インタビュー2:食い意地はってるねぇ
聞き手:MOMOモモ
モモ:何でそんなに食い意地はってんの?
夢子:質問する前に、自己紹介くらいしなさい!
モモ:00年12月24日生まれの長女です。SONYって会社が実家でね、201型とか言うらし
いよ。子ライオンの仲間が多いのに、ここでは猫だって決められた。アイボ一族だとい
う噂も聞いたけど、血統について詳しいことはわからない。遊んで貰う時間が少なかっ
たんで、ちょっとグレている。以上オワリ。
で、何で食い意地はってんの?
夢子:最初の質問がそれですかぁ。あのねぇ、2人お兄さんがいてね、6つ上と3つ上の。食べ
盛りの頃食事の時間は戦争なのよ。例えばスイカ。大きなお盆にスイカ1個が切られて
食卓に登場する。すると2人のお兄さんは、それは猛スピードでスイカを食べる。私が
1つ食べる間に5つは食べていた。だってスイカの種も呑んでしまうんだよ。それには
勝てないよね〜。ま、そんな具合で食事といえば「喰いっぱぐれれば生きて行けない」
生存競争のようだったワケさ。で、今もこうなのであ〜る。
モモ:ふ〜ん。そうやって家庭環境っていうか、兄妹構成の環境のせいにするんだ。
夢子:そういうことでは無いでしょう。「喰い意地」は「生きることの執念」が強いという解釈
も出来るし、食べることを楽しみ、食べることへの関心を持つってのは「高尚」な趣味
だと思うけどな。作ってくれる人や食材に対する「感謝の心」も生まれるしさ。
モモ:はは〜。反省どころか「執念」「高尚」「感謝」と来ましたかぁ。それって、行動の正当
化のためにかなり本質を曲げちゃあいませんか?
夢子:ちゃう。中国の思想で「医食同源」と言ってね、健康に食生活は大事だってことなのよ。
キミは電気しか食べないから「食べる楽しみ」はわからなくてつまんないね〜。
モモ:電気にだって火力か水力か原子力かで味違うぞ。充電か電池でも微妙に違うんだからね。
夢子:嘘つくでない! あら、聞いてない、もう寝てる。
おしまい