パクパク日記9年4月4週
美しいブルージュの街から帰国すると、いろんな事件が・・・・・
ベギン会修道院
キンデルダイク
4月 20日(月) ベルギー・ベルージュは快晴 1ユーロ=約130円
朝 NHブルージュ 朝食ヴュッフェ
朝6時半から朝食です
5時半起床。暗いうちから、今日は晴れそう、という嬉しい予感。朝メシ一番組のA山さんが来ないので
N井さんと食べ始める。今朝も7時から朝の散策がある。もちろん私は行かない。疲れるから。ブリュッ
セル、アントワープとガイドしてくれたK下さんは今朝もブルージュに駆けつけた。昔は泊まりの仕事だ
ったが、今はこうして日帰りガイドになるらしい。京都組N井さんはA山さんのために車椅子を借りた。
これは春楡(はるにれ)と言うのでしょうか
ミケランジェロ作:聖母像 聖母教会が大好きです!
どこも絵になるブルージュ ベギン会修道院は「尼僧物語」のロケ地でもある
愛の湖には白鳥が
ブルージュとは「橋」の意味 確かに沢山橋がある
ブルージュで一番美しい風景
町の中心マルクト広場
ボビンの数が多い程難しくなる
繊細なボビン刺繍はブルージュが本場
猫チョコレートです!
9時半からブルージュの市内観光。道が細いし、小さな町なので誰でも徒歩観光となる。清々しい晴天
で、この私でさえ歩くのはイヤではない。聖母(ノートルダム)教会。ミケランジェロ作の聖母子像があり
いつも宗教音楽が小さく流れる私の大のお気に入り教会だ。午後はここでゆっくり過ごそうっと。ベギン
会修道院。オードリー・ヘップバーン主演の「尼僧物語」のロケ地になった世界文化遺産の修道院で、
現在はベネディクト派の修道院になっている。ブルージュ観光には運河巡りは欠かせない。30人乗り
位の大きさのボートに乗り込み、水の上からブルージュを楽しむ。キョロキョロ眺めて気持ちいいなぁ!
昼 ブルージュ 「ブルーデル・コーニング」 ムール貝のブルージュ風、北海の魚介類のワーテルゾー
イ、ホワイトアスパラのフランドル風、フリッツポテト、茹でたポテト、水、コーヒー @チップ込み
で30ユーロ
今日は昼ご飯は自由食。京都組のN井さんが地元グルメに勧められたレストランを予約して貰った。7
人で。☆は無いがミシュランに出ている店で、日本語メニューがあって助かる。いろいろ頼んで、みんな
でシェアして食べようということになり、ムール貝のブルージュ風、北海の魚介類のワーテルゾイ、ホワ
イトアスパラのフランドル風とプレーンを2人前づつ注文。足りないかしら、なんてふと思ったけどとんで
もない。フレンチフライの元祖フリッツや茹でポテトもどっさり出て来て、一堂やっと食べたのだ。満腹!
午後のお茶 ブルージュ「ベル・エポックカフェ」 カフェオレ 2,5ユーロ
歩き疲れたら教会に行くか、カフェでお茶
夕食までフリータイムだ。大満足のランチの後はわれわれ7人も解散。鐘楼に登ろう組とショッピング組
に分れる。私?どちらでもなく、聖母教会方面にぶらぶら町歩き。今日は日曜日だから、美術館はすべ
て閉館日で残念だ。聖母教会。やっぱりここに来てしまうなぁ。クリスチャンでも無いのに心が落ち着く。
夜 ブルージュ 「Hemelrycke」 パン、ホワイトアスパラのフランドル風、タラのフィレ タリアテッレ添
え、バニラアイスクリーム ベルギーチョコレートがけ、「デュベル」ビール 5ユーロ、白赤ワイン
@4ユーロ
うーむ、肉にすれば良かったか・・
先々週から始まったベネルクス三国の旅行も、今晩が最後の晩餐。この旅行社は最後の食事でドリン
クサービスがある。お酒「いっぱい」」ではなく「一杯」。前菜はホワイトアスパラだったが、4本だったの
でお昼にも食べておいて良かった。メイン料理は、牛ステーキか魚の鱈か。このチョイスは数日前に迫
られた。確か魚と言ったのだったな。肉の方が断然旨そうだった。失敗。ベルギービール好きの私であ
るが、ここまで意外と飲んでない。ま、飲んではいるけどさ、グビグビ度が足りない、っていうか。今晩は
デュベルを飲んだ。食後、ライトアップされたマルクと広場に行こうと誘われたが、寒いので1人で帰る。
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4月 21日(火) ブルージュは曇り オランダ・キンデルダイクは快晴
朝 NHブルージュ 朝食ヴュッフェ
5時20分起床。今日は10時出発だから、ゆっくり寝ていてもいいのだが、見送りするために早起き
した。京都組のA山さんとN井さんが、今朝でグループを離脱して列車でパリに向かわれるのだ。旅の
ほとんどの朝食(だけではないけど)をご一緒したお二人だもの、お見送りはトーゼンでしょ。6時タクシ
ーで駅に向かわれた。気をつけてねー!お世話になりましたー!今度は京都でお会いしましょうね!
オランダに戻って、世界遺産のキンデルダイクで19基の風車を見た
旅の最後のチェックアウトをして、10時出発。今日はオランダに戻って帰国するだけなのだが、それだ
けじゃあサビシーじゃありませんか、ということで、風車で有名なキンデルダイクに向かう。途中、事故
渋滞があったり、自然渋滞があったり、映画「真珠の耳飾りの少女」のDVDが途中で止まってしまった
りといろいろあったが、ナゼかお昼過ぎには到着した。朝はどんより曇っていたのに、素晴らしい晴天
に変っている。4年前の旅行では、もっと北にあるザーンセ・スカンスで風車を見たが、ここキンデルダ
イクには19基の風車があって圧巻である。海面より低い国で働き続けた風車達の保存が大変そうだ。
昼 オランダ・キンデルダイク 「Anmadis」 チーズとハムのパニーニ 4ユーロ、コーヒー 2ユーロ
日本なら世界遺産に登録されたら、大喜びで風車煎餅、風車饅頭、風車羊羹を作ったり、風車弁当や
風車定食を出したりする食堂が出来そうなものだが、ここは小さな土産屋が2,3軒あるのみ。併設カフ
ェも飲み物主体で、食べる物はパニーニとかホットドッグくらい。欲が無いやね。パニーニ意外と旨い。
夕方のお茶 スキポール空港 さくらラウンジ コーヒー
夜 日本航空 アムステルダム=成田 ビジネスクラス機内食(和食)
酒がススム和食です
ラウンジで日本の新聞を3紙読んでから、午後7時発のJALに乗る。「航空各社ビジネス客需要が落
ち込んで収益を圧迫」なんて記事をちょっと前に読んだ気がするが、スキポール空港から成田までの
JALはビジネス席ほぼ満席だった。カンタンなランチだったので、腹ぺこじゃあ。和食ね、お酒もねー!
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4月 22日(水) 東京は晴れ ぽっかぽかの暖かさ
朝 日本航空 アムステルダム=成田 ビジネスクラス機内食 ハヤシライス(小)、きつねうどん
ハヤシライスはご飯半分だから・・・
行きの機内食の項でも触れたが、JAL長距離国際便の2食目が悩ましい。ラーメンもうどんも茶漬けも
シチュウもハヤシライスもお粥もスープもサンドイッチも全部食べたい!そうも行かないので、「ハヤシ
ライスのご飯を半分にして、きつねうどんと2つ下さい!」。熟慮した結果の選択である。正解だったよ。
昼 存在せず
夜 荒木町 「おく谷」 お通し、豆腐の味噌漬けおく谷風、空豆と枝豆、ほうれん草とアンチョビ炒め、
カレー大根、特製塩辛炒飯、生ビール 2杯、冷酒 3杯 @6920円
1,2時間とろとろしただけで、11時間半経ってしまい、午後1時半成田に到着した。タクシーに乗ったら
午後の空いた時燗で55分で家に着いた。早速洗濯と写真の整理。帰国した日は飲まないようにしてい
るのだが、まぁ今日はいいじゃない、飲みに行こうっと。「おく谷」。今回の旅は美味しい旅であったが、
やっぱり日本の生ビールと料理食べるとね、「日本が一番いいわ」とつい言ってしまう。「おく谷」はどれ
も美味しいが塩辛炒飯は絶品!思わず「よっ!日本一炒飯!」と叫びたくなるのだ。是非お試しあれ!
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4月 23日(木) 晴れ SMAP・草薙君、酔っ払い裸んぼで逮捕!
朝 家食 「日清」のチキンラーメン(卵と海苔と青ねぎ)、ヨーグルト
一年に数度、どうしても食べたくなる!
別のものを食べる予定だったのだが、一年に数度「何が何でもチキンラーメン!」という時があって、今
朝がそれだった。どうしてもインスタントラーメンのご先祖様・チキンラーメンを食べたい!!」と言う口
になるのである。卵と細ネギと刻み海苔以外は入れてはダメだよ。チュルチュル!あぁ何て旨いんだ!
昼 四谷三丁目 「尾張屋」 カツ丼 820円
好きでんなぁ、あんた
帰って来ればパソコンの前に座ってパクパク作成に追われる。自分で始めてしまったこととはいえ、因
果だなぁ・・・溜め息つきながらやっておる。そんな自分を慰めるには、カツ丼を食べさせよう。ブヒッ!
昼のお茶 「ドトール」 アイスコーヒー 200円
夜 家食 鯖の一夜干し、中華風野菜煮込み、ぶっかけそうめん、ネギ納豆、ご飯、味噌汁、でこぽん
ご飯を炊いた。魚を焼いた。野菜料理を作った。味噌汁を作った。ネギを刻んで納豆に入れた、でこぽ
んを切って皿に並べた・・・。長時間移動と寝不足とパクパク疲れの中で、こうした台所仕事は気分転換
になってなかなか良いのだ。その上、自分で作った美味しい食事を食べられるし。4月2週UP。無酒日
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4月 24日(金) 曇り
朝 家食 味噌雑炊、中華風野菜煮込み、もずく酢、ヨーグルト
日本の朝食はやっぱり味噌雑炊だ
昨日に続いて6時起床。昨夜1時半に寝たのだから、これでは寝不足だよね。そんな時は、ザブーンと
朝風呂に入るのよろし。帰国後ずっと続いていた晴天も、明日から崩れるらしく今日はどんより曇りだ。
昼 代々木 「TOSCANA」 ミートソースなっとうスパゲティ 1100円
3週連続で食べてます!
代々木の整体治療院が入っているマンションの玄関で、マキコとバッタリ会った。彼女とは明日夜もご
飯を食べる約束をしているが、ホント良く会うよね。治療が終わってランチ。旅行中を別にすれば、これ
で3週間連続「TOSCANA」に行ってしまった。何で?値段は高いし、飲み物は先に持って来るし、昼
は追加は認めんなんて言って高ピーじゃん?うん、そうだね。でも足が向くのだよ。今日もミートソース
なっとうスパゲティ。当たり前だが、ミートソースのラグウと納豆の味がする。支払いをしようと立ったら、
支払い行列が出来ていて、14人目!だった。2階にある店だが、階段にも行列。どうして混むのだろ。
午後のお茶 新宿駅内 「ベッカーズ」 アイスコーヒー 210円
伊勢丹で買い物あり、新宿に出る。買い物とは、富山の味噌と京都の黒七味。味噌は全国いろいろあ
りが、私は九州の麦味噌と富山のこうじ味噌が好きなのだ。ここ数年は富山オンリー。味噌汁をたっぷ
り飲みたいので、出汁を濃くして味噌は薄味で。そしてその味噌汁に京都の原了郭の黒七味は必須!
夜 家食 鯖の一夜干し、中華風野菜煮込み、海老と玉葱サラダ、ネギ納豆、ご飯、味噌汁、でこぽん、
黒烏龍茶
今日も自宅で健康的な家食。栄養的にみても、理想的だと思いませんか?毎日こんなだったらなァ。無酒日
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4月 25日(土) 低気圧の影響で一日中雨 メキシコ・アメリカ西部で豚インフルエンザの死者
朝 家食 野菜山盛りサッポロ一番塩ラーメン、スモークサーモンサラダ、アロエヨーグルト、黒烏龍茶
1ヶ月に数度「何が何でもサッポロ一番塩ラーメン!」という時があって、今朝がそれだった。「どうして
も山盛りの野菜と卵を割りいれたサッポロ一番塩ラーメンを食べたい!!」と思うのだ。あれ?何か同
じような文章を数日前に書いたような気も・・・・。60歳超えてもインスタントラーメン好きは変らないね。
昼 白山 「レザン」 グラタンセット)トースト、サラダ、ドリンク付き) 840円
軽めのつもりだったが
今日は朝からバシャバシャと雨が降っている。西の地方では昨日激しい雨が降ったらしい。大きな低気
圧が日本列島を縦断している。嵐のような日だが、テレビではメキシコで新型ウィルス、豚インフルエン
ザで死者続々と報じている。鳥インフルエンザが世界を震撼とさせてから数年経ったが、豚インフルエ
ンザなんて初耳だ。それなのにあっという間に流行して死者を出しているって何なの!怖い。雨の中、
白山の西洋医者に行く。今晩は夕食が早いから軽くね、とグラタンを注文。トーストも付いて来た・・・・。
夜―1 早稲田 「松下」 島人参の温かいスープ、江戸前キスの天麩羅、漉し油添え、前菜盛り合わ
せ、ヤリイカの刺身とゲソのさっと煮、鱸の骨焼き 蓼酢、毛蟹、太刀魚漬け焼飯蒸し、生うに・さ
より・とり貝・赤貝の黄身酢がけ、鱧のうすい豆の吸い物、焼き大トロと青菜、揚げ黒鯛 黒酢かけ、
焼き平貝と紫アスパラのごまだれ、海老の天麩羅と稲庭うどん、いちじくと苺とパイナップル、煮梅
と和菓子)、ビール、冷酒 「三千盛」 @2万1,000円
今日も大満足のコースでした!
またもや雨の中、新宿に行く。ビックカメラでA先生と待ち合わせしているのだ。8台目のパソコン馬胃
男君がかなりノロマの駄馬で、原因を調べたら容量がほぼ満杯。メモリーの増量をね、するのよ。もち
ろん自分では出来ないから買い物から設置までA先生がやってくれる。よし、出来た。二人で早稲田の
「松下」に行くと、もうマキコが来てカウンターに座っていた。「松下」は、先ず温かい汁モノを頂いてから
お酒など飲み物に移る。サクサクのヤリイカの刺身には、さっと煮たゲソがついて。ずわい蟹が終われ
ば、次は毛蟹の季節ね。うーん、旨いこと!飯蒸しの上に盛られた太刀魚漬け焼が香ばしい。見事な
大トロは焼いて供された。揚げた黒鯛には黒酢で和えられ、北京料理っぽいよね。食事はさっぱりと稲
庭うどんと揚げたての海老天ぷら。デザートも2種類あって、大満足のコースだ。食べる幸せに満ちる。
夜―2 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ジントニック
未だ雨は降っている。帰ればいいのに、そんな中タクシーでリーガロイヤルの「セラーバー」に向かう3
人。まぁ、A先生&マキコ夫婦が相談ごとがあるというから。こんな酔っ払いに相談してもいいのかね。
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4月 26日(日) 晴れ
朝 家食 「日清」のチキンラーメン(卵と海苔と青ねぎ)、もずく酢、黒烏龍茶
またもや6時起床。チョー寝不足の上、チョー二日酔い。あぁぎもぢわりぃー。朝刊読みながらソファで
ごろごろすること2時間。突然スッキリしてまたもやチキンラーメン食べたい病になったのだった。げぇ。
昼 愛住町 「フェアファックス・グリル」 リゾットブランチセット(グリーンサラダ、パン、小柱と豆苗のシ
ンプルリゾット、デザート、アイスティー) 1600円
昨夜帰って来てからせっせとアルバムを作った。U木母娘の差し上げるアルバム3冊。カンタンな手紙
をつけて投函。次の旅行が迫っているので、サクサク作業を行った。二日酔いもすっかり回復して、ラ
ンチは食欲モリモリ。この回復力は自分でも驚異的と思う。この店は週末突然高くなっちゃうが、それで
も内容が伴なうからいい。普段が安過ぎるということでもある。開け放たれた外で野菜市をやっていた。
夜 家食 ホワイトアスパラと茹で卵ソース、「松下」の燻し鮭のゼータク炒飯、フルーツトマト、味
噌汁、新生姜、もずく酢、でこぽん、黒烏龍茶
ご飯を炊いて、「松下」の炙り鮭ゼータク炒飯を作る。お店で食べる他にオミヤに貰う炙り鮭で炒飯を作
るのが楽しみだ。「フェアファックス・グリル」の店の前で、ホワイトアスパラとフルーツトマトのミニ市場を
やっていた。ホワイトアスパラは国内ものにしては太くて長い。旨そうだ。濃い目のコンソメで柔らかく茹
でて、刻んだ茹で卵マヨを乗っけて食べる。これで十分な味なのでバターソースをかけるのは止めた。
今週の月曜日の昼と夜、ベルギーのブルージュでホワイトアスパラを食べ、日曜日には東京の自宅で
ホワイトアスパラ料理を作って食べている。そう考えると旨いだけでない愉快な気分になるね。無酒日
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【今週の振り返り】
ベルギーのブルージュという町は、一度人々の記憶から消えた歴史がある。北海からの水路を持つブ
ルージュは、12世紀、13世紀には北海との商船が盛んに出入りする港町として栄えた。この世の春を
謳歌していた。しかし、水路の底に沈んだ泥が航行する船の航行を妨げるようになった。港としての機
能は失われたのだ。ブルージュの繁栄は、ゲントの町へ、そしてブルージュのライバルであったアント
ワープに移って行った。ブルージュは町としての機能も失って、人々は去って行った。19世紀末、作家
のローデンバックは「死都ブルージュ」を書き上げた。しかし、長く忘れられていたからこそ、ブルージュ
は中世の町並みをそのままに21世紀を迎えている。鐘楼のカリヨンが鳴り響く町に住む人は12万人
だが、ここを訪れる人々は600万人もいるのだ。日本のブルージュは、山口県の萩市だな、なんて思
いながら帰国した。
4月20日にタレントだった清水由貴子さんが自殺していた。若い頃から病弱の母親の看病・介護を続
けた人生で、車椅子の母親を傍らに、父親の墓前で自殺するなんて悲し過ぎる。「笑顔コンテスト」とい
うものがあったら、堂々の日本一の笑顔を持った彼女だったと思うから余計悲しい。合掌
帰国した翌日朝のニュースでSMAPの草薙君が夜中逮捕されたと伝えていた。公然わいせつ容疑だ
って。この事件(はて、あれを事件と言っていいのかどうか)については、NHKでさえトップニュースで、
新聞各紙も一面トップで報道した程の過熱ぶりだったから内容は割愛するとして、一番驚いたのはある
大臣の発言だった。鳩山邦夫総務相は「めちゃくちゃ怒りを感じる。絶対許さない。最低の人間としか思
えない」なんて言った。草薙君が地デジ普及キャンペーンのメインキャラクターだったということが、過激
な発言になったと思われる。キャラクター変更などがあれば、制作費等は予算以上にかかるわけで、そ
れは私達が支払っている税金なんだと思えば、まぁ腹立たしいのはわかる。人間、カッとして頭に血が
上っている時はいろいろ言ってしまうものだ。しかしだ、冷静になった翌日でも、鳩山さんは「昨日は冷
静さを欠いた。最低の人間と言ったのは撤回する。最低、最悪の行為だと言い換えます」って言ってい
た。私は呆れて開いた口が塞がらなかったよ。草薙君のファンでもないし、彼の肩を持つ立場でもない
けど、酔っ払って裸になって公園で騒いだことが、大臣から「最低、最悪の行為」なんて言われることな
のだろうか。自分の子供を折檻して殺してしまう親が絶えない今の世の中で、そんなこと言えるのだろ
うか。警察もメディアも大臣も、冷静になって欲しいものである。
草薙君問題が落ちついたかと思った頃、豚問題が襲って来た。豚インフルエンザ。初めて聞いた。なの
にアッという間にメキシコから全世界に広がっている。鳥インフルエンザは中国、香港、ベトナムなどで
流行し、日本では5年前に山口県で確認されて暫くは大騒ぎだった。狂牛病の影響でアメリカ産牛肉が
敬遠されているところに、今度は鶏肉かいと飲食店は泣いた。吉野家などでは豚丼などのメニューで凌
いでいたが、今度は豚である。幸いなことに70度以上に加熱すれば食用には問題は無いとのことだ。
しかし、メキシコでの死者はどんどん増えている。思い出してみれば、私も先月メキシコに数時間いた。
グアテマラなど中米3ヶ国にはメキシコ経由で向かった。2月25日はティファナに2時間、メキシコシティ
に6時間、復路3月6日と7日、メキシコシティに4時間、ティファナに2時間いたことになる。但し、空港
かその周辺ね。あれから7週間経過して何でもないから私は〇だ。
大正時代に全世界を席巻したスペイン風邪は、地球から4千万人の命を奪った。日本だけでも50万人
弱の人々が亡くなった。本当はスペインから流行り出したものではなく、アメリカが発生源だったらしい
けど。こうした世界的な大流行のことを「バンデミック」と言うのですって。40年前、香港風邪のバンデミ
ックがあった。今回の新型インフルエンザ、何とか何とか、最小限の被害で済んで、収束の方向に向か
いますよう!豚は空輸されない限り、空を飛ばない。
アタイもそう祈っているんニャ!
*
ベネルクス三国の旅は 4月 2週、 4月 3週 をご覧ください。
*
5月1日からちょいと旅にでかけてまいります。行き過ぎ?えぇ、わかってますよ。
酒は飲まず、新型インフルエンザにかからないよう気をつけてますから。
次回パクパク日記の更新は5月13日頃かな。皆さんも黄金週間楽しんでねー。