復活祭音楽祭の最後は第九・歌舞伎座昼&夜・早乙女太一ショー
バーデンバーデンのイースター音楽祭 歌舞伎座千穐楽
4月 21日(月)バーデンバーデンは降ったり止んだり 夜大雨!
1ユーロ=約161円
ローマ教皇フランシスコが死去(享年88歳)
ドジャース対レンジャーズ1対0でドジャース勝利
朝 ドイツ・バーデンバーデン「アクア・オーレリア・ズィーテンホテル」朝食ヴュッフェ
Жスマホが無いので撮影出来マシェーン😿😿
バーデンバーデンのベルリン・フィル イースター音楽祭の最後を飾るベートーヴェン第九交響曲合唱
今日のコンマスは樫本大進さん 指揮者のペトレンコさんと 第2ヴァイオリン主席は伊藤マレーネさん
昼 バーデンバーデン「アクア・オーレリア・ズィーテンホテル」(自由食)スパイシーグヤーススープハンガリー風9.5€、黒い森のタル
トフランベ(黒い森生ハムとオニオンのせ)12、5€、トマトジュース4€、アールグレイ紅茶 3€ @29€
タルトフランベは薄いピザ
夜 バーデンバーデン「LE BISTRO」春のサラダ、ビーフコンソメ、牛ランプステーキ ベアルネーズソース付き、ポテトグラタン
添え、アップルシュトゥルーデル、カモミールティ
量が多過ぎて半分しか食べられん!
先週からドイツのバーデンバーデンで開かれているベルリン・フィルのイースター音楽祭に来ている。10日間に渡って
開かれていた音楽祭も今日で最後。ベルリン・フィルは今年を最後にバーデンバーデンから去り、来年度からイ
ースター音楽祭はザルツブルグに戻るカタチだ。私達グループにとっても音楽祭3日目が最終日となった。キリスト
教的に言えば、今日はイースターマンデーと呼ばれ、イースター(日曜日)翌日の月曜日だから祝日なのだ。いつ
もコンサートやオペラは夜行われるが、今日はマチネで午前11時からベートーヴェン交響曲第9番「合唱」の演奏
がある。とフツーに書き始めたが、実際のこの朝などソワソワと落ち着かず、シャワーを浴びていても朝食を食
べていても上の空。あればいいが、無くなっていたらどうしたらいいのだ、と昨夜からずっと同じ
心配が頭の中をぐるぐると回っている。実は昨夜祝祭劇場のレストラン「アイーダ」にスマホを忘れて来てしま
ったのだ。たぶん。昨夜ホテルに帰って寝る支度をし、最後にスマホのチェックをと思った時、バッグにスマホが
入っていないことに気がついたのだ。それからというもの、ツァーコンダクターのK野さんも巻き込んでの
大騒動。電話して貰ったが、レストランも閉店していたから今朝を待つしか無かった。結局行ってみるま
であるかどうかは不明のまま、午前10時半に鍵のかかるレストランのドアを叩いて開けて貰い「スマホあっ
た?」とセッツクのだが、「ワシャ知らん」とツレナイ言葉。「コンサート終わってからまた来い!」なんて。そこに
昨夜私達のテーブルの担当だったスタッフが姿を見せて、無事私の手元にスマホが!!!メルシーボークー!フランス人
という彼にお礼を言ったら、涙が溢れて来てね。それまでずっと心配して来たので安堵の涙さ。や
れやれ、良かった。落ち着いて第九を聴こう。わぁ〜!今日のコンマスは樫本大進さんだ!舞台右側に
は第二ヴァイオリンが占め、首席は伊藤マレーネさん。日本人演奏家が第一と第二の首席って凄いよな。そし
てペトレンコ氏の指揮棒が動いた。ベートーヴェンの息吹を直接浴びたような感覚。第4楽章。4人のソリスト達
はオケと合唱団に挟まれているので、前から5列目の席では歌い手の姿はほぼ見えないが素晴らしい
歌声だ。そのまま大迫力で第九は終わった。オーストラケも合唱団もソリストも観客も指揮者も大満足のゆく
演奏だった。ベルリン・フィル、バーデンバーデンとはこれでサヨナラだね。この日ローマ教皇が88歳で逝去された。
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4月 22日(火)バーデンバーデンもフランクフルトも曇り
ドジャース対カブス10対11でサヨナラ負け😿 大谷翔平選手4打数無安打😿
朝 バーデンバーデン「アクア・オーレリア・ズィーテンホテル」朝食ヴュッフェ
忙しい朝食 焼き立てのパン!
昼 ANAフランクフルト=羽田 ビジネスクラス機内食(和食)ビール、赤ワイン
魚の西京焼きとデザートは旨い!
夜 ANAフランクフルト=羽田 ビジネスクラス機内食 ヴィーガンカレー、ガーデンサラダ、コーンスープ、冷緑茶
ご飯半分で丁度良いヴィーガンカレー
帰国日である。ツァーの本隊は、午後2時半頃のルフトハンザの羽田空港行きに乗られるから、ホテルを8時
半に出られる。私は昼過ぎの全日空羽田空港行きに乗るから午前7時半にひとりで出発する。タクシ
ーに乗るだけだが。ANAの別便と決めた時からこの朝のバーデンバーデン=フランクフルト空港の移動がネックとな
っていた。いろいろ考えてもタクシー以外に無いという結論となり、見積りを取ったところ19万円と
書かれていて腰を抜かした(ウソだけど)よ。ソリャ無いだろうと思ったものの、そう強くは言い出せ
ずどうしたものかと思っていたところ旅行会社から「現地の手配会社の見積りだとこうなるが、宿
泊するホテルにお願いしたら半額になりました!」って。半額?いいじゃない!とはいえ、10万円弱
だ。通常でバーデンバーデンからフランクフルト空港までは約2時間、渋滞となれば2時間半とか3時間とか。
4時起きして身支度・荷作りし、15分で急いで朝食。食事中の皆さんにご挨拶してK野さんに見送
られて出発。ドイツ語で話しかけられてもなぁ(英語でも困る)なんて思ったが、ドライバー氏寡黙な
方で。そんな心配も束の間、寝不足が味方して私は瞬く間に夢の世界へ。大きな音で目が覚めたが、
それは空港で待ってくれている日本人アシスタント女性がドライバーにかけて来た電話の音だった。車は140
`なんてスピードでアウトバーンを突っ走っていて、1時間40分で空港に到着してしまった。往路とはエラ
イ違う気が利くアシスタントのM子さんにビジネスラウンジまで送って貰って10時半過ぎにはゆったり。イガッタ。
搭乗してANA6Kの座席で早速映画「八犬伝」を観る。滝沢馬琴に役所広司、葛飾北斎に内野聖陽、
馬琴の息子宗伯に磯村勇斗、その妻お路に黒木華、馬琴妻お百は寺島しのぶ。あの時代の作家や画
家は凄かったよねぇ。気力・体力・筆力。享年滝沢馬琴81歳、葛飾北斎89歳。ビデオ鑑賞に移り
「孤独のグルメ」、「オモウマい店」、「世界の果てまでイッテQ」、「バカリズムライブfiction」・・。バカリズムのライブ
なんて初めて観たのだが、とても面白かった。最近お気に入りのヴィーガンカレーもライス半分で丁度良い。
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4月 23日(水)東京は雨午後遅く止む
朝 ANAフランクフルト=羽田 アイスクリームとコーヒー
朝食はアイスクリームとコーヒー
昼 明石町「ダイニングルーム」今週のアラカルトメニューから 五目稲庭うどん(温)、青菜と茸お浸し付き
1210円
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(牛肉の焼き物香味おろしソース、おぼろ豆腐、カボチャサラダ、香の
物、ご飯、味噌汁、きよみオレンジ)2090円、麦焼酎
結局一睡もしないまま羽田空港に到着した。予定通り、キッチリ午前8時20分着。機内では遅めの昼
食は和食をシッカリ食べて、ヨーロッパ時間午後8時には夕食のつもりでヴィーガンカレーとサラダ、スープなど。フ
ライト時間12時間半の間で食べたのはそれだけ。それくらいで丁度良いのだ。往路は食べ過ぎだって。
税関を通過してエレベータに乗る時、ハタと気が付いた。ここは羽田第3ターミナルではないか!行く時はい
つものように第2ターミナルから出発した。それなのに、帰って来る時は第3ターミナル?別に悪いわけでは
ないが、何となく気持ちが悪かった。2から出たら2へ、3から出たら3へじゃないの?!とひと
りごとをブツブツ。タクシーに乗り、午前9時過ぎには自宅に着いた。留守中に来た郵便物の整理をし、
引き続きスーツケースの片付けに取りかかる。エライじゃないか。えへへ。昼食にアラカルトメニューから五目稲庭う
どんを食べる。ドイツの食事はまずまずだったが、こうゆう「麺を軽く」って感じが無いのが残念だ
。滑らかな平の麺をツルンと吸い込んで、やっぱり食事は日本だわ、なんてね。旅行中の写真を取り
込むためにパソコンの前に座ったのだが、気がついてみればいつの間にかコックリコックリ。いいんです、う
たた寝なら。この時、着替えてベッドに入って寝てしまうとアカンのよ。ずっと時間がズレる。こうし
てガマンを続けて、夜はいつもの時間に眠れば、時差ボケにはならない。夜、焼酎をゴクリ。旨いねぇ。
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4月 24日(木)くもり
ドジャース対カブス6対7で2連敗😿 大谷翔平選手5打数1安打 復帰後初ヒット
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(茸雑炊、ほっけの焼き物、はんぺん煮物、青菜の磯辺和え、ご
飯、味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)880円、コーヒー165円
雑炊はお粥より腹持ちがいい
昼 歌舞伎座客席にて 児雷也の天むす弁当1200円、お茶
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鶏肉のもろ味噌焼き、鮪の山かけ、江戸菜のお浸し、蕪のレモン
煮、ご飯、味噌汁、マスクメロン)2090円、麦焼酎
もうお忘れかもしれないが、ドイツに行く前に観ることにしていた歌舞伎座4月公演の昼の部が突
然公演中止になった。繰り返し上演される演目だったら、まぁ仕方ないなぁで終わったのだが、
今月はどうしても観たい演目だった。直木賞を受賞した永井沙耶子さんの作品「木挽町のあだ討
ち」を歌舞伎化した作品なのだ。昨日フランクフルトから帰国して「そうだ!またチケットを買えばいいの
だ」と思いつき(遅いんだよ!)、良くない席でもガマンしようと思いながら席を探す。あら、6列
目の16番。悪くないじゃないの、ここにしよう!と昨日チケットを購入。チケットは劇場前の機械でチケット
の購入番号などをピコピコ入れれば出て来る。永井沙耶子作「木挽町のあだ討ち」は直木賞と山本
周五郎賞を受賞した作品を基にした新作歌舞伎である。伊納菊之助に染五郎、篠田金治に幸四郎、
伊納家の下男作兵衛に中車、ほたるに壱太郎、佐野川妻平に種之助、木戸芸者五郎は虎之助、大
道具棟梁秀吉は吉之丞、衣装方栄二に宗之助、木戸芸者一八は猿弥、伊納清左衛門に高麗蔵、立
師与三郎に又五郎、小道具方久蔵に彌十郎、久蔵女房与根に雀右衛門。まぁ仇討ち話なのだが、
普通の仇討ちではないわけで。若い染五郎は若手の中では群を抜く人気だが、それは若い頃から
彼の美貌のためだ。確かに若い女性が好きそうなキリッと整った顔立ち。でも役者はやっぱり演技力
が無いとね。もっと若い頃は声が小さい、セリフも棒読みなど欠点が目立ったが、昨年頃からだろう
か、徐々に彼も役者らしくなって来た。と言っても、これからだけどね。芝居は面白かった。先
月に続き、中車は彼に向く役に恵まれた。2つ目は、幸四郎、橋之助、米吉の「黒手組曲輪達引」
だったが、エラク疲れたので失礼して帰宅した。帰国後翌日の昼の部だったが、行って良かったよ。
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4月 25日(金)くもり
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(厚揚げの焼き物、きんぴらごぼう、キャベツの胡桃和え、ご飯、味
噌汁、飲むヨーグルト、パイナップル)880円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
パイナップル好き!
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(コンソメスープ、ずわい蟹のトマトクリームスパゲティ、サラダ、ラズベリージャムとヨ
ーグルト、アイスティ)1320円
夜 歌舞伎座客席にて ローソンで買った牛肉コロッケパン、シュロス、黒烏龍茶
いろいろあった4月歌舞伎座の千穐楽の夜の部に行く 夕食はコンビニで買ったコロッケパン
子供の頃からの食べコボシ癖が治らない。喜寿なんてのを去年迎えているのに、である。だから私が
持っている洋服の胸の辺りにはたいてい食べコボシの汚れがついてしまっていて、洗濯ばかりしてい
る。ナゼ食べコボスのか原因を考えてみる。@自分が思っているより口が小さい(ギャル曽根の口の容
量に比して半分位と思われる)のに、一度にたくさんの食べ物を口に入れようとして左右から零れ
てしまう。食べ物落下するの図A食べモノを挟んだ箸あるいはスプーンあるいはフォークの先端と咥える口
が微妙に離れている、B誰も取ろうとしていないのにいつも慌てて早喰いする、C生まれながらの
注意力散漫・・などが考えられる。今日の昼など最も気をつけなければならないずわい蟹のトマトクリー
ムスパゲティだったのに、生憎白っぽいシャツを着ていて、私としては最大の注意力を払って食べた。一口
食べるごとに胸の辺りをチェックしたりしてね。セーフ!昨日に続き、歌舞伎座夜の部。その前に美容院に
行く。帰りに近くのコンビニで芝居のチケットを発券し、夕食のパンも購入。夜の部演目は3つあり最初は
「彦山権現誓助剱」で昼の部に続き敵討ちの話である。毛谷村六助に仁左衛門、微塵弾正実は京極
内匠に歌六、一味斎娘お園に孝太郎、一味斎後室お幸に東蔵。純朴でお人好しで強い六助と女武道
のお園の話だ。大昔我が家で飼っていた犬は六輔だった。次は小姓弥生と獅子の精に尾上右近の
「春興鏡獅子」。美しい。最後は松緑と講談師神田松鯉のコンビで作り上げた「荒川十太夫」、「俵星
玄蕃」に続く講談シリーズ第3作の「無筆の出世」新作歌舞伎である。中間治助後に松山伊代之助に
松緑、紺屋職人久蔵に坂東亀蔵、大徳寺住職日栄に吉之丞、夏目佐内は中車、佐内妻藤に笑三郎、
佐々与左衛門に鴈治郎。昼の部の「木挽町のあだ討ち」の流れにも似て、えぇ〜!そんなことっ
てあるのぉ?というビックリ展開だったが、とても面白かった。歌舞伎界に入ってそろそろ13年に
なる中車だが、中年になっての歌舞伎入りだけに演技上では随分苦労したようだが、この芝居の
夏目佐内役などは他の歌舞伎役者と比して遜色ない域になったようだ。これからもガンバ!無酒日
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4月 26日(土)くもり
ドジャース対パイレーツ0対3で3連敗😿 大谷翔平4打数無安打😿 先山本由伸5回3失点2敗目
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(塩鮭の焼き物、しらす納豆、ほうれん草のお浸し、ご飯、味噌汁、
飲むヨーグルト、バナナ)880円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
バナナが週2になっちまった。またバナナ煎餅にしてください
昼 銀座三越「三笠会館」(4人で)黒毛和牛のハンバーグと海老フライの贅沢プレート3400円+スープセット
季節のポタージュスープ、ライス、コーヒー)1100円、黒烏龍茶650円
2年ぶりの「ローバの休日」の会場は同じ銀座三越「三笠会館」で
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鯛と豆腐の蒸し物、豚肉の野菜巻き煮、ブロッコリーおかか、もず
く酢、赤飯、お吸い物、熊本デコポン)2090円、麦焼酎ボトル3300円
2年前、大学時代のギタークラブの仲間だった4人が集まった「ローバの休日」。うちワヨさんと祥子さんと
は約20年ぶりの再会だった。いくら時間があっても足りないほど仲間にしたい話、聞きたい話が山
のようにあるのに、ランチどきの2時間弱だったからなぁ、また会いたいね、話の続きをしようね、と
いう展開になる。然るに、幹事役の私が年中あっちゃこっちゃ出歩いていてなかなか「ローバの休日」
のセッティングが出来ない。何度か祥子さんから「元気で生きているうちに開いてくれないと・・」とお
叱りのメールも頂いては焦るわなぁ。そんなことで今日の昼、ようやく参集して頂いてランチを共にした
のだった。ワヨさん、今朝湿布薬を買いに行った薬局の前で転倒し、膝をぶつけたと足を引き摺ってい
る。転倒後自力では起き上がれずに店の人に助けて貰った由。ほんとにもう!ワヨさん、昔と変わらん
じゃん!H田F子さんはずっとご高齢のお母様の介護を続けられて来たが、今年1月105歳で亡くな
られたそうだ。そのお母様には大学時代何度も何度も泊めて頂いたが、いつもトビキリのご飯をご馳走に
なった。私にとっても懐かしいご実家を片付けているそうだ。息子さんがケーキとパンのお店を開いてい
る祥子さんからは詰め合わせの焼き菓子をドッサリ頂いたが、経営者と職人を兼ねる息子さんの立場のご
苦労話も。とまぁお互いの人生の報告会のようなランチとなった。当然全員老婆になっているが、まぁ標
準よりは若く元気かな、と全員で自画自賛。アハハハ。じゃ、またお会いしましょうね。っ夕食では好物
のお赤飯だ。「大盛りにして下さーい」とモリモリ食べたのだった。「ローバの大喰い」だね。チッ!恥ずかし。
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4月 27日(日)晴れ
ドジャース対パイレーツ 8対4でドジャース勝利! 大谷翔平選手5打数3安打1打点1盗塁
佐々木朗希先発し5回2/3投げ3失点 勝ち負けつかず
朝 明石町「ダイニングルーム」B定食(無塩トマトジュース、目玉焼、ソーセージ、カボチャ、サラダ、トースト、飲むヨー
グルト、キウイ、コーヒー)880円
鯵の開きの日は定食Bの洋食を食べる
昼のおやつ 西習志野「ソレイユ」のシュトルーデルとお茶
祥子さんご子息の「ソレイユ」のシュトルーデル
有楽町の「I MA SHOW」劇場で早乙女太一の「OTOGI」を観た
早過ぎる夜 日比谷・帝国ホテル「オールドインペリアルバー」(2人で)温野菜の盛り合わせ2550円、フレンチフライ
とオニオンリング1650円、アメリカンクラブサンドイッチ3450円、アサヒ熟撰生ビール、タンカレージントニック2杯 (A美さ
んにゴチになった)
ふと考えてみたら、この9日間でコンサートやオペラ、歌舞伎、芝居などに6回も行っていた。行き過ぎだ
わなぁ。楽しみ過ぎだし、贅沢し過ぎ。今日など日曜日のまっ昼間から有楽町まで早乙女太一芸歴
30周年記念の大衆演劇のルーツを表現した「OTOGI」を観に行ったのだ。最近彼のファンクラブに入会した
という知人が急に海外に行くことになったので「どうぞ」とチケットを2枚送ってくれた。高齢犬ゴデ
ィちゃん付き添いで最近家に籠りがちなA美さんを誘った。今まで有楽町マリオンの別館7階に「I‘MA
SHOW」(アイマショウ)なんて劇場があるなんて知らなかった。不思議な劇場名だ。そうか!「有楽町で逢
いましょう」ってことだね。私くらいの年代にはフランク永井が歌う ♪ あなたを待てば雨が降る
濡れて来ぬかと気にかかる ♪ で始まる「有楽町で逢いましょう」は懐かしい歌なのだ。2種類
の演目があるうち、今日は早乙女太一プロデュース・演出・主演の「OTOGI」だった。数人の子分役含
めて出演者はみな芝居が上手いし、殺陣も素晴らしい。だけど、そんな展開って無いだろうに!
と芝居が終わってもモヤモヤが残って、いつまでもスッキリしないのだよ。脚本の問題か。後半歌謡ショーも
たっぷりあって終わったのは午後3時半前だった。今日は昼も食べていないので帝国ホテルの「オールド
インペリアルバー」に行く。いつもなら昼飲みなんて決してしないのに堂々と生ビールをグビグビ。オニオンリ
ングやユニークなアメリカンクラブサンドイッチをつまみながらのタンカレージン。いいなぁ。美味しいなぁ。楽しいなぁ。
喉が冷たいタンカレージントニックで潤ってる。昔二次会と言えば、バーでこればかりだった。懐かしい感覚。
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【今週の振り返り】
これまで大事なものを盗まれたり、落としたり、無くしてしまったことが何度かある。若い時代
に決行したアメリカ大陸&ヨーロッパ大陸連続旅行(アメリカは仕事、ヨーロッパは個人研修という名のタダの観
光だった)という大旅行は、合計約5週間という長丁場だった。当時はクレジットカードなどナニソレ?っ
て時代で現金主流というより、使えるのは現金だけだった。しかも、ヨーロッパにはユーロ€なんて概念
すら(それはあったかもな)無い時代で、各国各通貨を使用し、国境越えの度にパスポートをチェックさ
れ、通貨を換金しなければならなかった。アメリカからヨーロッパまでの大西洋横断には、周囲で乗った
ことのある人は皆無だったコンコルドに乗るというゼータクをした。それまで使っていた米jは1番目
の封筒にしまい、ロンドンでは日本円からポンド(£)に換金。4日後にはローマでイタリア・リラ(₤)へ、
スペインのマドリッドではペセタ、フランス・パリではフラン₣、ドイツのデュッセルドルフではマルク、スイスのチューリヒではスイス
フランに換金した。それまで使っていた国の通貨は都度、用意しておいた封筒に入れて大事に保管
した。そんな調子で回っていた旅だから元となる日本円は超大事。各国で使用するだろう金額の
他に、何かあった場合の虎の子10万円を隠し持っていた。誰にもわからない場所に。ところが、
パリで自称スイス人の若い男に盗まれてしまった!しまった!である。今考えてもあの男がどうやっ
てあの虎の子を見つけたのかわからない。男と茶を飲んで別れ、暫くしてから虎の子を失った
ことに気づいて地団太踏んだのだった。そんなこともあり、帰りの飛行機では酒代に困った。
当時、エコノミークラス(途中コンコルドにも乗ったのに、帰りはエコノミー😿)で酒を注文するには注文する
度にキャッシュを払わねばならなかった。ビール代はポンドで、と2の封筒からジャラジャラと小銭をテーブ
ルに出し、ジントニックはリラでと3の封筒からジャラジャラ・・。アンカレッジ空港で食べる立喰い蕎麦はjで
1の封筒・・。成田空港に到着した時は、小銭すら持たないスッカラカンだった。45年前の話だ。
しかし、失うものの中でも現金は諦めやすい。その時を乗り切れば何とかなる。これが今の時
代スマホだったら、頭がクラクラする程困惑するに違いない。普段は便利さに慣れ過ぎていて有難さも
ほどほどなのだが、失ってみて初めてどんなに現在の自分に必需品であるのかを身をもって実
感した。先週日曜日の夜のことだった。ドイツのバーデンバーデンの祝祭劇場で開かれていたイースター音
楽祭でオペラ「蝶々夫人」を鑑賞した後、劇場内にあるレストラン「アイーダ」で夕食を摂った。休憩時
間を入れて約3時間のオペラで終演後はカーテンコールなどもあり、7時開演なのでとても遅い夕食とな
った。そんな関係で前菜、メイン、デザート・お茶という3品の簡便コース。夜もだいぶ更けて来たの
で食事の終わりになる程「ソソクサ」感が出て来て、「車が4台迎えに来ていますので、準備が出来
た方から正面に待っている車に乗ってくださーい」とツァーコンダクターのK野さんの声に急いで帰り
支度。この時、どうやらテーブルに置いたスマホに畳んだナプキンを載せてしまったらしいのだ。忘れ物
は無いですね、とテーブルをざっと見渡して会場の外に出た。その時、バックの中にスマホがあるのを
確認し忘れたことが悔やまれて・・。帰りの車の中でも「今夜のソプラノは声に伸びがあって・・」
とか「女中のSUZUKIのアルトは着物も似合ったし、声質も良かった・・」なんて話に夢中で、そ
のままホテルに帰って来てしまったのだ。
寝る前のアレコレを済ませて最後にスマホが無いことに気づくわけだが、たぶんレストランに忘れたのだと気
づいてから、翌日午前10時半頃無事戻って来るまでの約半日、私の頭の中はスマホのことで一杯だ
った。見る夢でさえ、レストランに忘れて来たスマホを巡る顛末記のような内容だったし。今日のドジャー
スと大谷選手の結果をチェックしようとした→無い!今夜のオペラのカーテンコール風景を撮影した写真をチェッ
クしようとした→無い!明日朝の目覚ましをセットしようとした→無い!スマホを忘れて来たことを親
しい友人にLINEで知らせようとした→無い!アボカドも注文した朝食の写真撮影しようとした→
無い!帰国してからの新幹線を予約しようとした→無い!自分の会員番号やパスワードを調べようと
した→無い!今日の新聞を読もうとした→無い!今日発売の雑誌を読もうとした→無い!オペラに
出演した歌手について調べようと思った→無い!電話しようとした→電話も無いし、電話番号も
わからない!ついでに住所もわからない!・・・こう無い無い尽くしの現実に直面すると、自分
はスマホが無ければ生きていけないのかと暗澹たる気分になった。この半日は、まさに腑抜けのよ
うな自分であったのだ。
私はやっていないが、お財布機能や航空券や列車のチケット機能、銀行の振込みなど決済機能までスマ
ホに集約している人も若い人を中心に多数いるようだ。どんなにたくさんの機能をスマホに入れても、
バックアップさえしっかりしておけば例え失っても困り具合はそれほど深刻では無いのかもしれない。
しかし、バックアップってどうすればいいのさ、なんてウソブイている私のような高齢者はお手上げにな
ってしまうわなぁ。高齢者の中には、人が大勢いる時を狙って、「私、こんな時代でもスマホは持た
ない主義なんですけど、なーにも困っていませんわよー」と声高に自慢する人がいて(実際そん
な人に数回にあったことがある)、何が目的かはわからないが、思いっきり自慢げなのだ。すると、
「ワシもじゃぁ。ワシもスマホなんて持っとらんよ。同好の士やなぁ!」なんて挙手してハシャグお爺さん
も出て来る。そんな時、下手に「あんたね、そうは言うけど、スマホは年寄にも便利でね・・」なん
て説得口調で言うとその数十倍の反論を返されて不愉快な思いをするので無視を決め込む。確かに、
スマホでの便利さも享受しなければ、スマホが無いことの不安も無いわけで、一見その方が良いようにも
思える。イヤ、しかしだ。スマホに振り回されているような危惧も感じるが、スマホを扱えるようになって
得た自由や広がった世界を今更捨てる気持ちもさらさら無い。スマホの有難さに十分に感謝しつつ、
保持と管理に細心の注意を払って、これからもスマホを駆使して生きていきたい。老人の主張。
ニャくても困らニャイ いーんだよ、キミらは
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