週の前半は札幌、後半は愛知県のお祭りに行った
キリコ宅のハル 三河一色大提灯祭
8月 21日(月)札幌は晴れのち曇り
朝 札幌南1西5・ホテルオークラ札幌「杉ノ目」和朝食膳2700円
昼 札幌南1西6「タイ料理 サイアム」パッタイランチセット(グリーンサラダ・トムヤムガイ
スープ・ドリンク:烏龍茶)880円
辛さは自分で調節
先週金曜日から札幌に来ている。今年の東日本の夏は、梅雨明けした途端に雨ばかり降って気温もそ
レ程上がらない「ヘンテコな夏」である。特に東北地方では未だに梅雨明け宣言がされないままだ。
普通なら「いいだろ!札幌」と周囲に羨やまれながらの札幌滞在なのだが、今年に限っては「そう」
って感じでね。オークラ札幌の2カ所ある朝食会場は一日置きに変えているから、今朝は和食の「杉
ノ目」の番だ。お魚がいつも同じというのがチト何であるが、食後にはコーヒーもついて大満足だ。
今日はどこのスープカレーにしようかと考えている時、土曜日一緒にドライブしたМ香ちゃんから
メールが来た。「近くのタイ料理に時々行きます」。タイ料理もイイなぁ、平麺焼きそばのパッタイ
が大好きだ。よし、すぐ近所だし「サイアム」に行こう。味は普通よりチョイ上のタイ料理だった。
夜 札幌宮ヶ丘「コートドール」(2人で)1万2千円のコース(ひと口スナック4種;「わかさいも」
スタイルのラタトイユ・スモーキービシソワーズなど、サラダ菜を纏った花咲蟹焼き茄子ムース
のタルタル昆布ムース、ホタテ貝のポワレわだ牛蒡のクリーム海藻バター、穴子の炭焼きキュウ
リのチャツネ、平目のポワレ海鞘と茸のソテー、、池田和牛フィレ炭焼き ポテトとチーズのア
リゴ添え、プレデセール:ヨーグルトのヨーグルト、チョィスデセール:柑橘類のクリスピーパ
ッションフルーツシャーベット添え、カモミールティ)、ビール、白ワイン(シャルドネ)、(アル
ザス)、赤ワイン(ブルゴーニュ) 2人で3万8253円
今夜は姪のキリコと食事をする約束だ。彼女とフレンチ「コートドール」で食事をするのは今年で
4回目。この店が大好きと知っているから、毎年予約する時日程以外相談しない。昨年もそうだっ
たが、9月頭に健康診断があるキリコは2ヶ月前辺りから徹底的なローカーボに取り組み、ご飯だ
パン、麺などはグッと我慢の生活を送る。しかし私と「コートドール」に来る夜だけは例外中の例
外、一時休戦って感じで糖質摂取を許し、翌朝からまた再開するのだ。もう9年連続で来ている店
だが、支配人の福田さんはずっと変わらずに笑顔でサービスしてくれる。「パンが大好きな姪御さん
でしたね。予約表に記載されています」。楽しい仕掛けのスモークビシソワーズも美味しかったが、
親会社の商品「わかさいも」のように見えて中身はラタトイユというのも悪戯心もあるじゃないか。
昨年5つ食べたバゲット今年は4つ?じゃ穴子やお肉半分あげるね。デザートは全部食べて良いよ。
🎶 ♬ ♫ 🎵 🎶 ♬ ♫ 🎵 🎶 ♬ ♫ 🎵
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアのハルも3歳半になった。いつも笑顔のワンコだ
食事の後はタクシーを飛ばしてキリコ宅へ。ご主人O倉さんと愛犬ハルが待っている。3歳半になる
ハル君だが「オカーシャンどこ行ってたのぉ!寂しかったよー!」ペロペロ顔舐め攻勢は相変わらず。
夜仕事帰りにこのペロペロ顔舐め攻勢がなされると思っていたら、近所のコンビニにちょっと行って
来ても、ゴミ捨てに行ってきても必ずされるんだって。はぁ〜〜、飼い主も犬もタイヘンだぁ。まぁ
甘えっこのハルが朝から一人でずっと留守番しているんだから嬉しいのはよくわかるけどね。ハルは
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアという舌を噛むような名前。未だ覚えられん。
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8月 22日(火)札幌は雨 夕方上がる
朝 札幌南1西5・ホテルオークラ札幌「コンチネンタル」朝食ヴュッフェ2700円
昼 札幌南1西6「サボイ」チキンと野菜のスープカレー1200円、牡蠣トッピング280円、4辛、玄
米+100円、ミニサラダとラッシー+270円
今日の札幌はあいにくの雨だ。毎年来ている札幌だが、曖昧な記憶ではあるが一日は雨というのが
約束のようだ。お天気だったら、大通り公園辺りをぶらぶらと散歩しようと思っていたのだが中止。
「ドトール」で本を読みながら空腹になるのを待つ。まるで昼のサイレンのごとく正午にお腹がぐ
〜〜ッと鳴ったので(笑)地下にある「サボイ」に行く。この店はオーソドックスなスープカレー
で4辛位が私には丁度良いかな。トッピングに牡蠣を追加したら牡蠣の味が沁みたカレーソースに
入って供された。美味しいなぁ。近くの東急ハンズの各階で何だかいっぱい買い込んで宅配便で送
って外に出ると、雨はいつの間にか止んでいた。それじゃあ大通り公園辺りを散歩して帰ろうかな。
夜 札幌南7西4「壽山」(2人で)2万円のお任せコース(蝦夷鮑と牡丹海老、柿と麩マスカット
の白和え、鰻の八幡巻、お造り:平目・エンガワ・ウニ・湯葉、南富良野の松茸と鱧の吸い物、
八寸:金時草レモン煮・出汁巻・北海白海老・柚子釜・だだ茶豆、のど黒と焼き松茸 新銀杏
添え、山汁茄子と小芋炊き合わせ、キンキとトウモロコシの炊き込みご飯、赤出汁、漬物、桜
桃と幸水梨・ナイアガラゼリー)、サッポロクラッシック生650円、麦焼酎「歌垣」(福岡)
4500円 2人で5万2270円
時の流れは早いものでもう札幌最後の夜となってしまった。今夜は元歯医者のヤスコちゃんとの食事。
彼女とは2007年の5月にブルガリアとルーマニアの旅でご一緒してからのお付き合いだから10年か
ぁ。で、毎年夏札幌(10年前はご実家のあった稚内で)で食事をしているのだ。今日は初めての店の
「壽山」は堂々ミシュラン2つ星である。そうそう、今回夕食を摂った「活カニの花咲」も「コート
ドール」もミシュラン1つ星なんだよ。電話で予約する時「当店は北海道の海産物などの郷土料理は
ありませんで、京会席に近いお料理なんですけどよろしいでしょうか」と確認があった。「よろしよ
ろし、京都に家買うたほど好きどすえ」なんて答えませんでした。L字型のカウンターで今が旬の
松茸がふんだんに登場するコースを頂きゴキゲン。麦焼酎も1本ひとりでサラッと飲んでしまったよ。
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8月 23日(水)札幌も東京も晴れ 東京は34度!
朝 札幌南1西5・ホテルオークラ札幌「杉ノ目」和朝食膳2700円
昼 ANA新千歳=羽田プレミアムクラス機内食
一日置きに食べて来た「杉ノ目」の和朝食膳も今朝が最後。この店の和朝食膳は夏が特に美味しい!
ウニやいくらをご飯とパリっとした焼き海苔で包んで食べると「うめ〜〜!」ひよっこの山羊になっ
てしまうぞ。新千歳空港の機内ではそれ程待つことも無かったので、松山千春が突然「♪ 果てしな
い大空と〜」と歌い出すこともなく羽田に向かった。夏場の新千歳空港の混雑ぶりは笑いごとではな
い。荷物を預けるだけで大行列に並び、ようやく預けてお土産を買いに行けばここも大行列、最後は
保安検査に超超長蛇の列!!余りに疲れるので今年は水曜日帰京という日程にしてみたのだよ。正解。
夜 家食 ふらの牛弁当、焼売、春雨サラダ、豚汁
今夜の夕食は地味に行こうな。酒も無しな。ハイ
札幌へ出発する時は東京も涼しかったが、帰って来たら暑い。こうゆう暑さ、しばらく忘れていた
のでカラダにズシンと来るなぁ。まぁ、ずっといた人には申し訳ないけどね。帰宅して洗濯し、郵
便物を整理、パクパク日記作成と日常生活に戻る。夕食は新千歳空港で弁当を買って来た。無酒日
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8月 24日(木)晴れ 今日も東京は暑い!
朝 家食 ひじきと根菜の胡麻和え、チーズ、「ローソン」のブランパン、ヨーグルト
昼 舟町「桜テラス」ビーフカレー1000円、鎌倉野菜サラダ200円
今年3月オープンしたIHIステージアラウンドは観客席が360度回転するのだよ
ステージアラウンドのこけら落とし公演は劇団☆新感線の「髑髏城の七人」。花・鳥・風・月4シーズン15ヶ月のロングラン
現在はシーズン「鳥」。上段左から阿部サダヲ、森山未來、松雪泰子、下段左から早乙女太一、池田成志、少路勇介
今日は豊洲に新しく出来た劇場に劇団☆新感線の芝居を観に行く。その前にどこかでランチをとマ
ンションのドアを開けた途端に「カレー」の文字が飛び込んで来た。マンションの1階には新築の
時から小さなカフェがあった。何度かオーナーが替わり、今誰がどんなメニューで店をやっている
のか知らなかったのだが、ちゃんと掲示物をみれば、カレーもハンバーグも蕎麦だってあるじゃな
いの。これは便利と真っ黒のビーフカレーを頂いた。これから何度か来てみよう。タクシーで向か
ったが、豊洲ってエラク遠いじゃないか。渋滞もあってギリギリで劇場に到着した。悪いことに抽
選でようやく当たった席は、上段最後列の一番端っこの席!あ〜ぁ、である。後日聞いたのだが、
この劇場どこに座るかで客席の動き方というか感じ方がかなり違うらしい。今日の席は、動く前
に逆側にちょっと動いてからズズズっと回転。何度か回転しているうちに酔った気分。芝居はこれ
までも何度も観ているので気楽に観ていればいい。今日阿部サダヲがやっている捨之介は「花」で
は小栗旬が、早乙女太一の無界屋蘭平衛は山本耕史が、池田成志が扮した贋鉄斎は古田新太が演じ
た。次の「風」ではまた別の役者がって具合だ。兵馬の息子三五役をやった少路勇介は、大垣市に
住むタカミちゃんのハトコに当る由。フルマラソンを走る程の大勢のド体力が舞台を支えているね。
夜 舟町「仙水」先付け:金時草ととこぶし、枝豆800円、カツオ刺身(小盛り)、焼き水茄子800
円、昆布大根600円、加茂茄子とイサキ揚げ出し(小盛り)、野菜煮(小盛り)、生ビール2杯、
麦焼酎 @1万1700円
行きはヨイヨイ帰りは・・・で、帰りのタクシーを捉まえるのにエラク苦労をした。今度この劇場に
くる時は帰りのタクシーを予約しておかなくっちゃ。電車を使うフツーの人にはカンケーない話だけ
どね。夕食は「仙水」で美味しくいただき、帰宅してテレビをつけるとNHKの「SОNGS」で桑
田佳祐スペシャルをやっていた。途中で何と「ひよっこ」の向島電機乙女寮の面々が出て来たではな
いか。主題歌の「若い広場」を一緒に合唱して楽しそうだった。歌詞付きでフルバージョンを初めて
聞いたが、こんな歌詞だったんだぁ。桑田佳祐も毎朝ドラマを観ていると言っていた。ホントかなぁ。
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8月 25日(金)東京も蒲郡も晴れ
朝 家食 卵トーストサンド、豚汁、ヨーグルト
豊川市にある豊川稲荷は神社ではなく、「豊川閣妙巖寺」という曹洞宗の寺院である
この日の豊川稲荷は照り返しもあってムチャ暑かったぁ!
昼 愛知県豊川市豊川稲荷商店街「かどや」きしめん付き鰻重2000円
今年の「不美子の旅」は愛知県である。主目的の祭見学は明日。一日目の今日は豊橋駅まで新幹線
に乗り、レンタカーを借りて最初の見学地である豊川市にある豊川稲荷を訪ねる。神社ではなく、
「豊川閣妙巖寺」という曹洞宗の寺院なのである。赤坂にある豊川神社東京別館には何度か初詣に
訪れたことがあるが、こちらは神社のつもりなのに中に入ると坊様がお教をあげていたので「ヘン
だなぁ」と思っていたから今回ようやく氷解した。でも赤坂の豊川稲荷に行く多くの人は未だ神社
だと思っているんじゃないかな。どんよりした晴れだが、境内歩道の照り返しもあって暑いこと暑
いこと。早く涼しいところでお昼食べよ!汗だくだくで「かどや」に飛び込んだ。嬉しいことにこ
の辺はお稲荷さん&きしめんと共にうなぎが名物らしい。いいねぇ。多くのメニューからうんうん
唸って悩み4人4種の結論を出した。私は温かいきしめんが付いた鰻重だよ。鰻はかなり大きいぞ。
大S子さんは名物3種揃った献立を選んだら鰻が余りに小さいと泣いた。笑う位に小さかったのだ。
最近人気が出た竹島水族館はコジンマリ スッポンモドキは「豚鼻亀」と渾名をつけられちゃった
トランスルーセント・グラスキャット アリゲーター・ガー チンアナゴはこんなに体長が長い!
キモチワルサで注目を集めてエライ!と感謝状を贈られたウツボ軍団 タカアシ蟹にも触れるんだよ
目が死んでいるように見えるから「ヤミの深そうな魚」と言われちゃったアカマツカサ スタッフ紹介も凝っている
底なしの胃袋を持つというアラレフグはここだけにいるらしい 展示している魚を食べているワケではない
それぞれに満腹になって車は蒲郡にある「竹島水族館」を目指す。いつだったか「マツコの知らない
世界」の水族館の巻で紹介された1つが「竹島水族館」だった。古くてショボいこの貧乏水族館は年
間入場者も12万人ほどで潰れる寸前だったのだが、涙ぐましい努力を重ねた結果徐々に人気が出て
今では入場者が39万人にまで伸びたのだそうだ。とにかくお金をかけないスタッフ達の創意工夫は
実に楽しい。一番目立つのが水槽に貼られた手書きのコピー。豚鼻に見えるでしょ、とかヤミが深
そうな目ですよね、とか思わず「うんうん」というような説明が楽しく、つい全文読んでしまう。
安価な赤ちゃん時代に仕入れて育てているとか、飼育員の活躍を感じる「竹島水族館」なのだよ。
午後のお茶 蒲郡 蒲郡クラッシックホテル「ラウンジ・バー アゼリア」アイスコーヒー1000円
眼下には長い橋と八百富神社がある竹島があり、蒲郡観光の中心なのだそうだ
花嫁を乗せる車 歴史を感じるホテル外観 六角形の六角堂は鉄板焼レストラン
夜−1 蒲郡クラッシックホテル「六角堂」(4人で)鉄板ディナー8600円(3種の先付、12種こだ
わりのサラダ、有頭海老と魚介類のパピョットバルーン仕立て、A5黒毛和牛リブロースステー
キ150g、焼き野菜、ガーリックライス+600円、赤出汁、香の物)、生ビール、白ワインブルゴ
ーニュ・ブラン・シャルドネ2014 9千円、赤ワインブリオドゥカントック20061万4千円
大昔もここで食べた
1934年(昭和9年)開業し、最初の国際観光ホテルに指定された「蒲郡ホテル」は、天皇陛下始め皇
族の方々もお迎えする華々しさの反面、自然災害や戦争、経営者の交代など紆余曲折を経て、1987年
(昭和62年)国土計画下の蒲郡プリンスホテルへ。そして前身である常盤館の創業から100周年に当
る2012年から呉竹荘グループが事業を継承して蒲郡クラシックホテルとなった。そこが今夜の宿で、
「竹島水族館」からも見える丘の上に建つ。私はいつだったかプリンスホテル時代に泊まったことが
ある。チェックイン時間まで「ラウンジ・バー アゼリア」でお茶を飲んだ後、私以外の3人は眼下
に見える長い橋を渡り、八百富神社がある竹島に向かわれたが、1時間後大量の💦と共に帰って来ら
れた。お疲れ様。夕食べはホテル敷地内にある鉄板焼「六角堂」で。そうそう以前泊まった時も1人
ここで食べたんだった。大S子さんにアチコチからステーキが集まったね。ガーリックライスが旨い。
夜―2 蒲郡クラッシックホテル客室にて バースディケーキ、焼酎
8月は小S子さんと大S子さんのお誕生月。不美子の旅ではお祝いパーティも恒例である
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8月 26日(土)蒲郡は朝大雨 西尾・常滑は晴れ!
朝 蒲郡クラッシックホテル「メインダイニング」和朝食膳、メロン、コーヒー
朝食は洋朝食コースか和朝食膳か前日に選ぶ。あることでお詫びに出されたメロン
INAXライブミュージアム内の「世界のタイル博物館」。おススメです!
世界最古のタイルはエジプトの「階段ピラミッド」の地下で発見された。その青のタイルが再現されていた
和風便器がズラリと並ぶINAXらしい展示です!便器絵葉書も売っていて売店も楽しいよ!
遅い昼 西尾一色・お魚市場「鮮魚庵」一色鰻の鰻重 2970円
朝食は洋食2名、和食2名に分かれた。午前中はちょっと距離のある常滑市まで行く。チェックアウ
トして今日も暑そうだなぁと出発した。ほどなく西尾市吉良町を通過。この吉良町って「忠臣蔵」の
悪役吉良上野介の知行地だよね。ということになっているが、上野介は地元では「名君」と慕われる
殿様なのだ。度重なる洪水の被害に悩まされていたところ、黄金堤という堤防を築いたり、文化財を
寄進したりって具合で。とはいえ、芝居の力で悪役になっちゃったから諦めるしか無いわね。中部国
際空港セントレアの看板も目立つようになって常滑市に入る。INAXライブミュージアム内にある「世
界タイル博物館」。1階ではエジプトの階段ピラミッドの地下から発見された世界最古のタイルを再現、
2階常設展のタイル研究家山本正之から寄贈された6000点のタイルコレクションがそれは見事だよ!
ランチは西尾に戻って。西尾一色町は、浜名湖と並んで鰻の養殖で知られ、全国で鰻生産量の2割を
占めるのだそうだ。食べたいじゃないか、その一色鰻。「鮮魚庵」という店で30分近く待って食べた
3千円近い鰻重。あれ?ここは蒸さないんだぁ・・香ばしいけど身がカタイ。やっぱり関東式がイイ!
夕方のおやつ 西尾南荒子「松鶴園 茶房茶遊」かき氷西尾城831円
この旅のお目当て「三河一色大提灯祭」の見事な大提灯!夜も楽しみ!
夜になるまでかき氷でも食べて
日が落ちてほぼ暗くなった午後7時から諏訪神社では献灯祭が始まる
希望者は大提灯の中を見学出来る。大S子さん見学中。大提灯を灯す長さ1メートルの大蝋燭
大提灯に火がついた蝋燭が入れられ あら?大提灯明るくならない‼ このポスターと印象違うじゃん!
遅い夜 岡崎・東岡崎駅前「四川園」(4人で)ほうれん草炒め700円、焼き餃子350円×2、モヤ
シ肉炒め650円、イカマヨ850円、麻婆豆腐800円、白飯、炒飯、生ビール450円×2杯
@2000円
今年の不美子の旅は、愛知県西尾市一色町の諏訪神社境内で行われる「三河一色大提灯祭」を観に
行った。会場が近づくと、大きいものは長さ10メートルもある大提灯が如何に巨大かが徐々にわか
って来る。凄い迫力だよ。3本柱に2張の大提灯が下がり、上組・中組・大宝組・宮前組・諏方組・
間浜組合計12張の大提灯それぞれ美しい絵が描かれている。駐車場が遠いので、献灯祭が始まる
午後7時前に出直すことにして、西尾南荒子にある「松鶴園 茶房茶遊」でかき氷を食べたりして
夕刻を待った。で、諏訪神社で押し合い圧し合い待たされ、ようやく1メートルもある大蝋燭が提
灯に入れられた。さぞかし仄かな蝋燭の明かりが大提灯を内側から照らして幻想的なんだろうなぁ
と想像していたのに、ほとんど変化無し!提灯暗いまま!ガックシ。すぐ神社を出て車で岡崎に向
かう。今夜の宿は岡崎のホテルを取ったのだ。一旦チェックインしてからタクシーで東岡崎駅前の
中華料理屋へ。冷たいビールをグビグビ!旨い!餃子も旨い!でも麻婆豆腐がどうにも不味くて!
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8月 27日(日)岡崎も豊橋も晴れ
朝 岡崎・ニューグランドホテルスカイレストラン「パリ」朝食ヴュッフェ
542年徳川家康は岡崎城で生まれた 岡崎公園近くの乙川河川敷 昨夜の祭を伝える朝刊
秋篠宮殿下が礼宮時代に訪れたカクキュー八丁味噌は朝ドラ「純情きらり」のロケ地でもあった
昼 豊橋広小路本店「玉川うどん」豊橋カレーうどんと三色丼セット 1480円
名物豊橋カレーうどんを求めて人気店「玉川うどん」の行列に並ぶ 豊橋カレーうどんの構造はこう
岡崎のホテルはレストラン名「パリ」には参ったが、朝食ヴュッフェはなかなかの充実ぶりだった。
眺めが良く、眼下には岡崎城が見える。朝食後私以外の「城好き3人組」は岡崎城に見学に行かれた
が、私は上からね。あそこで徳川家康が生まれたんだよ。岡崎は家康と共に有名なのが八丁味噌だ。
ナゼ八丁味噌かと言えば、岡崎城から8丁の距離の地で作られていたからなのだそうで。ならば見学
に行こう。「カクキュウ八丁味噌」は店前に大型バスが何台も並び、売店は観光客でごった返していた。
11年前NHK朝ドラ「純情きらり」の舞台となった店でもある。宮崎あおいが主演し、相手役は福士
誠治だった。ここも良いが八丁味噌を使ったオシャレな洋菓子やがあるというので向かった。これま
で土産は全く買っていなかったが、ここで各自どっと購入。午前中の見学場所は端折って豊橋に向か
った。吉田城という小さな城を城好き組が見てからランチへ。豊橋はカレー店が多く、中でもカレー
うどんが名物だそうだ。一番人気という「玉川うどん」に行くと行列。黙って並ぶ。何でも豊橋カレ
ーうどんとは四層構造になっていて、一番底にご飯を敷き、次におろした長芋、うどん入れたらカレ
ーをかけ、うずら卵を載せて完成!なのだそうだ。うどんはモチモチ、カレールーもムチャ旨いぞ!
夜 家食 「桝本」の浅利隅田川、「永谷園」の蜆味噌汁
旅が終われば粗食です!
豊橋でレンタカー返却。ずっと運転してくれた大S子さん、いつものことだけどお疲れ様でした&あ
りがとうございました!座席はそれぞれが取ったのでバラバラに離れている。新幹線に乗る前に互い
に挨拶。「今年も楽しかったね。来年もよろしく!」。大S子さんが東京駅大丸地下での買い物につき
あってくれ、タクシーで送って貰った。疲れたけど楽しかったなぁ。洗濯機回してから夕食。無酒日
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【今週の振り返り】
一般的には「日本三大提灯祭」と言えば、福島の「二本松提灯祭」、秋田の「竿燈祭」、愛知の「尾張
津島天王祭」が有名なのだそうだが、異説ってのがあって、異説によれば新潟の「弥彦燈籠まつり」、
福島の「白川提灯まつり」、そして愛知県の「三河一色大提灯祭」を日本三大提灯祭と言うらしいよ。
アクマデモ「異説」ですから(笑)。実を申せば、全国の変わったお祭りも含めて訪ね歩いている不美
子の旅は、10年前の夏、新潟弥彦に「弥彦燈籠まつり」を観に行っているのだよ。モノ好きでしょ?
私たち。大燈籠巡行の行列が私たちの目の前に来た時、「行列止まれー!」の掛け声がかかり、行列全
体が椅子に座って空を見上げ始めた。エェッ!皆さん、行列はしばらくお休みして観客と一緒に花火
のスターマインを見学するんですかぁ?? よくわからないお祭りであった。
「三河一色大提灯祭」の起源、そもそもの歴史は約450年前に遡るらしい。毎年、夏から秋にかけて、
「海の魔物」が危害を加えて来るのに困った村人達は、剣のお供えと大きなかがり火を焚いて「海の
魔物」退散させたことがそもそもの始まりとか。以後毎年祭の神事としてかがり火を焚くことが100
年ほど続いたが、17世紀後半にかがり火が提灯に替わり、天下泰平の江戸中期にはその提灯に飾りが
つき、大きさもどんどん大きくなって・・・って感じらしいよ。でも「海の魔物」っていったい何だ
ろうねぇ。わからん。それはともかく、桧(1組だけ竹製)の提灯骨と和紙で出来た大提灯は幾度も
張り替えられて来たが、平成6年から13年にかけて約130年ぶりに大提灯12張すべての提灯が
修復されたんですってさ。それにしても、1メートルの大蝋燭でも、あの大きさの大提灯となると明
るく灯せないのかなぁ。神話や歴史に因んだ絵柄が明かりで浮かび上がる大提灯を見たい!と思って
行ったからそこがね、心残りだった。
不美子の旅だけでも全国のあちこちに出かけた。富山県、岐阜県、秋田県(2回)、山形県、徳島県、
青森県(2回)、石川県、熊本県、大分県、新潟県、福岡県(2回)、岩手県、山口県、愛媛県、愛
知県。そもそも不美子の旅ってどのくらい前からやっているんだっけと数えてみたら、第1回目は
16年前なのだった!最初の祭りは2002年富山県の「越中八尾おわら風の盆」だった。次が岐
阜県郡上八幡の「郡上徹夜踊り」で。次の年は私の仕事の都合でお祭りはお休みして温泉に行った。
だから祭をみる不美子の旅は今年で15回目だった。
愛知県といえば、私にとっては圧倒的に名古屋で、それ以外行ったことがあるのは今年も行った蒲
郡と名古屋万博「愛・地球博」の開催地だった長久手、そうそう小学校(!)の修学旅行で行った
新舞子の海岸くらいか。そんな私だから、今回の2泊3日間で、豊川、蒲郡、常滑、西尾、岡崎、
豊橋と5都市も行ってしまったのだから貴重な旅だった。豊川稲荷は神社ではなくお寺であること
を知ったし、蒲郡の竹島水族館がとても楽しかった。この再生したような水族館のファンは、愛を
込めて「たけすい」と呼ぶらしいよ。プリンスホテルが運営していた時代、スタッフの余りの質の
悪さ(一部だとは思うけど)に呆れたのだが、新しい経営形態になってからは、まぁ改善されてい
たのは良しとしよう。知多半島の真ん中辺りの常滑に行ったことも、世界タイル博物館に行くこと
が出来たのも楽しかった。西尾は地名でさえ初めて聞いたのだが、6万石の西尾城、吉良上野介の
元領地、抹茶、海産物、一色鰻、海老せんべい、花栽培・・そして「三河一色大提灯祭」と見所も
名物も満載の町だった。岡崎はお城とまさに八丁味噌の町だったし、豊橋のカレーうどんも嬉しい
驚きだった。さて、来年の不美子の旅の行き先と祭も無事決まったことだし、また新たな発見が楽
しみになって来た。
ボクのこと「水のブタ」って言う学者がいるんだって チッ!