京都の「城南宮」で枝垂れ梅と落ち椿に酔いしれた
城南宮の枝垂れ梅 落ち椿
3月 4日(月)京都は午前中雨 午後から晴れ
朝 京都家食 糖質ゼロ麺を使った鱧100%ちくわとじゃこ天入りうどん、菜の花とキャベツのサ
ラダ、白菜と油揚げの炊いたん、飲むヨーグルト
昼 京都家食 RF1の塩麴やみつきチキン、京都湯葉とちりめん山椒サラダ、ひきわり葱納豆、
ご飯、味噌汁
先週金曜日から京都の家に来ている。1月に比べて寒さもグンと和らいで過ごしやすい。今日の夜、
「5人の会」が予定されていて、皆さん東京から京都に来られる。朝から生憎の雨で何とか早く止
んで欲しいと願っていたら、チャンと止んでくれた。ありがとねー天さん。今日は朝食と昼食の献
立が逆パターンになった。即ち朝食に糖質ゼロ麺を使ったうどん、昼食にご飯と納豆とおかず。た
まにはこうゆうのも良いじゃないか。あんまり固定観念に縛られると早く年を取る感じするし。京
都市内に住んではいるが、今夜は「5人の会」の皆さんと一緒に鷹峰の東急ハーヴェストに宿泊す
ることにしている。1泊分の荷物を作って出かける。久々に皆さんにお会い出来るのが楽しみだな。
夜−1 京都鷹峯「おたぎ」(5人の会遅い新年会)2万円のコース(ミックスジュース、出来たて湯葉と
馬糞雲丹、蛤・つぶ貝・北寄貝と春キャベツのお吸い物、目板鰈の薄造り肝とエンガワと共に、
京芹と浜防風の胡麻和え、長崎車海老大原野新たけのこ、海老沢揚げ、亀岡牛と和風マッシュ
ポテト、手打ち冷麺胡麻風味出汁のジュレ、春(蕗の薹と独活)を巻いた春巻、食事:カラス
ミ・蜆炊いた塩昆布、漬物、百合根の赤出汁、炊き立てご飯、(生卵)、セトカとゼリー、蓬団
子とお抹茶)、白ワイン、麦焼酎ダブル4杯 5人で12万6500円
7
午後3時半頃鷹峰の東急ハーヴェストにチェックインすると、既にI親ビンとM本ちゃんは既に
到着していた。今回は5人で5部屋、つまり全員一人部屋である。そう言えば、M本ちゃんは昨
日日曜日から京都入りしていたハズだ。このホテルには温泉もあって魅力的な大浴場があるのだ
が、今朝自宅でお風呂は入って来たから今日はいいか。5時45分、集合場所のロビーに行って
みると、全員が顔を揃えていた。やぁやぁお久しぶり!京都までようこそ!では早速会場の「お
たぎ」に出かけましょうとホテルを出たが、3分後には到着。何とホテルの隣に「おたぎ」が店
を作ったのだよ。元々ご主人のお祖母様の土地なのだと以前聞いたことがある。北大路から移転
され新店になってから3回目の訪問だが、今夜は初めて個室にも仕切れるテーブル席。8人座れ
るところに5人だからゆったりだ。I親ビンとは昭和49年から、M本ちゃんとは50年から、
桑ちゃん、熊ちゃんとは51年、52年からの付き合いだ。今年は昭和で数えると95年!何と
いう長いお付き合いだろうか。M本ちゃんを除いて皆大きな病気を克服して今夜ここに集まって
いる。時間が許せばいつまでも喋っていられるほどの思い出がある。料理大好評で幹事は嬉しい。
夜―2 京都鷹峯・東急ハーヴェストクラブ「MINEラウンジ」(4人で)赤ワインボトル
1万3000円
ホテルに戻ってラウンジで赤ワインを1本
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3月 5日(火)京都は晴れ
朝 京都鷹峯・東急ハーヴェストクラブ「オルティーボ」朝食ヴュッフェ2268円
昼 京都祇園「常盤」海老天肉入りカレーうどん(大盛り)1410円
昨夜「5人の会」はホテルに帰って来たところで解散した。後は各自自由ということで。I親ビン
やお休みになったが、40数年前の営業課長(私・笑)と営業マン3人はホテルのラウンジで赤ワ
インを1本飲んだのだった。今朝「オルティーボ」でもう終わりかけていた桑ちゃんと一緒に朝食
を摂った。あとの3人は「紙屋川」だったみたいね。早い新幹線で東京に帰った人、昼間京都見物
してから帰る人、仕事で博多に向う人それぞれ。私は素晴らしいお天気だし、教えて貰ったばかり
の「城南宮」に観梅に行こうかな。荷物をマンションの管理人に預けて、そのままタクシーで伏見
の「城南宮」に向った。凄い、凄い!紅梅の枝垂れ梅が満開だ。梅に見とれた後は、ガラッと世界
が変わって落ち椿だ。京都に何度も通い、今は半分住んでいるのにこんなところ知らなかったよ。
待っていてくれたタクシーに祇園まで送って貰った。今夜もボリュームのある夕食なので軽くとい
うつもりで「常磐」に行ったのに、ナゼか「大盛り」と言ってしまい、食べ切るのに往生したのだ。
夜 京都・柳馬場竹屋町通下ル「プチレストラン内藤」ディナーコース8300円(付きだし3点:
カラスミを挟んだ生麩の唐揚げ・牛サーロインタタキこごみやタラの芽ワラビなどと共に・白
魚の唐揚げと飯蛸・菜の花パリメジャーノチーズ、桜鱒のマリネ 蟹を包んでうすい豆のソース、豚と
蕪のコロッケ時雨スープ、(チョイスメイン)タンシチュウコロッケ、小さなカレーと漬物、お
替り!ピンクレディ種なし林檎と苺メロンオレンジ)、グラス白ワイン(ラングドック)700円、
バルバレスコリゼルヴァ9500円 @2万1000円
結局カレーもお替りしてすべて平らげた
夕方夕食に出かけるまで、ずっと「あ〜お腹いっぱい!ぎもぢわる〜」と唸っていた。かなり昔だ
が、「常磐」に行った時「旨いが量の少ない店」という印象が頭に刷り込まれてしまっていたのだ。
しかし今日行ってみて、ちっとも少なくなかった。なのにドデカイ天ぷらが乗った大盛りのカレー
うどんを注文してしまったのだから。ふ〜〜。カンベンしてちょーだい〜。ようやく何とかなって
「プチレストランないとう」へ。これまでの人気のあったランチは昨年12月のある日で終了し、
今はコースのみになったと掲示があった。昨年秋次兄家族とランチで来て以来。この店に通い始め
てかなりの年数になるが、大勢で蔵の部屋を借りた以外、いつもカウンターの1番奥に通される。
それはオーナーシェフの内藤さんの仕事ぶりを眺め、彼とお喋り出来る席だ。長年不思議に思って
いたことがようやく理解出来た。やっぱりなぁ、そうゆうことだったか。メインのチョイスに迷っ
ていると飯田志穂さんがタンシチュウコロッケを勧めてくれた。じゃ、それ。〆のカレーお替り?
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3月 6日(水)京都は曇り 午後から雨 カルロス・ゴーン被告保釈
朝 京都家食 野菜スティック、茹で卵、チーズ、ブランパン、コーンと卵のスープ、デコポン、
飲むヨーグルト
昼 京都・三条河原町「餃子の王将」ジャストサイズの餃子(ニンニク抜き3ヶ)129円、ジャストサイズの
野菜炒め288円、ジャストサイズの揚げそば360円 計777円
すべてジャストサイズの3品でランチすべて
午後のお茶 京都・河原町六角「MARUZEN CAFE」アールグレイ600円
久世光彦氏の著書を4冊見つけた!
午前中2月1週のパクパク日記を作り上げてアップし、大量の洗濯を開始。その間に出かけよう。
三条河原町。ジャストサイズが嬉しい餃子の王将。ジャストサイズなら3種類食べても平気だもんね。ロフト
の2階でちょっとした買い物をする。商品について質問した3人が3人ともエラク感じが悪い。お
いおいキミ達サービス業で、そんなツンケンしていてイイのかね。すっかり機嫌が悪くなった。そ
の反動で1階で衝動買いしちまったよ。BALビルに移動して地下1階と地下2階にある「丸善」
で探している古い本を検索。6冊買った。結構疲れたのでカフェでお茶休憩。そのうち雨が降ると
は天気予報で聞いていたが、時折青空も出ていたのに、外に出たらもう雨が降っていた。傘が無い。
夜 京都家食 夢子カレー(茹で卵、ひきわり納豆、紅生姜、らっきょ)、鯖生姜煮、菜の花の胡麻
和え、野菜スティック、大根とえのき茸豆腐の味噌汁、デコポン
ご馳走夕食が3日続いた。このタイミングで無酒日の地味家食にするのが望ましいな、と誰かが言
っている。じゃ、夢子カレーだぁ!ガクッ・・。夢子さんねぇ、昨日は朝カレー、昼カレーうどん、
しかも大盛り、夜〆カレー、しかもお替りしたの覚えていません?朝昼晩ですよ!「それが何か?」
こりゃダメだわ。大丈夫、ご飯少ないし、野菜もたっぷり摂るし、鯖も味噌汁もあるし。無酒日だし。
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3月 7日(木)京都は 晴れたり降ったり曇ったり
朝 京都家食 菜の花の胡麻和え、野菜スティック、大根とえのき茸豆腐の味噌雑炊、飲むヨーグ
ルト
昼 京都・東洞院三条下ル「三条尾張屋」納豆蕎麦850円
午後のお茶 京都・八百一本館「ザ・ブレッド」アイスコーヒー280円
遅いランチがてら外に出た。出た途端にポツリポツリと雨。戻ろうかとも思ったが、部屋までのア
プローチがエラク長いマンションなので諦めてそのまま「尾張屋」へ。一番食べているのがこの納
豆蕎麦。改めて「旨いなぁ」とシミジミ。食べた後の蕎麦湯がまた楽しみ。食事を終えて外に出る
と雨はやや激しくなった。真ん前の八百一本館の2階の休憩席(かどうかは知らんけど)に座って
ネットで調べものなどしながら雨宿り。暫くして外を見ると太陽が!ヨッシャー!ドラッグストア
までサプリメントと乾電池を買いに行く。大きな店のわりに品揃えが悪く満足度は60%くらいか。
また降ってくる前に八百一本館に戻る。明日東京に帰るので、野菜など買うものは無いのだが、そ
れにしてもこの店は野菜が安い。大きな大根1本100円、半分57円、ブロッコリー1房100円、
大玉の春キャベツ100円、大玉レタス100円、ロメインレタス100円、立派なパプリカ100円、長
ネギ(2本)100円、九条ネギ(5,6本)100円、エノキ茸58円、しめじ58円、もやし34円・
・・。安いだけではない。野菜の質も良い。東京のマンションの近所にも是非「八百一」が欲しい。
「丸正」の代わりにね。京都の我が家に来る人も例外なくそう言う。「近所に八百一が欲しい!!」。
夜 京都・木屋町御池通上ル「やました」付きだしセット:飯蛸・海鼠・三つ葉胡麻和え・〆鯖大
根巻・吸い物、てっさ、白子塩焼き、鰻蒲焼き、琵琶湖のモロコ焼き、葉唐辛子漬け(サービ
ス)、蓮蒸し、牡蠣フライ(半分オミヤ)、白ワイン1200円、麦焼酎「小女郎」700円ダブルロ
ック4杯 @2万9462円
今回の京都で食べる最後の夕食。「やました」に行くことにした。昨年秋紅葉の見頃に次兄家族が来
た時、次兄の希望で4人カウンターに並んだのだが、目当ての琵琶湖のモロコは不漁で入荷無し。
ヨコワも脂がのり過ぎでごく少量しか食べられなかった。とはいえ、他の美味しいものをたくさん食
べたから満足はして貰ったと思うけど。長――いカウンターのほぼ真ん中の席に通された。ご主人の
山下さんの目の前だ。さて、今日は何を頂こうかな。え?ふぐも白子もモロコもあるの?じゃ、それ
全部下さい。ひっひっひ、今夜はついてますなぁ。ケースに入った白子の大きいこと!白子の会のメ
ンバーに見せてあげたい!しかし、蕪蒸しは終わってしまい、今できるのは蓮根蒸しとか。食べてみ
たが、蕪とは結構違うね。最後に牡蠣揚げを注文したらたっぷりの量で半分オミヤにして貰ったのだ。
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3月 8日(金)京都も東京も晴れ
朝 京都家食 「やました」の牡蠣フライ、生野菜、レタスとトマトの卵スープ、茹で卵、ブラン
パン、デコポン、飲むヨーグルト
食べ切れなかった「やました」の牡蠣フライで朝食
昼 京都家食 糖質ゼロ麺を使った鱧100%ちくわとじゃこ天うどん、野菜スティック、デコポン
昨夜食べ切れずにオミヤにして貰った「やました」の牡蠣フライは今朝美味しく頂いた。早くも今
日は東京に帰る日。朝から寝具などの洗濯や掃除などに忙しい。残っている食材はお昼に食べ、そ
れでも残った卵は茹で卵にして東京に持って行く。このへんはしっかり主婦っぽい夢子なのだった。
遅い夜 舟町「舟町一期」お通し:飯蛸のマリネ、フレッシュトマトとモッツアレラチーズのカプ
レーゼ750円、ネギトロとアボガドのタルタル980円、銀だらの西京焼き880円、海老真丈サ
ンド揚げ880円、白ワイン、麦焼酎「知心剣」@5760円
先日「城南宮」に連れて行ってくれたタクシー運転手のKさんに迎えに来て貰い、伊丹空港まで楽
しくお喋りしながら移動。「お客様、このカードでご購入された便の予約はございませんが・・」。
ギャッ!そんなバカな!だって、ANAから離陸時間が遅れるとかメール来たよ!「お客様のご予
約は昨日の同じ便でございましたが・・」。そのメールをよーく読んだら、やっぱり昨日の便だった
・・へなへな〜。「生憎、この便は全席満席を頂いておりますので、1時間遅れの便に1席だけ空き
がございますので・・」。ってことは予約する時に既に日を間違っていたってことだな。誰のヘマ?
私だす・・。午後5時出発便が午後6時出発になり、機内食付きのプレミアムクラスは飲み物だけ
の普通席に。お陰で機内食無酒日のつもりが、帰宅してから「舟町一期」に走り、ガンガン焼酎飲
むことになった。自分のアホさ加減をせせら笑っての自棄飲み。ってことも無いんだけどね(笑)。
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3月 9日(土)晴れ
朝 家食 ツナと卵サラダ、チャンポン風野菜スープ、茹で卵、チーズ、ブランパン、飲むヨーグルト
ベランダ外側の足場が外されていく!明るくなるし、窓の外を人が歩かなくなるので嬉しい!
昼 無し!
午後のおやつ 歌舞伎座にて 小豆最中アイスクリーム350円
昼抜き空腹で最中アイス
3月歌舞伎座大歌舞伎昼の部。演目を見て、3つ目の「傾城反魂香」から行くことにした、普段なら
「館外竹藪の場」の上演が多いのだが、今回はその前に「近江国高嶋館の場」がついている。高嶋
館は、美男の絵師狩野四郎二郎元信に幸四郎、狩野雅樂之助に鴈次郎、銀杏の前に米吉。なかなか
に面白かったが、最後の雅樂之助の殺陣場面が長過ぎてちとダレル。「館外竹藪の場」の浮世又平
に白鸚、女房おとくに猿之助、土佐将監光信に彌十郎、土佐修理之助に高麗臓、狩野雅樂之助は前
幕と同じ翫次郎。この場は別名「吃又・どもまた」と呼ばれるのは主人公の又平がドモリだからだ。
終演後銀座三越。長兄が12日に喜寿を迎えるのでそのお祝いを買って送った。地下2階と3階で
食料品の買い出し。数日前京都の家の近所にある八百一本館で、野菜の安さを再認識したのだが、
ここはムチャ高いね。八百一が大きな大根1本100円だったが、三越は380円、九条ネギは100円
だったが、ここは580円だった。まぁ銀座三越は日本一地価が高い場所だからねぇ、仕方がないか。
夜 荒木町「の弥七」(3人で)2万円コース(新玉葱のスープ、よだれ鶏鮟肝、ピーナッツ豆腐、
蛤一夜干し揚げと自家製叉焼と大豆、隠元と桜海老炒め物、紹興酒でボイルした蒲郡の車海老、
特選春鍋(蛤・とり貝・白魚・たけのこ・天豆・うるい・菜の花・新わかめをチキンコンソメ
と金華ハムのスープで)、広東風チキンの旨煮、ミントティ、食事:青鮫のフカヒレと黒鮑、
ご飯と漬物、麻婆豆腐、苺とタピオカ入り自家製杏仁豆腐、カスタード桃饅頭、白ワイン、麦
焼酎 3人で7万4072円
夜はK岩と娘のマリちゃんと食事の約束をしている。実は先月パレスホテルの中国料理「琥珀宮」
はK岩母娘と行く約束をしていた。しかし、病院の都合で前日にカンタンではあるが切除手術にな
ってしまい、翌日では中国料理はムリということで、A先生夫妻と大S子さんに出席メンバーが急
遽変更されたことがあった。K岩はお粥を食べながら「私も北京ダッグが食べたかった・・・」と
思っていただろうから、別の機会を用意。それが今夜の「の弥七」である。ご主人の山本さんもK
岩も同じ高知出身。初対面なのに、お二人はいきなり高知弁で話し始めた。やっぱり同郷の親和性
は強いわなぁ。山本さんは今夜も素晴らしいお料理を用意して待っていてくれた。私が勝手に名付
けた「特選春鍋」はチキンコンソメと金華ハムのスープがムチャ美味しく、3人で蛤・とり貝・白
魚などの具などを食べながらすべて飲み干してしまった。特に2杯目は自家製の豆板醤をポチッと
入れるとガラリと味が変わってこれまた絶品!食事に供されたのは青鮫のフカヒレと黒鮑!贅沢極
まりない。これもスープを飲んでマリちゃんが恍惚の表情。すみませーん、麻婆豆腐3人とも追加
でお願いしまーす。これも絶品!K岩は長い旅の仕事に、マリちゃんはいよいよ難関の試験に挑む。
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3月 10日(日)曇り
朝 家食 ツナと卵サラダ、豚汁、茹で卵、チーズ、ブランパン、クランベリージュース+蜂蜜、
飲むヨーグルト
マンション西側の半分は足場が外されスッキリ。でも、未だ残っている部分もあるのよ
昼 家食 玉葱天卵九条ネギ入りうどん、竹の子とぷりぷり海老の旨煮、お茶
夜 家食 「えん」の鰆の甘辛煮、アボガド・トマト・オクラのなめこ醤油、ネギ納豆、ご飯、大
根とエノキ茸豆腐の味噌汁、「夢のまた夢」栗の宝石箱
主治医に「週2回ペース、月8回はアルコール摂取を控えよ」と厳命されてから、約2年になる。
こうみえて素直な私は、その言葉を忠実に守り、ほぼ目標を達成するだけでなく、年間無酒日8日
×12ヶ月=96日を超える無酒日を誇っているのであーる。エライ!誰も褒めてくれないから自分
で褒める。もう一度エライ!無酒日は私にとってイコール家食となる。酒弱体質から、あるいは習
慣上酒を飲まない人は、フレンチでも懐石コースでも酒無しで平気で食べている。ペリエやウーロ
ン茶や熱いお茶なんか飲んでね。でも、私それ出来ませんわ。クレープの無いコーヒーのようで。
思いっきり古ッ!ま、焼き魚定食とかメンチカツ定食なんかを夕食に食べるならたぶん平気だと思
うけどね。で、無酒日の私はきまって家食になるのだが、きまって食べ過ぎるという大欠点がある。
美味しくてつい食べ過ぎんねん。今夜は冷凍しておいた「夢のまた夢」の栗の宝石箱を解凍してデ
ザートに食べてしまったもんなぁ。イカンよね。でもこの店閉店してしまったのよね・・。無酒日
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【今週の振り返り】
もうすぐ桜が咲いてしまいそうな暖冬だったが、その前には梅が咲く。本当のことを言えば2月の
初めに熱海の「梅園」で既に紅梅も白梅も楽しんでしまったのだが、それは一応忘れることにして
京都の梅を楽しみたいと思った。これまで京都の梅は、もっぱら京都御苑で眺めていた。その先に
は桃、そして一番北側には桜が咲くまことに便利な京都御苑ではある。当時泊まっていた東急ハー
ヴェストアーヴァンが京都御所の目と鼻の先だったからだ。一度だけだが、梅と言えば天満宮だろ
うと北野天満宮に出かけたこともあった。
今週火曜日、数年前にオープンした鷹峯の東急ハーヴェストクラブで耳よりのことを聞いた。「今、
城南宮の枝垂れ梅が満開だそうですよ」って。枝垂れ梅?枝垂れ桜なら大好きだが、梅も枝垂れる
のか?それに「ジョウナングウ」なんて初めて聞いた。今日は素晴らしいお天気だし、早速行って
みようとその足で伏見にあるという城南宮に向かったのである。そう、私はその気になりさえすれ
ば、すぐ動くのだ。
場所は伏見。京都市内から来て高速道路の京都南インターのちょっと手前に城南宮はある。今から
1220数年前に成された平安遷都。その際都の守護と国の安泰を願って京都の南に創建されたのが城
南宮である。現在でも城南宮は「引っ越し・工事・家相の心配を覗く「方除(ほうよけ)の大社」
として仰がれている。その昔、時の権力者に大流行りだった熊野詣だが、宇多法皇から亀山上皇ま
でおよそ100回行われたいたというから畏れ入る。中でも後白河上皇は34回、後鳥羽上皇は28回
と言うから何をか言わんや。約1ヶ月の旅程を歩いたり、船に乗ったりして約600`を旅した昔の
人々の篤い熊野信仰にはタマゲルばかりである。この城南宮を取り囲むよう建てられた城南離宮は
院政の拠点となり、歌会や舟遊びなど王朝文化の中心となった。また熊野詣に当っては、は出発前
に身を清めたり、方違(かたたがえ)をする宿所ともなり、上皇や貴族は方位の災いから無事であ
るよう祈願したのだと言う。
そんな城南宮を取り囲むようにあるのが神苑で、そこに素晴らしい枝垂れ梅が咲いていた。社殿の
西側に広がる「春の山」に紅白併せて150本の枝垂れ梅があるのだ。枝垂れ桜大好きな私だが、枝
垂れ梅なんて観るのは初めてじゃないかな。梅鑑賞には「探梅(たんばい)」、「観梅(かんばい)」、
「惜梅(せきばい)」とあるそうだが、今週の火曜日は正に満開の観梅だった。神苑内を流れるせせ
らぎ。このかしこに歌人が座って曲水の宴が楽しまれるのだとか。風情がありますなぁ。
そんな枝垂れ梅に酔いしれながら春の山の裏の方に行くと、日が翳り、一転別世界が広がる。起伏豊
かな地面はビッシリと苔むし一面深い緑色の絨毯。その上に今落ちたばかりの椿が、そこここに。見
ればずっと向こうまで落下の椿が並んでいるではないか。小高い丘の向こうは陽が燦燦と指す中で梅
のピンクが揺れているのに、数度も気温が低いようなこちら側はまさに「陰」の世界。そんな凄まじ
く美しい情景に言葉を失っていると、また新たに椿の花がポツンと音と共に落下して来た。花びらを
散らすことなく、咲いていたままで落下して来る椿。人間の終わりもこんなものか。無情さまで感じ
る落下椿に心奪われたひとときであった。
鳥羽伏見の戦いは城南宮の参道に置かれた薩摩藩の大砲が轟いて始まったとされ、薩摩の軍勢は城南
宮の御加護によって勝利が得られたと後日御礼参りに来たのだそうだ。来年の2月中旬から3月中旬
まで京都にお越しの際は、是非城南宮の「しだれ梅と椿まつり」をご覧ください。出来たら青空のあ
るお天気の良い日にね。
猫は死ぬ前に姿消すんだニャ
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