高岡・射水・砺波・立山・富山・岩瀬・五箇山・井波・城端、富山の旅
高岡御車山祭 五箇山・相倉集落
5月 1日(月)富山・高岡は晴れ 砺波は一時小雨
大谷翔平選手3-1-1 7号HR!エンゼルス ブリュワーズに勝利!
早朝からMLB観戦。大谷翔平選手にHRあり、チームも勝利、よしよし
朝 富山・エクセルホテル東急「リコモンテ」朝食ヴュッフェ 2500円
氷見線が走る雨晴海岸は義経伝説で有名。条件が揃うと海岸の向こうに立山連峰が見えることも
万葉集より いやしくしくに・・ 高岡市 橋の両方に鳳凰の像がある鳳鳴橋を渡って金屋町を散策
懐かしや二宮金次郎さん! 金屋町は昔から鋳物で栄えた町
こちらは山町筋。東京駅を設計した辰野金吾監修の北陸銀行本店や「御車山会館」がある
秀吉が後陽成天皇をお迎えするのに使用した御所車を加賀藩祖前田利家が拝領。二代目利長が高岡町民に与えたのが始まり
正午、山町筋片原町交差点に7基の御車山が順番に揃い始める
「高岡御車山祭の車山祭行事」は国の重要有形民俗文化財・無形文化財の両方に指定されている
祭の間外されていた鉄路を急いで復旧! 高岡古城公園の翠が美しい!
昼 射水市 カモンパーク新湊「レストラン道の駅」白海老御膳
午後のおやつ 砺波チューリップ祭り ソフトクリーム350円
射水市は2015年新湊市など合併して誕生。海王丸公園から内川遊覧船で12の橋を潜るクルーズへ
砺波のチューリップ祭。突然空に暗雲たちこめ、気温が一気に下がる
チューリップ祭は5月5日までだが、今年の満開は4月25日と早く花を枯らさない懸命の努力が!
夜 富山「四川の華 小吃」(自由食・2人で)トマトとモッツァレラチーズ650円、カリッとチーズ巻揚げ550円、
焼きビーフン575円、ノンアルコールビール「キリンゼロイチ」310円 @2085円
夕食は自由食。T田さんと2人で中華の夕食
昨日から富山に来ている。朝8時出発だから5時に起きるつもりだったが、エンゼルス戦は午前3時か
らやっているので4時過ぎに起床。シャワーを浴びて、野球を観て6時過ぎ15階にある「リコモンテ」で
朝食ヴュッフェ。こんな時間なのに満席で、帰る時は数十人が並んでいた。恐るべし。大谷選手は7号
ホームランも打ったし、エンゼルスも勝ったしで気分良く大型バスに乗って観光に出発。先ず目指すは雨晴
(あまはらし)海岸。ここに来るのは4回目かな。冬場1月に来た時は富山湾の向こうにクッキリと立
山連峰を眺めることが出来て感動した。でも5月ともなると難しいね。兄頼朝に追われて東国に逃
れる途中で義経一行がここで雨宿りしたという伝説がある。氷見線が走って行った。今日の観光メイ
ンは高岡市。毎年5月1日に行われる「高岡御車山(みくるまやま)祭」はコロナの影響で4年ぶり。
祭が始まるまでの2時間は昔から鋳物産業が盛んな金屋町と高岡の金融街のような山町筋を見学。
そして正午、片原町交差点には御車山の中央の心柱先端に各町が趣向を凝らした鉾留を誇らしげに
揺らしながら7基の御車山が集結した。絢爛豪華な御車山の勢揃い式の光景は正に壮観!美しいお
祭りであった。バスの駐車場までヨロヨロと歩いている時、御車山のスムーズな運行のため、祭の間だけ取
り外されていた路面電車万葉線の線路の復旧工事をやっていた。次は新湊の道の駅レストランで白海老
ご膳。当然のように昆布を貼り付けた生白海老もあり、T田さんに食べて貰う。ランチ後は海王丸公園
へ。練習帆船として長く活躍して来た海王丸が引退後の余生を送っていた。現在帆を張るのは年に
3回で次回は5月5日だって。その姿は「海の貴婦人」と呼ばれるとか。内川遊覧&12橋巡りに出
かける。内川は「日本のベニス」と呼ばれるほど風情があり、そこに掛かる特徴ある12の橋を見学
しながら楽しめる。ハズであったのだが、今朝4時起き、祭で疲れ、ランチ後とあって絶好の昼寝タイムに
なってしまって💦スンマセンでした。さぁ、次はしっかり撮影するぞ!と張り切って砺波のチューリップ祭に
行ったのだが、暗雲が突然立ち込め、気温もグンと下がって雨までポツポツ降って来たではないか。し
かも今年のチューリップの開花がムチャ早く、祭が始まった4月22日には満開だったとか!期間終了の5月
5日まで花を植え替えるなど、枯らさないよう関係者の皆さんは様々なご苦労されているとか。チューリ
ップと言えばオランダのキューケンホフ公園だが、あそこが大好きで2度も行ったなぁ。珍しくソフトクリームなど舐め
ながら、チューリップを楽しんだ。夕刻富山に帰り、夕食は北九州から参加されているT田さんと予約の
必要がない「四川の華 小吃」でカンタンな夕食。安く味フツー。最終日までずっと自由食が続く。無酒日
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5月 2日(火)立山は晴れ!
朝 富山・エクセルホテル東急「ファンクションルーム」和朝食膳2500円
今朝は「ファンクションルーム」で和朝食膳。空いていて良いが毎日同じ献立!!!
貸し切りバスで室堂目指して立山へ。素晴らしい晴天で嬉しい!!!
有料道路は貸し切りバスのみ許可!@5万2800円! 落差日本一!称名の滝
昼 弥陀ヶ原ホテル「レストラン大日」(標高1930m)何とか定食
標高1930mの弥陀ヶ原は未だ雪の世界。大日岳を眺めながらランチ
いよいよお目当ての立山・雪の大谷ウォーク。この日の大谷の壁は12メートルとやや低かった
ロータリー除雪車立山熊太郎 GPSシステム搭載除雪用ブルドーザーのお陰です!
標高2999mの剣岳がようやく見えた!
夜 富山「ビストロDANZA」(自由食)普通のポテサラ550円、クレージー枝豆550円、オニオンリング660円、アボ
ガドのカルパッチョ780円、白海老アヒージョ1320円、プレミアムモルツ(サービス)、赤ワイン「バローロアウダチェ」
6600円 @1万460円
4日ぶりの酒!でも飲み過ぎだ!
今日はゼッタイ晴れて欲しいと昨夜から強く念じていた。そしたら晴れた!今日は立山に行くのだ。今
の季節ならではの「雪の大谷」を歩くのが一番の目当てだ。立山の標高2390mの室堂近くにある「大
谷」は吹き溜まりになるため特に積雪が多く、20メートルになることも。そこをGPSで道路情報を割り出
して上から少しずつ雪というか氷を削って行き、最後は強烈な除雪車やロータリー車を駆使して出来るのが
高さ20メートルにも迫る巨大な雪の壁なのだ。この「雪の大谷」は1994年から始まり、今年は2月から
除雪を始め、4月15日に開通。約500mのウォーキングを楽しめるのは雪が溶ける6月まで。富山市内から
バスで立山を目指し、美しい新緑を楽しんでいたのだが、いつの間にやら雪の世界へ。標高1930mの弥
陀ヶ原ホテルの「レストラン大日」でランチ。目の前に聳える大日岳と雪景色を眺めながらの食事だった。ここま
で来れば雪の大谷もすぐだ。好天に恵まれたので多くの観光客が歩いている。今日の最高地点は12メー
トルだそうだ。無室堂の駐車場で下車し、1時間半程自由時間になったので各自ウォーキングへ。何度も写真
を観ていた雪の大谷のイメージには少し雪の量が少なかったが、晴れたのだし、帰りに剣岳も眺めること
が出来たし、満足することにしよう。多くの皆さんは夜、福野の夜祭に出かけられたが、私は行かな
い。もう3晩も続けて飲んでいないのだ。今夜こそ!と張り切っていたからね。「ビストロDANZA」で普
通のポテサラ、クレージー枝豆、オニオンリングなどをつまみながら、先ずはビール、次は赤ワインの「バローロ」をグビ
グビ。ここのオニオンリングは素晴らしい。毎晩食べたいくらい。ペースが早過ぎて1時間ちょっとでワイン1本
飲んでしまった。部屋に帰ってパジャマに着替えてホッコリしていた時、ホテルのフロントから電話があった。「今
夜ビストロDANZAで食事をされましたでしょうか。お店からお支払いを頂いていないと連絡がありまして」
ギョエーッ!!!飲み逃げ?喰い逃げ?無銭飲食?私が?・・そんなことするワケないでしょ!!・・でも、
支払った記憶もないような・・もうパジャマ着替えてしまったので、もし支払いが未だなら明日支払い
に行きますよ、と言ったら「それは困ります!今夜お願いします、是非!」って。仕方なくまた着替
えて、ソォーット店にお支払いに行ったとですよ。ゴメンチャイ。とんだ無銭飲食未遂事件になってしまったよ。
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5月 3日(水)富山は晴れ
大谷翔平選手休養するもエンゼルス5−1でカージナルスに勝利
朝 富山・エクセルホテル東急「リコモンテ」朝食ヴュッフェ 2500円
皆さんは、昨夜福野の夜祭りを見学に。真夜中に喧嘩祭になるらしいよ
昼 富山「サイゼリア」(自由食)冷たいパンプキンスープ150円、アスパラガスの温かいサラダ300円、ミラノ風ド
リア300円、ドリンクバー200円 @950円
富山でサイゼリアかい!
夜 富山「いろは」(自由食)茹で立て枝豆380円、いろは肉汁餃子6個500円、ブラックラーメン(ハーフ)
680円、オールフリー530円 @2090円
絶不調である。早朝からトイレ通いが始まり、朝食は何とか食べたものの、典型的な腹壊し状態であ
る。幸い今日は午後美術館見学を入れてはいるものの、終日自由行動の日だから気は楽。ご希望の
方は、朝と夕方越中八尾の曳山祭に行かれる。越中八尾と言えば「おわら風の盆」だよなぁ。思え
ば、4月29日、30日、5月1日と3日もアルコールを摂っていなかった。で、昨夜は酒心が爆発するよ
うにグビグビとビールに赤ワイン1本のひとり祭。あれがアカンかったんだろうなぁ。しかも支払いもしな
いで帰って来るという醜態まで演じたしなぁ。自己嫌悪っぽい気持ちもチラ〜っとはあるよなぁ。午
前中は大谷選手休養で寂しいがエンゼルズはヌートバーが所属するカージナルスに危なげなく勝った試合を見た
り、本を読んだりして過ごす。その間何度もトイレ通いは続いているが、それでも腹は空く。遠い店は
心配だから近くの店を考えよう。ホテルがあるビルの4階に「サイゼリア」があることを発見!四谷三丁目
に住んでいた頃はランチでかなりの回数行っていたが、この数年はゼロ。消化のことを考えてパスタやピッ
ツァやステーキは無しにして(これまでも殆ど食べたこと無いけどね)スープとアスパラとドリア。安上りなランチ
である。午後1時半から「ギャラリー・ミレー」に行くことにしていたが、この腹で路面電車に乗るのは危
険。M本添乗員に電話してキャンセルを伝える。富山銀行が地域活性のために開いた美術館で館長のお話
も聞けたそうだ。夕方近くお腹も落ち着いた。さて、今夜はどうしよう。酒は無しだな。これも名
物という富山のブラックラーメンを食べたことが無い。食べるなら今夜かもな、と地下にある「いろは」に
行った。夕食にラーメン(40代までは2次会や〆では何度も食べたが)だけでは寂しいので茹で立ての枝
豆と餃子をつまみにノンアルコールビールで乾杯!ハーフもあると聞き注文したら、子供用サイズのような黒ラーメンだ
った。色の黒さに反してそれほど味は濃くないし醤油っぽさも強くない。たまにはいいかも。無酒日
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5月 4日(木)富山は晴れ
大谷翔平投手先発5回4失点するも13奪三振!(ところがエ)ンゼルス9回表逆転勝利!
侍仲間のヌートバーと再会 そのヌートバーには3三振! ヌーママも観戦
打っては5打数3安打1打点!
朝 富山・エクセルホテル東急「ファンクションルーム」和朝食膳2500円
特別オーダーでカマスの一夜干しを鯛の焼き物に変更して貰った
今日はひとり観光 先ずは隈研吾設計のガラス美術館と図書館へ
6階にある常設展
3階と4階は企画展が開かれていた
昼 富山「DAIJYUTEI」(自由食)蟹クリームコロッケブラックカレー(サラダ付き)1680円、Bセット(スープとドリンク)
400円 @2090円
遠出して日本海に面している岩瀬浜へ。東岩瀬の街並みをチョコッっと散策した
北前船の廻船問屋で栄えた豪商の森家は公開されている
「満寿泉」で知られる舛田酒造店の店内も洒落ている
夜 富山「四川の華 小吃」(自由食)小吃の冷奴345円、肉焼売460円、チャーハン600円、マンゴプ
リン345円、冷たいウーロン茶220円 @1970円
今日の夕食は2000円未満!
今日も天気が良い。体調も戻った。しかも終日自由行動だ。朝食は和朝食膳を提供する「ファンクション
ルーム」と交渉して、毎日同じ献立をせめて焼き魚を変更して貰うことに成功。食べにくいかますの一
夜干しが鯛の焼き物になり、美味しく食べた。大谷翔平選手はカージナルス戦で先発し13奪三振するも4
回に4失点!えぇー!負け投手かよ、とガックリ来たのだが、珍しくエンゼルスがバカ力を発揮して9回表に
逆転して逃げ切った。これで「大谷負け投手」が消えた。注目されたヌートバーとの対決は3度あったが、
3度とも三振を奪った。希望者は2手に分かれて、宇奈月温泉で黒部渓谷鉄道トロッコ列車に乗ったりす
るコースか能登半島七尾で開催される青柏祭でデカ山見学コースに参加された。私?どっちも行かない。で、
ひとり観光をする。市内も見どころが多い富山だが、是非観たいと思っていたのは「ガラス美術館」だ。
「薬売りの富山」ならでは昔からガラス薬瓶製造が全国トップクラスで溶鉱炉を備えるガラス工場が多かった富
山市だが、その衣鉢を継いで現代ガラス工芸が街の文化になって行った。「富山ガラス造形研究所」という
全国初の公立ガラスアート専門教育機関もあるし、「富山ガラス工房」は作家の活動拠点であり市民がガラスアート
を楽しんでいる。そんな富山市の「ガラス美術館」は隈研吾設計で、市立図書館と併設されているが、最
上階の常設展も3 ,4 階に展示されている企画展の作品も素晴らしいものばかりだった。佳いモノを見る
と空腹になる。斜め向かいにはデパート「大和」があって6階にレストラン街がある。「DAIJYUTEI」で蟹クリーム
コロッケブラックカレーを食べた。ブラックラーメンにブラックカレーだね。地下の食品売り場でお土産の詰め合わせを見繕っ
て送った。さて、午後はどうするか。隣にあるタクシー会社で乗車すると、とても人柄の良い運転手さんだ
った。「ホテルに帰ろうと思ったけど、このまま岩瀬浜に行ってくれませんか」とお願いして、日本海側ま
でタクシーを飛ばす。この地は北前船の廻船で栄えた地域で、風情のある東岩瀬の街並みは当時の栄華を感
じることが出来る。豪商馬場家、森家が今もその佇まいから当時ブイブイと稼いでいた様子を感じること
が出来る。「北陸銀行」も当時っぽい作りを踏襲していた。帰りに富山市民憩いの場である富岩環水公
園を一周して貰った。ここにあるスタバは「世界一美しい」と呼ばれているのだそうだ。立山連峰が店内
から見えるらしい。今夜は毎朝朝食を頂いている「リコモンテ」でフレンチを食べようと思っていたが、予約は
していなかった。ホテルに帰って予約を試みると「満席です」って!ガーン!それではと近所の評判の良い
居酒屋に電話をしてみると「満席」は同じ。5軒で断られたところで諦め、初日にT田さんと行った
「四川の華 小吃」をアンコールすることに。ここならいつだって座れるから。中華風の冷奴、肉焼売、チャー
ハンを冷たいウーロン茶を飲みながらチャチャッと食べて超カンタン夕食を終了した。富山に来て5夕食摂ったが、酒
を飲んだのは1度きり。しかもほぼ毎食がB級グルメだったよ。ホントの私のようではないわなぁ。無酒日
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5月 5日(金) 五箇山・城端は晴れ
WHOコロナ緊急事態宣言を終了
大谷翔平選手3打数1安打 エンゼルス11−7でカージナルスに3連勝!
能登半島珠洲市震度6強の地震!
朝 富山・エクセルホテル東急「リコモンテ」朝食ヴュッフェ 2500円
ハチミツ胡桃ヨーグルトがお気に入り
五箇山の「こきりこ館」で日本最古の民謡と言われるこきりこ踊りを鑑賞
♪ 囃 窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン ささら踊り
観客も「ささら」の練習 なかなか面白い!ギロの音に似ている
越中五箇山相倉集落に行く。秋篠宮殿下も相倉が大のお気に入りと聞いた
集落36軒中合掌造りの家屋は24軒。江戸末期から明治時代に建てられたが、一番古い家屋は17世紀!
現天皇が皇太子時代詠まれた歌の歌碑が地主神社境内にある
世界的にも珍しい「人が住まう世界遺産」
民宿「勇助」の家の中は豪華で住みやすそう
昼 井波「道の駅井波」昼のお膳
木彫りで有名な井波の道の駅でランチ
城端別院善徳寺の門前町として発展した城端
城山曳山祭を観に行く
山の前には精巧な作りの庵屋台。町内独自の歌が演奏される
「越中の小京都」と称される町屋の通りに山車が進む
午後2時過ぎ珠洲市の地震があっても冷静に対処された進行の女性!素晴らしい!
夜 富山「ル・グルトン」コース(生ハムとチーズとオレンジ、新タマネギのクリームスープ、バイ貝とキャベツ鱸、ビーフと野菜
添え、小イカと茄子トマトのスパゲティ、チョコケーキとアイスクリーム、生ビール(旅行会社のゴチ)
最後の夕食は全員で路面電車に乗ってイタリアンの「ル・グルトン」で
富山滞在6日目。3日ぶりに全員揃っての観光に出かける。それにしてもこのホテルの朝食事情は凄ま
じい。オープンの5分前5時55分に行ってみるとレストラン「リコモンテ」の前には朝食ヴュッフェを求めて既に
30人位が行列を作っていた。もうすぐ入れるところでT田さんをお見かけしたのでお誘いして同じ
テーブルで食べることに。今日は8時に出発し、先ずは五箇山へ。合掌造りは20年前に岐阜県の白川
郷には行ったことがある。五箇山の上梨に着いて「こきりこ館」でこきりこ踊りを鑑賞する。大化
の改心の頃から田楽として歌い継がれて来たと伝えられる古代民謡だが、昭和44年には文部省(当
時)が中学の音楽教材に指定したことから全国的に知られるようになった。その年齢は遥かに超えて
いる世代だが、舞台で伴奏に合わせて踊られているささら踊りの歌を聴きながら「私、これ知ってい
る、唄える ♪ まーどのサンサもデデレコデン はーれのサンサもデデレコデン・・・この日一日中唄っていた。
近くの相倉集落へ。皇太子時代の現天皇陛下が学生時代訪れた時の記憶を歌会始めで御詠まれた時の
歌碑が神社に残っていたり、弟君の秋篠宮殿下も4回に渡ってお越しになる程お気に召しておられる
そうだ。晴天下で新緑と合掌造りのコントラストが見事な景観を楽しんだ。昼食は車で30分程離れた井波
へ。ここは木彫りで有名な土地だと聞いた。今日最後にしてメインの日程は城端(じょうはな)曳山祭。
越中と呼ばれた富山県は昔から浄土真宗が盛んな土地柄だが、城端は浄土真宗大谷派の寺院、城端別
院善徳寺の門前町として発展して来た。バスを下りてなだらかな坂道を上り切った場所に別院があり、
その近くの曳山会館前が6基ある曳山と庵唄の披露会場で今日は有料観覧席を取って貰っている。トッ
プバッターの一番山東下町「東耀山」の庵屋台と山車がセットで登場。庵屋台では三味線や笛の演奏に合わ
せて「夏の蛍」の唄が披露される。二番山から六番山まで演奏披露があるのだが、途中3時前にスマホ
の緊急地震速報が一斉に鳴り出して緊張が走る。暫くして横揺れが続いたが、城端は震度3だったの
で揺れもそこそこ。タイミング良く、すぐ近くで解説と進行を担当されていた年配の女性が落ち着いた声
で「揺れも収まりましたね。さぁ、祭を続けてまいりましょう」と名リードされたので祭りは再開され
た。大真面目で披露された各町内の庵唄だが、歌詞をじっくり読んでみると、結構色っぽい端唄なの
だよ。バスに乗って右手に立山連峰を眺めながら富山市内に帰って来た。初日に続き、最終日の今日
の夕食は全員でイタリアンへ。私個人としては初めて路面電車に乗った。ゴールデンウィークの真っ最中とあって、
レストランの1階も2階も大入り満員。料理がなかなか出て来ず、コースを食べ終わるまでにはエラク時間がか
かってしまった。明日の私は観光をパスして先に帰るので、テーブル近くの皆さんにだけご挨拶をした。
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5月 6日(土) 富山も東京も晴れたり曇ったり
大谷翔平選手5打数0安打(ところがエ)ンゼルス9回裏3点入れ延長の末サヨナラ勝ち!
叡王戦第3局藤井叡王163手で勝利し、2勝1敗と防衛に王手をかける
英国チャールズ国王戴冠式行われる
朝 富山・エクセルホテル東急「リコモンテ」朝食ヴュッフェ 2500円+フィッシュバーガー
初めてフィッシュバーガーを注文
昼 北陸新幹線富山=東京「源」の駅弁、お茶
ご飯は3分1残す
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(八宝菜、豆腐焼売、干し貝柱と野菜の和え物、五目野菜スープ、
ご飯、メロン)。1840円、麦焼酎
6泊した富山エクセル東急も今日が最終日。うち4回朝食を摂った「リコモンテ」は基本ヴュッフェサービスなのだが、
それ以外に4種の料理が注文可能。オムライスは無いだろうとこれまでオムレツを2度注文したが、最後だし
ね、とフィッシュバーガーを食べた。皆さんは、私が一昨日ひとりで行った富岩環水公園と水上ラインで岩瀬
浜に行かれたようだ。ゆっくり荷作りしてチェックアウト。荷物は宅配便で送った。富山駅内の土産物売り
場で、小さなお土産と駅弁を購入。サクッと軽いモノを富山で食べてから新幹線に乗るつもりだったが、
毎日B級グルメばかりだったから「今さら」感があってね。新幹線のグリーン車も満席かと思いきや、隣
の席は終点まで空席だった。富山県、長野県、群馬県まで来た頃、何だか背中に強張りのような感じ
があって「もしかして疲れたのかな」と思った。ほぼ1週間留守したのでゴールデンウィークと言え、荷物
や郵便物、DM物(これ、どうにかして欲しい!)もドッサリ溜まっていた。久々のダイニングルーム。富山で
は1度痛飲した以外は飲まなかったので「今夜は飲むぞ!」の心意気で向かった。ダイニングルームでは3
月からアラカルトメニューが値上げされたが、5月からいよいよ定食も値上げされた。昼だけ据え置きされたの
は好ましいが、朝と夜が100円の値上げである。しかしアラカルトメニューの値上げ状態を考えると定食の値
上げはなるべく抑えようという心が伝わって来る。中華と麦焼酎とマスクメロンの好物ばかりなのに、ナゼ
か食欲が無く(珍し!)おかずもご飯も半分残し、焼酎も1杯でピタリと止めた。どうした、ユメコ!!
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5月 7日(日)雨が降ったり止んだり
大谷翔平選手4打数0安打😿 エンゼルスも1−10で大敗😿
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鯖の味醂焼き、蕪の煮物、ほうれん草お浸し、ご飯、味噌汁、
飲むヨーグルト、バナナ)770円、納豆220円、梅干し、コーヒー165円
何とか食べた
チャールズ国王の戴冠式が行われた
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(ワンタン麺、チャーシュー饅、挽肉と隠元の味噌炒め、アイスティ)1210円
チャーシュー饅、挽肉と隠元の味噌炒めは一口だけ。大好きなワンタン麺は頑張っても完食は出来ず😿
夜 無し!!!
何かおかしいぞ!昨夜の中華夕食もご飯は大半残したし、おかずも。美味しく食べたのはメロンだけで、
焼酎でさえ進まないのだよ。今朝起きると、カラダ全体がダル重〜って感じで絶不調だ。今夜はK岩&
マリちゃんと東京會舘の「八千代」で夕食の約束をしているのになぁ、困ったなぁ。それでも執念み
たいなもので朝食は完食した。午前中書斎のパソコンの前に座る気持ちはあるのだが、その気にならず。
たくさんの写真をパソコンに取り込んで、せっせとパクパク日記を作らねばならないのに、その気になら
ず。昼が来た。私が大好きな中華麺メニューだ。しかし。美味しくない。チャーシュー饅は一口食べて止めた。
挽肉と隠元の味噌炒めも一口だけ。ワンタン麺はかなり頑張ったが、食べ切れない。こんなの私でない!
ゼッタイオカシイぞ。部屋に帰って熱を測った。38度。ヤバイ。今夜の東京會舘での会食はムリだ。こうゆう時
は「プロの代行屋甥のヒカル」に依頼するに限る。OKだった。K岩に断りLINEをする。K岩に渡すつも
りだった手土産をヒカルに取りに来て貰うべくドアのノブにかけて、私は早々と寝ることに。明日から新
型コロナは5類移行というのに発熱なんて何ちゅうことだ!!夕食?そんなもの要らん。ツライ😿無酒日
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【今週の振り返り】
新潟県と福島県の県境の山奥で生まれた。父親が勤務していたメーカーの工場の社宅だった。当時はお腹
を壊したり風邪など引いたりすると、母が古びた紙袋を開いてアレコレ探して「これ飲みなさい!」と薬
をくれた。ボンヤリした記憶だが、薬の袋には達磨の絵柄で、白い粉に赤い小さな粒が幾つか入った薬だ
った。決心して飲むと、顔が歪む程苦かった。ニガ〜〜ッ!!!何とか効いていたようなのでガマンし
て飲むしか無かった。年に一度だったか、富山から薬屋さんがやって来て、減った薬分の精算をし、
新たに薬を補充して行く仕組みだたったか。その間、小さな私など興味深々で薬屋さんと母の周囲を
走り回ったりしていると、薬屋さんから紙風船のオマケを貰えたりしたので「富山の薬屋さんまた来ない
かなぁ」と心待ちする程だった。越中富山の薬売り。使った分だけ後払いで代金を回収する「先用後
利」方式の配置薬(置き薬)は、私が新潟県にいた頃昭和20年後半から30年にかけて最盛期を迎え、
6割の家庭が利用する程であった。
♪ 越中富山の反魂丹 はなくそ丸めて黄金丹 それを呑む奴あんぽんたん ♪
私と富山の初めての出会いは薬だった。
新潟県から父の転勤で長野県の大町市に転居した。富山工場の方が糸魚川で大糸線に乗り換えて出張に
来られると、富山名産のお土産を持って来て下さる。決まって昆布・赤巻・青巻の3色蒲鉾とます寿司
のセットで、家族全員にとってもご馳走だった。その度に富山を感じた。隣の社宅に住むM木さんの美人の
オバチャンは富山出身で、「富山はいいわよ〜」といつも自慢していた。母親に叱られたり、2人いる兄達に
イジメられたりすると私は悔しくて泣きながらプチ家出をした。決まって家の裏手にある大糸線の線路近く
まで走っていくと、振り返って西に聳える北アルプスを眺める。3000m級の山々が並ぶ姿をジッと眺める。い
いよ、そうやって私のことをバカにするがいい。私はアッと言う間に大人になってあの山の向こう、東京に
行くんだから。そこで強くなるんだ!今に見ていろ!あのアルプスの向こう側の東京で活躍するんだもんな!
(あの〜ユメコさん、アルプスの向こうは東京じゃなくて、富山ですけど・・)
父が亡くなって超多忙な忌引き休み明けに出社すると見知らぬ女性がデスクに座っていた。「あなた誰?」
彼女はそれから13年もの長い間私の秘書を務めてくれたSブーだった。ボスと秘書。組み合わせによって
極めてビジネスライクの関係もあれば、私とSブーのようにズブズブの2人にもなる。ほぼ威張らないボス(私)
とボスに指図する秘書(Sブー)。取引先などに文書を出す機会が多かったが、社長室の文書課などでは必
要な文書を美しい文字で仕立て上げる昔で言う「祐筆」のような存在が活躍するものだが、下手とは言わ
ないがクセ字のSブーはやらない。で、「はい、この宛名書きお願いね」と下働きとして私に命令した。私が
接待やメンバーとの食事に行かない夜は「行きましょうよ、鮨」とか「肉食べたいなぁ〜」と強烈にプッシュ
がある。当然私が2人分支払う。高級な黒毛和牛しゃぶしゃぶなど私の分まで食べ、お替りもしていた。
遠慮無し!コンサートや国内旅行にも何度も一緒に行った。そんな関係が13年ほど続いたが、1997年自分の
意志で事業運営の責任者を退任し、全社のお目付け役のような立場に変わることになった。別の秘書が
つくことになったので秘書Sブーとはお別れすることに。記念に2人でどこか旅をしようということにな
り、暑い8月末に富山2泊3日の旅に出た。高岡、雨晴海岸、氷見温泉、富山などを旅した。氷見温泉
で「ダイアナ妃パパラッチに追われて交通事故死」というショッキングな訃報が入って来て、2人で魂消たのだった。
第1回目は15年前だっただろうか。長らく走りの会と旬の会、年にたった2回だけ例会がある「白子の
会」で「2度だけの宴会だけではツマラナイから旅行も行こうよ」と誰かが言い出し、「名門白子の会大人の
修学旅行」と名付けて各地を旅した。白子の会だから記念すべき1回目は大分県で、メンバーはすっかり大
分郷土料理と亀の井別荘が気に入ってしまい3回連続大分に行った。4回目は京都になったが、それも連
続2回。元に戻ろうとまた大分。いい加減別の目的地を考えようと山形に行ったが、その翌年は大分回
帰。イカンイカンと広島・岡山、北海道と目的地を変え、2020年は富山に行こう!ということになった。宿の
予約は私の役割なので、高岡市のビジネスホテルと富山県春日の人気ホテルである「リバーリトリート雅楽倶」を予約し
た。全室の趣きが違う客室を4室指定して予約し、評判の夕食も予約。2泊3日のザッとした旅程も決め
たところで、新型コロナが広がった😿熱意を込めて作成した富山の旅プランを白紙に戻し、キャンセルして行く虚
しさ。あぁ〜富山は遠いなぁとマスクしながら嘆いていた。
膝や腰の痛みもあって長く歩くのが苦手になってしまったし、本来が怠け者なので今回の旅のオプションは
一つも参加しなかった。しかし、全部参加すると5つの富山の祭を見学出来たことになる。5月1日の
高岡「御車山祭」、2日の南栃市の福野夜祭、3日の越中八尾の曳山祭、4日青柏祭でか山、そして5日
の城端曳山祭。調べてみると、他にも4月17日氷見のまるまげ祭、4月29日石動曳山祭、5月2日井
波よいやさ祭、5 月第3金・土曜日伏木曳山祭(けんか山)、5月中旬魚津市よっしゃ来い!CHOUROKU
まつり、6月17,18日岩瀬曳山車祭など春だけに絞っても富山県は祭だらけなのだ。こんなにたくさ
んの祭があるが、富山各地で行われている類似の祭礼は高岡の「御車山祭」を模倣したものだと「高
岡御車山の概要」に書いてあった。何かと言うと金沢市と富山市は仲が悪いなんて言われる。歴史的に
富山は加賀藩の属領地で、金沢から搾取される立場だったことも関係あるらしい。しかし、私が以前氷
見で聞いたのは富山と高岡の関係だった。8世紀に成立した越中国の国府は高岡市伏木で、越中国分寺
も建立された。8世紀半ばには越中国守として赴任したのは大伴家持で5年間を高岡伏木で過ごす。高
岡市が「万葉の里」と呼ばれる所以である。中世になると1609年前田家2代当主前田利長が高岡城に
入って高岡の町は「商工業の町」として発展していく。しかし、廃藩置県で県庁所在地は富山市になっ
た。そのアタリが高岡市民の誇りに微妙に作用しているのかもしれない。「アッチ(県庁)ではそんなことを
決めたらしいな」「フン、勝手に言ってろ」なんて会話が交わされるなんて話を聞いたことがある。かなり
昔のことだから、今はどうなのかわからない。それはともかく、富山県は実に面白いところだった。
越中八尾おわら風の盆は9月1日〜3日なんだニャ
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