パクパク日記２５年３月４週

　　　　　　　　　　　今月3度目の九州。憧れの高千穂で激しい雷雨に遭った

天安河原遥拝所　　真名井の滝と高千穂神社

３月　２４日（月）曇り

　　東京も開花発表

　　東京地裁、統一教会に解散命令

朝　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（赤魚の焼き物、ひじきと薄揚げの煮物、茸入りｻﾗﾀﾞ、ご飯、味

噌汁、飲むﾖｰｸﾞﾙﾄ、ｷｳｲ）880円、納豆220円、ｺｰﾋｰ165円

　　

　わさび漬けが欲しいなぁ

昼　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（豚肉の梅しそ焼き、蓮根まんじゅう、隠元のﾋﾟｰﾅｯﾂ和え、ご飯、

　　汁、黒胡麻ｱｲｽ小）1320円

　　

　豚肉の梅しそ焼きは旨い

　ｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝはこうなっている

　

夜　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（ﾒﾊﾞﾙの煮つけ、ﾎﾟﾃﾄｺﾛｯｹ、ほうれん草おかか、蕪のﾚﾓﾝ酢、ご

飯、味噌汁、ﾏﾝｺﾞｰ、）2090円、麦焼酎

　　

　ｷｮｳｺ夫妻からﾋｶﾙに贈られた結婚祝い　ありがとうございます！

今日午後2時から3階のﾎｰﾙでﾐﾆｺﾝｻｰﾄがあった。ﾄﾘﾆﾀﾞｰﾄﾞ･ﾄﾊﾞｺﾞ生まれの打楽器ｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝ。かなり

前だが、南ｱﾒﾘｶ大陸の北東部にﾁｮｺﾝと存在するｷﾞｱﾅ3ｹ国（ｶﾞｲｱﾅ・ｽﾘﾅﾑ・仏領ｷﾞｱﾅ）に行く時、ﾌ

ﾛﾘﾀﾞから経由するために1泊したことがある。10年以上前なのに同国のﾋﾞｻﾞは超高額の66ﾄﾞﾙ！

それを免除される48時間を超えないうちに出国したという慌ただしい滞在だったが。その時、こ

の島の人々が石油用のﾄﾞﾗﾑ缶を利用して作った楽器ｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝを初めて見た。大きな音がする楽器だ

が、これを120台揃えて演奏して腕を競うｶｰﾆﾊﾞﾙは時期が違ったので味わうことは出来なかったが、

ﾌﾗﾝｽのｶﾙｶｯｿﾝﾇでひとり奏でている人を見たことがある。今日はそのｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝ奏者2名とﾋﾟｱﾉの3

名の演奏会が開かれた。ｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝなんて日本で見たことも演奏を聴いたことも無い人ばかりだ。会

場に行ってみるとかなり大勢の皆さんが興味津々で座っておられた。ﾄﾞﾗﾑ缶をすり鉢状に形成した

高音を奏でるｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝは2ｵｸﾀｰﾌﾞの音を奏でることが出来る。先端にｺﾞﾑを巻いたﾊﾞﾁ（ﾏﾚｯﾄ）で叩

くとかなり大きな音がする。一方低音を奏でるｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝはやや大きく2台ｾｯﾄで2ｵｸﾀｰﾌﾞの音を出

す。今日は高低2台のｽﾃｨｰﾙﾊﾟﾝとﾋﾟｱﾉの3人の演奏である。ｶﾘﾌﾞ海らしい｢ｲｴﾛｰﾊﾞｰﾄﾞ｣で始まり、日

本の歌からは「川の流れのように」やﾋﾞｷﾞﾝが唄った「島人ぬ宝」、そして映画主題歌としても大ﾋｯﾄ

した「ｱﾏﾎﾟｰﾗ」、最後は葉加瀬太郎の「情熱大陸」。ｶﾘﾌﾞ海らしいﾉﾘﾉﾘのﾘｽﾞﾑに聴いていた高齢者達

も、いつの間にか手拍子を叩いてすっかり浮かれ気分だった。愉しい音楽会。またやって欲しいな。　　

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３月　２５日（火）晴れ　黄砂あり

朝　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（茸雑炊、さつま揚げと野菜の煮物、青梗菜のお浸し、金時豆、

飲むﾖｰｸﾞﾙﾄ、ｵﾚﾝｼﾞ）880円、ｺｰﾋｰ165円

　　

　雑炊は旨いがすぐ腹が減る

　　

昼　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（銀鱈の粕漬け焼き、野菜の煮物、小松菜の生姜和え、ご飯、お

吸い物、ｱｲｽｺｰﾋｰ）1320円

夜　歌舞伎座客席にて　ﾛｰｿﾝの手巻き寿司納豆203円（30円引き）と手巻き寿司海老ﾏﾖ）246円

（50円引き）

　　

　　　　　　　　　　　A先生夫妻が送ってくれた高崎市の箕崎梅林の見事な紅梅白梅

松竹創業130周年記念のﾄｯﾌﾟは「仮名手本忠臣蔵」通し公演。今日は討ち入りまでの後半　　　50円、30円引きの手巻き寿司

今年松竹は創業130年だそうだ。それを記念して歌舞伎芝居の三代名作を昼夜に渡り通し公演を

企画した。見応えのある企画で素晴らしい！その第1弾が3月の「仮名手本忠臣蔵」だ。しかも

AﾌﾟﾛとBﾌﾟﾛのﾀﾞﾌﾞﾙｷｬｽﾄという力の入れようである。9月には「菅原伝授手習鑑」、10月には

「義経千本櫻」が予定されていて今から楽しみだ。Aﾌﾟﾛ、Bﾌﾟﾛどちらを観るかさんざん悩んだ

が、やはり松嶋屋好きだから仁左衛門丈出演の昼はAﾌﾟﾛ、夜はBﾌﾟﾛを選択。すでに昼の部は鑑

賞済で、今日は五段目から討ち入り、更に十一段目までの後半だ。五・六段目の早野勘平は勘九

郎、女房おかる七之助、斧定九郎は隼人、母おかやに梅花、一文字屋お才に魁春、不破和衛門に

歌六、七段目大星由良之助は仁左衛門、寺岡平右衛門は松也、大星力弥に左近、斧九太夫は片岡

亀蔵、遊女おかるに七之助。昼の部三段目で塩治判官を演じた勘九郎は堂々として切腹をしてみ

せたが、六段目では勘平として腹切り。演技とはいえ、同じ芝居で二度も自死するってどんな気

持ちなんだろうなぁ。七之助も松也も好きな役者だが、七之助のおかる、松也の寺岡平右衛門は

何だか観ているのがﾂﾗかった。おかるの粘着性と平右衛門の超軽さを感じたらしい。あと討ち入

りを待つばかりとなったところで、私の気力と体力が電池切れ、無念の早退。大序から観て来た

通し芝居をあとちょっとのところで放棄することにやや抵抗はあったが、ﾅﾆｺﾞﾄもﾑﾘしないってこ

とで。夕食は美容院の帰りに近所のﾛｰｿﾝで買った30円引きと50円引きの巻寿司を3分で。無酒日

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３月　２６日（水）東京は晴れ　今日も黄砂　別府は曇り

朝　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（鯖のみりん漬け、鱧入りかまぼことわさび漬け、ﾓﾔｼゆかり和

え、ご飯、味噌汁、飲むﾖｰｸﾞﾙﾄ、ｵﾚﾝｼﾞ）880円、納豆220円、ｺｰﾋｰ165円

　　

　ﾓﾔｼゆかり和えがｻｯﾊﾟﾘ旨い

昼　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（ｿｰｽ焼きそば、ﾌｶﾋﾚ蒸し餃子、豆腐入りｻﾗﾀﾞ、卵とﾜｶﾒのｽｰﾌﾟ）

　　

　実だくさんのｿｰｽ焼きそば

　夕方大分空港からﾀｸｼｰで別府のAMANE　RESORT　GAHAMAへ。黄砂で景色が残念なことに

夜　別府・AMANE　RESORT　GAHAMA「割烹　松秀」先付：地野菜甘味噌、よもぎ豆腐のお椀、お

造り：車海老・鯛・鮪・ひらまさ、地魚若狭焼き、あん肝とまな鰹の玉寄せ、地野菜の天婦

羅と海老のかわり揚げ、おおいた和牛すきしゃぶ、釜炊きご飯、香の物、味噌汁、ﾍﾞﾘｰﾂと甘

酒ｾﾞﾘｰ柚子蜜かけ）

　　

　ﾂｧｰｸﾞﾙｰﾌﾟと合流して夕食を摂る　　知っている人が3人いらした

今月だけで３回目の九州となるが、今回は大分・宮崎・熊本の旅に出る。旅のﾃｰﾏは「福岡から天孫

降臨の里高千穂へ」とある通り、旅の正式な日程第1日目は、早い便で羽田を発って福岡空港から

宗像大社に行ってから大分県の別府に宿泊というものなのだが、宗像大社は行ったよなぁ、朝早い

便に乗るのはｲﾔだよなぁなんてことでﾊﾟｽし、夕方別府のﾎﾃﾙで合流させて貰うようお願いした。相

変わらずのﾜｶﾞﾏﾏぶりである。ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑでｿｰｽ焼きそばのﾗﾝﾁなんか食べてからおっとり刀で羽田

へ。大分空港からﾀｸｼｰで宿に着いたらもう夕方だった。昨日からの黄砂と天候も曇りで海に面して

建つﾎﾃﾙの客室からは殆ど何も見えないのだった。午後7時、ﾎﾃﾙ内の料亭広間で夕食。ﾂｧｰ参加者

9名、講師のM石先生、添乗員A山さんの総勢11名である。甲高い声の方から「ﾕﾒｺさんまたお会

いしましたね」と声をかけられ、あぁ12月金沢でご一緒しましたね、福岡からご参加でしたよね、

とS松さんにご挨拶。食事の途中までお喋りしていたH谷ご夫妻は「先程からどこかでお会いした

のではないかと思っているのだけれど、あなたﾕﾒｺさんでしょ・・そうだ！ﾀｲの旅で一緒だった！」

って。私もそう言えばそうだわねぇ、なんて。自分を除く8名のうち3名の方が知っている方々だ

ったが、86歳の元気一杯の女性の方の快気炎が楽しかった。おおいた和牛のすきしゃぶと釜炊きご

飯は美味しかった。今回も旅の間は酒は飲まないことに決めたので食事中は水とお茶でね。無酒日

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３月　２７日（木）大分臼杵は曇り　宮崎高千穂は7時間の激しい雷雨！！！

朝　別府・AMANE　RESORT　GAHAMA「割烹　松秀」和朝食膳

　朝食は7時半か8時か選択

朝のお茶　ﾗｳﾝｼﾞ　ｺｰﾋｰ

　久留米絣王・国武別邸を利用した宿

　臼杵石仏に上皇夫妻始め皇族も多く訪れた

昼　臼杵　料亭「喜楽庵」名物胡麻豆腐、松花堂弁当（お造り盛り合わせ、八寸いろいろ、炊き合

わせ、ﾁｰｽﾞ味噌漬け）、ふぐ刺身、若竹汁、甘味

　さぁ高千穂に行こう！

　　

　　　　天岩戸神社東本宮　　　　　　　　　　　天岩戸神社西本宮鳥居　　　　　　　鳥居には3・5・7の注連縄が

　　

岩戸を投げる天手力男神　　　　　　　　激しい雷雨の中天岩戸神社に行く　　　　天安河原遥拝所

　　　　　　　　　今日から2泊する「神仙」は豪華な宿。私の部屋は本館1階瑠璃の間

夜　高千穂「神仙」神仙ｷｬﾋﾞｱ、八寸：ｶﾂｵ塩麹・鰆の蕗味噌焼き・揚げ牛蒡・金柑と春野菜白和え

・菜花とうるい和え物、蓬豆腐、手毬寿司・煮蛸・空豆、和布卵豆腐・海老真丈のお吸い物、

お造り：鮑・鯛・ｶﾝﾊﾟﾁ、ｾﾞﾝﾏｲの信田巻、高千穂牛ｽﾃｰｷ、稚鮎と椎茸・山菜の揚げ物、ご飯：

ひのひかり、香の物、赤出汁、ﾃﾞｻﾞｰﾄ

　　

　　　20時〜21時まで毎晩行われている高千穂神楽　　　　　　　　　　　高千穂の人々による神楽のﾋﾞﾃﾞｵより

私の近年の生活の中では極めて稀な夜だった。ﾍﾞｯﾄﾞに入ってから朝まで一度もﾄｲﾚに行かなかった

のだ。かつてそんなことがあったのかの記憶は全く無い。かと言って、よく眠ったなぁという充足

感があったﾜｹでも無いが、目覚めは良くて5時過ぎにｽｯと起きた。かなり熱い露天風呂に加水を始

め、丁度良い塩梅の頃にﾎﾟﾁｬﾝと露天風呂に入った。別府の温泉の思い出と言えば、随分昔だが鉄

輪（かんなわ）温泉は記憶に残るお湯だった。ここはそれに比べると特徴は無いようで。このﾎﾃﾙ

は久留米絣で財を成した国武氏の別邸を利用して建てられていて9年前にｵｰﾌﾟﾝしたそうだ。朝食

はひとりだけ遅い8時を選択したのだが、早く起きたので十分7時半でも間に合う。早めて貰い、

松山から参加されているK田さんとご一緒に朝食を頂いた。9時半出発。今日は朝から雨予報だっ

たのだが、今は降っていない。臼杵に到着しても青空まで覗いて嬉しい予報外れのようだ。先ずは

臼杵の石仏の国宝である。旅のしおりには「臼杵の摩崖仏」見学とあり、慌て者の私は摩崖仏と言

えば、あの鬼の石段を登る超ｼﾝﾄﾞｲところだな、と熊野摩崖仏をｲﾒｰｼﾞした。で、「そこは2度も行

ったので今回はﾊﾟｽします」と見学を断り、かぼすﾃｨｰなど飲みながら景色を愉しんでいたのだが、

案内図を見ると、どうも私の記憶と違う場所かも・・。皆さん帰って来られる頃、ここは熊野摩崖

仏ではなく、臼杵石仏であることが判明した！時既に遅し💦。いいもん、ここも1度来たようだし。

ﾗﾝﾁは臼杵の「喜楽庵」という結構な料亭で。臼杵と言えば、「ふぐの郷」で知られ、ﾐｼｭﾗﾝ三つ星を

9年連続獲得した「臼杵ふぐ山田屋」も有名だ。因みにそこはｇlobeのkeikoさんのご実家でもあ

る。「喜楽庵」はﾗﾝﾁではもったいないようなご馳走だった。午後ﾊﾞｽで高千穂に向かう。名調子のｶﾞ

ｲﾄﾞさんの説明を聞いているうちに熟睡・・あぁよく眠ったなぁと目を覚ますと、もうそこは高千穂

で激しい雨が！！ﾊﾞｽは天岩戸神社の東本宮の前に到着し、そこから傘をさして橋を渡って西本宮に

向かう。ｶﾞｲﾄﾞさんは「ほんの5分」と言っていたが、15分はかかった。3・5・7の高千穂独特の注

連縄がかかる鳥居に着く頃にはﾋﾞｼｮ濡れ。その上、先程から何度も雷がﾋﾟｶｯと光ってはﾄﾞｯｶｰﾝと鳴

り続けている。怖い！こんな天気でも行くのかぁ・・神社の方のご案内で神社にお参りし、神社の

裏手に回ると少し距離があるが天岩戸を拝むことが出来る。台風で岩戸の一部が崩落してしまった

のだそうだが。あれが天岩戸だ！と有難い気持ちを持つべきなのだろうが、この雨と雷の中だから

ｺｺﾛは「濡れない場所に早く行きたい！」。この後、天照大神が天岩戸にお隠れになった時、八百万

の神々が集まって会議をしたとされる天安河原に行く予定だったが、激しい雷雨の中は危険と明日

に持ち越すことに。ﾎｯ。今夜から2泊する「神仙」へ。ﾋﾞｼｮ濡れの薄手のｺｰﾄは宿の方が夜の外出ま

でに乾かしてくれるそうだ。部屋の露天風呂に浸かって冷えたｶﾗﾀﾞを温めた。今夜は高千穂ならで

はの高千穂神社の夜神楽に行く予定なので夕食は5時45分から。ﾀｲﾍﾝなご馳走だった。きんかん

の白和えとﾃﾞｻﾞｰﾄのｶﾎﾞｽｾﾞﾘｰが美味しかった。午後7時45分出発したが、未だ雷雨は激しいまま

止んでいない。午後2時頃から降り出したのにもう6時間になるじゃないか。宿の庭を歩いている

時、またﾋﾟｶｯと。雷雨の中の暗い夜道、夜神楽は観たいけれど転んで怪我でもしたら・・夜神楽行

きは止めることにして、ひとり宿に引き返す。旅の観光でそんなにﾑﾘすることはないしね。無酒日

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３月　２８日（金）高千穂は雨

　　ﾄﾞｼﾞｬｰｽ対ﾀｲｶﾞｰｽ　米での開幕戦　5対4でﾄﾞｼﾞｬｰｽ勝利　大谷翔平4打数2安打１HR第2号！

朝　高千穂「神仙」和朝食膳

　　

　　　　　　　　　　　　小雨の中高千穂神社に正式参拝する　　　　　　右の建物で毎夜神楽が行われる

　　

　　　　　　　高千穂神社の裏手には神武天皇の皇兄三毛沼命(ﾐｹﾇﾉﾐｺﾄ)が鬼退治をされる姿の彫刻が

高千穂峡　　　　　　　　　　　　　おのころ池とおのころ島　　　　　　　　　池に泳ぐﾁｮｳｻﾞﾒ

高千穂峡五ケ瀬川に落ちる真名井の滝　　　　　　　今日は天候上の理由でﾎﾞｰﾄ休業　　　　柱状節理がよく見える

　　　

昼　高千穂「高千穂鶏の炭火焼き　吾平店」和牛ｽﾃｰｷ肉と野菜の炭火焼き、ご飯、味噌汁、漬物、

冷凍のわらび餅

　解凍途中だった冷凍わらび餅

　　　　　　　　　　浄専寺の枝垂れ桜を楽しみに行ったのだが、未だ１分咲きにもなっていなかった・・😿

　ただいまー！

夜　高千穂「神仙」磯の華：鮑・帆立・雲丹・伊勢海老、湯葉真丈と椎茸のお吸い物、お造り：

鮪・平目・帆立、飛龍頭ほうれん草筍姫皮餡かか、ｵﾏｰﾙ海老のｿﾃｰ、白ｷｸﾗｹﾞと胡瓜と鯵の酢

の物、桜海老のかき揚げとﾀﾗの芽の天婦羅、ご飯：ひのひかり、香の物、赤出汁、ﾃﾞｻﾞｰﾄ）

　　　　　　　　　　TOKYOｼﾘｰｽﾞに続き米開幕戦でもHRを放った大谷翔平選手

結局昨日の午後から降り始めた激しい雷雨は7時間以上降り続けたようだ。雷と言えば、昨年夏の

軽井沢だ。兄夫婦と甥と4人で「ｼｪ草間」でﾃﾞｨﾅｰを愉しんでいる時激しい雷雨となった。どのﾃｰﾌﾞ

ﾙも既にｺｰｽは終了していたが、雨が止まないので誰ひとり帰ることが出来なかった。その前年には

友人のA美さんの別荘に雷が落ち大被害。その上、留守宅の東京の家にも落雷があり、よほど雷に

好かれてているというか、お気の毒というか。翌日の今日はだいぶﾞﾏｼになったが、それでも霧雨が

降っている。昨夜私がｻﾎﾞｯた夜神楽を開催した高千穂神社に先ずは行き、正式参拝を受ける。11名

が2列に並んで座ったが、真ん中はM石先生と最高齢のK口ﾖｼｺさんだ。拝殿の中はかなり寒い。ご

丁寧な宮司さんで、お祓いを受ける我々が起立する中、長――――い祝詞を延々と頂き、寒さと膝

の痛さで体幹を失いゆらゆらと眩暈がしているように揺れる。すべてが終わった時には崩れ落ちそ

うになった。ﾂﾗｲなんて言わずに有難いと思え？それはﾑﾘです。大型ﾀｸｼｰに分乗して高千穂渓谷へ。

とても楽しみにしていた真名井の滝を観に行く。渓谷の下からﾎﾞｰﾄに乗って見上げる方法と上の展

望台から滝を見下ろす方法があり、今日は上から。展望台に向かう途中にある「おのころ池」。その

真ん中には、ｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄとｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄが結婚式をしたと伝わるとても小さな「おのころ島」があり、

池の中には鯉に交じってﾁｮｳｻﾞﾒも泳ぐ。高千穂神社の祭の際には、氏子は神輿を担いだままこの「お

のころ池」にｼﾞｬﾌﾞｼﾞｬﾌﾞと入り、「おのころ島」の回りを３周（だったかな）してから更に崖の上の

方に神輿を担いだまま登って行くという過酷なものらしい。真名井の滝が見えた。今日は天候上の理

由でﾎﾞｰﾄは休業らしい。ようやく予約を取れた人は残念だったね。ﾀｸｼｰで戻り、ﾊﾞｽでﾗﾝﾁ会場へ。朝

も夜もﾎﾞﾘｭｰﾑたっぷりだから昼くらい軽く行きたいが、鶏の炭火焼きの店で牛肉と野菜を焼いて食べ

る・・全員ﾍﾟﾛｯと食べた。午後は浄専寺に向かい、有名な枝垂れ桜を観に行ったのだが、近隣の桜は

満開なのに、ここは１分咲きの手前😿残念だった。この後、槵觸神社（くしふるじんじゃ）と昨日

行く予定だった天安河原（あまのやすがわら）に希望者だけ行き、もう休みたいという人は宿に帰

る。５人が観光終了、４人が出かけられた。最後の夕食は6時半から。昨夜と違って、今夜はゆった

りした気分で食事を楽しんだ。大谷翔平選手ｱﾒﾘｶでの開幕戦で2号目HRを放つ。よしよし。無酒日

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３月　２９日（土）宮崎高千穂・熊本阿蘇は晴れ　東京は極寒！！！

　　ﾄﾞｼﾞｬｰｽ対ﾀｲｶﾞｰｽ8対5でﾍﾞｯﾂ3ﾗﾝHRﾄﾞｼﾞｬｰｽｻﾖﾅﾗ勝ち　4連勝　大谷翔平4打数1安打

朝　高千穂「神仙」和朝食膳

　　

　　

　見事に蘇った阿蘇神社　　外輪山の内側

　　

昼　南阿蘇「向心」蕗の白和え、平目刺身、青さ豆腐とさやえんどうのお吸い物、ｽﾃｰｷ卸しｿｰｽとｻ

ﾗﾀﾞ、鮭の桜葉巻と里芋の銀餡、桜海老炊き込みご飯、餡のせﾑｰｽ

　　

　名水で知られる白川水源

　絵本作家葉祥明の阿蘇美術館

　　

夜　ANA熊本＝羽田ﾌﾟﾚﾐｱﾑｸﾗｽ機内食

　　　今日の夕食はこれだけ

旅の最終日。やっと、ようやく、晴れた。わぁ〜い！である。一昨日も昨日も降る雨を眺めながら

の露天風呂だったが、今日はようやく庭に咲く花を愛でつつ朝風呂に入った。この宿の朝食は7時

からと7時半ｽﾀｰﾄ。随分早い食事だから、調理場もﾎｰﾙ担当もﾀｲﾍﾝだよなぁ。一応7時半（私だけ

ひとり！）にお願いしたが、とっくに起きて準備も出来てしまったので7時に変更して頂いた。毎

日おかずのお料理がたくさんで食べ切れなかった。荷物も各自自宅宛送ってさぁ出発。女将始め、

宿の皆さんに盛大にお見送り頂いた。高千穂にこんな豪華な旅館があったのは驚きだった。ﾊﾞｽは阿

蘇を目指す。1日目はﾊﾟｽしてしまったが、福岡の宗像から始まり、大分の別府と臼杵、そして宮崎

の高千穂、そして最後に熊本の阿蘇と九州4県を巡る旅だ。1時間半程で阿蘇神宮に到着。ここは記

憶にも新しい2016年4月14日と16日に起きた震度7の熊本大地震で重要文化財の楼門と拝殿が全

壊してしまった。同年の7月から復旧工事を開始し、2019年には神殿を、2021年には拝殿を、そし

て2023年12月には楼門も竣工し、現在の姿を取り戻した。お参りのため楼門をくぐる時、こんな堅

牢な門が全壊してしまう程の地震の激しさは想像出来ないなとつくづく思った。ﾊﾞｽから見えるのは

独特なｶﾀﾁをした根子岳、高岳、中岳など阿蘇五岳とｸﾞﾙﾘと外周を囲む美しい外輪山。今私達は南北

25�`、東西18�`、周囲128�`�bと日本で2番目に大きな阿蘇の広大なｶﾙﾃﾞﾗ内側にいることになる。

阿蘇はいいなぁ、雄大で大好きだ。今日のﾗﾝﾁはご夫婦お2人で営まれている「向心」で。昼は蕎麦

かｶﾚｰがいい！なんて言っていた私だが、こちらのｺｰｽのお料理は上品でとても美味しい。ｽｹｼﾞｭｰﾙに

はなかったが、近くの名水で知られる「白川水源」に行き、旅の最後となる見学は熊本出身の絵本

作家葉祥明氏の阿蘇美術館。幸いにも葉氏ご本人の解説があった。旅の最後を明るい阿蘇の丘の上

で過ごすことが出来るなんて粋だ。熊本空港から機上の人となり、夕食は機内食。５日連続無酒日

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３月　３０日（日）曇り

　　ﾄﾞｼﾞｬｰｽ対ﾀｲｶﾞｰｽ7対3で44年ぶり開幕5連勝！佐々木1回2/3で降板　大谷3打数無安打

朝　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（ししゃも焼きもの、炒り豆腐、ﾊﾑ入りｻﾗﾀﾞ、ご飯、ﾆﾗ玉汁、飲

むﾖｰｸﾞﾙﾄ、ﾊﾞﾅﾅ）880円、納豆220円、ｺｰﾋｰ165円

　　

　ﾊﾑ入りｻﾗﾀﾞと炒り豆腐が旨い！

昼　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」B定食（干し貝柱入り中華粥（海老・烏賊・帆立）、肉まん、蒸し鶏と

胡瓜の柚子胡椒和え）1320円、今川焼き189円

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悔し涙　　　

　A先生作「花見ｱﾌﾀﾇｰﾝおにぎり」だって

　

夜　明石町「ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑ」A定食（天婦羅盛り合わせ、南瓜の鶏そぼろあんかけ、根三つ葉とｴﾉｷ

のおかか、鮪のしぐれ煮、ご飯、豚汁、ﾏｽｸﾒﾛﾝ）2090円、（6日ぶりの）麦焼酎

　　

昨日の夕食は熊本空港から羽田空港までのﾌﾗｲﾄ時、ﾌﾟﾚﾐｱﾑｸﾗｽで出た機内食だった。乗る時間がい

つも食事時とは限らないので、半分くらいは提供されても食べない。特に美味しいﾜｹでもなく量も

少ないのでもったいないとは思わない。そんな機内食を午後6時頃食べたきりだから、空腹で早朝

目が覚めた。育ち盛りの若者でもあるまいし、あと2年半で80なんて年寄りの食欲ではないわな。

だから今朝はﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾙｰﾑに早い時間に行った。旅の宿では朝から食べ切れない程のおかず料理が毎

日出たが、それはそれとしてﾀﾞｲﾆﾝｸﾞでは、炒り豆腐もﾊﾑ入りｻﾗﾀﾞもﾆﾗ玉汁も旨い、旨いとご飯と共

にかっこんだのだった。昼は干し貝柱入り中華粥。お粥はすぐお腹が空いてしまうので、食後今川

焼きを注文して食べた。A先生は昨年高性能（たぶん）の大型ｷｬﾝﾋﾟﾝｸﾞｶｰを購入されて、以来ご夫婦

でせっせとｷｬﾝﾌﾟにお出かけだ。千葉県や神奈川県、山梨県、群馬県、長野県などのｵｰﾄｷｬﾝﾌﾟ場や

RVﾊﾟｰｸ（たぶん）で車中泊をされているようなのだが、感心するのは泊まる場所は決まって美味し

い店が近くにあるのだ。で、こんなものを食べた、こんな美味しいものがあったと写真を送ってく

れる。中でも「孤独のｸﾞﾙﾒ」で五郎さんが〇〇を食べたあの店に行ったという報告が羨ましい。先

日送られて来たのは高崎のおにぎり屋さんの写真。あぁ「孤独のｸﾞﾙﾒ」の番組で観た記憶がある。

確かおにぎり屋のご主人を演じたのは三宅裕司だったか。この店がとても美味しく他のお客さんと

も甲子園大逆転試合を見ながら大いに盛り上がって楽しかったとかで、帰宅してから数日しておに

ぎりを真似たそうだ。6種のおにぎりとﾀｺｳｨﾝﾝﾅや卵焼きなどを三段ﾄﾚｰに美しく盛り付け、題して

「花見ｱﾌﾀﾇｰﾝおにぎり」だって。夫婦でﾄﾞｼﾞｬｰｽの試合を観ながら乾杯し、ふたりﾊﾟｰﾃｨをやったの

だそうだ。彼も凝り性だからﾄﾚｰも美しく仕上がっているし美味しそう。そして何より楽しそうだ。

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【今週の振り返り】

のっけから何であるが、「見るなのﾀﾌﾞｰ」というものは、古今東西存在している。

例えばｷﾞﾘｼｬ神話にはこんな話がある。全能の神ｾﾞｳｽは、人間に火を使うことをもたらしたﾌﾟﾛﾒﾃｳｽ

を懲らしめようと彼の弟であるｴﾋﾟﾒｰﾃｳｽにﾊﾟﾝﾄﾞｰﾗという女性に壺を持たせて贈った。ｾﾞｳｽはﾊﾟﾝﾄﾞ

ｰﾗに「この壺は決して開けてはならない」と言い含めた。ｴﾋﾟﾃｳｽはすっかりﾊﾟﾝﾄﾞｰﾗに惚れこみ、ふ

たりは結婚した。ﾊﾟﾝﾄﾞｰﾗもｴﾋﾟﾃｳｽと暮らして満足であったが、ふとした時に、持参した壺のことが

気になって開けてしまったのだ。壺からは、恨み、妬み、病気、猜疑心、不安、憎しみ、悪徳など負

の感情が溢れ出て世界中に広まってしまった。ﾊﾟﾝﾄﾞｰﾗは慌ててその壺を閉めたが、既にひとつを除

いてすべて飛び散った後であった。最後に残ったものは希望。それによって人類は希望だけは失わず

にすんだと言われている。ﾊﾟﾝﾄﾞｰﾗ、その箱開けちゃﾀﾞﾒって言ったでしょ！

日本民話の「鶴の恩返し」もよく知られたお話である。昔あるところに貧しい老夫婦が住んでいた。

冬の雪の日、老爺が猟師の罠にかかった一羽の鶴を助けた。その夜、美しい娘が夫婦の家にやってき

て親に死に別れ、親類を頼って行く途中道に迷ったので一晩泊めて欲しいと頼むので家に入れてやっ

た。翌日もその翌日も雪は止まないので娘はその家に留まり続けたが、老夫婦の世話も甲斐甲斐しく

勤め、陰日向なく働いて大いに喜ばれた。ある日顔も知らない親戚に行くよりあなたがたの娘にして

下さいと頼み、老夫婦は喜んで承知した。この孝行娘は布を織りたいので糸を買って来てと頼み、「絶

対に中を覗かないでください」と言って部屋に閉じ籠り、三日三晩不眠不休で織り上げ、それは見事

な美しい布を「これを売ってまた糸を買って来て下さい」と言うのだった。娘が3枚目の布を織って

いる時、老夫婦は好奇心に勝てず約束を破ってその部屋を覗いてしまった。そこには自分の羽毛を抜

いて糸の間に織り込む鶴の姿が・・。助けて貰った鶴は正体を見られたからには去らねばならないと

鶴の姿に戻り、空へと帰って行き、二度と戻らなかった。爺さん、婆さん、だから部屋覗いちゃﾀﾞﾒ

って言ったでしょ！

日本で一番古いｸﾆﾉﾄｺﾀﾁ神から数えて7代目の神様はｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄとｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄである。ｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄと

ｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄは、（今週私が行った高千穂の）ｵﾉｺﾞﾛ島で国生みを始め、淡路島、四国、隠岐の島、九州、

壱岐、対馬、佐渡島、本州を次々と生み出し、この８つの島を「大八島国」と名付けた。次いで14

の島、石の神、土、海、風、山等の多くの自然神を生んだが、火の神ｶｸﾞﾂﾁを生む時火傷をおったｲｻﾞ

ﾅﾐﾉﾐｺﾄは命を落とし黄泉の国に行ってしまう。夫のｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄは妻の死を大いに悲しみ、黄泉の国

からｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄを連れ戻そうとするのだが、「既に黄泉の国の食物を口にしてしまったので元には戻

れない。でも愛しいあなたのために黄泉の国の神に相談してみるので暫く待っていて。その間、決

して私の姿を見ないでください」と厳命されたが。あまりに長く待たされたｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄはつい覗き

見をしてしまう。そこには死者の形相した恐ろしいｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄが！震えあがって一目散に逃げだし

たｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄを「よくも私に恥をかかせたな」とｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄは黄泉の国の女たちに命じて後を追わ

せた。逃げ続けたｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄは、黄泉の国とこの世の境に千人がかりでやっと動かせるような大

きな岩でふさいだ。ｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄは「こんなことをするのなら、この世の人間を一日千人殺してやる」

と言い放つと、ｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄは「それなら、私は一日に千五百人生もう」と言い返した。これによっ

て人類は増えて繁栄することになった。ここで2人は離婚した。ｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄさん、逃げおおせた

からいいものの、見るなって言われたら見ないの！

ｷﾞﾘｼｬ神話にも日本民話にも日本神話にも「見るなのﾀﾌﾞｰ」は出て来る。つまり、人間って、見る

なと言われたら余計見たくなる、そうゆうものだ、と思った方がいい。しかし、日本神話には続

きがずっとあって、ほうほうのていで黄泉の国から帰って来たｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄは水辺で身を清めて禊

を行う。先ずは左目を洗うとｱﾏﾃﾗｽ大神が生まれた。右目を洗うとﾂｸﾖﾐ神が。そして鼻を洗って生

まれたのがｽｻﾉｵ神の三貴人である。因みに黄泉の国の入口は出雲とされている。ｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄは三

貴子の誕生をたいそう喜んで、ｱﾏﾃﾗｽ大神に高天原の統治を、ﾂｸﾖﾐ神に夜の統治を、ｽｻﾉｵ神に海原

の統治を任せた。しかし、ｽｻﾉｵ神は任された海原を治めることもせず泣きわめくばかり。父のｲｻﾞ

ﾅｷﾞﾉﾐｺﾄに問い質されると母の国に行きたいと言って父の怒りを買い、追い払われてしまう・・・

つまり見るなのﾀﾌﾞｰを犯したために、結果三貴子が生まれた、とも考えられるよねぇ。

よくは知らないが、神々の系図によると、ｲｻﾞﾅｷﾞﾉﾐｺﾄとｲｻﾞﾅﾐﾉﾐｺﾄの孫、つまり天孫であらせられ

るﾆﾆｷﾞﾉﾐｺﾄが高千穂の地に降臨され、そのﾆﾆｷﾞﾉﾐｺﾄと息子のﾎｵﾘﾉﾐｺﾄ（山幸彦）、その息子のｳｶﾞﾔ

ﾌｷｱｴｽﾞﾉﾐｺﾄの3神を日向三代と呼び、日向神話の主役となる神々なのだそうだ。さらにｳｶﾞﾔﾌｷｱｴ

ｽﾞﾉﾐｺﾄには4人の息子、すなわちｲﾂｾﾉﾐｺﾄ、ｲﾅﾋﾉﾐｺﾄ、ﾐｹﾇﾉﾐｺﾄがいらして、末弟ｶﾑﾔﾏﾄｲﾜﾚﾋｺﾉﾐｺﾄは

別名神武天皇のことなのだと。長兄のｲﾂｾﾉﾐｺﾄに「どの地を都とすれば安らかに天下を治められる

のか、やはり東方を目指しましょう」と相談され、ただちに日向から出発して東に向かわれ、熊

野から大和に入って畝傍の橿原宮で天下を治め、日本の初代天皇になったとされる。「ただ神武天

皇は、「古事記」や「日本書紀」など日本神話の伝説上の人物という説もあって、真実はわからな

い。ま、ここまでいろいろ書いて来たけど、登場する神様は、天邇岐志国邇岐志天津日高日子番

能邇邇芸命（ｱﾒﾆｷｼｸﾆｷｼｱﾏﾂﾋｺﾋｺﾎﾉﾆﾆｷﾞﾉﾐｺﾄ）なんてやたら名前が長ったらしくて覚えにくいし、

実は神話ってよくは知らないんだ。ﾒﾝｺﾞ。

　　　　　　　　　　　　　猫もｾﾞｯﾀｲ見ると思うﾆｬ

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