パクパク日記17月3月5週

              コルシカ島からパリ半日滞在後帰国。ピロリ菌退治成功!

 

     さよならコルシカ!  ちょこっとパリ

 

3月 27日(月)フランス・コルシカ島は晴れ      1ユーロ€=約120円

朝 ソイィテルゴルフアジャクシオタラサシー&スパホテル「LE CAROUBIER」朝食ヴュ

ッフェ

 

  

        昨夜から具合が良くないのでヨーグルトとオニオンオムレツを半分だけ食べる

             もう3月末なのに雪を被った高い山々が見えるコルシカ島

 

昼 ソイィテルゴルフアジャクシオタラサシー&スパホテル客室にて きつねうどん、バナナ、紅茶

 

 

先週木曜日からフランスのコルシカ島に来ている。この島最後となる今日は、内陸にある街コルテに

行きはコルシカ鉄道に乗り、帰りはバスという一日観光の予定である。コルテにはコルシカ島唯一の

大学がある。お天気も良さそうだしと楽しみにしていたのだが、夜中1時半に足が攣ったことで起き

出し、3時にはモーレツな吐き気とお腹ゴロゴロで飛び起きる。それを何度も繰り返しているうちに

昔の持病腸閉塞の痛みまでシコシコして来たから慌てる。10年近く症状の出ていないのにどうしたっ

てことだ!これでは今日の観光はムリだな。コルシカ鉄道に2時間半も揺られて行くなんて絶対ムリ

だ。7時になるのを待って添乗員のHさんに電話して観光をパスする旨を伝える。それから2時間寝

9時半頃朝食会場へ。オムレツ半分とヨーグルトだけ食べる。素晴らしいお天気なのに残念だなぁ。

お昼頃にはお腹の痛みも吐き気もほぼ無くなった。それにしても、何が原因でこんなことになったの

だろう。ワカラン。午後1時半お湯を沸かしてきつねうどんとバナナの昼食。午後は昨日の聴いたポ

リフォニーコンサートの動画を聴きながら本を読んだり明日の出発に備えてパッキングなどを始める。

夜 ソイィテルゴルフアジャクシオタラサシー&スパホテル「LE CAROUBIER」チョイス

メニュー:サーモンのカルパッチョ、サラダ、海老のソテイ、レモンクリームタルト、白ワイン

11€、赤ワイン15

 

 今夜はビールを止めておこうね

 

観光でコルトに出掛けられた皆さんは午後5時頃帰って来られた由。とても疲れたらしい。今日の夕

陽はまた一段と美しく、地中海に静かに沈んで行った。明日は午前4時半出発ととんでも無く早い出

発である。そのこともあって最後の晩餐はホテルのレストランで。チョイスにはほぼ自信があるのだ

が、今夜はちょっとなぁ。まぁ私の体調が悪いせいかもしれない。今夜の話題は仙台。老舗ホテルが

皆姿を消してしまったとか、東北大卒業しても千葉人の伊坂幸太郎は仙台を舞台に小説を書いている

とか、名門の私立校はどこかとか。さぁ、明日はチョー早起きするのだから部屋に帰りましょうかね。

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3月 28日(火)パリは晴れ

朝 パリ・インターコンチネンタル ル・グラン「カフェドラぺ」朝食ヴュッフェ

 

  

              早朝コルシカ島を出発したからパリの朝陽を浴びながらセーヌ川を渡る

        ル・グラン「カフェドラぺ」の朝食ヴュッフェ。日本食コーナーが脇に追いやられていた

         久しぶり!でも無いでしょ。5ヶ月前にここに5連泊したじゃないよ

           今年1月バンドーム広場に面した「リッツパリ」に泊まった     「金太郎」に行ってみたら・・!

 

午後のお茶 パリ「スターバックス」アールグレイ紅茶

遅い昼 パリ「オペラマンダリン」シンガポール風海鮮焼きビーフンカレー風味9€、卵のスープ

5,5€、プーアール茶3€

 

 

午前2時半起床。さっき寝たばっかじゃん!でも仕方ないね。シャワーを浴び、髪を洗って着替え。

パッキングして早朝のお仕事終了。ホテルが大きな紙袋に朝食弁当を用意してくれたが、私は食べ

るものが余りないので殆ど貰わないことにしている。未だ暗いうちにチェックアウトして出発。ア

ジャクシオの空港を6時に出発してパリ郊外のオルリー空港には7時半過ぎには到着した。そこか

ら小型のバスでパリ都心に向かう。朝陽を浴びながらセーヌ川を渡るのって気持ちいいな。羽田ま

でのフライトは今夜8時。午後4時半までパリ市内でフリータイムということになる。私は事前に

インターコンチネンタルホテル「ル・グラン」のディユースを予約してあるから、チェックインし

て朝食を食べに「カフェドラペ」に行く。あらら〜、日本食のコーナーが片隅に追いやられている

わ。1年前のテロから日本人客が激減したと聞くから仕方ないのかもしれないが。それでも例え半

日であっても、自分の部屋があることの有難さをシミジミと感じる。ランチを食べに行こうと部屋

を出て、いつもの「金太郎」に向かった。何となくだが、胸騒ぎがしていた。店の前まで来てやっ

ぱり!店を囲むべニア板に貼り紙がしてある。フランス語である。全くわからないなりに解釈する

と「建物の老朽化に伴い、1月末をもって一旦閉店した。工事には3ヶ月を要するから次の再開店

5月だ。迷惑かけてすまん。どうしても中華料理を食べたいなら近所の数軒を紹介しよう」とラ

イバル店を地図で示しながら案内してある。いかにも日本人的な感覚、ガッカリしたが、新「金太

郎」に期待しようね。いつものチョコレート屋でお土産を購入し、いつものスタバでお茶を飲んだ。

遅くなったランチは、ホテル近くの「オペラマンダリン」で。5ヶ月前ここで2回もランチしたっ

けな。お店の女性も私の顔を覚えているらしく、そっけない態度にも「また来てくれてどーも」っ

ぽい表情だった。シンガポール風海鮮焼きビーフンカレー風味と卵のスープはかなり旨いんだよ。

遅い夜 ANAパリ=羽田 ビジネスクラス機内食(和食)

 

  

 ビールに赤ワインに麦焼酎 ヒック!

 

ホテルでシャワーも浴びて、すっきりとチェックアウト。ディユースでこのホテルを予約していて

大正解であった。午後8時発のANA羽田行きに搭乗。5人の参加者は皆近い席だった。1杯目は

必ずビールだが、赤ワイン、麦焼酎ロックトリプル数杯と一気に飲み、3時間ほどトロトロとする。

あとは起き出して、「水曜どうでしょう」8回分一挙放映をひたすら一挙観てしまったよ。2005

に放映したものだから十数年前の番組で、今や大人気者の安田顕がゲストで西表島が舞台だった。

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3月 29日(水)東京は晴れ

昼 ANAパリ=羽田 ビジネスクラス機内食(和食)

 

 全くイケてない食事だった

 

夜 荒木町「おく谷」お通し:五目ひじき、根三つ葉のお浸し550円、茹で立て天豆と枝豆650円、

  赤天700円、カレー大根500円、海老と挽肉ピーマン詰め700円、焼きそば800円、生ビール

  、麦焼酎(吉四六)@11800

 

 この焼きそばがつまみにピッタリ!

 

午後羽田空港に到着。そう言えば、今夜開かれるN川君のカタカナ会社卒業パーティに来られるよう

なら、と誘われていたが、帰宅して着替えて行くのもシンドイ。来月彼には会う予定だから今夜は失

礼しよう。洗濯と片付けを終えてから「おく谷」に行く。機内食の2食目は日本時間の昼ドキに食べ

たのだが、牛丼とメニューにあった料理が全く旨くなくてほぼ残した。だからお腹がペコペコでして。

赤天もカレー大根もひりひりと辛くて旨い。ここでは長く塩辛炒飯で〆ていたが、今は焼きそばだよ。

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3月 30日(木)晴れ

朝 家食 ツナと卵のトーストサンド、スンドウブチゲ、ヨーグルト

遅い昼 二番町「デニーズ」チキン入りシーザーズサラダ(パン付き)916円、コーヒー199

 

   2時半だからサラダのランチ

 

帰国翌日ではあるが、12時過ぎ四谷の病院へ。今日はいろいろ検査があるのだよ。朝食は検査の4

時間前の9時には食べ終わっている。先ずは血液検査、尿検査、肺のCT検査、そして1月のピロ

リ菌除菌作戦が成功したかどうかの検査。結果は・・ドキドキ・・「え〜っと、この数値は・・ピ

ロリ菌大丈夫ですね」。わ〜い!やった〜!遅くなったので病院前の「デニーズ」でサラダランチ。

夜 荒木町「和食こんどう」2人で)9千円コース(翡翠豆腐 練ったグリーンピース・車海老・

蕨・胡桃ソース、ホタル烏賊と長芋野蒜柚子ゼリー、京都の筍と蛤の吸い物、お造り:愛媛の

鮪・ヒラマサ・勝浦の金目鯛、岩手県広田湾の特大眞牡蠣のバターソティと蕗の董味噌、鯛の

子・淡路島玉ねぎ・蕗の炊き合わせ、天ぷら:天豆・帆立貝・山形のこごみ、鯛と筍炊き込み

ご飯、赤出汁、ジャコと胡瓜、苺のプリンとこしあんソース)、生ビール2杯、麦焼酎ダブル

3杯 

 

 

 

6時半の待ち合わせだから24分に家を出るとそこに電話が。「A木ですが今日お約束は6時でした

よね」。な、なに?6時とな!6時半ではないのか。また手帖に書く時間違えたらしい。スンマセン

ねぇ。A木君とはチョー久しぶりなのにのっけから遅刻とは面目無い。彼は今の職場に移って1年

になったらしい。仕事を辞めて久しい私なんぞには新鮮というかタイヘン過ぎてやってらんないと

いうかね。皆よくやっているよね。山形のご両親や若い奥さんの話も。酔いが回るにつれ、それな

らあなた一緒に行く?なんて話にもなりましてね。この店のカウンターは久々。今夜はどれも旨い!

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3月 31日(金)曇り午後から雨  韓国朴槿恵前大統領逮捕される

朝 家食 「和食こんどう」の炊き込みご飯のおにぎり、納豆、茄子の味噌汁、ヨーグルト

昼 新橋「リンガーハット」野菜たっぷり食べるスープ680+税、餃子

 

  

 

今日は東京あちこち移動する。先ずは新橋。美容院前の恒例ランチはまたもや「リンガーハット」。

朝食に炊き込みご飯のおにぎり2つ食べてしまったので、悩むことなく野菜たっぷり食べるスープ。

野菜たっぷり食べるスープには野菜が480g入っている。いいではないか。麺は・・ゼロである。い

いではないか。朝ご飯食べ過ぎた時のベストのチョイスだね。しかし炭水化物は32グラムと結構多

いじゃん。ちょっと戸惑うではないか。その上餃子を注文したら「本日は1個おまけ」だって。余

計なサービスしないでよ。柚子胡椒と酢で食べると美味しいので嬉しい・・でも困るではないか。

いつまでもそうしてグダグダとバカ言っていろ!食後美容院に行く。また居眠りしてしまった(汗)。

夜 荻窪「坊千代」(6人で)3月の献立6千円(嶺岡豆腐、野原de散歩、桜花寿司、菜の花大根

蕎麦、ロールキャベツ貝汁仕立て、フォアグラ小鉢、兎さん人参ソース、草花プリン)、料理

に合わせてシャンパンとワインのセット4000円   @11000円(現金のみ)

 

  

 

新橋の美容院を終えてから恵比寿へ。アトレで文房具や本を買ってからS戸さんにアーユルベーダの

施術をして貰った。それを終えて雨の中恵比寿駅から杉並区の荻窪までタクシーで向かったのだが、

夕方の渋滞に巻き込まれて1時間10分もかかっちまった。遅刻だと焦っていたこともあるが、店が

巧みに隠れているからホントに通り越してしまい、ホーリー家の娘マオ助に迎えに来て貰った。ホン

トにここ?って感じのドアを開けると急な階段があり、半地下に「坊千代」はあるのだった。完全予

約制で1日昼夜それぞれ一組限定の創作懐石レストラン「坊千代」にお誘い頂いたのは2ヵ月位前だ

ろうか。イタリア修行後日本料理も学んだ岳野オーナーが東日本大震災の直前の2011年3月にオープ

ンした由。料理は月替わりだから3月晦日の今夜で弥生月の料理もおしまい。一人で料理を作り、飲

物を選び、サービスするのだから岳野オーナーは大忙し。お任せの飲み物はスパーリングワインから

始まった。オーナーはアンティーク収集が趣味らしく、器にも凝っているし、インテリアも独創的。

窓があれば店の前の小路を歩く人の足元部分が見えるような半地下にある不思議な空間だ。桜花寿司

は花ビラ型の酢飯の上に桜肉(馬肉)がのっていたり、ロールキャベツ貝汁仕立てはのど黒が巻いて

いるのがキャベツという逆転の発想だったりとお料理にも独創性を感じる。しかし全体を通じて料理

が特段に美味かと言えば、奇を衒うことが優先されているようで・・う〜むという感じだが、仲間内

でワイワイと食卓を囲める特別な場であることは確かで実に楽しい。今夜も4月から中2になるマオ

助が話題の中心。彼女にはいつも楽しませて貰うが、たいした娘である。タクシーで帰宅。今日だけ

で都合4回タクシーに乗りタクシー代は2万円近く支払った。タクシー協会から表彰して貰いたい!

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4月 1日(土)降ったり止んだり

朝 家食 卵のトーストサンド、スンドウブチゲ、ヨーグルト

昼 南青山・小原会館「ふーみん」(2人で)黄ニラともやし炒め1630円(シェア)、納豆ご飯1100

円(ゴチになった)

 

 テーブル毎にザーサイがた〜っぷり!

 

午後のお茶 南青山「ドトール」コーヒー(ゴチになった)

アメリカ・インディアナ州の仲良し女友達2人がちょっとした思いつきでスタートしたヴェラ・ブラ

ッドリー。今や多くの人に愛されるメーカーに成長した。私もオジョーに教えられてハワイのオアフ

島に行った時は、山ほどヴェラを買い込んで来たものだった。今日は初の試みらしいが、青山で会員

向けのファミリーセールを開催するというので行ってみることに。イトミ号が迎えに来てくれ2人で

ブイッと青山へ。生け花の小原会館の駐車場は3ナンバー禁止とあり、今ドキ都心で3ナンバーダメ

なんて信じられない!と怒ったイトミは近くの駐車場を探しに行った。ゲストまで登録してIDを取

得しないと売り場に入場出来ないなんて手間をかけさせたのに会場には「売れ残りばかり寄せ集めた」

って感じでね。僅か5分で見切って会場を出る。それ程落胆はしていない。ナゼなら同じビルの地下

にある人気中華店「ふーみん」が待っているから(笑)。開店までにあと10分あるが、既に10人位が

並んでいる。よし!一度目に着席出来るな。予めメニューも予習して来たが、現地にくれば迷いに迷

うねぇ。結局納豆ご飯を注文したが納豆炒飯の方が良かったか。黄ニラ炒めもシェアしゴチになった。

夜 荒木町「遊猿」(2人で)前菜盛り合わせ:ウニ湯葉、スミイカ葱生姜和え・磯つぶ貝老酒漬け・

  豚耳シャンツァイ・シマ海老の老酒漬け・豚肉とカシューナッツ甘煮・蒸し鶏の香味ソース、大

  餃子200円×2、菜の花炒め1890円、四川麻婆豆腐1200円、白飯、生ビール2杯、麦焼酎ロッ

ク×3杯

 

  

 

夕刻A先生が来てくれるまで、この寒い日に汗かいて力仕事をしていた。そしてA先生にはパソコン

の箱詰めをお願いした。1時間で終了。昨年の9月近所にオープンした四川料理の店「遊猿」の評判

が良い。今日の今日ではムリだろうけどとダメ元で電話すると「どうぞ!」。早速行ってみる。神宮

前にある鉄板中華の「シャンウェイ」は約2年前「孤独のグルメ」でも登場した(とA先生が後日知

らせてくれた)店だが、「遊猿」の店長はここで修業をした人らしい。急な階段上の2階にあるのが私

にとってはちょいと難であるが、料理はユニークでかつ辛くて旨い。たくさんある前菜はテキトーに

盛り合わせ貰ったが、どれもいいなぁ。誰にでもついて来る湯葉ウニも老酒が濃厚で美味しい。大き

な餃子は1つ200円なのにゲーッていう程大きい。食の細い人はこれだけで満腹になっちまうよ。麻

婆豆腐は醤油味が際立っていたが白飯にかけてワシワシ食べる。平日のランチもあっていいね、ここ。

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4月 2日(日)晴れ

朝 家食 卵とツナのサラダ、納豆、ふすまパン、野菜たっぷり味噌汁、ヨーグルト

 

 珍しく味噌汁を作った

 

昼 家食 オニオンスープ、野菜たっぷり味噌汁

夜 四谷三丁目「酒月」お通し:釜揚げシラス・富山白海老・桜海老、水茄子刺身450円、薩摩揚げ

420円、アボガド納豆海苔添え550円、ポテサラ380円、金華鯖干し580円、特製牛スジカレー、

生ビール2杯、麦焼酎ダブル2杯 @6900

 

  

 

水曜日コルシカ島&パリから帰国したが、翌日から出ずっぱりでロクに家にいなかった。よって書斎

のパソコン前にも殆ど座る時間が無くてパクパク日記作成には手がつかず。日曜日の今日大いに反省

してランチも家食にしてシコシコ頑張る。М智代さんの葬儀が月・火とあった週だから甥に写真を提

供して貰う必要もあって完成には未だ先だが見通しはついた。もう夜の8時かぁ。こんな時はヤスコ

ちゃんのところに行こう。「酒月」の料理はほぼ一定だが、私好みのメニューが揃う。カレーも旨し!

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【今週の振り返り】

昨年、某「健康クラブ」に入会した。入会金も結構なものだが、年に一度の1泊2日人間ドッグが必

須で、この人間ドッグがまた検査項目がエラク多いのだ。それまでも何軒か病院は変えたが、ほぼ毎

年人間ドッグを受けていた。感心でしょ?え?当り前田のクラッカーですか。しかし、胃カメラは常

に拒否していた。ところが某「健康クラブ」はそれを許してくれない。まぁまぁそう仰らずに一度や

ってご覧なさいよ、今はいろいろ改良されていましてね、苦しくないんですよ、どうしてもお嫌なら

薬で半分眠ったような状態でも出来ますよ」と甘い言葉で説得され、つい「うん」と言ってしまった

のだ。しかし、そのお陰で「胃は丈夫!」と自信を持っていたのに、「十二指腸潰瘍の跡がありまし

た。今は胃炎ですね」なんて言われ、ついでに「ピロリ菌がいます。これは退治しないと面倒なこと

になりますから処置しましょう」と言われて。つまり、騙されるように(失礼!)胃カメラを飲んだ

お陰で長年胃にうようよ飼っていたらしいピロリ菌ってヤツに気づいて、今さらながらではあるが、

「出て行って貰おう!とっとと!」ということになったのだから胃カメラさん、ありがとね。ずっと

嫌っていてゴメンね。

 

ピロリ菌っていったい何よ。聞いたことはあるが、ほぼ関心が無かったので全く知らないもドーゼン

であった。細菌のクセにヘリコバクター・ピロリなんて偉そうな本名まで持っている。ま、カンタン

に言えば胃の粘膜に住み着く細菌なんだってね。胃の中は強い酸性なので細菌は生息できないという

定説を覆して、ドッコイピロリ菌は感染で胃の中に住み始めると元気一杯、ぬくぬくと生き延びてこ

こを動かない。強い酸なんてへいっちゃらで、除菌しない限りは死ぬまで胃の中で居座るというわけ

よ。敵ながらアッパレって言うか。居るだけならまだいい。居させてやってもいい。しかし、ここで

悪さをするから困るのだ。もの凄いスピードで移動しながら、胃炎や胃潰瘍や十二指腸潰瘍なんかを

引き起こすんだよ、コイツ。断固退治せねばならないのだ。しかも私は膝痛を緩和するため長い間鎮

痛剤を服用していた。この鎮痛剤や消炎剤が来るとピロリ菌の悪さは倍増するとのことだった。とい

うことで、今年1月に香港で久々に美味しいものを食べた短い旅の最終日からピロリ菌退治作戦を開

始した。

 

絶対ダメということは無いが、除菌を確実なものにするためには飲酒は控えた方が望ましいと言われ

たので、この酒飲みユメコが1週間も禁酒した。近づいて誘惑されないためにも夜の外食は一切禁止

してしょぼい家食で済ませた。朝晩7種類(たしか)の薬を飲みながら「ピロリ!覚悟!死ね!!」。

この苦しい禁酒週間を終えてからパクパクを読んだ方々からメールを頂いた。禁酒したが失敗し2

目で成功した、という方もいれば、毎晩ガンガン飲んだが上手く行った、という人もいて。失敗した

場合は、薬の配合だか組み合わせだかを変えて2度目の除菌をすることになる。以前は成功率7割だ

ったが、昨今の薬の発達で9割に上がったと医師は言っていた。

 

そして今日ピロリ菌除菌成功したことを医師に伝えられ心底安堵した私に医師は続けてこう言った。

「これからは年に一度胃カメラを飲んで定期的に検査すれば大丈夫ですよ」。ガビーン!年に一度

の胃カメラ検査!昨年清水の舞台から飛び降りるつもりで生涯初の胃カメラ検査をやった。それを

毎年とな?チッチッチ。ヤバいゼ。しかし逃げていても仕方ない。会計をしてから今年の1泊2日

の人間ドックとさらにオプション検査まで申し込んだ感心なユメコだった。

 

海外旅行に激しく行き出して12年。仕事を辞めた当初は、偶数月は海外、奇数月は国内(逆だった

かな)などとマイル―ルを定めたものだが、のっけからそんなものは無視。毎月海外に行くように

なり、それはどんどんエスカレート。ある頃から年16回、17回、18回なんて多回数になり、「月

2の海外」も自分にとってフツーのことになってしまった。国内にも激しく行っていて、国内外合

わせて一年の3分の2は旅をしている生活がずっと続くようになった。手帖は予定でギッシリ!書

いた私が読めない程のグチャグチャスケジュールが続いている。ある時、ふと、いつまでこんな生

活しているのかと考え始めたが、もう「旅行の予定を入れてしまう病」になっていて、気づくと5

ヶ月、6ヵ月先の予約をしている私がいる。これは物理的に「旅に行けない物理的状況に自分を追

い込むしか解決方法は無い!」という結論に達し、関西に拠点を作ることにした。十数年ぶりに私

の生活が大きく変わる。ワクワクドキドキ。よって、海外旅行にはしばらく行かないのだよ。夏ま

では・・・(笑)。

 

             ホント行かニャイ?   ニャツまではね

 

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