またパリへ!麗らかな晴天続きのパリだった!
シトロエンDSとエッフェル塔 ヴァンドール広場
2月 18日(月)東京もパリも晴れ 1ユーロ€=約130円
第1食 家食 大根とシメジ豆腐の味噌雑炊、ツナコーンサラダ、クランベリージュース+蜂蜜、飲
むヨーグルト
第2食 羽田空港「日本航空ファーストラウンジ」野菜、焼売、一口ビーフカレー、冷緑茶
JALファーストラウンジのカレーはまずまず ファーストクラスの客は今日も私一人だよん
久しぶりにエールフランス航空のファーストクラスに乗る。1A席 富士山が薄っすらと
第3食 エールフランス航空羽田=パリ ファーストクラス機内食
寝室は1D席に作って貰う
第4食 エールフランス航空羽田=パリ ファーストクラス機内食
お腹が空かない第2食目
今日からまたもやパリに行く。しかも一人で。しかもエールフランス航空のファーストクラスで。
ランラランンラン🎵実は参加するツァーの出発日は明日なのだが、エールフランスのファーストク
ラスのある機材は冬場1日おきの就航となる。よって私一人だけ今日出発と相成った次第。羽田空
港の出発フロアのエールフランスのカウンターに歩いて行くと、あちらからキレイなお姉さんが近
づいてきて「夢子様でいらっしゃいますね」。ナゼわかる!名札付けているわけでもないのにどう
して私だとわかったのだろう。もしかして(夢子=肥満・杖・老婆)なんてデータがあるのだろう
か。それからは、もう超ビップのような扱いで。ピップエレキバン!そうそう搭乗しようと思った
私に駆け寄る人が。「夢子さん、お久しぶりです」。W社のS濃さんだった。去年バーデンバーデン
に一緒に行ったね。今日も4席あるエールフランスのファーストクラスは私一人、貸し切りだよ!
CAは男性のダニエルだ。いつもは飲まないシャンパン、白ワイン、赤ワインを飲みながらの食事。
メニューの中からスープ、フォアグラ、牛肉、チーズ、フルーツ、タルトタタンを選ぶ。もちろん
食べ過ぎである。「Mrビーン」のローワン・アトキンソンの映画「ジョニー・イングリッシュ ア
ナログの逆襲」を観る。どうしようもなくドジなイギリスのスパイのアトキンソンに笑いに笑った。
ダニエルは隣の1Dにベッドを設えてくれた。Lサイズのパジャマに着替えるのも面倒で、そのま
ま2、3時間ウトウト。1食目食べ過ぎ飲み過ぎでお腹が空かず、2食目はフルーツと紅茶だけ。
2年前も泊まったプラザアテネの240号室は広いジュニアスィートだった
大理石製のバスルーム パイプ暖房でポカポカ暖かい ウォッシュレットがあった!でも作動しない!
第5食 パリ・ル・プラザアテネ客室にて ハラミ鮭おにぎり、ロカボナッツ、トマト梅、フィナ
ンシェ、ウィスキー
9時半ようやく夜食にありつく 豪華な客室のチープな夜食ってね
エールフランス航空の場合、羽毛ダメ人間にはプレミアムエコノミー席の布団が適していることが
わかったのは成果。日本人スタッフもちょくちょく顔を出して要望を聞いてくれたし、トイレを独
占出来たことが何より快適なフライトとなった。パリ時間午後6時半シャルル・ド・ゴール空港着陸。直ち
に車椅子が迎えに来て、2人がかりで私をバゲージクレームまで連れて行ってくれた。彼ら走るか
らエラク早く着いてしまい「荷物出て来るまで10分お待ち下さい」だって。タクシー乗り場まで
連れて行ってくれて深謝!通勤のラッシュの重なる渋滞もあり、タクシーがモンテーニュ大通りに
あるプラザアテネに到着したのは1時間後の8時過ぎだった。チェックイン。近い部屋と遠い部屋
とどっちが良いと言われているらしい。もち近い部屋。で、240号室になったのだが、どうも杖を
ついている私を見て急遽質問したようで、240号室は羽毛布団の交換が行われていなかった。荷物
を運んで来る人、お菓子と水を持って来る人、ベッドメーキングをし直す人と一時は4人も私の部
屋に。ようやくそれも終わり、着替えて遅い夜食。ハラミ鮭おにぎりパクリ、ウィスキーをゴクリ。
____________
2月 19日(火)パリは午前中曇り昼から晴れ
朝 パリ・ル・プラザアテネ「アラン・デュカス」朝食セット(トマトジュース、フルーツサラダ、
プレーンヨーグルト、目玉焼き、季節の野菜、コーヒー
朝食は「アラン・デュカス」で。「糖質の花園」のような朝食セットです!
プレーンヨーグルトと蜂蜜を混ぜるのが気に入った。目玉焼きと季節の野菜
これまでこのホテルに滞在した著名人達の写真が 朝日新聞が届いた
昼 パリ・オテル・ド・クリヨン「ジャルダン・イベール」(自由食)根菜と冬の野菜のポタージ
ュスープ、生ハムとナッツ・チーズ・マッシュルームのリゾット、コーヒー、ミネラルウォーター
@77€+チップ10€
3週間ぶりのオテル・ド・クリヨン!S藤さんに「栗の宝石箱」をお届け
オテル・ド・クリヨンの「ジャルダン・イベール」でランチを頂く
マンプクでクリヨン周辺を散歩。サントノレ通りのある店で捉まてしまった! マドレーヌ寺院
6時半に起きて膝体操。どこに行ってもこの体操はやるのだ!「アラン・デュカス」で朝食。こん
なところで一人で朝食を摂るのは怯むものだが、2年前にも3泊しているから大丈V。甘いものだ
らけ、糖質だらけという点では12月行ったソーリューの「ルレ・ベルナール・ロワゾー」の朝食
と一緒だ。しかし、ここは卵料理や肉料理を注文出来るから未だ良いかもね。ツァーグループの皆
さんは、今日の夜に到着するから、一日フリー。朝食後ホテルの中を見学したり、部屋で日本の新
聞をじっくり読んだりして午前中過ごし、昼頃タクシーでオテル・ド・クリヨンに行く。3週間ぶ
りだからか、ドアマン達も「お帰り!」って顔で嬉しいぞ。S藤さんに最後の「栗の宝石箱」をお
渡しする。大の甘党のS藤さんご一家に喜んで貰えればね。昼ドキだったので「ジャルダン・イベ
ール」でランチを頂くことに。S藤さんから、リッツから来られたホテルマネージャーや元フォー
シーズンズのGМをご紹介頂く。このホテルの凄いところは、彼らがいつも歩き回ってホテル内で
起こっていることを具にウォッチしていることなのだろう。腹ごなしがてらホテル裏にあるブラン
ド通りサントレノ通りを散歩していたら、ある店に掴まって散財してしまった。イカン、イカン!
夜 パリ・ル・プラザアテネ「ラ・ギャラリー」ベジタブルサンドイッチ(生野菜、ポテトフライ、
ディップ付き)、カモミールティ
プラザアテネのロビー S木洋添乗員と皆さんが到着したのは午後6時 「ラ・ギャラリー」
午後7時から「ラ・ギャラリー」で軽食。ベジタブルサンドイッチボリュームあり!酒飲まなかったぞ!
タクシーでホテルに帰る。240号室はリビングとベッドルームがある広いジュニアスィートルーム
でエレベータからも近くて結構なのだが、日本のJSテレビは入っていても音が出ないとか、テレ
ビリモコンが機能しないとか、トイレにTOTOのウォッシュレットがあった!と小踊りしたのに
作動しないとか、いろいろあってね。これも夕方ツァーグループが到着すれば添乗員の方に何とか
して貰おう。先ほど買い物したサントレノ通りの某店から荷物が届いた。ロビーで本を読みながら
御一行を待つ。スーツケースの破損があったとかで予定より遅れて午後6時頃到着。知っている人
はいなかった。早速添乗員の洋さんに部屋の不具合を直すようホテルに交渉して貰った。7時から
「ラ・ギャラリー」で軽食。いきなり自己紹介タイムがあって焦る。地方から参加のご夫婦3組、
女性一人参加2人、東京在住女性2人組と女性一人参加2人だった。夕食にベジタブルサンドイッ
チかよ、とやや不満だったのだが、ポテト・アボガド・カラーピーマンなど具がズッシリで食べ甲
斐があった。美味しいし。じゃ、ついでにパリなのに酒抜き夕食にしちゃおうかなマダム!無酒日
_____________
2月 20日(水)パリは晴れ ポカポカ
朝 パリ・ル・プラザアテネ「アラン・デュカス」朝食セット(トマトジュース、プレーンヨーグ
ルト、フルーツサラダ、茹で卵6分、トマトと季節の野菜、クリスピーポーク、クグロフ、コ
ーヒー
昼 パリ・フォーシーズンズホテル・ジョルジュ・サンク・パリ「ル・サンク」クリスチャン・ル
=スケールの料理アミューズブーシュ3点:黒トリュフと卵・鯛と木の子のピッツァ・カリフ
ラワーと魚、パンとバター、冷と温の2種の牡蠣、ブルターニュのバターミルクスープ、ロワ
ール地方の魚ヒメジの赤ワインソース煮、メレンゲチーズケーキと赤いベリー、デセール:紫
蘇・フランソワーズとバニラ・キャラメルショコラのアイス、柑橘類のヨーグルト、クイニー
アマン)、白ワイン(シャルドネ)24€、赤ワイン(ブルゴーニュ)38€、コーヒー12€
ジョルジュサンク「ジョージ5世」 エントランスのフラワーディスプレイ 印象的な中庭
2014年に就任したスターシェフ クリスチャン・ル=スケールのコースが始まる
台は食べてはいけません!上だけ食べるアミューズブーシュ
3つ星レストランでランチ!
「アラン・デュカス」はミシュラン3ツ星レストランである。ここで毎朝朝食を摂るなんて超ゼー
タクな話だ。しかし、現実は毎朝工夫しないと甘いし、糖質だらけだし、飽きてしまう。今朝は6
分のボイルドエッグとトマトとクリスピーポークを注文してみた。ナゼかトマトは茹でてグチャグ
チャ、クリスピーポークとはカリカリに焼いたベーコンのことだった。何だぁ・・。昼もまた超ゼ
ータクが続く。今日のランチは、やはりパラスホテルの一つフォーシーズンズホテル・ジョルジュ
・サンク・パリの「ル・サンク」で。「ル・サンク」と言えば、同ホテルでいくつもあるレストラ
ンの最高峰で2年連続ミシュラン3ツ星を獲得している。お会いしたことは無いが、シェフはクリ
スチャン・ル=スケール氏。楽しみだ。朝皆さんは東洋美術のギメ美術館に行かれたが、徒歩移動
というので私は行かず、のんびりとパッキングしていた。午後部屋を移動するのだ。12時15分
すぐそこなのだが、タクシー分乗してフォーシーズンズホテル・ジョルジュ・サンク・パリへ。前
は何度か通ったころがあるが、建物に入るのは実は初めて。確かに花が素晴らしい効果を上げてい
ますなぁ。「ル・サンク」の一番奥のテーブルに通され、いよいよクリスチャン・ル=スケールのお
料理の始まり、始まり。アミューズが3点あった。ちょっと脱線するが、「アミューズブーシュ」は
Our«mises en bouche»って書くのだね。最初の黒トリュフと卵は黒い台も食べられるのか、こ
れ全部食べたら最後まで行かないぞ、と戦々恐々。2つ目の鯛と木の子のピッツァもね。台は食べ
ません!カリフラワーと魚の後、ようやく前菜の2種の牡蠣。冷たい牡蠣には蕪のジュレが、温か
い牡蠣は味噌味。ブルターニュのバターミルクスープは酸っぱい。そう言えば、シェフのスケール
氏はブルターニュ出身だ。メインはロワール地方の魚ヒメジの赤ワインソース煮。ここで終わり?
ノンノン!フレンチは波状攻撃なのだ。プレデセールにメレンゲチーズケーキと赤いベリー、デセ
ールに紫蘇・フランソワーズとバニラ・キャラメルショコラのアイス、柑橘類のヨーグルト。終わ
った・・と思ったら、ここででっかいクイニーアマンが。普通小ぶりなお茶菓子のミニャルディー
ズで終わるのに、最後までシェフはブルターニュを出して来たな。私はもう降参です。一口も入り
ませんです。楽しくて、美味しくて、驚きにも満ちたクリスチャン・ル=スケール氏の料理だった。
夜 パリ・ル・プラザアテネ客室にて(自由食)ローカーボヌードル、トマト梅、ロカボナッツ、
お茶
新しい部屋で超粗食(笑)
午後1時に始まった「ル・サンク」のランチが終わったのは午後3時を回っていた。皆さん、パン
パンのお腹を抱えながら、サンジェルマン・デュプレまで歩いて行く人やとにかく散歩するという
人が三々五々に散り、私はタクシーでホテルに帰る。新しい部屋は550号室だった。料金は同じハ
ズだが、廊下が長い分、部屋は長細い一部屋で、ウォッシュレットも付いていなかった。まぁいい
や。いろんな部屋を体験してみるのもいい。今夜はオランジェリー美術館の夜間鑑賞の予定だった
が、夕方になるにつれ気持ちが悪くなり、不参加を洋さんに電話で告げる。これでオランジェリー
は4回連続行かなかったことになる。これまで2回行ったからいいや。ソファで休んでいると、メ
イドがノックも無しにいきなり入って来る。ビックリ!しかも水を1本しか持って来ない。240号
室ではふんだに水があったのに。今夜は何も食べなくてもいいかと思ったが、NHKのゾンビドラマ
を観たり、フジの「トレース」というドラマを観ているうちに小腹が空いて来たのでローカーボヌ
ードル夕食。昼と比べて、何という差!これが良いのだ、ハハハ。初めて観た「トレース」。科捜
研法医研究員の関ジャニ∞の錦野亮が小さな声でボソボソ喋り、警視庁捜査一課刑事の虎丸良平に
扮する船越英一郎が野卑で粗暴で能無しっぷりを発揮。ヤクザそのものでとても刑事には見えない。
本人はこれで良いと思って演じているのだろうか。う〜む。後輩新木優子と法医部長の小雪が救い。
_____________
2月 21日(木)パリは晴れ 今日もポカポカ
朝 パリ・ル・プラザアテネ「アラン・デュカス」朝食セット(キャロットジュース、フルーツサ
ラダ、プレーンヨーグルト、今日のシェフスペシャリテ:ポーチドエッグ、トマト、コーヒー)
クグロフは「アラン・デュカス」の名物の一つ
卵料理はシェフの本日のスペシャリテ 今日のトマトは生で良かった
冬の間は、この中庭がスケートリンクになる。でも春が近づいて来たので庭に戻る
昼 パリ「オペラ・マンダリン」(自由食)卵スープ5,5€、シンガポール風焼きビーフンカレー
味9€、プーアール茶5€、オレンジ(サービス)
ギャラリーラファイエットの天井ドーム パレ・ガルニエ 1月も来たオペラ・マンダリン
昨夜のカラダの不調から蘇って今朝は4時半に目が覚めた。膝体操してゆっくりシャワーを浴びて、
オープン前の6時57分に朝食を摂りに行く。一番!と思った瞬間、あれ!洋さんが座っているぞ!
チェッ!である。じゃ一緒に食べましょ。もう3日目なので卵料理はお勧めに従ってシェフのスペ
シャリテ。洋さんは父親の転勤で子供の頃からフランスで過ごし、学校もアルザスにある日本の学
校。フランス語がペラペラだ。彼に聞いて貰ったところ、今日のスペシャリテはトーストに乗っか
ったポーチドエッグですって。トマトも生でね。今日は自由行動の日だが、希望者はアウトレット
の「ヴァレ・ヴィラージュ」組と「中世博物館」とサンジェルマン・デュプレ散策組に。もちろん
私はどちらにも行かない。タクシーでギャラリーラファイエットに行ったのだが、大渋滞でエラク時間がかかっ
た。誕生日プレゼントを探したのだが、どうも「コレッ!」ってものが見つからず。日本で探そう。
食品館に移動してお土産を買う。先日某店で買ったリュックが早速役に立つ。ランチはお馴染みの
オペラ・マンダリン。「金太郎」も良いが、疲れている時は行列はツライから空いている店がイイ。
2ヵ月連続でオルセー美術館 アングル「パフォスのヴィーナス」 アングル「泉」
クールベ「オルナンの埋葬」 同「画家とアトリエ」 ジャン=バティスト・カルポー「ダンス」はオペラ座を飾った
ナポレオン3世の時代に造られたパリの街並み 夕焼けのモンマルトルの丘 カイユボット「床削り」
夜 パリ・オルセー美術館2階「レストランテ・デュ・ミュゼドルセイ」鴨の前菜、鯛と海老のパ
イ包み、洋梨のタルト、白ワイン、赤ワイン
優雅な「レストランテ・デュ・ミュゼドルセイ」でウェストミンスターホテル組と合同の夕食会
夕食の後、引き続き名画の鑑賞 ゴッホ「自画像」
ゴッホ「ファン・ゴッホの寝室」 同「ローヌ川の星月夜」 同「オーヴェルの教会」
ルーブル美術館の上にスーパームーンが! 夜のプラザアテネとエッフェル塔
今夜はオルセー美術館の夜間鑑賞。1月キョウコと4時間も過ごしたからパスしようかとも思った
が、夕食は美術館内の「レストランテ・デュ・ミュゼドルセイ」で食べると聞いて行くことにした。
「メシにひかれてオルセー参り」ってね(笑)。今パリには旅行会社の4グループが滞在している
が、昨夜のオランジェリー美術館や今日午前中のアウトレット、そしてこのオルセー美術館の夜間
鑑賞と夕食は4グループ合同である。ガイドによる代表作の案内の後は自由時間となり、7時から
2階でディナー。4グループが混じってのテーブルだ。先月キョウコとここでランチを摂った。白
ワインと赤ワインが付いたのだが、殆どの人が飲まないので、殆どは私が飲んだ(笑)。夕食の後
も先月見忘れたゴッホをゆっくり味わってバスで帰る。今夜はスーパームーンかぁ。大きい月だ。
_____________
2月 22日(金)パリは晴れ ポカポカ
朝 パリ・ル・プラザアテネ「アラン・デュカス」朝食セット(注文:トマトジュース、フルーツ
サラダ、ヨーグルト、目玉焼き、フレッシュトマト、ハム)
ホテルエントランス 「アラン・デュカス」入口 シャンデリアが印象的な内装
ホテルの移動は、優雅に名車シトロエンDSでパリ見物をしながら シャン・ド・マルス公園で下車して
ギメ美術館 ホテルはヴァンドーム広場にある 「メートル」はここから!
昼 パリ「野田岩」(自由食)蒲焼き定食「曙」鰻410g、肝吸い、大根おろし、お新香 55€、玄
米茶3€
4泊したプラザアテネを今日チェックアウトする。名残惜しいのは、一番ベテランのドアマン。大
柄なベテランで、空港からタクシーで到着した時から、「ボンソワー!」と迎えてくれ、以来出か
ける時はいつも駆け寄って来て「どちらにお出かけ?」と聞いてくれた。メルシーボーク!移動手
段はクラッシックカーのシトロエンDS 。2年前は5台だっただろうか、色とりどきのシトロエン
DSに乗って移動したのだが、今回は2台なので前半組と後半組に分かれることに。私は前半組で午
前11時半出発。素晴らしい晴天の下、パリの街をあつこちドライブしながらの移動である。周囲
の車がシトロエンを観て珍しそうな顔するのが楽しいね。クルマ専門家のホーリーによると、シト
ロエンDSは1955年から1975年まで生産されたロングセラーカーで、カーデザイナーに最も強い
影響を与えた偉大な車なのだそうだ。彼も1959年のDSに乗っていたというからよほどお気に入り
だったのだろう。私はフランス大統領に愛された古い車くらいしかイメージが無かったので「なる
ほどぉ」。そんな名車に2年前と合わせて2度も乗る機会があるのは超幸運なのだね。リッツ前に
到着。45分のシトロエンドライブ終了。チェックイン時間まで時間があるので、皆さんはガイド
のT島さんと散策に行かれたが、私は一人でランチを摂るたけ「野田岩」に向かってまっしぐら。
以前オランダ産鰻が柔らか過ぎて「もう来ない」と決めたのだが、先月行った人が「フランス産の
鰻でまぁまぁだった」と聞いたからだ。5段階ある蒲焼き定食の一番鰻量が多い(410g)の曙を
注文。「今日の鰻はどこの?」「オランダです」「・・・」。「曙」の蓋を開ける。ご飯がたっぷり。
全部食べたら夕食食べられんな、残さねば!と思っているうちに完食してしまったぞ。ゲップ!
315号室はジュニアスィート。西向きだから午後西日が眩しい!
トイレが2ヵ所、テレビが3個所、絵画は20点あった
ベッドルーム。ベッドはキングサイズ
赤ワイン、マカロン、フルーツ盛り合わせがお出迎え
リッツの奥にある中庭には噴水も アーケードのこの奥にショップとバーが2つある
ここが人気の「バーヘミングウェイ」 客室の鏡にテレビが嵌めこまれている
夜 パリ・リッツパリ客室にて(自由食)「日清」のカップヌードルナイス、ロカボナッツ、トマ
ト梅、ロカボクッキー、ビール、ウィスキー
レストランのお誘いはお断りして、チコちゃん観ながらご機嫌の部屋食
410gの鰻と全部食べてしまったご飯で満腹状態のままリッツに戻る。既にチェックインが始まって
いた。ムチャ背の高いホテルスタッフと洋さんが部屋まで案内してくれる。UPグレードをお願い
した部屋は315号室のジュニアスィート。西向きだから西日がヤケに眩しいぞ。リビングと寝室に
分かれ、トイレは2つあるし、テレビも3台、加湿器2台、電話3台、絵画の数を数えたらトイレ
の分も含めて20点あった。ホテル全体でいったい何点の絵画があるのだろうか。2年前のリッツは
不都合が多くて「2度と来るものか!」とぷりぷり怒って帰ったのだが、今回はトイレの水は流れ
るし、お風呂のお湯は出るし、テレビのリモコンは作動するし、ドライアーのプラグは途中でポロ
っと抜けないので、大丈夫みたい。その上フルーツとマカロンの他に赤ワインとナッツまで並べら
れている。じゃ、許す。なかなか過ごしやすい部屋だ。このホテルは縦に長い。メインレストラン
「レスパドン」の前でクランクのカタチで奥に続く。たくさんのお店が並ぶアーケードがあり、そ
の奥にホテルショップ、「バーヘミングウェイ」と「リッツバー」がある。今夜は自由食で希望者
は洋さんと食事に行こうという話になっていた。ところが、昼の鰻重の食べ過ぎでレストランに行
くほど空腹にならない。皆さんは「カフェドラペ」に行かれると言うが、あそこはもう何度も言っ
ているし、パスして部屋食にすることにした。リッツパリのジュニアスィートで、チコちゃん観な
がらカップヌードルちゅるちゅるっていいでしょ?ビールも飲んで笑って、良いなぁ、こんな夕食。
_____________
2月 23日(土)パリは毎日晴れ 毎日ポカポカ
朝 パリ・リッツパリ「レスパドン」和朝食膳 66€
エントランスまでの長い廊下 メインレストラン「レスパドン」で朝食 2年前は60€だった和朝食膳
魚の味付けが甘すぎるとか2年前より和朝食膳の魅力が失せたような・・・
アフタヌーンティーが人気の「サロン・ブルースト」書棚の本はダミーだけど
私の部屋はここ(茶色) テレビ表示・日本語はナゼか「大和」 ろやく?タイ人?トルコ風呂?かんえつおん?
今日は土曜日!今でもジレジョーヌ(黄色のジャケット)のデモは毎週行われている 主要道路封鎖中
道路が封鎖されているから、コンコルド広場には誰もいない!!
昼 パリ・オテル・ド・クリヨン「サロン・バタイユ」キャベツと蟹のオモニエール(海苔巻)、パ
ン、ビーフフィレのステーキ ポンヌフ橋に見立てたポテトと共に、ミルクチョコのミルフィー
ユ「夢世界」、紅茶、白ワイン(ロワール)、赤ワイン(ローヌ・クローズドエルミタージュ)
今日のランチはここもパラスのオテル・ド・クリヨン!
「サロン・バタイユ」のバルコニーはコンコルド広場に面している
ランチを摂った「サロン・バタイユ」は「サロン・マリーアントワネット」の隣にある
昨夜のチコ部屋夕食の最後はウィスキーの水割りをグビグビ飲み、酔っ払って早く寝てしまった。
お陰で今朝は5時半に起きる。ここでも朝食会場になるミシュラン2ツ星のメインレストラン「レスパ
ドン」の前にオープンの7時前から待機。当然1番!イェイ。日本人シェフが退社したと聞き心
配していたが、和朝食膳は健在だった。しかし、2年前60€だったのに10%上がって66€。後日新
しい日本人料理人が入社したと聞いたが、2日続けて食べた2年前より味が落ちたような。洋さん
に今夜のオルガンコンサートには行かないことを告げる。会場がノートルダム寺院大聖堂だから、
エラク歩かねばならないと思うからだ。今日はポカポカ陽気だが、生憎の土曜日。パリの土曜日と
言えば、ウィ、ムッシュー、ジレジョーヌのデモである。昨秋11月からだから、もうかなり長く
なるが終わりそうに無い。毎週土曜日にはどのコースでデモするかが警察に届けられ、関係する道
路が封鎖される。今日の昼食はコンコルド広場に面しているオテル・ド・クリヨンで摂ることにな
っているから、移動手段は徒歩のみ。杖つき婆さんの私は皆さんより早く出発した。コート無しで
も歩いているうちに汗ばむ。コンコルド広場までの道路は封鎖されている。「どこ行くの?」と警
察に聞かれて「クリヨンでランチ」と告げると通してくれた。誰もいないコンコルド広場の写真を
撮っているところにS藤さんが、皆さんを迎えに。またお会いしましたね。今日のランチ会場は、
2階の「サロン・マリーアントワネット」の隣にある「サロン・バタイユ」。ここも由緒あるお部
屋だ。一昨日のフォーシーズンズのようなフルコースランチはボリューム的にツライなと思って
いたら、3コースでホッとする。その代わりペアリングワインがついていた。今夜は自由食で明
日は帰国日だからこれが最後の午餐ということになるのだね。皆さんとお喋りしながらのランチ。
車が止まっているところがリッツパリの入口 「アルハンブラ」が人気のヴァンクリーフ&アーペル
宝石店の「ショーメ」がある場所でショパンは亡くなった 塔の上には古代ローマ姿のナポレオン
夜 パリ・リッツパリ「バー・ヴァンドーム」(自由食)カリフラワーのクリームスープ28€、パン、
仔牛のカツレツ65€、赤ワイン「ロワール」105€、ミネラルウォーター17€ @214€+チップ20€
カンタンな筈がシッカリ夕食
ランチを終えて歩いて帰るつもりだったのだが、オテル・ド・クリヨンが車でリッツパリまで送っ
てくれた。メルシーボーク!腹ごなしにヴァンドーム広場をゆっくり一周してみる。この広場は宝
石店だらけだ。私には殆ど縁が無いが。ヴァンクリーフ&アーペル本店、あぁキョウコんちのユリ
ちゃんが好きなブランドね。1月同じグループにも大きな「アルハンブラ」を身に付けていた女性
がいたっけ。「フーケ」。この建物があのショパンが亡くなった場所だということを知っている人は
少ないかもね。ホテル内の椅子にH野さんが「お部屋が掃除中なの」と座っていらした。じゃ、遊
びに来ませんか?私の部屋で暫くお喋り。最後の夜の今夜は、また4グループ合同企画で土曜日夜
のミサに付随するオルガンコンサートを聴きに行く予定。でも会場のノートルダム寺院はシテ島に
あるから、バスを遠い所で下車してかなり歩かねばならない。よって私はサボるのだよ。皆さんが
出掛けられた後、7時からリッツの「バー・ヴァンドーム」でひとり夕食。3つあるバーの中では
朝昼夜とフードメニューが一番充実している。しかし「バーで軽く食事」というイメージは捨てた
方が良い。エラク高い。ミネラルウオーターが17€(2200円)だからね。でもまぁ食べまっしょ。
赤ワインのボトル飲みながら、スープと仔牛肉のカツレツ。なかなか旨かった。だけどチップ入れ
て3万円になった。フツーの人はワインボトル1本飲みませんよー、夢子さん。あぁ、そうだわね。
_____________
2月 24日(日)パリは今日だって晴れ 超ポカポカ ドナルド・キーン氏死去享年96歳
朝 パリ・リッツパリ「レスパドン」アメリカンブレックファースト(セロリとミントのジュース、プレーンヨー
グルト、フレッシュフルーツ、茹で卵4分、シャンピニオン、ハム、コーヒー)
「レスパドン」はミシュラン2ツ星 和朝食膳は止めてアメリカンブレックファースト
寝坊助の私も旅に出ると突然早起き人間になる。今朝も5時半に起きた。理由はカンタン、早く寝
るからだよん。最後の日も1番と「レスパドン」前で待っていたのに、3番目に来た女性がツイッ
と1番に入ってしまった。チェッ!ここで朝食を摂るのは2年前と合わせて4回目だが、3回和朝
食膳を選んでのでアメリカンブレックファーストは初めてだ。今日のジュースはセロリとミントのジュース。美
味しいのでお替りした。フレッシュフルーツはマンゴーもたっぷりでいいね。茹で卵にハムにシャ
ンピニオンに注文し過ぎて食べ切れなかった。部屋に帰ってゆっくりパッキング。JSテレビでは
国立劇場で行われている天皇陛下「在位三十年記念式典」が中継されていた。平成が終わってしま
うなぁ。グループの皆さんは午後1時過ぎのフライトで帰られる。ANA利用のY岡夫妻と一緒に
お見送り。さて私もそろそろ帰ろう。正午チェックアウトしてタクシーで空港に向かう。良い天気。
遅い昼 CDG「エールフランス・ファーストラウンジ」海老のシーザーズサラダ、パン、パンチ
ェッタとチーズのショートパスタ、コーヒー
夜 エールフランス・パリ=羽田 ファーストクラス機内食(キャビア、ポタージュスープ、フォ
アグラ、シャーベット、タルト)シャンパン、赤ワイン、紅茶
シャルル・ド・ゴール空港の2Eに到着。ここからがフランス人というかエールフランスというかいい加減
な仕事ぶりにウンザリすることになるのだが、かなり時間はかかったものの、バカ丁寧対応のファ
ーストクラスチェックインポイントに連れて行って貰った。何だろ、手のひら返しのこの差は。車
椅子でファーストラウンジへ。ここでメニューを見ながら遅くなったランチ。サラダとパスタを食
べる。16:05発のエールフランス航空ファーストクラスは乗客3名。なーんだぁ、そんなにいるん
だぁ。でもトイレに一番近い1A席だからいいか。映画は「家に帰ると妻が必ず死んだふりをして
います」を観た。榮倉奈々と安田顕、大谷亮平、野々すみ花、浅野和之。妻(榮倉奈々)のバラエ
ティにとんだ死んだふりの数々に初めは笑っていたが、夫(安田顕)と共に観る方も「ナンデだ!」
感が強くなって。しかし、肝心の「ナゼ」の謎解きがされたかと言えば「う〜ん」って感じでね。
昼遅かったからあまり食欲がなく、キャビア、スープ、フォアグラでもういいや。メイン要らんよ。
____________
【今週の振り返り】
3週間前の1月30日に帰って来たばかりのパリに、またどうして行ったのか。12月もパリを経由し
てリヨンとブルゴーニュ地方に行っている。つまり、3ヶ月連続でフランスに行っている。旅の企
画タイトルを見て一瞬で「行く!参加する!」と決めてしまった自分の思考論理を後付けで明文化
するのは難しいなぁ。「御代官様、そればっかりはお許しくだせい」と懇願して逃げたい気分だが、
許してはくれまいね、お代官様。じゃぁ、数ヵ月前の自分に立ち返って考えてみる。
ツァーのタイトルは、まず「極上のパリ」とある。海外の好きな都市はパリと香港とインスブルッ
クと言っている私だし、「極上」と言われては逃げられない。誘蛾灯に誘われる峨のように吸い寄
せられる。そのうしろには「4つのパラスホテルを楽しむ旅」とある。1月4週パクパク日記の振
り返りに詳しく書いたが、「パラスホテル」とはフランス政府が2010年に定めた「フランスホテル
業界の至宝として差別化するための称号」である。フランス全体で25、パリでは11軒の「パラ
スホテル」がある。厳しい審査を受けて晴れて「パラス」の称号を得られても、期間は5年。5年
が経過してあまたある条件に違うことが出来てくれば、称号は失うことになる。つまり「パラス」
の称号に相応しいホテルとしての不断の努力を続けなけらばならないということだ。今回は2つの
ホテルに宿泊し、残り2つのホテルで優雅なランチを摂るという企画だった。行くに決まっている
じゃん。
しかし、この企画を半分にしたようなツァーがかつてあった。ル・プラザアテネとリッツパリに宿
泊し、ホテル間はかつての名車シトロエンDSで移動というものだった。それが2年前。当然なが
ら私は参加した。ル・プラザアテネにも興味はあるが、何よりあのリッツに泊まりたいと思ってい
たのだ。当初は4年に渡る大改修を終える2016年春のツァーを申し込んでいたのだが、工事終了直
前になってホテルの屋上でボヤがあり、リ・オープンは延期。ツァーも中止となった。そしてその
翌年1月にようやく実現した。しかし、あの憧れていたリッツパリの様々な不具合にガッカリの連
続だった。私だけでなく、同じグループでもエアコンが動かない、鍵が閉まらないなど、皆で溜息
をついたのだ。ホントにダメなのか、リッツパリは!帰国してもずっと頭にあった。それをもう一
度試すためにも行かねば、と思ったのだ。
フォーシーズンズホテル好きだ。現在の椿山荘ホテルがフォーシーズンズホテル椿山荘東京時代は、
徒歩5分の場所に住んでいたのに、年間で数回泊まりに行っていた。香港のフォーシーズンズがオ
ープン直後にも滞在した。メキシコシティでも、ハンガリーのブダペストでも、昨年の年始にはマ
カオでもフォーシーズンズに泊まった。そしてパリ。前身は「ジョルジュサンク」だったが、1999
年にフォーシーズンズの傘下に入り、3年間全面改装を終えてリ・オープンしたのが現在の「フォ
ーシーズンズホテルジョルジュサンク」である。何度も前を通りながら一度も足を踏み入れたこと
が無かったホテルで食事をする。しかも、フォーシーズンズホテルで最高級レストラン「ル・サン
ク」でだよ。絶対行きたい!
最後にオテル・ド・クリヨン。「クリヨン愛」については、何度も何度も書いているのでここでは
書かないが、何だか「パリの超お金持ちの遠縁の家」に行くような気分になっている自分に驚い
た。クリヨンには何度でも行きたいのだ。
今回万全を期して(笑)、ル・プラザアテネもリッツパリも客室はUPグレードして貰った。2年
前のル・プラザアテネでは、極狭の窓しか無く、屈むと上の方に僅かに空が見えるような部屋だ
ったのだ。4泊したが、前半と後半で部屋を替えてもみた。リッツのジュニアスィートも良かった。
2年前いろいろあた不具合も今回は電気ポットが動かない、夜8時半過ぎてもターンダーンサービ
スに来ない、お願いした時間に荷物を取りに来ないということ以外はOKだった。
最後にリッツパリは、今も「パラスホテル」ではない。大改修後、誰しも一定の期間が過ぎたら
「パラス」になると信じていた。現に長くパリに住んでガイドをやっている方もずっと「パラス」
だと信じていたほどだ。旅行会社も「パラス」になったと思ってしまったことを責める気持は無
い。ナゼ、リッツパリは、今も「パラスホテル」ではないのか。「パラス」になるためには、自
ら申請する必要がある。もしかしえ、リッツパリはその「申請」をしていないのではないか。リ
ッツパリに「パラスホテル」の称号は必要がない、そう思っているのかもしれない。本当のとこ
ろはわからない。それにしても贅沢で豪華絢爛なパリであったことよなぁ。
パリ懐かしいニャァ