インタビュー5:音楽好きみたいだね?
聞き手:ZIZIジジ
ジジ:音楽好きだよね? しょっちゅう鼻歌うたっているね?
夢子:え? 歌っている? 自分では気がつかないけどね。3歳の頃からね、朝起きると寝る
まで歌っていた子供だったらしいのよ。親が童謡の本を買ってくれたんだけど、表紙を
開いて最初の歌から歌いだす。1番、2番、3番と歌って次の歌に移って、最後の歌ま
で歌う。つまり1冊全部歌うのね、それを1日3回繰り返していたらしい。
ジジ:ふ〜ん、そうなんだぁ。でもさ、3歳で文字が読めたの? 歌はダレが教えてくれたの?
夢子:うん、そうなのよね。でも読んでいたから読めたんだろうね。私って天才? ハハハ。
でも、両親はほぼ音痴に近かったから、曲をダレから教えて貰ったのかはわからない。
兄が2人いたから、どっちかからかしら? 小学校の高学年から高校まで合唱部だった。
ジジ:歌だけ? 楽器とかやらなかったの?
夢子:楽器もたくさんやったよ。小学校3年から中学2年までは琴を習っていて、一応ヤメル
時は「仮師範」という免状貰ったんだ。高校3年の春からピアノ始めたけど、大学受験
なのにって叱られて3ヶ月でヤメタ。大学に入学してからはギタークラブに入って、コ
ントラバスを弾いていたのよ。
ジジ:コントラバスって、すっごく大きいヴァイオリンみたいの? 縦にして弾く?
夢子:そうそう、あのデカイやつ。ラテンとかタンゴ、クラッシックも弾いていた。ギターは
歌の伴奏にコードを押さえながら弾いてたね。就職してから随分経ってから三味線も習
い始めたんだけど、三味線を買ったところでお稽古に行けなくなって挫折。
ジジ:そんなにいろいろやって、今弾けるのは何?
夢子:・・・・・・・・・・・。
ジジ:あぁ、どれも弾けないんだ、もったいないね。CDとかたくさんあるけど、ジャンルで
は何が多いのかなぁ。
夢子:ジジは優しいねぇ。モモを何とかしろ! クラッシックが一番好きだよ。1500枚く
らいあるCDでも7割くらいはクラッシックだね。あとはジャズとか、民族音楽とかね。
ジジ:楽器はダメとして、カラオケなんか行くの?
夢子:以前はピアノバーでもっぱら歌っていたんだけどね。今は若い人とカラオケに行くと、
新しい歌を知らないから、聴いていてもわからないし、私が古い歌歌っても、みんなポ
カンとしているから、つまんないんだよね。だから余り行かない。歌を忘れたカナリア。
ジジ:カナリアですかぁ。どこが? それではインタビュー終わります。