梅雨明けの日に今年もまたインスブルックへ
インスブルックの パッチャーコーヘル
7月 29日(月) 東京は晴れ 関東地方梅雨明け!
第1食 家食 サラダ、玉葱とじゃが芋と豆腐の味噌雑炊、クランベリージュース+蜂蜜、飲むヨ
ーグルト
第2食 ANA羽田=フランクフルト ファーストクラス機内食(洋食)
第3食 フランクフルト ファーストクラス機内食(ガーデンサラダと「一風堂」味噌ラーメン)
やっぱり2食目は味噌ラーメン
第4食 オーストリア・インスブルック・グラウアーベアホテル客室にて おにぎり、稲荷寿司、ウ
ィスキー
3年連続ジュニアスィートの316号室を借りている。もう住みなれた部屋って感じで
午後11時過ぎ荷物の整理をしてからウィスキーを飲みながらおにぎりを食べる
長い一日だった。今朝は5時に起きた。ここ2日程ムチャ暑い日が続いていたが、どうも今日関東
地方は梅雨明けするらしい。その梅雨明けと共に日本を脱出するって何て巧妙なタイミングだろう
か。すまんのう、おのうの方、拙者は涼しい場所に避暑に出かけるが、悪く思うなよ、って感じね。
羽田空港発フランクフルト行きに乗る。前回はヤンゴトナキ殿下ご夫妻とファーストクラスでご一
緒(って言い方も無いか、ついでに乗せて貰った、でも無いし、偶然乗り合わせてしまった、かな)
だったが、今日は8席中5席にフツーの人(笑)しか乗っていない。安堵する。同じ便に乗ったの
は1ヶ月前なのでメニューは前回と同じだ。じゃ、今日は和食は止めて洋食にしよう。洋食コース
を2種類の赤ワインと麦焼酎トリプル(苦笑)ロック2杯飲みながら食べる。映画は佐藤健主演の
「サムライマラソン」を観た。日本におけるマラソンの発祥と言われる史実「安政遠足(あんせい
とおあし)」を題材に摂ったのはバーナード・ローズ監督。佐藤健も森山未来も良かったし面白い映
画だった。それにしても佐藤健って「天皇の料理番」でも調理とフランス語に加えて走り回ってい
た。「走る運命」の下に生まれて来たのだろうか。酒の酔いで1、2時間ウトウトしたが、それまで
だった。16時20分フランクフルト空港到着。いつものことだが、着いたB48から車椅子に乗って
トラムで移動し、Aのセネタラウンジで数時間過ごすことになる。このラウンジと午後8時半搭乗
したオーストリア航空が寒くてね。風邪を引き始めた感じだ。10時過ぎインスブルックに到着する
と、駐在員のI芹さんが迎えに来てくれた。同じグループの皆さんは、オーストリア航空でウィー
ン経由で私より早く着くハズだったが、遅れているらしい。3年前から泊まっているグラウアーベ
アホテルの316号室に着いたのは10時半過ぎ。31時間ある今日は朝5時に起きたから疲れた〜。
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7月 30日(火)オーストリア・インスブルックは晴れ後曇り後雨 1ユーロ€=約120円
名馬ディープインパクト死す(享年17歳)
朝 オーストリア・インスブルック・グラウアーベアホテル 朝食ヴュッフェ
←こうして作る両目丼は旨い!
6月末に来た時はクローズになっていたスーパーが開いていて安堵。水を買う
昼 インスブルック・グラウアーベアホテルレストラン 海老入りクリームスープ、ウィンナーシ
ュニッツェルポテト添え、クリュームブリュレ、コーヒー3€
到着翌日の昼はホテルでランチ
夜 インスブルック・グラウアーベアホテル客室にて シュニッツェルサンド、茹で卵
昼も夜もシュニッツェルになっちまったよ!
今年もまたオーストリア西部にあるインスブルックに来た。これで8年連続である。某旅行会社
が9年前から行っている「インスブルック サマーヴィレッジ」で、それぞれが選んだ期間イン
スブルックのホテルに連泊しながら「住むように過ごす」プランである。毎日提案されるエクス
カーションに参加して、近隣の山に登っても良し、湖に行っても良し、南ドイツや北イタリアに
鉄道を使って出かけるのも良し。過ごし方は自由だから、6年目からの私のように町をぶらぶら
散歩したり、お気に入りの公園のベンチで読書したり、ただただ涼しい土地でのんびり過ごす方
法もある。その自由さと何と言っても湿度の低い涼しい気候が魅力で8年もこのインスブルック
で過ごすことになった。しかし、今朝は寝覚めが悪い。昨日フランクフルト空港のラウンジで風
邪を引きかけたのだが、昨夜寝ているうちに完全に風邪引きさんになってしまったようなのだ。
グズグズしているうちに7時半になり、朝食会場に行ってみると旅行会社がホテルに特別に依頼
して用意してくれるご飯のジャーはカラッポ!味噌汁もない!聞いてみたら、今朝は中国人グル
ープと日本人グループの客がドッと来て食べてしまったのだそうで。エーン😢それは無いだろう、
と添乗員のW辺さんに訴える(食べることになると必死だね、夢ちゃん)と「今追加をお願いし
ています」と。ほっ。そうなのだ、「ここはプライベートのエリアです」とか「某旅行会社のお
客専用コーナーです」とか英語、中国語、日本語で書いた紙がべたべた貼ってあるのだが、無視
する人達が多くてね。暫く待っているとお替りのご飯と味噌汁到着!無事ご飯、味噌汁、漬物、
ふりかけをゲットし両目丼の朝食にありつけた。う〜む、調子悪いなぁ。熱があるし、しばしば
洟がつーっと流れて来てティッシュの山が出来た。日本から持って来た薬は飲んだが、今日は寝
ていた方が良いかもなぁ。ランチは初日だからホテルで食べられるが、自由食の夕食は困る。よ
し!ダルイけど思い切ってスーパーに買い物に行こう。リュックを背負って近くのスーパーに行
き、1,5リットル入りの水2本とティッシュのお徳パック、併設されたパン屋でシュニッツェ
ルサンドを買って来た。昼は食欲が無かったがレストランに行くと、メイン料理は何とウィンナ
シュニッツェル!あ〜ぁである。昨日到着組は今日市内のオリエンテーションが半日あったのだ
が、3年目から私は参加していない。午後はひたすら寝ていた。7時半に起き出して午前中買っ
て来たシュニッツェルサンドと茹で卵のチョーカンタン夕食。パンは半分ね。また寝る。無酒日
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7月 31日(水) インスブルックは曇ったり降ったり 寒い!
朝 インスブルック・グラウアーベアホテル 朝食ヴュッフェ
今朝は開店(6時半)と共にレストランへ。スクランブルエッグも食べたから今朝は目玉焼き丼
昼 インスブルック「ソロ・ヴィーノ」サラダバー3€、魚介類のリゾット18€、カプチーノ2,8€
@チップ込み25€
リゾットは超アルデンテ!顎が疲れる😢
夜 インスブルック・グラウアーベアホテルレストラン ミックスサラダ、ホタルジャコのグリ
ル白ワインリゾットほうれん草添え、ココナッツムース、ノンアルコールビール3€、白ワ
イン6€、赤ワイン6€
水曜日の夕食はホテルで
昨日午後ずっと寝ていたので、夜中2時半にトイレに起きてから眠れなくなった。まぁ睡眠時間
は十分だから起きていても良いけど、何時になるんでしょうね。昨日風邪と共に突然左手首の腱
鞘炎状態でエラク苦労したのだが、それはピタっと治った。風邪も・・と思いたいところだが、
こちらは相変わらず洟は垂れるし、熱も未だあるなぁ。5時にシャワーを浴び、遅れてならじと
レストランが開く5分前6時25分から入口で待機。今日からプライベート日本食コーナー前の
席に座り、違反者(って言うのかな?)を厳しくチェックすることにした(げぇ!何でそんなこ
とやるの? 食を守るためじゃ!)。違反者がふらふら近づいてお茶椀を持ち上ると「エクスキ
ューズミー!」と素早く立ち上がって注意をするのだよ。そんなんじゃ、ゆっくりご飯食べてい
られないじゃないの。うん、そうなのよ。でも厳しく監視するためには仕方無い。昨日関空組が
到着され、その数人とお喋りした。8年半ぶりにO村さんにもお会いしたが、彼女はこれから駐
在員となる。O村さんとは8年前、1月南極、2月ウユニ塩湖なんてハードな旅をご一緒した。
ロビー階の奥には期間中サマービレッジのためのサロンが開設されている。メンバーへの告知や
エクスカーションの紹介、食事のお誘いなどの掲示がある。そこで昨年ご一緒したF沢さんや受
け入れ側ランドのアヤ子さんとも再会。サロンでは日本とオーストリアの交流会が行われていた。
ホテルから2番目に近いレストラン「ソロ・ヴィーノ」でランチ。以前は「ソロ・パスタ」とい
う店名だったが、店の中は変わっていない。ここを含めて市内の十数軒のレストランには、旅行
会社が作成した日本語メニューが置いてあるからドイツ語がわからなくても一人でご飯を食べら
れ便利。もっとも英語メニューでもわかるけどね。英語出来ないけど食べ物ならわかる(笑)。サ
ラダとリゾットを注文。このリゾット、ムール貝や烏賊のゲソ、海老などシーフードがふんだん
に入っているのは良いのだが、米がムッチャ硬くてねぇ、咀嚼にすごく時間がかかる・・疲れて
来た。半分以上残した。店を出ると雨が降って来た。昨日もそうだが、どうも天気がパッとしな
いし、気温が低過ぎる。避暑に来たのは確かだが、こんなに寒くてはいつになっても風邪治らん
ぞ。部屋に帰ってから夕食まで寝ることにしよう。このサマービレッジの食事だが、朝食を除い
て原則自由食。到着翌日の昼食と水曜、日曜日の夕食はホテルで摂るが、あとはすべてご自由に、
ということになる。今日は水曜日だからホテルで夕食。体調が万全ではないので料理もお酒も美
味しくないのは困ったことだ。明日までには絶対この風邪治すぞ!10時には早々とベッドに入る。
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8月 1日(木)曇りのち晴れ!
朝 インスブルック・グラウアーベアホテル 朝食ヴュッフェ
3年連続316号室(ピンク棟の1番上の窓)
お気に入りの宮廷公園は朝6時から開門する
季節によっていろんな花が咲いて人々を楽しませる
公園の池でカルガモ(?)の親子と小さな女の子が遊んでいる
昼 インスブルック・グラウアーベアホテル客室にて ローカーボヌードル(白鶏湯)、茹で卵、
ローカーボナッツ、バナナ、日本茶
「明星」はローカーボヌードルに力を入れていてよろしい!美味しいし、助かるぞ!
ホテルの真ん前はイエズス会教会で、周囲はインスブルック大学
午後のお茶 インスブルック「セントラルcafe」アールグレイ 3,9€
可愛いTシャツでしょ どっさり買い物をした後、改修が終わった「セントラルcafe」でお茶
夜 インスブルック「広東」(自由食・2人で)揚げワンタン3,9€、点心盛り合わせ5,5€、麻婆
豆腐12,8€、白飯、ノンアルコールビール4€、赤ワインボトル29€ 2人でチップ込み70€
毎年「広東」に来ている
昨夜も2時半にトイレに起きてから眠れなくなった。この時間に起きれば河岸で働けるな。ホテル
では日本語放送のJSテレビ1と2を旅行会社から頼まれて入れてくれているのだが、毎日早起き
をしていて気づいたことがある。NHKの朝ドラは一日何回か放映するのだが、一番早いのは5時
45分なのだよ。だから4時半に起きて、15分みっちり膝体操、ゆっくりシャワーを浴び、そして
「なつぞら」を観たのだ。今朝も日本食監視員の使命(誰からも頼まれていないけど)を果たしな
がら両目丼をかっこんだ。長い間食べ物の中で一番嫌いなモノが目玉焼きだった人間とは思えない
変貌ぶりである。最初の5年間は駅前のホテルオイローパに滞在していたが、あそこはご飯の炊き
方が毎日マチマチでお粥になったりオコゲになったり。味噌汁も全く切っていない長――――い若
布が入っていたこともあったが、こちらのホテルは炊き方も味付けも安定していてよろしい。朝の
うちどんよりと曇っていたが、そのうちパーッと雲が切れて青空が見えて来た。いいぞ!風邪も治
ったようだし、お気に入りの宮廷公園に行こう。宮廷公園はホテルのすぐ裏手にあるのだよ。それ
がこのホテルに変更した理由でもあるのだ。1ヶ月前に来た時はバラが満開だったが、バラの季節
は終わってカンナなどの花が咲いていた。公園をぶらぶら歩いていたら、O澤さんにバッタリ!も
う何度もサマービレッジでご一緒している方で、今回もオイローパに滞在されている由。数年前ま
では高齢のお母様とご一緒にいらしていた。来週辺り夕食ご一緒にどうですか?と約束。ホテルに
帰ってローカーボヌードルでチャチャっとランチを摂った後、恒例の買い物に出かける。何年か前
からずっと、動物柄のTシャツ屋さんで誕生日を祝ってくれる仲間にお土産を購入しているのだ。
男女用、サイズ、色、絵柄で7人のTシャツとプラスアルファのお土産をゲット。空っぽのリュッ
クを持って行ったからそれに詰めて貰った。結構重いぞ。ふらふら歩き疲れたので「セントラルc
afe」でお茶休憩。本店はウィーンにある由緒あるカフェだが、改修のために暫くの間休業して
いたそうだ。夕食は聖アンナ記念柱の近くにある中国料理「広東」。毎年来ているから、お店の中
国人オバサン、「あぁ、あんたね」って表情で笑い顔を見せた。風邪も治って、天気も回復して、た
くさん歩いたこともあって、中華料理もワインも美味しくて嬉しいぞ!今日9000歩近く歩いたよ。
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8月 2日(金) インスブルックは晴れ 午後一時雨
朝 インスブルック・グラウアーベアホテル 朝食ヴュッフェ
ハプスブルグ家王宮の屋根 民族衣装を着て踊る人々 1560年建設されたヘルベルリングハウス
黄金の屋根前広場はいつも観光客でいっぱい! あっ、ベルと同じボーダーコリーだ 昔からいるパントマイム
昼 インスブルック「THAI LI−BA」チキンのココナッツスープ5,1€、パッタイ15,9€、
bitter檸檬3,1€、水(小)2、7€ @チップ込みで30€
大事をとってトムヤムクンは飲まず
マリアテレジア通りはインスブルックの目抜き通りでいつも賑やか 待ち合わせの目印聖アンナ記念柱
午後のお茶 インスブルック「COFFESHOP COMPANY」「COLD BREW」3,8€
ヨーロッパではアイスコーヒーは無い。どうしても飲みたければ「COLD BREW」が一番近い味か
夜 インスブルック・グラウアーベアホテル客室にて (自由食)ローカーボヌードル(酸辣湯)、
トマト梅、ローカーボナッツ、バナナ
インスブルックでもしっかり「チコちゃんに叱られる」のだよ
昨日からようやくいつものインスブルック滞在のペースになった。しかし、2日続けて午前2時半
から眠れなかったので何とかこれを直したい。昨夜起きていられない時間までギリギリ起きていて
眠ったら、今朝は6時半まで眠ることが出来た。よし、これでフツーに戻れる。8時からの朝ドラ
を観終って8時20分に朝食に行くと、既に日本人客は誰もいないし、ご飯は売り切れ。あ〜ぁ、
パンかぁとガッカリしたいたところに小さなジャーが運ばれて来た。ご飯だ!キャッホー!海外に
行って無いものだと思っていれば諦めもつくのだが、毎朝「あることが日常」になってしまうと変
化に弱くてね。イカンね。毎日皆さんはアチコチに出かけてらっしゃるが、私はどのエクスカーシ
ョンにも参加せず、一人ブラブラしている。今日もお天気が良さそうだし、旧市街に行ってみよう
か。と言ってもすぐなんだけどね。インスブルックのシンボル「黄金の小屋根」は神聖ローマ帝国
皇帝マクシミリアン1世の結婚を記念して1500年に完成したが、小屋根前の広場はいつも多くの
観光客で賑わっている。その広場に面している貴族の館として1560年に建てられたヘルベルリン
グハウスは今も漆喰装飾が美しい建物だ。スワロフスキー本店の前には全身を銀色スプレーしたパ
ントマイムが台の上に立っているが、この人8年前からここにいるよなぁ。小腹が空いて来た。ラ
ンチはタイ料理にしよう。「THAI LI−BA」は市庁舎の建物の中にあって、職員の方々も
ランチをここで摂る人も多いようだ。カラダが未だ本調子ではないので、トムヤムクンは止めてチ
キンのココナッツスープにしたら甘くてツマラン。タイの焼きうどんであるパッタイは好物だ。市
庁舎前は目抜き通りのマリアテレジア通り。ここも観光客や市民で賑わう場所だ。デパートのカウ
フハウス・チロルもお馴染みの場所だ。いつも大きなサイズのTシャツを買っていた洋服屋は閉店
セールをやっていた。ホントに閉店してしまうのだろうか。どこの町だったが、一年中閉店セール
やっている店があったな、なんて思い出した。この2階にある小さなカフェも好き。「COLD
BREW」は瓶入りビターブラックコーヒーである。これをチビチビ飲みながら文庫本を読んでい
たらアッという間に1時間近く経っていた。時計を見て慌てて(慌てる必要は無いのだが)デパー
トを出たら、雨が降っている。こんな時に出て来ちゃって、チェッ。雨宿りしながらホテルに帰る。
暫くすると朝出したランドリーが届いた。素早い仕事だね、とチェックしたら何とパジャマズボン
のポケット濡れたままだったよぞ!今夜は8時から「チコちゃんに叱られる」を観ながら部屋食で
ある。ローカーボヌードル酸辣湯味。これじゃ今どこにいるのかわからなくなる。日本か?無酒日
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8月 3日(土)曇り一時雨のち晴れ
朝 インスブルック・グラウアーベアホテル 朝食ヴュッフェ
リュックを背負って近所のスーパーに水(大)を買いに行くのも2回目
午前のお茶 インスブルック「Baguette」アメリカンコーヒー3,2€
6月末に2泊したホテルが見える
昼 インスブルック「ネパール料理ヒマル」(自由食)カシータルカリ(マトンのカレー)12,8€、
ノンベジタブルモモ12,5€、水(小)1,2€
カシータルカリ(マトンのカレー)を頼むとチャパティ、ライスにナンもつくのだよ
ネパール版餃子ともいえるモモ ベジタリアンとノンベジタリアンの2種ある
夜 インスブルック「ソロ・ヴィーノ」(自由食・大勢で)トマトサラダ5€、クワトロフォルマッ
ジョピッツァ12,5€、ノンアルコールビール4,2€、白ワイン5€、赤ワイン6€
チップ込みで@35€
3日前もランチで行った「ソロ・ヴィーノ」。今夜は4種チーズのピッツァを食べた
睡眠時間のサイクルが昨日直ったと喜んでいたのも束の間、今朝はトイレに起きた3時から眠れな
くなった。困った人だわねぇ。ベッドでゴロゴロしていたが4時45分には起きる。膝体操15分、
血圧を下げるメディカルグリップ11分やってからシャワーを浴び、一番早い朝ドラを5時45分か
ら観る。あらまぁ、なっちゃん結婚することに。朝食会場に行くと、去年インスブルックで私のグ
ループ添乗員だったI上さんに挨拶された。去年は新入社員でオドオドしていたが、目の前にうる
I上さんはニッコリする笑顔にも余裕があって何だか自信めいたものも感じる、たった1年で人間
こんなに成長するんだなぁ、とビックリした。大昔は大勢部下がいたから仕事が人を育てる様子は
間近で見ていたけどね。今回彼女はインスブルックに滞在している客に対して添乗員数が不足して
いるので4日間だけヘルプに来たのだと言う。遥々日本から来てたったの4日間かい、短過ぎるし
もったいないわなぁ。そんなI上さんと男性客2名の方々とランチに行くことに。このサマービレ
ッジでは、ホテルで夕食が出る水土以外毎日の昼食と夕食について「○○で食べませんか?」とい
うお誘いがある。一人ではレストランに入りずらいとか誰かとお喋りしながら食べたいというニー
ズに応えて添乗員が食事につきあってくれるのだ。今日のランチの提案は「ヒマル」。ネパール料
理店でホテルの隣だ。食事企画にもめったに参加しないが、たまには行くか。喋り通しの関西のオ
ッちゃんN田さんとナニゴトにも控えめなM谷さんの男性陣2人が対照的で面白い。駐在員のO村
さんも加わって賑やかなランチとなった。日本から携帯に電話。え?大量のキムチが届いた?先日
は桃が来ているが、という電話もあったしな。午後は大洗濯大会実施。ブラウスやズボン、パジャ
マはランドリーに出すが、それ以外のものは手洗い。お天気が良ければ午後リビング側に陽が燦燦
と射すから工夫をして干せば夕方までにカラッと乾く。日本と違って湿度がうんと低いしね。夕食
も食事企画に参加して「ソロ・ヴィーノ」へ。昼間行った「ヒマル」の次に近い店で3日前一人で
ランチを摂った。あの時芯が残ったリゾットは食べたから今夜はピッツァにするか。かなり旨い!
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8月 4日(日)インスブルックは晴れ
朝 インスブルック・グラウアーベアホテル 朝食ヴュッフェ
24時間使えるインスブルックカードを使ってお気に入りのパッチャーコーヘルに行く
「J」のバスに乗って終点まで行けばパッチャーコーヘルのロープウェイ乗り場だ
ロープウェイを降りると1965b! カウベルをつけたチロル牛君達がカラコロといるのだった
「おーい!飯だぞー!」オジサンが餌を撒いて行く。仲良く食べる牛君達
ここまで自転車で登って来る人もいる エーデルワイスの花 インスブルックの街を見下ろす
牛には負けんぞ、とワンちゃん 霜降り松のハイキングコースに続く ロープウェイ駅は1965b
午前のお茶 パッチャーコーヘルSCHUTZHA カプチーノ3,5€
パッチャーコーヘルに来たら、必ずこの小屋でお茶を飲んだりトイレを借りたり
標高2000bを超えた場所でたくさんの牛が放牧されている
中には豪華朝食を摂れる籠も! 行きも帰りも貸し切りのロープウェイだった。ヒャッホー!!!
今日はお天気が良さそうだから24時間使えるインスブルックカードを使ってパッチャーコーヘル
に行こうかな。準備をして9時にはホテルを出発し、電車通りまで出てJのバスを待つ。もう何
度も行っているパッチャーコーヘルだが、明日ウィーンに移動してしまうW部さんと話をしてい
たら「ロープウェイ乗り場奥の方に移りましたから以前のイーグルスでバス下りないよう注意し
て下さい」と言われて助かった。そう聞いていなかったら、以前の乗り場イーグルスで下車する
ところだったよ。新しいロープウェイ乗り場はずっと奥の方に移動し、冬季オリンピックのルー
ジュ会場の隣に立派な建物が出来ていた。ほう、素晴らしい!しかし、そこまで行くのに階段上
るんかい、プンプン。バスもロープウェイもインスブルックカードを見せれば、ご隠居の御印籠
効果があるのだよ。8人乗りの籠がどんどん来るのでひとり貸し切りで乗った。わ〜い、わ〜い、
貸し切りだぁ〜。以前は途中で乗り換える必要があったが、今は同じ籠に乗りっぱなしでOK。
やがて1965bの山頂駅に到着。そうか!その時私は理解したのだ。2年前に来た時、牛が寝そ
べっていた場所に大きな建物を建設中だった。こんなのんびりしてところに一体何を作るのだ!
ホテルか、レストランか土産屋か?そんなもの要らん。で、チロル牛さん達はどこに行ってしま
ったのだ!!と怒りまくってさっさと帰って来てしまったのだ。昨年はイレギュラーの日程で少
し短い滞在だったからパッチャーコーヘルには来ていない。で、今日わかったのだ。あの時工事
していたのは、この新しいロープウェイ駅を作っていたのね。あぁそうだったのかぁ。以前より
ずっと便利で使いやすくなって感謝せねばならないのに誤解してごめんね。牛達も無事戻ってこ
の高い山でモーモーのんびりお過ごしだ。牛の向こう、正面にはノルトケッテの山々が、そして
眼下にはインスブルックの街が見えるよ。やっぱりここパッチャーコーヘルは大好きな場所だ!
昼 インスブルック「カフェザッハー」(自由食)グヤーシュスープ7,5€、ザッハトルテ7,5€、
ロイヤルアールグレイティ5,2€、水(小)3,9€ チップ込み26€
「カフェザッハー」における私の鉄板メニューはこれ!パンがついてくるグヤーシュスープ
甘いモノ苦手なのにザッハトルテは食べる。生クリームは手をつけない
インスブルックカードで宮廷教会にも入ることが出来る マクシミリアン1世の棺(中は空)
棺の左右には等身大マクシミリアン1世の親族と崇めた英雄のブロンズ像28体が 1558年製作のパイプオルガン
夜 インスブルック・グラウアーベアホテル ツナのタルタル、ビーフステーキ、バニラアイスク
リーム、ノンアルコールビール3€、白ワイン6€、赤ワイン6€×2
今日はたくさん歩いたので酒が旨い!
今朝乗ったバス停の斜め前の「auis」でランチを摂ろうとバスを降りたのに店は閉まっていた。
あぁそうだった、以前は営業していたけどいつからか日曜日定休日になったんだった。忘れていた。
オーストリアもヨーロッパだから原則日曜日はお店はスーパー含めてお休み。レストランも日曜休
みのところが多い。そんなことで日曜日の夕食はホテルってわけだ。「カフェザッハー」なら今日
営業している。5週間前ドロミテに行く前にもこの店で食べたものと同じメニューを注文。いやま
ぁ、いつだってこれなんだけどね(笑)。せっかくインスブルックカードがあるのだからもうちょ
っと使うか。ホテルまでの途中に宮廷教会とチロル民俗博物館がある。入口は一緒だが、どちらに
入るか聞かれて入場料を払う仕組み。まぁカードがあるからどっちも入れるんだけど一つにしよう。
宮廷教会。ここは「インスブルック歴史散歩」やヴィルテン少年合唱団のコンサートなどで何度も
入ったことがある。ヴィルテン少年合唱団のコンサートは毎年楽しみにしていたのだが、ある年か
ら夏の間は中国から招かれて遠征公演に行ってしまうようになって寂しい思いをしている。中身は
カラッポだが、マクシミリアン1世の棺の左右にズラリと並んで等身大の人物ブロンズ像は初めて
見た人はビックリするよね。クタクタに疲れてホテルに帰る。全英女子オープンで初海外ツァー参
加の渋野日向子選手がいきなり優勝してしまったとはニュースだ。午後7時からホテルで夕食。明
日帰国する人、明日ウィーンに移動する人、まだずっと滞在する人いろいろだ。埼玉在住のT志田
さんと奈良在住のK谷さんとお喋りしながらの食事だった。留守宅マンションに行ってくれた姪の
カオルから急ぎのメール。パントリ―奥のワインクーラーから水が出て床に水が溜まっているよ!
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【今週の振り返り】
今年の夏もまたインスブルック。こんな夏の過ごし方、もう8年になるのだなぁ。
そもそも旅行会社Wが、オーストリアの地方都市インスブルックを舞台に「サマービレッジ」と銘
打った本格的な長期滞在の旅を発表し、開始したのは9年前の2011年だった。「3・11」が
あったあの年だ。8日間、10日間、16日間、30日間と滞在期間もいろいろあり、ホテルも駅前
の5ッ星ホテルと旧市街に近い4ッ星ホテルが用意された。朝食以外、原則として食事は自由食。
水曜日と店の定休日が多い日曜日の夕食はホテルで提供する。ドイツ語や英語が出来なくてもレス
トラン、食堂で自由に注文・食事が出来るようお客に勧められる店を選んで日本語メニューを置か
せて貰う。滞在期間中決まった日程は、到着翌日の午前中インスブルックの街のオリエンテーショ
ンがあるのみ。あとは何をしても、あるいは何もしなくても参加者の自由。お好きなようにお過ご
し下さいという結構毛だらけの企画なのだった。
その年の2月ウユニ塩湖でご一緒した愛知県のY脇さんから「僕は30日間滞在申し込んだけど、
あなたもどう?」とお誘いを受けた。しかし、その時は既にブラジルのパンタナールと白い大砂丘
のレンソイスに行くことにしていた。インスブルックも十二分に魅力的だが、体力勝負の冒険的ブ
ラジルの秘境は今のうちに行っておいた方が良いとお断りした経由がある。砂の上を裸足で一日
歩き回って足の裏が火傷で腫れ上がったなんてツライ思いをしたレンソイスだったが、インスブ
ルックで過ごされたY脇さんは極めて快適だったそうだ。「来年行きましょうよ」「そうですね、で
は来年の夏には」。というわけで2012年の夏、8月3日から16日間インスブルック滞在が始まっ
たのだ。
この「何をしても良い」という贅沢極まりない日々を酷暑の日本では信じられないような低湿度
で涼しい場所で過ごせる。これこそ「最高の避暑」ではないか。それに一度だけ行ったことがあ
ったインスブルックという街に惚れた。大き過ぎない、されど小さ過ぎない街の規模。地方都市
の素朴さとハプスブルグ家の宮殿や宮廷公園、オペラ座もあるノーブルさ。周囲をオーストリア
アルプスに囲まれている風光明媚な景観。ドイツにもイタリアにも近い立地。大学がいくつもあ
るから学生など若者が多い街の活気。女性一人で夜歩きしても危険を感じない治安の良さ。物価
の安さとバラエティに富む飲食店、そして冬のスポーツにも夏の避暑にも適した素晴らし気候・
・・。滞在中1、2度催される「チロルの夕べ」にはインスブルック観光局の招待があり、民族
衣装を着た楽団の皆さんがチロル音楽をたっぷり聞かせてくれる。第一次世界大戦で負けてオー
ストリアとイタリアに分割されてしまったが、それまではチロル伯領だったんだなぁ、なんてこ
とをチラッと思い出す瞬間だ。朝起きれば、北に連なるノルトケッテの山々を真っ先に眺めて一
日が始まる。その北のノルトケッテにも南のパッチャーコーヘルにもロープウェイに乗ればヒョ
イと2000bを超える山の上にすぐ行くことが出来る。この山々は冬はスキーコースになるのだ。
何しろ冬季オリンピックを2度も開催したインスブルックだから。
インスブルックに長く滞在しながら、日本の生活の延長も味わえる。旅行会社Wは参加者が滞在
しているホテルの朝食会場にご飯、味噌汁、漬物、ふりかけ、箸などを日本から食材を持ち込ん
でホテルの厨房スタッフの協力を得て供してくれる。これが有難い!目玉焼きを2つご飯茶碗に
乗せて食べる「両目丼」は毎朝の楽しみ!客室には湯沸かしポットが常備されるから麺類やスー
プ、お茶などをスーパーで買って来たサラダなどと一緒に摂れば立派な部屋食となる。客室のテ
レビには日本語放送のJS1とJS2が映るから、主にNHKの番組を視聴出来てとても便利。
日本と同じく朝8時から朝ドラを観ることが出来るのだよ。ホテルの部屋、あるいはコーナーを
「サマービレッジ」のサロンとし、毎日のエクスカーションの紹介や昼、夜の食事の案内、天気
予報などが貼りだされる。毎日日本の新聞のコピーがサロンに置かれるから情報感度が鈍ること
は無い。カンタンな飲み物とお菓子なども常備されているから、参加者同士の交流の場にも利用
されている。
まぁこんな調子だから、暑さに異常に弱い私がインスブルック「サマービレッジ」のリピーター
になるのは自然のことだった。一人で過ごしても退屈しない人間であるが、こんな素晴らしい夏
の過ごし方を周囲に紹介しているうちに、毎年毎年お連れが出来た。リピーター同士が仲良くな
ったりするから滞在が更に楽しくなった。数年してインスブルック以外の滞在地が増えて行く。
東フランスのアルザスや北イタリアのトリノ、スイスのサンモリッツなどである。これらの街を
組み合わせて滞在することも出来る。2年前は私も前半サンモリッツ、後半インスブルックに滞
在した。今年はインスブルックとサンモリッツの他にウィーンが加わった。今年は既に何度もご
一緒しているS尾さんとO和田さんの女性お二人と参加する予定にしていたのだが、出発直前に
S尾さんの体調を崩されたことから私一人の滞在となった。お元気になられたと聞いてホッとし
ている。
海外に自分の故郷のような街を持つーこれゼータクなことだと思う。まだまだ滞在は続きまーす!
インスブルック愛、モー止まりませんなぁ モー