熊本・黒川温泉
ローカーボパクパク日記１０年８月２週
旧盆に台風４号が来た。私は早朝散歩をしていた。週末熊本に行った。
にゃらんも暑い！
熊本・黒川温泉
８月 ９日（月） 久し振りの雨 日中は降ったり止んだり 長崎原爆投下から６５年
朝 ローカーボ家食 低糖こんにゃくとんこつラーメン（ロースハム、茹で卵、もやし、細ネギ）、ゴーヤー
チャンプルー、ヘルシア茶
今朝も涼しいうちに散歩運動しようと、４時１５分に起きた。眠い！家の中も何だか必要以上に暗い気
がする。血圧と血糖値を測り、さて着替えて出かけるかとカーテンを開けたら、バシャバシャ雨が降って
いた・・・・ガッビーン！そ、そんなぁ・・・・散歩ヤメ、運動ヤメ、ヤメヤメだ。今日雨が降るなんて天気予
報で全く触れていなかったじゃんか！ベッドに戻るのも面倒なのでそのまま起きていることにしたのだ。
遅い昼 四谷 「洋食エリーゼ」 大きなハンバーグ 800円、味噌汁 80円
大きなハンバーグでーす
１０時に９月大歌舞伎のチケットをネットで購入（歌舞伎座ゴールド会員だから毎月９日に買えるんだよ
ん）してから写真屋でアメリカの写真のプリントを依頼。一眼レフカメラはシカゴに置いて来たから（く、く、
くっそ～！！！）プリント枚数もたいしたことはない。９月旅行のビザ取得のため、パスポートを郵便局
から書留で送り、そのまま歩いて麹町のエステへ。「夢子さん、足細くなりましたねぇ。夢子さん、肌のツ
ヤ良いですねぇ。夢子さん、また痩せました？」なんて、嬉しいことを連発してくれる。褒め殺し？たっぷ
り骨盤矯正をやって貰ってから「洋食エリーゼ」で遅めのランチ。チョー久し振り。帰りに皮膚科に寄る。
夜 ローカーボ家食 肉豆腐（OGビーフ、焼き豆腐、白滝、玉葱、細ネギ）、もずく酢、おぼろ昆布と梅
干汁、ヘルシア茶
今日で４日連続夕食も家食だ。ま、１日は食べなかったから正確には３日だけど。ローカーボ食になっ
てからは食材も限られるから調理意欲は更に減退し、創意工夫なんぞほとんどしなくなった。「指定食
材を守って、まぁまぁの味ならOK」ということでね。この４ヶ月余り、こうした生活をして来てある傾向に
気付いた。寝る前の血糖値は、家食の方が外食より高いということ。ガッカリだよねぇ。なんで？無酒日
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８月 １０日（火） 曇り 今日も台風４号の影響でちと涼しい
朝 ローカーボ家食 肉豆腐丼（木綿豆腐のアミノライスにかけて）、卵、しじみ汁、無糖ヨーグルト、ヘ
ルシア茶
朝から肉豆腐丼かっこむ
しまった！寝坊しちゃった！って起きたの５時半だよ（笑）。４時１５分に起きるつもりだったから、５時半
でも寝坊は寝坊だ。どれどれ、雨は降っていないかな？とカーテンを開けると、どんより曇ってはいるけ
ど雨は降っていない。それでは散歩行きますか。途中で、アメリカ旅行にご一緒した３人の方への写真
アルバムをドサドサと投函。６時だと朝運動組だけでなく早朝出勤する人が多くなるね。ご苦労さん！
昼のおやつ プロティンゼリー（苺味）、「菓子職人」のジュレドショコラ、紅茶
夜 舟町 「仙水」 付き出し：海老とじょうよ羹ウニソース、もみイカ 900円、（茶豆 8００円）、たらば
蟹といらば蟹の内子塩辛 2400円、（加茂茄子油焼き １０００円）、穴子醤油焼き 1800円、目
鯛西京焼き 1600円、岩牡蠣フライ 1500円、生ビール、麦焼酎 ＠１万２千円
パソコン馬胃男君やプリンターに不具合があるので、Ａ先生に来て貰った。何時に終るかわからない時
のお店は「仙水」がいい。「８時から９時の間になると思うけど・・・」と予約の電話しておいた。ところが、
何と１０分もしないうちにすべて直ってしまい、７時前にお店に行ったからご主人はびっくり。蟹内子塩
辛なんて変わったものがお品書きにあったので、注文するとたらば蟹といらば蟹、赤と黒の塩辛が出て
来た。ふーん、こういうものねぇ。酒のつまみには良いが、ま、１回食べればいいや（笑）。目鯛の西京
焼きと岩牡蠣フライが美味しかった。A先生宅では３週間も職人さんが入って家の修復工事らしいよ。
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８月 １１日（水） 晴れたり曇ったり
朝 ローカーボ家食 粗挽きソーセージと茹で卵ドッグ、味噌汁（もやし、しめじ、豆腐、大葉）、無糖ヨー
グルト、ヘルシア茶
５時起床。今日も早朝散歩に出かける。新宿通りから三栄通りに入り暫らく行くと、私が一番好きだった
喫茶店「野の花」があるハズなのだが、今は別の店の看板に替わっている。先週、「野の花」が閉店し
てしまったことに気がついた時は、ヘナヘナと座り込みそうだった。私の好きな店がどんどん無くなって
しまう・・・・・エーン。歩きながら無性に味噌汁を食べたくなる。グルメシティで豆腐ともやしを買い、帰宅
してたっぷり作った。午前中代々木の整体へ。痩せてどうすると聞かれて、モデルになるかなと答える。
昼 銀座・ニューメルサ 「銀座古川」 ハンバーグセット（サラダ付き） 2300円、持参のふすまパン
整体を終えて、そのまま銀座へ。カレーとシチューの店で、ドーナツ型のドライピラフに大きな海老フラ
イを２本立てた「海老フライとドライピラフクリームカレー添え」（2600円）という料理で知られる「銀座古
川」に行く。ニューメルサの７階にある。客の多くはその海老のシンクロナイミナイズドスイミングみたい
な料理を食べていたが、魚介類のクリームシチュー（2400円）の女性も。今週の土曜日１４日の「アドマ
チック天国」にこの魚介類のクリームシチューが登場すると、嬉しそうな手書きの張り出しがあった。１０
分程待たされて出て来た皿を見てびっくり。「あのー、これがハンバーグなんでしょうか・・・・」とつい質
問してしまう。ニンジン、ポテト、ブロッコリー、カリフラワーなどが小さなハンバーグを取り囲んでいたが
私はハンバーグだけで良いのだ。もっと大きい方が良いのだ。高くてたいして美味しくないと思うのだ。
夜 銀座 「小湘亭」 付き出し、しらす豆腐 980円、みやじ豚チャーシュー 980円、刺し身盛り合わ
せ（歯カツオ・鯒・真イワシ・蛸・生しらす）、生ビール 7００円、芋焼酎「富乃宝山」 ７５０円、麦焼
酎「中々」 750円 ＠５５４０円
もう眠くて眠くて・・・
歌舞伎座が健在だった頃、８月は納涼歌舞伎で中村勘三郎一座が長い間興行した。フツーは昼の部、
夜の部の一日二部制であるが、８月に限って１部、Ⅱ部、Ⅲ部の三部制興行だった。今年５月から主要
劇場は新橋演舞場に移ったが、演舞場の８月はその三部制だけ残した花形歌舞伎である。今日はⅡ
部とⅢ部をぶっつづけで観るのだよ。午後２時２０分からのⅡ部は、若手というより中堅役者の部で出
し物は「暗闇の丑松」、「京鹿子娘道成寺」。「暗闇の丑松」は長谷川伸作の新歌舞伎だが、丑松を演じ
た橋之助は憧れの役なのだそうで。私はこの芝居暗くて好きじゃあない。４年前幸四郎が丑松を演った
時なぞ、私まで数日塞ぎこみたくなった。しかし橋之助は明るいキャラだから何だかチグハグな感じだ。
福助の「京鹿子娘道成寺」は、海老蔵が最後に押し戻し。成田屋の芸ね。午後６時からのⅢ部は最前
列のど真ん中の席に移る。夏に相応しく「東海道四谷怪談」の通し狂言。お岩さんと言えば勘三郎の当
り芸になって来たが、今月は長男の勘太郎。出産まもない新妻をイタブル悪男伊右衛門は新婚間もな
い海老蔵。勘太郎は父親のお岩を長年観て来たせいか、丁寧に丁寧に演じて好感が持てる。しかし、
連日の早起きと暗い舞台、正視したくないお岩さんの顔が目の前にあるので、つい目を瞑る。ついその
まま目を瞑っている・・・・ということで、ほとんど寝ているのだった。ゴメン。宅悦の市蔵が好演していた。
帰りは「小湘亭」に寄って遅い夕食。生しらすと豆腐を和えたしらす豆腐が美味しかった。あぁ眠いぞ！
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８月 １２日（木） 曇ったり降ったり 台風４号秋田に上陸 日航機ジャンボ墜落事故から２５年
朝 ローカーボ家食 卵入り味噌雑炊、無糖ヨーグルト
運動しなくても旨い！
６時半起床。遅いでしょ？「早朝散歩には行かん。なるべく遅くまで寝ていよう」と昨夜固く決心して寝た
のだ。早寝早起きは良い習慣だと思うが、歌舞伎の夜の部で起きていられないってのはマズイだろう。
盛大に欠伸しても、目は開けておれよ。それには一日休養するってのも大事かもしれない。今日は早
朝散歩休もう、ということだ。今日は日航ジャンボ機が墜落してから２５年になる。数日前から暴れてい
る台風４号がどこかに上陸すると言っている。朝食は味噌雑炊。シャワーを浴びさて歌舞伎に行くか。
遅い昼 銀座 「銀座ライオン本店」 ドイツ風ハンバーグ（ドリンクバー付き） 980円、持参のふすま
パン
天気は荒れている
昨日に続き、新橋演舞場で八月花形歌舞伎のⅠ部を観る。今日も最前列の１８番だ。演目は「義経千
本桜」の鳥居前、道行初音旅、川連法眼館で、６月の海老蔵による訪欧凱旋公演なのだそうだ。義経
に勘太郎、静御前に七之助、佐藤忠信と源九郎狐はもちろん海老蔵。いわゆる「四の切」と呼ばれる
川連法眼館は、市川猿之助の澤潟屋型と、尾上菊五郎の音羽屋型がある。前者の澤潟屋型が派手で
ケレン味たっぷりなのに対し、後者は地味でしっとりと見せる。どっちが面白いか？それは断然澤潟屋
型！早変わりあり、アクロバティックな動きあり、宙乗りありだもの、寝てなんかいられない。海老蔵は、
数年前猿之助に教えを乞い（エライ！）、澤潟屋型で佐藤忠信と源九郎狐を演じているのだよ。花道奥
から「出があるよ！」と掛け声がかかってからは、あれよあれよの展開で本当に楽しい。海老蔵と豪華
絢爛な披露宴（私はアメリカに行っていて見なかったけど）を挙げた小林真央さんが義母さんと演舞場
に挨拶に来られていた。ホンモノは実に小顔！で、きれいだ。雨と風の激しい中、「ライオン」まで歩く。
午後のお茶 銀座７丁目 「にゃらんカフェ」 紅茶（大） 380円
銀座に季節限定の「にゃらんカフェ」登場！ にゃらんのポートレートが溢れていたのだニャン
「銀座ライオン」でランチを食べ終えたら、もう３時になるところだった。存外量がたっぷりで、今晩のご
馳走までお腹が空くかちと心配。それでは、期間限定の「にゃらんカフェ」にでも行きましょうかね。いつ
もは「R２５カフェ」なのだが、夏の今だけ猫のにゃらん一色になっている。可愛いなぁ、にゃらん！美猫
とは決して言えないが、何とも愛嬌がある演技猫なのである。「にゃらんカフェ」は８月１７日までです。
夜 荒木町 「ます味」 お任せコース（前菜盛り合わせ：さざえ・穴子肝煮・鮎・鯛の昆布〆・トマトほう
づき、穴子の薄造りとイサキ・イカ刺身、生ウニの柳川風鍋、穴子の白焼き、穴子と鮑と海老 ほう
れん草添え、白滝の冷や汁、デザート：メロン・さくらんぼ・牛乳羹 ＠１万３千円
このデザート食べちゃった！キャッ
コンビニで慌てて買った傘が役に立って、四谷三丁目の駅から傘を差して帰宅した。うーん、未だ腹が
空かん、困った。でも約束の６時半に「ます味」へ。間もなくオジョーの到着した。数軒のお店に例の「食
べられない食材表」を配っているのだが、「ます味」のお主人はカンペキに守った料理を作って下さった。
「お手数おかけしますねぇ」とお詫びすると、「こうゆう限られた食材で挑戦するのは料理人冥利に尽き
ます」って。久し振りの穴子料理の数々。穴子の肝煮、薄造り、白焼き・・・改めて美味しいなぁとカンド
ーする。最後に白滝で作った冷や汁登場。オジョーは素麺だった。ではデザート禁を破っちゃうかなぁ。
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８月 １３日（金） 台風一過ではなく、曇り
朝 ローカーボ家食 茹で卵のタルタル、粗挽きソーセージ、ふすまバンズパン、味噌汁（もやし、しめ
じ、えのき茸、豆腐）、無糖ヨーグルト
血糖値が低いと嬉しい！
5時15分起床。昨夜、今朝と血糖値はえらく低い。ヨシヨシ。このところずっと夜中に足が攣って安眠で
きなかったのだが、先週土曜日O本先生の治療後は全く攣らない。攣りそうで攣らない。これが有りが
たい。5時40分早朝散歩に出かけ、四谷駅・市ヶ谷駅・曙橋駅・四谷三丁目駅一周コース50分5300
歩の散歩であった。一昨日に続き、グルメシティで買い物して6時半過ぎ帰宅。たっぷり味噌汁作る。
昼 舟町 「みつ竹」 サービスランチ（鶏と豆腐、サラダ、味噌汁） 700円、持参のふすまパン
旨くもないが不味くもない
N原先生の治療院（チョー珍しいことにN原先生の治療だった！）に行き、「みつ竹」でランチを摂る。
帰宅してから、８月１週のパクパク日記をアップして、これでアメリカ旅行のケリがついた。思い出せば、
去年の今頃はアフリカを旅していた。アフリカ南部の１１ヶ国を約３週間で旅するという結構過酷な旅で
あったが、１０人の参加者の中にとんでもないオッサンがいて参加者と添乗員を悩ませた。私が旅先で
会った大勢の中でもサイテーの人だった。しかし、このところスイスの氷河特急の脱線事故を皮切りに
アメリカ・ユタ州、UAEのアブダビで相次いで日本人旅行客が死亡事故に遭っている。精神的にはタイ
ヘン不愉快な体験をしたアフリカ大旅行だったが、無事に帰って来たのだから幸運だったのだな、と。
夜 舟町 「おちあい」 お任せ（子持ち昆布、刺し身盛り合わせ、焼き鳥３本、銀鱈西京焼き、ごぼう天
とイカ天、芋鍋）、ビール、焼酎 ＠４５００円
A先生と「おちあい」に飲みに行く。９月に夏休みを取るつもりの彼は普通に出社しているのだが、殆ど
の人が休んでいて、電話もメールも打ち合わせも少ないからサクサクと仕事が進んで早仕舞い出来た
のだそうだ。店のテレビは甲子園の試合中継を映していている。A先生の母校は早実で、ハンカチ王
子の斎藤選手の優勝以来４年ぶりに代表出場しているとあって、店のご主人を交えて３人で甲子園話
に盛り上がる。え？明日早起きしてマキちゃんと日帰りで応援に行くの？第３試合は去年の優勝校、中
京大中京と対戦するのかぁ、ちょっと歩が悪いかしら。それじゃあ、早く帰って明日に備えなくっちゃね。
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８月 １４日（土） 曇り
朝 ローカーボ家食 味噌雑炊（木綿豆腐のアミノライス、卵入り）、もずく酢、無糖ヨーグルト
猫との出会いが楽しい散歩
５時４０分早朝散歩に出かけ４５分後帰宅。見かけた猫は６匹、うち撮影させてくれた猫は４匹。今日か
ら乾燥したマタタビの枝を持っていたが出さずに終る。あの猫達も今日で３日連続私を見ているから緊
張が少しほぐれたのかもしれない。今日は雲が多いどんよりした天気のようだ。帰宅して雑炊を作る。
昼 ローカーボ家食 タルタル卵と粗挽きソーセージドッグ、わかめスープ、「菓子職人」のフォンダンチ
ョコレート、紅茶、黒烏龍茶
甲子園児はどうして熱中症にならんのか・・・
甲子園にA先生夫妻が応援に行ったかどうかは知らないが、午後２時に始まった早稲田実業と中京大
中京の試合は１回表から早実の打線が爆発して７点先取！意外な展開。その後も得点を続けて、終わ
ってみれば２１対６。昨年優勝校の思わぬ大敗にビックリ。甲子園に行ったA先生夫妻から写メ届く。
夜 四谷３丁目 ろばた焼き「喜怒哀楽」 冷奴 450円、エイのひれ焼き 550円、ホタルイカの沖漬け
450円、鶏の軟骨つくね焼き 780円、鰯焼き 680円、生ビール中 580円、麦焼酎「黒閻魔」
600円×２杯 ＠4750円
鰯が旨いぞ！
明日から旅行だから冷蔵庫には食材を残したくない。よって今夜もどこかで飲んで食べてしまおう。どこ
がいいか・・・今週は荒木町飯が続いているし・・・そうだ！あの炉辺焼きの店にしよう。あそこは長らくフ
ィリピンパブがあった場所だそうだが、昔流行った炉辺焼きを再現していて懐かしいのだ。鰯が新鮮で
旨い。鶏の軟骨つくね焼きが馬鹿でかくてお腹一杯になった。帰宅して「アドマチック天国」。銀座お買
い物特集だったが、始まってすぐウトウトしてしまい、ほとんど覚えていないのだった。明日も早起きだ。
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８月 １５日（日） 東京は晴れ 熊本は曇ったり晴れたり一時雨 ６５回目の終戦記念日
朝 ローカーボ家食 低糖こんにゃくとんこつラーメン（茹で卵２個、もやし、茗荷、大葉）、無糖ヨーグル
ト、黒烏龍茶
瀬戸内海が美しい！
５時起床。今日は旅行に行くので早朝散歩は無し。早速旅に持っていくパンを焼く。７食分ね。茹で卵２
個入れたこんにゃくラーメンを食べて大汗かいたところでシャワーを浴び、髪を洗う。７時半タクシーに
乗ったら、東京の町はガラガラで１５分で浜松町に到着した。９時頃到着予定と一緒に旅する「不美子
の会」のメンバーには伝えていたが、８時10分には羽田空港にいた。熊本行きに乗る。廃止されたと
思っていた飲み物サービスがあった。スープを頼んだらエラク不味かった。ビックリしてよく見回したら、
ANAじゃない。スカイネットアジア航空でANAとコードシェア運航しているんだって。九州線専門ね。
昼 熊本・南阿蘇村 火の山温泉どんどこ湯レストラン ステーキ上定食 1580円、持参のふすまパ
ンと茹で卵
飛行機はちょっと遅れて１１時半熊本空港着。トヨタレンタリースでレンタカーを借りる。カローラを希望
したらレクサスになり、初めて乗車する大S子さんは緊張気味だよ。さぁ出発！道路は渋滞していた。
南阿蘇村にある「Ａｒｄｅｎ Hotel」に隣接するどんどこ湯は西日本最大級の規模を誇る温泉だそうで、
レストランでは自慢の肉料理を食べることが出来る。温泉入浴料＋料理の食券がお得、ということでそ
れを買ったハズが、私だけ料理オンリーの食券を買っちまった。入浴料だけだと600円するので温泉
はパスして私は甲子園の試合を見ながらマッサージチェアに座っていた。料理の方だが、セルフサービ
スの上、サラダバーがえらくチープ。でも肉が柔らかくて美味しかった。温泉はとにかく広かったそうだ。
大観望からの眺め 雲が邪魔だ！ 黒川温泉、今日の人気の始まりはここ「新明館」から
露天風呂巡りは１軒だけ 立ち湯がある「いこい旅館」に行った
午後は大観望に向かって車を走らせる。阿蘇山の外輪山や久住高原あたりは、私が日本で一番好き
な場所である。しかし、残念なことに今日は雨雲がいつもどこかにあって、大観望からの景色も周囲の
山々がくっきり見えずいまいち。それじゃあ、と瀬の本高原のあざみ台展望台に行ってみたが、やっぱ
り雲がね邪魔して。そうは言っても、ここは雄大で素晴らしい！ここから黒川温泉まではすぐ。今夜の
宿「山の宿 新明館」にチェクインしてから「いこい旅館」へ。立ち湯に入ってゆらゆらと温泉を楽しむ。
夜 熊本・黒川温泉 「山の宿 新明館」 ローカーボ夕食コース（馬肉刺し身、こんにゃく刺し身、吸い
物、子持ち鮎焼き、ステーキと生野菜、高野豆腐ときのこの煮物、唐辛子とえのき茸天ぷら、鮭鍋、
ビール、焼酎
旅行雑誌の人気ランキングで１位になったり、向こう数ヶ月全旅館が満室という時期もあったりと、黒川
温泉が大人気となったのは、「新明館」のご主人が３年かけて洞窟風呂を掘ったことが発端である。旅
館組合に加盟する二十数軒の旅館すべてが魅力的な露天風呂を持ち、お互いの客に開放（もちろん
有料です！）したことが、秘湯ブームと相俟って、山深い小さな温泉街が全国ブランドとして注目される
ことになった。「いこい旅館」から帰ってからは、「新明館」の内湯と洞窟風呂に入る。洞窟風呂は、宿泊
客だけではなく他の宿からもやって来るから大混雑だ。夕食は部屋食。予約した大手旅行会社を通じ
て例の「食べられない表」はファックスしてある。私用料理は別に作って頂いてお手間をおかけしたのだ
が、残念なことに味が無い！！何で？素朴だが、料理の数は多いのだった。焼酎ボトルが2400円！
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【今週の振り返り
Yさんのご実家は秋田市にあった。当時所属していた会社の十周年記念誌に、Yさんの人物評を３ペ
ージに渡って掲載することになり、子供時代、学生時代のエピソードを私が取材することになった。企業
や学校の創立者とか、中興の祖とか、誰しもが見上げるそうゆう人でもないし、しかも現役のYさんを３
ページも使って紹介するのは異例のことである。しかし、Yさんは３ページでは到底語り尽くせない程の
人物なのであった。
ご実家でYさんのご両親からお話を聞きたいと、ゴールデンウィークを利用して飛行機で秋田に向かっ
た。当然満面笑みのYさんが同行した。Y家に到着すると、ご挨拶もそこそこに、迎えに来たタクシー
に乗せられた。助手席に乗ったお母さんに「これから、どこに行くのですか？」と質問すると、振り返って
「行ぐよ」。「ですからどこに行くのですか？」と私は執拗に聞く。「行ぐよ」。着いたのは、「いくよ」という
立派な料亭であった。
百畳はあろうかと思うだだっ広い座敷の真ん中に４席食事の用意がされていた。お母さんの妹さんの
叔母さんも同席された。ビールで乾杯して暫らくは歓談。私がマイクロテープレコーダーを取り出して畳
の上に置いた途端、お母さんと叔母さんの口が貝のように固くなった。「K彦さんは、どんなお子さまだ
ったんですか？いたずらっ子でしたか？」「うんにゃ・・・・こんどもはみんないんたずらだ・・・・・・」。あと
は黙々と食べるばかり。Yさんは夢中で料理にむしゃぶりついている。そんなやり取りが何度か続き、
今日の取材はダメだな、と私が諦めた頃だった。お母さんが、膝をハタと打ち、「そだ、ごんなごとがあ
っだ・・・・・」と話し出す思い出話がとんでもない話ばかりで。叔母さんは隣で、「あっだ、あっだ、そんな
ごとあっだ」と相槌を打つ。
中学校時代、少年雑誌の後ろの広告に出ていた血統書付きの伝書鳩がどうしても欲しくなり、当時ご
両親が営んでいた青果店の天井からぶる下がっているザルから現金をクスネたK彦少年。夜になる
のを待って夜汽車に乗り、東京を目指す。朝方上野駅に着く。初めて来た東京にキョロキョロおどおど
していたら、上野駅構内で早くも警察の指導係りに掴まってしまう。あの頃は、家出少年少女対策でそ
うゆう人がいたのだ。「ボク、どこから来たのかな？」、「あぎだ」、「ちょっとこっちにいらっしゃい」。Ｙ少
年の家出冒険旅行は、東京の地を踏んで数分で終わってしまった。秋田から迎えに来たＹさんのお父
さんは、「せっがぐだがら、東京見物さしていぐか？」と息子と遊んで帰ったそうな。
まぁこんな可愛いらしい悪戯なら良いのだが、「そだ、ごんなごとがあっだ・・・・・」シリーズには大事件も
あって。秋田高校時代日本海の砂浜で遊んでいた。砂浜を掘ったら戦時中埋められた手榴弾の不発
弾が爆発し、Ｙ少年は一時目が見えなくなって入院。秋田県庁、自衛隊、警察、マスコミは大騒ぎ。不
発弾を放置した責任問題と、将来有望な高校生が失明の危機だと騒ぎは大きくなった。実は目はすぐ
見えるようになったのだが、周囲が大騒ぎする中で、「もう治りました！」と言うのがもったいなくて、ずっ
と見えないフリをしていたというのだ。治っていないことにして高校もずっとズルして休み、登校するよう
になってからも、キライな授業になると「先生、あだまさイダイ」と早退する。周囲は腫れモノに触るよう
にＹ少年に優しく接してくれ、「人生最良の時」だったそうで・・・。
この後も、お母さんは膝をハタと打って思い出話を語り続け、叔母さんは「あっだ、あっだ」を繰り返し、
Ｙさんは食べて飲み続け、私は笑い転げ続けて、「いくよ」の夜は更けて行ったのだ。
私も人後に落ちないと自負はあるのだが、食べ物に対しての意地汚さでは、Ｙさんには歯が立たなかっ
た。何せYさんは、子供時代から仏壇に供えられた菓子箱の裏に穴を開け、包みを開けることなくすべ
ての菓子を食べてしまうような知能犯でもあった。名古屋から転勤して来たＹさんと一緒に仕事をするこ
とになった。その夜、ご挨拶代わりに私はＹさんを鮨屋に誘った。それぞれが注文した刺し身がカウンタ
ーに並べられる。Ｙさんは自分の刺し身をさっさと食べ終わると、「頂戴」でも「貰っていい？」でもなく、
当然のように私の刺し身を食べ始める。それは握り鮨になっても同じで、当たり前のように私が頼んだ
鮨も食べてしまうのだ。何ちゅう失礼なヤツだ！と私の腹は煮えくり返った。彼は目に入るものはすべ
て自分が食べるものと思っている節があった。だから、職場で鍋をつつこうとゆうことになると、鍋に入
れた食材が煮えるまで談笑なんぞしているととんでもないことになる。密かに蓋を開け、生煮えのうち
にＹさんは全部食べてしまうのだ。いつも皆泣いた。
会社を辞めてご自分で事業を始められてから、Ｙさんは咽喉癌になった。咽喉を切除することになった
時もＹさんは、「一生食べられるなら、声なんか失ってもいいよ」とアッサリと手術を承諾した。手術をす
るまで、毎日のように病院を抜け出しては昔の部下と一緒に美味しいものを食べに出歩いていた。
８月４日亡くなったＹさんは、そんな人だった。アメリカから帰国した日、Ｙさんの葬儀は終ってしまい、最
後のお別れが出来なかった。唯一のご遺族のお嬢さんは、Ｙさんのそんな面白い横顔を余りご存知な
いらしい。Yさんと一緒に仕事をした大勢の人が集まって、「Yさんはこんに楽しい人だった、こんなに
愉快な人だった、こんなにたくさんの人に愛された人だった」とお嬢さんに語ってあげたい。天国食堂で
もモリモリ食べているに違いないYさん、ご冥福を祈っていますよー！食べ過ぎないでねー！
ボクもYさんに会ってみたかったニャア
＊ アメリカの旅は ７月 ５週、 ８月 １週 をご覧ください。