パクパク日記8年10月4週

          フィレンツェから帰れば、DSRが刻々と近づいて来る。DSRって何?

 

フェラガモの「イル・ボッロ」  朝のフィレンツェの街

 

10月 22日(月)フィレンツェは晴れ       1€ユーロ=約130

朝 フィレンツェ・ホテルヘルヴェティアアンドブリストル 朝食ヴュッフェ

 

  

 ホテルの朝食ボーノです

 ミケランジェロ広場に建つミケランジェロのダビデ像               アルノ川にかかるベッキオ橋

        赤い屋根が特徴のフィレンツェの街。中でもドゥーものクーポラはひと際目立つ

  フィレンツェから南東に60`にあるアレッツォの街  先ずは聖フランチェスコ教会へ

 聖フランチェスコ教会にはピエロ・デラ・フランチェスカによる「聖十字架伝説」が描かれている

大聖堂のピエロ・デラ・フランチェスカの「マグダラのマリア」       グランデ広場の奥にヴァザーリの生家が

 

先週木曜日からイタリアのフィレンツェに来ている。街のど真ん中の超便利な場所に建つホテルに

6連泊という結構なツァーに参加している。この3日間は半休1回、全休1回という怠け者参加者

であったが、今日は感心なことに(じゃない!それがフツーなの!)早起きしてアレッツォ観光に

行くのだよ。8時に出発して、先ずはフィレンツェの街を見下ろすことが出来るミケランジェロ広

場に行く。初めてこの広場に来た時気温が39度を超えていて、余りの暑さにくらくら〜としたこ

とを覚えている。今日は良い気候だけどね。バスは10時前にアレッツォに到着し、タクシーで聖

フランチェスコ教会へ。3年前にもこの教会に来た。ピエロ・デラ・フランチェスカの傑作である

「聖十字架伝説」のフレスコ画があるのだ。アダムとかシバの女王とかソロモン王も登場して見応

えたっぷりだが、ずっと見上げているからエラク疲れる。坂道の多いこの街は足が悪い人間には移

動がツライ。そんな時はタクシーね。丘の上の大聖堂でこれまたフランチェスカの作品である「マ

グラダのマリア」を鑑賞した。ここアレッツォはフィレンツェで活躍したヴァザーリを輩出した街。

昼 サン・ジェスティーノ・ヴァルダルノ「イル・ボッロ」牛肉のマリネ、スパゲティトマトソー

ス、若鶏のグリル、ティラミス、コーヒー

 

  

       フェラガモ一族が経営する田園リゾート「イル・ボッロ」でワインのティスティングとランチ

 

 フィレンツェ「北京飯店」(自由食・3人で)コーンスープ35€、小籠包4€、焼き餃子4€、

チンゲン菜炒め6€、チキンチャイニーズスパイス8€、海老炒飯6€、ビール小瓶35€、赤

ワイン22€×2杯 3人で975€+10€(チップ)

 

  

 お店の人にまた来たね、と言われた

 

アレッツォから20`離れたサン・ジェスティーノ・ヴァルダルノに行く。ここにはフェラガモが

過疎化した村の家屋や土地を購入して広大なぶどう畑とホテル、レストランなどの田園リゾート

を展開している。その名は「イル・ボッロ」。どうだ!という映像を観た後、ワイナリ―をザッと

見学し、ロゼ、赤、赤、赤の4本ティスティング。ふ〜ん。ショップに連れて行かれ、ワインを

購入した人も。私は買わなかった。さぁランチ!牛肉のマリネは凄いボリュームで食べ切れない。

パスタのトマトソースとチキン味付けが濃いように感じた。ここに宿泊して食事するのも良い

かなぁと思っていたが、この食事だったら特に来なくてもいいか。そのままフィレンツェに帰り、

4日間(私は2日半)お世話になったガイドのKさんとはここでお別れ。ありがとうございまし

た。フィレンツェ40年のKさんは「まんぷく」も「チコちゃん」もしっかりチェックしていた。

夕食は、Y下さんも交えて3人でまたもや「北京飯店」に行ったのだよ。好きだわねぇ、中華。

「どうしてヨーロッパに来て和食とか中華とか食べるのよ!」と言っていたY下さんもチキンチ

ャイニーズスパイスなんかポリポリ食べていてよろしい!(笑)。今夜も赤ワイン2本空いたよ。

                _____________

 

10月 23日(火)フィレンツェは晴れ       

朝 フィレンツェ・ホテルヘルヴェティアアンドブリストル 朝食ヴュッフェ

 

  

          サンサルディ教会付属の元女子修道院の食堂の壁にそれは描かれた

レオナルド・ダ・ヴィンチがフランス滞在中にやはりフランソワ1世に招かれたアンドレア・デル・サルトの「最後の晩餐」

 サンマルコ広場に程近い聖アポロニア修道院。レオナルド・ダ・ヴィンチの工房が近所にあった

      1447年聖アポロニア修道院食堂に描かれたアンドレア・デル・カスターニョの「最後の晩餐」

 

 フィレンツェ「中国城飯店」(自由食・2人で)アスパラガスと蟹かまのスープ4€、広州炒飯

5€、シンガポールカレー味ビーフン6,5€、水(ゴチになった)

 

  

                   ホテルの真ん前はこんなお店がって

                   共和国広場からもと近く、斜め前にはメディチ家のライバルだったストロッツィの宮殿

 

昨夜北京飯店で中華料理をつつきながら、添乗員のHA子さんはこんなことを言った。「明日一日

フリータイムですけど、何も予定立てていないのでしょ?(し、失敬な!その通りではあるが・)

それならお二人を是非ご案内したいところがあるんです。このフィレンツェで無料で観られる2

つの「最後の晩餐」のフレスコ画。カンタンに言うとレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」

のビフォー&アフターをお見せしたいのよ」。「うーむ、気が向いたら行くかも」なんて答えた気

がする。しかし今朝起きた時にはそんな話すっかり忘れていて、30分もかけて見失ったスマホ探

していた。朝食に行った時「行きますよね」と催促されても「どこへよ」なんて言う私だった。

「二日酔い気味だし、止めておくわ」と辞退したのだがA子さんは許してくれない。根負けして

行くことに。915分ホテル前からタクシーでサンサルディ教会付属の元女子修道院へ向かう。

かなり遠い。年代的にはダ・ヴィンチから約30年後の1527年に描かれたアンドレア・デル・サ

ルトの「最後の晩餐」が元女子修道院の食堂の正面壁を飾っていた。柔らかな美しい絵だ。ダ・

ヴィンチやラファエロなどの影響を受けていると言う。無料で、キレイなトイレもあるのに見学

者は誰もいない。待たせていたタクシーでサンマルコ広場に程近い聖アポロニア修道院へ。アン

ドレア・デル・サルトより約80年前に描かれたアンドレア・デル・カスターニョの「最後の晩

餐」のフレスコ画がやはり食堂の壁を飾っている。年代的にも遠近法が未だ確立されていないか

ら、やや平坦な感じもするが、人物の表情や手の描き込みに繊細さを感じる。聖アポロニア修道

院の近くにダ・ヴィンチが働いていた工房があったので、必ずこの絵を見ていた(に違いない)

から少なからず影響があった(に違いない)というのがA子さんの見解だった。かどうかはわか

らないが、良いモノを見せて貰った。ここも無料なのに他に見学者はいないのよ。もったいない。

ホテルに帰って「さて、今日のランチは?」「別の中華にしましょう」「裏の店に行きましょう」。

初の「中国城飯店」はとても美味しいぞ。シンガポールカレー味ビーフンGOOD!ゴチになる。

 フィレンツェ「LA BUSSOLA」(自由食・3人で)具無しピザ(店のサービス)、ブラ

ータフレスカ6€、白トリュフのタリアテッレ34€、フィレ・アラ・ロッシーニ33€、赤ワイン

・キャンテクラシコ2012 30€×2本、水38€×2本 3人で278

 

  

 

「最後の晩餐」を鑑賞した夜はそれこそこの旅の最後の晩餐だった。しかも昨夜に引き続き、Y下

さんもご一緒することになったので、まさに「最後の晩餐」鑑賞組の最後の晩餐。どこで何を食べ

るか。「一昨日食べた白トリュフのタリアテッレもう一度行くとか?」「賛成!」。話はすぐ纏まり、

店の予約もすぐ取れた。一昨日は無酒日にしたけど、今夜は飲むぞー!とまた赤ワインを2本ね。

水牛のフレッシュチーズであるブラータフレスカが実に旨い!白トリュフのタリアテッレはプリモ

ピアットだから、セコンドピアットにはフィレ・アラ・ロッシーニを食べてしまおうかな。ふふ。

牛フィレ肉の上にフォアグラ、その上に黒トリュフ!白と黒のトリュフ競演だぜ。牛肉はA子さん

に半分食べて貰った。たいした期待せずに参加したこの旅だったのに、何だかとても楽しかったぞ。

                _____________

 

10月 24日(水)フィレンツェもフランクフルトも晴れ       

朝 フィレンツェ・ホテルヘルヴェティアアンドブリストル 朝食ヴュッフェ

 

  

 

 フィレンツェ・ホテルヘルヴェティアアンドブリストル 客室にて ローカーボヌードル(鶏

白湯)、トマト梅、バナナ

 

 

夜 ANAフランクフルト=羽田 ビジネスクラス機内食(和食)

 

  

 ビールは3分の1だけ飲む

 

最終日はゆっくりの出発だ。だからパッキングも朝食を終えてからグズグズとやっても間に合う。

12時半に出発して午後2時半の飛行機に乗るからランチを摂る時間が無い。それに備えて、しっか

りローカーボヌードルを持参しているのさ。湯沸かしポットもね。トマト梅もバナナも食べたから

立派なランチだ。さて空港に向かおう。フィレンツェ空港も拡張されて広くなったというので車椅

子をお願いしたのだが、2人いるという車椅子担当は30分待っても来ない。航空会社も「すみませ

ん、プッシュの電話しているんですけど」と恐縮。空港のスタッフなので航空会社もお願いする立

場らしいのだ。添乗員のH・A子さんとアシスタントが迎えに行くと「休憩中だから」と腰を上げ

ないのだとか。イヤハヤ、イタリアだわなぁ。やっと来たのだが、だらだらと歩いて来て「やる気

なぞな〜も無いもんね〜って感じで」。何とかビジネスラウンジまで私を送って行って「何時に迎

えに来るから」と言ったが、もちろん来るわけが無い。迎え時間を20分遅れで別のやる気無し兄

ちゃんが来たのだよ。イタリアって素晴らしいこともたくさんあるけど、あ〜ぁ、何でよ〜〜!と

呆れることも山のようにある。アルベデルチ!フランクフルト空港で長い乗り継ぎ時間を過ごして

ANAの羽田行き。ビールは2口だけ飲んで下げて貰う。映画「OVER DRIVE」など観る。

                _____________

 

10月 25日(木)東京は晴れ

 ANAフランクフルト=羽田 ビジネスクラス機内食

 

  

 

夜 荒木町「おく谷」お通し:五目ひじき煮、カレー大根500円、秋刀魚肝漬け焼き850円、赤天

700円、茄子の胡桃味噌炒め650円、北海道ししゃも850円、塩辛チャーハン800円(オミヤ

:焼きそば800円)、小ビール、麦焼酎 @7240

 

  

 

結局行きと同じく一睡もしないまま午後3時羽田空港に到着。皆様お世話になりました〜!またお

会いしましょうね。洗濯機を回しながら郵便物のチェックを済ませ、「おく谷」に飲みに出かける。

「生ビール小さいコップに半分だけ下さい。医者に叱られるので」。う〜む、つまんねーの!代わり

に焼酎ガンガン飲んで、バリバリ喰ってやるー!料理5品に塩辛炒飯、それに焼きそばもでっか?

注文し過ぎたので、焼きそばはオミヤにして貰った。「腹八分目」はどこに行ったのでしょうかね。

                _____________

 

10月 26日(金)曇りのち晴れ

朝 家食 「おく谷」の焼きそば、揚げ茄子の味噌汁、柿、

 

  

 

昼 家食 卵とツナのサラダ、ブランパン、モロヘイアとトマトのスープ、飲むヨーグルト

 

  

 

午後2時A先生来宅。先日新規購入した有機ELテレビと最新鋭のブルーレイ。それに並んで今

まで使用していたちょっと前のブルーレイも活躍する・・ハズだったのだが、映像はOKでもナ

ゼか音声が出ない、なんてことになっちゃってそれを直しに来てくれた。ま、別の用件もあった

のだが。ところが大苦戦。メーカーの東芝に電話して指示を受け、あれこれやってみるがどうも

うまく行かない。夕食の店の予約時間が過ぎても出来ない。お店に遅れる旨連絡したものの、結

局「アッ!音が出た!」と歓声が上がるまで1時間半経ってしまった。でも直って良かったよ!

夜 舟町「てるなり」(2人で)本日の酒肴三品(鰹漬け・カンパチなめろう・鰤南蛮漬け1000円、

胡瓜の叩き南蛮漬け600円、ボルドー風煮卵イクラ載せ600円、焼き酒盗と炙りベーコン入り

ポテトサラダ800円、ちりめんジャコオムレツ牛スープ餡かけ1000円、メンチカツ1600円、

牛スジラーメン600円×2、ビール1杯、麦焼酎「一粒の麦」ボトル 2人で1万2712

 

  

 

6時半に予約していた「てるなり」に8時過ぎに行ったのだが、金曜日なのに客は半分程度だった。

やっぱりこの店の胡瓜の叩き南蛮漬けは旨いね。酒の肴には最高だ。でも煮卵にはイクラとかオム

レツにはちりめんジャコとかプリン体一族が料理に乗っかっていて、私はエラク困るのだよ。料理

はもっとシンプルでいいんでないのかなぁ。メンチカツ、牛スジラーメン食べて満腹。麦焼酎ボト

ルも2人でちょうど1本空いた。A先生、今日もお世話になりました。帰宅して「チコちゃん」だ。

                _____________

 

10月 27日(土)朝のうち雨のち晴れ

朝 家食 サラダ、茹で卵、チーズ、ブランパン、玉子とコーンのスープ、飲むヨーグルト

 

  

 

昼 曙橋「Coco壱番屋」サラダ185円、牡蠣フライほうれん草カレー1100円、3辛63円、小ラ

イス−51円、アイスコーヒー103円=1400

 

  

 

乃木坂の歯科医院→曙橋のプラズマ治療院のハシゴの日。乃木坂の歯科医院の斜め前はジャニーズ

事務所だが、長年通っていてもジャニーズのタレントは見かけたことは無い。ここはトップ層だけ

でタレントはいないんだった。でもその事務所も近所のビルに移転したという噂を聞いた。確かに、

もともと静かな建物だったが、今は人気(ひとけ)を感じないものなぁ。まぁどうでも良いことな

のだが。歯科を終えて曙橋へ。ランチはoco壱番屋」。美味しく牡蠣フライカレーを食べている

のに、隣では外国人大声男子と日本人小声男子。外国人大声男子が「次!中絶」「次!死刑」「次!

自殺」なんてお題を出して日本人小声男子に意見を言わせている。ボソボソ日本人に、激しく突っ

込みを入れながら。ディベートだか何だかわからないけど、食事しながら聞く話でも話す話でも無

いと思うよ。お陰でちっとも美味しくなくなった。飲食店でそうゆうのは止めて。1400円返して!

夜 家食 焼売、きんぴらごぼう、ハラミ鮭おにぎり、大根とエノキ茸豆腐の味噌汁、柿

 

 

集中して10月1週分のパクパク日記を作成し、午後8時前ようやくアップ。今月末になるかもと

思っていたのでホッとしたが、次がねぇいつになるのやら。ランチしたココイチではスペイン系男

子発言以外にもう一つ驚きがあった。ガテンっぽい兄ちゃんが座っていたテーブルには見たことが

無い大きな皿。「こんな大きな皿の料理ってナニ?」と質問すると「ライス600g以上のカレーです」。

600gのライスだって!!!私は小ライス200gを注文していつも50gは最低残す。よって150g

後だ。その4倍を食べるっちゅうことだな。それだけの糖質を摂るなら激しいスポーツをする選手

とか肉体労働でもしないと血糖値が凄いことになってまうわね。恐ろしい話であるぞ。そう思って

今夜の家食には111gのハラミ鮭おにぎりにした。それでも糖質は38gくらいあるのだよ。無酒日

                _____________

 

10月 28日(日)晴れ

朝 家食 コールスローサラダ、大根とエノキ茸豆腐の味噌雑炊、飲むヨーグルト

 

  

 

昼のおやつ バナナ

夜 荒木町「やくみや」2人で)お通し:シリシリ、さっぱりピクルス500円、ほうれん草と菊

花和え、柿と椎茸の白和え700円、きゃべつ焼売400円×2、ヤリイカガーリックソティ

900円、牡蠣フライ1000円、麻婆豆腐800円、ご飯、味噌汁、小さいビール、麦焼酎 

2人で4合  2人で13600

 

  

 

午後2時、大S子さんが来てくれた。直前となったDSRprjのお手伝いに併せて、S子さんに合

う洋服やバッグ探しをしようということで。一人でノロノロやっていた準備も、バイタリティ溢れ

る大S子さんにかかれば、バリバリ進む。ガガガっと片付く。鍬でゆっくり耕していた所に大型の

ブルドーザーが現れたって感じだね。瞬く間に数十足の靴も捨てられ、コート類の分類も済み、使

用頻度の低い物の移動も済んだ。凄い!ありがとう!そして大S子さんが自宅に持って行く荷物も

凄いことになった。ホント、これ1人で1回で運ぶの?タクシー使うから大丈夫っすよ。ではお疲

れ様会は「やくみや」で。たくさん食べましょう。で、い〜っぱい飲んで、い〜っぱい食べたのだ。

               _____________

【今週の振り返り】

毎年、気の重い人間ドックは8月最終日から1泊2日受診すると決めている。「避暑転地遊び」を

2ヶ月間あちこちたっぷり楽しんだ後、天国から一気に地獄に向かうがごとく悲愴な覚悟で(ち

ょっと大袈裟だわね)人間ドックに向かうのだ。ここは涼しくて結構であるぞ、なんてウキウキ

しているからドックのことなどつゆも思い出さない。遊び終わって、ふっと気づくと「明日です」

ってなことになる。ドキドキ待つ時間は短い方がいい。もう一つ大事なことはツライこと(この

場合はドック)を終えた後、お楽しみも用意しておくとツラさに立ち向かえる。ところが、昨年

なんぞドックに加え大腸ポリープの切除も同時に行ったから、魔の3日間が終わってから「超流

動食のみを食し1週間自宅で安静!」(当然禁酒も😢)なんて鬼のようなことを医師に命令され、

思い出したくもない日々を過ごした。ホント心身共にツラかったので、性格が悪くなった。あぁ

ゆうことはこれからしたくないなぁ。

 

あれは7月だっただろうか。パソコンを中心にお世話になっているA先生からこんな提案があっ

た。「思い切って四谷のマンション、断捨離しませんか。溜まりに溜まったものを全部捨てたら

快適な住まいになりますよ。ついでに家中を掃除して貰って、カーテンなどもクリーニングすれ

ばピッカピカの部屋になるじゃないですか。是非今年中に大断捨離しませんか。やりましょうよ」。

私がどう答えたか、もう予測はついておいでではないだろうか。はい、その通り、正解でーーす。

「断捨離かぁ。確かにね。でも、まぁいいわ、それは」。しかし、A先生はメゲナイ。「いいわ、

ってことは面倒くさいということですよね。面倒くさくなく断捨離が出来るのならどうですか?」

「そんなのムリでしょ。私が何もしないで断捨離なんて。だからその話はもう止めましょうよ」

「夢子さんは座っていて、判断だけすればいいんです。要る、要らない、その判断だけして貰え

れば、僕やいろんな人が手足になって業者にやって貰いますから」。僕たちも家のリニューアルを

する時、断捨離とハウスクリーニングしましたが、もうホントに綺麗になってその時の気持ち良

さったら無いですよ」。A先生は決して諦めないのだった。更に「昨年の夢子さんのお誕生日は

夢子カレーのレトルト化でしたが、今年の僕らのプレゼントは断捨離にしようと決めているので

す」。ゲェ〜〜!困ったなぁ・・どうしよ・・。

 

押し切られそうになりながらも、キチンと承諾の返事をしないままその日は別れた。しかし、A

先生から追いかけるようにしてメールが来た。「涼しくなった頃が良いと思いますが、合計3日間

連続して断捨離出来る日の候補を3個所考えて下さい」。「断捨離のメンバー候補ですが、姪御さん

と甥御さんと大阪のキョウコさんと僕、後方部隊にマキコという陣容でいかがでしょうか。既にキ

ョウコさんには連絡して快諾を得ています」。じぇじぇじぇ(懐かしっ!)、諦めるどころか事態は

どんどん進んでいるではないか。更には「僕たちが頼んだことのある業者をお願いしようと思うの

でご安心ください」って。もうやらないワケにはいかないじゃないか!

 

何にでもネーミングから始まる私だから[DSRprj]と名付けた。断捨離日程も10月中旬、11月

初旬、12月中旬の3カ所を取ったとA先生に連絡した。「いい名前をつけましたね。[DSRprj]

メンバーの都合を聞いたら、全員都合が良いのは11月初旬となった。あぁ、決まっちまった。こ

れでは止めるとは言えなくなったぞ。一度腹を括れば、私だって女だ。いろいろ考えた。どうせやる

なら、この際徹底的にやってやろうじゃないか。もう15年目となる電化製品を全部買い直そうじゃ

ないか。窓ガラスの遮光フィルムも貼り直そう。破れた障子も張り替えよう。バスタブやブラインド

も新しくしよう。そうだ、トイレも新品にしちゃうぞ!

 

決行日は11月1日。午前8時現地(私の家だす)集合!

来週の木曜日である。

                 断捨離ってニャンですの?  キッ!

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