尾道のホテル宿泊中神勝禅寺へ。後半から京都滞在始まる
ベラビスタ尾道 神勝禅寺
5月 8日(月)東京は晴れ 尾道は晴れなのに黄砂で・・
朝 家食 エリンギと鶏肉の中華サラダ、茹で卵、鮭と野菜のクリームスープ、「椿山荘」の胡桃
パントースト、ヨーグルト
昼−1 羽田空港ANAスィートラウンジ 稲荷寿司2ヶ、味噌汁
昼―2 ANA羽田=広島プレミアムクラスのおやつ サンドイッチなど
昼食その1 昼食その2 飛行機から見下ろす富士山!
今回は401号室の角部屋。居間と寝室がある
寝室の横には瀬戸内海を見下ろすバスルーム。私は湯船には入らないけどね
左手下には親会社の常石造船のドッグが見える。真下はベラビスタマリーナ
フランス大統領選挙の決選投票は中道派マカロンじゃなかったマクロン氏が極右ルンペンじゃなか
ったルペン氏を圧して世界中がホッとした。でも棄権者や白紙投票も多かったらしいし、フランス
にルペン氏のような極端な考えに賛同する人が1千万人以上もいるんだなぁと複雑な気持ちだ。多
くのフランス人にとっては「ルペンだけは阻止」「未だましだから」「正直投票したい人がいない」
って感じだったのだろうな。フランスはよく訪れる国だから気になる。午前10時6月の歌舞伎座
のチケット購入。久々に「よし!」という席を昼夜ともにゲット出来た。ゴミ捨てに行って手回り
品の準備をしてと、さぁ出かけよう。羽田から広島空港へ。誰がこの地を決めたか知らないが、と
んでもない山奥にある空港だ。空港にはお願いしてあったホテルの送迎車が待っていた。楽しくお
喋りしながら約1時間。丘の上のベラビスタスパ&マリーナ尾道に到着。ここに来るのは約半年ぶ
りだ。今回は4階の角部屋401号室。バスルームからの眺めが良い。3泊するからのんびりしよ。
夜 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「鮨 双忘」お任せコース(蜆汁、浅利・鯛の子・モッ
ツァレラチーズの味噌漬け・アスパラ白和え・かすご鮨、桜鯛刺身、鰆の塩麴漬け、白子豆腐
と人参筍のお椀、握り:昆布〆鱚、肝乗せカワハギ、小肌、(太刀魚の木の芽田楽、ヤリイカ、
サヨリ、鱧)、鮑肝の茶碗蒸し、(太刀魚、赤魚、まなカツオ)、赤西貝と茸の寿司、赤ウニジ
ュレがけ、鰆の玉ねぎのせ、止め椀:鯛のアラ味噌椀、穴子と胡瓜の手巻き寿司、2種の卵焼
き、プリンと桜のアイスクリーム)、エビスビール小1200円、麦焼酎「佐藤」1100円ロック3
杯 ( )内はつまみで
今日は晴れているのに黄砂の影響とかで「ザ・デッキ」からのせっかくの眺めもイマイチだ。3泊す
るので毎晩違うレストランで夕食を食べられるよう予約している。初日の今日は「鮨 双忘」で。カ
ウンター席は一日限定8名で完全予約制。午後6時、花板さんの向こうに海が見える「鮨 双忘」の
カウンター席に座る客は皆緊張の面持ち。最初に出て来たのが少量の蜆汁。これが何とも旨い。「これ
で今夜はいくら飲んでも大丈夫ってことですね」と声をかけても皆シーン。無口そうな花板さんだけ
が「そうですね」と小さな声で。それから八寸、2種の刺身、お椀などが出ていよいよお鮨となる。
今鮨屋にはごくたまにしか行かないが、つまみばかりで握って貰うのは2,3貫。聞けば13、14
種あるというので半分はつまみでとお願いした。肝乗せカワハギや赤西貝と茸の寿司など珍しいもの
もあった。他の皆さんは黙々と握り鮨をお召し上がりだ。カウンターの板場には花板さん1人が立ち、
他の板前達は離れた場所で各自の仕事をする。常に花板さんを見つめている。鮨の最後に出された穴
子と胡瓜の手巻き寿司を食べながら穴子に塗られたツメがタラタラ流れて来てあちこち私が汚してい
ても、弟子たちは花板だけを見つめ、客の私がアタフタしていることに気付かない。不思議な鮨屋だ。
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5月 9日(火)雨 韓国大統領選文在寅氏勝利
朝 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「瀬戸内 双忘」朝食膳(鰆)+おかずヴュッフェ
昨日は黄砂、今日は雨で「ベラビスタ」(良い眺め)が楽しめない(涙)
昼 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「SОFU PASTA&CAFE」シラスと春キャベツ
のリングイネ(サラダ、パン付き)1600円、パンナコッタ600円、アイスコーヒー500円
パスタ類の種類もたくさんあって選択に悩む 氷も美味しそうだが今日は寒いし
サラダとパンが付く シラスと春キャベツがどっさり乗ったリングイネ パンナコッタは甘い
マリーナの中にある「SОFU PASTA&CAFE」は繁盛していた 温泉の後は湯上り処でクールダウン
5時半起床。予報通りの雨空だ。昨今の天気予報は実によく当たる。たくさん気象衛星を打ち上げ
たり、立派なレーダーとか使ったりしているんでしょ、よくはわからないけど。ならば予報内容の
精度はしっかり上げなくちゃね。ま、そんなお陰で今日の雨天は随分前から予報されておったのだ
よ。シャワーを浴びてから午前7時和食の「瀬戸内 双忘」に行く。半年前来た時は、入り口で靴
を脱がなければならないのが面倒だと思ったが、改修工事を行ったとかで靴のまま食事が出来るよ
う変更されていた。いいねぇ、この方が。ここの朝ご飯は凄いのだ。ご飯・アラ汁・鯛刺身・焼き
海苔・希望の焼き魚の他に20種以上のおかずヴュッフェが付いてくる。ヴュッフェにはフルーツ
やデザート、コーヒーなどもしっかり並べられている。今日は鰆を焼いて貰ったが、肉厚のボリュ
ームたっぷりの鰆だった。午前中はゆっくりして、ランチは坂の下の海に面しているマリーナ内に
あるパスタレストラン「SОFU PASTA&CAFE」に送って貰った。たくさんあるパスタ
から一番さっぱりした感じのシラスと春キャベツのリングイネを注文。シラスがたっぷりで旨い!
夜 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「エレテギア」お任せコース1万5千円(涙豆 農園の香
りと、こぶ蜜柑泡とセビーチェ、ハーブサラダ小ふぐと河内晩柑府中味噌と、チイカ トマトと
イカスミアリオリ、瀬戸内穴子 筍リゾット赤ワインソースで、(チョイス)牛フィレ+2千円ス
テーキとアスパラ、マッシュルーム添え、瀬戸内柑橘ブリュレとレモン風味のジェラート、カモ
ミールティ)、サントリーモルツ1000円、赤ワイン1万8千円(ダルマイヤック2011ボルドー)
スパにはジム、整体・マッサージの爽健苑、尾道温泉の岩盤浴、檜風呂、露天風呂、湯上り処、そし
てエステがあって大充実している。午後エステ90分を予約しているので、前後には温泉に浸かるこ
とが出来て便利だ。今日は特に何もしていないのに、こんな風に過ごしていただけでお腹が空いてね。
しかし、今夜予約しているメインレストラン「エレテギア」に行くにはかなり歩くのだが、朝からの
雨が益々激しくなって辛かったぁ。滑らないように転ばないように濡れないように・・とそろそろと。
バスク地方で修行をしたシェフ始めいろんな国のシェフがいる。「エレテギア」はバスク語で「網焼
気屋」という意味だそうだ。このホテルのレストランは「見せる」ことにも注力しているようにみえ
る。最初の涙雨のスープも楽しい演出と共に登場した。牛フィレステーキはたっぷり過ぎて半分食べ
るのがやっと。ボルドーの赤ワインダルマイヤック2011が素晴らしく美味しいのでお裾分けしよう。
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5月 10日(水)曇り午後から晴れ
朝 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「エレテギア」洋朝食膳:晩柑ジュース、サラダ、前菜
とスープ、温かいサンドイッチとスパニッシュオムレツ、お好みデザート、コーヒー
「エレテギア」の洋朝食 食事の後半で「ユメコさんでしょ」と声をかけられた!
朝方激しい雨が止んで、爽やか朝の空気となった
昨日行われた韓国の大統領選。当初からの予想通り左派政党前代表文在寅(ムン・ジェイン)氏が当
選した。北とは穏健策を、日本には厳しいと言われている人だ。ま、それはともかく、昨夜の激しい
雨もようやく上がり、今日も早起きの私はシャワーを浴びてから「エレテギア」の1番の客となった。
昨年も和食の朝ご飯だったから、ここでの朝食は初めてだ。サラダバーは各自で、後はセットメニュ
ーとなる。食後コーヒーを飲んでいる時、2つ隣のテーブルにどこかで見たことのある男性が座わっ
た。暫くして「夢子さんではないですか」。あぁ、まただぁ。「誰かに似ていると思ったら」。数年前、
バスク地方のワインの旅をご一緒した某社添乗員のY本さんだった。昨今の旅行会社は海外に加えて
国内旅も扱うところが増えて来た。昨日宮島から10数人グループで昨夜このホテルに入られた由。
ホテルから車で20分程の神勝禅寺 本堂横に白隠禅師コレクション展示する「荘厳堂」がある
「揚柳観音」 「仏国土は菩提心をもった菩薩によって荘厳されている」 「剣銘」剣は臨済禅の象徴
「南無地獄大菩薩」 「おふじさん」白隠禅師は静岡県の出身だ 「鐘楼門」から無明院に続く道
座禅が行われた直後の「無明院」(本堂) 中根金作氏作庭による枯山水 寺務所受付の「松堂」
「賞心庭」の向こうは「含空院」 菖蒲?アヤメ?杜若? 「国際禅道場」
「非仏堂」 新緑が何とも美しい境内 十一面観音
昼 福山・神勝寺「五観堂」神勝寺うどん1000円
神勝寺うどんを食べさせてくれる「五観堂」 先ずは「五観の偈」を読む
作法を教えて貰ってから頂きます。ちょっと緊張してしまうなぁ
最後は残った出汁にご飯を入れて雑炊のようにして頂く
「恍庭」に行く道。遠回りだが角度が緩やか 坂を登り切ったところに多宝塔が
道路の上にかかる「恍庭」までの橋 全景を撮れなかったので印刷物から 木材で出来た「恍庭」は迫力満点!
アートパビリオン「恍庭」は舟形の建物 青空が出て来て暑くなって来た
午前中は曇っていたが、天気は快方に向かっている。よし、今日こそ楽しみにしていた神勝禅寺に
行こう。ホテルから送り迎えしてくれるのが有難い。この寺は、ホテルの親会社常石造船の2代目
社長だった神原秀夫氏が開基、1965年に建立された臨済宗建仁寺派の特例地寺院である。境内には
禅の教えの一端に容易に触れられる場が多数用意され「禅と庭のミュージアム」をうたっている。
総門から入ったのだが、何せ境内は広大で一番奥にある本堂に行くには15分程とっとと歩いて石段
も上がらねばならないらしい。実を言えば本堂はどうでも良い(失礼!)のだが、その隣にある白
隠禅師のコレクション「荘厳堂」を是非見学したい。受付で相談すると「それでは私の車でお送り
しましょう」と有難い申し出。その女性のお陰で素晴らしい作品を拝見することが出来た。約200
点の白隠禅師の禅画・墨跡を所蔵する神勝禅寺。随時作品の展示替えをしている。もう昼ドキだ。五
観堂で神勝寺うどんを頂こう。作法を丁寧に教えていただき、太い雲水箸でおうどんを頂いた。うど
んを啜る時は盛大な音を立てて良いが、それ以外は無音でね。次はアートパビリオンの「恍庭」。ここ
には自分の足で行くしか他に方法は無い。遠回りだが緩やかな階段を汗びっしょりかいて登って行く。
ようやく着いた。木材で出来た舟形の建物は名和晃平氏の設計。内部は濃密な闇の中で微かな光を知
覚する全感覚的な体験が出来るらしい。20名定員で30分おきの入場だがこの日は時間がなく諦めた。
午後のお茶 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「ラウンジバー」コーヒー1080円
眺め抜群の露天風呂に浸かって寺詣での疲れを癒す
夜 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「瀬戸内 双忘」瀬戸内の恵み(ふぐの出汁、げんちょ
う(舌平目)の玄米揚げ、瀬戸内のふぐの身・皮・とうとうみなど、寅ふぐ白子と蓬麩の野菜
餡かけ、こぶ貝の煮凝り、天然桜鯛の塩釜 鯛そうめん、蒸し鮑、世羅米と瀬戸貝の赤出汁、
漬物、抹茶ティラミス)、ハートランド生ビール1200円、麦焼酎「佐藤」1100円ロック3杯
楽しめるコース
ベラビスタ尾道での最後の夕食は「瀬戸内 双忘」で和食のコースを頂く。ふぐの出汁で始まったコ
ースは関東に住む人間には驚きがいっぱい。先ず玄米をつけた揚げ物のげんちょうとはナニモノぞ。
舌平目をげんちょうと言うのですか。その後とっくに終わったと思っていたふぐの料理が2品も出て
きてビックリ。白子もあるでよー。天然桜鯛は塩釜で出て来て、テーブルごとに係の人がコンコンと
木槌で塩釜を割るのだ。あっちでコンコン、こっちでコンコン。そのまま食べて良し、鯛ソーメンと
して食べて良し。正直味はそれほどでも無いのだが、珍しいものを楽しいカタチで食べる夕食だった。
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5月 11日(木)尾道も京都も晴れ
朝 尾道・ベラビスタスパ&マリーナ尾道「瀬戸内 双忘」朝食膳(穴子半分)+おかずヴュッフェ
穴子、鯵、鰆から焼き魚を選ぶ こんなに和食のおかずがあるのよ
アラ汁と鯛の刺身はセットでついてくる 湯豆腐大好き!
今朝は穴子の半身を焼いて貰った 緑が美しいでしょ デザートも充実(私はどーでもいーけど)
帰る日になって、ようやく「ベラビスタ」(美しい眺め)となった
新幹線ホームから福山城が見える
昼 京都駅「原了郭」カレーうどんスパイシー972円、アイスコーヒー924円
カレーうどんを食べて汗をかく
ベラビスタ最後の朝も5時半と早起き。今日は天気が良さそうだ、帰る日なのに・・。瀬戸内海を見
ながらシャワーを浴び、今日も1番で朝食へ。2度目となる和食の「瀬戸内 双忘」だ。一昨日は鰆
を焼いて貰ったから、今日は穴子で。昨年食べて量が半端でないと思ったから今朝は半分で結構よ。
噛み応えがもの凄いな。午前10時、他の2組のご夫婦と5人で福山駅まで送って貰う。ありがとう
ございます。試験を控えるマリちゃんとユリちゃんに差し入れのお菓子を買う。福山城らしい建物の
撮影終えて新幹線に乗り込む。京都までだから1時間半で到着。京都駅でランチして行こう。荷物も
あるので、一番近い「原了郭」で食べる。「原了郭」カレーうどんスパイシーの後にアイスコーヒー!
夜 家食 鯖の味噌煮、焼売と温野菜、パプリカきんぴら、豆腐と大根味噌汁、ご飯
贅沢食が続いたから今夜は粗食で
12日ぶりの京都の我が家。「ただいま〜」なんちゃってね。窓を開けて新しい風を入れ、ざっと掃
除。落ち着いたところで近所の「八百一」に買い物に行く。大丸京都で見つけた優れもの買い物キ
ャリーを転がして。信じられないくらいに軽く、キャスターもスムーズ、かつどっさり入るのだよ。
東京でもこれと同じ物買いたいな。この数日ご馳走続きだったから、今日はツマシイ食事にしよう
と思う。お惣菜は「八百一」のものだが大の味噌汁好きだからそれだけは自分で作るのだ。無酒日
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5月 12日(金)京都は晴れ 28度!夜から雨
朝 家食 大根サラダ、焼売、豆腐と大根味噌雑炊、ヨーグルト
午前のおやつ 福山「勉強堂」のお菓子と新茶
昼 京都八百一本館「きょうのおかず」きょうのこだわりお昼ごはん1890円(小鉢:肉じゃが、茶
椀蒸し、鯖の煮つけ、牛蒡の煮物、具だくさん汁、じゃこご飯、フルーツ)
キョウコから「母の日」のお花を貰う
京都市内のど真ん中のスーパー3階に畑があるのだよ。畑みながらアイスコーヒーをチューっとするキョウコ
キョウコが組み立ててくれたドレッサー
5時55分目を覚ましてそのままベッドで膝体操。どこからか鐘の音が聞こえるのが午前6時前後の
京都だ。今朝の「ひよっこ」では大涙を流してしまった。今朝もでしょ、ユメコさん。毎日泣いて
いるくせに(笑)。11時来宅予定のN嶋さん、10時に男性技師の方と登場。11時じゃなかったの?
はぁ〜そうでしたっけ〜。ホントいつもこんな感じなのだ、この人。テレビの転倒防止策と玄関・
洗面所のフック取り付け。これでようやく終わったね。イヤイヤ、未だ一つ残っているけど。それ
は6月ですかぁ。次は大阪からキョウコ登場。尾道のホテルにいる時メールが来た。「私が京都で
ランチをご一緒出来る日一覧を・・・と4,5種類の日程が書いてあった。ランチに誘ってもいな
いのにね(笑)。はい、と花のプレゼント。彼女にとって神戸の母(実母)、奈良の母(義母)、そ
れに私が京都の母なのだそうだ。八百一本館の2階にある「きょうのおかず」でランチ。食後のお
茶は3階にある畑を見ながらアイスコーヒー。こんな町中に畑があるなんてとキョウコは興奮気味。
夜 京都仏光寺柳馬場西入る「たいら」8千円コースのみ(湯葉わさび醤油、炙り帆立酢味噌ジュレ、
名残の筍吸い物、お造り:アオリイカ・カツオ・明石鯛、小松菜の胡麻和えと鯛の子・蛍烏賊、
琵琶湖の幼鮎揚げとろろ昆布のせ、鯛白子と北海道ホワイトアスパラガス、琵琶湖の鱒出汁蒸
し、鮎と豆腐大徳寺納豆、じゃこ蕗の董炊き込みご飯・春キャベツ豆腐の止め椀・香の物、苺
とキューイ、麩饅頭)、プレミアムモルツ(小)、麦焼酎「兼重」ロック4杯 @1万9千円
突然で久しぶりの「たいら」のコースは素晴らしい!
来年こそ娘の有里ちゃんを志望校に合格させると意気込むキョウコは夕方大阪に帰って行った。さ
て、今夜の夕食はどないしよ。マイ京都リストを見ながらある店に電話する。「今夜1人ですが入
れますか」「そうですね・・・はい、どうぞ」。午後7時前その店(私はそう思っている)に行った。
「いえ、ユメコさんからはお電話頂いておりませんよ。席は何とかなりますけど、電話された店は
待っているんとちゃいますか」。え〜〜〜!私どこに電話したのよ〜〜。携帯の履歴で再電話してみ
た。「そちらどちらさん?」店名を早口で言うから聞き取れない。仕方なく事情を言う。間違えて予
約してしまってスンマセンと謝ったが、途中でプツッと切られてしもた。感じ悪いが私が悪いのだか
ら仕方ないね。「改めて今晩は。そうゆうことで突然お願いします」と久々の「たいら」さんのカウ
ンターに座った。ミシュラン3つ星の「千花」出身の平智明さんが5年前独立して開業された。因
みに「千花」主店主永田さんの弟さんの店「千ひろ」は何度か行っている。それ以来なのに2012年
の11月1日においでになりましたね、って。熊本山鹿出身の平さん、料理の腕も人柄も素晴らしい!
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5月 13日(土)京都は朝から雨 昼から曇り 沖縄梅雨入り
朝 家食 トマトオムレツ、パプリカとフルーツトマト、ローカーボパン、オニオンスープ、ヨー
グルト
昼 京都島屋「レパレスベイ」小籠包セット(干し豆腐和え、坦々麺、小籠包、杏仁豆腐)1944円
また中華のセット食べちゃった
昨夜「たいら」から帰る時、ポツポツと降り出した雨は今日昼頃まで降っていた。リビングからよ
く見える東山の様々な新緑が目に美しい。朝ご飯食べてほっこりしている時電話があった。島屋
の寝具売り場のK本さんからだった。夏用のパッドが入荷したから来て、って。はいはい、行きま
すよ〜とばかりに昼ドキめがけて島屋へ。ピカチュウが迎えてくれた。先ずは腹ごしらえだな。
何にしよっかなぁ・・と言いながら足は自然に中国料理の「レパレスベイ」へ。ほう、今日は「糖
朝」ではないのね。中華好きは今から返られないが小籠包セットで良かったのかどうか。ちと反省。
寝具売り場、タオル売り場、婦人服売り場A&B、これで終わりと思ったら1階で布バッグ買った。
夜 家食 とり天、京菜とセロリのサラダ、海老チリソース、大分吉野の鶏めし、豆腐と大根九条
ネギの味噌汁,
昼食後、あちこちの売り場で引っかかった島屋だが、7階食堂街を出たところで現在行われている
のが「大九州展」。福岡から鹿児島まで九州の美味しいものが勢ぞろいしている。そこで既に私は引
っかかっていた。私にとっての九州と言えば先ずは大分。大分郷土食は大好きだ。とり天、だご汁、
りゅうきゅう、ごまだしうどん、鶏めし。中でも鶏めしは大分空港で「吉野の鶏めし」をわざわざ買
っていく程の好物。探した・・あった・・買った。で、今夜は大分夕食となる。今週2回目の無酒日
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5月 14日(日)京都は晴れ
朝 家食 とり天、大根サラダ、大分吉野の鶏めし、豆腐と大根の味噌汁
昼 京都西木屋町通蛸薬師「美よし」贅沢カレーうどん(揚げ、鶏肉、卵、海老天入り)1300円
ランチを兼ねて河原町通りに行く。夜は横メシだから昼は縦か斜め(って何だろ)にしようかな。そ
う言えば高瀬川沿いにあってカレーうどん専門店があったなぁと探しに行ったらすぐそこだった。カ
レーうどんだけでも揚げカレーうどん、鶏肉カレーうどんとか幾つかある。ええい、メンドーだ!そ
ういうの全部入っているらしい贅沢カレーうどんにしよう。1300円もしたのに全然イケてないカレー
うどんなのだった。無印良品で探し物をするがどうもイメージに合うものが無いなぁ。とりあえずの
ものだけ買って1階に下りたところで、以前から欲しいと思っていた箱に再会。う〜む、買おっかぁ。
夜 京都東洞院蛸薬師西入る「オステリア バスティーユ」(2人で)バスティーユのお勧めコース
4500円(肉の前菜盛り合わせプレート、ずわい蟹と竹の子スパゲティ白ワインバターソース、
鯛のポワレ隠元のリゾット添え、デザートの盛り合わせ)、ハートランドビールの生ビール、赤
ワイン(4千円コートドローヌ2013)2人で1万6150円
K岩が京都に来た。予定より少し早い新幹線だったが、我が家のマンションの前でタクシーを降りて
から逆方向に行ってしまうという信じられない方向音痴ぶりを発揮。そんなこともあろうかとマンシ
ョン写真まで添付したのに!でも、ま、無事着いたのだから良しとするか。ザッと家の説明をしてか
ら食事に行く。「オステリア バスティーユ」はすぐ近くだ。前回ランチだったのでディナーは初め
て。ランチ時は混み合うが日曜日の夜のせいか店内は静かだ。前菜とパスタ、メイン、デザートがつ
くバスティーユのお勧めコースを注文。前菜が肉の盛り合わせなのでメインは鯛のポワレにして貰う。
K岩は「常に何かを学ぶ人」だが、それはたいてい複数同時で、現在は医療英語とお茶。他にもボラ
ンティアで子供達の勉強をみたり、仕事として始めたガイドを務めたり、マリちゃんやチャコ(犬)
のママをやったり忙しい人だ。ま、京都でゆっくり楽しんで行って下さいな。肉の前菜もメインの鯛
も美味しかったが、特段ずわい蟹と竹の子スパゲティ、それにデザート盛り合わせが良かったかなぁ。
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【今週の振り返り】
先週は咽かえるような新緑に囲まれた椿山荘ホテルでの滞在を存分に楽しんだのだが、今週はポーン
と広島に飛んだ。昨年11月下旬、旧友達と広島の紅葉を楽しむことにした。私はそれに先がけて一
日前尾道に向かった。ベラビスタスパ&マリーナ尾道に宿泊するためである。初めて来たそのホテル
はその名のごとく「素晴らし眺め」のホテルであった。日本語の「絶景」ではモノ足りないような気
持にさせる景色なのである。しかし、初めて来たハズなのに、時間が経つにつれて初めてではないよ
うな気がして来た。ホテルまでのこの急坂を車で上ったことがあるような気がして来たし、瀬戸内の
海も何か観たことがあるよなぁ。つまり、昔私はここに来たことがあるようなそんな気がして来たの
だ。それはたぶん20年位前の話だろうから、こんな素晴らしいホテルが出来るもっと前の出来事だ
と思うのだ。
ホテルの素晴らしさを再び味わいたいのは言わずもがなで、その古い記憶のもやもやを解消したい気
持ちと、もう一つ前回時間不足で諦めた神勝禅寺に行ってみたくて今回の訪問となった。神勝禅寺は
想像していたよりずっと広大で美しく、そして濃密であった。2時間半ほど寺にいたが、倍の時間が
あっても楽しめただろう。白隠禅師のコレクション「荘厳堂」は順次展示が替わるそうだから、それ
も観たいし、アートパビリオンの「恍庭」の内部にも次回は是非入ってみたい。他にも魅力的な建物
はいくつもある。「浴室」で800円支払って入浴経験してみるとか、「含空院」で煎茶を頂きながら
甘味、いや湯豆腐の方がいいかな、なんてね。とにかく池のある素晴らしい庭園と建物、木々の緑と
花々を見ながら散歩するだけでも十分に楽しいからなぁ、と周囲にも「禅と庭のミュージアム」神勝
寺を勧めているユメコであった。福山駅から無料シャトルバスも出ているしね。
さて、その「もやもや」なのだが。空港からホテルまでとか神勝禅寺の往復とか送り迎えしてくれる
男性スタッフにポツポツと覚えていることをお話したら、「もしかしてここのことでは」と連れて行っ
てくれた場所があった。親会社である常石造船ではベラビスタスパ&マリーナ尾道を建設する以前、
迎賓館的建物で会社を訪問する賓客の接待及び宿泊に使用していた、というのだ。その建物は現在も
ホテルの奥の方にあるというので、真ん前まで連れて行って貰った。う〜〜む、そうだったのかもし
らない、が、違うかもしれない。古い建物の前で考えてみたが思い出せなかった。しかし、ある建物
の中で最初こそオズオズとしていた私だったが、酒が入るにつれ本来のお喋りになって談論風発とい
うのか、賑やかで楽しい一夜を過ごしたのは事実である。途中から超有名人のご子息という方も仲間
に入られて気さくな酒盛りとなり得難い体験をしたというのに、誰が招いてくれたのか薄々想像はつ
くのだけれど、ナゼ私がそこに招待されたのかは全く覚えておらんのです、はい。すんましぇん。覚
えてはいないが、そんなことから20年(たぶん、そのくらい)経ってから、誰の勧めがあったわけ
でもなく偶然その場所の近くに建つホテルを予約したのだから、何だか運命的なものを感じてしまっ
たわけでもある。ま、私個人以外の方々には「ナニソレ」ってことなんだけどね。
当初帰りの交通手段を飛行機にしようか新幹線にしようか迷っていた。ふと気がついた。何で東京ま
で戻る必要があるのよ!京都にも家があるじゃないよ!新幹線で福山から京都までは1時間半だぜ。
そう気がついた時、ふくふくと嬉しくなった。そうだ、西日本にも自分の拠点があったのだ、と気付
いて(頭わりーのか)🎶 ルンルンしたくなった。スキップは膝が痛いから出来ないけれど、出来た
らしていたかもしれないな。今のところ、京都にいると私の性格は変わる。「早起き働き者ユメコ」に
なる。東京にいるユメコさんは「遅起き怠け者」である。西のユメコさん、くれぐれも「水は低きに
流れる」ようなことにならぬよう、「悪貨が良貨を駆逐する」ようなことにならぬよう重々注意してく
だされやー!!って東のユメコは悪貨かい!えぇっ!
グレシャムの法則って言うんだよニェ