクパク日記16年12月1週a
週前半はフィリピン・パマリカン島にあるアマンプロに滞在
透き通るような海! パマリカン島はアマンプロ専用
11月 28日(月)フィリピン・パマリカン島は快晴! 10フィリピン・ペソPHP=約5円
朝 フィリピン・パマリカン島アマンプロ「クラブラウンジ」クラッシックフィリピンブレックファ
スト、マンゴースムージー、バイタリティジュース、コーヒー
私の家はビーチカシータの23 この奥にある 広々したバスルーム ほら、海が見える!
細い道を進むと こんな私専用のハンモックがあり 海の真正面にはマナモック島が
今朝選んだのはクラッシックフィリピンブレックファースト。パンもご飯もついている・・
椰子のプランテーションだったパマリカン島は長さ2、5`、幅500bでアマンプロは1993年オープンした
島の港ゲーリーズネスト 真っ白なビーチを美女が歩いて行くって絵になるねぇ
昼 フィリピン・パマリカン島アマンプロ「ピクニック・グローブ」サラダ、ピッツァ4種(マルガ
リータ、ナポリタン、キノコ、シーフード)、シャーベット
ランチを食べた「ピクニック・グローブ」は釜焼きピッツァハウス。私の家の隣にあるのだよ
サラダ、4種のピッツァを7人でシェアした後、シャーベットで〆 ビーチがすぐそこ
真ん中に見えるのは私のカシータ ここは私専用ビーチ? 毎日フルーツがお部屋に
昨日の日曜日、マニラから1時間余りプロペラ機に乗ってパマリカン島にあるアマンプロに到着した。
到着後すぐ日没を迎えたから、サンゴ礁の海も自分のカシータ(フィリピン語で家)から見える景色
も見えなかったのだが、今朝起きてカーテンを開けてみて、ワォ!ビーチカシータのベランダから海
に続く小路が見え、その先に真っ青な海が!あとで行ってみよ。朝食は「クラブラウンジ」で。毎日
違う朝食にしようと考え、今朝はクラッシックフィリピンブレックファーストを選んだ。目玉焼きに
魚、それにご飯とパンが付いていた。素朴な料理だ。種類が多いジュースやスムージーはどれも新鮮
で美味しい。午前中はアマンプロの唯一の日本人スタッフIさんの案内で島内を観光。小高い丘にあ
るスパからは飛行機の滑走路と海とマナモック島が見えた。燃料や資材など重いものを運ぶ船が着く
港からふと視線を移せば、サンゴ礁がパウダー状になって出来たホワイトサンドビーチが。そこを素
晴らしいプロポーションの水着の女性が2人歩いて来る。映画を観ているようだ。ランチは3つのレ
ストランの他にあるピッツァハウス「ピクニック・グローブ」で。軽い食事でいいね。午後は遊びに
来られたU海さんとビーチに行った。海に入ったものの焼けるように暑く3分で逃げるは恥なのか!
私のカシータでU海さんとお喋りしてお茶した後、今朝宗匠から指令が届いた歌仙を苦吟。こんな海
見ながら花(桜)の句を作るのだよ(汗😢)。まぁ何とか作った。次はお歳暮礼状数通に取り掛かる。
夜 フィリピン・パマリカン島アマンプロ「クラブラウンジ」(7人で)春巻、焼き野菜、海老サラ
鮪の叩き、米麺のフィリピン焼きそばパンシット、ラプラプ(ハタ)唐揚げ餡かけ、ナシゴレ
ン、クリスピーパタ、(チョイスデザート)マンゴタルト、ビール(サンミゲル)400PHP,
白ワイン(リースリング)800PHP,赤ワインボトル3200PHP
アジア風フュージョン料理という感じのメニュー マンゴートリオ 皆さんが食べたフィリピンかき氷ハロハロ
朝出した洗濯モノは午後3時に出来上がって来た。ホテルのランドリーサービスは丁寧でいいよね。
「クラブラウンジ」では午後3時から4時までアフタヌーンティサービスがある。夕飯が不味くなる
ので私は行かないが。夕食はその「クラブラウンジ」の屋外席で。薄暗いから料理がよく見えずに往
生した。フィリピン料理を中心にした東南アジアの料理コース。世界広しといえども、やっぱりアジ
アが一番旨い、というか口に合う。ハロハロとはフィリピン風かき氷とかで、かなり甘そうであった。
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11月 29日(火)パマリカン島は快晴!
朝 フィリピン・パマリカン島アマンプロ「クラブラウンジ」和朝食膳、バイタリティジュース、マ
ンゴースムージー、コーヒー
和食膳もある。納豆は嬉しいけど、おにぎりなので食べるのに困る
「クラブラウンジ」にあるライブラリー 正面にはマナモック島が この船で島内一周のクルーズ
さぁ、乗船 燃料資材などは船で・島に運搬 吸い込まれそうな海!
「ビーチクラブ」の前のビーチの美しさは筆舌にしがたい
今朝の朝食は和朝食膳をチョイス。絶海の孤島というわけではないが、マニラから空路1時間も離れ
ているフィリピンの島で納豆まで付いた和朝食膳を食べるということは贅沢極まりない。だから納豆
とおにぎりでは食べにくくて困るとか、おにぎりのご飯が柔らか過ぎるとか、海苔が湿気ているとか、
魚の干物と味噌汁が塩辛い、なんて言ってはならんのだ。有難く食べるのだぞ、はい。午前中は島内
クルーズに行くことになった。一昨日タガイタイからマニラまで大渋滞で木造のラス・ピニャス教会
見学をパスした代わりですって。私こっちの方がいいや。10時ビーチクラブに集合。膝の上まで捲り
あげてハンサムなガイドに助けて貰ってやっと乗船。ふぅ〜。1時間半かけて島を一周する。珊瑚礁
に囲まれたパマリカン島の海は信じられない程の美しさだ。吸い込まれていきそう。透明だから泳い
でいる魚もよく見える。ほら、ウミガメが・・あれはマンタだ・・海底にウニがたくさん・・小さな
鮫もいるね・・。パンを千切って海に撒くとワラワラと魚が寄って来るよ・・楽しいクルーズだった。
昼 フィリピン・パマリカン島アマンプロ「ビーチクラブ」オリーブパン、サラダ、シーフードスパ
ゲティ、チョイスデザート:レモングラスとマンゴーのパンナコッタ、コーヒー
ランチのデザートが美味しかった! 午後は見晴らしの良いスパでアロマテラピーマッサージ
夜 フィリピン・パマリカン島アマンプロ 日本食レストラン「ラグーンクラブ」日本食コース:
白菜のお浸し、カボチャの摺り流し、天ぷら盛り合わせ、ぶり大根、握り寿司(鯛・カンパチ・
鮪大トロ・中トロ・サーモン・海老・アオリイカ、巻物)、ビール、赤ワイン
もう最後の夜になってしまった
昨日苦吟した連句。宗匠から「一発治定!」の嬉しいメールがあった。そう言えば、一昨日の日曜
日には準決勝でアメフットチームが昨年のチャンピオンチームに勝利し、3年ぶりに社会人王者決
定戦に出場するという嬉しい知らせが届いた。この島にいるとずっと嬉しい知らせに逢えるのかな。
スパから帰ると、応援依頼メールの返事が続々と届いていた。事務局にチケット送付の依頼をする。
早くも最後の夜となった今夜の夕食は、1ヶ月前オープンしたばかりの和食レストランに行く。そ
れまでの「ラグーンクラブ」は、ベトナム料理だったりタイ料理だった時もあったらしい。ここに
来られる前はイタリアで働いておられたという日本人シェフが挨拶に見えた。「鮨職人では無いの
で自信無いんですが」。いえいえ、美味しいお鮨でしたよ。食後、私以外は星空観察会に出掛けら
れたが、翌日聞いたところ雲が多くて観察会は中止になったとか。明日の出発前にパッキング準備。
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11月 30日(水)フィリピンは晴れ 東京は夜から雨
朝 フィリピン・パマリカン島 アマンプロ「クラブラウンジ」アマンプロブレックファースト、
バイタリティジュース、トマトジュース
毎朝美味しいジュースを頂いた。左を混ぜると右になる 今朝はアマンプロブレックファースト
こんな暑い土地でも今日からクリスマスの飾り付けが
15分早く午前9時15分離陸 こんな景色が見える 首都マニラ近く
5時に起きるつもりだったが4時半には目が覚めた。旅に出ても膝の運動は欠かさない。シャワーを
浴びてパッキング。午前7時過ぎには「クラブラウンジ」へ。スタッフが慌てて出勤する様子が見え
た。クラッシックフィリピン朝食、和朝食と来たから今日はアメリカンBFのアマンプロブレックフ
ァーストを注文。料理はそれなりの味だが、ここの魅力は何と言っても野菜や果物のジュースにある。
精算を済ませ、他の客と一緒に専用機でマニラへ。飛行中お腹がグルグル言ってもトイレが無いから
ストッパを舐めながら油汗だらだら流して耐えた。膝の痛さも困るけど腸が弱いのもホトホト困るぞ。
昼 マニラフィリピン航空ラウンジ 中華粥など
お粥とフルーツはいい
夜―1 フィリピン航空 マニラ=成田 機内食
なぜエコノミークラス!
マニラ空港では信じられないことが待っていた。フィリピン航空のカウンターでチェックインしよ
うと立っていたら、航空会社のスタッフがやって来て「成田行きの機材が変更になった。その機材
にはビジネスクラスの設定が無い。よってエコノミークラスになる。文句があるならオフィスに来
てくれ」。げぇ〜!で、オフィスに行くと。「払い戻しは出来ないよ。このチケット出せば1年間成
田=マニラのビジネスクラスにUPグレードされるから。だから、当社はね、払い戻しはしないよ」
夜―2 舟町「おちあい」お任せ(醤油豆、玉こんにゃく、鶏のつくねと海老餃子のスープ、和風
しゅうまい、銀杏、鶏の唐揚げ、たぬきうどん、ビール(小)、麦焼酎 @4500円
マニラ空港で頭に来て暴れようかとも思ったが、大人気ないので止めた。だが、暴れたくなるような
フィリピン航空の余りの仕打ちというか不遜な態度に声を大にして「詐欺師!」とでも叫びたいよ。
彼らが1年間使えるUPグレードチケットは「要らん!フィリピン航空には二度と乗らねー!」と断
った。帰宅して出発前作成したパクパク日記11月2週をUP。洗濯は明日。「おちあい」でほっこり。
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12月 1日(木)午前中雨 午後から晴れ!
朝 家食 サラダ、野菜スープ、ふすまパン
遅い昼 新宿御苑「礼華」四川風海老入り水餃子830円、鶏と野菜の豆腐麺 1500円、野菜サラダと
杏仁豆腐500円
朝食を終えたあと洗濯。その後12日東京ドームで開かれるJXBのチケット送付作業に取り掛かる。
筆ペンで表書き12通、ついでに礼状ハガキも数枚。結構時間かかったな。住民票を取りに区役所に行
く。ほど近い中国料理「礼華」に行くと既に午後2時になった。この店ではちょうど2ヵ月前誕生日
会を開いて貰った。ランチ後新宿西口の「ビックカメラ」に行き、ポータブルテレビを購入。先日ア
メフットの試合で勝たせて貰ったからお礼にパナソニック製を選ぶ。結構重いぞ。新宿駅の「みどり
の窓口」に行ってみると20人も並んでいるではないか。膝悪い老婆がテレビ持ってそんなに長く並ん
ではいられない。明後日にしよう。次は小田急デパートのバーゲンへ。ある人に言伝てがあったから
行ったのだが、話のついでにコートセーターなど4枚買ってしまった。テレビも一緒に送って!とお
願いしたがキッパリ断られちゃったよ。じゃ、これ以上荷物持てないのでデパ地下買い出しも止めだ。
帰宅してテレビの包装を開けたが、トーゼン何が何だかわからない。チョー機械音痴。いろいろなコ
ードをテキトーにあっちこっちと挿していったら、あらまぁテレビが映ってしまったよ。私は天才か!
夜 舟町「無門」お通し:煮穴子、長芋わさび漬け500円、大粒牡蠣フライ980円、ジャコ水菜サラ
ダ550円、黒豚豚炎(ブーヒー)鍋2300円、雑炊400円、生ビール2杯、麦焼酎ボトル
@1万4785円
テレビ設置成功(大げさな!)を祝して「無門」に行く。1年ぶりに大粒牡蠣フライを注文したら、
本当に大粒で牡蠣フライ好きの私も溜息つく程のボリュームだった。黒豚の豚炎鍋。昔は一人でも
肉も野菜もお替りした程だが、牡蠣フライのダメージ(!)もあって、こちらもやっと完食したよ。
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12月 2日(金)晴れ
朝 家食 牛肉豆腐、ふすまパン、3種ハーブのスープ
昼 四谷三丁目「サイゼリア」小海老のサラダ349円、野菜好きのスープ149円、ハンバーグ399円、
小ライス119円、ドリンクバー190円
ランチを摂りに行った「サイゼリア」は全席禁煙になっていて、ヤッホー!の気分だったが、接客に
当たった若い女性は終始不機嫌な表情だった。そんな膨れっツラしてお店に出ちゃイケナイと思うけ
どな。それとお気に入りだった牛挽肉ステーキがメニューから消えたこともイケナイと思うよ。歌舞
伎座大歌舞伎12月公演はナゼか3部制。最近やたらとこれが多くて「松竹の罠にハマっておるな」、
と憤慨しつつ行く私である。今日は2部と3部を続けて観る。2部は「吹雪峠」から。宇野信夫作の
新歌舞伎で好きな芝居だ。登場人物は3人で直吉に中車、助蔵に松也、おえんに七之助。玉三郎も演
出しているが、心理劇の緊張を以前感じたようには味わえなかった。次は若手陣が演じる「寺子屋」。
松王丸は勘九郎、武部源蔵に松也、千代は七之助、戸浪は梅枝。千代と戸浪は落ち着いて観られた。
続いての3部は舞踊2題。「二人椀久」の松山太夫は玉三郎、椀屋久兵衛に勘九郎。最後は「京鹿子
娘五人道成寺」。11月歌舞伎座で芝翫と3人の息子による連獅子は4獅子で賑やかだったが、今月
は白拍子花子が玉三郎、勘九郎、七之助、梅枝、児太郎の5人もいるのだよ。まさに壮観だった!
2部に続いて3部を観る。3部は一番に入ったから誰もいない場内をパチリ!
遅い夜 四谷三丁目「酒月」お通し:緑大根とお餅、ポテトサラダ380円、寄せ豆腐380円、蒸し
キャベツ480円、アボガド納豆海苔添え550円、特製牛すじカレー、生ビール2杯、麦焼酎
ダブルロック2杯 @4160円
今日の〆は牛スジカレー!
8時45分に舞台がはねた。6時間以上歌舞伎座にいたからどっぷり疲れた。先ずは家の近くまで
帰ろう。四谷三丁目交差点手前でタクシーを下りて、目の前にある「酒月」へ。ヤスコちゃんの顔
を見ながらビールをグビグビ飲むとホッとする。ポテサラもアボガド納豆も牛すじカレーも大好き!
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12月 3日(土)晴れ!
朝 家食 ヒレカツふすまドッグ、トマトスープ、特茶
昼 四谷アトレ「スープストック東京」カレーセット(豚肉と根菜のカレー、温野菜とチーズのブラ
ウンシチュー、アイスコーヒー)1180円
午前中乃木坂の歯科医院に行く。1年以上かかったインプラント治療終了!続いて違う治療にとりか
かるって(涙)。来年からね。タクシーで四谷駅に向かう。何て気持ちの良いお天気だろう。赤坂御
所とか豊川稲荷とか、車窓から見える景色がどれも美しい。アトレの「スープストック東京」でラン
チ。たいがいカレーセットを注文するのだが、この店のカレーは他のスープと余り変わらないよなぁ。
もっとバシっとしたカレーにして貰いたいぞ!みどりの窓口で明日の京都行き指定券を購入して帰宅。
先日の選挙以来、現職のオバマ大統領が気の毒なくらい影が薄くなり、来年2月に就任予定のトラン
プ氏がガンガンに注目を浴びている。選挙運動時の過激な発言は当選以降急激に穏健傾向に向かうか
に見えて、ちょっと安堵したら、次々と発表される閣僚人事がまたも波紋を。キューバのカストロ前
議長の死去に際しての発言もチョー過激だったし。世界中が「嵐の前の大騒ぎ」って感じであるよな。
夜 舟町「山灯」前菜:大山鶏・冬野菜アンチョビソース・鮟肝しぐれ・鯖燻製とポテトなど、ちじ
みほうれん草と平茸のお椀、きんきの塩焼き、雲子入り白味噌汁、寒ブリの蒸ししゃぶ 温玉添
え、牡蠣雑炊、漬物、生ビール2杯、麦焼酎ボトル @9480円
久しぶりの「山灯」。スタッフのシッカリ姉さんがご主人と共に三鷹にお店を開店し、辞められたそ
うだ。独立に拍手を送りながらも働き手を失うってのはね・・と若き店長は複雑な笑い。そうゆう彼
も一児のパパになり、最近転居された由。汁モノ好きだから雲子入り白味噌汁と牡蠣雑炊が嬉しいな。
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12月 4日(日)東京は晴れ 京都は夕方から雨
朝 家食 サラダ、ツナと卵のトーストサンドイッチ、オニオンスープ、ヨーグルト
昼 新幹線車内にて 弁当と特茶
今日から京都に行くが、今朝になって旅支度をする。国内旅の準備なら、薬の仕分けを除けば10分
〜15分位あれば出来ちゃうからね。いつか書いたかもしれないが、私は東海道新幹線での旅が大好
き。鉄道ファンが仰る「鈍行列車こそ旅」なんて思わないし、快適性と速さと便数の多さ、景色の良
さでは東海道新幹線が一番だと思っている。弁当選びの楽しさの次は富士山の撮影。巧く行ったぞ!
夜 京都・祇園「いふき」2万円コース(前菜五皿、炙りふぐのタタキとふぐ皮煮凝り、お造り;本
マグロの炙り 辛味大根添え、鮑と小蕪の白味噌椀、蓮根餅と零余子団子せいこ蟹餡かけ、焼き
蟹 蟹味噌がけ、のど黒の塩焼き、胡麻豆腐の揚げ出汁スッポンスープ、食事:牡蠣フライ、白
飯、青菜と薄上げ汁、漬物、水菓子:シャインマスカットなどワインゼリー、プチアイス最中)、
生ビール2杯、麦焼酎「兼八」ダブルロック3杯 @2万7000円
京都駅八条口からタクシーに乗った途端、雨がフロントガラスを叩き始めた。晴れ女の私なのにこ
れかよ。どうも今夜は雨らしい。ホテルオークラにチェックインした。京都最初の今夜は祇園にあ
る人気店「いふき」。予約を取るのもタイヘンな店だが今夜は運良くカウンター席に座ることが出来
た。鮑と小蕪の白味噌椀トロリとして美味しおす。焼き物は焼き蟹とのど黒の塩焼きを選んだ。ふ
ぐ雑炊も食べたいし食事も悩ましいところだが、白飯と牡蠣フライを選択。あぁどれも旨いぞ〜!
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【今週の振り返り】
今から約30年前、インドネシア人のエイドリアン・ゼッカー氏が1987年にアマンリゾーツを
開業し、1988年タイのプーケット島に1号店となる「アマンプリ」をオープンしてから、世界
のホテル好きはアマンに魅了され、アマンの魅力に嵌まるようになる。ホテルは交通の便が極めて
悪く、とんでもなく高い料金を支払うことになってもである。それを「アマンマジック」と言うら
しい。ゼッカー氏が同年アマンプリの次に手掛けたのはタヒチ・ボラボラ島の「ホテルボラボラ」。
翌年にはバリ島に「アマンダリ」、「アマンキラ」、「アマヌサ」を、フランス・トロワヴァーレに
「ル・メレザン」、インドネシア・モヨ島には「アマンワナ」がオープンする。同じく1993年
にフィリピン・パマリカン島に「アマンプロ」が誕生した。今回訪れたアマンだ。
アマンプロがあるパマリカン島はフィリピン・スールー海のクーヨー諸島の一つだ。長さ2、5`、
幅500bの小さな島だが、そのパマリカン島ごとアマンプロなのである。アマンプロ以外、島には何
も無い。プロペラ機用の滑走路があり、一日一往復するのが宿泊客の唯一の足となる。フィリピンの
首都マニラの専用空港から飛ぶこと1時間10分。風の状態ではもっと時間がかかることもある。船
ではマニラ港から丸二日間もかかるのだ。アマンリゾーツは最適なロケーションのためにはどんなに
不便な地でも厭わないと言うが、ホントなのだ。去年の秋に行ったベトナムの「アマノイ」の場合は、
首都ハノイから飛行機でベトナム随一のビーチリゾート地ニャチャンに飛び、そこから悪路を進むこ
と1時間半という場所だった。私が訪れたのはオープンして2年後のことで空港からの道路はある程
度整備されていたが、それ以前は「必酔い止め薬」の悪路だったと聞いた。その土地を探すのに6年
を要したと聞いてまたビックリしたものだ。
閑話休題。パマリカン島に戻ろう。そのアマンパリにはカシータと呼ばれる家が42、ヴィラは18
ある。カシータは私が泊まったビーチカシータ、ヒルサイドカシータ、グループの皆さんが泊まられ
たツリートップカシータ。ツリートップカシータは樹木に囲まれていて階段を上り下りする必要があ
る。ヴィラはラグーンヴィラ、パラワンヴィラ、そしてウェストヴィラ。カシータとヴィラ以外にホ
テルオープンと共に分譲したプライベートヴィラがいくつかあって、世界の大金持ちの皆さんが使わ
れているらしいよ。アマンリゾーツの特徴の一つに、客室数が限られていることがある。アマンがア
マンらしいサービスを最大限出来る客室数に制限しているのだ。これだけの客室数に対して、アマン
プロのスタッフは約300人。スタッフ用の宿舎があると聞いていたので全員そこに寝泊まりしてい
るのかと思いきや、6割のスタッフは西側の海の向こうに見えるマナモック島から通っているのだと
言う。マナモック島とパマリカン島の移動に1時間半かかる。毎朝5時にマナモック島を出航して6
時半にパマリカン島に到着してそれぞれの配置につく。帰りはおおよそ午後7時にパマリカン島を出
航してマナモック島の自宅や宿舎に帰るのだと言う。台風など嵐の時は、島の宿舎にギチギチに詰め
て泊まることになるのだと言う。そんな過酷な通勤をオクビにも出さず、アマンプロのスタッフはい
つも笑顔で気持ち良く客に接している。
パマリカン島はアマンがホテル建設するまで、椰子のプランテーションだった。マナモック島も同じ
くプランテーションの島でとても貧しい島だったと聞く。そんなマナモック島の人々にとって貴重な
職場が目の前のパマリカン島に出来ようとしていた。1993年アマンプロがオープンした。以来、
選ばれてアマンプロに職を得たマナモック島の人々は船で二つの島を行き来している。信じられない
程美しいビーチに続く「シースポーツハットに」は、マナモック島の学校に寄贈するための寄付箱が
設置してあった。出来るだけホテルを建てた土地の文化を尊重しようとするアマン。カシータの造り
がフィリピンのバハイクボ風であると同じように、土地の人々が活躍出来る職場であることは、滞在
する客にとっても嬉しいことだ。決して仰々しくないフレンドリーなもてなしがアマンらしい。そん
なアマンリゾーツも今やアジアの国々を中心に約30軒となった。決してアマンジャンキーではない
けれど、この居心地の良さがもう少しいろんなアマンを味わってもいいかなぁ、なんて思わせたりし
てね。
ニャーに言ってるのかワカラン