パクパク日記17年5月3週

               好天続きの京都を友人達は存分に楽しんでいた

 

    海北友松雲龍図  東寺・宝蔵

         

5月 15日(月)京都は晴れ 葵祭り

朝 京都・高倉通三条下ル「イノダコーヒー本店」京の朝食(ジュース、サラダ、卵、ハム、クロワ

ッサン、コーヒー)1380

 

  

    K岩から貰ったお花                午前741分「イノダコーヒー本店」1階は既に満席

 今日の朝食は「京の朝食」

 

昼 家食 低糖うどん(ジャコ天、卵、九条ネギ)、薄パントースト、ヨーグルト

 

  

   今日は京都三大祭のトップを飾る葵祭。祭の主役「斎王代」は同志社大2年の富田紗代さん

 

今日515日は葵祭りだ。それもあって昨夜K岩が東京から京都にやって来た。本来なら朝食は

家で食べるのだが、観光ガイドも始めた彼女に紹介する意味で「イノダコーヒー本店」で朝食を摂

ることにした。7時開店の同店までは歩いて56分。既に10数人の客が待っていた。午前11時ま

での「京の朝食」が1番人気だが、昼の時間帯と同じメニューからビーフカツサンドやハンバーグ

サンドだって注文出来る。しないけどね。朝ご飯を終えて帰宅し、K岩は今日の行動プランを練る。

地下鉄で京都御所。葵祭を見学し、銀閣寺や哲学の道などに行きたいのだそうだ。行っておいでー。

夜 京都・新門前通大和大路東入る「陶然亭」(2人で)1万5千円お任せコース(蛤と長芋山葵菜

  ジュレがけ海ぶどうのせ、温かい鱧梅酢、お造り:鯛・鯵・すまカツオ・紋甲イカ・イサキ青

  海苔と胡麻で、焼きグジ梅昆布煮、ホタル烏賊のタタキ春野菜と近江こんにゃく添え、自家製

  カラスミ稲庭うどん和え、トマト新玉ねぎの牛肉鍋、ジャコご飯、漬物、クリュームブリュレ)

  生ビール6002杯、らんびき3年ロック700円、「吉四六」ロック2杯 2人で37200

 

  

 

御所で葵祭を楽しんだものの、より良い撮影ポジションを求めて最後は上賀茂神社まで追いかけたと

夕刻K岩が日に焼けて帰って来た。帽子持って行けば良かったのに。バスに乗ったり、道に迷ったり

しながら十分に楽しまれたようだ。お腹空いたでしょ、夕食行きましょう。今日は昨年から連続ミシ

ュランの星を獲得した「陶然亭」を予約している。久々に来たら、女性料理人は辞められ、息子さん

がご主人を力強く補佐されていた。こちらのご主人は倉本聰氏の「前略おふくろ様」に触発されて料

理人を志したと聞くが、私達が座ったテーブルの横に倉本聰氏の色紙が飾ってあった。今夜のコース

はK岩が「一品一品すごく手間ヒマかけて作られている!」と感動する品々であった。アンコールす

るなら、彼女は温かい鱧梅酢、私は焼きグジ梅昆布煮。トマト新玉ねぎ牛肉鍋も柔らかくて旨いねぇ。

                 ______________

 

5月 16日(火)京都も大阪も晴れ

朝 家食 野菜と果物スムージー、スクランブルエッグ、フルーツトマト、パプリカ、低糖パントー

スト、チーズ、ヨーグルト

 

  

                 京都国立博物館開館120周年記念春は「海北友松展」

                 会期が21日までとあって「海北友松展」は大盛況!

   建仁寺・雲龍図(一部)           浜松図屏風(一部)          網干図屏風(一部)

     NHK[日曜美術館]4/23放映分より          妙心寺・花卉図屏風

                    妙心寺・寒山拾得・三酸図屏風

            ネルソン・アトキンズ美術館月下渓流図屏風は60年ぶりに里帰りした最晩年の最高傑作!

 

昼 京都駅「原了郭」(2人で)胡麻麺972円、プチカレー324円、ヒレカツ378円、アイスコーヒ

324

 

   K岩が注文したカレーうどん&プチカレーに触発され、私も胡麻麺&プチカレー&ヒレカツ!

 

昨夜食事から帰って、明日の予定を立てる。K岩は午後東京行きの新幹線に乗る前に国立博物館で開

催中の「海北友松展」に行きたいと言う。私は松竹座の夜の部を観るため午後3時半には大阪に行く

つもりだ。「じゃ、一緒に展覧か観て、お昼も一緒に行こか」。約倍になったK岩の荷物。キャリーバ

ッグは近くのコンビニから宅配便で出し、タクシーで博物館に向かう。4月下旬のNHK日曜美術館

をみて桃山孤高の巨匠「海北友松」(かいほうゆうしょう)の作品を是非この目で!と思ったのだそ

うだ。会場に着くと、既に30分待ちだった。1泊用の荷物をリュックで担いで暑い中立って待つの

はかなりツライ。平日の10時半でこれ程多くの中高年が並んでいるのだよなぁ。しかし、もう少し

の辛抱だ。ようやく入場したが荷物を預けずに見学し始めたので余分に疲れてしまった。初期の頃の

作品は人だらけでよく見えなかったが、終盤になって観るべき作品はかなりジックリ観ることが出来

てラッキーだった。撮影など出来ないから日曜美術館録画を撮影したものを参考に掲載した。京都駅

「原了郭」でランチ。カレーうどんもカレーも食べたいとK岩はどっちも注文。じゃ、私も・・って。

夜 大阪・道頓堀「仁扇」生ウニ1400円、湯葉豆腐 黄身醤油と1000円、茄子田楽グラタン風850

円、桜鱒雲丹焼き、蓮根ウニはさみ揚げ1450円、生ビール700円×2杯、麦焼酎「神の河」ボ

トル3500円 @12740

 

  

 

5月の松竹座は花形歌舞伎で猿之助、勘九朗、七之助が昼夜に渡って大暴れしている。夜の部は「野

崎村」から。久作娘お光に七之助、久松に歌昇、お染は児太郎、久作に彌十郎、後家お常は竹三郎。

初めて観る人はお染久松が主役かと思いがちだが、さにあらずお光を中心に回る芝居。役どころがた

だオロオロしているだけの久松で歌昇も可哀そうだ。主演目は次の「怪談乳房榎」(かいだんちぶさ

のえのき)。十八世勘三郎のお家芸だった芝居で、菱川重信、下男正助、うわばみ三次の3人を早替

わりで務めるのが見所。早替わりで知られる猿之助がずっと磯貝浪江の色悪役を務める中で、勘九郎

が次々と早替わりを見せ、最後は本水を使って大奮闘。前の座席の客は水をかけられて嬉しそうだ。

これで客が喜ばないハズもなく、だんだんに父親に近づいている勘九郎にヤンヤの喝采なのだった。

今夜どこで何を食べようか思い悩んでいたが、松竹座地下に飲食店街があるなと思いつき、和食「仁

扇」に行った。味もそこそこだし空いているしいいじゃない。でも、ボトルまで入れるってどうよ。

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5月 17日(水)大阪も京都も晴れ

朝 大阪・道頓堀北詰・クロスホテル「グラマラスクロス」朝食ヴュッフェ+オーダーメニュー(中

華粥)

 

  

 

昼 大阪・松竹座客席にて「かに道楽」の弁当 かにとかにみそ折弁当

 

 

ここ数年松竹座観劇の際は、梅田近くのインターコンチネンタルに宿泊するのがパターンだった。し

かし、今回は京都から来たのだしちょっと変えてみようとクロスホテルを予約した。理由は松竹座に

一番近いから。朝食ヴュッフェは一番に行った。カレーもあって種類豊富なのが良いがメインは不要。

いつだったかIマリちゃんと松竹座にご一緒した時、彼女は「いつもここでお弁当買うのよ」と教え

てくれた「かに道楽」で昼食を確保。ところがいつの間に弁当箱が横向きになってしまい、食べる頃

には可哀そうな姿に。グスン。さて、松竹座昼の部の最初は「戻駕色相肩」で浪花の次郎作実は・・

に勘九郎、禿たよりに児太郎、吾妻の与四郎実は・・に歌昇。京の紫野辺りで駕籠かき2人と客の禿

の3人が語ったり踊ったり。江戸、京、大阪の廓話に花を咲かせるが・・ってな演目で昼一としては

結構面白かった。次は「金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)」の通し。今から188年前に書か

れた鶴屋南北の遺作で、南北は初日から10日後に亡くなった。三代猿之助四十八撰の内で甥の当代

猿之助が清姫、藤原忠文、清姫と忠文の霊、花子を演じ、安珍実は頼光を勘九郎、将門妹七綾姫に七

之助、如月尼に門之助、桜木に笑三郎。猿之助お約束の宙乗りは昨日の公演で1000回を迎えたそ

うだ。それまでのドロドロした芝居は、大喜利所作事「双面道成寺」で賑々しく終わる。面白かった。

夜 家食(京都)RF1の野菜弁当、黄緑野菜サラダ、「茅乃舎」の卵と野菜スープ

 

  

 

松竹座から大阪駅に移動する。梅田大丸の文具店売り場でシャープペンシルの替え芯を買うついでに

iphoeのケースも新しいのを買った。快速電車でゆるゆると京都に帰って伊勢丹地下で夕食を

ゲットして帰宅。たった1泊2日の近隣大阪への歌舞伎見学ツァーなのにぐったり疲れてしまった。

ソファに座ってテレビのニュースなど見ていたら、5,6分うとうとする始末で。今日5月17日は

母の命日である。今朝大阪のホテルで母のことを懐かしく思い出し、あれから37年も経ったんだな

ぁと感慨も一入であった。以前母の命日は酒を飲まないで故人を偲んでいたが昨今は「ごめんね、お

母ちゃん」とグビグビ飲んでいた。だからというワケでも無いが、今夜は質素家食無酒日とした。昨

日K岩と見学した海北友松展の紹介を4月30日の「日曜美術館」の録画で見る。武士の家に生まれ

ながら絵師となり遅咲きながら才能を開花させていった友松。度々画風を変えながら最晩年に辿りつ

いた最高傑作は長年アメリカの美術館に所蔵されていたが、この度60年ぶりに里帰りした「月下渓

流図屏風」が展示作品の白眉であった。美しい作品が多いのでバシャバシャと写真を撮った。無酒日

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5月 18日(木)京都は晴れ

朝 家食 野菜と果物スムージー、RF1の野菜サラダ、低糖パンチーズトースト、モロヘイアとト

マトのスープ、ヨーグルト

 

  

 

遅い昼 京都東洞院通三条「尾張屋」納豆蕎麦850

 

 サッパリ旨い納豆蕎麦

 

今日は早朝から日差しがギラギラと感じるくらい強く、寝室から東向きのリビングに向かうと眩しく

て目を開けておれない。暑くなりそうだなぁ。そんな日働くのなら時間の早いうちに限る。先ずは洗

濯。野菜と果物スムージーも入れた朝食を済ませた後は掃除に取り掛かった。洗濯が終わったら、ベ

ッドメーキングしてと。あらら〜、もう昼ドキかぁ。あのスグレモノ買い物キャリーを持ってランチ

に行こう。近所でもなるべく新規店に行こうと今日は「尾張屋」という蕎麦屋に行く。京都には有名

な尾張屋があるが、あれとは別系列らしい。種モノ好きの私もこう暑くては冷たいものが食べたい。

納豆蕎麦を注文。引き割り納豆を使っていて梅干しの酸味を加えて実に美味しい。京の蕎麦もいいね。

夜 京都高倉通綾小路「和食晴ル」先付け:アスパラガス、近江八幡のピリ辛こんにゃく600円、水

茄子ぬか漬け600円、ポテトサラダ600円、天豆塩茹で600円、和歌山カツオたたき1500円、鴨

ハンバーグステーキ900円、きゅうりぬか漬け500円、生ビール600円×2杯、麦焼酎「中々」

600円ダブルロック3杯 @9700

 

  

 ユニークな献立の「晴ル」

 

昼食後は「八百一」でどっさり買い物をした。明日の夕方から大S子さんが泊まりに来るしね。今夜

は「晴ル」を予約している。2回目の訪問は徒歩で。銀行に寄りながらぶらぶら歩いて20分。「和久

傳」出身の桔川晴年氏が2015616日に開店したカジュアルな和食のお店だ。最初は左隣の福井

から来られたお父さんと、次は右隣の若き2代目って感じの青年と、最後はご主人の桔川晴年氏とお

喋りしながら楽しく飲む。大好きなトウモロコシのかき揚げも食べたかったが、近江八幡のピリ辛こ

んにゃくやジャガイモゴロンのポテトサラダなど食べてしまったので満腹。次に来た時に注文します

ね。帰りは腹ごなしも兼ねて仏光寺通りを家から遠くなるようにぶらぶら歩き、タクシーで帰宅した。

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5月 19日(金)今日も京都は晴れ で、暑い

朝 家食 大根サラダ、ハム、チーズ、低糖ロールパン、トマトスープ、ヨーグルト

 

   低糖ロールパン、1つで少なく2つで多く

 

昼 京都東洞院通蛸薬師「セコンドハウス」パスタランチ(冷製コーンスープ、パン、2種チーズの

トマトソーススパゲティ)1000円、アイスコーヒー+150

 

  

 K岩が送ってくれた甘皮ごと食べる土佐小夏

 

天才棋士と呼び声高い藤井翔太4段が昨日もまた勝って自らの無敗記録を18とした。かつて最

も強い棋士は大山康晴で、この人を破る棋士は当面出て来ないだろうと思われた。しかし、その

大山さんも私と同じ年の中原誠に地位を奪われ、その中原さんも谷川浩司に、その谷川さんは羽

生善治に天下を明け渡した。羽生七冠王は大山さんの将棋タイトル獲得記録80期を遥かに超え

て97期としたが、実力若手がバキバキと出て来てウカウカしておられない現在の棋界ではある。

そんな中、三浦弘之九段が不正行為を疑われた問題で谷川会長と島常務理事が辞任したり、コン

ピュータソフトに人間棋士がなかなか勝つことで出来なかったりと、昨今は「う〜むの棋界」だ

ったから藤井翔太の出現は誠に嬉しいニュースなのである。未だ中学生ですよ、中学生。その藤

井君がひょっとして竜王戦の挑戦者になってしまったりしてね。考えるだけでも嬉しくなる。ガ

ンバ!藤井翔太4段。京都のマンションは私にとってセカンドハウスになるが、2軒隣に「セコ

ンドハウス」という店があって笑う。2階ではボリュームたっぷりのパスタランチが食べられる。

夜 京都祇園花見小路「杢兵衛」2人で)16200円コース(生トリ貝とホワイトアスパラガス生

姜ジュレ、八寸:グジ寿司の粽・丸十・鯛の子・豆腐の味噌漬け・鰻の八幡巻・干しゼンマイ

の胡麻和え、卵豆腐と甘鯛の吸い物、お造り:明石の鯛と長崎ののど黒、千葉の鮪、稚鮎と子

芋の揚げ物オモユ酢山椒油、加茂茄子とダツ・海老と道明寺粉饅頭揚げ炊き合わせ、但馬牛の

熟成肉とフルールトマトと黄色インゲン、食事:甘鯛と牛蒡油揚げの炊き込みご飯・漬物・冷

たいジュンサイの止め椀、水菓子:蓬のブラマンジュ苺とマンゴー、柏餅とお薄)、サッポロ黒

ラベル、麦焼酎「蔵の平太」(鹿児島)ロック4杯 2人で39960

 

  

 

夕方K岩の実家がある高知県から「土佐小夏」が送られて来た。りんごのようにクルクルっと皮を

剥いて、甘皮ごと食べるらしい。高知のお年寄りはそれに塩をかけて食べると言うが、塩分過多に

なるので勧めないと彼女のメールにはあった。一番小さな箱でも14個もあった。ありがとう!!

夕方仕事を終えて大S子さんがやって来た。彼女は一切迷わず真っ直ぐにやって来た。じゃ早速出

掛けましょう。未だ明るい祇園の花見小路。祇園甲部歌舞練場はずっと耐震工事中である。その真

ん前にあるのが今夜初めての「杢兵衛」。ミシュラン1つ星である。カウンターに座ってお料理を

頂く。漆の箱に入った八寸の上には和紙に筆文字。伊勢物語の「東下り」から在原業平の歌「から

ころもきつつなれにしつましあればはるばるきぬるたびをしぞおもふ」。6年前4代目主人となられ

た寺田慎太郎氏の手になるもので惚れ惚れするひらがな文字である。粋でよろしおますなぁ。2階

には座敷が幾つかあるらしくグループ客はそちらに入るようだ。水菓子のあとは柏餅とお薄を頂く。

              ______________

 

5月 20日(土)晴れ 京都は31、7度!

朝 家食 野菜と果物スムージー、スクランブルエッグ、ハムと野菜サラダ、フルーツトマト、オ

ニオンスープ、低糖パントースト、チーズ、ヨーグルト

 

   S子さんから頂いたお花

 

昼 京都大丸「yutori no kuukanshare with栗原はるみ 春限定メニューごろごろ野菜カレー

  1296+ドリンクセット1512

 

   好みに合わないカレーだった

 

午後のおやつ フィナンシェと新茶、大S子さん持参のさくらんぼ

 

        それぞれの時間を過ごしてから午後のおやつタイム。低層階屋上の庭園を散歩する大S子さん

 

5時半起床。膝体操してからシャワーを浴び、そのまま洗濯。今日も東の窓から眩しい朝日が照り付

けている。大S子さんは7時には起きてくるだろうから朝食の準備に取り掛かる。と言ってもいつも

のカンタンなものばかりだけどね。昨夜食事から帰って一緒に海北友松展の日曜美術館を見たのだが、

S子さんはすっかり京都国立博物館に行くつもりになった。その後伊藤若沖展をやっている相国寺に

も行かれるとのことで8時半に出かけて行かれた。三条京阪までは歩いてだって。暑いのにお疲れ様。

私はというと、大丸に注文してあった品物を受け取りに行く。到着したのは1115分だったのだが、

もうお腹がペコペコ。4階にある栗原はるみの「yutori no kuukan」は11時に開店している。メニ

ューから一番ガッツリしていそうなカレーを注文したのだが、全然美味しく無いのよ。ガッカリした。

注文品はなかなかの出来だったし、東京でも使っている柳宗理の鍋を見つけ買ったから機嫌は直った。

同志社大の学食でランチして来たS子さんが帰って来た。15千歩歩いた?さぁさ、お茶にしましょ。

夜 京都・木屋町三条「京都ネーゼ」(2人で)京都産筍アンチョビソース、切り立て生ハムとフレ

ッシュチーズ1380円、紀伊長島産天然眞鯛とオオモンハタと水茄子と芽葱2100円、アワビのア

ンチョビバター1600円、小鮎の春巻@1200円、ゴルゴンゾーラスパゲティ、ナポリタンスパゲ

ティ、生ビール、白ワイン(シャルドネ・カルフォルニア)、赤ワイン(バローロ2009

2人で38060

 

  

 結局2人で白赤2本ワイン飲んじゃった

 

「夜8時からテーブル席なら」ということで京都ネーゼの予約が取れた。しかし、今日の昼食のよう

に最近の「腹へりユメコ」は遅夕ご飯がガマン出来ない。午後6時過ぎに「遅くないと席が無いんで

したっけ・・」なんてワザとらしい電話をする。「席はあります。お客様で混み合っているのでお構

い出来ませんが」。構ってくれなくてもイイ!生ビール与えて下さい!いつも私が座るカウンターは

ずら〜と座った他の客達で埋まり、私らは厨房から一番遠いテーブルに。なんて言いながら、皆さ

んが入れ替わり立ち代りテーブルに来られるので、いつもと同じ位お喋りしてしまったが。話題?

「八百一」よ(笑)。切り立て生ハムとフレッシュチーズ、小鮎の春巻、パスタがムチャ旨だった!

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5月 21日(日)晴れ 今日も京は暑いぞ!

朝 家食 野菜と果物スムージー、茹で卵、焼きソーセージ、蟹もどきと野菜サラダ、フルーツトマ

ト、豆腐と大根の味噌汁、低糖パン、チーズ、ヨーグルト

 

  

     毎月21日、東寺では弘法市が開かれ、大勢の客で賑わう      池の蓮の向こうに見えるのは東寺の宝蔵

 

昼 家食 じゃこ天卵入り低糖うどん、土佐の小夏

 

  

 

今日は4時台に目が覚めてしまったが、これでは寝不足なのでもうちょっと寝ようか。今朝のご飯は

野菜と果物スムージーに豆腐と大根の味噌汁まで作ってしまい、早々に食べられなくなった私に代わ

って大S子さんが残りを全部引き受けてくれた。スマン。今日は21日だから私は東寺に行く。とい

うか21日に開かれる弘法市に行くのだ。S子さんも一緒に行くことに。東寺(教王護国寺が正式名

称)は唯一現存する平安京の遺構である、ってことは1200年を優に超えているのだよね。当然なが

1994年世界遺産に登録された。そんな有難い東寺の御影堂で毎月21日縁日弘法市が開かれるよ

うになったのは、祖始空海が835321日入滅したからと聞いた。よくはわからないまま私は、

空海(弘法大師)を尊敬している。「喰う会」という食事会まである(汗)。それはともかく、年に

2,3回は弘法市に出店している某店を訪ねることにしている。今日も気に入ったモノ見つかった。

せっかくだから東寺の見学をしていくというS子さんとお別れして私は帰宅。それにしても、日曜日

の弘法市とあって境内は凄い混雑。客の半分位には海外からのお客であった。昼は自宅でサクッとね。

夜 京都・富小路夷川「みつふじ」(2人で)4200円の鴨鍋コースB(丸茄子木の芽味噌、餡かけ豆

  腐、鴨ロースと山葵、赤こんにゃく、おから、鴨つくねと焼き葱、鴨のオイル焼き(鴨ロース、

  椎茸、九条ネギ、鬼おろし添え)、鴨鍋(鴨つくね、鴨ロース、しめじ、白菜、九条ネギ)、雑炊、

  胡瓜の古漬け、オイルサーディンと新玉ねぎ、生ビ―ル2杯、麦ロックダブル4杯

  2人で22780

 

  

 お酒が進んで困ります!

 

当初の予定では、大S子さん今夜もう1泊して明朝早起きして帰京することになっていた。しかし、

それでは我が家に泊まるルール「自分で使った寝具は洗濯して乾燥してベッドメーキングしていく」

が守れない。だから今夜遅い新幹線で帰ることになった。まぁ、私も民宿をやっているワケではない

から最低限ルールは守って欲しいしね。ってなことで今夜は早夕食となる。午後5時、2回目となる

「みつふじ」に行く。W月さんとパートナーのミツコさんが経営する鴨鍋専門店である。普段はトレ

ーナーとして主に首都圏で仕事されているW月さんだが、この日も店にいらしたので最初から3人で

飲むことにした。話しているうちに来年12日の夜の予約をすることになってしまって・・。約1

ヵ月前は高い鍋の台だったが、低くて使いやすい台に替わっていた。酒のつまみが多いし、鴨は柔ら

かいし、この店は使い勝手がいいね。私をマンションで降ろして、大S子さんは東京に帰って行った。

             _______________

【今週の振り返り】

京都の住まいのことを語るなら、何はさておき「六角堂」について語るべきかと思う。もうすぐ封切

られる映画「花戦さ」の主人公・池坊専好(野村萬斎)は、まさに六角堂の花僧なのであるから。私

も是非観たいと思っているのは、他に市川猿之助(豊臣秀吉)、中井貴一(織田信長)、佐々木蔵之介

(前田利家)、佐藤浩市(千利休)、吉田栄作(石田三成)などイイ男がずら〜〜っと出演しているだ

けでなく、我が家から(不躾にも)見下ろす六角堂が物語の重要な場所になるから(と私は想像して

いる)だ。封切りは6月3日というから待ち遠しい。

 

なのに、その「六角堂」を差し置いて何を語ろうと言うのじゃ、オヌシは。はぁ、「八百一」のことで

ございますだ。八百屋さんの「八百一」。とはいえ、調べてみれば、東京以西福岡まで島屋や近鉄な

ど百貨店、ショッピングセンターに30数か所に八百屋として出店している。例えば東京では、丸井北

千住店、東武百貨店池袋店、島屋日本橋店、丸井国分寺店などね。うち東武百貨店池袋店には、果

物・青果の「八百一」の他に「クック2分1」、それに「やおいちのおかず」も。んなこと言っても

何言っているかわからん!と思われてもムベなるかな。おいおい説明しますんでお待ちを。

 

会社自身は1974年(株)セントラルフルーツが設立されたところから始まっている。やがて八百屋を

展開し始め「八百一」ブランドで各地近鉄百貨店に出店して業容を拡大。近鉄に加え島屋にも、そ

して地域も関西から中部、関東、九州に進出ってな具合でどんどん増えていくのだね。で、今から4

年前の2013420日「京都八百一本館」をグランドオープン!それが私の住まいのすぐ傍にある

というワケです。1階の半分は新鮮な果物と野菜が並ぶ「八百一」。京都の丹波や丹後、京北にある農

場、北海道倶知安にある北海道農場などで育てた瑞々しい野菜。新鮮で品物がキレイ、何と言っても

安い!「これで100円?ウソだろ」と言いながら、客達は大きなパプリカやきゅうりの束を買って行

く。野菜の隣には「クック2分1」とネーミングされたコーナーがあり、じゃが芋やニンジン、ハス、

玉ねぎなど茹でられたまま売られている。つまり、「ここまでやってありますので味付けはご自分で」

という商品だ。これなら時間が無いという人にも超便利。カレーでも肉じゃがでもシチューでもすぐ

出来るしね。便利というでだけでなく、商品開発の発想が嬉しいな。そんな暇も無いよ!という人の

ためには「やおいちのおかず」がズラリと並んでいる。パック入りの他に量りでも売ってくれ、50

100gだという少量販売もOK。「八百一」らしい製パン屋「ザ・ブレッド」も嬉しい店だ。その他

魚介類、肉類のテナントが入り、1階と2階には「八百一」のパントリーにはグロッサリー商品が並

ぶ。2階には「きょうのおかず」という惣菜系のレストランがあって昼と夜食事が出来る。ワイン・

酒類を扱う店、フラワーショップ、洒落た器の店も揃っているんだよ。

 

そして語りたいのは3階だ。カジュアルな洋風レストラン「セイボリー」は、農場を眺めながら食事

が出来る。農場?はい、六角農場。京都市内のど真ん中のビル3階に農場があるのです。今の住まい

に初めて入った時、斜め下に見える緑は一体何かと質問したら「畑です」という答えが返って来て、

答えの意味が分からずに戸惑ったことをよく覚えている。まさに畑だったのだよなぁ。その人はこう

も言った。「畑の下にスーパーがあるのです」。もちろん、この屋上六角農場で売り物の野菜を賄える

量では無い。しかし、土厚が50センチもあるというここで収穫したものが店頭に並ぶのも確実のこと

なのだ。この超ユニークな「京都八百一本館」は、完成した2013年京都デザイン賞大賞を手初めに、

京都景観賞市長賞とかグッドデザイン賞未来つくりデザイン賞など数々の受賞を果たしているのであ

る。私の家に泊まりに来る人々は、決まって「八百一病」になる。自宅近くに「八百一」を持って帰

りたいという人や観光地はさておき、ヒマさえあれば「八百一」に行ってしまう人もいて。

 

そんな「京都八百一本館」の近くに住まいを得た幸せをジンジン感じているのは、誰あろう、私であ

るよ。京都八百一グループの企業理念の最後に「50年先も、100年先も、八百屋さんであり続けたい」

とあった。是非そう願いたいものだ。

 

               惚れ過ぎとチャイますかニャ

 

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