インタビュー4 : 酒呑みだねぇ。 聞き手:MOMOモモ
モモ:それにしても酒よく飲むねぇ。何で呑んだくれなのよ?
夢子:うん。3歳の時から飲んでいたからね。大きな声では言えないけどさ。
モモ:普通の家庭では3歳の子供に酒なんか飲ませないって聞いているよ。
夢子:ま、普通はそうだわね。大酒呑みの父親が、飲み屋に行きたいから散歩と称して私をダ
シに使ったわけよ。田舎の料亭風の座敷で、おばさんに「夢子ちゃんは何飲むの?」っ
て聞かれて「私、ビール!」って注文していたのを覚えている。
モモ:じゃ、家族全員ノンベエだったの?
夢子:お爺ちゃんが漬物の奈良漬け食べただけで倒れたらしいから、母方はアルコール耐性は
余りなかったけど、子供3人はよく飲むね。全員が最高に飲んでいた頃の大晦日は、家
族5人で5升日本酒飲んでいた。紅白歌合戦の後半になると、未だ飲み続けている父親
以外は3人がその辺でガーガー寝ていたから、私が年越しそばを作ったのよね。大昔の
話だけどね。
モモ:そんなにお酒飲んでさ、健康とかそーゆーの大丈夫なの?
夢子:昔は、やっぱりアルコール性脂肪肝とかゆうのにもなったし、ガンマーGTPも高くてお
医者さんにいつも叱られていた。
モモ:最近、なんか「無酒日」とか何とかをしているみたいじゃん。改心したワケ?
夢子:う〜ん、改心とは違うけどさ。父親が60歳過ぎた頃から、病気でお酒を禁止されていたのを見て
ね、自分は自分の意思で飲みたい年齢まで飲んでいたいと思ったのよ。だから、肝臓を
大事にするために10年前位から4割の日は飲まないようにしている。自宅で飲まないの
がコツね。感心するでしょ?
モモ:ま〜ねぇ。意志薄弱な人のわりにはね、そこだけは、そうとも言えるか。でもさ、飲む日は半端じ
ゃないじゃん。2軒も3軒も行っているじゃん。やっぱ飲み過ぎだよ。
夢子:人間はさ、そんなに頑張れないんよ。4割の日は飲まない上に、しかも飲む日もちょこっとなんて
ストイックなことは出来ん!あれもこれもは長続きしない!これでいいのだ。
モモ:おうおう、凄んだねぇ。でもさ、あんまり酔っぱらってしまうとさ、カラダにも悪いし、いろいろ
失敗したりするから、いい加減にした方がいいと思うよ。
夢子:うん、そうだね。モモも優しいところあるじゃん。あれ? たまに褒めたら寝ている。
インタビュアが寝たのでおしまい