パクパク日記19年12月3週
毎日のように誰かと夕食の1週間。新装オークラに泊まった!
「風の谷のナウシカ」昼と夜の部 オークラプレステージタワーロビー
12月 16日(月)晴れ!
朝 家食 サラダ、きゅうりのキューちゃん、野菜とエノキ茸豆腐の味噌雑炊、クランベリージュ
ース+蜂蜜、飲むヨーグルト
昼 家食 蟹カママヨ、チーズ、ブランパン、野菜とウィンナのコンソメポトフ
夜 荒木町「四谷うえ村」(2人で)鯖鮨、このわた茶碗蒸し、塩辛、鮟肝奈良漬砕き最中・助子、
おこっぺ蟹、お造り:本マグロ・シマアジ・油霜造りの車海老・ナガス鯨、カラスミ酒蕎麦、ス
ッポンの吸い物、甘鯛のパリパリ油焼きプレミアム徳島椎茸添え、熊本赤茄子生ウニのせ、対馬のア
マゴと胡桃、鶏唐揚げ、鰻山椒炊き込みご飯、香の物、赤出汁、水菓子:メロン・キウイ・苺・
椰子糖)、オールフリー、麦焼酎トリプル水割り×4杯 2人で5万円
このわた茶碗蒸し、鮟肝奈良漬砕き最中・助子とプリン体アラモードのスタート
今夜は甥のヒカルに「ありがとう」の夕食会
自家製カラスミどっさり酒蕎麦 スッポンの吸い物大好き! 甘鯛パリパリ油焼きはホントパリパリ
熊本赤茄子生ウニのせ 対馬のアマゴと胡桃 香ばしい鶏唐揚げ
食事は鰻山椒炊き込みご飯。当然食べ切れずおにぎりにして2人とももって帰る
本来今日の夜は東京ドームで決戦の予定だった。その決戦に勝利して正月1月3日に学生日本一と
ライスボウルで戦うというのが、数年前までの習慣だった。しかし、ある時からそれが途絶えてい
たが、今年はようやく「行けるだろう」というところまで来たのに・・😢😢😢いつも12月の第3
月曜日の夜は空けてあるのだが、2週間前の敗戦で夢は潰えた。で、夜がポッカリ空いた。そうだ!
ならば先日契約などに長時間つきあってくれた甥のヒカルに「ありがとね」の夕食をご馳走しよう。
そうだ!ならば夕食の前にリビングの照明で切れた電球を交換して貰おう。最近薄暗いなぁと思っ
ていたのだが、たくさんある照明のうち電球が4つも切れていたのだよ。以前なら椅子の上とか脚
立に乗って自分で交換出来たが、今は怖くてとてもそんなことは出来ない。これまではパソコンの
面倒見のついでにA先生にやって貰っていた。いつもすんません。「四谷うえ村」に行く。ヒカル
の姉のカオル夫婦もこの店に来た。海苔を貼った鯖鮨で始まり、好物のこの腸茶碗蒸しと続く。こ
の後は鮟肝奈良漬砕き最中・助子や外子付きのおこっぺ蟹、カラスミ酒蕎麦などプリン体アラモー
ド状態。でもいいんだ、ノンアルコールビールにしたから。あれ?変かぁ。変でもいいんだもん。スッポン、
生ウニと好きなものが続々と出て来る豪華版はいつものことだ。とはいえ量的には全部食べること
能わずだから、4割くらいはヒカルに食べて貰ったけど。彼意外と大食漢。じゃ、金曜日にまたね!!
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12月 17日(火)雨 のち曇り
朝 家食 「四谷うえ村」鰻山椒炊き込みご飯おにぎり、鶏の唐揚げ、きゅうりのキューちゃん、
チャンポン風野菜スープ、クランベリージュース+蜂蜜、飲むヨーグルト
「四谷うえ村」から貰って来た鰻山椒炊き込みご飯おにぎりと鶏の唐揚げで朝ご飯
昼 新橋演舞場客席にて お弁当
横浜の某有名私立高校生約1000名と一緒に「風の谷のナウシカ」昼の部 タペストリー幕
公演限定特製弁当。どこが特製なのでしょうか
午後のお茶 銀座「絵季花」コーヒー(マキコにゴチになった)
遅い夜 銀座「くーた」(3人で)お通し、胡麻鯖、大間のまぐろ刺身3500円、ポテトサラダ750
円、明太子卵焼き1000円、黒毛和牛網焼きヒレ150g、鹿児島黒豚生姜焼き、オキュウト、ざ
る豆腐850円、くーたの辛子蓮根900ン、牡蠣フライ5個、小ご飯)、オールフリー、麦焼酎
「吉四六」ボトル 3人で4万500円
博多料理の店である
歌舞伎「ナウシカの日」は朝から雨だった。一時は上演が危ぶまれたが無事に観劇できることにな
って胸を撫で下ろした。しかし、新橋演舞場に近づいたタクシーの中から見た光景を見て驚愕!傘
を差した夥しい数の学生が途切れることなく新橋演舞場の方に歩いているのだ。演舞場の方に彼ら
が行くような場所あったっけ。無い。つまり彼らは全員が演舞場に吸い込まれて行った!結論から
言えば、横浜にある某私立高校1年2年生約1000名がナウシカ鑑賞に来た。運が悪いことにその
日に私とA先生夫妻はチケットを購入した訳だ。高校生以外の客約400名は小さくなって鑑賞せね
ばならない。ってことも無いが、とにかく15、16、17歳のこれほど多くの若者に囲まれるっての
は落ち着かないものだ。さて、ナウシカ。宮崎駿原作の漫画「風の谷のナウシカ」が連載されてい
た昭和50年後半や映画化された59年は、読んだり観たりするには働き詰めで年を取り過ぎた世代
だった。だからストーリーは知らない。当時は影もカタチも無かった隣の高校生と条件は同じだ。
イヤホンガイドを借り、筋書きも読んで舞台の進行についていくのに必死だ。ナウシカ菊之助、クシャ
ナ七之助、ユバ松也、ミラルパ巳之助、アスベルと口上尾上右近、ケチャ米吉、クロトワ片岡亀蔵、
ミトとトルメキアの将軍橘太郎、ジル権十郎、城ババ萬次郎、チャルカ錦之助、マニ族僧正又五郎、声
の出演の玉蟲は市川中車。昼の部は集中し過ぎて疲れ眠くなったりして面白さもイマイチだったが、
昼の部終了後宮本亜門のご実家の喫茶「絵季花」でコーヒーを飲んで臨んだ夜の部は分かり易く見
応えがあった。夜の部ではヴ王に歌六、セルムと墓の主の精に歌昇、道化の種之助、第三皇子と神
官に吉之丞、右近はオーマの精の役も。声の出演で墓の主に吉右衛門。ナウシカ菊之助の怪我で演
出をかなり変更したそうだが、終盤の墓の主の精歌昇とオーマの精右近の長時間に渡る毛振りが凄
い迫力だった。怪我を押して熱演した菊之助の努力は買えるし、気高く美しいクシャナ七之助が大
きな存在感。ユバ松也が意外に好演で歌六が舞台をキッチリ締めた。しかし全編で大活躍したメー
ヴェや王蟲、巨神兵など作り物などの大道具の皆さんに特別賞を差し上げたい。これだけの作りモ
ノがあったけど再演は難しいかなぁ。昼夜通しナウシカで感動プラス疲弊した後は、予約してある
すぐ近くの「くーた」へ。暫く前に予約を試みたら改装工事中だった。あら、こんな風に変わった
んだぁ。ナウシカの感想を言いながらアレコレ食べ、飲んでいたら個室からグループ客がゾロゾロ
出て来た。その中にカタカナ会社時代部下だったT橋君がいた。Sバンクは辞め独立した由。皆さ
ん頑張っているんだね。この店の辛子蓮根は天ぷらにするのだそうだ。最後の牡蠣フライが旨しい!
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12月 18日(水)晴れ 今日は暖か
朝 家食 ツナと茹で卵のサラダ、牛蒡と蓮根のつくね和風スープ、ブランパン、チーズ、クラ
ンベリージュース+蜂蜜、飲むヨーグルト
昼 無し!
夜 向島「平岡」(6人で)名門白子の会走りの部宴会(特選ふぐコース(白子焼き付き)+飲み放
題(前菜3種:ふぐと長芋酢の物・カラスミ大根・柿とこんにゃくの白和え、スッポンの吸い物、
ふぐ刺し、ふぐ白子焼き、ふぐ唐揚げ、ふぐちり鍋、ふぐ雑炊、漬物、柿)、ノンアルコールビ
ール、麦焼酎 @1万4000円
今夜も美味しゅうございました! 「平岡」のご主人ご夫妻
昼間はシコシコとパクパク日記を作ったり、お歳暮の礼状を書いたり、旅行の薬の準備などをして
いたが、夕方向島にタクシーで向かう。現役の終わりの頃は向島の料亭に来る機会が結構あった。
何度も行っているうちに、女っぷりのいいお姐さんにすっかり気に入られて「待ってたわよ、夢ち
ゃん!」なんて歓迎されていた。お座敷で出る料理は仕出しのコースで、それをつまみながらビー
ルだ、酒だ、ウィスキーだと飲み続け、宴たけなわの頃、アコーディオンとギターのお兄さんがや
って来てセッティングが終了するとカラオケ大会の幕明けだった。こう見えて(見えないと思うけ
ど)私は結構歌が巧かった。ハハハ、昔の話ね。ワンスアポンアタイム・・・。さて今夜は名門白
子の会(名門と名乗っているが、自分達だけで悦に入っているだけ)の走りの部。数年前から走り
の部は向島で、旬の部は築地で、と使い分けるようになった。今夜も幹事のR子が「平岡」の一番
広い座敷を予約してくれている。昨年はポンちゃんがアメリカ出張で欠席し、マキコが代役出席し
たのだが、「こんな素敵な座敷でやっていたんだぁ!白子が大きい!」と興奮しっ放しだった。今
夜は欠席ゼロ、遅刻ゼロで正会員6名が午後7時集合した。特選ふぐコースに白子焼きを付けて飲
み放題がこの会の鉄板メニューだ。白子が大きいのが何よりの魅力だ。話題は先ずはこの会の年に
一度の大人の修学旅行の行き先について。3案あったが、元々の候補だったあの県で決まり。大分、
京都、山形、広島・岡山、北海道とこの会もあちこち旅している。これだけ飲んで食べても安い!
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12月19日(木)曇り時々小雨 今日は寒い
朝 家食 ツナと茹で卵のサラダ、野菜と卵の具だくさんスープ、ブランパン、チーズ、クランベリ
ージュース+蜂蜜、飲むヨーグルト
昼の軽食 家食 「わらびの里」料理一膳(十六穀米)、春雨スープ、酒場の学校
夜のご馳走の前は軽く
午後のお茶 虎ノ門・オークラプレステージタワー「クラブラウンジ」コーヒー
あの伝統のロビーが復元された! 梅の花のテーブルと椅子 オークラ・ランターン
障子に竹林のシルエット
プレステージタワー40階のクラブフロアーの客室
夜 オークラヘリテーウイング フランス料理「ヌーヴェル・エポック」(2人で)長い夜のはじま
りディナーA3万8000円(始まりのお愉しみ:@水晶文旦と鰤・オマール海老のキッシュ、A
玄米甘酒シャーベット生姜入り、幻の柑橘「橘」の爽やかな香りと冬の桜海老、クエのタルタル
とオシェトラキャビアのロワイヤル仕立て、フォアグラのローズ仕立て「ピエール・ドゥ・ロンサール」
魅惑な香り漂う蝶々のクリスティアン、甘鯛のポワレにトリュフのラケ香ばしい野菜のクルスティアンを
鱗にみたててクリアーなジュ・ド・ヴォーと鰹のエッセンス、特和牛フィレ肉の備長炭炙り焼きマディラ
酒のソース白トリュフ添え、チーズワゴンから2種のチーズ、カボチャと黒糖のクレームブリュ
レ、ブリア・サヴァランとクリームチーズ苺のムースハーブの香り、カモミールティ、ミニャルディーズ)、ノンア
ルコールビール1100円、赤ワインボトル1万6000円 2人で11万9911円
初日はフランス料理好きのSブーとヘリテーウイング フランス料理「ヌーヴェル・エポック」で優雅なディナー
Sブーは下戸だからワインは私1人がグビグビと飲む
リモージュ焼きに盛られたアカヤガラの昆布〆キャビア添え
一番驚いた料理はコレ!何だと思いますか? 甘鯛のポワレ クーリー・ド・トリュフのラケ
木箱に鎮座する白トリュフ 半分以上Sブーが食べた特和牛フィレ肉の備長炭炙り焼き
料理の後もチーズだデセールだミニャルディーズだと続くのだよ ブリア・サヴァランとクリームチーズ苺ムース
プレステージタワーに戻った
2015年に建て替えの工事のため本館が閉鎖されたホテルオークラ。約4年の工事期間を経て、今
年の9月TheOkuraTokyoがオープンした。どこのホテルでもオープンし立ての頃は何かとサー
ビスに問題があるので、私は3ヶ月後を目途にして宿泊するようにしている。で、今日からプレス
テージタワーのクラブフロアーに2泊するのだよ。予約時、41階建ての「オークラ プレステー
ジタワー」にするか、それとも17階建ての「オークラヘリテージウィング」にするか随分と悩ん
だ。眺望もあるが、レストランの位置も考えた。その結果最初の今回はプレステージタワーの高
層階に泊まるべくクラブフロアーを選んだ。チェックインは37階のクラブラウンジで。これまで
オークラはクラブフロアーを持っていなかったから初めての試みなのだとか。クラブラウンジでは
朝食を始めアフタヌーンミール、ナイトオードブル、ナイトキャップなどの提供があるが、私はきっと朝食以外は使わな
いのよね。客室は客室として最上階の40階だった。虎ノ門ヒルズ側だったので、ずっと見ていた
い風景でも無かった。今夜はフレンチ好きのSブーとフランス料理「ヌーヴェル・エポック」でディ
ナーの約束をしている。場所はヘリテーウイングにあるのでタワー館5階からの渡り廊下を通れば
良かったのだが、エレベーターで4階に降りてしまい暫しウロウロと迷った。お陰で2つの建物の
関係を身をもって理解した。10月1日の「謝謝」ぶりね、バリ島の件では貴重な情報ありがと
う!さぁご馳走食べましょう。「ラ・ベル・エポック」時代の料理より私は新しい方が好きかな。
ビックリしたのは赤いバラがフォアグラだったこと!美味しかったね、とSブーを送って別れた。
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12月 20日(金)晴れ
朝 オークラプレステージタワー「クラブラウンジ」朝食ヴュッフェ
クラブラウンジで朝食。卵料理やフォー、スープは注文 他はヴュッフェ
お天気が良い日の40階からの眺め 廊下絨毯の模様
昼 オークラプレステージタワーオールディダイニング「オーキッド」コーンスープ1100円、ハンバーグ
ステーキオークラクラシック3000円、バリューセット(スモールサラダ、ライス、ドリンク)1500円
新しいオークラではメインレストラン「オーキッドルーム」がオールディダイニング「オーキッド」になってしまった
オールディダイニング「オーキッド」は朝の時間はヴュッフェとなる
正面玄関前の大倉集古館 クリスマスツリーの飾りつけ 虎ノ門病院が見える
午後突然K岩が車でやって来た
夜 オークラヘリテーウイング「山里」天ぷらカウンター(2人で)天ぷら竹コース1万7000円
(タタミイワシと海老脚、焼き胡麻豆腐、サラダ、天ぷら:海老@、海老A、銀杏、鮑。椎茸、ネ
ギ、公魚、海老B、天豆、スミイカ、カリフラワー、鱚、食事:かき揚げ天茶、香の物、フルーツ
:柿とパパイア)、ノンアルコールビール、麦焼酎「吉四六」ボトル1万6800円
2人で5万3700円
「山里」エントランスにある古代裂の「錦張り」
今夜は甥のヒカルと「山里」の天ぷらコーナーで天ぷらコース
「今日はこの食材を揚げさせていただきます」「よろしくね」
残ったらパパに持って行ってね、と焼酎ボトル
かき揚げの天丼、天ぷらご飯、天茶のチョイス。最近はいつも天茶
朝食は37階のクラブラウンジで。広いラウンジで2,3組の客しかいなくて寂しい程だ。ここに
は3フロアあるクラブフロアー客とヘリテージウィングの客が入室許可されている。スタンバイさ
れているシェフにオムレツと野菜スープ、それにフォーをお願いした。クラブフロアー客は、「ヌ
ーヴェル・エポック」では差額有料となるが、このラウンジの他「山里」と「オーキッド」でも朝
食が可能なのだとか。「オーキッド」のランチに行くと満席で待てと言われた。隣にあるシェフズ
キッチンで明日チェックアウト時に買うものをジロジロと物色。そうこうしているうちに名前を呼
ばれた。旧館の時「オーキッドルーム」はキチッとしメインレストランだったが、今はオールデ
ィダイニングになってしまった。以前の「ガーデンテラス」が「オーキッド」になったと思えば良
いのか。だから料理もそれなりだ。午後になって突然K岩から「今から行っても良いか。今新宿」
というラインが。大慌てでシェフズキッチンにお土産のパンを買いに行く。先ほど夜食事する甥の
ヒカル用に買ったばかりだったが。K岩は10月も急に仕事がヒマになったと台風のため宿泊して
いたキャピタル東急にやって来たっけ。これから帰宅してレッスンに備えピアノの練習をするのだ
そうだ。相変わらず仕事以外でも精力的だ。夜は今週2回目となる甥のヒカルがやって来た。昨夜
に続きヘリテージウィングにある「山里」の天ぷらコーナー。ヒカルとナウシカ話をしながら揚げ
立ての天ぷらを食べる。彼はまさにナウシカ世代なのだそうで、クシャナや王蟲、巨神兵などの名
前がスラスラと口に出て来る。私の甥なのに酒を飲まないから入れた焼酎ボトルは私1人でグビグ
ビ。余ったら年末帰る実家に持って帰ってね。天ぷらの〆はかき揚げの天茶。サッパリして旨いぞ。
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12月 21日(土)曇り
朝 オークラヘリテーウイング「山里」和朝食膳4000円、プレーンヨーグルト500円、コーヒー
1000円
ヘリテーウイングロビーの「三十六人家集」料紙 ヘリテーウインクの日本料理「山里」
和食膳の焼き魚は私が好きな鯖の塩焼き
プレーンヨーグルトとコーヒーを追加で注文
左側がヘリテージウィングで正面がプレステージタワー むこうに別館が見える
昼 家食 「オークラシュフズガーデン」手羽先照焼丼、「料亭の味噌汁」、きゅうりのキューちゃん
今年最後の歌舞伎見物
遅い夜 荒木町「宮わき」お通し:牛肉のしぐれ煮、青森〆鯖1400円、本もろこ焼き1400円、蕪
蒸し1500円、海老のてっぱい700円、牡蠣フライ自家製山椒タルタルソース1500円、生ビー
ル極小、麦焼酎ダブル4杯 @1万2000円
京都っぽいメニューを注文
どういう訳か今朝は5時に起きてしまった。もうひと眠りしようと思ってはみたが、ダメなのよね
ぇ。仕方ないから起きるか。せっかくオークラ40階の広々としたキングダブルベッドに寝ていた
のに。朝食は今日もヘリテージウィングの「山里」で。和朝食膳を食べてからプレーンヨーグルト
とコーヒーをお願いした。後はパッキングしてシェフズキッチンで料理を買って帰るだけだ。帰宅
して先ほど「オークラシュフズガーデン」で買って来た手羽先照焼丼で家食ランチ。出かける前に作成終えて
あったパクパク日記を更新した。今年は更新出来るのはあと1週か、それとも2週?そこへ岐阜の
タカミちゃんから紅マドンナと某氏から超高級食品が届く。紅マドンナ大好きだから嬉しいぞ!3
時半歌舞伎座夜の部に出かける。今月だけで歌舞伎は5回目、今年最後の観劇である。先ずは「神
霊矢口渡」。渡し守頓兵衛に松緑、娘お舟に梅枝、下男六蔵に萬太郎、新田義峯に坂東亀蔵、傾城う
てなに児太郎。お舟の梅枝が好演。最後はあのグリム童話の歌舞伎化した「本朝白雪姫譚話」。白雪
姫に玉三郎、母野分の前に児太郎、鏡の精に梅枝、家臣郷村新吾に獅童、輝陽の皇子に歌之介、従者
晴之進に彦三郎。一言で言えば「つまらん」。長過ぎるし、演出が平坦。キャストも玉三郎では白雪
姫はキツイ。児太郎がその母親役の野分の前で奮戦し、鏡の精の梅枝の淡々とした演技が落ち着いた
雰囲気を醸し出した。獅童や彦三郎も気の毒だ。12月の歌舞伎座は玉三郎公演のように見えたが、
実は梅枝と児太郎の気張りが目立った。終わってから荒木町に戻り「宮わき」に行く。本もろこがあ
ったので焼いて貰う。蕪蒸しと海老のてっぱいも下さいね。まるで京都にいるよう。東京では貴重!
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12月 22日(日)曇り 有馬記念アーモンドアイ大敗!
朝 家食 「オークラシュフズガーデン」のコブサラダ、鶏の唐揚げ、チーズ、ブランパン、オニオンスー
プ、紅マドンナ、クランベリージュース+蜂蜜、飲むヨーグルト
まるでゼリー!紅まどんな!
昼 家食 ローカーボヌードル(白鶏湯)、トマト梅、紅まどんな
夜 家食 「オークラシュフズガーデン」の焼売、八宝菜、鶏の唐揚げ、納豆、ご飯、玉葱とじゃが芋と豆
腐の味噌汁、紅まどんな
大昔私は「競馬女子」だった。仕事がメチャンコ忙しく、残業代をたっぷり貰ってはいたが、朝早
く出勤して深夜帰宅の毎日では使うヒマが無い。1週間の疲れを癒すべく土曜日は寝坊して、むっ
くり起きるとおもむろに支度して府中にある東京競馬場に出かけて行くのである。競馬新聞と赤鉛
筆を手に耳には携帯ラジオ。肩から競馬バッグをかけて千鳥格子柄のハンチング帽を被っていた。
パドックで次レース出場の馬をチェックし(って全然わかんないんだけどね。気持ちだけ厳しい目
でチェックするわけさ)、殆どのレースは正面裏側のテレビで見ていた。「行けー!行けー!そのま
ま!」などと小さなテレビ画面に向かって絶叫するのがストレス解消だったような気がする。当時
は200円馬券、500円馬券、1000円馬券(特券と呼んでいた)があってそれぞれ売り場が違った。
帰りの交通費とナニガシカの酒代は別ポケットに確保して汗水垂らして働いたお金をレースに注ぎ
込んでは負けていた。最終レースの馬券を買うと帰路につく。帰路途中に飲食店がある。その時の
所持金によって店のランクは違ったが、必ず飲んでから帰った。まるでおっさんだった。あの頃は
ハイライト吸っていたしね。今日は有馬記念。圧倒的な一番人気には牝馬アーモンドアイだったが、
結果は9着と惨敗。おまけにフィギャアスケート男子では羽生選手がまさかの2位だった。世の中
に「絶対」は無い。今夜も食べ過ぎた。紅まどんな極めて旨し!タカミちゃんありがとう!無酒日
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【今週の振り返り】
競馬も好きだったが、実はホテル好きである。そんなことは知っているって?あぁ、何度もホテル
好きって書いて来たものね。2015年の夏、私の好きなホテルの一つが建て替え工事のため本館を
閉館した。ホテルオークラ東京である。それまでも時々何泊かずつ泊まってはいたが、閉館が発表
になってからは何度も行った。8月末閉館の直前8月26日から2泊3日が本館の最後の滞在と
なった。レストランで会ったスタッフに「暫くはどこで働かれるの?」と聞いた。「新潟へ」とか
「別館へ」とか「アムステルダムへ」とか答えは様々だった。新しいオークラが出来るまでの数年
間、そうやって彼らは別の場所で働きながら待つのだ。28日の正午近くチェックアウトした。担
当してくれた女性に同じ質問をした。すると彼女は「いい機会かもしれないのでこの度退職させて
いただくことにしました」「そうですかぁ、お疲れ様でした」と声をかけた。あの有名なロビーで
は記念撮影する人で溢れていた。壊すなんてもったいないじゃない!皆そう思っていた。
たくさんあったホテルオークラ東京のレストラン。新しいホテルでは無くなってしまうと聞いて、
名残を惜しみながらじっくりと味わったレストランもある。朝食のヴュッフェ、ランチ、そしてフ
レッシュハーブティを楽しんだ「ガーデンテラス」。ガーデンと名乗っているだけあって、外に出
てみると存外広い庭が広がっていた。入口近くにはシェフズキッチンがあり、オークラのパンや焼
き菓子、午前11時半からはオークラの和洋中の料理が器に入って並べられた。朝食で大人気だっ
た「オーキッドルーム」のフレンチトーストも数は少なかったが販売されていた。よく考えたらフレンチトースト
なんて好きではないのに一度買って来たことがあったな。中華では、華々しく高級な「桃花林」
に対して、最上階でビジネスマンや近隣の住人に支持されて来たのが「チャイニーズテーブル ス
ターライト」だった。私は大勢では「桃花林」、一人の時は「チャイニーズテーブル スターライ
ト」に行った。美食飲茶セットが人気だったが、私はほぼアラカルトで点心や麺類を食べては喜ん
でいた。それとエントランスと同じ階にあったメインレストラン「オーキッドルーム」も無くなる
と聞いた。名前は残っても全く姿を変えると。何と大胆な発想だろう。「オーキッドルーム」では
一度ランチを摂ったのだが、あまりに量が多くて、その日の夕食が食べられるか心配になる程だっ
た。当時香港在住だったK岩が東京出張で帰って来た日、岐阜のタカミちゃんも交えた「香港喰い
倒し隊」メンバーが朝早く集合して、フレンチトーストブレックファーストを摂ったこともあったなぁ。変わらない
ものなぞ何も無いのだと思うものの、本館と共に消えるレストランが惜しまれた。
あれから4年の月日が経った。この間、ホテルオークラ東京は別館だけの営業となった。1昨年大断
捨離プロジェクト実施した時、大阪から手伝いに来てくれたキョウコと私はこの別館に3泊した。夜
は「山里」の天ぷらコーナーと中華料理の「桃花林」で、朝はルームサービス、オールディダイニング「カメリア」
、「山里」で食べた。「カメリア」を除けば、小さな宴会場や会議室を潰してムリクリ作ったような狭
い場所での営業で、天ぷらコーナーなど数席しかなく気の毒だった。まぁそれはそれとして。9月に
再オープンしたことはニュースなどで知っていたが、軌道に乗った頃にと思って今週滞在した。工事
途中で2棟になること、そのうちの1棟は高層ビルになることなどが発表されてはいたが、実際敷地
入口に立つとその景観の大変化に「変われば変わるものよのぉ〜」と唖然とした。
オークラ初のクラブフロアーが設けられていた。レストランは17階建てのヘリテージウィングに日
本料理「山里」、フレンチ「ヌーヴェル・エポック」が、41階建てのプレステージタワーには中国
料理「桃花林」、鉄板焼「さざんか」、オールディダイニング「カメリア」がある。客は利用するレストラン
によって行ったり来たりしなければならなくてチト面倒だ。そうそう「山里」には以前あった鮨屋の
「久兵衛」は無い。オークラが提示したのがプレステージタワーだったことで「久兵衛」が激怒し、
「ずっと山里の中にある「久兵衛」だったじゃないか!訴訟に持ち込むぞ!」と一時大騒ぎになった。
でも今も別館で営業されているそうですよ。そうだ、別館と言えば、東京オリンピックまでは間違い
なく営業するそうだが、それ以降はどうなるのかオークラは発表していない。しかし、今年の2月不
動産関係の新聞によれば、別館を取り壊した跡にN村不動産が主体となってマンション棟と事務所棟
を建設するらしい。そうなると別館は無くなってしまうのかぁ。ちょっと寂しいけど老朽化している
から仕方ないわな。
変わったものはたくさんある。しかし変わらないものも。代表的なものは、プレステージタワー5階
(エントランスは5階なのだ)のロビーだ。ホントに壊したのか?そっくりどこかに保管しておいたのでは
ないか、と思える程以前と同じ優雅なロビーが再現されていた。オークラファンはあのロビーを見て
安心したに違いない。新しくなったオークラは概ね心地良かったが、スタッフの対応に温かみを感じ
なかったのは気のせいだろうか。オープン以来どっと客が押し寄せた疲れが溜まっているようにも思
えた。そうかどうかは次回検証することとしよう。
モコちゃんも行きたいニャア