パクパク日記8年1月4週

            大寒波襲来!月曜日から降り出した雪は都心で21p!

 

     近松心中物語  都心でも積雪21p!

 

1月 22日(月)東京は雨午後から雪!

朝 東京家食 カリカリベーコン卵野菜のサラダ、納豆、きのこと豆腐味噌雑炊、ヨーグルト

 

 

昼 無し!

 

ずい分前から今日月曜日は「雪予報」が出ていた。だから昨夜から明日朝まで5食は家食計画。昨

日買い物したハズだが、忘れたものがあり朝8時半にコンビニに。もう雨が降っている。いかにも

「そのうち雪になるからね〜、覚悟するよーに」と言っているような冷たい雨だ。洗濯を済ませる

頃には、やはり雨は雪に変わり、23階のマンションの我が家のスカイデッキやバルコニーなどに

ズンズンと雪が積もって行く。テレビの情報番組は、数ヵ所にレポーターを配置して雪の降り具合

を中継させている。寒さの中で朝からずっと待機しているなんてカメラマンやスタッフを含めて因

果なご商売だなぁ。そんな映像をチラチラ見ながら、早くも確定申告の準備を始めた。で、ほぼ終

わった。エライ!明日税理士先生に渡せば1番かもしれない。昼食食べるのを忘れていた。スカイ

デッキを覗くともう数センチ雪が積もっている。どの位積もるのか心配だよ。東京は雪に弱いしね。

夜 家食 「大黒屋」のいろいろ24種おかず、鰆の西京焼き、茶エノキ茸と豆腐の味噌汁、「ロー

ソン」ブラントースト

 

  

 

栃ノ心と御嶽海の1敗同士の闘いは、栃ノ心に軍配。今場所の彼の強さは何だろう。数年前までグ

ルジアと言ったジョージア出身の彼は、昨年11月故国で生まれたお嬢さんには未だ会っていない

のだと言う。今日また角界の不祥事で大砂嵐が無免許運転で事故を起こしたと伝えられているが、

モンゴル出身力士、エジプト出身力士のゴタゴタを超えてジョージア出身の栃ノ心に頑張って貰い

たいぞ。鶴竜は危なげなく勝って9勝全勝。こんなに強いのにこれまで休んでばかりいたよね、こ

の横綱。進退伺いも、なんて言われていたのに今場所はひとり横綱で頑張っている。結構なことだ。

「一敗のガチンコ勝負固唾飲む」。夕方になって雪は相当に積もった。ホント今夜も家食にしてい

て良かった。味噌汁作って夕食。ご飯の代わりのトーストが残念。これで月8回の無酒日目標達成。

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1月 23日(火)晴れ  都内積雪21p!   草津白根山噴火!

朝 家食 三十品目サラダ、鰆の西京焼き、茶エノキ茸と豆腐の味噌雑炊、ヨーグルト

 

  

 

昼 家食 ツナと卵のトーストサンド、根菜ときのこのサラダ、野菜の生姜スープ、碁石茶

 

  

 

深夜まで降り続いた東京の雪。積雪量は21pとなった。今日は素晴らし晴天だから、雪に覆われ

たスカイデッキの雪もどんどん溶けて行く。でも日陰の雪はなかなか溶けないし、道路が凍って

滑りやすくなるので要注意だ。そんな中、筆耕を依頼していた寒中見舞いが宅配便で届いた。顔

馴染みのヤマトのスタッフに聞くと「雪全然溶けてないっすよ」とのこと。ニュースによると昨

夜は渋谷駅などで帰宅困難者も続出したとか。都心での大雪は4年ぶりと言うことだが、働いて

いた頃はホント雪の日の通勤はタイヘンだったよなぁ。泣きそうだったことも数知れずであった。

こんな日の午前中、群馬県の草津白根山で突然の噴火があった。噴石が降って被害も大きかった。

夜 舟町「舟町一期」お通し:魚のマリネ、フレッシュトマトとモッツァレラチーズのカプレー

  ゼ750円、鮟肝ポン酢980円、焼き雲子980円、ふぐ唐揚げ980円、海老真丈サンド揚げ880

円、生ビール2杯、麦焼酎「知心剣」  @7490

 

  

 

午後5時、K村税理士来社。彼は「雷雨男」の異名を付けたい程の人だが、打ち合わせが昨日だ

たら「雷雨雪男」になるところだった。確定申告、今年は1番!昨年はもっと早く出した顧客が

いたということで2番だった。打ち合わせが終わってからパクパク日記1月2週を仕上げてアッ

プした。ふぅ〜〜。中盤となった大相撲。打ち合わせとかち合ってほとんど見られなかったが、

「好調の若手に負けが混み始め」。雪が溶けない所に気をつけて夕食は「舟町一期」に行った。昨

夜はほぼキャンセルだったそうだ。それでもお店をやっている人は店を開けなくてはイケナイから

タイヘンだよね。鮟肝、雲子、ふぐと冬のご馳走を食べる。海老真丈サンド揚げは私の必須料理だ。

                 _______________

 

1月 24日(水)晴れ

朝 家食 チーズグラタン、ミネストローネスープ、「舟町一期」のふぐ唐揚げ、ヨーグルト、碁

石茶

 

  

 

昼 初台オペラシティ「丸亀製麺」かに玉あんかけうどん(並)690円、かしわ天140円、れんこ

  ん天100

 

  

 

昨日の打ち合わせで不足していた資料を作るため、2つの銀行に記帳に行かねばならない。先ずは

A銀行の四谷支店に行き記帳。そのままタクシーで初台のオペラシティへ。ビルの中にあるという

B銀行はなかなか見つからない。それなら偶然見つけた「丸亀製麺」でランチを済ませよう。いつ

か食べたみたいと思っていたからラッキーだった。初めてで注文などにマゴマゴしたが、かに玉あ

んかけうどんと天ぷら2点にありついた。すぐ食べられるし、安いし、天ぷらが旨くて良いね。食

べ終わったら、もう午後115分。隣の新国立劇場の中劇場に急ぐ。1時半から「近松心中物語」

を観る。亀屋忠兵衛に堤真一、遊女梅川に宮沢りえ、傘屋与兵衛に池田成志、その妻お亀小池栄子、

丹波屋八右衛門に市川猿弥。蜷川幸雄の演出で不巧の名作と呼ばれた作品だが、今回は劇団新感線

でお馴染みのいのうえひでのりの演出とシス・カンパニーの舞台である。堤真一の忠兵衛と宮沢り

えの梅川は、期待を裏切らない儚く美しい男女を演じた。舞台にドスンと存在感を与えたのは、も

う一方のカップル、与兵衛の池田成志とお亀の小池栄子の夫婦だった。池田成志は達者な役者だ。

夜 荒木町「松庵」お任せコース(うるいとバイ貝の山椒和え、鳥取の松葉蟹とウニのせ蒸し鮨、

  炭火焼き白子とカラスミ・小焼き餅の聖護院蕪摺り流し汁、周防のふぐ刺しと煮凝り・余市の

あん肝、ヤリイカのコノコ和え、萩の甘鯛焼き浸し、牛タン西京漬けと花山葵、手打ち盛り蕎

麦、銚子の大ハマグリ蕎麦(温)、蕎麦団子黒蜜黄な粉)、生ビール2杯、麦焼酎ボトル

2人で4万5150円

 

  

 蕎麦団子の餡が甘くなくて良い!

 

帰宅するともう5時だった。慌てて相撲を観る。あら〜、ここまで10連勝していた横綱鶴竜が負

けてしまった。「全勝の横綱脆く押し出され」。今夜は珍しく(というか東京では初!)甥のヒカル

6時に待ち合わせ、夕食を共にする。昨年配偶者を病で亡くした甥は、昨秋麹町から早稲田に転

居した。どうも食事も含めて修行僧のような起居生活を送っているようなのだが、まぁ今夜はガン

ガン美味しいもの食べて栄養つけてちょうだいな。2品目に鳥取の松葉蟹とウニのせ蒸し鮨なんて

贅沢なものが出て来たと思ったら、次は炙った白子とカラスミ・小焼き餅の聖護院蕪摺り流し汁だ。

もうバチアタリだわねぇ。牛タン西京漬けも珍しくて酒が進む。徐々に量を食べられなくなって、

コース料理を食べる時はちょっと不安に思うのだが、ヒカルがいれば無問題。細いカラダながらよ

く食べるのだ。ま、若いしね。盛り蕎麦の次はデッカイハマグリの温蕎麦だよ。蕎麦団子も旨い!

 

                 _______________

 

1月 25日(木)晴れ  東京−4度 48年ぶりの寒さ

朝 家食 グリーンサラダ、茹で卵、チーズ、納豆、「ローソン」のブランパン、オニオンスープ、

ヨーグルト、大黒茶

 

  

 

昼 恵比寿アトレ「花旬庵」華味鶏のごちそう親子丼セット1383円、アイスコーヒー200

 

 

今朝は都内もマイナス4度で48年ぶりの寒さだったが、八王子はマイナス8度だったそうだし、

府中でも新記録のマイナス8、4度だったとか。長年小平市に住み、高校は八王子に通ったから、

都心に住む人より、寒い思いをして来た都民だった。月一のアーユルヴェーダの前に蕎麦屋でラン

チ。蕎麦屋に入ってから「あぁ、昨夜も蕎麦だったなぁ」と思い出し(もっと早く思い出せないの

でしょうか。店に入る前とか)、じゃぁ親子丼にすっか。ごちそう親子丼と名前があるように旨いよ。

夜 家食 「大黒屋」の鯖弁当、根菜盛り合わせ、ほうれん草胡麻和え、大根とエノキ茸豆腐の味

噌汁

 

  

 今夜の味噌汁は旨いぞ!

 

目がしょぼしょぼして読書量がガクンと減った昨今ではあるが、それでも書店に行けば本は買う。今

日もあれこれ8冊の文庫本を買った。いったい何冊読むんだろな。今夜は家食+無酒日の予定なので、

アトレで食材を買ってからは急いで帰る。今場所はヤケに相撲中継を見るのが楽しみでね。「復調の力

士多くて西東」「鯖弁当食べたき夜に寒さ増し」。美味しい食卓だった。夕食の片付けをしてから、最

後の寒中見舞いのコメント記入と切手貼り作業をする。22日に寒中見舞い状の宛名書きが出来上が

って来てからは、時間があればうずっとコメント書きと切手貼りの「内職」をして来たが、ついに午

後10時終わったぞ!482枚だった。わ〜〜い。よく頑張りました〜!はぁ〜〜疲れたぁ。無酒日

                 _______________

 

1月 26日(金)晴れ

朝 家食 茹で豚の胡麻だれソース、大根とエノキ茸豆腐の味噌雑炊、ヨーグルト、大黒茶

 

  

 

昼 曙橋「Coco壱番屋」野菜サラダ185円、スープカレー641円、パリパリチキン290円、3辛

  63円、小ライス−51円、アイスコーヒー103

 

  

 

今日も寒い。さいたま市では今朝マイナス9.6度だったとか!!!子供の頃暮らしていた長野県

の大町市ではマイナス16度になった時に外を歩いていると、ずっと上下の歯がガチガチとぶつか

って喋ることが出来なかったことをよく覚えている。何もかも凍ってしまう寒さだった。3人いる

姪のうち2人は、仙台と札幌に住んでいるから寒さには慣れたのだろうか。午後1時、サブサブと

言いながら坂を下りて曙橋でカレーランチ。オッ!スープカレーがあるじゃないか。カレー好きの

私は、スープカレー大好き!パリパリチキンを入れて貰おう。3辛で。少し遅れて来たお兄ちゃん

は、ローストチキンを入れた3辛のスープカレーを注文。ほぼ同じ内容だ。ヒーヒー汗かいてたよ。

ランチ後プラズマ治療。肝臓と腸が弱っているそうだ。腸かぁ。やっぱりなぁ。歌舞伎座に向かう。

 

 あらら〜、こんな人に会った!

 

夜 銀座「麹也」付き出し3点盛り:ほうれん草お浸し・プチ鯛刺身・プチ粕汁1000円、鯵なめろ

800円、蕪とキュウリ浅漬け400円、納豆袋焼き600円、粕汁、実山椒入りつくね焼き600円、

手打ち十割蕎麦900円、ビール(小)、麦焼酎3合 @1万円

 

  

 粕汁飲んでつい唸る「うんめぇ〜」

 

歌舞伎座夜の部に行った。高麗屋親子三代襲名披露公演1月も今日が千秋楽。歌舞伎は初日と千秋

楽は格別な雰囲気がある。今日は最前列ではあったが、36番とかなり上手(右側)の席だ。先ずは

「双蝶々曲輪日記」の角力場。濡髪長五郎に芝翫、山崎屋与五郎は当初猿之助が演じる予定だった

が、怪我のため愛之助が放駒長吉との二役で。吾妻は七之助。「双蝶々曲輪日記」は九段目まである

が、現在上演されるのは、この「角力場すもうば」と「引窓」だけだ。大相撲一月場所が佳境に入

っている時だけに力士物はピッタリ。口上は22人もの役者がズラリと並んで壮観。そんな大人数な

のに、千秋楽の安堵感か皆さま長いご挨拶で。左團次と勘九郎が受けていた。22人のうち少なくて

も5人が暁星高校の出身で、白鷗丈は級長もしていたんだとか。最後は「勧進帳」。弁慶に新幸四郎、

富樫に叔父である吉右衛門、義経に新染五郎。四天王は歌六、鴈次郎、芝翫、愛之助という豪華版

だ。3年前の初演の時は、「弁慶役者にしては線が細いのではないか」との心配をヨソに意外な出来

(失礼)で、ほぉ〜結構やるじゃんって感じで新鮮な弁慶だった七代目染五郎。叔父吉右衛門が義

経、富樫は父親だった。この父親が「初弁慶なんぞ、ちょこざいな」よろしく、汗みどろの息子の

前で「これでもか!」と目立って見せて一部観客の不興を買った。今夜の弁慶は初演時に比べると

だいぶ緊張がほどけて成りも大きく見えたが、何だかちょっと中途半端か。吉右衛門は、父初代白

鷗の富樫をなぞると明言していたが、惚れ惚れするような絶品の富樫であった。金太郎から染五郎

になった義経は、姿カタチは美しく遜色ないが台詞まわしなどはなかなかにシンドイ。ま、これか

らの人だから。それにしても「勧進帳」の音楽は素晴らしい。長唄の鳥羽屋里長も三味線の栄津三

郎も聴かせ、思わず引き込まれる。集中して観ていたから疲れて最後の「相生獅子」と「三人形」

の舞踊は失礼した。出口付近で人だかり。覗いてみると小泉信次郎が、高麗屋の奥様方のご挨拶を

受けて帰られるところだった。小さい人だなぁ。歌舞伎座を出て「麹也」へ。女将と歌舞伎話をし

ながら粕汁を啜る。大相撲横綱鶴竜3連敗を喫した由。栃ノ心1敗。「平幕が王手をかける優勝旗」

                 _______________

 

1月 27日(土)晴れ  栃ノ心6年ぶり平幕優勝!

朝 家食 モチ麦入りクラムチャウダー、納豆、チーズ、「ローソン」のブランパン、ヨーグルト、

碁石茶

 

  

 

昼 無し!

午後2時過ぎに突然体調が崩れる。7、8年前まで長く持病だった腸閉塞かと頭をカスメるが、そ

うではないかも。とにかく吐き気が止まらず、お腹も痛い。そのうちガマン出来ずに盛大に吐いた。

下痢も止まらなくなり、トイレで過ごす時間の方が多くなった。もしかして。これは食アタリだろ

うか。でも、昨日と今朝で悪そうなものなんて食べた覚えはないしなぁ。まさか納豆?こんな状態

で明日から熱海のホテルでご馳走なんてとてもじゃないけどムリだ。明日の分だけキャンセルした。

 

  

   あ〜〜やったぁ〜〜ふぅ〜          ホント幸せです!             涙うるうる栃ノ心

夜 家食 クタクタうどん(蒲鉾・蟹蒲・ネギ・卵入り)、ジャージ―プリン

 

 

異変を感じてから、それは苦しい数時間を過ごす。トイレに何度も何度も行くので寝ているわけに

も行かず、かといって座っているのもツライ。先日の40度の熱発と言い、今日の食アタリモドキ

(病名はわからないんだけどね)と言い、1ヶ月に2度も急な体調不良って困るよねぇ。それでも、

大相撲の14日目はちゃんとチェックする辺りは感心して良いのか呆れちゃうのか。栃ノ心が1敗

に対して、鶴竜と高安が3敗だから圧倒的に栃ノ心が有利。松鳳山との対戦に勝てば優勝が決まる。

立ち合いから双方が激しい張り手。松鳳山にいなされて栃ノ心は危ない局面があったが、場内の悲

鳴が終わらないうちに素早く体制を立て直して、今度は一気に相手を押し出した。優勝だ!国技館

には温かな大きな拍手で包まれた。栃ノ心の目にも涙。「ジョージアの空に向かって勝ち名乗り」。

夜8時頃になってようやく苦しさが和らいで来た。クタクタうどんを作ってチュルチュル。無酒日

                 _______________

 

1月 28日(日)曇り

朝 家食 クタクタうどん(蒲鉾・蟹蒲・ネギ・卵入り)、ヨーグルト

 

   クタクタうどんの朝食

 

 家食 茹で卵、チーズ、粕汁、「ローソン」のブランパン、碁石茶

 

  

         優勝杯を手にした初優勝の栃ノ心。周囲に感謝するスピーチに温かい拍手が

        栃ノ心は優勝に加え殊勲賞と技能賞受賞      敢闘賞は共に新入幕の阿炎(あび)と竜電

 

 家食 大根とエノキ茸と豆腐の味噌雑炊、焼プリン

 

 

昨日午後からの突発的な体調不良で、熱海のご馳走の代わりに今夜も雑炊だ。昨日14日目で初

優勝を決めた栃ノ心は千秋楽で遠藤にも勝って14勝1敗で1月場所を終えた。白鵬優勝の時は

ほぼ見ないのだが、今日はじっくり見たよ。何だか貰い泣きしちゃうよなぁ。来場所も頑張って

ね〜!無酒日も今日で11回になってしまった。今年から無酒日積み立て制を導入することにし

た。ナニ、その積み立てって。うーん、説明が難しいけど。つまりこれまでは1月は1月、2月

は2月と独立して考えていたけど、これからは常に累計の発想を取り入れる。無酒日目標月8回

に対し、今月は11回だからプラス3と考える。次の2月で無酒日が5回で終わっても、プラス

3を取り込めばチャラになる・・あの夢子さん、そんなこと誰も興味無いんで。あ、そ。無酒日

               ______________

【今週の振り返り】

日馬富士の暴行事件と引退で大騒ぎがようやく下火になったと思ったら、次は地方巡業中に立行

司が弟子行司へのセクハラ事件。そして今度は大砂嵐の無免許運転追突事故があり、その上春日

野部屋で起こった数年前の暴行事件が公表されていないと世間が騒ぎ・・・。不祥事に事欠かな

い大相撲ではあるが、一月場所は連日満員御礼で熱気ムンムンの場所となった。先々週から15

日間、ヘタクソな「大相撲五七五」をさりげなくパクパクに入れて来た。2日目のそれは「横綱

が3人勝ってみな安堵」で、白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が揃って勝った。しかし、3人が揃

って勝ったのはこの日が最初で最後。白鵬が2敗(不戦敗入れて3敗)で休場、稀勢の里が4敗

(不戦敗入れて5敗して休場。4場所休場して引退の危機を迎えていた鶴竜が予想外の頑張りで

10連勝して横綱のプライドを何とか守ったのである。

 

復活力士の働きが目立つ場所であった。東西幕内には、平成18年3月の初場所を迎えた力士が

4人いた。平成2年岩手県生まれの錦木(前頭15枚目)、同じ年に山梨県生まれの竜電(前頭16

枚目)、昭和59年福岡県生まれの松鳳山(前頭9枚目)、そして昭和62年ジョージア生まれの栃

ノ心((前頭3枚目)の4人だ。若者達が十両以上の関取を目指してシンドイ稽古を積んでも、長

い間下位に甘んじたり、途中で挫折して角界から去る者も多い世界である。初土俵12年後、幕内

にいるその4人、夫々が辿った12年も棘の年月だったようだ。栃ノ心が幕内51場所、松鳳山

が35場所、錦木が10場所なのに対し、竜電は何と1月が初入幕場所であった。十両までは順

調に上がって行った竜電だったが、右股関節という同じ箇所を3回も骨折し、ついには序の口ま

で番付を落としてしまう。それでも竜電は諦めずに這い上がり、4年かけて再び十両になった。

そして念願の初入幕した1月場所で彼は9勝6敗の好成績を残して見事敢闘賞を受賞した。勝ち

越した時、「三賞貰えるだろうか」と呟いた竜電に「もっと勝たないとムリだよ」と言って笑っ

たのは同期の錦木だった。

 

ジョージア・ムツケタのワイン農家の息子である栃ノ心は、「行かないで」泣いてと止める母

親を振り切って18歳の時来日入門した。初土俵後は恵まれた体躯と柔道や伝統格闘技で鍛え

た筋肉もあってあれよあれよというスピード昇進。2年弱で十両に上がるといきなり十両優勝、

僅か2場所で十両を走り抜けた。これは史上10人目タイのスピード記録とか。小結に昇進す

るわ、三賞受賞もして順調な成績でもあったが、度重なる服装規定違反や門限破りなどを理由

に師匠の春日野親方からアイアンで殴られて部屋から行方不明(2日)になるなんて事もあっ

た。小結だった4年前、右膝前十字靭帯断裂の大怪我で4場所連続休場で幕下55枚まで下が

り、何度も相撲を止めようと思ったと言う。しかし、親方から「あと十年ガンバレ」と励まさ

れて幕下から復帰。4場所連続優勝して見事幕内に帰って来たのだ。場所中解説者舞の海が感

心していたように「まるで筋肉の甲冑」を纏っているような見事なカラダは稽古やトレーニン

グの賜物。勝てない横綱稀勢の里のボヨンボヨン(ドキッ、他人事ではない💦)のカラダとは

エライ違いだ。その筋肉ムキムキのニコラス・ケイジが連日「強い相撲」を披露した。「相撲

って面白い!」と誰しもが思う力強い取り組みだった。奇しくも優勝を決めた14日目の対戦

相手は、初土俵同期同士の松鳳山だった。不祥事にウンザリしたファンが相撲の魅力を再認識

した栃ノ心の活躍。栃ノ心ことレヴァニ・ゴルガゼには特別大きな拍手を送りたい。

 

幕下15枚目格付出から4場所で新入幕という史上2位タイのスピード出世をし、一時は「す

ぐ横綱」と期待されたまさに「逸材」の逸ノ城だったが、帯状疱疹やヘルニアなどで休場し、

稽古不足もあって「普通の関取」になっていた。その逸ノ城が1月場所の途中から「あの頃」

の強さを見せ始め、6日目からは7連勝。10勝5敗の好成績で3月場所には16場所ぶり

に三役につく予定。あの逸ノ城が戻って来たとしたら怖いぞ。そのライバルだった遠藤も早

くから期待され、特に女性陣からの人気は抜群だ。しかし、彼も怪我に苦しんで「強い遠藤」

のイメージが無くなりそうだったが、この1月場所で9勝6敗の好成績を残したから、今後

が楽しみだになって来た。

 

復調する人もいれば落ちて行く力士も。照ノ富士は糖尿病にインフルエンザで休場した数日

を含めて全敗を喫した。大関でならし、次の横綱を期待されていた照ノ富士が1番も勝てな

いのだ。来場所は十両陥落が確実だ。どうにかカラダを治して這い上がって来てほしいもの。

2勝だった安美錦の復活も期待しているよ〜!これまでの流れとは全然カンケー無いけど、

錣山(元寺尾)部屋の阿炎(あび)の応援をしている。竜電と同じように、初入幕で10勝

を上げて敢闘賞を受賞した。彼も期待の星だ。因みに、幕内優勝者の賞金は1000万円、十両

優勝者は200万円、三賞は200万円。つまり、栃ノ心は優勝+殊勲賞+技能賞=1000万+

200万円+200万円=1400万円の賞金を手にした。羨ましい!

 

              相撲ニェタが多くニェ?

 

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