パクパク日記18年12月1週かよう

火曜日京都から帰って、金曜日から食の都リヨンに飛んだ

 

       ポール・ボキューズ市場  リヨン光の祭典

 

12月 3日(月)京都は午前中雨 のち曇り 暖か

朝 家食 たっぷり野菜のポトフ、チーズ、ブランパン、飲むヨーグルト

 

  

 

昼 家食 油揚げのきざみ卵とじ信州蕎麦

 

  

 

1118日の夕方京都の駅に着いてから早3週間弱。いよいよ明日東京に帰る。明日は南座で歌舞

伎を観てからそのまま帰る予定なので後始末を今日のうちにかなりやっておかねば。客間は既に済

んでいるから、今日は自分の寝室がターゲット。昨日タオルケットは洗ったから今日はシーツなど

ね。その間に「えきねっと」を退会して新しく会員になる手続きをした。「スマートEX」はJR東海

なので、JR東日本の「えきねっと」も必要なのよ。入会してから年末年始の切符を予約した。これ

で良し!と。ランチは中K子さんから貰った信州蕎麦を刻んだ油揚げと卵2個で綴じて食べる。旨

い!明日のランチもこれにしよう。夜まで雨が降る恐れありという予報だったが、青空が見えるぞ。

夜 京都・祇園「かぼちゃのたね」お通し:魚の南蛮揚げ、おぼろ豆腐700円、大根と油揚げ煮

  500円、鰯の生姜煮800円、的矢の牡蠣フライ1000円、近江赤こんにゃく500円、鰻(小)

蒲焼き1600円、ポテトサラダ650円、生ビール小400円、麦焼酎「二階堂」500円ダブルロ

ック×2杯 @6850

 

  

 

先月から2ヵ月連続で吉例顔見世興行東西合同大歌舞伎を行っている南座夜の部に行く。一列目は

確保出来たが、24番というかなり右側の席で寄り目になりそう。最初にドカンと大きな演目。「義

経千本桜」の木の実、小金吾討死、すし屋の場である。今月の目玉は、いがみの権太を仁左衛門、

若葉の内侍の孝太郎、主馬小金吾に千之助という祖父、父、孫の松嶋屋三代の競演である。おまけ

に権太の女房小せんを仁左衛門の兄秀太郎が演じた。弥助実は維盛に時蔵、娘お里は扇雀、鮨屋弥

左衛門に左團次、その女房お米に竹三郎、梶原平三景時に梅玉。18歳になった(早ッ!)千之助君

大奮闘だったが、まぁこれからだね。憎まれ役のいがみの権太だが、仁左衛門が演じると憎らしい

のにちょっとお茶目って感じが魅力的だ。それに何と言ってもカッコいいし!鮨屋入口の引き戸が

半分しか開かないハプニングに役者諸氏も苦笑い。午後420分に座ったが「義経千本桜」が終

わったのが午後715分。もう3時間座っていたことになる。この後、鴈治郎の「面かぶり」と

「弁天娘女男白浪」、そして千之助君と鷹之資君の「三社祭」があるが、礼する。初めての店「か

ぼちゃのたね」に行く。獅童さんが時々見える店らしい。鰻丼でも鰻重でもなく鰻蒲焼き。エラク

柔らかで頼りない。大根と油揚げ煮とポテサラが美味しかった。降らなかった雨、パラパラと来た。

                   ______________

 

12月 4日(火)京都は曇り 東京も曇り   師走なのに西日本東日本で夏日! あぢあぢ

朝 家食 最後のたっぷり野菜のポトフ、茹で卵、チーズ、ブランパン、飲むヨーグルト

 

  

 

昼 家食 油揚げのきざみ卵とじ信州蕎麦、卵とポテトのサラダ

 

  

 

帰京日なので朝から忙しく、「菅原伝授手習鑑」、「鳥辺山心中」は失礼して昼の部の3つ目の演目か

ら南座に行った。S席2万5千円もするのにもったいないが、帰京日に当たってしまったので仕方

がない。目当ての芝居は森鴎外原作・宇野信夫作・演出の「ぢいさんばあさん」。美濃部伊織に仁

左衛門、妻るんに時蔵、下嶋甚右衛門に芝翫、甥の久弥に愛之助、その妻きくに孝太郎。昔、仁左

衛門の伊織と玉三郎のるんを観て、何と美しいう夫婦のだろうと唸った。以来この芝居の大ファン

だ。とはいえ、いつだったか三津五郎の伊織は爽やかで良かったが、福助のるんは毒々しい感じで

ちとなんではあったことも。う〜ん、時蔵のるんもいいねぇ。で、伊織はやっぱり松嶋屋!年末の

この顔見世興行東西合同大歌舞伎では、京都花街の舞妓・芸妓さんがズラリと左右の桟敷席に座る。

今日は先斗町のキレイどころがご見物だ。最後に藤十郎一家の「恋飛脚大和往来」があるが、遅く

なるので失礼して京都駅に向かう。京都駅の老舗弁当売り場でまたしても「田毎」の御旅弁当購入。

夜 東京家食 「田毎」の御旅弁当、野菜とエノキ茸豆腐の味噌汁、福島の実しらず柿、お茶

 

  

 

1本早い新幹線に乗れたので、宅配便の再配達に間に合った。これも入れて留守中に来ていた荷物

6個だった。お弁当は買って来たが、他には食べるものが無いのでコンビニに買い物に行った。

レジでハタと気が付く。「あっ!お財布忘れた!すみません、取りに行って来ます!」。レジのオジ

サン笑っていた。再び行くと「持って来たつもりだったんですよね、人間うっかりするから」「いえ、

ズボンの後ろポケットに家の鍵とスマホ入れて、これで良し!と言って出て来たのでお金のことは

欠落していました・・」。プチアルツを心配しないとイケナイかも。送って頂いた福島の実しらず柿

が懐かしくも美味しい。キョウコとユリちゃんから足首ウォーマーのプレゼント!嬉しい!無酒日

               ______________

 

12月 5日(水)曇りのち晴れ  今日も暖か

朝 家食 野菜とエノキ茸豆腐の味噌雑炊、福島の実しらず柿、飲むヨーグルト

 

  

 

昼 六本木・東京ミッドタウン「糖朝」ランチセット:酸辣湯麺+ミニサラダ+ウーロン茶1080

 

  

 

朝食後、礼状2通、手紙1通を書くのに手間取り、慌ててお風呂に入って歯医者へ。12時半に終わ

って「昼ドキに突入しているからブランパンは売り切れだろうな」、とナチュラルローソンに入ると

あるではないか!ブランパンが一杯!!つい興奮した。どっさりのブランパンをぶら下げて東京ミ

ッドタウンの「糖朝」へ。初めて入ってみたら、セルフシステムなのだった。だから、本場香港や

京都島屋の店と比べてチープな感じ。ま、安いから良しとするか。今日と明日は家食のつもりで

ある。地下にあるスーパーでアレコレ買い求めたら、手が引きちぎれそうな大荷物になってしもた。

夜 家食 おでん、聖護院大根とセロリの昆布和え、ネギ納豆、ご飯、キャベツと茸と豆腐の味噌

汁、福島の実しらず柿

 

  

 

歯が痛い。今日の歯科医では2ヵ所歯茎を縫合された。だから厳密には歯が痛いのではなく、歯茎

の傷が痛いのだ。仕方ないので鎮痛剤のご厄介になる。明後日朝フランスの旅の出発だから、ボチ

ボチと旅支度もせねばな。でも昨日京都から帰って来たばかりだから、なかなかその気にならず。

それよりパクパク日記の作成に励もう。夕食はおでんや具だくさんの味噌汁、ネギ納豆など。どれ

も地味だが、結構好きなんだよね、こうゆう食事。聖護院大根とセロリの昆布和えも旨し。無酒日

               ______________

 

12月 6日(木)雨 一気に気温下がる

朝 家食 サラダ、茹で卵、チーズ、ブランパン、キャベツと茸と豆腐の味噌汁、福島の実しらず

柿、飲むヨーグルト、キャベツと茸と豆腐の味噌汁、福島の実しらず柿

 

  

 

昼 家食 深大寺蕎麦(玉ねぎ揚げ、卵入り)、福島の実しらず柿

 

  

 

 

K岩から猫カレンダー東京自宅用が送られて来た。既に京都の家用は到着している。高価なカレン

ダーなのに2部も頂いた申し訳ない。今回はおでん出汁のおまけまでついて。明日朝出発だから、

荷造りも本気モードにならねばな。訪問地はエラク寒いらしいから厚着の準備をしよう。昔は何枚

も重ね着をしてものだが、ユニクロのヒートテックが登場すると重ね着不要となった。その上極暖

まで開発されて有難く思っている。午後1時半、断捨離最終となる第7ステージのバスルーム改装

工事の下見と打ち合わせに3名来宅。現在のバスルームをすべて取り壊して新しく造るので、あち

こち測ったり叩いたり。慎重な下調べが必要みたいよ。後刻バスルームを覗いたら、その時使った

らしい計器を忘れて行かれた(笑)。無いとたぶん困るわなぁ。契約をしたので半額を振り込んだ。

夜 家食 アボガドチキンサラダ、鶏唐揚げ、モヤシ炒め、おでん、ネギ納豆、ご飯、キャベツと

茸と豆腐の味噌汁、福島の実しらず柿

 

  

 オカズが多過ぎます!!!

 

12月は旅が多い。旅に出ると原則(って何よ!)酒を飲む。すると無酒日が極端に減ってしまい

エラク苦労する。だから旅前はせっせと無酒日とせねばならん、ということで昨夜に続き、今夜も

家食+無酒日。しかも旅の前日だから残った食料は全部食べねばと食卓に並べたら凄い量の夕食に

なってしもうた。モヤシ炒めと昨日のおでんの残りが余計だった。時間をかけてやっと食べたが、

食後は口もキキタク無いほど(ひとり暮らしだから喋る必要も無いんだけどね、ハハハ)満腹!!

               ______________

 

12月 7日(金)東京は曇り フランスパリは夕方雨が止む

第1食 家食 ハムポテトサラダ、ブランパン、酸辣湯スープ、飲むヨーグルト  

 

  

 

第2食 ANA羽田=パリ ビジネスクラス機内食(和食)

 

  

 ビールは缶の半分だけね

 

第3食 ANA羽田=パリ ビジネスクラス機内食(サラダ、一風堂味噌ラーメン)

 

 

 

今日からフランスに行く。グループの皆さんはJALで行くのだが、私はANAに乗って独りで

パリに向かう。と言いながら羽田空港で添乗員のK野さんにお会いした。今年の2月パリノホテ

ルクリヨン滞在の旅以来だ。それじゃぁK野さん、お先にどうぞ、パリのリヨン行きのゲートで

お会いしましょう!ANAのオーディオプログラムには観たい映画がいっぱい!嬉しいなぁ。早

速カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」を観る。も

っと早く観るつもりだったが、なかなか飛行機でやらなかったのよね。リリー・フランキー、安

藤さくら、樹木希林、松岡茉優などの出演。テーマは重いものだが、海水浴を楽しむ6人家族は

人も羨むようなホンモノの家族だった。次は「カメラを止めるな!」ネタバレになるから内容に

は触れないが、ここ数年観た映画(たいした本数ではないけど)の中では12位を争う程面白

かった。この2本の映画を観て満足したのか、あとは軽いビデオで流す。テレ朝「激レアさんを

連れてきた」、「チコちゃんに叱られる」とかね。食事はいつもの和食、2食目は味噌ラーメンね。

第4食 パリ・シャルル・ドゴール空港第2ターミナルF おにぎり

 

  

スペイン人サンチアゴ・カラトラバ設計のリヨン・サンテグジュペリ空港      ソフィテル・リヨン・ベルクールホテルの客室

 

ANAはパリのシャルル・ド・ゴール空港の第1ターミナルに到着する。ヨーロッパ近郊やフランス国内に

行くエールフランス航空は第2ターミナルから出発する。空港内移動は車椅子をお願いしているの

だが、このターミナル移動が超タイヘンだった。結果的には@車椅子A車B車椅子と3人のスタッ

フのリレーが行われ、時間は1時間近くかかったのである。あ〜ぁ疲れたよ〜。その上、やっと到

着した第2ターミナルのFに行ってみたら、エールフランスのラウンジは「もう満席だから入れな

いよ!」って。凄く長い乗り継ぎ時間なのにぃ、プンプン!そこに添乗員K野さんが登場して「他

の皆さん、諦めてベンチでお待ちです」と慰めてくれた。仕方ない、ベンチで待つか。寒い上にヒ

モジイ。持って来たおにぎりを食べた。パリに着いて約5時間後の午後9時半、ようやくリヨン行

きが飛んだ。疲れた、眠い、ムチャ眠い。日本では午前5時だもんな。1035分リヨン空港到着、

さらにホテルに着いたらもう12時を回っていた。はぁ〜。ウィスキー2口飲んで寝たのが2時!

______________

 

12月 8日(土)フランス・リヨンは降ったり止んだり   1ユーロ€=約130円

朝 ソフィテル・リヨン・ベルクール 朝食ヴュッフェ

 

  ホテル最上階8階の☆レストランで朝食を摂る               ベルクール広場に近いソフィテルホテル

            リヨン発祥の地フルヴィエールの丘に建つノートルダム・バジリカ聖堂

     フルヴィエールの丘の展望台からリヨンの街を一望する         光の祭典開催中だから警備もしっかり   

          レ・アル・ポール・ボキューズ市場には美味しそうな食料品が溢れている

飼育に1羽10uが義務のブレス鶏         フランスでもKAKI         オリーブ漬けもいろいろ   

「リヨンの台所」のこの市場にかつてポール・ボキューズも通った由         街にはローヌ川とソーヌ川が流れる 

 

昼 リヨン「LaTassee」(自由食)アミューズ:カリフラワーとマロンのスープ、パン、ク

ネル(川カマスの摺り身)の魚介類ソース、水 @30€(チップ込み)

 

  

 クネルに濃厚なソースが!

 

昨夜2時に寝たのに、3時間後の5時には目が覚めて眠れなくなった。ま、海外2日目っていつ

もこんなもんよね。じゃ起きるか。待て待て、海外にいても膝や股関節の運動はやるんだろ?は

い、もちろんでございます、旦那様。ってことで狭いのにやけに高さがあるツインベッドの上で

17,8分運動。血圧を上るためにメディカルグリップを握ること11分。こうしてよくやくシ

ャワーを浴びる体調に持って行く。いきなりシャワー浴びて脳梗塞なんてのはイヤだからね。朝

食はホテル最上階8階の1ツ星レストランでのヴュッフェ。眺めが素晴らしいらしいのだが、朝

早いから未だ窓の外は真っ暗だ。なかなか品数も多いし上品な朝食ヴュッフェで気に入ったぞ。

このホテルに3泊だ。午前中はリヨン観光。生憎の雨だが、先ずはリヨン発祥の地と言われる

ルヴィエールの丘へ。途中で紀元前15年に造られた古代ローマ劇場が見えた。丘の上に建つの

は金のマリア様をノートルダム・バジリカ聖堂の内部はそれは美しい。そして展望台からはリヨ

ンの街が一望出来た。丘を下りて世界遺産の旧市街・歴史地区のトラブールに皆さんは見学に行

かれたが、歩きにくい場所と聞き、私だけバスの中で読書。バスから眺めていると、観光客の多

さに驚く。6日から明日の9日まで行われる「光の祭典」見学に観光客がドッと押し寄せている

らしい。見学の最後は、リヨンの台所と呼ばれるレ・アル・ポール・ボキューズ市場へ。残念な

がら名シェフのポール・ボキューズ氏は今年亡くなってしまったが、リヨン近郊には50年以上

☆☆☆の彼のレストランがある。ボキューズ氏は若い頃この市場に買い物に来たそうだ。彼の名

前を冠した市場は、海産物、精肉と肉製品、チーズ、野菜、果物、菓子などに溢れて魅力一杯!

自由食だったランチは添乗員のK野さんの提案でホテル近くの店で軽食を摂ることに。川カマス

の摺り身にソースをかけたクネルだけ注文したのだが、アミューズだパンだと出て来るとかなり

の量になってしまう。完食したのは私とK野さんだけ?皆さんはボキューズ氏孫娘のチョコ店へ。

夜 リヨン「テテドア」ミシュラン☆(アミューズ3品:メルルーサと胡桃・揚げフェンネル等、

フォアグラ ハイビスカスとフルーツ添え、プレイス(鰈科)を蟹・ポテト・パプリカ・野

菜キノコと共に、ココナツミルクとトマトを使った仔羊料理、プレデセール:パイナップル

・マンゴーのシャーベット、リンゴとヘーゼルナッツ、レモンを使ったデセール、カモミー

ルティ)、ビール小、白ワイン、赤ワイン

 

  

バジリカ聖堂のミサのため麓から歩いて来た信者達   坂の途中に「テテドア」はある    レストランからの夜景の眺め

 

部屋に帰って本を読みだしたのだが、極端な寝不足なので気がつけばベッドに頭だけ突っ伏してう

たた寝。5,6分ウツラウツラしイカンイカンと起きて5行程読むと、またコックリコックリ・・。

しっかり寝たら明日朝まで寝てしまいそうで怖いのだ。やっと夜になり、着替えてバスで夕食を摂

るレストランに向かう。午前中登ったフルヴィエールの丘の中腹にある☆のレストランだ。光の祭

典をやっている今、リヨンは厳しい交通規制が敷かれていて車で進めるのは途中まで。そこから坂

を上っていかねばならないのだよ😢皆さんとは周回遅れ程遅れてようやくクリスチャン・テテドア

シェフの店に到着。気温は低いのに汗びっしょりだよ。個室のベランダからは美しいリヨンの街の

夜景が。旅行会社が作成してくれた日本語メニューが配られたのだが、メイン料理には「山羊料理」

と。ほぼ全員「ヤギかぁ」と何とも言えない気持ちで思っていたら、「アッ、皆さんすみませーん。

山羊じゃなくて仔羊です!」とK野さん。皆さんの肩がふっと下りた。帰路光の祭典の作品を観る。

               ______________

 

12月 9日(日)リヨンもべルージュもォワンも降ったり止んだり 

朝 ソフィテル・リヨン・ベルクール 朝食ヴュッフェ

 

  

     ローヌ地方の美しい村めぐりの最初はリヨン郊外北東36`にあるペルージュ

 中世の面影が残る村の中心には、フランス革命時からある「自由の木」となづけられた菩提樹が

「フランスの最も美しい村」のひとつのペルージュはイタリア・ペルージャから移り住んだガリア人が築いた 

   

昼 ォワン「ターブルデュドンジョン」アミューズ:肉のパイ包み、栗南瓜のピューレチョリソソ

ーセージ入り、エイヒレの低温蒸しアイオリソース、無花果とプラムジャムベルベンヌのムー

ス 自家製スぺキュロスを敷いて、ミニャルディーズ焼き菓子

 

  

          小高い丘の上にあるレストランからピエール・ドレ地方の素晴らしい眺め

 「黄金の石の国」と呼ばれ、1000年の歴史を持つォワンも「フランスの美しい村」のひとつ 

  リヨンに戻って有名なだまし絵を見学      「星の王子さま」のサン・テグジュペリやポール・ボキューズはリヨン出身

 

3日目の今日はリヨン近郊に点在する「フランスの美しい村」を訪ねる。相変わらずお天気は悪い。

ソムリエにしてガイドでもあるスナコさんによると、去年と今年は暖冬で、気温が高い代わりに雨

が多いのだとか。「冬こんなに雨が降るとワイン生産者は皆喜んでいます」って。先ずは北東に36

`走ったペルージャ村へ。「フランスの美しい村」は厳しい選定基準があるが、現在フランス全土

158を数える。ペルージャ村はその一つだ。その昔、イタリアのペルージャ(ほら、中田英寿が

プレイした街よ)から移り住んだガリア人が築いた村だからペルージュと呼ばれているそうだ。北

海道の広島とかハワイ島のヒロと同じね。小さな村の真ん中にはフランス革命時からあるという菩

提樹があり、その周りにクリスマスマーケットの小さな店が商品を並べていた。次に向かったのは

「黄金の石の国」という異名を持つォワンの村。昼ドキになったので村の一番奥にあるレストラン

でランチ。意外にオシャレなお店で料理も美味しかった。セボン!村をぶらぶら歩いていたら、大

きな虹が!今日の午後だけで虹を4つ見た。青空は一瞬にして消えて強風と雨!ナンテこった。リ

ヨンに帰ってだまし絵を見る。市内のあちこちにあるそうだが、リヨン出身の著名人を建物の住人

に描いただまし絵を見学。サン・テグジュペリやポール・ボキューズ、サッカーの監督などがいた。

夜 ソフィテル・リヨン・ベルクール「シルク」(自由食)リヨン風サラダ、ゴルゴンゾーラチーズ

のリゾット、赤ワイン2杯 @428€+チップ5€

 

リヨン市内300ヵ所以上がライトアップされる 今年は12月6日から9日までの4日間  光のオブジェ作品のリーフレットも充実

      光の祭典はこんな風らしいよ。これ見てすっかり満足してしまい、実際の祭典には行かず仕舞い

 

今年のリヨン「光の祭典」は今日が最終日。希望者はホテル1階にあるブラッスリー「シルク」

でカンタンな夕食を摂って祭典の見学に行かれる。かなり歩くそうだし、雨で傘さして夜歩くの

は私には至難の業。食事だけ一緒にして私は留守番組。でも「光の祭典」の資料をじっくり読み

込んだから既に行って来たような気分だけどね。サラダとリゾットを注文したのだが、どっちも

量が多くかなり残してしまった。味は悪くないのにね。皆さんは9時出発。未だ睡眠不足は解消

していないから、早く寝る良いチャンスだ。明日移動するので半分パッキングして9時半就寝。

               ______________

【今週の振り返り】

今年2回目のフランスだ。2月パリのホテルドクリヨンに5連泊して、パリと郊外にも足を延ば

した。今回はリヨンと明日移動するブルゴーニュ地方の旅である。フランスの地図を広げてみる。

2015年前まではコルシカ島を含む本土地域圏は22あったが、2016年再編が行われて、

13(他に海外地域圏が5)の地域圏となった。行ったことがあるかどうかジロジロと地域圏一

覧を眺める。行った、行った、行った・・・行った、行った・・・。結果発表!行ったことが無

いのはフランス最北部オー・ド・フランス地域圏(首府リール)だけだった。北はイギリスとの

間にあるカレー海峡(美味しそう!)、東はベルギーだ。5つの海外地域圏もジックリ見てみた

ら、何とギュイアンヌ(首府カイエンヌ)にも行っているのである。南アメリカ大陸の北東部に

ある仏領ギアナである。ガイアナ、スリナム、そして仏領ギアナの旅ではエラク苦労したことを

思い出した。

 

良い機会だから、少し長くなるが、行ったことのあるフランスの地域圏を挙げてみる。アルザス・

ロレーヌ、シャンパーニュ・アルデンヌを含む東部にありドイツ語を使うグラン・テスト地域

(首府ストラスブール)、ボルドーを首府とするワインが美味しいアキテーヌを中心とする新地

域でヌーヴェル・アキテーヌ地方、ディジョンを首府とするここもワインが美味しいブルゴー

ニュ・フランシュ・コンテ地域圏、レンヌが首府でケルトの独特の文化を持つブルターニュ地

域圏、オルレアンを首府とするフランス北寄り中央部に位置するサントル・ヴァル・ド・ロワ

ール地域圏、パリを中心とするイル・ド・フランス地域圏、ラグビーが盛んでトリュフもフォ

アグラも美味しいトゥールーズを首府とするオクシタニー地域圏、ルーアンが首府のノルマン

ディー地域圏、ナントが首府でロワール川流域にあるペイ・ド・ラ・ロワール地域圏、マルセ

イユが首府でプロヴァンスおよびニース伯領、オランジェ公領、教皇領、ドーフィネの一部で

構成されるプロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール、アルジェシオが首府のコルシカ島の

コルス地方公共団体、そして今回訪れているリヨンが首府のオーヴェルニ地域圏・ローヌ・ア

ルプ地域圏。ふぅ〜。

 

フランスという国が好きだから、度々訪れているのだと思うが、こうして行った地域圏を思い

出してみると、あの町々が同じフランスとは思えないような多様性を持っているのがフランス

なのだと思う。プロヴァンスとブルターニュが同じ国?ストラスブールとマルセイユが同じ国

の都市?ノルマンディーとブルゴーニュが同じフランス?ってな具合である。しかし、どの地

方も食べ物が美味しい。特徴がある美味しさだ。中でもリヨンはつとに美食の街として知られ

ている。そのリヨンはかなり前に泊まったことがある。しかし、空港近くのホテルにたった1

泊だけして、すぐボジョレーに移動してしまったから行ったことが無いのも同然だよな。やっ

ぱりキチンとリヨンに滞在し、キチンと美味しい料理を食べねばならぬ。そうして私はリヨン

に来た。

 

リヨンは近郊を含めて160万人を越えるフランス第2の都市圏だ。北東からはローヌ川が流

れ込み、北からはソーヌ川が。その2つの川はリヨンの南で合流する。14世紀フランス王国

に併合され、15世紀フランス王フランソワ1世から特権を与えられて北イタリアと通商が始

まり、絹織物産業が発展して栄えた。現在は「絹の街」の他に「美食の街」、「金融の街」、「ハ

イテクの街」、「映画の街」、「光の街」などたくさんのニックネームを持つリヨンなのだ。そう

言えば、「美食の街」と言われながら、これまでリヨンにはミシュラン3ツ星を獲得した店が

無かったという話を聞いた。でも今年の2月発表された2018ミシュランによると日本人シェフ

も「TakaoTakano」が2つ星を獲得した由。

 

今は、すっかり光の芸術作品の競演会となった光の祭典だが、そもそもリヨンの光の祭典「フ

ェット・デ・リュミエール」が行われることになったのは、14世紀ペストが大流行した時にま

で遡る。リヨンの人々がフルヴィエールの丘に建つノートルダム・バジリカ聖堂のマリア像に

病の終結の祈りを捧げたところ、ペストの流行が収まった。そのことから聖母マリアの「無原

罪の御宿り」である12月8日の祝日に、マリア様に対する万感の感謝を込めてリヨンの人々

は窓辺に明かりを灯したことが光の祭典の起源になったのだそうだ。さぁ、来週はブルゴーニ

ュ地方地方だよん。ワインの美食のチーズの地方だよん。

 

             食べたいニャア 飲みたいニャア

 

            バックナンバーのトップ    夢子倶楽部のトップに戻る

  間に合いました! 25日帰国したばかりですが、

明日28日からまた出かけます。次回はいつになるのでしょうか(笑)。

大寒波が来るそうです。皆さま、お風邪を召しませんようお気をつけて。

良いお年をお迎えください。

本年もご愛読ありがとうございました。

                      夢子拝