京都グルメを満喫していたら、ついに「半分、青い。」最終回
京都六角堂 大谷翔平手術へ
9月 24日(月・振替休日)京都は曇り タイガー・ウッズ5年ぶりの勝利に😢
朝 京都家食 サラダ、茹で卵、チーズ、コーンと卵スープ、ブランパン、飲むヨーグルト
昼 京都三条通東洞院西入ル「鉄亭」ドミグラスハンバーグ定食850円、アイスコーヒー250円
京都の家の近所にある「六角堂 頂法寺」は聖徳太子が創建したお寺でいけばな池坊発祥の地でもある
先週水曜日から京都の家に来ている。夏場は近づかないようにしているから、3ヶ月半ぶりの京都
だ。昨年4月下旬に入居して約1年半。あちこちに置いてある時計の電池もポツポツと切れてきて
新しいのと交換せねばならない。たいがいのものは買い置きしてある単4、単3、単2などでOK
なのだが、豆みたいな小さな時計はボタン電池だ。散歩、ランチを兼ねてコンビニで買うか。六角
堂の前を通る時は、いつも軽く頭を下げることにしている。聖徳太子が創建したお寺であの親鸞も
100回通ったという名刹だからね。ボタン電池あった。この後、久々に不味いランチを食べてしま
った。あっ、何か違う・・と店に入った途端に感じ、そこで踵を返して帰れば良かったのだが、気
が弱いから(笑)ズルッと入ってしまい失敗。山田風太郎の「あと千回の晩飯」ではないが、生き
ている間何回食事出来るのか。出来たら贅沢なものでなくて良いから美味しいものを食べていたい。
午後のお茶 京都東洞院六角上ル・八百一本館「コーヒーキヨスク」 コーヒー300円
京都のど真ん中の建物の屋上に野菜畑があるのだよ。「八百一本館」3階屋上にある「六角農園」
夜 家食 肉豆腐、ズッキーニの胡麻和え、大根とレモンの酢の物、葱ひきわり納豆、ご飯、白菜
茸と豆腐の味噌汁
ご馳走の合間は地味家食
不味いものを食べちゃったなぁと結構不快な気持ちを引きずった。こんな時は「八百一本館」の屋
上に行こう。京都のど真ん中の野菜畑を眺めながらお茶しよう。少し落ち着いたので2階の雑貨や
で急須を買った。なかなか気に入ったものが見つからず、京都の家ではこれが3個目だ。今度こそ
愛用の急須になりますよう。明日から暫く外食ご馳走が続くので、今夜は家食にする。1階で野菜
や肉などを買い込む。ホントに「八百一本館」は全館使い勝手が良いスーパーだ。いつも味噌汁や
うどんくらいしか作らないが、今日は肉豆腐だよーん。久々に作ったので、焼き豆腐にするところ
間違えて木綿豆腐を買って来てしまったよ。作りづらいし食べづらくてね。美味しいけど。無酒日
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9月 25日(火)京都は朝雨 のち曇り 貴乃花親方引退届協会に提出
朝 家食 牛丼、ズッキーニの胡麻和え、マイコトマト、白菜茸と豆腐の味噌汁
キョウコとSブーからの誕生日プレゼントは「岩手日報」の大谷翔平君全段カラー写真↑ と大谷デーの投打首振り人形↓
昼 京都・姉小路河原町通東入ル「オーボンモルソー」セットランチ2000円(南仏風野菜スープ、
牛ハラミのステーキフライドポテト添え+500円、ブラマンジュ)、コーヒー+300円
今日は大坂からキョウコが来る。昨年からこのマンションに滞在中一度はランチ(今年から夜も)
を共にしている。夏の間京都とご無沙汰だったからキョウコも久々。手ぶらで来てね、と言ってい
たのに、何と1週間早い誕生日プレゼント持参で現われた。東京に送ると今進行中の某計画に紛れ
る恐れがあるかも、という配慮で。毎年Sブーとキョウコの2人は私が喜びそうなものを考えて送
ってくれる。有難いことだ。で、今年は何とナンと翔平君の首振りフィギャ人形と「岩手日報」の
全段カラー写真!キャー!嬉しいじゃないかぁ!ありがとうございました!大満足でございます!
さぁランチに行きましょう。人気イタリアンのシェフだったМ谷さんが移られたお店「オーボンモ
ルソー」で牛ハラミのステーキを食べた。フライドポテトが多過ぎ。ブラマンジュは美味しいね。
午後のお茶 京都・河原町通三条・京都BAL「丸善カフェ」サイフォンコーヒー600円
夜 京都・竹屋町通室町通東入ル「実怜」お通し:鰆の炙りと菊豆腐、無花果の赤ワイン煮胡麻ク
リーム、実怜風ポテトサラダ(大盛り)、和栗の摺り流し汁、いわしオイル漬け、のどぐろ焼き、
松茸とひろうすの土瓶蒸し、このわた茶碗蒸し、実怜風ポテトサラダアンコール、丸唐麺、生
ビール700円2杯、麦焼酎ダブル1600円×3杯 @2万3600円
ランチ後は2人で無印良品に行く。キョウコは収納名人だから、彼女の目利きとアドバイスに私は
はいはい、と言っていればよろしい。京都の家もそれでスッキリと片付いたし。品物は彼女がネッ
トで発注してくれることになったので手ぶらで店を出る。少し休みましょうかとBALビル地下にあ
る「丸善カフェ」でお茶して休憩。キョウコは梶井基次郎の「檸檬」に因んだ檸檬ケーキを食べて
ご満悦だ。来月またね!阪急電車で帰って行った。夜は「実怜」でアラカルト料理。手書きのお品
書きを眺めながら、私だけのオリジナルコースを考えるのが贅沢な時間だ。いつも外さないのは胡
瓜の古漬けとクリームチーズ、レッドオニオンなどを入れた実怜風ポテサラ。大盛りで頼んだよ。
和栗のすり流しは甘くてデザートのようだ。いわしオイル漬けも旨いし、のどぐろ焼きは脂が乗っ
ている。土瓶蒸しにひろうすが入っていてあれれ〜。〆は丸唐麺。先日「鬼渡」の「幸楽」主人の
角野卓造さんがスッポン丸鍋にラーメン入れたらと発案したのはボクだ!とテレビで自慢していた。
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9月 26日(水)京都は曇り 午後から雨 大谷翔平来月トミー・ジョン手術受けることに
広島カープ3連覇!
朝 家食 レタスとトマトと卵のスープ、茹で卵、チーズ、ブランパン、飲むヨーグルト
昼 家食 蟹カマとジャコ天うどん(糖質ゼロ麺)、りんご、お茶
大谷翔平君、やっぱりトミー・ジョン手術を受けることにしたと発表した。1年以上投げられなく
なるのは寂しいが、二刀流を貫くためにはひつようなのだろうね。うん、わかった、投手大谷は暫
くお預けね。でも打者翔平はそれほど時間はかからないらしいから大いに期待してしまおう。手術
することが決まっても、残り試合に出場し続ける彼は立派だ。野球が好きなのとチーム貢献だね。
夜 京都・綾小路通高倉「晴ル」お通し:椎茸白和え、ポテトサラダ(ハーフ)、無花果胡麻クリー
ム700円、煮穴子900円、秋焼き茄子600円、おでん:大根250円、浅利真丈600円、牛スジ
900円、タラコ粕漬け500円、晴風ラーメン500円、生ビール杯、麦焼酎「中々」ダブル1200
円×3杯 @1万1200円
やっぱり「晴ル」はいいなぁ
久々の「晴ル」。店がある綾小路通高倉は歩いて6ブロック。タクシーに乗ったら叱られちゃう距
離なので早めに出て、途中大丸で一休みして向かった。えぇ〜?それじゃまるで年寄りみたいで
ないの。そうなん、わていつの間になぁ年寄りになってん。1年以上のブランクの間に、ハキハ
キした若い男子の代わりに、働き者の美人女性(たぶん奥さん)がテキパキと働いておいでだ。
女将さんですか?と聞きそびれたが。今日からおでんを始めたと私の前には大きなおでん鍋。あ
ぁいいねぇ、そんな季節も。紙と緑板に書かれたお品書きを眺める。あれもこれも食べたい。ユ
ニークなポテサラは量が多いから半分にしてと、昨夜に続き無花果胡麻クリーム。大好物だから
無花果があるうちは食べるんさ。この日一番カンドーしたのはタラコ粕漬け!もう旨いの何のっ
て。酒はガンガン進むし、ご飯食べたらモリモリ食べられちゃうね。晴風ラーメンも存外ボリュ
ームあって満腹になった。帰りは歩かずに済むよう高辻通りまで歩いてタクシー。雨降って来た。
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9月 27日(木)京都は雨のち曇り 大谷翔平HR22号!チーム3連勝
朝 家食 サラダ、茹で卵、チーズ、ブランパン、オニオンスープ、飲むヨーグルト
昼 京都・東洞院通六角通下ル「担担」坦々麺と餃子・小ライスセット1100円
今日は予約の日であった。客人を迎える11月下旬3日分の夕食、それに別の客人のための観光タク
シー、昼食、2日分の夕食とかいろいろ。こういうことを疎かにすると、美味しいものにありつけ
ないから、私はシッカリやるのだよ。2ヵ月前だから1軒を除いて希望の店の予約が取れた。よし
よし。ホッとしてマンション前に数ヵ月前オープンした「坦々」でランチ。食事中にA先生からメ
ールが来たので「餃子について来たご飯は2口食べて残した」と書いたら、よろしい!と褒めよう
と思ったらしい。しかし写真見たら、その隣に担々麺があって「とても褒められん」って。ハハハ。
午後のお茶 京都・東洞院通六角通上ル・八百一本館「ザ・ブレッド」アイスコーヒー280円
夜 京都・東洞院通六角通上ル・八百一本館「きょうのおかず」だだ茶豆450円、お膳(牛蒡の
煮物、酢の物・きんぴら、茶碗蒸し、豆乳煮込みハンバーグ、ご飯、味噌汁、漬物)2500円、
アマゴの南蛮漬け500円、鰹の酒盗480円、生ビール600円×2、麦焼酎「黒田八虎」ダブ
ルロック1200円×3杯 @8100円
やったねッ!HR22号!
私の京都生活に欠かせない「八百一本館」。買い物したりコーヒー飲んだり使い勝手が実に良い。
しかも3階には野菜を中心とした洋食の「セイボリー」が、2階にはやはり野菜をたっぷり使っ
た和食の「きょうのおかず」の2軒のレストランまであるのだよ。どっちも昼も夜も営業。チョ
イ飲みなら「きょうのおかず」が便利。今夜は2500円のお得なお膳を中心に料理を注文。お膳
のメインは初の豆乳煮込みハンバーグ。これが美味しくてね。焼酎もご飯も進んで困るのだよ。
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9月 28日(金)晴れ
遅い朝 家食 アボガド納豆トマト、茹で卵、チーズ、ブランパン、生姜と野菜のスープ、飲むヨ
ーグルト
アボガド納豆トマトが旨い!
午後のお茶 京都・東洞院六角下ル「リベルテ」(事前内覧会)アイスコーヒー
マンションの1階には大きな店舗用のスペースがあるのだが、昨年4月竣工してもなかなかテナン
トが入らなかった。静かで良いが、それでもどこかが入らないとマズイんだろうな、と思っていた。
出来ることなら「ローソン」に入って欲しいと個人的には願っていた。そうすれば、ブランパンの
入荷と共に買い占められるし。7月だったかテナントが決まったと聞いた。しかし、願い空しく入
るのはパリのパン屋だと。う〜む、それはどうなのかなぁ。左に1分の「八百一本館」には「ザ・
ブレッド」が入っているし、右に1分行けば京都の人気パン屋「進々堂」がある。その真ん中にパ
リのパン屋?そのパン屋兼カフェが来月5日にオープンすると決まり、マキコの筋から事前内覧会
の招待状が届く。それが今日。明日はマンション全戸も招待されるらしいが、明日午後帰京しちゃ
うからね。今日行ってみた。マンション玄関出て10歩で店の入口。500uもある広々した空間に、
パンやケーキを作る工房から売り場、カフェショップなどが入っている。カタカナ会社の後輩とい
う女性と社長とお喋り。そこにカタカナ会社時代の直属の部下だったK君と関連会社にいたО君も
現われた。パン屋もやる新しいカタチの不動産会社なんですってよ。パンとケーキを3つまでお持
ち帰り下さいと言われ、「基本食べないんですけど」なんてムニャムニャ言いながら貰った。家に
帰り、冷凍庫へ。パン好き、ケーキ好きの人に美味しく食べて貰おう。島屋に行き、栗菓子送る。
夜 京都・柳馬場通押小路通上ル「洋食おがた」付きだし:キャベツのマリネ、秋キノコの白和え、
洋食屋のマカロニサラダ(ハーフ)、敦賀の活鯖きずし生姜酢、ローストビーフとクレソンサ
ラダ(ハーフ)、ハンバーグ(100g)1980円、ミニカレー2杯、(メンチカツサンド オミヤ)、
生ビール、赤ワイン「キャンテクラシコ」ボトル @2万1850円
今夜は嬉しい「洋食おがた」。約4ヶ月ぶりである。今や京都の人気洋食店で予約を取りずらい店だ
が、まるで和食のようなメニューが結構あったり、半分の量でもOKだったりと気取らないところ
も愛される所以だろう。秋キノコの白和えや敦賀の活鯖きずし生姜酢などを美味しく頂いた。洋食
屋のマカロニサラダも大好きな料理だが、ハーフにしてもお腹にズシンと来るのが難か。いつも接
客してくれる女性は、何も言わなくても私が好きそうなイタリアワインを取っておいてくれる。今
日も赤ワイン「キャンテクラシコ」。料理は何にするかいろいろ悩むが、食事は必ずミニカレーと
決めている。一番大きなお茶椀で食べたが、どうしてももう1杯食べたい!で、一番一さなお茶椀
でお替わりをしてしまったぞ!ホントにここのカレー大好き!オミヤにはメンチカツサンドだよん。
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9月 29日(土)京都は雨 東京は降ったり止んだり 台風24号沖縄へ 北東に進む予定
朝 家食 「洋食おがた」のメンチカツサンド、野菜のマリネ、茹で卵、野菜と生姜のスープ、飲
むヨーグルト
半年楽しんで来た「半分、青い。」が今日最終回を迎えた。最終回の舞台はきっとふくろう町だな、
と予想していたら当たった。このドラマを演じて来たほぼ全員(写真出演や祝い花の名札出演もあ
ったけど)が顔を揃えたところがいいよね。鈴愛と律もやっと結ばれて大団円を飾る。気が抜けた。
昼 京都・東洞院六角上ル・八百一本館「セイボリー」(2人で)Aセット(野菜サラダ、ビシソワ
ーズスープ、10種のキノコとサーモンのクリームパスタ、パン、コーヒー)2000円、
夜 東京家食 京都「田ごと」の御旅弁当、大根とエノキ茸豆腐の味噌汁、ロカボチーズナッツ
台風が近づいている。こう度々来られても困る!と大文句を言いたいのだが、誰に言ったらいいの
かがわからない。わかったらブリブリ言ってややるんだが。京都では朝からジャージャー雨だ。東
京に帰る支度をして、傘さして八百一本館3階の「セイボリー」へ。こんな雨、しかも帰京の日で
あるが、昨日「リベルテ」の事前内覧会でチラッと会ったK君とランチの約束をしているのだ。同
じような氏名の奥さんと結婚した時は「椿山荘」で行われた披露宴に行った。何年ぶりだろう。十
数年は経っていると思うが、元気にやっているようだ。更に激しくなった雨の中、彼も帰京すると
いうので京都駅まで一緒に。奥さんによろしくね。今夜は京都駅で買った値段のわりに旨い「田ご
と」の御旅弁当で夕食。具だくさんの味噌汁を作ればさらに美味しくなる。あぁ、うんま。無酒日
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9月 30日(日)東京は朝雨 昼前から止む 夜中から暴風雨!
朝 家食 サラダ、茹で卵、大根とエノキ茸豆腐の味噌雑炊、トマト梅、飲むヨーグルト、お茶
昼 曙橋「Coco壱番屋」蒸し鶏ときのこのサラダ298円、パリパリチキンカレー774円、小ライス
−51円、3辛63円、納豆154円、アイスコーヒー103円
不要不急の用事で無ければ外出を控えるように!とテレビでアナウンサーが叫んでいるが、今日は
いろいろ出かけねばならない用事があるのだ。先ずはプラズマ治療院、ランチを摂ってから新宿西
口小田急ハルクにある「ビックカメラ」でA先生と待ち合わせしている。長い傘を持って緊張しな
がら外に出ると、未だ風も強くないし雨も降っていない。ココイチカレーを食べてから「ビックカ
メラ」。今のマンションに入居する時、すべて新しくした家電製品だが、今年は15年目。洗濯機は
既に新しいものと入れ替えたが、例の某プロジェクトを遂行するには他の家電も新しくしよう。テ
レビ2台、ブルーレイ、冷蔵庫、レンジ、トースター、炊飯器、掃除機などなど。A先生と合流し
て次々と買うものを決めていく。昨年京都のマンションのために買った電化製品をベースにして選
ぶからスムーズ。冷蔵庫だけは、野菜室と冷凍庫の位置が現在と同じ東芝に変えた。品数が多いわ
りに早めに買いもの終了!店が入っているビルを出ると青空まで見えた。台風ってホント来るの?
夜 家食 「かつくら」のカツサンドトースト、野菜とエノキ茸豆腐の味噌汁、ロカボナッツ、バ
ナナ、お茶
大規模改修工事はテレビでも見ることが出来る
帰宅してA先生と某プロジェクトの準備。本来なら、夕方近くまでやったら一緒に夕食を摂る予定
だったのだが、遅くなればなる程暴風雨がやって来るという。A先生にはスカイデッキに置いてあ
る物が強風で飛ばされないよう紐で固定して貰った。助かった。デパートや各店舗も早仕舞いした
り、JRでさえ午後8時頃には運転をストップすると言っている。この辺りで飲んだくれていると
帰れなくなっちゃうかもよ、ということでA先生は帰られた。急に家食になってしまったからある
ものでテキトーに夕食としよう。夜遅くなってもの凄い暴風雨がやって来た。激しい風だ!無酒日
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【今週の振り返り】
今さらではあるが、NHKの朝ドラの正式名をご存知ですか?そういえば、そんな名前だったかも、
と遠い記憶を仕舞っておく大脳皮質がほんのちょっと動いた。というのはウソだけど、ついでに言
うと新しい記憶は「海馬」に先ずはファイルされるんだよ。古い記憶は大脳皮質さ。で、朝ドラの
正式名はですねぇ、「連続テレビ小説」と言うのだ。あぁ〜、そう言えば、って言っている人います
ね。あなたの大脳皮質に収納されていたんですよ、それ。その最初の「連続テレビ小説」は1961年
(昭和36年)の「娘と私」。作家獅子文六の自伝的小説が原作だった。2番目の「あしたの風」は
「二十四の瞳」で知られる壺井栄の原作、次の「あかつき」は武者小路実篤の原作、「うず潮」は
林芙美子、「たまゆら」は川端康成と大作家の原作が続き、6作目の樫山文枝が主演した「おはなは
ん」でようやく文芸路線から女性の一代記路線になったのだ。だから今でも「連続テレビ小説」な
のだろうか、という疑問はあるけどね。
1作目から13作目までは一年連続の長丁場ドラマだったが、15作目の大竹しのぶが主演した「水色
の時」(1975年昭和50年)から半年の放送に変わった。17作目の「雲のじゅうたん」は浅茅陽子が
主演した秋田出身の女性飛行士の楽しい話だった。21作目の「おていちゃん」は女優の沢村貞子さ
んのエッセーを元にしたドラマだった。因みに沢村貞子さんは先ごろ亡くなった津川雅彦さんの叔
母で芸能一家の才媛だった。23作目「マー姉ちゃん」は「サザエさん」の誕生話、25作目「なっ
ちゃんの写真館」はカメラマン立木義浩氏の母親がモデルだった。余談だが、大昔私は立木義浩氏
の「変身」という写真集のモデルのひとりだったのだよ。ふふふ。ホントの話だよ。
こんな調子で書いていると今週最終回を迎えた「半分、青い。」までは到底行きつけない。だって
98作目だからね。連ドラ、いや「連続テレビ小説」の話は後日に回すとして「半分、青い。」につ
いて書きたい。
このドラマには魅力的な人が溢れていた。鈴愛(永野芽郁)も律(佐藤健)も鈴愛の母晴さん(松
雪泰子)も律の母和子さん(原田知世)も鈴愛の祖父仙吉さん(中村雅俊)も少女漫画家の秋風羽
織さん(豊川悦司)もそのマネージャーの菱本若菜(井川遥)も漫画家仲間だったボクテこと藤堂
誠(志尊淳)も裕子ちゃん(清野菜名)も鈴愛の娘かんちゃんこと花野(山崎茉里那)もみんな素
敵だった。しかし、私が一番気になっていたのは「喫茶ともしび」のママのまさこ(ふせえり)だ。
他にもあるのかもしれないが、ドラマには登場しなかったので視聴者が知る限り梟商店街では鈴愛
の実家「つくし食堂」と並ぶ唯二の飲食店。昼は鈴愛や律、ブッチャー、菜生の仲良し高校生4人
組「ふくろう会」の面々が下校後集まってはウダウダとだべっている喫茶店で、夜は商店街のオヤ
ジ達が集まるスナックになる。ママのまさこさんの台詞は少ないが、高校生達があれこれ悩む様子
をカップや皿を拭きながらさりげなく聞いているまさこさんの姿がカウンターの向こうに見えると
何となく安心したものだ。
岐阜ふくろう商店街にある「喫茶ともしび」と東京都内にあるマスターシロウ(東根作寿英)が営
む「喫茶おもかげ」は不思議なことに造りがそっくり。「喫茶ともしび」はオレンジっぽいイメー
ジだったが、「喫茶おもかげ」は青。でも入口の感じやテーブルの配置なんかほぼ同じ。ナゼこん
なことになっているのかと言えば、実は・・という裏設定があったらしいのよ。それと言うのも、
ママのまさことマスターシロウはその昔、岐阜で行われた野外音楽イベント「中津川フォークジャ
ンボリー」で出会って交際していた。その後2人は別々の道を歩むことになり、まさこはふくろう
商店街で、シロウは東京で喫茶店を開く。2人が音楽をきっかけに出会ったという裏設定のため、
どっちも店内には音楽を感じさせるセットが組まれたんだってさ。ドラマって観る人だけでなく、
作る人達も存分に楽しんでいますなぁ。
ふくろう会の4人の高校生は毎日のように「喫茶ともしび」で集まっていたようだ。で、毎回地味
っぽいお好み焼きと冷たいドリンクを注文していた。彼らは毎月お小遣いをどのくらい貰っていた
のだろうか。律とブッチャーこと西園寺龍之介(矢本悠馬)は裕福な家庭の息子だから余裕がある
としても、そのブッチャーとその後まさかの結婚した菜生(奈緒)と食堂の娘の鈴愛はそう潤沢で
もなかっただろう。彼らは夕食前のこのおやつにいくら使っていたのか。「喫茶ともしび」のメニ
ューを調べてみると、安いお好み焼きのねぎ焼き380円にブタ玉400円、飲み物はオレンジジュー
ス350円、バナナジュース380円、レスカ380円、クリソ400円。ねぎ焼きとオレンジジュースで
730円になるから、月間ではかなりの額だわなぁ。と指摘しながら、貧乏高校生だった私も、帰宅
前にJR立川駅で下車して、タンメンとか餃子とかたぬきうどんなど啜っておった。あの金はどう
工面したんだったか。因みにオジサン達の夜の出費方面もチェックすると、ビール360円、焼酎
320円、レモンサワー320円、つまみのおでん400円、肉豆腐370円、カボチャ煮290円などなど。
それほど安くはない。
祖父仙吉さん(中村雅俊)のギター弾きながらのサザン良かったなぁ。まるで歌手のようだった。
律の母和子さん(原田知世)がグランドピアノ弾きながら父弥一さん(谷原章介)と歌う「この
広い野原いっぱい」も良かったなぁ。大昔の私のレパートリーでもあった曲だ。
ドラマの隠れた主役の五平餅は残念ながら、あまり好きではないのだが、萩尾家特製「豆腐とベ
ーコンと油揚げのほっこりスープ」は鈴愛の弟草太(上村海成)が「エッグシェフ」勤務体験を
活かしてヒットさせた「つくし食堂の特製カツ丼」も一度食べたかったぞ。
鈴愛が結婚して別れた涼次(間宮祥太郎)やその三叔母藤村三姉妹光江(キムラ緑子)・麦(麻生
祐未)・めあり(須藤理彩)、モアイ像の田辺さん(嶋田久作)、監督の元住吉(斉藤工)さんもい
たけど、鈴愛が忘れようとしていたから、私も忘れていた。
ま、いろいろ書いたけど、半年間存分に楽しませて頂きました。ありがとうございました。
「半分、白い。」ニャんてね
* ちょっと異国に出掛けますので、次回更新は今月下旬かな。
急に気温が下がりましたでのお風邪などひかれませんよう。