ガンツウ東回りと西回りに連続乗船したら15回目だって
ガンツウ3階デッキ 
神勝寺の紅葉-
11月 10日(月)晴れたり曇ったり
朝 明石町「ダイニング」A定食(カマスの焼き、納豆、カリフラワーサラダ、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、キウイ)
880円、納豆275円、「封印」わさび漬け、コーヒー220円






昼 明石町「ダイニング」今週のアラカルトメニューから サンマーメン1375円、アイスティ275円



夜 明石町「ダイニング」A定食(牛肉の朴の葉焼き、湯葉の煮物、蟹みぞれ和え、プルーンと杏の紅茶
漬け、ご飯、お吸い物、ピオーネ)2090円、麦焼酎







プルーンと杏の紅茶漬けっておかずか?
31階にある「ダイニング」では週替わりのアラカルトメニューは2種類ある。今週は大好物のサンマーメンがあるので
嬉しいのだが、明日から日曜日の午後まで出かけてしまうから今日の昼1回しか食べる機会が無い。
まぁ夕食で食べることは出来るが、麺類はやっぱりランチ向きだよね。炒めたモヤシなどの野菜と豚肉に
とろみをつけて醤油味ラーメンの上に載せたサンマーメン。塩味なら高校生時代からずっとタンメン好きだったが、
醤油味ならこのサンマーメンだな。サンマーメンは横浜生まれということは聞いたことがあるが、いつ頃からあ
るのか調べてみた。何でも横浜中華街の高級中国料理店「聘珍楼」の料理長が1930年に考案したそ
うで、昭和初期の聘珍楼の御品書きには「生碼麺」が載っていたらしいよ。海運の仕事をする人達
のために栄養のあるものをと炒めた野菜や肉をたっぷりラーメン載せた、っていいよね。長崎のちゃん
ぽんも同じような経緯で作られたと聞いた記憶がある。サザンの桑田桂祐さんは同級生のご家族が経
営する「知味斉」のサンマーメンが大好物で(私と一緒じゃん)、そのことをテレビ番組で紹介したことか
ら他県にも知名度が高まったんだってさ。そんなことを考えながら、お昼に美味しくサンマーメンを頂き
ましたです。因みに「聘珍楼」は今年5月全店閉店して倒産してしまったのは残念なことであった。
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11月 11日(火)東京も広島も曇り
朝 明石町「ダイニング」A定食(ほっけの焼き物、蕪の煮物、みぶ菜のアーモンド和え、ご飯、味噌汁、
飲むヨーグルト、パイナップル)880円、納豆275円、「封印」わさび漬け、コーヒー220円







ほっけは外観で損しているよね
昼の軽食 ANA羽田=広島 プレミアムクラス機内食






今年1月クローズしたベラビスタホテルの取り壊しがようやく進んでいた









今日から2泊3日は東周り航路だ 今回も船室は205号室
夜 ガンツウ・鮨カウンター おまかせ(お造り:鯛・まな鰹・肝付き皮はぎ、握り:生の鱧・アオリイカ炙り・
鯵・赤西貝・ヨコワ鮪・車海老おぼろ・蛸梅酢・渡り蟹・穴子・赤出汁、卵焼き)生ビール小、麦
焼酎















鮨のJ川さんの後任は阪神・藤川監督似のO野さんだった
夜―2 ガンツウ・カフェ&バー プリン、シャインマスカット、梅酒ロック




メインのスタッフが何人も船を降りていた・・😿
今日から嬉しいガンツウクルーズ。A美さんと乗船することが多いが、今回はひとりクルーズである。とはい
え、昨年あたりから私が激しく参加(そんな言い方あるんか)している旅行会社G社のグループ9名
とツァーコンダクターのI橋さんも乗り合わせる、なんて偶然もあってね。因みにI橋さんとは3週間前、
ポーランドのショパン国際ピアノコンクール鑑賞のツァーにご一緒したばかりだ。広島空港には迎えのタクシーが待って
いてくれた。乗るのは私ひとり、他の乗客は福山駅経由で来られるようだ。空港から尾道の飛び地
にあるベラビスタマリーナまで丁度1時間。たいていラウンジには1番乗りするのだが、今日は2番かぁ、チェ
ッ!である。それでも午後2時過ぎには1番で乗船出来たからいいや。乗船口では「お帰りなさい」
の言葉で迎えて貰うのだが、いつも迎えてくれるI崎支配人やN島さんの姿が見えなった。どうし
たんだろ。案内された客室はいつもの205号室だった。もう何度もこの部屋を使っているから下宿
先に帰って来たような感じだ。午後3時の出航時はいつもオープンデッキで過ごすのだが、ふと港の上に
ある丘の上を眺めると長年あった建物がほぼ無くなっていた。今年1月初めに建て替えのために営
業を休止したベラビスタマリーナホテル&リゾート。ところが、5月月初と月末2度ガンツウに乗った時、ホテルの建
物はそのまま残っていた。3年間で建て替えなんて言っていたが、5ヵ月間ムダにしたんかい!と心
配していたのだが。今日からは2泊3日の東回り。夕食は鮨を予約している。ガンツウが就航してから
ずっと鮨を握って来られたJ川さんが独立のため船を降りられ、後任はO野さんになった。阪神の
藤川監督似だね。客室係からI崎支配人は定年で船を降りられ、N島さんは退社されたと聞いてガッ
カリしながら食べた鮨だったせいもあると思うがやっぱり握る人が違うと鮨も味が変わる気がする。
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11月 12日(水)瀬戸内海は晴れたり曇ったり
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット













2日目の味噌汁はガンツウ汁



午前中の船外体験の高松の手毬体験はパスした
昼 ガンツウ・ダイニング ミニトマトサラダ、小豆島そうめん(温)、ビーフカレー小、餅抜き奈良・樫舎のぜんざ
い、ウーロン茶









お待ちかねのガンツウランチ。大好物の小豆島そうめんとビーフカレー















午後の船外体験は参加 岡山県瀬戸内市(牛窓)の長船刀匠体験
夜 ガンツウ・ダイニング 食べたいモノを食べたいだけ(無花果の白和え、三豊茄子の海老煮、お造り:
アオリイカ・伊勢海老・穴子、ミニトマトサラダ小、さつま芋の天ぷら、渡り蟹のビスク、温かいお浸し、蟹
クリームコロッケ2個+海老フライ タルタルソース、デザート:バレンシアオレンジサンドイッチ、フルーツ盛り合わせ、レモングラス
ティ)、生ビール小、麦焼酎















5時半起床。朝日の撮影を狙ったが、今日は雲が多過ぎる。シャワーを浴びて朝食を摂りに行く。1番!
よし!実に多くの種類の野菜が美しく並べられたサラダバーが嬉しい。和食セットをお願いしますが、洋
食の冷たいスープも下さい。自家製のジュースは2種類ありますが・・両方下さい。焼き魚は塩と醤油焼
きがありますが・・両方下さい。こうしてたっぷり(過ぎ)の朝食が終わる。今高松港近くに停泊
中で、午前中は讃岐かがり手毬体験の船外体験だ。参加するつもりであったが、出発30分前にお腹
が痛くなってトイレに駆け込んでキャンセル。ランチでご一緒したG社のグループに伺うと、手毬体験はなかなか
に厳しい指導があったらしい。「あなた針を持たれるのはいつぶりですか」とか。裁縫名人の母がい
るのに家庭科の初歩の初歩、運針が出来ず泣いた私だからねぇ、参加しなくて良かったと胸を撫で
おろした。お腹は治ったようなのでお気に入りのランチタイムに張り切る。メニューに悩むI橋さんにオススメ相
談に乗ったりと言いながら、押し付けたりしてね(笑)。でも感謝されたからいいか。温かい小豆島
そうめんとビーフカレー、それにお餅を抜いた樫舎のぜんざい。旨し。午後の船外体験は参加。岡山県瀬
戸内市の長船刀匠の体験である。ボートに乗り換えて瀬戸内市に到着してわかったのだが、港がある
のは牛窓地区なのだね。ナゼか牛窓に憧れを持っていたのだが、ここかぁ。そして向かうのは車で
15分程の長船(おさふね)地区にある刀匠。タイヘン気さくでサービス精神豊かな刀匠で、鋼(はがね)
から鞴(ふいご)を押しながら熱量をコントロールして刀にしていく過程をわかりやすく実演して下さっ
た。何人もの方が体験参加に名乗りを上げて楽しそうだった。今夜の夕食はダイニングで。各テーブルに
料理長による魚介類、肉類、野菜類のプレゼンテーションがあって、各自好きなものを好きな料理方法で
好きな量注文する。お好きなものをお好きなだけ=食べたいモノを食べたいだけのコンセプトが素晴らし
い!今日のアオリイカ最高ね。メインはクリームコロッケ2個+海老フライをたっぷりのタルタルソースで頂いた。贅沢な食事。
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11月 13日(木)瀬戸内海は晴れたり曇ったり
朝 ガンツウ・ダイニング 洋朝食セット










茹で卵がアッチチ



一旦下船して、神勝寺の紅葉を観に行く









定年で下船されたばかりの元支配人I崎さんにバッタリお会いした
昼 ベラビスタマリーナ「TOFUカフェ」南瓜の温かいスープ330円、ナポリタンTOFUスタイル1870円(サラダ、パン付き)、
エスプレッソアフォガード825円









「TOFUカフェ」でランチ 午後2時再度乗船すると15回記念の花瓶を頂いた
夜 ガンツウ・ダイニング 食べたいモノを食べたいだけ(まなかつおのカラスミ和え、豆腐のもろみ漬け、
オクラの昆布〆、お造り:たいらぎ・ヨコワ鮪、焼き松茸、ミニトマトサラダ小、オニオングラタンスープ、チイカの天
ぷら、温かいお浸し、ハンバーグドミグラスソース、赤出汁、漬物、フルーツ盛り合わせ)、生ビール小、麦
焼酎



3泊4日の西まわりコース 市役所やお寺を見ながら狭い尾道水道を進んで行く















今朝の朝食は洋食をお願いした。そうゆう時は和食の味噌汁も飲む。下船の日の味噌汁は漁師汁。
余った魚介類をじゃんじゃん入れてね。茹で卵8分は好みの固さだが、頭部の殻がカッティングされて
いないので、しばらくアッチアッチと騒ぎながら皮を剥く。2泊3日ってホントに短く感じる。私は今日の
午後また船に乗ると言うと、下船する皆さんに「いいなぁ、いいなぁ」と思いっきり羨ましがられ
た。10時40分頃から下船が始まり、私はお願いした通り最後に下船。ちょっと行って来まーすと
迎えに車に乗った。ベラビスタホテルが数年間閉館してしまったので、再乗船するまでの3時間強どこ
で過ごすか。初めての人なら鞆の浦とか尾道観光でもするのだろうけどね。で、神勝寺の紅葉を見
に行くことに。仲良しのK藤さんが送ってくれた。神勝寺は今建築展中のイベント開催中で入場料も
通し券で3000円もする。で、K藤さんのパスをお借りした。わぁ〜!境内に入ると紅葉が素晴らし
い!期待していなかったので嬉しいぞ!夢中で撮影していると後ろから声をかけられた。つい先日
までガンツウ支配人だったI崎さんだった。60歳は乗船の定年なので支配人を降りて下船したが、地
上での別の任務に就かれておられるとか。総料理長のY岡さんも少し前に下船されたが、料理全体
の監修はされておられる由。8年間乗っていた船から下りての感想を伺うと、毎日家に帰って毎日
自宅で食事をしているのが不思議なのだそうだ。でもお元気そうで良かった。またK藤さんに送
って貰い、マリーナにある「TOFUカフェ」でランチ。前回ここで食べ過ぎてガンツウでの夕食が食べられなくな
った苦い経験があって自重したつもりだが、デザートがちょっと余計だったか。反省。2時に再乗船。
お帰りなさい!と言われながら記念品を頂く。ガンツウでは5回おきに記念品を下さるのだ。どのクルー
ズでも外国人の方が乗っておられるが、3泊4日の西回りコースは半数近くが外国人だった。今夜の
夕食では松茸を焼いて貰い、大好きなチイカを天婦羅に。オニオングラタンスープを久々に食べたが、絶品の
美味しさだった。知っている一流レストランに決して負けていない。メインは大きなハンバーグを濃厚なドミ
グラスソースで。ガンツウでは酒を飲まないことも多いが、今回は毎晩ビール少量と麦焼酎をグビグビ飲む。
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11月 14日(金)瀬戸内海は晴れ
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット+人参のクリームスープ、
午前のお茶 祝島「岩田珈琲店」コーヒー












船外体験は山口県の祝島。風が強いので中止が多いが今日は上陸 元岸首相が滞在した宿









人懐っこい猫があちこちに 呼ぶとすぐやってくる






強風に耐えられる壁も厚い 石豆腐を作るご主人


t
港近くの岩田珈琲店で美味しいコーヒーを飲む
昼 ガンツウ・ダイニング 和食前菜、ミニトマトサラダ、天婦羅付き小豆島そうめん(冷)、ちらし寿司小、餅
抜き奈良・樫舎のぜんざい、ウーロン茶









ミニトマトサラダに天婦羅付き小豆島そうめん、それにちらし寿司小のランチは素晴らしい!






午後は整体を60分お願いした。美しい夕焼けだった
夜 ガンツウ鮨カウンター おまかせ(お造り:鯛・まこカレイ・鯵たたき、握り:生の鱧・おこぜ・アオリイカ・
肝付き皮ハギ・平貝・ヨコワ鮪・車海老おぼろ・肝入り蒸し鮑・渡り蟹・穴子、卵焼き、赤出汁)
鉄火巻、生ビール小、麦焼酎















鮨カウンターも今週2度目だ-
今乗っている3泊4日の西まわり航路は何度も乗っている。この航路2日目の午前中の船外体験は
祝島だ。瀬戸内海を航行するガンツウにとって、この島が西限だと聞いた。祝島より先は航行不可な
のだそうだ。そんな海域にあるせいか強い風が吹くことが多く、船外体験の実現率は低い。ずっと
中止が続いていて、私が初めて上陸したのは今年の5月末のクルーズで、あの時は兄嫁のH江さんと
一緒だった。最近では2回連続して中止になったと聞くが、今日は朝から穏やかな天候で祝島上陸
もOK。素晴らしい!ガンツウの船外体験チームは前乗りして地元の方との打ち合わせなど様々な準備をし
たり、下船・上船のアシストや水の補給、私のような足が悪い人間には車椅子を用意して押してくれた
りの大活躍なのだ。その船外体験チームのトップのN山さんはこれまでもI崎さんと2人支配人体制だ
ったのだが、今はひとりだけの支配人。いつも青のアノラック姿のアクティブな人でスーツにネクタイしたところな
ど見たことが無いが。この祝島の人口は200人台だが、戦後間もなくは5000人いたと聞く。港近
くの古い宿には、元岸首相が大量の本を持ち込んで長期療養されていたそうだ。暗殺された安倍
首相の祖父だね。この島は猫だらけで嬉しい限りだが、どの猫も人懐こい。やはり港近くの「岩田
珈琲店」で美味しいコーヒーを頂く。住民のお婆さんと相席になったのだが「ガンツウ?知らんなぁ。私
は飛鳥しか乗ったことないで」そうです。船に帰ってお楽しみのランチ。今日は天婦羅付きの冷たい
そうめんとちらし鮨(小)。ホントに旨いなぁ。午後2時から60分の整体。大昔、私が代々木の整体
に通っていた時副院長をしていたAさんがガンツウ初代整体担当で、彼の弟子筋に当たるA山さんが
担当してくれた。若い頃は強いマッサージが好きだったが、年々痛さが増してね。今日は4日目にして
初の美しい夕焼け。ショーのようだった。夕食は2回目の鮨。お互い少し慣れたせいか会話もボチボチ
と。他の鮨屋では滅多に食べられない生の鱧の握りはホントに美味しい。鱧がない時は穴子の生だよ。
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11月 15日(土)瀬戸内海は晴れ
朝 ガンツウ・ダイニング 洋朝食セット+人参のクリームスープ


















皆さんは6時半出発して宮島朝散歩に。 ダイニングは貸切状態で1時間ゆっくり朝食






昼 ガンツウ・ダイニング 冷たい小豆島そうめん小、ちらし寿司小、ミニトマトサラダ小、温かい小豆島そう
めん小、烏龍茶






午後 ガンツウ・ラウンジ 和菓子の振る舞い ガンツウ干菓子と水出し茶、栗きんとんとおうす、温かい鯛
最中と和菓子に合うコーヒー












通訳付きでシンガポールから来られた女性客と「和菓子のふるまい」 M村さんにはお世話になった
夜 ガンツウ・ダイニング 食べたいモノを食べたいだけ(渡り蟹の和え物、ミニトマトサラダ小、カワハギの肝和え、
お造り:アオリイカ・おこぜ、焼き茄子、ロメインレタスの温かいお浸し、タンシチュウ マッシュポテト添え、ご飯、
漬物、焼き茄子と茗荷の味噌汁、奈良・樫舎のアンミツ(白玉抜きバニラアイス載せ)、ほうじ茶、生ビ
ール小、麦焼酎


















毎朝5時半に起きているお陰で今日は日の出の写真を撮ることが出来た。今日は多くの乗客にとっ
てはハイライトの日。朝さんぽと称して宮島散策が早朝からあるのだ。出発が6時半というのも、廿日市
から観光客がフェリーで宮島に渡って来る前の静かな宮島を散策しようという意図らしいが、私は1度
も参加したことが無い。だってお茶タイムも含めてだが95分も歩くのだよ。途中急な坂道もあるから
勧めないと随分前にスタッフから言われて以来参加しないと決めた。まぁ宮島はこれまで3、4度行って
いるし、うち1度は宮島のホテルに泊まって夕刻誰もいなくなった厳島神社を味わったこともある。客
室の洗面台で髪を梳かしながら、「行ってらっしゃい」と挨拶。心の中でね。7時誰もいないダイニング
を貸切ったカタチでゆっくりと朝食を摂った。午前中はテラススィート(全室にスィートの名前はついている)
のソファルームで本を読みながら気が付くとウツラウツラ。時折大きく仕切られた窓から瀬戸内海をボンヤリ眺めて。
この時間が大好き!今日のお昼は2航路連続でも最後のランチ。暫らく考えて小豆島そうめんの冷と温
を両方、それにちらし鮨の3種を注文。全部ハーフサイズだからいいでしょ。聞いてみたら、1度に冷と
温のそうめん両方食べたのは私が初めてだそうだ。それにしても昼もほぼひとり。宮島散歩から9
時頃帰って来られてから朝食でお腹が空かないからと昼食も遅くなるというワケ。ということは夜も
皆遅くなるね。私は7時朝食、12時昼食とキチンと食べているから2時半には余裕で「和菓子のふる
まい」に参加した。4人一緒に受けるのだが、他の3人はシンガポールからのお客だった。温かい最中
が彼女達に1番受けていた。和菓子を作ってくれるN村さんも来年春定年を迎えて船を下りるそう
だ。最後のふるまいになる可能性が高い。N村さんともお付き合いが長かった。ありがとうござい
ました。夕食はカワハギの肝和えがバカ旨だった。メインはビーフシチュウもいいなぁと大いに悩んだ末、マッシュ
ポテト付きのタンシチュウを選ぶ。それはそれは歯が要らないほどの柔らかさだ。やっぱりガンツウは旨いなぁ。
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11月 16日(日)瀬戸内も東京も晴れ
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット+蕪のスープ















2泊3日+3泊4日のガンツウクルーズもこれで終了
昼 ANA広島=羽田プレミアムクラス機内食



夜 明石町「ダイニング」A定食(豚肉の焼き物 玉葱ソース、野菜の煮物、もずく酢、鮪の山かけ、ご
飯、味噌汁、メロン)2090円、麦焼酎ボトル3300円









ポインセチアの季節ですね
今朝も早起き。5泊6日の連続クルーズが今日で終わる。最後の食事となる朝食を美味しく頂いてか
ら、荷作りを始める。いつもなら宅配便で自宅まで送るのだが、明日からまたホテル泊が始まるので
キャリーケースは持ち帰る。その代わり乗船時に頂いた記念品を自宅宛て送った。2番目に下船して広島
空港に向かう。羽田行きの飛行機が遅れて自宅に着いたのは4時頃だったか。定時運行を誇って
来た日本の航空会社もこのところ常時遅れが生じているような印象がある。定時に全員が乗りこん
でも離陸の順番待ちで遅れてしまう。ANAの場合、国際線も成田空港から羽田空港に多くが移して
いるから、離着陸が大幅に増加しているのだろう。久々の我が家。郵便物や荷物もたくさん来てい
た。来月のメニュー希望記入表も待っていた。郵便物の開封と整理、メニュー表の書き込みなどをしている
うちに午後7時40分過ぎ!慌ててダイニングへ。豚肉の焼き物や野菜の煮物、もずく酢など地味な家
庭料理ばかりで、ガンツウの料理とはエライ違いだが、これはこれでとても美味しいのだ。毎日食べても
飽きが来ないし、良心の呵責が無いというのが素晴らしいのだよ。5年半になるが未だ飽きないし。
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【今週の振り返り】
日本で一番大きな内海である瀬戸内海だけを航行するガンツウ。2017年10月に航海をスタートしたから、
少し前に9年目を迎えたところだ。今は建て替え中のベラビスタホテル&リゾートは瀬戸内を見下ろす小高
い丘の上にあり、私は時折そのホテルに滞在しては、小さな船が午後遅く出航していく姿や、午前10
時半頃にどこかの航路を旅して母港に帰って来る様子がぼんやりと眺めていた。いつだったか、強
風で波が高いせいか着岸出来ずに、乗客が数人ごとにテンダーボートに乗り移って下船する、なんてアク
シデントを見ていたことさえある。数年間、私にとってガンツウは見つめる船であって、乗る船ではなか
った。しかし、ひょんなことで乗ることにしたのが今から約3年半前のことだ。「ゼッタイ乗らない」
と意味も無く言っていたのに、1度乗っただけで気に入ってしまい「空いている日程教えて!」と
熱心に再乗船を試みる人間になった。パクパク日記の熱心な読者にして友人の中N子さんは、記憶力
が良すぎるからハッキリ覚えておいでだろうが、私が多回数乗船志望者になったもうひとつのキッカケは大
地真央さんだった。重くて大きなラグジュアリーマダム系雑誌に「私と主人はガンツウが大好きですのよ。も
う5回は乗せて頂いたかしら」と素敵なドレスを何枚も着こなして船内のアチコチでポーズを取られたグ
ラビアを観た時のことだ。人生のどうでもいいことだけに闘志を燃やすアホな私は「負けるか!」と
思ってしまったのである。2022年6月、右膝の骨にヒビが入りコルセットでグルグル巻の状態で乗ったの
が最初のガンツウ体験。そして3ヶ月後の10月にはガンツウ5周年特別航路に乗った。そこで、5回大
地(真央さんゴメンなさいね、呼び捨てで)を遥かに超える14、15回目のご夫婦に出会った。目標
が一気に3倍になってしまった。アセルぞ!ヤバイぞ!ピッチを上げねば。お尻に火がついた。
1年最低でも5回は行く必要があるな。しかし、私には行くべき、行きたい旅行先は他にもたくさ
んある。コロナが収束すれば海外にもチョクチョク行くことになるだろう。東京=広島間を年間5回往復す
るのはなかなかだよ。そうだ!ガンツウに連続乗船すればいいのだ。それなら一度往復するだけで2
回のクルーズを楽しめる。幸い、クルーズ日程を見ると、2泊3日と3泊4日を連続乗船できる日程がと
ころどころに設けられている。そこを狙おう。そう考えて翌年の2023年は春と秋に連続乗船、夏
に3泊4日の5回のプランを立てて申し込んだ。しかし、夏の出発日8月15日大きな台風7号が来
て、出発1日前に中止が決まった。出航か欠航か船側からなかなか結論が出ず、出航に賭けて羽田
空港に向かう途中で「欠航します」の連絡を受けた。そんなことで、2023年は4回。翌年2024年
は4月連続乗船したものの10月と11月も1回ずつで4回に終わった。それは年明けすぐホテルの休
業が近づいて、思い出多いホテルの滞在を優先したためだ。9月ホテル滞在だけしたから広島には結局5
回行った。この2年間8回のクルーズで、何度か「最多乗船夫妻」をお見かけしたし、和菓子のふる
まいでは奥様とご一緒することもあった。「どうしてそんなに何度もガンツウに乗るんですか」と他の
客に聞かれた奥様は、私に「嵌ったのよ、ね?あなたもそうでしょ」と同意を求められた。私は曖
昧に「はぁ〜」なんてアホ面で答えた。だって、「あなた方に追いつきたくて」なんて口が裂けても
言えんじゃないか。
2025年の今年は、しっかり5回行った。5月3回、11月2回。5月の3回ってちょっとおかしかな
い?5月1週は連続乗船。ガンツウ仲間でもあるA美さんは前半の2泊3日はご一緒したのだが、後半
の3泊4日はキャンセル待ちしていたが、結局乗れずに広島に住まわれている息子さんご家族と大型連
休を共に過ごされた。ガンツウに乗る度に、食いしん坊の兄(血は争えないワケです)には「今日こん
な料理を食べましたよ」と旅先から料理の写真を送ることが多い。ワインを1本空けるなんてこと
もしばしばだから、そんな時はワインも好きな兄にワインの写真も。すると「ガンツウは旨そうだねぇ、い
いねぇ、羨ましい」と涎を垂らしている姿を連想してしまう感想がいつだって送られてくる。「そ
れなら、ガンツウ一緒に乗る?」と誘うことになったのだ。兄ひとりでも困るから、兄嫁のH江さん
と一緒にご夫婦でどうぞ!ってね。母は私が32歳の時には他界してしまったし、父も脳溢血の
後遺症で身体が不自由だったので、両親を旅に招待するなんてことは無かった。母とは1度だけ
日光に1泊したことはあったが。そして父とは一緒に旅をするなんてこれっぽっちも考えられな
い程仲が悪かった。親の代わりの兄孝行ということか。兄夫婦招待クルーズは、今回の後半と同じ3
泊4日の西航路コースだったが、食いしん坊でワイン大好きな兄なのに、思った程食べなかったし、飲ま
なかった。それより、毎日のようにお腹の調子が悪い(これも血は争えないワケです)と船外体験
は1度も参加しなかったのは残念だった。それでも、私達兄妹共通の思い出としてガンツウが加わっ
たことは嬉しいことだった。両親が亡くなって40年以上経ち、長兄が亡くなって3年半になる。
11月連続乗船の後半のクルーズでやっと15回になった。最多ご夫婦が3年前に達していた回数にや
っとなったということだ。現在彼らは30回になんなんとしているらしい。3年半遅れて乗り始め
、同じ年5回ペースなら、追いつき追い越せなんてことはムリである。気が早いと言われるが、来年
2026年のガンツウの申し込みは既に済んでいる。7回入れた。まぁ正直なことを言えば、勝った負け
たの話は面白がっているだけで、ガンツウが与えてくれるたゆたゆと静かな海を流れていく極上の
時間が長いことを願っているのだよ。ありがた山のありがと海なのだ。
ニャーに言いたいのかわかんニャイ
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