夢子の地球大好きシリーズ

香港パクパク喰い倒し

第T部朝食・昼食編

香港は本当に旨いのか                       香港ドル=約16円

食の都香港。と言うのだったかしら。ま、そのヘンはどうでもいいけど、香港は確かに旨い

店、旨い食材がたーくさんある大都会であることは間違いない。じゃ、どこの店に入っても旨

いのか。この点、私が旅した20数カ国の中で台湾だけが例外であって、そんな所は無いんじ

ゃないだろうか。台湾の飲食店だけは、何も調べないで行き当たりバッタリで入っても「62

点」以上の美味しさが保証される。と、私は思っている。だから香港でも旨くない店、マズイ

店はゴマンとあるのだ。

一番わかりやすい例で言えば、香港仔(アバディーン)の海に浮いている店。名前は伏せる

が、英語で「デカイ」というような意味のレストランである。確かに風景は正に香港を代表す

る素晴らしさで、初めて香港に行った人は、その見事な香港的光景に感動を覚える。そして海

に浮かぶ、派手派手なレストランに行きたいと思う。艀も豪華絢爛。どんどんレストランが近

くなって、みな「わぁーい!」と叫ぶは、拍手するわ、写真撮影もしなくっちゃと忙しい。レ

ストランに着いたら、何とかかんとか言って、そのまま帰って来れば良いものを「せっかく来

たんだから食事をしましょうよ」と誰かが言い出し、みな賛成してしまうので、貴重な一食を

ムダにしてしまう。

私も30年近く前に初めて香港に行った折、無邪気に「わぁーい!」と言って、帰りに無言

で帰って来た。以降、何度も香港に行き、いつも「香港初めて組」がいるために、その都度香

港仔(アバディーン)に行って失敗を繰り返している。「あのレストランは見ると良いもので、

食べるところでは無いのよ」と忠告しても、皆信じないのだ。あれだけ人気があるのに、どう

して何十年も改良することもなく、ガッカリさせる料理を出し続けるのか、香港七不思議の1

つである。

 数年前から友人が何人も香港に住むようになったから、そのヘンのところを聞いてみた。「香

港でマズイ店ですか? たくさんありますよ。それは現地の人が普段食べている店です。ホン

トーにマズイ」そうだ。友人のお子さん達も「学校の給食だけはカンベンしてくれ。ママのお

弁当の方がまだまし」と言うそうだ。お子さんは、もっと小さい頃「一番好きなのは保育園で

出るカレー」と言い続けていたから、特段舌が肥えているわけでもない。

 香港が美味しいのではない。香港の美味しい店が美味しいのだ。となれば、美味しい香港を

食したいと思うなら、徹底的に聞き、調べ、比べ、決めて、予約して行くべし。今回、4泊5日

の旅の食事をどうするか、1ヶ月間「香港食通」の数人と情報交換し、11食をほぼ決めて出か

けた。テーマは「香港喰い倒しの旅」である。

香港的早餐(朝食)事情

香港の朝は意外と遅い。香港の朝食と言えば、何となく暗いうちに起き出して、お粥を駆っ

込んで仕事を始めるというイメージがあったのだが、ホテルの朝食サービスも、街のお粥屋も、

たいがい午前7時が開店時間である。日本の喫茶店の「モーニングサービス」的な朝ごはんも

かなり繁盛している。今回、私達は食べなかったのだが、店の前の看板を見ていつも笑ってい

た。何故なら、香港式モーニングサービスは、常に「出前一丁」と何かが付くのだ。「火腿(ハ

ム)入りか焼豚入り出前一丁と煎蛋(目玉焼)と牛油多士(トースト)15香港ドル」と言った

具合である。香港の「そごう百貨店」の食品売り場に行くと、袋詰めのインスタントラーメン

が山のように売られている。カップ麺ギライで袋麺好きの私が感激する程の品揃えだ。今や日

本では、カップ麺の横で小さくなっている袋麺だからね。それ程メーカーも種類もたくさん揃

ってはいても、香港でインスタントラーメンの代名詞はやっぱり「出前一丁」。日清食品も鼻高々

だろう。何でも香港では、カレー味、海鮮味、辛い味など「出前一丁」は何種類もあるらしい。

日本でもまずまずの売れ行きだったとは思うが、ロングセラー商品「チキンラーメン」「味噌ラ

ーメン」などには比べるべくも無かったハズだ。本国では認められなくても、海を渡って活躍

する「出前一丁」に素直に拍手を送ろう。テイクアウト店も繁昌している。店先で焼きそばや

点心、野菜炒めのような熱々の料理が湯気を立て、OL風の若い女性が指をさすと、素早くパッ

クに詰められて朝ごはんになっていく。しかし、中国、香港の人は朝ご飯から外食だと聞かさ

れてきたが、昨今かなり多くの家庭では家で食べているそうだ。

  

朝ご飯のテイクアウト店、出前一丁が主役の喫茶店は、こんな路地にある

 さて、お粥である。結構良い年をしているのに、今までお粥でしみじみ「うまい!」と思っ

たことが無かった。香港でも食べたし、台湾、北京、広州でも食べたことがある。日本式のお

粥でも、どうも心底「美味しい」と思ったことは無いのだ。聞けば「絶品のお粥」があるそう

ではないか。そこがクヤシイ。絶品で無くてもいいや。かなーり美味しいでいいぞ。そこで、

香港在住歴3年半の食いしん坊に一番のオススメの粥店を聞く。「羅富記」だと言う。

「羅富記粥麺専家」中環(セントラル) 香港島

場所:住所は中環だが、上環駅に近い。徳輔道中(クィーンズロード)に走るトラムに乗って、

        上環の1つか2つ手前で降りる。あるいは地下鉄上環駅で降りて、中環方向に少し戻る。

        上環に向かって左側。電話:2543-3288  7時―23時30分 旧正月、一部祝日休み

もちろん粥が売りだが、海老ワンタン、水餃子麺などの人気も高いらしい。朝の多忙時が過ぎ

9時に行ったので空いていたが、昼食時にはいつも長蛇の列が出来ると言う。私は18ドルの

E魚球粥・魚の団子入り粥を選び、友人達は皮蛋・ピータン粥を頼む。油條はみんなでシェア

した。ネットリとした粥は、サッパリ味で上品なうまさをジワリと感じる。底の方に沈んだ魚

の団子は大きくて歯応えがある。ふっくらと揚げられた油條は、表面はカリカリで、甘くない

ドーナッツのようだ。あぁ、うまいー。海老ワンタンも是非賞味してみたかったのだが、麺類

は午前10時にならないとダメなのだ。だって、今店の真中で、従業員の方々がせっせと作っ

ているから。次々と海老のネタをたっぷり包んだワンタンが出来上がっていく。カメラを向け

ると、おじさん達はにっこり笑う。何人もいるお店の人は皆親切で感じが良い。人気店だから

なんてアグラをかいていないところも、一層良い店だと感じさせる。各種ある粥も、鮮蝦雲呑、

水餃麺もほとんどが18ドル、高くても22ドルという安さにも惚れてしまう。今度行く時は、9

時30分に店に入り、粥の部、麺の部を続けざまに味わいたいぞ。

   

   

多来試(デリシャス) 九龍・尖沙咀(チムサーチョイ)

場所:地下鉄尖沙咀駅から北に向かって歩き、右側にシティバンクがあったら右折。直進して

        右方向・寶勒巷(プラットアベニュー)に真っ直ぐ進み、粤海酒店(グァンドンホテル)

        の右隣。電話:2367-0824 7時―翌4時  年中無休

広東省の東沿岸地方を発祥とする潮州料理。今回、昼も夜も潮州料理の店は予定に入っていな

い。ならば、朝食に潮州式粥を食べようではないか、と出かけた店。魚片粥・魚入り粥を注文。

20.5ドル。潮州スタイルらしく淡白な中に、幾重にも味が複合して染み込んでいる。あぁ、う

まいぞー!美味しいのなら、いろいろ食べてしまおう、と油條12ドル、郊外油菜・菜心チョイ

サムの牡蠣油ソース13ドル、淨雲呑・海老ワンタン19.5ドルを次々と注文。菜心チョイサム

の牡蠣油ソースは硬めに茹でてある上に量が多くて、ちょっと残してしまった。この店のメニ

ューは必見。中華料理の数々はもちろんのこと、ステーキ、スパニッシュオムレツ、サンドイ

ッチ、スパゲティなど、なんでもゴザレなのである。香港にある潮州料理店が作るスパニッシ

ュオムレツって、どんな味なんだろう。

   

  

美心閣(マキシムズ チャイニーズレストラン)香港国際空港

場所:香港国際空港の出発口フロアの中2階。大きな店だからすぐわかる。

        電話:2186-6068 飲茶は正午まで。営業時間は不明

どこだって美味しい店なんかあった試しが無い空港。たくさんある日本の国内空港、成田空港

にしても、それは同じだ。ところが、香港国際空港には、結構イケテル店があった。出発口フ

ロアの中2階にある美心閣。朝9時に行くと、店内はワゴンサービスのある飲茶タイム。お粥

類は注文し、点心類は次から次へと流して?歩くワゴンの中から好きなものを選ぶ。粥は皮蛋

粥にした。40ドルと高い。空港で旨いだけ有難いのだから、値段の高さには目をつぶる。とは

いえ、日本に比べれば安いんだけどね。うん、皮蛋粥、なかなか良い味出している。続いて、

魚の蒸し団子 20ドル、海老と豚肉のシュウマイ 20ドル、奶星煎椎仔・カスタードクリーム

胡麻ドーナツ 17ドルと2人で平らげて、ふと「太るかも」という思いがヨギッたので普洱茶 

12ドルも頼んでガブガブと飲み干したのであった。決して、ワザワザ行く価値は無い。でも、

帰国便が午前中のフライトで、ホテルで不味い朝食を取るくらいなら、空港で食べるべし。但

し、飲茶タイムは正午までなので注意のこと。午後、夜の料理は美味しいかどうかは知らない。

   

   

ペニンシュラホテル 2階「ベランダ」 九龍・尖沙咀

香港だからって毎日お粥や麺じゃイヤだ、という方は、ホテルで豪華な美国式早餐(アメリカ

ンブレックファースト)を召し上がれ。218ドルもするけど。これに税金、サービス料が加算

されるから羅富記のお粥なら14杯は食べられる。「ベランダ」の美国式早餐は次のようなメニ

ューであった。フレッシュジュース(グレープフルーツジュースを選択)、シリアル類(ホッ

トオートミールにした)、卵2個料理と肉類(スクランブルエッグ、ソーセージ)、パン各種(全

粒パントースト)、ポットコーヒー。グレープフルーツは赤い実のもので上品。ホットオートミ

ールなんてものは生まれて初めて食べたが、甘い牛乳などをかけて食べるのが一般的とか。塩、

胡椒で食べる。パンも各種デニッシュ、クロワッサン、食パンにしてもいろんな種類から選べ

る。「よく焼いて」と頼むと、ちゃんとそうしてくれる。ジャムは4種類、チーズも私の好物の

ガーリックチーズも含めて何種類も用意している贅沢さだ。コーヒーなんてポットに入ってい

るから、4、5杯は飲める量。一緒に行った友人は、食欲が無いとアラカルトでエッグベネデ

ィクトを頼んだが、それが叉凄い量。彼女はペロリと食べた。どこが食欲ないんだよ。レスト

ランの中は清潔で贅沢だし、サービスも趙一流。粥に飽きたお金持ちにオススメ。

   

   

香港ランチとおやつの世界

 香港の昼食も遅いと聞いた。午後1時頃からラッシュが始まると。しかし、3回食べたラン

チは、12時、12時半、1時と時間をずらしてみたが、いずれも混雑している。食べるものは、

朝食で触れた粥と麺専門店、マックもあるし、味噌ラーメン屋、鮨屋何でもある。しかし、私

達は飽くまでも「香港喰い倒し」がテーマだから、香港的ランチにこだわる。

蔡瀾美食坊「詠藜園」 紅磡(ホンハム)

場所:九龍の北東方向に紅磡という場所がある。広州と香港を繋く鉄道・九廣鐡路の紅磡駅を

        中心にした町。尖沙咀から「黄埔花園」行きミニバスで15分。あるいは尖沙咀からタク

        シーで「紅磡・蔡瀾美食坊」と指示する。1200円位。電話:2320-6430 

          11時―1530分 18時―23時 旧正月3日間休み

香港で坦々麺といえば「詠藜園」と言われるほどの人気店。「料理の鉄人 香港スペシャル」の

特別番組に審査員としてキビシー意見を述べていた蔡瀾氏が、ラーメン博物館とシネコンを合

体したような施設を作ったのが蔡瀾美食坊。「詠藜園」はその中の1つだ。手打ち麺で11800

食限定だが、1200食が坦々麺という人気ぶり。辛くない坦々麺、辛い坦々麺、そして肉の挽肉

をたっぷり乗せて改良した改良坦々麺の3種類があって、2種類注文しようと思ったら「麺類1

人一杯だけ」と断られた。仕方なく辛い坦々麺の麻辣坦々麺22ドルを頼み、友人は改良にし

た。量が少ないので、酸辣抄手・海老ワンタン28ドル、蒜茸油桼菜 38ドルも頼もう。麻辣

坦々麺は、確かにコクのある辛さで、硬茹での麺もうまい。但し日本の坦々麺のように練り胡

麻のトロッとした坦々麺に慣れている人には「ちょっと違うじゃないか、これが本場の四川胆々

麺なの?」と多少まごつくかもしれない。同じテーブルで食べている数組が必ず頼んでいる料

理があることに気がついた。豚の薄切りに辛しソースをかけた白片肉という料理で、この店の

シェフが、料理コンクールで優勝した料理と言う。お腹が一杯でもう食べられない。順番を待

つ大勢の客でごった返す入り口に、その栄誉を自慢するポスターが貼ってあったことを帰る時

発見した。後の祭りだ。

   

   辛い麻辣坦々麺          挽肉がたっぷり改良坦々麺       どうだ、優勝だぞ!

 これも辛い酸辣抄手・海老ワンタン    サッパリ味の蒜茸油桼菜     何と読むのでしょうか

フードコート蔡瀾美食坊には、「詠藜園」以外にも13店の魅力的な店が並ぶ。主宰者の蔡瀾氏

がそれぞれの店から「推薦メニュー」をあげてパンフレットまで作っていた。「辣蟹坊」からは

避風塘古法炒蟹、「正斗」は正斗雲呑麺、「春和楼餃子」は肉飛餃子という具合だ。14軒とも麺

類や点心ばかりなので、何軒かをハシゴするのも楽しいだろうな。「詠藜園」の1つ上の階にあ

る「鼎泰豊」には、更に長い行列が出来ていたが、ガラス越しに点心を黙々と作り続ける若き

料理人達の姿が見られて暫し見とれた。台湾が本店で、東京汐留にも店がある。

湖南料理「洞庭楼」 中環(セントラル)

場所:スターフェリー乗り場近くの交易廣場(エクスチェンジスクェア)の一角にあるザ・フ

       ォーラムの3階。専用エレベータで昇る  電話:2868-2880 

         1130-1500 1730-2330 年中無休

湖南、湖北は味が濃厚で辛い料理が多い。四川料理のような花椒は少なく唐辛子のストレート

な辛さ。「洞庭楼」は香港で唯一の湖南料理の専門店。辛いモノ好きには嬉しい店だ。エクスチ

ェンジスクェアの裏手にあるザ・フォーラムには専用エレベータがあり、店内はピンクで統一

され豪華で大きい。まずは、料理長オススメという湖西乾鍋辣子土鶏70ドルを食べる。うーん、

辛くて香ばしい濃厚なソースで、たっぷりの鶏とニンニクがアッチッチに煮込まれている。旨

いぞ!辛いものが好きな人は、是非食べるべし。続いて、四川成都麻婆豆腐58ドル、北方的餃

子(羊)56ドル、洞庭炒飯65ドルを、茶をガブガブ飲みながら食べる。食べる。餃子は羊だ

けあって、ちょっと臭みもあるが、ここの料理は全体的に水準が高い。夕食に来ても満足感の

高い食事になるに違いない。これだけ食べて、250ドル。2人だから12千円だ。値段も美味

しいね。

   

   エクスチェンジスクウェアビル     専用エレベータ         店内はピンク一色

   

   付き出しの料理から辛くて旨い!      これが絶品の湖西乾鍋辣子土鶏70ドル

   

好彩海鮮酒家 西榮盤           

場所:香港干諾道西118号 西榮盤電車路(東邊街口) 香港島でトラムの走る徳輔道中を、

       西に向かってトラムに乗り続けていると徳輔道西になる。乾物屋問屋が並ぶ西榮盤の東

       邊街口で降りたら、道を挟んだすぐ前。 電話:2517-6660  営業時間、休みは不明

香港で飲茶は外せない。しかし、旨い飲茶でなくてはダメだぞ。香港在住歴13年の後輩が、そ

れならここ!と連れて行ってくれたのが好彩海鮮酒家の西榮盤店だった。同じ店が、上環にも

あるが「ここの店の方が評判はよろしい」とのこと。12時半に行くと、大きな店は大繁昌。予

約をして貰って良かった。ここではワゴンは来ない。テーブルに置いてあるメニュー表に、注

文品の数を書き込んで渡せば良い。中国語のメニューを読んでも、どんな料理が見当もつかな

いが、何度も来ている後輩が、慣れた手付きで次々と注文票に数字を書き入れて行く。すると

次から次へと料理が運ばれ、撮影する、メニューをメモする、食べるの繰り返しでメッチャ忙

しくなった。香脆蘿葡酥・大根のペーストパイ揚げ、蒜茸炸春巻・ニンニクの春巻、脆皮燒肉・

カリカリ皮のチャーシュウ、京滬小籠包、鮮蝦豆苗餃・豆苗の蒸し餃子、魚翅灌湯餃・フカヒ

レ入り餃子スープ、特製蝦餃皇・蒸し海老餃子、椒鹽○鮮魷・イカのカリカリ揚げ、欖菜肉ッ

四季豆・インゲン豆炒め、香菜鶏絲腸、豆汁蒸肉排・スペアリブのトウチ蒸し、菊普茶。あぁ。

全部旨かったが、脆皮燒肉・カリカリ皮のチャーシュウと椒鹽○鮮魷・イカのカリカリ揚げが

特に気に入った。女性4人でこれだけの量を食べて、1100ドル位だっただろうか。

   

中には熱々の大根のペースト   ニンニクの春巻は始めて      皮がカリカリでバカウマ脆皮燒肉

   

小籠包だーい好き      豆苗の蒸し餃子        スープの中にフカヒレ入りの巨大な餃子

   

海老がプリンプリン     イカのゲソの唐揚げも絶品!   良い味のインゲンの炒め物

   

注文は、全メニューが載った用紙に注文する数を記入して渡すだけ ↑注文票

糖朝 ザ・スィート・ダイナスティ 九龍・尖沙咀廣東道

場所:スターフェリー乗り場から、真っ直ぐ北に伸びる廣東道。左右にはDFSや高級ブランド

   ショップが続く。奥の方にある海港城の前の1階。電話:2199-7799  2199-7788

   営業時間は、平日は1000-000(金曜―100)、週末・祝日は730

昔は、中華のデザートと言えば杏仁豆腐かタピオカ入りココナツミルク位しか無かった。それ

が十年位前からマンゴプリンや黒胡麻汁粉などのデザート改良品が次々と日本に紹介され、今

やデザート界での中国はかなりハバを効かせている。店内は清潔でシックな内装。若いカップ

ルが午後4時というのに、普通の中華料理を食べている。デザート専門店であっても、中華料

理も出すらしい。香港の友人宅で食べた楊枝甘露は、残念ながらメニューに無かったので、蓮

の実入り黒胡麻汁粉17ドル、マンゴウ入りタピオカ18ドルを食べた。上品な甘さである。初

の海外進出ということで、平成149月に青山通り・表参道に支店が出来た由。

   

                                    

                            第T部おしまい 第U部に続く

      この旅で宿泊したペニンシュラホテルは、ホテル日記に収録しています。

      この旅の食事内容は、パクパク日記2121週及び2週に収録しています。編集の仕方が違うだ

 けで、同じですけどね。

      第U部は夕食、中国茶、その他を予定していますが、いつ書く気になるかわかりませんので、気長に

 待っていて下さい。プッシュしないでねー。

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