パクパク日記11年6月3週

       長いおつき合いの方のご葬儀、芝居、宴会、芝居、そして治療の旅行・・・

    山形の紅花 「てっぱん」の一場面

6月 13日(月) 降ったり止んだり

朝 家食 鶏唐揚げ、プチトマト、ベビーリーフ、味噌汁、ふすまパン、低糖ヨーグルト

  

帰国してからようやくちゃんと眠った。昨夜12時前に寝たのが熟睡出来た勝因のようだ。留守中の録

画を、23時と夜中まで観ていて寝不足になっていた。今朝も野菜と豆腐たっぷりの味噌汁を作る。

昼 恵比寿アトレ 「マトリョーシュカ」 お奨めランチ(ボルシチ、鳩麦サラダ、ポークソティドミグラスソ

ース、アイスコーヒー)、持参のふすまパン 1180

  

恵比寿に行くと、この店(たまに「つばめグルリ」で)でランチをして、書店で本や雑誌を買い、アトレに入

っている専門店を軽〜く冷かして歩くのが習慣になった。それだったらとアトレカードを作ったのだが、

ポイントが結構溜まった。お財布に溢れているあっちこっちのポイントカード。これどうするんでしょね。

夜 荒木町 「羅無櫓」 付き出し3点:ゴーヤの塩もみ・もやし・チキン、枝豆、煮卵、長崎のあご、ポテ

トサラダ、豆ふよう、めんたいこ、五島うどん、生ビール×2杯、兼八ロック×3杯、芋焼酎千代香 

数杯@8800

  

  

  

帰宅してから準備をして中野区までお通夜に出かける。お尋ねするのは随分久し振りで、よく考えてみ

れば四谷3丁目に引っ越してからは初となる。早稲田に住んでいた頃はいつも新目白通りを通ってタク

シーで行き来した。今日もあの頃と同じ道を通って行こう・・・・はて、このヘンだったか。確かに見覚え

があるような・・・。都営の大きなマンション1階集会室が通夜会場だった。神式だから焼香の代わりに

榊を捧げて二礼二忍手(音を立てないよう手を打つ)一礼。どうも勝手が違って・・・。今夜は自宅に客

があるので失礼してまたタクシーで帰宅。先週から困っていたキヤノン一眼レフカメラのパソコン取り込

みを午後8時前に来てくれたA先生に解決して貰う。ほっ。これでボツワナ編を作ることが出来る。さて

それでは夕食に行きますか。A先生は初めての「羅無櫓」へ。2人とも空腹で、あれもこれもと随分たく

さん食べた。最後は禁断の五島うどんまで!知らないからね。千代香(じょか)でお湯割りをグビグビ。 

                    __________________

6月 14日(火) 曇り 夕方パラパラと降る

朝 家食 ふすまパンの卵ロール、味噌汁、りんご

    朝はやっぱり腹が空く

昨夜ビールや焼酎をガブガブ飲んであれだけ食べ、も、朝になるとちゃんとお腹が空く。現役でバリバ

リ働いていた頃は、毎日が二日酔いで朝ご飯なんぞ食べる気持ちも習慣も無かった。それこそ、朝食

はハイライト4、5本で。仕事を止めたら空腹になるって不思議。今日12時から告別式。タクシーに乗っ

て場所を告げると、全く別のコースで中野哲学堂に向かった。ご遺族の要望で遺族席に座ることになっ

たが、神告別式で要領がわからず戸惑う。見よう見真似で。亡くなったY村さん喜んでおられるかも。

昼 曙町 「天ぷら荘司」 ランチ(ヤリイカ刺し身、チキンカツ、ジュンサイ、漬け物、ご飯、わらび餅) 

1000円、持参のふすまパン

  

    これで1000円!

火葬場に行かれるY村さんをお見送りする。さようなら、ありがとうございます。Y村さんと70年近く友

人だったというK村さんとY村さんの思い出話をした。帰宅途中で「天ぷら荘司」に寄ってランチ。もう

暖簾は無くランチサービスは終わっていたのに無理やり押しかけた。ゴメン。ふすまパンは持って行っ

たが、ご飯もちょっと器によそって貰う。以前は「ご飯要りません!」「パンは要りません!」ってどこの

店でも言っていたのに。イカ刺し身にチキンカツ、それにデザートもついて相変らずコストパーがいい!

夜 渋谷 「魚山亭」 付き出し、椎茸挟み揚げ 550円、新生姜たまり漬け 500円、イカげそ塩焼き

 750円、油津コロッケ 650円、ぼんじり焼き 700円、地鶏手羽ばら焼き 550円、とうもろこし天 

750円×2、まぐろかま焼き 1000円、冷汁セット×2 750円、生ビール、麦焼酎「中々」 650

×3 (3人で) @5060円

  

  

  

6時半からシアターコクーンでコクーン歌舞伎「盟三五大切」を観る。鶴屋南北作の人気狂言で、大歌

舞伎でも度々上演される。ドロドロした話で、私はあまり好きではない。しかし、今回のこれはタダモノで

はない。中村勘三郎を病気で欠いているが、橋之助以下役者の皆さんが全力投球で素晴らしい舞台

を見せた。通奏低音のように流れるクラッシック音楽とチェロの生演奏。パッと場面が変わると田中傳

左衛門さん以下お囃子連中が賑やかに盛り立てる。美術と演出はもちろん串田和美氏。串田さん最近

NHK連ドラ「おひさま」で蕎麦屋の主人役に出演して樋口可南子と味のある夫婦を演じている。残

忍な展開なのに、夢と現(うつつ)が融合したような不思議な世界、それは主人公・源五兵衛(橋之助)

の意識と同じようなものを観客が味わえるのだ。これはもう歌舞伎じゃあない、串田ワールドである。座

長役の橋之助がいい。コクーン初出演の菊之助の小万が哀しい程美しい。八右衛門を演じた国生(橋

之助長男)は高校生の若さでちょっとツライ。淡路屋こと笹野高史と亀蔵がいい味を出していた。10

前、隣席でカンドーしていたマキコと劇場近所の「魚山亭」へ。待っていたA先生と合流した。去年この

店でとうもろこし天を食べて余りの旨さに脳天割られた。何度も来た。来年(今のことね)が待ち遠しか

った。あれ?でもあれほど待っていた割には・・・。でもま、宮崎料理もいいよね。〆はもちろん冷汁で。

                     __________________

6月 15日(水) 曇り

朝 家食 アミノライスの味噌雑炊、「魚山亭」のとうもろこし天、小岩井農場贅沢生クリームヨーグルト

    ゼータクヨーグルト

昨夜遅く食事した「魚山亭」でお目当てのとうもろこし天を2皿注文した。マキコはたくさん食べないから

当然残る。そこで「とうもろこし天オミヤにしてくださーい!」と貰って来た。雑炊と一緒に温めて食べた。

昼 新宿 「新宿宮崎館」 チキン南蛮定食 700円、持参のふすまパン

    宮崎が続いている

午前中は代々木の整体。午後1時半に治療を終えて、遅いランチはどこで・・・と迷って歩いているうち

に思い出した。「そうだ、南口に宮崎県のアンテナショップがあったな。あそこでチキン南蛮を食べよ

う!」。昨夜A先生&マキコと宮崎料理を食べている時、九州郷土料理と鶏肉のに話になった。「各県

鶏自慢しているけど、私が好きなのは大分のとり天と宮崎のチキン南蛮だな」なんてね。アンテナショッ

プなら不味いことは無かろうと入ってみた。ご飯もふた口ほど頂こうか。結果はまぁまぁってところかな。

夜―1 銀座 「若旦那 龍馬亭」 飲み放題室戸岬コース:冷やし茶碗蒸し、野菜サラダ、カツオのた

たき、穴子天、親子せいろ、(ほうとう)、飲み放題:生ビール、麦焼酎(ダブル) 3杯 @4500

 ほうとう誰か食べて!

345分から新橋の美容院。ナゼそんなに時間を刻むかと言えば、ここでカット&カラー&念入り肩揉

みでほぼ2時間かかり、夜の宴会場所まで約10分見ているから。ヨミ通り545分に終了して銀座

7丁目方面に歩く。昔働いていた街だ。と言っても「オミズ関係」では無いが。銀座も変わった。会場の

「若旦那 龍馬亭」はすぐ見つかった。もし見つからなくて誰かに場所を聞くことになったらヤバイなぁと

思っていた。「若旦那 龍馬亭はどこですか?」なんて恥かしくて聞けんぜよ。連句の「マンボウ会」宴

会である。残念ながら水干だけ都合が悪く欠席。酔猿は宴会・旅行欠席していたから2年ぶりか?幹

事の雅房は成田から秩父に転勤になったそうだ。宗匠は相変らずお元気!気になるのは森林が現わ

れないことだ。携帯に電話しても通じないし・・・。彼は8ヶ月前大病したから心配だ。新潟出張帰りだと

1時間遅れで登場した時は全員安堵。ナニ?体重16`減に?元気そうだし、良かった、良かった!!

夜―2 銀座 「パセラリゾーツ銀座店」 麦焼酎ロック 4杯 @4500

  

今回は珍しく宗匠から事前に「カラオケ行こうか」と提案があった。カラオケ大好きの雅房は張り切って

会場を探していた。「パセラリゾーツ銀座店」。食事しながらのカラオケ宴会やっている大グループがい

た。飲み物の注文も全部機械仕掛けなんだね。雅房は「ゴッドファーザー」をテノールで熱唱した。酔猿

は「おそうじオバちゃん」を歌って「今日一!」と褒められた。宗匠は「上海帰りのリル」や「白い花が咲く

頃」を歌われて若いところを見せた。森林は長谷川キヨシの「別れのサンバ」を歌ってあの頃を彷彿さ

せた。私は美空ひばりの「愛燦々」や玉置浩二の「メロディ」などを歌った。最後は森林とデュエットも!

夜―3 荒木町 「よつやこくている」 野菜炒め、鶏唐揚げ、生ビール(小)、麦焼酎

    深夜の〆は旨い!

銀座のど真中で4,5時間2軒も楽しんだのに、その料金が合計9000円!雅房ちゃん、名幹事だった

ね。皆さんと別れて四谷3丁目。あれれー、お腹空いたわぁ。「よつやこくている」でちょっと腹ごしらえ。

                    _________________

6月 16日(木) 曇り ときどきパラパラ雨が降る   九州で大雨が続いている

朝 無し!

昼 四谷三丁目 「サイゼリア」 ディノボラ風ハンバーグランチセット 900円、ミネストローネ 149円、

クリームコーヒーゼリー 299

  

カラオケというのは歌った日より帰ってからの方が歌う回数が多いような気がする。自分が歌った中で

たぶん一番気に入って歌が繰り返し頭をよぎる。そして歌っている。「サイゼリア」でハンバーグを待ち

ながら♪メロディ〜 待〜ちながら〜♪とか、交差点で信号待ちしながら、♪あの頃は〜何も無くて〜。

夜−1 新国立劇場中劇場にて 持参した弁当(ふすまパンの卵メンチカツバーグ、お茶)

  

 舞台は(架空の)羽前平畠藩の紅屋    パンフレット表紙イラストはささめやゆきさん   ロビーにはたくさんの山形PR

6時半から新国立劇場中劇場にて井上ひさし作栗山民也演出の「雨」を観る。井上戯曲としては初期

の作品で、オーストラリアに数ヶ月滞在した35年前書き上げられた。これまで木村光一演出で26年間

8演482ステージ上演を重ねて来た。他人になりすまして大金を手に入れようとする徳を市川亀治郎、

なりすました人物の妻おたかに永作博美が演じる。会場のロビーで持参したふすまパンバーガーを手

早くパクついて芝居を観る。江戸で金物拾い徳の頃、亀治郎はいかにもカツゼツのいい歌舞伎役者が

演じているようであったが、羽前平畠藩の紅屋喜左衛門になりすまし、必死で羽前平畠藩の方言(実

は井上弁)を体得していくあたりからどんどん「素の役者」に変わって行った。これまでも演劇やミュージ

カルを演じた歌舞伎役者はかなりいるが、表現者としての亀治郎の新境地を見た思いであった。過去

「雨」公演で徳役は名古屋章(5回)と辻萬長(3回)が演じ、おたか役は、木の実ナナ、有馬稲子、江波

杏子、三田和代が演じたそうだ。20分休憩を含め3時間半。息を詰めて、舞台に集中した時間だった。

夜―2 荒木町 「よつやこくている」 オイルサーディン 750円、ポテトサラダ 480円、生ビール

      (中)、麦焼酎 @2240

  

芝居がはねて新国立劇場を出ると、まさに外は「雨」。タクシーで四谷三丁目に向かう。今日も小腹が

空いたので、2晩続けての「よつやこくている」。お気に入りの野菜炒めと鶏唐揚げは昨夜食べたから、

別のものをね。「雨」の主人公徳は台詞が多い。半分以上山形弁によく似た方言。それをモノにするの

は大変な作業に違いない。演じた亀治郎は芝居の稽古期間、明治座の午前の部で「義経千本桜川連

法眼館」で主役忠信と源九郎狐を演じていた。歌舞伎舞台を下りて午後「雨」の稽古をしていたと聞く。

作者井上ひさし氏を穏やかな方と思い込んでいたのは私の勝手であるが、先日同氏が家庭内暴力で

ある時期ご家族を大変困らせておられたという文章を読んで非常に驚いた。今でもなかなか信じられ

ないのだ。勘定をしたところで携帯メールが。大S子さん新国立劇場で「雨」を観ていた?ギョエッ!

                      ________________

6月 17日(金) 東京は雨 広島は曇り

朝 家食 低糖とんこつこんにゃくラーメン(鶏唐揚げ、茹で卵、もやし)、ヨーグルト、りんご

    久々のこんにゃくラーメン

昨夜の酒が少な過ぎたのか1時にはベッドに入ったものの寝付けない。結局4時頃寝たらしいが、6時

半にいは起きた。全く酒を飲まなくても眠れるのに、小量の酒を飲むと時々そんなことがあるのだ。今

日午後から広島尾道に行くことになっている。数回分のふすまパンを焼き、23日の旅準備をする。

昼 浜松町 「PALATIN スープとサラダセット 390円、ハンバーグ&クリーミーカニコロッケ 1400

円、持参のふすまパン

  

長い間辛いモノを食べていないなぁ。11時半タクシーで浜松町に向かう時、悪い心が動いた。浜松町

の「PALATIN」で激辛のスマトラカレーを注文しようか、ご飯はちょっとだけ食べて。しかし、自制した。

ハンバーグ&クリーミーカニコロッケが食べたくなって・・・。ライスやパン無しで、この組合せで1800

近くって高いと思いません?モノレールがポイント故障でJRや京急に振り替え輸送を行っているとアナ

ウンスがあった。チェッ!そんなことしていたら乗り遅れるぞ。え?たった今回復した?私は運が強い。

夜 尾道ふれあいの里「四季彩館」 夕食セット、枝豆 300円、冷奴 300円、生ビール 550円、

麦焼酎ボトル 3300

  

  

広島空港着。奥深い山の中の空港で広島市まで車で小1時間もかかるほどエラク不便な立地である。

以前は現在広島西空港と呼ばれる空港を使用していたが、この空港が完成して広島空港はいきなりエ

ラク不便な空港になってしまった。広島市内の中国支社に出張で訪れる際はいつも飛行機だったが、

この空港の余りの遠さに嫌気がさして1度切りで止め、以来新幹線に切り換えた。タクシーの運転手さ

んに聞く。「霧出やすいこんな山の中によく空港建設の許可が下りましたね」「え〜っとぉ、霧出ますかと

か聞かれたら全然出ませんとか言うわけよ。いいことだけ書いた資料作って出してしまうわけよ」・・・・

言葉が無い。尾道ふれあいの里にチェックイン。早速プラズマ温泉に浸かる。今日は夕食食べて寝る

しか予定無し。あぁ極楽、極楽。この宿1泊2食7500円とチョーお得料金だが、60歳以上は更に安くな

って6450円。しかも「炭水化物抜きでね」という要望にも特別メニューで応えてくれる。2泊するなら焼

酎ボトル取ってもいいな。ついでにつまみも枝豆と冷奴注文しちゃおう。2つで600円っすか?安い!

                     ________________

6月 18日(土) 広島・尾道は曇り

 尾道ふれあいの里「四季彩館」 朝食ヴュッフェ

    キケンなヴュッフェ!つい食べ過ぎて・・・

大風呂は朝6時半から、朝食は7時から。ここの朝食ヴュッフェは料理数がとても多くて食べ過ぎる。

昼 御調町 「手打ち蕎麦 茶話駄」 蕎麦三昧(盛り蕎麦、にしん温蕎麦、蕎麦ぜんざい) 1800

  

  

宿から車で10分ほどの治療院へ。「皆さまお久し振り。1年2ヶ月ぶりです。今回もよろしく!」。2時間

ほどで治療を終えて近くの蕎麦屋へ。「雛には稀な」という言葉を使うことがテキトーかどうかはわから

ぬが、手打ち蕎麦として評判の店ということだ。お店は立派なお宅で、蔵の席に案内された。注文した

蕎麦三昧1800円コースの他に蕎麦好き1200円コースもある。冷・冷の組合せでも良し、冷・温蕎麦も

良し。2つの蕎麦の〆には蕎麦がきか蕎麦ぜんざいを選ぶ。蕎麦がきの方がボリュームがあったなぁ。

午後のお茶 尾道市 「尾道浪漫珈琲」 ブレンドコーヒー 470円

  

       おのみち映画資料館内部              「転校生」や「てっぱん」のロケに使われた

  

          向島との連絡フェリーは市民の足   「てっぱん」の「おのみっちゃん」の店を再現         民夫が描いた絵

治療院に戻って午後の治療を受ける。昨日は猫も治療に来ていたそうだ。猫もカラダの具合が良くして

くれる場所と知っていて嬉しそうなのだと。会いたかったなぁ。治療を終えて車で尾道市に向かう。文学

作品や多くの映画の舞台になった尾道。最近ではNHK連ドラ「てっぱん」で大阪と共に舞台となり主

人公のニックネームは「おのみっちゃん」だった。寺が多い。坂が多い。階段が多い。「おのみち映画資

料館」を覗いた後大林宣彦監督の尾道三部作最初の作品「転校生」のロケで使われた石段を上って心

臓が爆発しそうになった。街の中には「てっぱん」のセットが再現された場所もあり人気を集めていた。

夜―1 尾道ふれあいの里「四季彩館」 夕食セット、枝豆 300円、生ビール 550円、麦焼酎

  

  

宿に帰ったのは6時半近く。夕食は7時に予約してある。温泉には一瞬ぽちゃんと入っただけで、汗も

引かぬ間に夕食が始まった。生ビールをグビグビグビ・・・プッハァ〜。旨っ!ビール2杯飲んだ後は追

加注文した枝豆つまんで焼酎。これで1泊2食つき6450円だもんなぁ。土曜日夜とあって宿は満員!

                    _______________

6月 19日(日) 広島も東京も曇り

 尾道ふれあいの里「四季彩館」 朝食ヴュッフェ

  

昼 広島空港「かなわ」 牡蠣カレー(ご飯ちょっと) 1000円、うどん 800円

  

午前中の治療で今回の治療はオシマイ。お世話になりましたー!空港に向かう。ここまで順調で予定

より早め早めに進んでいる。2時40分発の羽田行きを2時間早めて席を取る。空腹であれも食いたい、

これも食いたい状態。牡蠣料理、尾道ラーメン、広島お好み焼、尾道焼き・・・・空港にあるレストランメ

ニューをすべてジロジロ見てから「かなわ」に入る。これが失敗で、牡蠣カレーの牡蠣は小さくて涙でそ

う。おまけに素うどんが800円もして、全く旨くないいのだ。炭水化物違反したのに、これではなぁ・・・。

午後のお茶 広島空港「UCCコーヒー」 アイスコーヒー 400円

夜 四谷三丁目 「鮨処 のがみ」 付き出し:白バイ貝、刺身:萩の白イカ、勝山のスミイカ、淡路島の

こち、えぼ鯛、琵琶湖稚鮎の塩焼き コリンキー添え、八戸の生ウニと海苔、鯵、玉子焼き、蛤の

吸い物、握り:稚鮎、穴子、生ビール、麦焼酎ボトル 2100円 @1万2750

  

  

  

羽田空港には2時過ぎに到着した。予定を繰り上げると特したような気分になる。帰宅してから、広島

に出かける前にある程度作成しておいた6月1週のパクパク日記を完成させてアップする。ボツワナの

オカバンゴの1週間だ。よし!それでは飲みに行くか(笑)。どこへ行くか・・・うぅ〜〜よし!東京らしい

店と言えば鮨だ!えぼ鯛の刺身や稚鮎の塩焼きって珍しいよね。吸い物の蛤がふっくら旨い。鮨屋で

自らに許している握り鮨は3個。つまみを食べながら何を握って貰うかあれかこれかと多いに迷う。結

局稚鮎を1個、穴子を2個握って貰うことに。モグモグ・・・・ウンマイ!やっぱり飯付きの魚は旨いのだ。

                     ________________

【今週の振り返り】

今週は不思議なカタチで日本あちこちを旅した気分であった。

月曜日に行った焼酎専門店の「羅無櫓」は、ご主人の出身県であり料理も博多っぽいからやっぱり福

岡にいるような気分になる。次の火曜日の夜と水曜日の昼は宮崎県だった。その夜は高知県に飛び、

木曜日の夜は架空の藩ではあったが、山形県で深く嵌まっていた。そして金曜日から日曜日まではリ

アルな広島県の尾道にいた。そんな1週間の〆は日曜日の夜の鮨屋。山口県の萩、千葉県勝山、兵

庫県淡路島、滋賀県の琵琶湖、そして青森の八戸で水揚げされたイカや魚を堪能した。日本は狭いと

言うけれど、食の面だけでもたくさんの顔を楽しめて楽しい。

先週木曜日6月9日に亡くなったY村さんをお送りした。初めてお会いしたのは昭和45年だった。ミュ

ージシャンのご主人と離婚され、新橋の駅近くに得意の料理を売りにこじんまりした店を出されたばか

りの頃だった。私は遅く行く客だったから、閉店作業にいつも付き合わされた。一旦締めたドアをまた開

けてガス栓やスィッチが切ってあるか何度も確認される。正直面倒くさかった。帰宅する前に駅前のラ

ーメン屋で餃子とビールで乾杯!なんて夜もあった。某アパレルメーカーの株主招待バーゲンに一緒

に出かけたこともあった。そんな時は、金曜日店を閉めると、そのまま私が予約しておいた銀座のホテ

ルに向かい、ツインルームに一緒に宿泊。2人ともマッサージをお願いして、翌日朝食を摂ってバーゲ

ン会場に向かうという修学旅行のような夜を過ごした。それがとても楽しい思い出だと何年経ってもY

村さんは懐かしそうに言っていた。

Y村さんも2人のお子さんも熱心な神道の信者でいらした。ご家族揃って霊感が強く(ということだ)、新

橋のお店で私以外客がいない時など、怖いと思ったことさえある。飲食店で「お茶を引く」、つまり一人

も客が来ない日があることを嫌うのは当然のことだが、そんな恐れがある夜、会社に電話がかかってく

る。夜10時過ぎ。「夢子さ〜ん、来てぇ!お店に来てぇ!お茶引きそうなの。それはイヤだから来て

ぇ!仕事終わっていなくてもいいじゃない、仕事持ってくればいいんだから。他のお客が来てくれたらす

ぐ帰っていいから。来てぇ!!」。仕方なく私は原稿の束と赤鉛筆など持ってのこのこと出かけて行く。

薄暗いカウンターで原稿チェックなどしていると、Y村さんは突然喋り出す。私の背後の暗闇を見つめ

て。「あら、またあなたなの?お客さんがいる時は来ないでってこの前お願いしたでしょ?しょうがない

んだから・・・・」。ぞぉ〜〜。「だ、だ、誰と喋っているの?」。「あぁ、この店辺りの地縛霊なのよ。最近ぽ

ちぽち来てねぇ。今帰すから待っていてね。ねっ、帰って!今晩は帰って。またゆっくり話し聞いてあげ

るから」。(私は更に)ぞぉ〜〜。以来、何人かの他の霊と喋っているY村さんを見かけた。

そのうち、Y村さんはやはり霊感の強い息子さんと私に向かってこんなことを言うことがあった。「夢子さ

ん、あなたね、自分が何かに守られているなぁと思うことない?人に較べて自分は特別に守られている

って感じることな〜い?あるでしょ?え?無い?まぁ、なんてにぶいんでしょ。あなたの頭の上にはね、

そう頭から10cmくらい上かな。金色の輪ッこがピカピカ光っているのよ。だってあなたの頭の上にはい

つも神様がいらっしゃるんだもの。ねぇ、Hユキ?」と隣の息子さんに同意を求める。すると息子のHユ

キ君も「そうそう金の輪ッこあるよね」と頷くのだ。そしてある時こう言った。「夢子さん、頭の上に輪ッこ

持っている人なんてそうそういないのよ。すごく恵まれているの。幸せな人なの。そうゆう自分に感謝し

て伸び伸び楽しく生きてね」。

私はY村さんの言葉をやにわに信じたわけではない。しかし、それが本当だったらいいな、とは思った。

自分の頭の上には金色の輪ッこがピカピカ光っていると思った方がずっと楽しく生きていける。そう思っ

たら、そんな人生になりつつあるし。斎藤祐樹投手は「何かを持っている」と言われたが、私が持ってい

るのは、頭の上の輪ッこだよ!と思い込もうとしているのだ。

告別式の日、Y村さんのご長女がこう言われた。「式の間母の霊とずっと話していたんですけど、今日

は夢子さんが来てくれて送ってくれるからすごく嬉しいと言っていました。ありがとうございました」と。お

礼を言うのはこちらの方だ。Y村さん、本当にありがとうございました!

 私の頭の上にあるかニャ?   ニャい!

バックナンバーのトップへ      夢子倶楽部のトップに戻る

* 6月 2週 をご覧になっていない方はこちらをクリック