パクパク日記12年12月2週
ヴェトナムの旅後半は高級ビーチリゾートホテルに滞在したのだった
ヴェトナム・ホイアン
シルク工場
12月 10日(月) ヴェトナム・ダナンは快晴! ヴェトナムドン1000VND=約4円
朝 ダナン・ハイアット・リージェンシー 「greenhouse」 朝食ヴュッフェ
昨日夕刻チェックインしたハイアット・リージェンシーダナン。昨年の秋、ノンヌォックビーチ沿いにオープ
ンした高級ビーチリゾートホテルである。ヴェトナムに来てから4日目だが、ようやく今日青空が見え
た!ヤホッ!朝食レストランは午前7時から。いつものようにシャワー&シャンプーをしてからいそいそ
と。先週も書いたが、ヴェトナムに来ると何よりも朝食が楽しみ!普通の朝食に加えて、フォーなどの
屋台が出ているからね。麺類のカウンターに行ってみると、今日は生の牛肉入りの「フォーボー・タイ」
だそうだ。コックに注文すると、大きな丼にフォーボー・タイを作ってくれた。ギョエっ!こんなに大きな器
で?てへへへ。先生に叱られても知らないものねー。てへへ。残す?ううん、全部食べちゃおぅっと!!
客室前に広がるプライベートビーチ 五行山を眺める広大な敷地には2つのプールがある
でも泳がない・・・
昼 ダナン・ハイアット・リージェンシー 「greenhouse」 牛肉とバナナの花のサラダ胡麻添え
160000VND(640円)、シーフードスープ 95000 VND(380円)、タリアッテッレボロネーゼ
245000 VND(730円)、水
皆さんは午前8時に集合して世界遺産のミーソン遺跡を見学に行かれた。私は既に2回観ているので
パスした。午後は元々フリータイムだから夕食まで予定無し!!嬉しい!!こうゆうのがバカンスだよ
ねぇ。ビーチリゾートなのだから海とかプールで泳ぎます?いやいや、結構涼しいし、海は荒れていて
泳ぐって雰囲気じゃないのよね。水着は持って来たけど。それではプールサイドで読書でもしますか。こ
こにはいくつかのレストランがあるらしいがやっぱり「greenhouse」。最初に注文した牛肉とバナナの花
のサラダ胡麻添え。その量の多いこと!美味しいので全部食べちゃった。シーフードスープはデカ器に
たっぷり。タリアッテッレボロネーゼの旨いこと!でもお客さん、それ全部食べたらホントの豚になるで。
3時間エステ・・・
午後2時からエステを予約している。な、な、なんと3時間!昨夜英語達者なTミカさんに予約して貰っ
た。フェイシャル、ボディ、フットを1時間づつという予約だったが、どうゆうわけかフットがスクラブに変
わってしまった。スクラブってことは、カラダ中に泥塗りたくられて、油紙みたいので包まれてほっとか
れ・・・後に「カラダ洗って来い!」とシャワー室に行かされる。ホント泥だらけだわ。洗い流すと、あとは
フェイシャルとボディだから、眠っていようが気絶していようが構わない。すっかり眠ってしまったのだ。
夜 ダナン・ハイアット・リージェンシー 「greenhouse」 シーフードサラダ、ミネストローネスープ、鱸
の蒸しもの ケイパーとチェリートマトソースがけ、自家製アイスクリーム、サイゴンビール 7万V
ND、赤ワイン 26万VND、白ワイン 27万VND
ミーソン遺跡から帰って来られた皆さんと一緒に夕食。今夜はウェスタン料理だ。このレストランのコッ
クはタイヘンだね。ヴェトナム料理に加え、お昼に食べたようなイタリアンから今夜の夕食で頂くような
ウェスタン料理まで幅広く作らないといけないもんね。但し、ミネストローネスープはちょっとどうかな、と
いう味であった。私がパスした遺跡見学のことを聞こうと思ったら、皆さんから3時間スパの質問攻め
にあった。食事中大S子さんとA先生からメールが届く。酔っ払っていたが部屋に帰り絵葉書2通書く。
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12月 11日(火) ヴェトナム・ホイアン 快晴 俳優小沢昭一氏10日死去
朝 ダナン・ハイアット・リージェンシー 「greenhouse」 朝食ヴュッフェ
今日もお天気良さそう。♪ルンルルンルルン。スキップしながら(ウソだよ)朝食レストランへ。お目当て
の麺類カウンターに行くと、ありゃりゃ、今日フォーは無いんだね。汁無しの太い麺。ホイアン名物のカ
オラウみたいだ。今日はこれからホイアンに行くからきっとランチに出るだろうな。昨日から韓国の中年
夫婦が数組泊まっている。その1組の奥さんが部屋で履くスリッパでレストランをペタペタ歩いている。
ホイアン名物のランタン
古い町並みは1999年世界遺産に 福建會舘の大きな渦巻き線香
2百年前建てられたタンキーの家 ホイアン見物はシクロに乗って 日本人が架けた来遠橋(日本橋)
今日は車で30分ほどのホイアン観光に行く。私にとってホイアンは3度目だ。先ずはシルク工場へ。店
の前にたくさんの白い蚕がフニャフニャと桑の葉を食べていた。そう言えば、私の出身高校の校章は桑
の葉を象ったことを思い出した。蚕と桑。山形県には「蚕桑」という駅があるそうだ。蚕桑駅と書いて「こ
ぐわえき」と読むそうだ。閑話休題。この店で今採寸すれば、民俗衣装のアオザイを明日朝届けてくれ
るそうだ。そう言えば、以前作ったアオザイは我が家のどこにあるのだろう。店の前にはいつの間にか
シクロが24台ズラリと並んで待っていた。シクロとは自転車で押すタクシーだ。貿易陶磁博物館(海の
シルクロード博物館)、福建會舘、タンキーの家(進記家)などを回る。ヴェトナム中部地方のホイアン
は9月から11月が雨期。度々トゥボン川が氾濫し、旧市街地区は洪水となる。タンキーの家には度重
なる洪水の記録が記され、1番ヒドイ時は2mを超えるところまで水位が上ったそうだ。クワバラである。
昼 ホイアン 「Tam Tam」 チキンと春雨サラダ 海老せん添え、ホイアン名物ホワイトローズ、名物
牛肉ラロット葉包み、卵スープ、名物揚げワンタン甘酢ソースがけ、名物カオラウ、チキンライス、
空芯菜炒め、バナナのデザート
ホイアンには名物が多い。洪水もそうなら、ランタン祭りが行われる色とりどりのランタンも。そして食べ
物の名物はというと、ホワイトローズと揚げワンタンと今朝も食べたカオラウ。それに牛肉ラロット葉包
みというのもあるらしい。そんな名物が入った料理がズラリと並んだ。牛肉ラロット葉包みが旨かった。
夜 ダナン・ハイアット・リージェンシー 「greenhouse」 海老天ぷらプラムソースがけ、ザボンとスルメ
のサラダ、コーンスープ、ミークロン、仔豚のローストと餅米ケーキ、ソフトシェルの揚げ物 タマリ
ンドソース、ハタの蒸しもの、蓮の実甘味スープ、フルーツ、Hudaビール 7万VND×2杯、白ワ
イン(旅行会社のサービス)、赤ワイン 26万VND
午後はフリータイムが2時間弱あって、Tミカさんと2人でホイアンの町をぶらぶらした。ヴェトナムは刺
繍バッグやキッチン用品などの雑貨探しが楽しいのだが、ホイアンの町は品揃えが少ない。それでも
値下げ交渉を楽しみながら買い物した。集合場所のカフェに行ってみると、ドリアンパーティが終わりか
けのところだった。世界一の果物と呼ばれるドリアンだが、どうも私は好きでは無いので遠慮する。バス
に送られてホテルに戻って夕食は7時から。ところが、レストランスタッフが客にビールをかけてしまい、
着替えに部屋に帰った人がなかなか戻って来ない。ビールの泡もすっかり消えてぬるくなった頃、よう
やく乾杯となった。8時になっていた。ザボンとスルメのサラダとソフトシェルの揚げ物が美味しかった。
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12月 12日(水) ヴェトナム・ダナンは降ったり止んだり
朝 ダナン・ハイアット・リージェンシー 「greenhouse」 朝食ヴュッフェ
6時起床。あまり天気が良くない。まぁ今日我々は帰国の途につくのだからいいか、って?6時45分レ
ストランに行ってみるとTミカさんが1番乗りして長い朝食の最中であった。今日の麺類はフォーガー。
つまり鶏肉のフォーね。またあの大きなドンブリかぁ、とニマニマして待っていたら、中くらいのドンブリで
ちょっとガッカリ。Sブーからメールが来た。11月30日に開いたパーティの幹事スタッフの打ち上げが
昨夜盛大に行われたという報告だった。財布にはチト痛いが、皆さんが労を労えたのならそれでよい。
昼 ダナン 「Khong Gian Xua」 ツナサラダ、貝のグリル、野菜炒め、海老のにんにく風味蒸し、
海鮮鍋、鶏肉のライム風味グリル、フルーツ、ヴェトナムホワイトコーヒー 2j
今日の出発時間は正午。午前中荷造りしたり、本を読んだり。伊坂幸太郎の「SOSの猿」を読み終わ
り、辻村深月の「凍りのくじら」を読み出したところで時間。3泊したホテルとお別れしてダナンの町へ。
ダナンで最初にすること?お昼ご飯を食べるんでーす(笑)。入口からレストランの建物に続くアプロー
チが長い。いかにも「お金をかけました」という豪華な庭である。店名である「Khong Gian Xua」とは
「昔の時間」という意味なのだそうだ。メイン料理の海鮮鍋が実に旨い。ヴェトナム人も鍋は大好きなの
だそうよ。ヴェトナムコーヒーは練乳を入れるのが特徴。以前この国に来た時は甘くてイヤだったが、慣
れてしまうとクセになる。練乳入りは「ホワイト」、無しを「ブラック」と注文する。このランチで一緒になっ
た中部国際空港から来られた方にヴェトナム国内線もビジネスクラスだったと聞いた。成田組違うぞ!
チャンパの遺跡から出土された彫刻芸術品や石像が納められているチャム彫刻博物館
午後はチャム彫刻博物館に行く。ダナンの町も来るのは3回目だが、この博物館は初めて。一昨日パ
スした世界遺産ミーソン遺跡などチャンパ王国の遺跡から出土された彫刻や石像が展示されている。
たいして期待をしていなかったのだがなかなか見所が多いね。ダナンでは唯一最大の観光所だって。
早い夜 ダナン 「Madam Lan」 魚介スープ、ヴェトナムお好み焼バインセオ 野菜とライスペーパ
ー巻き、生春巻き、魚のグリル、イカの揚げもの、豚肉発酵料理、青菜炒め、筍と豚肉スープ、ご
飯、デザート
スーパーマーケットに行った。所持金は5万8千VND。大金のように思えるが、実は232円。これでい
ったい何が買えるんだ!答えを先に言えば、結構買えるのだよ。インスタントフォー3袋とヴェトナム菓
子3個で4万9千VND。インスタントフォーは1袋14円だ。9千VND余った。36円なんて失礼かと思っ
たが、バスのアシスタントをやっている若い男の子のチップにしたら、エラク喜ばれて恐縮する。先ほど
ランチを食べたばかりなのだが、4時半チョー早い夕食。全員が「お腹すかなーーい!」とブーたれたの
に、いざ料理が運ばれて来ると、何だかんだと皆食べ始めた。お好み焼きバインセオはこれまで何度も
食べたことがあるがこの店のように野菜とライスペーパーでクルッと巻いて食べるのは初めて。美味し
いぞ。外では雷が鳴って大雨が降っている。皆は黙々と食べる。食べ終わった頃には雨が止んだね。
夜の軽食 ハノイ空港ラウンジ ビール
ダナン空港からハノイへ。昼聞いた国内線もビジネスクラスというのは関空組もそうだった。ダメなのは
成田組だけってオカシイよなぁ。同じ料金支払っているのに。若い添乗員のK玉君に交渉してみるが、
彼はただ謝るだけ。こうゆう時は謝るのではなく判断して交渉するんだよ。ハノイ空港でハノイに住む
SY子にメールをしたのだが、アドレス不明で戻って来てしまった。せっかく傍に来ているのに通じない。
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12月 13日(木) 東京は晴れ
朝 ヴェトナム航空 ハノイ=成田 ビジネスクラス機内食
ヴェトナムは旨いのにヴェトナム航空は旨くない
ハノイ空港から成田行きに搭乗したのはギリギリ昨日(12日)だったが、飛び立ったのは今日13日に
なっていた。東南アジア便って多くはこうよね。バリからもバンコクからもシンガポールからもハノイから
もホーチミンからも。帰りのフライト時間は4時間半。暫くうつらうつらすると、飯だ!降りろ!だもんね。
昼 四谷三丁目 「Coco壱番屋」 ハーフポークカレー350円+牡蠣フライ 350円+野菜 200円+3
辛60円(飲み物付き)、卵サラダ 250円 計1210円
成田からタクシーに乗って、午前8時になる前には既に自宅に到着した。早速シャワーを浴びて、洗濯
開始。10時には皮膚科に行った。アルジェリアから帰って来た時もそうだったが、冬になってから、カラ
ダのあちこちが痒くてタマラナイ。乾燥肌ってことなんだろうか。頭の薬も無くなったしね。朝ご飯の機内
食は日本時間で午前4時半頃だった。美味しくなくてちょっ食べただけだから、かなり空腹。皮膚科近く
にはちょうど「Coco壱番屋」があるじゃないか。行こ行こ。牡蠣フライと野菜をのせたら、ご飯見えない。
夜 四谷三丁目 「鮨処 のがみ」 付き出し:すけこ炊き、氷見の寒ぶり 1260円、北海道野付の天然
帆立鍋仕立て、神戸の中羽いわし 840円、焼き立て卵焼き、北海道久遠の甘海老 840円、海
老鬼柄焼、穴きゅう巻、(卵焼きおみや)、生ビール 2杯、焼酎ボトル @1万500円
帰国日の昼はカレーだった。じゃあ、帰国日の夜は?鮨。と言っても私のことだから、ツマミも延々と食
べて、〆にちょっと酢飯を食べるだけだけど。このところカップル客が多かったが、今日は若い男性客
ばかりだね。こう寒いと、北海道野付の天然帆立を鍋仕立てにした一品などは温まって嬉しいねぇ。も
ちろん焼き立ての卵焼きもほっこりと喉を通り過ぎる。握りは2、3貫と決めているが最近は巻物だよ。
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12月 14日(金) 晴れ
朝 家食 「のがみ」の卵焼き、信州えのき茸スープ、ふすまパン、低糖ヨーグルト
昼 代々木 「火の国」 小ちゃんぽん 680円、野菜倍盛り+150円
昨夜は恒例となった「のがみ」の卵焼きのオミヤを貰って帰って来た。朝食は卵焼きが中心だよ。午前
中は代々木の整体へ。ヴェトナム旅の途中で痛くなった右膝治療を主にやって貰った。昼はこのところ
クセになっている小チャンポン+野菜倍盛り。これで麺を半分残すってところがポイントですぞ。新宿駅
西口の新宿郵便局。寒中見舞いに貼るシート切手。当座は600枚も買っておこうか。年賀状の返事が
寒中見舞いなので、枚数の予測がなかなかつかない。ついでに振込み2件済ますと持ち金がほぼゼロ
になった。慌てて行った銀行の前で、昔の部下O柴君とバッタリ会った。私は昔とちっとも変わらないそ
うだ。んなワケないだろ!〇5歳の婆さん掴まえてよく言うよ。小田急百貨店で靴6足も買っちまった。
夜−1 舟町 「無門」 (4人で)前菜セット、じゃこと水菜のサラダ 700円×2、牡蠣フライ 840円×
2、銀鱈味噌漬け 1000円、イベリコ豚の豚炎鍋 2200円、豚肉と野菜2人前追加、沖縄そば)、
生ビール、麦焼酎「佐藤」ボトル @1万500円
今夜は「鍋の会」改め、「イケナイ会」。7時半集合の予定だったが、A先生が仕事上トラブル勃発という
ことで、30分遅れの8時に宴会開始。マキコの声が洩れると周囲にご迷惑かと(笑)、個室を借りた。1
人500円も取られる。いつだったか、同じメンツ、同じシチュエーションでブーヒー鍋を食べたことはある
のだが、「もう一度食べたい!」と要望があって今夜になった。その頃は、厳選豚と黒豚の2種だったが
今はイベリコ豚の3種。もちろん脂があっさりしたイベリコ豚を注文。辛くも旨い。それがブーヒー鍋の魅
力だ。マキコが箸を置き、私も手が止まる。A先生とSブーは肉も野菜もお替りして食べ続ける。凄い。
夜―2 舟町「Twenty Ground」 (4人で)山崎ロック、ビール @3000円
Sブーはかつて私の秘書だった。そして昼はいつも、夜も度々一緒に食事に行った。私の方が断然多く
食べていた。しかし・・・今は真逆で、私はSブーの食欲の足元にも及ばない。Sブーが東の大関なら、
私は前頭14枚目位。つまり負け越すと、十両陥落する位置だ。でも十両までは関取と呼ばれるんだよ
な。「Twenty Ground」は落ち着いた静かな店。「マキちゃん、もっと小さな声で話ましょう」と何度も。
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12月 15日(土) 雨 夜になって曇り
朝 アーモンド、お茶
昼 早稲田 「モスガーガー」 ロース勝つバーガー 340円、グリーンサラダ 210円、クラムチャウダ
ー 260円、オニオンフライ 230円、コーヒー 220円 セット割引100円 計1160円
1回目の勝つモノ
11時、香港在住のK岩が紹介してくれたI村さんと早稲田のマンション前で待ち合わせている。早稲田
のマンションを出て、現在の四谷3丁目に移転してから8年9ヶ月。今ヴェトナムのハノイに住むSY
子が数年住んでいたり、夏の間、香港K岩一家が暫く滞在したりしたことはあったが、家の手入れはず
っとしていない。しかも、私が使っていたベッドやソファ、本箱、冷蔵庫など大きな家具はそのままだ。そ
ろそろコレラを撤去してキレイにしなくっちゃな、とずっと思っていた。しかし、内装業者を探そうと思いな
がら時間ばかりが過ぎて行き・・・香港にいるK岩から「紹介します」と。「これ捨てて下さい。これも、あ
れも・・・これも捨てて・・・あれは残して・・・。壁紙と絨毯とエアコンと浴室の鏡は新しく・・・」とI村さんと
マンションの室内を歩きながら打ち合わせ。マンション管理人さんにご挨拶してから、近所の「モスバー
ガー」に行く。明後日月曜日アメフットの決勝戦があるので勝つモノ。3連覇狙うから3回勝つモノ予定。
夜 銀座 「ダイニングバー マルゴ」 安比高原のスモークタン カボチャサラダ添え 980円、焼き茄
子のピリ辛ソース480円、さつま芋のグラタン 680円、水菜と生ハムのサラダ 780円、宮崎地
鶏炭火焼き 780円、生ビール 630円、赤ワインボトル(シラー・クローズドエルミタージュ) 4800
円、サービス料10% @9990円
一旦帰宅してから、新橋演舞場に行く。夜の部は午後4時から。最初の演目は「籠釣瓶花街酔醒」(か
ごつるべさとのえいざめ)。主役のアバタ面の次郎左衛門は、吉右衛門と先日亡くなった勘三郎の当り
芸のひとつだが、今月は菊五郎が初役で演じた。八ツ橋は菊之助、繁山栄之丞に三津五郎。名題試
験に合格して、弟の萬太郎と共に名題に昇進した梅枝は花魁の九重。期待出来る若手だ。願って演じ
ただけあって菊之助も熱演。2ッ目最後は「奴道成寺」。白拍子花子実は狂言師左近に三津五郎。今
月は菊五郎劇団の音楽部長の杵屋巳太郎が巳吉に巳太郎を譲った披露も行われた。劇場を出てから
「小湘亭」に電話。あら?通じないわ。すぐ近くだから行ってみよう。ところが・・。「小湘亭」があった場所
では別の店が営業していた!ど、どこに行ちゃったんだ、「小湘亭」は!5月だったか日本橋にも支店を
開いていたが。誰かに聞かなくっちゃ。ならば、と銀座をブラブラ歩いて、「ダイニングバー マルゴ」に
行った。ここも「小湘亭」もカタカナ会社のOB,OGが開いた店だ。マルゴは大勢の客で賑わっていたが
カウンターは存外静か。未だ早いから赤ワインボトル取ろうかな。シラー・クローズドエルミタージュね。
タンに添えられたカボチャサラダとさつま芋グラタンがとても美味しい。どっちも糖質高い野菜だけど。
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12月 16日(日) 晴れ
朝 家食 低糖ヨーグルト、アーモンド
昼 新橋演舞場にて 持参したふすまヒレ勝つバーガー、水
昨夜に続いて、新橋演舞場の昼の部。通し狂言「御摂勧進帳」(ごひいきかんじんちょう)は一幕目に、
あの「暫」が、ニ幕目に所作事「色手綱恋の関札」、そして三幕目が「芋洗い勧進帳」とバラエティに富
んだ作品だ。安永年間に大当りを取るも以来長く忘れられ、昭和43年2世松緑が復活した。しかしそ
れから44年間で通しで上演されるのは4回目に過ぎない。ほとんどがパロディで可笑しい。「暫」の腹
出しがお公家さんになっていたり、しかもその公家役の亀蔵が菊市郎が「アタリマエ体操」を歌って踊る
などハジケル場面もあった。「色手綱恋の関札」では女馬士お梅を演じた梅枝が良かった。彼は時蔵
の長男だが、これからの女形として大いに期待している。芋洗いは切った人間の首を芋のように洗う。
夜 荒木町 「宮わき」(2人で)付き出し:からし菜お浸し、酒肴三種盛り 750円、(香箱蟹 1100円)、
かぶら蒸し 950円、きざみ野菜サラダ 650円、焼きポテトサラダ 650円、鴨の小鍋仕立て
1400円、雲子フライ 950円、(鰆山椒味噌焼き 1300円)、鯛煮麺 950円、生ビール、麦焼酎
ダブルロック 4杯 @1万500円
時間指定の届け物がある午後4時に間に合うよう真っ直ぐ帰る。帰国してから、未だパクパク日記をア
ップしていない。だって未だ出来てないんだもん。シクシク。途中までやったところで、約束の時間が来
てしまった。7時過ぎから子だくさんOさんと荒木町の「宮わき」に行く。Oさんは大昔、アメフットチーム
のHCもお願いしていたが、現在は別のチームの代表。ずっと別のディビジョンであったが、来年はいよ
いよ同じディビジョンとなったのだ。と思ったら。今日行われた入れ替え戦で惜敗してしまい、また直接
対戦は無いことになって・・・。最初の言葉が「残念でしたね」。そんなことから、最初はアメフットの話題
に。何と言っても明日は決勝だから。「順当なら勝ちますよ。ミスしなければ」。そうよね、ミスが怖いよ。
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【今週の振り返り】
ヴェトナムに7年半ぶりに行った。3回目のヴェトナムである。私が初めてこの国を訪れたのは平成3
年のことだった。それまでヴェトナムに行きたいと思いながら、行った人から、お腹をコワシて半数以上
が下痢で困ったとか、ヒドイ人は入院したとか、そんな話を聞いてビビッていた。何しろキワメテ胃強で
あるが、同時にキワメテ腸弱でもあるからだ。カタカナ会社を辞めて、ひらがな会社に移って暫くした頃
エイヤ!で行くことにした。そして、すっかりヴェトナムにハマッテしまった。だって美味しいから。フォー
を代表とする麺類が旨い。フォーがハノイの麺類で、地方によって麺類が違うことも知った。ちょっと辛
いフエはブンボーフエ、汁無しのカオラウはホイアンの麺とかね。ブンリオクワもミークワンも美味しくて
当時は「糖質カット」なんて言葉が存在していることすら知らなかったから、毎朝2杯づつ麺をススッてい
た。揚げ春巻きも旨かった。ハロン湾の蟹だの海老だのシャコだのシーフードが新鮮で味付けも抜群で
旨かった。フランスに統治されていたから、フレンチもバゲットも旨かった。フルーツも旨いしさ、ホント困
っちまったよ。刺繍の袋物に素晴らしいものが揃っていた。刺繍の色合いやデザインにセンスの良さを
感じさせる。これは彼女に似合いそう、あっちはあの子に上げようかな、といくつも買ってしまった。雑貨
が楽しい。箸置きだの、小皿だの、あれもこれも全部買いたくなる。オソルオソル来たヴェトナムだった
が、帰る頃には、「次はいつ来よう」かと考えている自分がいた。
帰国して刺繍入りのバッグをお土産に渡し、「とってもステキな国だったよ」とSY子に言うと、「私も絶対
行ってみます!」と言っていた。その2ヶ月後だったか、彼女はヴェトナムに行った。働いている身とし
ては、「即」である。そして行ってみて、私より何倍もハマッタ彼女は、帰国後ヴェトナム語学校を探して
通い出した。ヴェトナム人の友人をたくさん作っていた。そして数年後、SY子は会社を辞めてヴェトナ
ムに行ってしまった。「あっちで働いて、あっちで人生送ってみます」と言って。仕事先は変わったが、彼
女は今もハノイにいる。私にとっては、ヴェトナムはとても気に入った外国のひとつであったが、それが
縁で一人の女性は人生の軸を大きく変えてしまった。
国土が南北に約1500kmに及ぶヴェトナム。泥沼化したヴェトナム戦争であったが、南北ヴェトナムが
統一されたのは1976年4月のことであった。それから36年経った。その時から今も社会主義国である。
1986年市場経済システムを導入するドイモイ政策が採択され、市場経済路線へと転換。一時活況を
呈したヴェトナム経済であるが、今でも一日2jで暮らす国民も4割いるらしい。一党独裁制が続いて
国会はたいした役割は果たしていないし、政府批判の声は殆んど届いていないのが現状のようだ。ど
こかで聞いたことのあるような話だが、南シナ海の南沙諸島と西さ諸島の領有権を巡って中国とは争っ
ている。ODAの最大の支援国である日本は、これまでホーチミンのタンソンニャット国際空港や南部の
カントー市とヴィロン省にかかる東南アジアの斜張橋では最長のカントー橋、私も2度通ったハイヴァン
峠のトンネルなど基幹インフラ建設の支援などを行ってきた。この数年、中国一国に集中することに危
険を感じた日本企業の数社は、ヴェトナムに工場やサービスの拠点を置き始めている。これからヴェト
ナムと日本の新しい関係が築かれそうである。
帰国してから、十二月大歌舞伎の昼の部、夜の部を観た。大ベテランの尾上菊五郎が、昼の部では
「御摂勧進帳」の富樫を、夜の部では「籠釣瓶花街酔醒」の佐野次郎左衛門を演じている。両方初役で
ある。「籠釣瓶花街酔醒」の佐野次郎左衛門は初代吉右衛門並びにその息子初世松本白鵬と十七世
勘三郎の当り芸だった。よって、現代では、白鵬の息子の当世吉右衛門と先日亡くなった十八世勘三
郎がよく演じて当り芸にもしていた役だ。そんな次郎左衛門役を菊五郎劇団率いる菊五郎が初役で挑
むとは、とかなり驚いた。息子の菊之助が八ツ橋をやりたい!とねだったことから、音羽屋としては縁
が薄かった役に挑もうということになったらしい。
昨年勘三郎の聴覚不調で休演が始まった。その秋に彼の義父である大御所中村芝翫が亡くなった。
年が変わって、復帰間近と期待された勘三郎が口頭癌で手術を受けると発表された。夏の終わり、若
手のリーダー格である染五郎が国立劇場の舞台奈落に転落して大ケガを負った。11月新橋演舞場の
初日を勤めただけで、仁左衛門がほぼ1ヶ月休演した。もうこの頃は歌舞伎界のことを心配して、私は
オロオロしていたのに、決定的な追い討ちをかけるような12月5日の中村勘三郎丈の死去。暫くは歌
舞伎舞台を観るのもなぁ、と溜息ばかりであったが、70歳になっても昼夜初役に挑む菊五郎の勇気に
感動した。友人Sイチローの1番の贔屓は菊五郎。私は特に思い入れも無かったのだが、今週の舞台
を観て、今の歌舞伎界にとって無くてはならない大事な人だと改めて思った。そして熱演に涙がこぼれ
る程感謝したのだった。
旦那、豚犬って呼ぶのヤメテくだせい!
*
ヴェトナム旅の始まりは 12月 1週 をご覧ください。
*
いよいよ、2012年もどんづまり。オシマイです。前回もご挨拶しましたが、
この一年ご愛読頂きありがとうございました。
平成25年(2013年)がきっと良いお年でありますよう、お祈り申し上げます。