パクパク日記１２年１月１週
今年も「勝ちましておめでとう！」の新年になりました！
１月 ２日（月） 台北は曇り 東京も曇り １台湾ニュードル（TN）=約３円
朝 台北 シャーウッド台北「ビーワン」 朝食ヴュッフェ
6時半起床。6日間のツァーだから今日はもう帰国する日だ。ゆっくりの出発だからもっと寝ていてもい
いのだが、何だかね、起きてしまう。いつものように起きて一番にすることは血糖値の測定。中国料理
は炭水化物が多くてね、とニマニマ顔で食べてばかりいて「違反の嵐」なのだが、84と良い数字。体重
は確実に増えているけどね。ズボンなんてパンパン！朝食ヴュッフェは混んでいた。今日もオムレツや
ハムなどの他に坦々麺と台湾粥。台湾粥は日本の粥のように真っ白で無味。これにいろいろ載せて食
べるのだ。部屋に帰る前にホテルの売店に行く。買うつもりは無かったが、豚の小さな置物を買った。
昼のおやつ 台北松山空港ビジネスラウンジ クッキーとお茶
希望者は忠烈祠に出かけて衛兵の交代式を見学に行かれた。11時半過ぎにロビーに集合すると、同
じ旅行社の３グループ（我々以外は4日台湾コース）が集まってグチャグチャ。同じ６日間のもう１グル
ープはＪＡＬなので今朝7時過ぎに出発した。松山空港は車で10分もかからない程の近さで超便利！
遅い昼 ANA台北＝羽田ビジネスクラス機内食
夜 家食 低糖チキンカレー（辛口）、ふすまパン、「アスザックフーズ」飴色玉ねぎスープ、りんご
成田行きＡＮＡ便。帰りは3時間弱だから、おちおちしていられないのだ。キャビンアテンダンドのオネエ
サン達は、飲み物配って、食事配って、撤収して、免税品売って・・・大忙しである。客の私もビール飲
んで、赤ワイン飲んで、赤ワイン飲んで、機内食食べて、免税品のウィスキー４本買って・・・大忙しだっ
たのだ。午後5時半羽田空港に到着。スーツケースはグループの中で一番に出て来た。やっぱりダイ
ヤモンド会員だから？アハハ。皆さんお世話になりましたぁ！タクシーに乗ると6時半には自宅到着。
最近は帰国当夜も飲みに行くのだが、何せ今日は1月２日。どこもやってないしな、久々の家食だね。
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１月 ３日（火） 快晴
朝 家食 「アスザックフーズ」 マンナン雑炊
昼 四谷 とんかつ「三金」 ヒレ勝つ定食（ヒレ１５０g）1750円、ふすまパン
この「勝つ」を食べて日本一に！
昨夜は緊張してベッドに入った。そして今朝は緊張したまま起きた。何と言っても今日はアメリカンフッ
トボールの日本一を決めるライスボウル当日だかんねぇ。12月19日社会人王者になってからずっと今
日の試合のことを考えて来た。ドキドキのワクワクなんさ。去年のうちに、とんかつ「三金」には電話して
営業開始日は確認してある。「はい、新年は1月３日の正午に開店致します」。ちょうど正午に店に入っ
ていくと、あらら～先客がいたわぁ。去年は１番の客になったのに！チッである。ヒレ勝つの大を注文。
大きなヒレ勝つ３つは半分に包丁が入っている。これで延長になっても大丈Ｖってね。よし行くかぁ！！
ＭＶＰは2年連続ＱＢノッチ君
試合終了直後全員でチャンピオンキャップを被った（私も！）
1時50分東京ドームに到着したが、既にスタンドは続々と詰め掛ける観客で溢れている。ライスボウル
に出場するのはこれ6回目だが、今回1番観客が多いような気がする。チームのＯＢにも何人かに会った。
今日もサイドラインに立つことにしよう。午後2時選手入場、国歌斉唱などがありキックオフ。学生
王者の関学ファイターズは、最初のプレイからオンサイドキックをかまして来て攻撃権を奪う。ピチピチ
の若者達が十分に仕込んで練習して来たプレイを繰り出し続けて、前半は圧倒的にリード。最高齢38
歳のオジサン軍団はオタオタして調子が全然出ない。３対１４で折り返した。こりゃマズイわ、とは思うも
ののゼッタイ負けないと信じているから焦る気持ちは無いんだよね。後半になると、若者達に疲れが見
え始める。逆境に慣れているおじさん達は徐々に元気が出て来て最後は溜めて来たパワー爆発。4Ｑ
だけで４タッチダウンを奪い、３８対２８で勝利した。やっぱりキミ達を信じて来て良かったよ。２連覇だ！
夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京 「セラーバー」 カテ・ド・カンパーニュ 1400円、オニオングラ
タンスープ 1600円、ねぎとろ巻き 2310円、ドラフトビール ２杯、タンカレートニック ３杯
＠6600円
日本一の祝杯にしてはささやか？
当方にケガ人が続出して試合は長引いた。午後２時過ぎに始まったのに、終わったのは５時をとうに回
っていた。あら～？ひょっとしたら、自宅の録画午後5時までにして来たんとちゃうか・・・かもな・・・・不
安だぁ。優勝カップやらトロフィーやらを受け取って嬉しそうなK庄主将も副将も嬉しそうだ。MVPは２
年連続でQBのノッチことS原君が獲得した。良かったねぇ。さーて、それでは個人祝勝会しようか。４
人の予定だったが、２名は体調不良欠席。オジョーと２人でリーガロイヤルホテル東京に行く。去年は
家の近所の「無門」が１月３日から営業したが、今年は５日からなのだ。「セラーバー」開店するまで1０
分待ってようやく坐る。4時間近く立っていたから、老婆（私のこと！）の膝はガクガクじゃあ。最近はノン
アルコールビールが各メーカーから発売されているから、下戸のオジョーとも乾杯出来る。「かんぱー
い！」2年連続の日本一は凄い！スンバラシイ！帰宅して録画を観たら、優勝の瞬間は無かった・・・。
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１月 ４日（水） 晴れ
朝 家食 「コスモス食品」 サンラータンスープ
ジックリ読むのが嬉しいんさ
大きな大会の翌日朝（但し勝った時だけね）の嬉しい仕事は、隣のコンビニへ新聞の買出しに行くこと。
朝毎読産東+日スポの６紙と購読している日経７紙を舐めるように読むのが至福の時だ。朝日新聞の
「人」欄にはKJが取り上げられていた。読んでちょっと涙が出た。戦った学生の主将の談話を読んで
涙が止まらなかった。やっぱり勝つって大事だな。オジョーママに貰ったスープ飲んだ。美味しかった。
昼 四谷三丁目 「サイゼリア」 コーンスープ 149円、ほうれん草ソティ 189円、牛挽き肉のチー
ズカツレツ 499円、ドリンクバー 180円、持参のふすまパン
ランチは「サイゼリア」に行った。ハンバーグっぽいモノを食べようと思うと、このキンペンでは数軒しか
無いのよね。今日はバンズ型のふすまパンを焼いて持参したから、チーズカツレツバーガーを作って食
べた。但しこっそりね。いつだったか、堂々と食べていたら「お客さま、持ち込みされると困るんですけ
ど」とクレームつけられたので、以来こっそり食べることにしている。書店に行く。スポーツ誌コーナーに
「タッチダウン」誌を見つけた！マイナーな雑誌だから近所の書店には置いておらず、紀伊国屋などに
買いに行っていた。どうしたことだ、嬉しいねぇ。早速買って走って（ウソ！）帰り、うひょうひょと読んだ。
夜 荒木町 「おく谷」 付き出し、チョリソ 600円、カレー大根 500円、本シシャモ 550円、数の子
（サービス）、コンビーフキャベツ 7００円、塩辛チャーハン（小）、生ビール×２杯、麦焼酎
＠5560円
２日に台湾から帰宅してから配達されていた年賀状を読んでいるのだが、未だ読み終わらない。まぁ、
それだけ凝った賀状を頂いているということで嬉しいのだが、９日には荷作りして筆耕の方に送らねば
ならない。早く読みなさいよ！１月４日に店を開けているところはどこだろう。「おく谷」に電話してみた。
「おめでとうございます！営業していまーす」。コンビーフキャベツがシャキシャキと美味しかった。正月
だからか、おかかたっぷりの数の子をサービスして貰った。いつもながら塩辛チャーハンは涙ものの美
味しさだ。３時間の録画時間に収まり切らなかったライスボウル録画の（後半だけ）今夜も観てしまう。
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１月 ５日（木） 快晴！
朝 家食 スパイシーチキンふすまパンサンド、スンブドーチゲ、低糖ヨーグルト
浅草・仲見世通りと浅草歌舞伎出演役者 大勢の参拝客で賑わう浅草寺と五重塔
昼 浅草 浅草公会堂にて 持参したふすまパン勝つバーガー、お茶
若き仁左衛門さんの手形！
早めに起きて朝食と朝風呂を済ませ、９時半には弁当を持って家を出る。どこへ？浅草です。１月の浅
草と言えば、浅草公会堂で行なわれる新春浅草歌舞伎である。しかも、浅草歌舞伎中心的役者・亀治
郎の最後の公演となれば、観ないわけにはいかない。でも、その前に浅草寺に初詣もと欲張っている
から早めに出発したのだ。ナゼか毎年浅草に来る日は素晴らしい天気に恵まれる。今年もね。浅草寺
でたくさんのお願いごとをしてから公会堂へ。昼の部は「南総里見八犬伝」と「廓文章 吉田屋」の２本。
八犬伝では、亀治郎が庄屋蟇六と犬山道節の２役を演じたが、蟇六のゴーツク爺ぶりが大いに笑わせ
た。これで亀治郎は浅草を卒業することになるが、これからの担い手になるだろう歌昇、巳之助、壱太
郎、種之助、米吉、隼人など本当の若者達も主演した。「廓文章 吉田屋」は、伊左衛門に愛之助、夕
霧に壱太郎。「吉田屋」は松嶋屋の大事な芸。義理の叔父・仁左衛門の伊左衛門の域になるまで愛之
助は相当がんばらなくちゃいけないけどね。壱太郎の夕霧は、期待していなかったけど意外といいか。
夜 浅草 「玄品ふぐ」 極味コース（湯引き、てっさ→ぶつ刺し＋200円、とらふぐ唐揚げ、焼きふぐ、て
っちり、雑炊、香の物、アイスクリーム） 5780円＋200円、生ビール 600円×２杯、麦焼酎「和ら
麦」 2800円 ＠1万050円
第２部は午後３時から始まった。「敵討天下茶屋聚」（かたきうちてんかじゃやむら）の通し狂言。亀治郎
の伯父・猿之助四十八撰の内の芝居である。酒を飲むと人格がガラリと変わり、実の兄でも平気で殺し
てしまう安達元右衛門に扮した亀次郎。その「毒」ぶりというか「悪」ぶりが、観る者をゾクゾクさせる程
リアルで舌を巻く。亀治郎の「タダモノでない」役者ぶりを発揮した舞台と言えるのではないか。猿之助
が期待した「澤潟屋精神」を振りまいた亀治郎は、これで浅草を卒業して、6月には新「猿之助」になる
んだなぁ。芝居が終ったのは午後6時35分！夕食は浅草でもいいし、銀座でもいいし、荒木町に戻っ
てもいい。どうしようっかなぁ・・・と浅草駅までブラブラ歩いているうちに、あまり考えもしないで「玄品ふ
ぐ」という店に入っていた。「一人でもふぐ食べること出来る？あ、そう、じゃ坐るわ」ってことで。こういう
店に入るのは初めてだが、ふぐの季節でない時は何を出しているんだろうね。てっさを止めてぶつ刺し
にして貰ったが、これがなかなか歯応えがあって良かった。それにしても、たぶん今夜しか来ないだろう
この店で焼酎のボトルを入れてしまう私ってどうゆう頭だ？薄い焼酎飲むのがイヤなんですわ。えへ。
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１月 ６日（金） 晴れ
朝 無し！
昼 新宿ルミネ 「つばめグリル」 つばめ風ハンブルグステーキ（ファルシートマト付き） 1260円、持
参のふすまパン
１ヵ月半ぶりで代々木の整体に行った。11月中旬に「年末」の挨拶して以来だ。「左膝が痛くて」と軽く
訴えたら、思いっきり痛い治療をされて泣いた。もう痛いなんて言いませんから！ランチはルミネの「つ
ばめグルリ」。ありゃぁ～、メンチカツがメニューから消えているぞ。「メンチカツは去年の10月に無くな
りました」・・・・。ガックシ。じゃあ創業時のレシピそのままのつばめ風ハンブルグステーキをください！
午後のお茶 新宿西口「スタバ」 コーヒー 300円
新宿郵便局でシート切手６００枚＋記念切手４０枚買った。寒中見舞い用である。「スタバ」で今頃では
あるが、２０１１年の統計。旅行に行った日数とか１万歩以上歩いた日数とか読書冊数とか。ピッタリく
っついた隣の席に座る転職希望者と企業の先輩風とおぼしき男性の話が丸聞こえ。どうして今の仕事
を辞めたいと思ったのか・・・希望する収入は・・・どんな職務がやれるのか・・・引退婆さんで良かった！
夜 四谷三丁目 「鮨処 のがみ」 付き出し：菜の花の芥子和え、刺し身：活〆スミイカ（佐島）940円、
生鯖（三重） 1260円、焼きたて卵焼き、寒ぶり（佐渡） 1260円、イワシ 520円、握り：穴子 ２貫、
中トロ巻き、生ビール２杯、麦焼酎ボトル２本 ＠1万6500円
焼酎ボトル２本入れたぁ？
夜Ａ先生が来てくれる。え？今年初めて？あけおめ＆ことよろ。もうとっくに御用済みにしてもいいPC
ナナちゃんの容量が一杯になり、パクパク日記もロクに作れない状態になってしまったので対策を講じ
てくれた。ナナちゃんが作業をしている間、食事に行きましょう。「鮨処 のがみ」。昨年暮には女将が肺
炎で入院していた由。気をつけようね。鮨屋に来ても刺し身・つまみばかり食べている私の楽しみは、
自分で許している４貫（半年前までは３貫だった！）の握りを何にするか考えること。穴子２貫は決まり
として・・・そうだ！鉄火巻にすれば２貫より多いよ。うふふ。夢ちゃん、それじゃぁ酢飯が多過ぎるよ！
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１２月 ７日（土） 快晴
朝 無し！
昼 家食 ふすまパン勝つバーガー、「キリン協和食品」のトマトスープ、ヨーグルト
冬晴れの中で吾妻橋からの風景 正月の平成中村座
２月勘九郎襲名で今月はお休み
2時40分家を出て浅草に向かう。いつもの年なら、浅草に来るのは年に一度。正月に浅草歌舞伎昼
の部と夜の部を同じ日に観ておしまい、というのが常なのに昨年の11月から浅草通いが続いている。
そう、平成中村座のロングラン公演が続いているのだ。今日はその中村座の夜の部を観る。座長の勘
三郎は、病み上がりとあって負担を軽く昼夜１本づつの出演のみ。正月とあって、先ずはお約束の曽
我物。「寿曽我対面」。初役という曽我十郎を演じて勘三郎の出番は終わった。11月、12月と奮闘した
勘太郎は、来月勘九郎襲名とあって今月お休み。となれば次男の七之助がガンバラねばならん。「於
染久松色読販」で七之助は油屋娘お染、丁稚久松、奥女中竹川、許嫁お光、芸者小糸、土手のお六、
後家貞昌の七役を演じた。この演目初演の七之助は、監修をして玉三郎の指導を受けたようだ。この
「お染の七役」は昨年2月「テアトル銀座」で亀治郎も演じたが、七之助もいいねぇ。お兄ちゃんとは別
の形の頑張りである。腰元お勝を演じた92歳の小山三。今日台詞も多く元気一杯でやんやの拍手。
夜 浅草 「神谷バー」 蟹と大根のマリネ 610円、牡蠣フライ 870円、チーズ盛り合わせ 630円、
あさりバター 560円、お新香 360円、アサヒ生中ジョッキ 750円、麦焼酎 ＠3930円
平成中村座の夜の部が終わったら脱兎の如く出口に急がねばならん。夜の部終演後だけ浅草駅まで
無料のバスに乗ることが出来るのだ。その１番バスを逃すと寒い中行列を作って何台も待たねばなら
ない。初代中村座が建っていた場所に近いらしく、歴史的には立地条件は適っているのだろうが、毎月
通う立場には駅から徒歩15分以上というのはタイヘンなのだ。幸い１台目に乗れて良かった。「神谷バ
ー」の２階に行く。ここはいつ来ても、大勢の客がわぁわぁと賑やかである。蟹と大根のマリネと牡蠣フ
ライは量も多く旨い。アサリバターはスープダブダブで食べにくい。焼酎ボトルが３度目で空になった。
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１２月 ８日（日） 晴れ
朝 家食 「アスザックフーズ」 マンナン雑炊
昼 六本木・東京ミッドタウン 「RＯＴＩ」 ロティサリーチキンとクラブケーキ ガーリックハーブソース
1500円、アールグレイアイスティ 550円
午前中乃木坂までO本先生の治療院に行く。膵臓と肝臓と胸腺から悪い反応が出ているそうだ。頭は
いいってさ。腰痛も治して貰った。ここに来ると、自覚症状とはカンケーなく、カラダのどこが弱っている
のかわかっちゃうのよね。有り難いことだ。ランチは東京ミッドタウンの「RＯＴＩ」で食べる。初めての店だ
ったが、チキンはパサパサだし、クラブケーキも何だかボケた味でがっかりだったよ。さてと帰るかな。
夜 舟町 「ＭＵＢＵ」 アミューズ：帆立貝のマリネ、バゲッドとオリーブオイル（サービス）、アルザス風
ソーセージサラダ 650円、牡蠣のブルゴーニュ風980円、生ハム入りコロッケチーズソース 420
円、生ビール×２杯 1950円、ジントニック 850円 ＠５２７０円
料理がイケマス
以前土日の週末は自宅で料理をして食べる無酒日が多かったのに、この数ヶ月は土曜日も日曜日も
飲み屋で過すことがグンと増えた。夕食を家食でなんて、月１、2回だものね。探してみると、日曜日営
業している店は結構あることがわかった。今晩は「ＭＵＢＵ」に行く。もともと「無々」だったのだが、料理
のコンセプトを変更してから店名も「ＭＵＢＵ」したのだそうだ。今月の料理からアルザス風ソーセージサ
ラダと牡蠣のブルゴーニュ風を注文。どっちも旨いが、牡蠣は唸るほど旨かった。４、5回来たことがあ
る店だが、料理に関しては断然今の方がいいね。コロッケは2つが基本らしいが、１つにしてもらった。
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【今週の振り返り】
この日記は1月1週だから全くもってツジツマが合わないのだが、それはそうとして（意味不明じゃ！）
今年1月14日台湾で行なわれた総統と立法院のダブル選挙の行方を私はずっと注目していた。親中
国派の現総統馬英九氏（中国国民党）が勝てば、引き続き中国との経済関係強化策を取るだろうし、
最大野党の民主進歩党の蔡英文女史が勝てば、独立派が元気を盛り返すだろう。この総統選に加え
て国会議員にあたる立法院の選挙も重なったから、旅をしている間、台湾の町は巨大な選挙用ステッ
カーやらポスターで溢れかえっていた。日本の白けた選挙とは全く別モノの、熱気と緊張と不安と希望
に満ちた雰囲気であった。台湾という地域というか国（中華民国）を考えれば、出馬する方も撰ぶ方も、
真剣にならざるを得ないものね。
中華民国政府率いる国民革命軍と中国共産党率いる中国人民解放軍との間で行なわれた「国共内
戦」は中国人民解放軍の勝利で終わった。毛沢東が蒋介石を破った。敗れた蒋介石は、中華民国政
府機構と共に台湾に逃れて、台北を中華民国の臨時首都にすると宣言した。台湾に逃れる際には、中
華民国軍残党を引き連れ、国家と個人の財産を台湾にごっそり運び込んだ。その宝の一部は台北の
故宮博物院に収蔵されている。蒋介石は、台湾に逃げ込んだのではなく、中華民国台湾の「遷都」にし
たかったわけだ。大陸では、１９４９年１０月１日（私の２歳の誕生日！）共産党による中華人民共和国
が誕生した。蒋介石憎し、中華民国憎しの中華人民共和国は台湾を攻めるところだったが、そこで勃
発したのが朝鮮戦争。兵力はそちらに向けられて、台湾は共産化を免れたのだ。
しかし、ここから「中国を代表する正統な政府」を両者が主張する対立関係が始まった。今では中華人
民共和国を承認する国が大半を占め、台湾政府の中華民国を認める国はニ十数ヶ国に過ぎない。し
かもそれらの国々は、国際的影響力が極めて低い小国ばかりである。日本と台湾は貿易等の経済的
関係は密接だし、両国国民の行き来も活発だ。しかし、それはすべて民間レベルの話であって、中華
人民共和国を承認した日本政府は中華民国を政府として認めてはいない。
共産党を憎み、その共産党に負けて台湾に逃げて来たハズの国民党なのに、何十年間経過するうち
に、その国民党は中華人民共和国との関係を強化し摺り寄っている。中台統一もチラチラ頭をよぎる。
それに激しく対抗する反中独立派の民進党。200８年まで数年間は政権与党も経験した。今回の選挙
期間中、両党の接戦が予想されると、中国は大陸からの旅行者を一時ストップする動きに出た。大量
の旅行客ドタキャンで、台湾の宿泊施設や輸送業、観光業は多大な損失を被る。これは国民党に投票
せよ！との中国からのキツイ指示になるわなぁ。アメリカも国民党の勝利を願っていたようだし。中国の
国民もインターネットを通じて、この選挙の結果に熱い視線を送っていたらしい。「台湾では、政治のトッ
プを国民が投票して決めるのかぁ・・・中国ではすべて共産党が決めてしまって政治や言論の自由は無
いのになぁ・・・羨ましいなぁ」という具合に羨望の目で台湾選挙を見つめたみたいよ。それにしてもだ。
中国の「国共内戦」で勝利した中華人民共和国が、６０年以上も一党独裁体制のもとで国民に言論の
自由が認められていないのに対し、大負けした国民党台湾は、蒋介石時代は別として、次第に民主化
を遂げて自由を手にしている。何とも皮肉やねぇ。
選挙結果は皆さんご存知の通り、総統選挙は国民党の現総統馬英九氏が民主進歩党の蔡英文女史
を８０万票の差で破って再選を決めた。同日行なわれた立法院選挙では、国民党が議席を減らしはし
たが、過半数を確保した。選挙結果はこうなったものの台湾の人々の気持ちは複雑なのではないか。
経済のためには中国からの恩恵を受けたい。しかし中国に統一されるのは強い抵抗がある。かといっ
て独立するのはとても怖い。実質的に中国の政治と分離されている曖昧な今の状態を保つのが一番
いいかもしれない・・・。そんなところなのだろうか。
あららぁ、私の2011年の振り返りⅡは、また持ち越しね。じゃ、またそのうち。
今年は龍年ジャー！
＊ 台湾旅行の始まりは １２月 ５週 をご覧くださーい。