パクパク日記24年3月4週

         由布院でほっこりしていたらMLBが本格的に開幕した!

 

 やっと晴れた  亀の井別荘

 

3月 25日(月)東京も湯布院も雨と濃霧 

 

  

 懐かしいエンゼルスメンバーと嬉しい再会

 

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(赤魚の焼き物、五目ひじき煮、茸のサラダ、ご飯、味噌汁、飲む

ヨーグルト、キウイ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165

 

  

 5時半起床7時朝食

 

昼 ANA羽田=大分プレミアムクラス機内食

午後のお茶 由布院・亀の井別荘 エントランス 桜餅とお茶

 

  

      濃霧のため高速道路は通行止め。五里霧中のドライブなんて言い方は誤用だよ

 

             お気に入りの客室「奥由布」の間は本館の2階にある

 

                 2階洋室なのに内湯の他に広々した露天風呂がある

 

夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」2人で)(車海老と生麩の粕汁仕立て、煮穴子、和牛の肉味噌、

菜の花とスナップエンドウのカリフラワー和え、帆立すり身と椎茸のフライ、天然鯛と天然鰤のお造り、地鶏

の小鍋仕立て、おおいた和牛炭火焼きほうれん草添え、かき揚げと手打ち温蕎麦、鰻の蒲焼、

ご飯、海苔佃煮、香の物、食後:こうじ豆腐黒蜜がけとリンゴ蜜煮、苺)、生ビール小、麦焼酎

 

  

 

今日から嬉しい由布院滞在が始まる。今回も甥のヒカルと一緒だ。いつもなら彼がピックアップしてくれ

るのだが、羽田空港の駐車場の予約が取れず、各自別々に空港に向かうことになった。空港内の

ANAラウンジで彼を見つけたのだが、朝6時半からここにいるのだとか。ってことは1120分発の

大分行きに乗るのに駐車場を確保するために5時台に家を出たということだ。シュゴイ!由布院に行

く時は1本前の955分発のフライトで大分空港に向かい、昼食は空港内レストラン「なゝ瀬」でとり天

重を食べることが多いのだが、今回は美味しくもない機内食で済ませた。ヒカルが予約したレンタカーの

クラウンで由布院に向かう。東京は雨が降り出していたが、大分県もやっぱり雨。その上途中から濃

霧に。ナビに任せていたら、いつの間に車は高速道路を避けて下の道を走っていた。そうか、濃霧

で高速の入口が通行止めになっていたのだね。下の道を行っても濃霧はお構いなし。一寸先もよう

見えんって感じで運転する人は不安だよなぁ。それでも何とか由布岳を通過して由布院の亀の井別

荘に到着。今日から3泊お気に入りの宿に滞在。わぁ〜〜い!である。いつもの奥由布の間。本館

2階洋室にありながら内風呂の他にテラスに大きな露天風呂があり、温泉につかりながら由布岳を

眺められるところが気に入っている。ま、晴れないと由布岳はお隠れのままだけど。到着したばか

りだが、売店の「鍵屋」から宅配便の送り状伝票を取り寄せてせっせと記入した。夕食は6時半か

ら「蛍火園」で。3年目になりました!とI野さんに挨拶された。車海老と生麩の粕汁仕立てから

始まったおまかせコース。地鶏の小鍋仕立てとなどどれも美味しい料理が続く。メインのおおいた和牛炭

火焼きの後は、お楽しみのかき揚げと手打ち温蕎麦!これが大好きでね。その上、ご飯のお供には

豪華鰻の蒲焼きまで!長年続いた好物の水出し珈琲が無くなっても、やっぱり亀の井別荘は旨い!

           ________________

 

3月 26日(火)湯布院は雨 

朝 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳@

 

 

昼 由布院 茶房「天井桟敷」錦雲豚の厚切りカツサンド(サラダ・リンゴコンポート)セット 水出しコーヒー1650

円、コーヒーゼリー550

 

  

      この店のカツサンドセットが大好き。ギリシャヨーグルトの代わりにコーヒーゼリーを注文

 

        ヒカルが食べたゴロゴロベーコンアマチャリチャーナと自家製プリンとレモン

 

午後のお茶 亀の井別荘「談話室」コーヒー

 

  

  

談話室の暖炉で薪が燃えている。クラッシック音楽が小さな音で流れ、落ち着けるこの空間が好きだ

 

夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」2人で)(赤ムツの菜の花餡かけ、あん肝磯辺和え、トリ貝・まて

貝・ウルイのぬた和え、蕨の旨煮、稚鮎の天ぷら、関鯵のお造り、太刀魚の幽庵焼き タラの芽天

添え、黒毛和牛と春野菜:新玉葱・竹の子・椎茸・クレソンのしゃぶしゃぶ、ご飯、ちりめん山

椒、香の物、止め椀、食後:わらび羹・きんとん・あんこ、オレンジとメロン)、生ビール小、麦焼酎

 

  

               本館宿泊者は朝と夜この「蛍火園」で食事を摂る

 

        2晩目の今夜、メイン料理は黒毛和牛と春野菜のしゃぶしゃぶ

 

今日もお天気はイマイチである。予報が出ていたからそうガックリすることもないが、朝一で入る温泉が

ねぇ、お天気が悪いとねぇ、露天風呂は諦めるしかないしねぇ、う〜〜ん。普段は湯船に入らずシ

ャワーしか浴びないから、ヤレ「それじゃ身体が温まらない」とか「シャワーだけでは入浴の効能を得るこ

とは出来ない」とか「アホちゃうか」とか非難される立場だが、温泉地に来た時だけは湯船に浸か

る。露天に入れない分、内湯の温泉にやや長く(56分)浸かった。上がって髪を乾かしていて

も足首辺りがポカポカして「これぞ温泉!」と嬉しくなる。朝食は和朝食を8時半にお願いしている。

1日目の和朝食膳も大好き。ヒカルと2人モリモリと食べた。空いているうちにと売店の鍵屋に朝食後そ

のまま向かった。店長は私の顔を見るなり、ニカニカ顔に。私この店のお得意さんだから(笑)。竹編

みの籠を持って送る人の好みなどを思い浮かべながら商品を選んで行くのだが、2人目の品選びが

終わったところで数十人の団体さんがドヤドヤと入店。言葉は悪いが、イナゴの大群に襲われたような

気分になった。ショーケースの前も、レジの前にも人がビッシリ。この団体さんがお帰りになるまでおはぎ売

り場前の椅子に座ってジックリ待つことに。そんなことで予定していた人数分の品選びが終わるまで

にかなりの時間を要した。昼は大人気の茶房「天井桟敷」を予約している。ふらりと来たら90

待ちだから。予約出来るのも宿泊客の特権で有難い限りだ。入口近くの2人用カウンターに座りメニューを検

討。気に入っていたギリシャヨーグルトがメニューから消えていた。仕入れ先から入って来なくなったのだとか。

かなり酸っぱくネットリしたギリシャヨーグルトに貴重な山蜜を少しだけつけて食べるとムチャ美味しかったのに

なぁ。ということでいつものカツサンドセットにコーヒーゼリーを注文。ヒカルはパスタだってさ。江戸時代末期の造

り酒屋を移築した建物に流れる音楽はグリゴリア聖歌。いつまでも座っていたい空間だが、待っている

人も多いので店を出る。そのまま奥の方の離れ客室の地域にヒッソリとある談話室へ。今の季節だと暖

炉では薪が静かに燃えている。ここでもクラッシック音楽が静かに流れる。ここでセルフサービスのコーヒーを飲み

ながら読書する時間がとても気に入っている。夕食は2夜目なのでメインは選択制。すき焼きとか鶏鍋

とかスッポン鍋とか会席とか数種類から選べるが、殆どの場合はしゃぶしゃぶをお願いしている。以前

オジョーと2人で来ていた頃は「お肉たくさん!」とお願いしたら通常の4倍、5倍の2種の牛肉が大

皿てんこ盛りで出て来て・・。あれから私も年を取って量を食べられなくなり「お肉はフツーの量で結

構ですから」とシツコクお伝えしている(笑)広げれば大きな牛肉が6枚。私は2枚、ヒカルが4枚食べた。

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3月 27日(水)湯布院は快晴!

  メジャーオープン戦最終戦はアナハイムスタジアムでのエンゼルス戦 第1打席でエンゼルスが粋な演出!

 

  オープン戦最終日はアナハイムでエンゼルスと対戦。第1打席でエンゼルスが粋な演出をして大喝采!

 

  

                    やっと晴れたぁ〜!由布岳もクッキリ!

 

朝 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳A

 

  

          亀の井別荘敷地内のたくさんの花が青空に映えて美しい!

 

          素晴らしい晴天なので、ヒカルも私も大好きな久住高原ドライブに出かけた

 

        レゾネイト久住のレストランは予約制になっていた・・チェッ! でもトイレは貸してくれる。いつありがとう!

 

昼 由布院「陽だまり食堂」陽だまり定食(とり天・ごぼうコロッケ、だんご汁)1210

 

  

       いつの間にかおばあちゃんの「陽だまり食堂」が人気店になっていた!

 

午後のお茶 由布院・亀の井別荘「談話室」コーヒー

 

         天井までの蔵書と英国製の蓄音機が置かれた談話室

 

                 談話室上の方にある窓ガラスは由布岳を写す鏡となる

 

夜 無し!😿😿😿    ヒカルひとりで食べた夕食 😿

 

  

 

今日が素晴らしい晴天であることは、寝ているうちに感じていた。まぁ、天気予報で前後はずっ

と雨だが、水曜日1日だけ晴れると言っていたので楽しみにしていたのだよ。だからカーテンを開け

たら眩しい光が飛び込んで来ると確信していて。ほーらね、眩しいぞ。ずっと厚い雲に隠れてい

た由布岳が豚足型の2つの山頂がクッキリ!よかねぇ、由布岳。早速露天風呂に入ったのだが、湯船

の下の方は昨日までの雨のせいで若干冷たい。アハハ。これだけ大きな湯船だから仕方ない。内湯で

カラダを温め直して朝ご飯だ。2日目の和朝食膳も魅力的。肉か魚を選べ、魚にしたら大きな鮭だっ

た。ヒカルは洋朝食だ。食事をしながら、「こんな良いお天気だからいつもの久住高原ドライブしよう

か」と話しが纏まる。ナビがいつもと逆の道を示したことから、反時計回りで久住高原へ。もう何

度も何度も通った道なのに、向きが逆だと見える風景がとても新鮮に見えてこれもいい。道は熊

本県に入っと思ったら大分県にと県境をうねりながら素晴らしいパノラマ景色を見せてくれる。一番

景色の良い場所で車を降りるとブルっとする寒さ。なのに、もうブラブラその辺を歩いている白人観

光客風はコットン生地の半袖だぜ。ったくもう、彼らの気温感覚ってどうなってるんだ。トイレ休憩を兼

ねて「レゾネイト久住」でランチをと思ったら「予約制になりました」って。ここも何度も宿泊させて貰

った宿だ。トイレだけ借りてランチは由布院に帰ってからいつもの「陽だまり食堂」に行くことに。午

1時過ぎに到着したが、ナンと何人も並んでいて20分位待つらしい。あのおばあちゃん達がや

っている大分郷土料理の素朴な「陽だまり食堂」が?高齢者だけで運営している店だからいつ閉

店するかと心配だったが、行列が出来る店になったのかぁと感慨深い。陽だまり定食は安定した

美味しさだった。亀の井別荘に帰って暫く談話室で読書。午後4時頃奥由布の間に帰って数分後

に異変が!腸が急に痛くなったのだ。ずいぶん昔開腹手術を受けて暫く経ってから体力が弱った

時、腸痙攣のような症状に襲われることがあった。そうなると数日間ほぼ絶食状態で痛みに堪え

ねばならず、いつその痛みが出るのか心配でたまらなかった。思い出すのはアフリカ・ジンバブエのヴィ

クトリア瀑布。2006年と2009年に行ったのだが、どちらの時もホテルで腸痙攣だか腸閉塞に襲われて

ね。だからもうヴィクトリアフォールには行きたくないんさ。この15年以上は出ていなかったその痛み

が・・。これでは今夜の夕食が食べられない😿 午後6時前になっても痛みは収まらないので

断念して食事をお断りすることに。ヒカルは私が注文した肉もバクバク食べたらしい。チェッ! 無酒日 

           ________________

 

3月 28日(木)湯布院は雨、東京は曇り 

朝 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳B

 

  

       14時間もの絶食の後だからお腹がペコペコで・・。「昨夜絶食・今朝完食」

 

昼 大分空港「スカイライン」カツサンドセット(アイスコーヒー)1210円(ヒカルのゴチ)

 

   食べたのは半分

 

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鰆の西京焼き、蟹入りひりょうず、茄子とピーマン炒め、蓮根の梅

肉和え、ご飯、かきたま汁、きよみ)1870円、麦焼酎ボトル3300

 

  

 

以前と同じなら数日間腸の痛みと下痢は続くのだが、目が覚めると痛み無し!トイレもOK!わ〜い!

である。今回最後の朝温泉を楽しみ、朝食もモリモリ。和朝食3日目だと湯豆腐が供される。現在の山

浦料理長の前の前の料理長時代は長く続いたが、朝食には決まって湯豆腐が登場した。あの頃の朝

食も懐かしいが、どちらかを選べと言われたら、今の朝食膳を選ぶかな。昨夜絶食したことで14

時間ものプチ断食となった。昨夜絶食、今朝完食。11時チェックアウト。これまで海外出張中だったという

社長の太郎さんが挨拶に来られた。昨年お姉様を亡くされたのでお悔やみを申し上げた。帰りの大

分空港までの道は霧もなく渋滞もなくスムーズそのもの。チェックインしてから空港ランチ。予定では「なゝ瀬」

でとり天重を食べるつもりだったのだが、「なゝ瀬」も行列。はぁ〜。じゃ、隣のレストランは?あっ、

ここも・・じゃ、ラーメン屋は?あらら〜ここも・・。今春休みだから家族連れ客が多いっちゅうこと

だな。トイレに行っている間に、ヒカルが「スカイライン」なら少し待てば入れそうと言って来た。よし、そこに

するか。朝ガッツリ食べたせいか未だお腹は空いていない。じゃ、カツサンドセットにしよう。ヒカルは「抜く!」

なんて言っときながら、私のカツサンドを半分食べたのだよ。ま、彼が「ここは僕が」とご馳走してく

れたからいいけどね。2人で旅する時、一度だけ「ここは僕が」と言うのが2人のお約束なのだ

(笑)。プレミアムクラスの機内食はヒカルが2人分を持ち帰った。ヒカルに送って貰って4日ぶりに帰宅。旅も

好きだが、我が家も好き。帰って来ると、いつもホッとするしね。ダイニングの夕食と麦焼酎も大好きだ。

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3月 29日(金)朝から土砂降り!午後から晴れて突然春!

  東京昨年より半月遅く桜開花発表 12年ぶりの遅さ

  ドジャース7対1でカージナルスに本拠地開幕戦で勝利 大谷翔平選手3打数2安打1打点1三振

朝 明石町「ダイニングルーム」B定食(無塩トマトジュース、フライドエッグ、茸炒めとソーセージ、サラダ、トースト、飲む

ヨーグルト、パイナップル、コーヒー)770円、由布院「鞠智」のピスタチオのコンフィチュール

 

  

 ピスタチオコンフィチュールは甘い!

 

昼 池袋・東京芸術劇場「café de MOMOりんごジュース300円、(持ち込みの)テリヤキチキンたまご

コッペ、濃厚カスタードシシュー

 

  

原作:ウィリアム・シェイクスピア、翻訳:松岡和子、演出:ショーン・ホームズ、美術・衣装:ポール・ウィルス

 

   リア王:段田安則          エドガー:小池撤平            グロスター伯爵:浅野和之

 

   ゴネリル:江口のりこ         リーガン:田畑智子              コーディリア:上白石萌歌

 

   エドマンド:玉置玲央         コーンウォール公爵:入野自由        オズワルド:前原 滉  

 

  オーニバル公爵:盛隆二         道化:平田敦子           ケント7伯爵:高橋克実  写真:五十嵐隆裕

 

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(牛肉の葱塩焼き、蛸と野菜の煮物、フルーツトマトのサラダ、香の物、ご

飯、味噌汁、あまおう苺)1870円、麦焼酎

 

  

  

 

朝から大雨だった。土砂降り!今日は忙しいから6時には起きた。メジャーリーグでは一斉に開幕。ソウル

で既に2戦戦ってはいるが、本拠地での開幕戦はあくまでも今日なのだ。午前5時過ぎには試合は

開始されていて、心配していた大谷翔平選手も私が起きた頃には既にヒットを打ってリードしていた。よ

しよし。早めに朝食を済ませ、9時前には病院に向かった。途中数十bの歩道橋を歩くのだが、屋

根も横壁もあるのに横殴りの雨でずぶ濡れになりそう。慌てて傘を差した。悪天候を嫌ってか血液

検査と尿検査は空いていた。アチャ!出かける前にトイレ行って来ちゃったよ。ま、何とかなるか。検査

は特急でも1時間かかる。10時にM先生の外来。「ほぅ!検査結果素晴らしい!尿酸値なんて標準

値だし、中性脂肪もこんな低い夢子さんの数字見たことが無い!血糖値も悪玉コレステロール値もいいで

すねぇ・・・」といろいろ褒めて貰ってすっかり嬉しくなる。薬局に寄って処方箋を提出し、ファミ

マでパンを購入して池袋に向かった。今日はシェイクスピアの四大悲劇(「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」)

のひとつ「リア王」を観るのだ。リア王:段田安則、エドガー:小池撤平、グロスター伯爵:浅野和之、ゴ

ネリル:江口のりこ、リーガン:田畑智子、コーディリア:上白石萌歌、エドマンド:玉置玲央、コーンウォール公爵

:入野自由、オズワルド:前原滉、オーニバル公爵:盛隆二、道化:平田敦子、ケント伯爵:高橋克実と

見応えのあるキャストであるが、何と言っても演出のショーン・ホームズと美術・衣装のポール・ウィルスが素晴らし

い!誰しも避けられない老いや飽くなき権力欲や兄弟、姉妹間の憎しみが蠢く長大なストーリーが、ほ

ぼ何もない舞台の上で場所も時空も自由に飛び越えて整理されながら展開して行くのだよ。ナンの

こっちゃわかんない?いいの、観ていない人にはわかんないの。これから全国各地を回るそうだ

から詳しくは書かないの。エドマンド役を演じたのは玉置玲央。ほら、大河ドラマ「光る君へ」で藤原

道兼を演じているでしょ。まひろ(紫式部)の母親を殺した道長の兄。で、父親を演じている藤

原道兼はリア王なのさ。オズワルドの前原滉も印象的だった。シェイクスピアを観て腑に落ちた感じは初だ。

                ________________

 

3月 30日(土)晴れ ぽかぽか

  ドジャース63でカージナルスに2連勝 大谷翔平選手4打数無安打😿

  練馬区では25度、小田原では27度超えの夏日

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(出汁巻き卵、納豆、切り干し大根の煮物、ちりめん山椒、ご飯、

味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165

 

  

 

昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(コンソメスープ、茄子とショートパスタのミートグラタン、サラダ、バゲット、アイスティ)

1210

 

  

 

夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(酢豚、海老蒸し餃子、青菜の胡麻ソースがけ、貝柱と野菜のスープ、

ご飯、漬物、赤肉メロン、胡麻団子)1870円、麦焼酎

 

 

今日の朝食メインおかずは出汁巻き卵。今週水曜日亀の井別荘でも出汁巻き卵を食べたが、あちらは2

倍の大きさで大いに食べでがあった。でもダブル納豆にちりめん山椒、それに「封印」わさび漬けの

「豪華三色丼」を作ってゼータクゼータクと言いながらご機嫌で食べたのだ。これだけでも美味しくご飯

が食べられるのに、出汁巻き卵が小さいなんてワガママ言うんじゃないよ!切り干し大根の煮物も味噌

汁もあるし。(時々)働き者ユメコは今日暖かかったから汗をかきながら働いた。友人へのプレゼントはガ

サだけはとても大きく、送るための梱包などに大苦労。とはいえ、毎年何を送ろうかと思い悩むこと

を考えれば、梱包作業なんて軽いわな。次は旅の荷作りだ。国内旅行の場合は、普通は10分位で終

了するのだが、今回は6泊と期間が長い上、動き易い外出着も少しお洒落な洋服もと条件がいろい

ろあったので約1時間もかかっちまったよ。梱包作業でかいた汗がやっと引いたのに、荷作りでも

また汗が。その次はパクパク日記の作成に励む。丁度ソウルに行っていた週なので、これもやたら時間が

かかる。「お楽しみの前後は働きたまえ!」だよね。夕食の酢豚丼と麦焼酎が一段と美味しかった。

                ________________

 

3月 31日(日)晴れ 今日もぽかぽか

  ドジャース先発山本由伸好投するも後続打たれ56で逆転負け 大谷翔平選手5打数1安打

  甲子園選抜大会健大高崎が初優勝!校歌が素敵!

  都心では281度と3月で最も高い気温に

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(ししゃも焼き物、炒り豆腐、ハム入りサラダ、ご飯、味噌汁、飲む

ヨーグルト、バナナ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165

 

  

 

昼 明石町「ダイニングルーム」今週のアラカルトメニューからサンマーメン1155円、ブルーベリージャムヨーグルト、アイスコーヒー

165

 

  

        せっかくの山本由伸投手の快投も雨で3時間も中断し、チームは逆転負け

 

夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(モッツァレラチーズとトマトのサラダ、ビーフシチュー、パン、デコポン、カモミールティ)

1870円、オールフリー385

 

 ご飯とビーフシチュー=肉多めハヤシライス

  

明日朝出発だから今日もパシパシ働かねばならない。サボったらピシッと鞭が飛ぶからね!10月までのス

ケジュールをこまめにチェックし、ホテルや飛行機の予約をいろいろ。やっと当たった芝居のチケットの引き取り行

ってなかったことにも気づく。明日からの旅直後に誕生日を迎える友人のためのプレゼントを宅配便で

送る。明日の1日朝に予定していた振り込み6件を済ませ、パクパク日記33週の作成に励む。甲子

園の春の選抜大会の決勝。高崎健康福祉大学付属高崎高校が初の春制覇。大阪の報徳学園は夏に続き

決勝で敗退。通称健大高崎の校歌がとてもユニークだ。タイトルが何と「Be together」で、同校が女子高か

ら共学化した時、中森明菜の曲などを手掛けて冬杜花代子(ふゆもりかよこ)氏が作詞を、作曲にい

たってはビリーバンバンの「さよならをするために」や西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」、杉田か

おるの「鳥の詩」などで知られる坂田晃一氏が担当したというのだ。いいなぁ、そんな校歌があっ

て・・と思ったら、私が過ごした高校の校歌も悪くは無かったな、と思い出した。合唱が盛んな都

立高校で、毎年合唱コンクールが開かれ、女子合唱の部と混成合唱の部でそれぞれ優勝を競い合うのだ。

私のクラスは2年で準優勝、3年で優勝したのだよ。ヘヘヘ、凄いだろ。って音楽専攻クラスだったから当然

かもね。課題曲と自由曲2曲の合計点で争うのだが、課題曲は校歌の女性3部合唱か混成4部合唱

に編曲されていた。明日は朝が早いから夕食はオールフリーで。ビーフシチューにはご飯がよく似合う。無酒日

               ________________

 

【今週の振り返り】

今年2月の歌舞伎座は十八世中村勘三郎丈十三回忌追善「猿若祭」だった。亡くなったのは2012

125日だから、今年のその日で亡くなって満12年となる。ちょっと話はずれるが、1周忌の次の

年にどうして三回忌になるのか不思議に思っている人いないだろうか。私は思っていた。1周忌の翌

年はトーゼン2周忌とか2回忌だろうに。で、調べてみた。満1年の1周忌が過ぎた後は、臨終の日を

1回目の命日と数えるシキタリがあるから、なのだそうだ。だから3回忌からは「回」になるんだってさ。

よくはわからんが、一応ふーんという感じになった。閑話休題。勘三郎丈がたくさんの歌舞伎の舞台

で大活躍したことは言うまでも無いが、現代劇の出演も多かった。その一つが「浅パラ」シリーズだった。

金子成人作、久世光彦演出の昭和初期の浅草を舞台にした群像劇で、柄本明、中村勘三郎、藤山直美

3人を中心にした「浅草パラダイス」が大ヒットした。その後も「ご存じ浅草パラダイス」や「さらば浅草

パラダイス」、さらには2009年には2006年亡くなった久世光彦追悼の「帰って来た浅草パラダイス」がラサー

ル石井の演出で上演され、「浅パラ」シリーズもこれで5作となった。「浅パラ」の劇場では、幕が開く前か

ら口角をヒクヒクさせて笑う準備をしている客ばかりだった。

 

この「浅パラ」の大人気を得て松竹は、2002年の2月には作家と出演者は同じままで、別府温泉狂騒

曲「喜劇 地獄めぐり〜生きてるだけで丸もうけ〜」を上演するのだ。これがとんでもない面白さで、

いくら払ってでももう一度あの舞台をあの役者達でやって欲しいと思う程である。勘九郎(当時)が

演じた黒酢屋彦八は、昭和初期に温泉マークを開発したり、観光バスガイドを発案したりと、別府温泉

を国内で有数の温泉地に仕立て上げた油屋熊八をモデルにしている。黒酢屋彦八は酢問屋の三男坊で

商売をしくじって命からがら逃げだして無銭乗船した船から海に飛び込んで辿り着いたのが別府温泉。

一緒に海に飛び込んだ文士蟹沢六平(柄本明)の2人は相棒となって、欲望やら確執やらがドス黒く

渦巻く別府温泉の面々とキッタハッタの大暴れとなる。腹違いの3人姉妹(波乃久里子が長女松子で「海

の家」女将、渡辺えり子は次女竹子で石持組の組長)の三女梅子は藤山直美で「亀の井」の女将役。

笹野高史演じる「海の家」番頭の娘珠江は寺島しのぶ、石持組子分秀次郎は中村獅童という布陣だ

った。もう可笑しくて堪らず、お腹の底から笑いながらずっと涙も止まらないという数時間を過ご

した。涙を拭いて鼻をかんで笑って手を叩いて客も忙しかった。あの舞台をまた観たい!何度も観

たい!

 

亀の井別荘の資料を読むと、「玉の湯」の前社長・溝口薫平氏と共にドイツに自費視察した上で湯布院

の町おこしの中心人物となった3代目社長で現在相談役の中谷健太郎氏の祖父(現社長太郎氏の曽

祖父)中谷巳次郎は、石川県の裕福な庄屋に生まれ育ったが、資産を使い果たしてからは放浪の旅、

そして別府に辿り着く。別府で実家の骨董品を並べては売って生活していたが、亀の井旅館の油屋

熊八と出会って意気投合、片腕となった。熊八は1921年大阪の資産家に買わせた由布院温泉の金鱗

湖畔の土地(約1万坪)に賓客を持て成す草庵を建てる。巳次郎はそれを託され、それが今の亀の

井別荘の礎となった。以来、犬養毅、大倉喜八郎、北原白秋、菊池寛などがこの宿を訪れた。とす

ると、舞台の柄本明が演じた蟹沢六平が中谷巳次郎ということになる。そんな縁もあってか、生前

勘三郎丈は家族を連れて亀の井別荘に何度か滞在された由。広い敷地に点在する離れ座敷に、1か所

続き部屋にもなる離れがある。ナゼか9番と18番が繋げようと思えば繋がる。ホテルで言うところのコネ

クトルーム。番号が飛んでいて変じゃないか、と思う。勘三郎さんが滞在する時は決まってそのコネクト座敷

だったらしい。宿の人に聞いたことは無いが、勘九郎さんが十八世勘三郎を襲名した時、社長の健

太郎さんが部屋の番号を変更したのではないか、と私は睨んでいる。そうだとしたら実に粋な計ら

いですなぁ。918だからね。因みに舞台で藤井直美が女将をやっていた旅館「亀の井」、現在も別

府には「亀の井ホテル」はあるが、亀の井別荘とは資本等の関係は全く無いそうだ。いつだったか、亀

の井別荘の敷地にある郷土料理レストラン「湯の岳庵」で食事している時、先程まで勘九郎さん(息子

の)ご一家がここで食事されていましたよ、と聞いた。勘太郎君と長三郎君の舞台出演のご褒美旅

行のようだった。

 

私が好きな談話室。入ってすぐ目に入るのは直径72センチの巨大なホーン(ラッパ)の蓄音機である。イギ

リスのエクスパート・シニアという最高級品で、ホーンは紙を貼り合わせて革を張ってある。3代目健太郎さんの

話では、油屋熊八翁や祖父巳次郎、それに福岡県久留米から来たお金持ちと言った風流人が、大正

から昭和初期に蓄音機を由布院に持ち込んで当時の村人達が聴きに来たのだそうだ。談話室の2

には収集家から譲り受けたというたくさんのSPレコードもあり、宿泊客対象にSPレコード鑑賞会が開か

れることもある。昨今の私は夕食でたっぷり飲んだお酒のせいで失礼しているが、昔は玄関ロビーで

開かれた鑑賞会で鉄針と竹針の音の違いを楽しんだりしていた。江戸時代末期の造り酒屋を移築し

た建物は、1階が売店の「鍵屋」と一般にも開放しているトイレ、2階の店は、昼「天井桟敷」と

いうカフェなのに夜は「山猫」という名のバーになる。1つの店を昼と夜の二毛作で運営し、店名のネー

ミングは亀の井別荘を継ぐ前に東宝の助監督をしていた中谷健太郎さんらしいな、と思わせる。如何

にも、という感じで。店内に流れるグレゴリア聖歌、垢抜けたメニュー構成、品の良いインテリア、どれも実に

センスが良く、何と言っても粋だ。これが大分県の人口3万人規模の由布市の旅館の話なのだ。行く度

に亀の井別荘の聴覚と視覚と味覚に参った!っち言うとる。

 

                アタイも行きたいニャァ

 

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