昨年に続き、木曜日からパリのオテル・ド・クリヨンに滞在
パリのオテル・ ド・クリヨン
1月 21日(月)晴れ
朝 家食 「一心鮨」の繋がり、大根とエノキ茸豆腐の味噌雑炊、クランベリージュース+生姜蜂
蜜、飲むヨーグルト
昼 家食 ツナと卵のサラダ、ネギ納豆、ご飯、大根とエノキ茸豆腐の味噌汁
朝ネッキーからメールが来た。昔一緒に働いた青ちゃんが昨日亡くなったという訃報だった。私よ
り6歳下で社内結婚し、退社後自ら起こした事業は順調と聞いていた。豪雪地帯の福井県の出身で、
つい先日も大昔青ちゃんから聞いた雪に纏わる苦労話を思い出していたところだった。残念なこと
にご葬儀とパリ滞在の日程が重なってしまい。お通夜にも告別式にも参列出来ない。申し訳ないの
で未亡人となったロコちゃんにお悔やみとお詫びの手紙を認める。心よりご冥福をお祈りします。
遅い夜 銀座シックス「和心漢菜」(3人で)茉梨花コース9800円(5種前菜:名物よだれ鶏、ク
リームチーズ生八橋サンド・鯵龍井茶蒸し、陽澄湖産上海蟹の「酔っ払い蟹」、点心:上海蟹小
籠包と松茸鶏肉揚げ点心、上海蟹味噌とふかひれ衣笠茸のとろみスープ、ハタと黄ニラの強火
炒め柚子の香り、岩手牛サーロインステーキ、麻婆豆腐とご飯、カボチャ豆腐と杏仁プリン)、
生ビール小、白ワイン、赤ワイン 3人で5万1618円
歌舞伎の後は中華!
1月の歌舞伎座は昼の部は行かず、夜の部が今夜だ。A先生とマキコも一緒。歌舞伎座に行く前に
確定申告書類、お悔やみの手紙などと寒中見舞い約半数の230枚をドカドカっとポストに投函した。
ホッ。夜の部は「絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場」で始まった。武智十兵衛光秀に吉右衛門、妻操に
雀右衛門、武智十次郎光義に幸四郎、嫁初菊に米吉、光秀母皐月は東蔵、真柴筑前守久吉に歌六。
本能寺で主君織田信長を討った光秀の家族が次々と悲劇に巻き込まれて行くが、謀反であっても自
分の行為は正しかったとする光秀。重厚な悲劇であるよ。「勢獅子」は鳶頭に梅玉と芝翫、芸者に
雀右衛門と魁春のベテランに福之助、鷹之資、玉太郎、歌之助の若手が鳶の者で加わる。福之助と
鷹之資の獅子舞が元気一杯で見せた。最後は「松竹梅湯島掛額」。最初の幕「吉祥院お土砂の場」
はお笑いの一幕で、次の「四ッ木戸火の見櫓の場」は娘の恋心を描く舞踊劇となる。紅長に猿之助、
八百屋お七に七之助、母おたけは門之助、長沼六郎に松江、小姓吉三郎に幸四郎。普段は無愛想な
松江が慣れぬお笑い役を必死に務める様子がヘンにオカシイ。歌舞伎をそれほど観ていないA先生
とマキコは、七之助扮するお七の人形振りに大喜びだった。芝居がはねてから銀座シックスまでタ
クシーで移動し、中華の「和心漢菜」に行く。3人とも茉梨花コース9800円で意見が纏まる。久し
ぶりの「酔っ払い蟹」をチューチュー吸って食べる。昔は赤坂の「楼外瘻」でよく食べたものだ。
〆は麻婆豆腐丼だと言う。自分で丼状態にするなら良いが、麻婆豆腐とご飯は別々に持って来て欲
しいとお願いすると「そんなこと言う人初めてです」って。そうかなぁ。たいして辛くは無かった。
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1月 22日(火)晴れ 朝マイナス0,2度
朝 家食 ツナとコーンのサラダ、茹で卵、チャンポン風野菜スープ、ブランパン、クランベリー
ジュース+生姜蜂蜜、飲むヨーグルト
今朝は東京も寒い!
昼 四谷三丁目「東京風月堂」本日のランチ:たっぷり玉葱とトマトのカレー(サラダ、ドリンク
付き)972円
昨日は歌舞伎も面白かったし、中華料理も美味しかったし、その上嬉しいことが3つあって上機嫌
で帰宅した。全豪オープンで大阪なおみが逆転勝ちしてベスト8へ、錦織圭が5時間を超える死闘
の末大逆転勝ちしてベスト8へ、そしてサッカーアジアカップで強豪サウジアラビアと対戦した日
本が勝ったのだよ。3つとも嬉しいじゃないか。5日間に渡った浴室そっくり交換工事は大騒ぎの
上無事終了した、ハズであったのだが、工事後シャワーの水とお湯が逆になっていることが判明し、
今朝その工事が行われた。ったく、ヘマするからだよ、めんどくせえなぁ!と思っていることはほ
んの少しだけ顔に出たかもしれないが、一応大人の対応をする。それは小1時間で終わったのだが、
もう一つ換気扇の調子がどうもオカシイという問題は、今日解決せず後日持ち越しに。ったく、な
のである。昨日の続きの寒中見舞いコメント書きと切手貼り内職を続け、キリの良いところでラン
チがてら投函に出かける。「東京風月堂」のランチ。たっぷり玉葱とトマトという文言に惹かれて
カレーを注文したが、味は全くフツーっぽくてちとガッカリ。いつものゴロゴロ野菜が良かったな。
夜 舟町「舟町一期」お通し:魚の南蛮漬け、フレッシュトマトとモッツアレラチーズのカプレー
ゼ750円、鱈白子ポン酢950円、ネギトロとアボガドのタルタル焼き海苔添え1200円、牡蠣
明太チーズ焼き720円、海老真丈サンド揚げ(ハーフサイズ)、生ビール小、麦焼酎「知心剣」
ボトル4800円 @1万1700円
海老真丈サンド揚げは半分で
帰宅してから明後日出発するパリの旅の準備を始める。まぁ明日もあるから今日は1時間程度にし
て、寒中見舞いを全部終えてしまおう。下手すると、この寒中見舞い状コメント書きと切手貼付作
業をパリに持って行かねばならないか、なんて心配していたが、集中して頑張ったお陰で今夜450
枚全量終了することが出来た。お疲れ、私!ハハハ。最後の投函をしてから「舟町一期」に行く。
「今日寒中見舞い届きました。ありがとうございました」なんて言われると嬉しいね。ネギトロと
アボガドのタルタル焼き海苔添えが超立派な料理。ネギトロとアボガドのタルタルをよく混ぜて焼
き海苔で巻いて食べればパリッと美味しい。でもボリュームがあってお腹にズシンと来てしまった
ので、大好きな海老真丈サンド揚げは半分にして貰った。達成感の後の酒は実に美味しいものだよ。
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1月 23日(水)晴れ
朝 家食 ツナとコーンのサラダ、チーズ、ブランパン、生姜と野菜のスープ、クランベリー
ジュース+生姜蜂蜜、飲むヨーグルト
昼 家食 ジャンボメンチカツブランパンサンド、じゃが芋と玉ねぎ豆腐の味噌汁、お茶
明日朝出発だからマジメに荷造りをする。12月の始めにフランスのリヨンとブルゴーニュ、中旬に
ドイツのドリスデンと寒い町に行ったから、明日からのパリもほぼ同じようなもので良い。毎月せ
っせと、ある時は月2回ペースで海外に行っていた頃は、自分を飽きさせないために大陸や宗教や
気候などがガラリと変えるようにしていた。だから毎回毎回ゴロッと持って行くモノ、服装が違っ
たりするのだ。例えばある年の1月前半は太平洋のタヒチ島とボラボラ島、後半ワインの旅でイタ
リアとパリ、2月初めから2週間南米ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、3月はアフリカの
タンザニア、4月はイラン、5月初旬はマルタ共和国、中旬ドイツ、6月フランス、7月アラスカク
ルーズ、8月オーストリアのインスブルック、9月フランス、10月ドイツとデンマーク、11月前半
香港、中旬からアメリカ、南米、中米諸国に寄港しながらのクルーズ、12月初旬ドイツとフランス、
中旬南イタリア、下旬南仏とパリ・・ってな具合。これは2013年の海外。5年前でもこんなハード
なスケジュールだったんだなぁ。海外と海外の間には日本各地に出かけていたのだが、われながら
「アホちゃうか」。それに比べれば今なんておとなしいもので。アハハハ。昼食に味噌汁を作った。
夜 家食 モチ豚の焼売、鯖塩焼き、セロリ野菜のマリネ、ネギ納豆、ご飯、じゃが芋と玉ねぎ豆
腐の味噌汁、富有柿
こんな時もあったねシャンシャン
荷造りが終われば、次はパクパク日記の作成だ。一番ヒドイ時は2ヶ月遅れなんてことがあったパ
クパク日記。ガンバってガンバって、ついには一瞬だけだけどリアル日記になった時は嬉しかった。
しかし、この数ヵ月で徐々に遅れて来て、またもや4。5週遅れペースに。原因はよくわかってい
る。昨年秋から始めたDSRprj.断捨離プロジェクトだ。あの頃はちょっとでも時間があると
「捨てる作業」をしていたから、パソコンの前に座る時間が極端に減ってしまったのだよ。ま、仕
方ないやね。出来た!UPして夕食の支度だ。鯖塩焼きにもち豚焼売、ネギ納豆。旨いぞ!無酒日
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1月 24日(木)東京は晴れ パリも晴れ
第1食 家食 じゃが芋と玉ねぎ豆腐の味噌卵雑炊、「一心鮨」の繋がり、ふゆう柿、クランベリ
ージュース+生姜蜂蜜、飲むヨーグルト
今日からよろしくね、キョウコ 今話題!ANAの機内安全ビデオの歌舞伎バージョン(監修:松也)
第2食 ANA羽田=パリビジネスクラス機内食(洋食・魚)
アレキサンドラ・ゴティエ監修の洋食コースを選んだのだが・・・
20年前の「水曜どうでしょう」を相変わらず観続けている
第3食 ANA羽田=パリビジネスクラス機内食(サラダ、「一風堂」の味噌ラーメン)
パリ時間のランチタイムに「一風堂」の味噌ラーメンを食べる パリ郊外は雪で真っ白
車椅子を押す男性の足が速い! 昨年と同じタイプのプルミエ・スィート。111号室 シャンパンとケーキプレゼント
日本語のホテルガイドが クリヨン仕様特製シモンズベッド 広いウォーキングクローゼット
大理石のバスタブ。奥にはシャワー付きトイレが アメニティは可愛らしいBULY製
日本人客にはポットと煎茶ティーバッグが ミネラルウォーターは飲み放題
第4食 フランスパリ・オテル・ド・クリヨン客室にて おにぎり、お稲荷さん、ホテルのケー
キ、ウィスキー
隣室からキョウコがやって来て、おにぎりやお稲荷さんで夜食パーティ
今日からパリ滞在の旅に出かける。羽田空港国際ターミナルで、昨夜から前泊していたキョウコと
合流。一人旅が多い私だが、今回は珍しく彼女と一緒だ。グループは1時間程前のJALで出発さ
れるが、添乗員のU野さんが待っていてくれた。「ではパリで」。これまで世界中のいろんな飛行機
に乗って来たが、長時間のフライトは気に入った飛行機会社に限るという思いが年々強くなって来
て、2,3年前からそれを実行に移して来た。だから、往復の移動は一人で現地集合ということに
なる。ま、今回はキョウコと二人でANAパリ行き。空港からはタクシーでホテルに向かった。定
額の50€をカードで支払ったら、うまく行かなかったからもう一度カード貸してなんて言われた。
後日2回支払って貰っていたので、1回分返却しましたとホテルを通じて女性ドライバーから伝言
があった。ホテル日本人スタッフの佐藤さん、今回もよろしくね。部屋に案内してくれたバトラー
の男性もちょっと変ではあるが日本語を話す。部屋は111号室。昨年の211号室の真下だ。ここで
いろいろあったのだが、ま、それはそれとして。荷物を片付けてから、疲れたから眠りたいという
キョウコを「今から寝てはダメ」と叱咤し7時から夜食パーティ。食欲あるのは私だけなのだった。
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1月 25日(金)パリは曇り 1€=約130円
朝 パリ オテル・ド・クリヨン「ブラッスリードモン」朝食ヴュッフェ+茹で卵+野菜2種
朝食は毎朝「ブラッスリードモン」でのハーフヴュッフェ
ヴュッフェに加えてトマトジュースと6分茹で卵、マッシュルームに隠元豆を注文
ふんだんなフルーツをプレーンヨーグルトにパラパラとかけて マダムキョウコ
うっとりするようなホテルのロビーや階段
高級宝飾やお菓子の展示も スパの地下にあるプール
昨夜は9時半にベッドに入ったのだが、トイレに2度起き、午前3時半にはパッチリ目が覚めてし
まった。旅の最初の朝はいつもこんなものだ。1時間程ベッドでゴロゴロしてから膝体操開始。5
時にはシャワーを浴びる。朝食サービスがある「ブラッスリードモン」のオープンは7時からだ。
皆さん早起きされたらしく、ほぼ全員(8名+添乗員)が早い時間に揃った。11ヶ月前も5泊し
たので、ここの利用は慣れたもの。ジュースや卵料理、肉料理、野菜料理など好きなものを注文し、
あとはヴュッフェだ。昨年の経験で茹で時間6分が理想的な半熟卵になると信じていたのだが、あ
ら?固まっているじゃんさ。ホントに6分?茹で過ぎたんじゃない?と聞いてみるが「6分です!」
って。明日もう一度頼んでみよう。ベジタブルと注文すると昨年は細い隠元豆だけだったが、シャ
ンピニオンもあるのね。キョウコも私もテーブルごとに盛られたクロワッサンやデニュッシュ類に
は手をつけない。ゆっくり1時間かけての朝食。キョウコ「優雅な朝食ですなぁ。」。嬉しそうだね。
マリー・アントワネットが愛したサロン その隣には「サロン・バタイユ」がある
バルコニーからはコンコルド広場 バトラーサービスについて熱心に語る女性バトラーと日本人スタッフの佐藤さん
7階に3室出来たデザイナーズスィートルームはお金持ちの個人宅のよう。100数十u以上あって1泊100万円以上!
10時半からオテル・ド・クリヨンの見学会とバトラーサービスのレクチャーが行われた。先ずは
2階にあるコンコルド広場に面した「マリー・アントワネットサロン」を案内されるかと思いきや、
突然予約が入って1時間後にVIPが到着されるということでホテルマンは準備に大わらわ。一
瞬撮影だけね、と許可を得て皆パチリ。VIPって誰?「それはお教え出来ません」。そりゃそや
ね。しかし、この日の夕方ロビーで本人に気づいたファンに囲まれたセリーヌ・ディオンがいた
そうだ。暫く滞在するらしい。マリー・アントワネットがベルサイユ宮殿からパリに来る時はい
つもここに滞在し、一番お気に入りのこの部屋でピアノレッスンを受けていたとか。4年4ヶ月
の大改修工事を経て2017年7月5日に営業を再開した時、このホテルは全室対象のバトラーサー
ビスを開始しした。美しいバトラーの女性が、どんな思いでバトラーサービスを行っているかの
話を聞いて「ふ〜ん、そうなんだぁ、バトラーさんにいろいろお願いしよっと」。昨年は4階にあ
るシグネチャースィートの「カール・ラガーフェルドスィートルーム」を見学する幸運に恵まれ
たが、今日はすべてお客さまが滞在されているということで、代わりに7階に新たに出来たデザ
イナーズスィートルームを見学させて貰った。余りに縦長で歩く距離が心配だが、個人の邸宅に
いるような安らぎがある。1泊9000〜1万2000€ですか、あっそう。皆さんは徒歩でオランジェ
リー美術館と「フォション」でのランチ、オペラ座の内部見学に行かれたが、私はそんなに歩け
ない。それに行ったことがあるところばかりなのでキョウコと私はタクシーでオルセー美術館へ。
キョウコと二人でオルセー美術館へ。エッ!空いていてすぐ入れたよ!
昼 パリ・オルセー美術館「レストラン」(自由食・2人で)スープ・デ・ポワソン12€、今日の定
食(チキンとマッシュポテト)、エビアン大6,5€ 2人で53,5€+5€(チップ)
美術館2階にあるレストランでランチ スープ・デ・ポワソン(魚のスープ)大好き!
本日の定食を頼んでみたが・・ちょっとね 美術館らしくカラフルな椅子
ミレー「落穂拾い」 マネ「笛を吹く少年」 マネ「オランピア」
元オルセー駅舎時代からの大時計 文字盤の向こうにサクレ・クール寺院が マネの「草上の昼食」
モネ「ひなげし」 モネ「サンラザール駅」 モネ「ルーアンの大聖堂」
モネ「日傘の女(右向き)」 モネ「日傘の女(左向き)」 ドガ「オペラ座のオーケストラ」
ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」 同「都会のダンス」 同「田舎のダンス」 同「ピアノに向かう娘たち」
セザンヌ「リンゴとオレンジ」 名画に疲れて7階のカフェでお茶休憩
横から見るといかにも駅舎 セーヌ川の遊覧船の向こうに見えるルーブル美術館
美術館に行くなら予めチケットを入手したい。そうだ、ホテルのバトラーに頼もう。こうしてチ
ケットを受け取ってタクシーでオルセー美術館に向かった。車中でキョウコが「ホント、夢子さ
んとパリにいるんですね!ウソみたい」とハシャイでいる。さぞや混んでいると覚悟して行った
のに、チケット有りも無しも入口には行列は無し。何だ拍子抜けや。じゃ、最初にランチとしま
しょう。2階のレストランに行く。2人ともスープ・デ・ポワソンを啜りながら、あ〜美味しい!
しかし、メインはちょっとね、どうってことは無かったな。地上階でミレーの「晩鐘」や「落穂
拾い」、娼婦のヌードを描いたマネの「オランピア」や「笛を吹く少年」、セザンヌなどを観てか
ら印象派ギャラリー5階に行く。マネ、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、カイユボット、ス
ーラなど観甲斐がありますなぁ、そして疲れる(笑)。幸い少ないが椅子があるので、休み休みね。
5階のカフェでお茶休憩をしてから、キョウコは2階のゴッホを観に行った。セーヌ河も寒そう。
夜 パリ「Hキッチン」(自由食・5人で)UDON鶏がらスープ黒トリュフ28€、鰻丼と肝吸い
代わりのリュフ浮かべたスープ28€、白ワイン、赤ワイン 2人で122€+10€(チップ)
今回のツァーは5夜のうち夕食がついているのは2回で他は自由食である。今日のランチがボリュ
ームがあったとかで、2組のご夫妻は行かれないということで、芦屋から参加の母娘О本さんとキ
ョウコと私、添乗員のU野さんの5人で食事に行く。О本さんお勧めのサンジェルマンにある「H
キッチン」(アシュキッチン)で日本人シェフのお店だ。21人でほぼ満席、私達以外はフランス人
(たぶん)だった。ホール担当の日本人女性が今日のメニューを紹介してくれる。なかなかユニー
クな料理ばかりだ。未だ2日目というのに、そんなのがあるなら私はコレだよ、と早々と決めたよ。
黒トリュフをどっさりかけた手打ちのうどん。スープは鶏ガラだ。そしてメインは「今日の魚料理
」と紹介された鰻丼!肝吸い代わりにどうぞというスープには小さなフォアグラが浮いていた。数
年前、パリの「野田岩」で食べたオランダ鰻の鰻丼を食べて泣いたが、これはしっかりした鰻だっ
た。キョウコが前菜で注文したカレー粉とココナツで味付けた烏賊のパスタ風が、ホンモノのパス
タのようで恐ろしく旨かった!この店良いなぁ、安いし。機会があったら是非また伺いたいものだ。
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1月 26日(土)パリは曇り夜雨 大坂なおみ豪オープン初優勝!ランキング1位に!
朝 パリ オテル・ド・クリヨン「ブラッスリードモン」朝食ヴュッフェ+茹で卵+野菜2種、ア
ボガド
朝、日本人客の客室には「日本経済新聞」が届けられる。6分茹で卵はやっぱり固まっていた。おかしいなぁ・・。
昼 パリ オテル・ド・クリヨン「ジャルダン・イベール」(自由食・2人で)パンプキンスーウマッシュルーム
スープ、チキントアウとベーコン ブラウントーストザクラブサンドイッチポテト添え、水大、紅茶アールグレイ
2人で166€+10€(チップ)
チキントアウとベーコン ブラウントーストザクラブサンドイッチポテト添え半分食べるのがやっとだった
クラブサンドイッチシェアしようという提案を蹴って、キョウコはこんなものをオーダーした
軽食と喫茶の「ジャルダン・イベール」も絵になる空間だ。中庭は2ヵ所ある
日本が誇れるモノはたくさんあったハズなのだが、昨今は一流メーカーが軒並み検査を誤魔化し
たり完全で無い製品を平気で出荷してしまったりで「モノ作り日本」の地位が大いに揺らいでい
る。政治家はしようも無くダメ、官僚も信頼はゼロに近くなり、民間もこうでは日本は何を誇れ
ば良いのだろう。ある、トイレ。シャワートイレだ。しかし、海外の超一流ホテルでシャワート
イレを採用しているところは無いに等しい。それが不思議でならない。昨年クリヨンに泊まった
時もそう思った。何でつけない!ところがちぇくアウトする時、日本人スタッフの佐藤さんに聞
いたのだ。「ついているんです、シャワートイレの機能が。でもわかりにくい場所にボタンがあっ
て・・」。早く言ってよぉ。今年は最初から使っていますよ〜。でもTОTОでもLIXILでも
ない(らしい)せいか、開始のボタンを押すと小さめのゴーっと音と共にゴットン、ゴットンと
水車小屋のような音が。そして20秒程すると突然止まる。暗過ぎて本が読めなかったと昨年帰
る時グチを言ったら「スイッチを長押しすれば明るくなりますよ」。早く言ってよぉ。今年はと
ても明るく設定してありました。ありがとう!それはそうと今日は土曜日。昨年11月中旬から
フランスで始まった毎土曜日のジレジョーヌ(黄色のジャケット)のデモは、今もパリの何ヵ
所かで行われている。今日午前中は凱旋門前とオペラ座前とサンジェルマン近辺でデモが予定
されているから近寄らないようにと注意を受ける。部屋で全豪オープンの決勝戦をドキドキし
ながらウォッチ。大坂なおみが全米オープンに続いて優勝出来るのか!勝ったぁ!!!大坂な
おみの見事な勝利だった。彼女も自分の心をコントロール出来るようになったんだね。凄いぞ
!!!ランチはホテル内の「ジャルダン・イベール」で。昨年からメニューが一新されていた。
スープとチキントアウとベーコン ブラウントーストザクラブサンドイッチポテト添えを2人でシェアすれば丁度良いと
思ったのだが、キョウコはイヤダ!と言う。で、結局大過ぎて半分も残してしまったのだった。
夜 パリ「Mоn Paris!」仔牛のたたき、鱈料理、マカロンなどのデザート、ビール小
5,5€、白ワイン7€、赤ワイン7€
午後サンジェルマンに買い物に出かけようと準備してホテルの前でタクシーを待ったのだが、いつ
もは賑わっているコンコルド広場には人もいなければ車もいない。スッカスカのコンコルド広場だ
った。車も規制されているので、入って来られないのだろうとホテルマンは言うし、例え行くこと
が出来ても帰って来れらないかもしれない。じゃ、今日買い物は止めようということになった。そ
の後キョウコは徒歩で行ける店に一人で出かけたのだが、街のところどころは封鎖されていて、都
度ホテルから支給された宿泊証明書を示して通して貰ったらしい。フランス人は「クリヨン」と発
音する人と「グゥィオン」と発音する人がいる。警察官は「グゥィオン」だったそうだ。無事帰っ
て来られて良かったね。今夜は夕食がついている。夜になってもデモ規制の影響やら渋滞やらで店
に向かうタクシーを長く待った。ホテルレセプションのお勧めの「Mоn Paris!」は前菜、
メインともにチョイスメニューだったが、料理について特段コメントは無い。K上さんご夫妻は、
泉大津から参加された。泉大津って朝ドラ「まんぷく」で立花萬平さんが塩とダネイホンを作って
いた場所ではないか。ロケ地は別の場所だったらしいが、実際安藤百福氏は泉大津に製塩所を設け
ていた。K上さんのご長女とキョウコの娘ユリちゃんが同じ神戸女学院だったと盛り上がったよ。
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1月 27日(日)パリは曇り夜雨 嵐が2020年末で活動休止を発表
朝 パリ オテル・ド・クリヨン「ブラッスリードモン」朝食ヴュッフェ+目玉焼き+野菜
今日から6分茹で卵は諦めて、卵焼きにした。間違いない(笑)
貴景勝は惜しくも大関を逃した 意外な優勝力士は玉鷲だった
ホテルの裏手にあるブランド店が並ぶフォーブル・サン・トレノ通りも日曜日でほぼ休み
昨年理想的な半熟卵と絶賛した6分茹で卵。2日続けて固茹でになってしまったので諦めた。今日
から目玉焼き。うん、毎日これがいいや。野菜にアボガドにキョウコはスモークサーモンまで。盛
りだくさんの朝ご飯ではある。今日グループの皆さんはパリの下町を歩くというテーマでマレ地区
にお出かけだ。私は11ヶ月前同じコースに行ったから欠席。で、何をしていたかと言えば、NHK
ワールドで大相撲の千秋楽を観ておった。3横綱で初日を迎えた初場所だったが、4日目に稀勢の
里が引退し、鶴竜はまたもや途中休場。あ〜ぁ、また白鵬の優勝かぁとガッカリしていたのだが、
10連勝の後3連敗すると14日目から途中休場。ついに横綱ゼロになってしまった。鶴竜にしても
白鵬にしてもちょっと負けが込むとすぐ休む。いい加減にしてほしいぞ!玉鷲が負けて貴景勝が勝
つと3敗で並んで・・なんて思ったが、玉鷲はしっかり勝ち、貴景勝はコロっと負けた。よって関
脇玉鷲が初優勝した。34歳2ヶ月での初優勝は37歳8ヶ月の旭天鵬に次ぐ史上2番目の高齢記録。
趣味はお菓子作りと小物作りのモンゴル人で、東大大学院に留学中の姉を頼って来日したが、力士
になる前はホテルマン志望だったとか。白鵬以下のモンゴル人グループには入っていないそうだ。
「奇跡のメダイユ教会」への通路 1815年〜1930年造られた教会 マリア様と修道女カタリナ・ラブレの像
昼 パリ・サンジェルマン・ボンマルシェ「THE TABLE」(自由食・2人で)野菜のポタ
ージュスープ9€、キノコとクリームソースのコンキリエ24€、エビアン大6,5€、紅茶アール
グレイ 2人で88€+10€(チップ)
パリに来て初めて青空が!
昼前に観光から帰って来たキョウコとタクシーでサンジェルマンに行く。目的は2つ。「奇跡のメダ
イユ教会」でメダイユを買うこととボンマルシェでチーズなどのお土産を買うこと。先ずは隣にあ
る「奇跡のメダイユ教会」へ。昔、パリでコレラが流行った時、修道女カタリナ・ラブレはマリア
様からお告げがあった。「人々のために心を込めてメダルを作りなさい」。作ったメダルをパリの人
々に配ったらコレラが収束したという言い伝えがあり、そのメダルを手にした人に奇跡が起こる、
幸福が訪れるのだと。で、世界中に「奇跡のメダイユ」ということで有名になったのだそうよ。キ
ョウコが知人からたくさん買ってくるように頼まれたとかで、私もお付き合い。昼休みに入る1時
ギリギリで、売店では午前中最後の客になって追い出されてしまったよ。ボンマルシェ2階にある
「THE TABLE」でランチ。スープもパスタもとても美味しかった。隣のご夫婦が食べてい
た帆立貝料理も旨そうだったなぁ。このレストラン気に入った。チーズ好きのキョウコの夫君用に
5種のチーズを始め、紅茶、菓子、チョコレートなど2人ともドッサリ購入。さぁ、帰りましょう。
夜 パリ「オペラマンダリン」(自由食 7人で)北京風蒸し餃子2皿、卵スープ、シンガポール風焼
きビーフンカレー風味、野菜と豆腐の醤油炒め、帆立貝と野菜炒め、海老チリ炒め、酢豚、麻婆
豆腐、牛フィレ肉の辛味ソース、フレッシュマンゴー、メロン(サービス)、白ワインボトル
2人で74€
人気アイドルグループの嵐が2020年末で活動を休止すると発表して日本は大騒ぎらしい。何でもリ
ーダーの大野君が「自由な生活をしてみたい」と言い出したとか。結成して20年も経てば、40近い
メンバーだっている。幾つまでもアイドルって通用するんだろう。SMAPは超ゴタゴタしたから、
こうゆうカタチで自らの人生の岐路を作ったのはとても賢いと思うな。しかし活動を休止したから
って大野君たちがフツーの自由な生活を送るのは難しいとは思うけどねぇ。それより私は久々にア
メリカの記者クラブだかで短いスピーチをした大谷翔平君が見られてとても嬉しかったぞ。今夜も
夕食は自由食。希望者は日本食に行こうかという話になったが、その店は日曜日定休日。ではと中
華になったのだが、店は私がいつも一人でランチに焼きビーフン食べている「オペラマンダリン」
になってしまったよ。美味しかったのは北京風蒸し餃子と、シンガポール風焼きビーフンカレー風
味と生マンゴーだけだったが、まぁお箸で食べる料理だからいいか。7人いたから値段も安いしね。
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【今週の振り返り】
日本のホテル業界には☆の存在がない。ナゼ無いのか、知らない。知っている人教えて下さい。し
かし、海外では☆が存在する国が多い。例えばフランス。ホテルは☆1ッ星から☆☆☆☆☆の5ッ
星までランク分けされている。が、5ッ星ホテルなら最高級!と喜んではならない。ナゼならフラ
ンスにはその上のホテルが存在するのだ。その上って何よ。「パラス」と呼ばれる称号である。何
じゃ、それは。まぁまぁ、ご隠居さん、ちょっとお待ちあそばせ。おいおい説明しますきに。いろ
いろ調べたら「「パラス」は、5ッ星ホテルの中でもさらに「恵まれた立地、歴史的・美的あるい
は文化遺産としての特異な価値、利用客のニーズに応じたサービスを誇る秀逸なホテルを、フラン
スホテル業界の至宝として差別化するための称号です」とあった。フランス政府によって2010年
11月に最高級クラス「パラス」が創設されたのだそうだ。
では、どうやって最高級クラス「パラス」は審査されるのか。これがタイヘン。
まず第2次まである第1次審査は
・立地の良さ
・建築物としての卓越性(歴史的建造物のみならず、現代建築であっても可
・ホテルの規模とスィートルームの占有率
・ホテルの美しさ、豪華さ
・快適な設備やアメニティ
・ホテルの伝承や歴史、所縁のある著名人
・サービスのカスタマイズ化、迅速性、正確性、恒常性
・レストランやバーの秀逸性
・ホテルが持つ独特の個性
・最高のもてなしを追及するスタッフの努力
・社会や環境に配慮した模範的取り組み
・サービスの秀逸性を反映しる経済的パフォーマンんす
ふぅ〜。これが第1次審査だから、未だ先があるよ。
第2次審査は審査委員会による審査で、委員2名による訪問調査と候補ホテルに対する審査員会全
員による聴取。で、最終的に審査員会全員の投票によって是非を決定する。因みに審査委員会は観
光担当大臣が任命する著名人によって構成されているのだそうだ。はぁ〜〜。既に5ッ星を獲得し
ているホテルが申請し、これらの基準に見事パスして、ようやくハレて最高級クラス「パラス」と
して認定されるんだって。しかし、これで安心というわけには行かない。「パラス」称号を名乗れ
るのは一定期間で、厳しい条件を常にクリアし続ける恒常的な努力が無ければ、失ってしまうもの
らしいのだ。
こうした厳しい基準を満たした最高級クラス「パラス」は、フランス全体で25、パリでは11軒
に過ぎない。パリの11軒の「パラス」を紹介する。ル・ブリストル(パリ8区・創業1925年)、
フォーシーズンズ・ジョルジュ・サンク(パリ8区商業1928年)、ル・ムーリス(パリ1区・創業
1835年)、ル・プラザ・アテネ(パリ8区・創業1913年)、ル・ロワイヤル・モンソーラッフルズ
・パリ(パリ8区・創業1928年)、ル・マンダリン・オリエンタル(パリ1区・創業2011年)、シ
ャングリ・ラ・ホテルパリ(パリ16区・創業2010年)、ペニンシュラ・パリ(パリ・16区創業
2014年)、ラ・レゼルブ・パリ(パリ8区・創業2015年)、オテル・ド・クリヨン(パリ8区・創
業1909年)。この中で、私が泊まったことがあるのは、ル・ブリストル、ル・プラザ・アテネ、ペ
ニンシュラ・パリ、オテル・ド・クリヨンの4軒だけだ。地方ではウージェニー・レ・バンの「パ
ラス」であるオテル・レ・プレ・デュージェニー・ミシェル・ゲラールにも昔泊まったことがあっ
たな。香港に滞在する時は香港島のシャングリ・ラ・ホテルに泊まるから、パリで「パラス」にな
っていることは個人的にとても嬉しい。
昨年2月、オテル・ド・クリヨンに滞在した時のパクパク日記今週の振り返りの最後には
「次に泊まりたい「パラス」は文句なくオテル・ド・クリヨンである」と書いている。その言葉通り、
11ヶ月後にオテル・ド・クリヨンに戻って来た。このホテルの素晴らしさを共に味わいたくて、
キョウコと一緒に。5年連続大学受験生の母を務めて来たキョウコ、今年から解放されて、センター
試験の季節にパリの「パラス」ライフ。楽しいね。来週もうちょっとあるパラスライフ楽しもうね。
あら?「パラス」確実と言われて4年の歳月大改修した「リッツ・パリ」の名前が11軒に入ってい
ないのはどうして?どなたか知っている方教えて下さい。
猫がいるパラスもあるって聞いたニャ