パクパク日記13年1月2週

             今年の初詣は京都の八坂神社と錦天満宮に行きましたえ

 

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1月 7日(月) 東京は晴れ 京都も晴れ

朝 家食 ヨーグルト、りんご、アーモンド

毎年お願いしている筆耕者に寒中見舞いの挨拶状と今年届いた年賀状を箱詰めにして送る。あとは

美しい筆文字で住所書きが出来て来るのを待つだけだ。楽チン!京都の旅の準備にかかりましょう。

昼 新幹線車中にて 駅弁(本場四川の中華御膳 1400円、冬の緑茶

 

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東京駅「ニッポンの駅弁」コーナーで駅弁選択にチョイ悩む。結構失敗しているからなぁ。おっ、陳健一

監修の本場四川の中華御膳なんてのが登場したな。これも初めて見る「伊藤園」の冬の緑茶を買って

ひかりのグリーン車に乗り込む。ガラガラ。この弁当だが、冷めた中華惣菜の脂が固まって旨くない。

夜―1 京都・祇園 「京星」 お任せ天ぷらコース(付きだし:牛蒡の炊いたん、天ぷら:海老トースト、

柚子を忍ばせたカワハギ、こんにゃく、しらさ海老@、むかご、マナガツオ、京人参、にギス、ハス、

しらさ海老A、天豆、蟹とアボガドの海苔巻き、スナップえんどう、グジのウロコ揚げ、アスパラガス、

公魚、さんど豆、ヤングコーン、しらさ海老B、安納芋(ブランデーと砂糖と共に)、しらさ海老かき

揚げの天茶、漬物、アイスクリーム)、生ビール 2杯、麦焼酎「兼八」ロック 3杯 @1万5千円

 

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ぽかぽか天気の日に空いた新幹線に乗って、後ろに流れて行く風景をぼんやり眺めるってサイコー

の贅沢だなぁ。飛行機は上から眺める楽しみ、新幹線は横から眺める楽しみ。そうこうしているうち

にうつらうつらなんかして、まるでお婆さんのよう・・・あっワタクシ正真正銘の婆さんでしたぁ。京都

のいつものホテルにチェックインしてから祇園の天ぷら屋へ。「京星」。京都の天ぷら屋で唯一ミシュ

ランで星を獲得、しかも2ッ星の店だ。1947年(えっ!聞いたことある年号。もしかしてワタシも生

まれた?)に京都で創業、後に東京に移った(東京の京星2店は店主親類が経営。うち7丁目京星

3ッ星だ)が、23年前創業の地京都に戻って店を開いたそうだ。午後6時。ここでも今年1番の

客が私だった。創業者の長男の嫁である女将とその息子夫婦が3人で切り盛りする。「東京は

どこにお住まいで?」と女将から聞かれて「四谷三丁目」と答えたことから、話は一気に盛り上がる。

「私ら東京時代は荒木町に住んでいて、その後〇〇に移って・・・」。まぁ隣近所だったんじゃない

ですかぁ。その上、隣に座られた鹿児島から来られた若夫婦とも話しが弾んで一緒に2次会に

行くことになった。それはともかく料理。こちらの天ぷらは柑橘類とパウダー状の塩、そして薄く

味付けされた大根おろしで頂く。天つゆをつけないスタイルは創業者が編み出した由。海老の

擂り身を挟んだトーストから始まったお任せ天ぷらは全20点。しらさ海老は3回出た。こんにゃ

くの天ぷらを食べる時に特に気がついたのだが、こちらの衣も独特である。柚子を忍ばせたカ

ワハギや蟹とアボガドの海苔巻き、京人参などは凝っていますなぁ。最後の安納芋はブランデー

と砂糖をつけて食べるのだよ。ここの秘密の油だと食事は天茶に限るのだそうで天丼などは

決して出て来ない。ここは居心地が良い。後刻カラダや衣服が全く油臭くないことに驚いた。

夜―2 京都・祇園花見小路 「弥す田」3人で) 麦焼酎

 

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「京星」さんですっかり仲良くなったH田夫妻と花見小路へ。「お茶屋さん行く?ご馳走するよ。」「は

い!」ということで。どうも彼等は喫茶店のようなところに行くものだと思っていたみたい。いつものよう

に「夢子はん、お帰りやす!」という言葉で迎えられる。温かいカウンターに座って「さぁ飲みましょう」。

                     _______________

 

1月 8日(火) 京都は晴れ

朝 無し

早い昼 京都・岡崎 「山元麺蔵」 牛肉と土ごぼうの温かいおうどん 945円、土ごぼうの天ぷら

 265円、ミニ杏仁豆腐(サービス)

  s_RIMG0049s_RIMG0053 いつもこのメニューどす

 

このところ、京都に来ても朝食を食べることはほとんど無い。京都どころか自宅にいても食べないこと

が多い。ナゼか。わからない。早めに起きても、この半年は恒例の朝ドラを見ないことにしたからツマラ

ナイ。早く「純と愛」終わらないかな。大河ドラマの方は「平清盛」やっと終わってくれたから次の「八重の

桜」はちょっと観るけどね。10時25分御所の前でタクシーを掴まえて岡崎通りへ。10時35分に到着し

て14番目だった。何とか最初の組に入れそうだ。行列に並んでいる時、来週から行く海外旅行の食事

メニューの件で旅行会社から電話があった。3ッ星の結構なフレンチレストランから事前に料理をチョイ

スせよ、とのことだった。うどん屋の行列に並びながら、小さな声で「前菜は鰻の燻製の方を・・・メイン

は鮭の心臓じゃなくて鳩で・・・」なんて。鮭の心臓?11時店が開きカウンターへ。歯応えのある長い手

打ちうどん。角が立っているうどんだ。濃い出汁がたっぷし。全部飲み干す。外は30人以上の行列だ。

 

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        平安神宮前の琵琶湖疎水    今年の初詣は京都の八坂神社にお参りさせて貰いました

 

午後のお茶 四条高倉 「スターバックス」 アールグレイ 350

「違反の炭水化物を食べてしもうたら、お詫びにようけ歩かんかい!」「ははぁ、かしこまってござる」。い

ったいどこ言葉ですかい。うらうらの晴天である。岡崎通りから白川沿いに歩くのがお約束のコースだ。

これをずっと歩いていけば知恩院、八坂神社に辿り着く。今年は年明けからバタバタしていて未だ初詣

をしていない。恭しくお参りをする。明日は「えべっさん」だそうだ。「高島屋」で洋服買ってサイズ直し。

夜 京都・姉小路高倉 「ルナール・ブルー」 8400円のシェフ特撰食材コース(アミューズ:的矢の生

牡蠣・鯖のビネガーマリネ・フレッシュフォアグラテリーヌ、パン2種、オマール海老サラダキャビア

添え、スクランブルエッグ 生ハム添え、オニオングラタンスープ、アワビのムニエルと平目のソテ

ィ ピラフ添え、丹波の黒毛和牛ステーキ、ソルベパナッシュ、カモミールティ)、エビス生ビール 

700円、赤ワイン500mlデキャンター(スペイン) 2800円  @11900

 

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京都と言えば「京料理」。それは間違いないのだが、実はフレンチやイタリアンも美味しい店がヒシメイ

ている。この店もずっと前から来たいと思いながら、今夜ようやく初ディナーを予約した。ディナーでもプ

リフィクスコースA4200円からというリーズナブルなメニューだが、「欲張り夢子」は1番高い8400

円のシェフ特撰食材コースを予約している。むふふふ。6時半に行くと1番だった。魅力的なアミューズ

から前菜が2皿続き、スープはチョイスしたオニオングラタンスープ。パリのビストロ風に今日のお勧め

がギッシリ書かれた黒板が客席に運ばれて客は嬉しい選択に迫られている。こうゆうお店いいよなぁ。

500mlデキャンターで頼んだスペイン産の赤ワインもなかなか旨いね。魚料理はアワビのムニエルと

平目のソティ ピラフ添え、肉料理は丹波の黒毛和牛ステーキにした。もうお腹バクバツしそうである。

魅力的なデザートが並んでいたが、1番負担が少なそうなソルベパナッシュにする。また来たい店だ。

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1月 9日(水) 京都は曇り

朝 無し

昼 京都・寺町三条 「LIPTON」本店」 ランチプレート(海老クリームコロッケ、ハンバーグ、サラダ、

ライス、スープ、ドリンク) 1050円、フルーツいっぱいのタルト 500円

 

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昭和5年に創業し、京都で初めて紅茶を出したのはこの店だ。ついでに日本で初めてロイヤルミルクテ

ィを出したのも「リプトン」なんですって。ティハウスだけでなく、フルーツどっさりのタルトや洋食メニュー

もあって使い勝手が良い。支店があちこちあるけど、やっぱり寺町三条の本店が好き。海老クリームコ

ロッケとハンバーグを単品でオーダーしたら、「今日のランチプレートはその組合せです。ちょっと小さい

ですが、スープもドリンクもついて500円お得です」とアドバイスされた。じゃ、500円のタルトをくれ!

午後のお茶 京都・河原町三条 「葦原」 ガラパゴス・サントクリストバル 900

 

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  「葦島」でガラバゴスのコーヒーを飲んだ         錦天満宮でも新年のお参りをする信心深い夢子だった

 

京都はコーヒー店も名店揃いだ。「イノダコーヒー」を筆頭に「スマート珈琲」とか「小川珈琲」とか「前田

珈琲」とか「六曜社」とかね。河原町三条にある「喫茶葦島」も。エレベーターに乗って店に行く。カウン

ターは工事中とかで座れなかった。メニューをみると何とガラパゴス諸島のサントクリストバル島のコー

ヒーがあるではないか。数年前に同島に行った時、小さな店でこのコーヒーを買った。生産量が極端に

少ないので、この小さな島でしか売っていない。その貴重なコーヒーを香港在住K岩に土産としてプレ

ゼントした。「今までいろんなコーヒーを飲みましたが、これが1番美味しかったです。もうすぐ無くなる

のでガラパゴスにもう一度行って買って来てください」とメールが来た。「自分で行って買ってきな!」。

夜 堺町四条上ル 「じき宮ざわ」 1万5千円のコース(ぐじの蕪蒸し、新春の小皿:蒸しアワビ・数の

子・黒豆・田作り・紅白膾・とび子・菜の花など、白味噌雑煮、とらふぐの白子和え、焼き胡麻豆腐、

マナ鰹の味噌漬け焼き、天然とらふぐの唐揚げ、自家製カラスミの飯蒸し、くえと白菜、食事:白飯・

赤出汁・香の物2点、水菓子:みかんと苺(日の雫)、焼き立て最中と抹茶)、アサヒビール中瓶

 800円、「兼八」ロック 3杯 @21030

 

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1年前に初めて来た「じき宮沢」。店主の宮澤政人氏が5年前32歳の若さでオープンさせた店である。

みるみる間に人気の店となったが、すっきりした優男の宮沢氏は未だ37歳だ。ミシュランの星も1つか

獲得したし、この日ご挨拶代わりにと供された日本酒「稼ぎ頭」の名の通り、京都の若き料理人の中で

は稼ぎ頭なんだろうね。ご出身は神奈川県らしいけど。コースはいきなりぐじの蕪蒸しから始まった。元

旦に寝坊して食べ損なったお雑煮だが3品目に白味噌雑煮が登場してやっぱり食べる羽目になった。

5品目の焼き胡麻豆腐はこの店の名物。焼いた胡麻豆腐に練り胡麻とハチミツに出汁を加えた甘いク

リームをかけその上に摺り胡麻がたっぷり振りかける。お土産でも売っている。胡麻豆腐好きではある

が、私はこんな甘いのは苦手だな。デザートならともかく、食事の一品には甘過ぎて興醒めである。最

後に出る皮を炭火でゆっくり温めて直前に餡子を挟む最中はとても旨い。6時から食事を始めて8時に

はコースが終わる。店には既に8時からの客が来ている。昼も営業、夜は2回転で稼ぐ「じき宮沢」だ。

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1月 10日(木) 京都 午前中は降ったり止んだり 午後晴れ

朝 無し

早い昼 京都・永観堂そば 「日の出うどん」 特カレーうどん(きざみ・肉・ネギ入り) 激辛 950

 

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1ヵ月前の12月3日「日の出うどん」まで来た時は臨時休業でガッカリした。「今日こそは!」とタクシー

で向かった。紅葉の名所・永観堂の近くにあるので秋は客が押し寄せる。「山元麺蔵」ほどではないけ

ど。今は季節外れだし、開店の10分前に行けばOK.2人目だった。1055分にはお店に入れてく

れた。注文はもちろんカレーうどん。今日こそ特カレーうどんの「激辛」にしよう。ん?それ程辛くない。

昼のお茶 霊鑑寺前 「プルニエ」 カフェオーレ 500

 

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カレーうどんの汁も飲み干して「日の出うどん」を出る。今日の「炭水化物摂取お詫び散歩」は哲学の道

を歩こう。桜の季節には美しい道だが、今は何も咲かず枯れ果てている。・・・トボトボトボ(歩く様

子)・・・ナゼ人間はイカンと思ってもうどんを食すのか・・・トボトボトボ・・・と哲学しながら(どこが!)歩く。

霊鑑寺にでも行ってみるか。・・・ハァハァ・・・ちょっと坂道・・・ハァハァ・・・。ここ去年春の特別公開でも

来たことがある。椿が見事だった。今霊鑑寺から出て来た人に聞いてみる。「椿咲いていましたか?」

「いえ、1分咲きの手前です」「じゃヤメマス」。雨も降って来たしお寺の前の喫茶店でお茶にしようかな。

午後のおやつ 京都・四条河原町 「永楽屋 喫茶室」 作りたてわらび餅 1200円

 

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銀閣寺近くまで行ってからバスで四条河原町。本屋を回ろう。P.D.ジェイムズが昨年出した本をずっと

探している。東京ミッドタウンに入る書店だの京都のジュンク堂など回ったが見つからず。それが四条

河原町の「ブックファースト」でやっと見つけた!タイトルを見て、えぇっ〜!!!何ということだぁ!!

お昼が11時過ぎと早かったし、長い散歩もしたので小腹が空いた。そういえば近くに「永楽屋喫茶室」

があったなぁ。注文してから作るというわらび餅を頼む。20分待って食す。そうね、まぁ美味しいかな。

夜 京都・二条木屋町下ル 「やました」 前菜盛り合わせと吸い物、甘鯛のたたきとウロコ揚げ 

2415円、とらふぐ白子焼き、もろこ焼き 2100円、牡蠣フライ 1800円、イカのてっぱい 840円、

稲庭うどん、生ビール 2杯、麦焼酎「小女郎」 5杯 @1万9058円

 

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最後の夜は二条木屋町の「やました」へ。2階座敷もあるが、メインは1階の15人は座れる長いカウン

ターだ。久しぶりに行っても、ご主人はちゃんと私のことを覚えていてくれる。「また世界中を飛び回わっ

てらっしゃいますかぁ?」って。焼き方にはウコンちゃんが就いていた。半年前に先輩が独立されたので

1つ上ったのだとか。甘鯛の季節だ。たっぷり食べよう。たたきにして貰ったら大盛り!しかも揚げたて

のウロコ揚げもついて。旨し、旨し。私のメイン料理は何と言っても琵琶湖のもろこ!真っ赤な炭で左右

裏表頭も全部丁寧に炙ってくれる。酢醤油で熱々を食べる。あぁ、うんま!あとはお決まりの牡蠣フライ

とてっぱい。てっぱいは関東で言うところのぬたである。この店で初めて食事を注文。稲庭うどんどす。

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1月 11日(金) 京都も東京も快晴!

朝 京都・寺町 「スマート珈琲」 卵サンドイッチ 650円、コーヒー 450円

 

  s_RIMG0232s_RIMG0230 ふわふわパンに焼き立て卵

 

先月京都から帰る朝、中村勘三郎が亡くなった。125日の衝撃的な朝であった。今日は何も無いよ

うにと願った。6時に起きてシャワーを浴び、段ボールで本などを自宅に送る。7時半チェックアウトして

タクシーで寺町通りの「スマート珈琲」に向かう。着いたのは750分。もちろん1番である。開店の8

時を待たずに入れてくれた。後から来た若い男2人連れがフレンチトースト、ホットケーキ、プリンという

同店人気ベスト3に加えてミックスサンドも注文していた。朝からそんなに喰うな!私は卵サンドだけ!

昼 東京駅・ラーメンストリート 「斑鳩」 本枯れカツオ東京塩ラーメン 950円

 

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      今日もお美しいお姿!         「斑鳩」の塩ラーメン       復元された東京駅丸の内側の赤レンガ駅舎

 

朝から堂々と炭水化物違反してしまったなぁと思いながら駅に向かう。ところが。京都駅ホームにある

KIOSKをふっと覗いた時「合本ラーメン・うどん・蕎麦」を特集した「BRUTUS」を見つけてしまった。そ

して買ってしまい、車中で読んでしまった。東京駅に到着する頃には、頭の中はもうすっかり麺喰いに

なってしまった・・・。ふらふらとラーメンストリートに向かう夢子。昔から一度食べてみたいと思っていた

「斑鳩」に行く。本枯れカツオ東京塩ラーメン。一口スープを飲む。ぬるい。脂っこい。旨くない・・・。ドで

かいしなちく。しなちくキライ。三分の1食べただけで残して店を出る。深く後悔。丸の内口に回って昨

10月復元された東京駅の姿を眺める。ふーん確かに美しい姿であるが新しいからカンロクが無い。

夜 荒木町 「羅無櫓」 3種付き出し:カボチャサラダ・蓮根煮・菜の花浸し、ポテトサラダ、椎茸ポン

酢、湯豆腐鍋、豆ふよう、お茶椀カレー、生ビール 2杯、芋焼酎お湯割り 3杯 @7450円

 

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夜は「羅無櫓」に行った。1番奥の席に座って生ビールを飲んでいると体格の良い客が2人来られた。

店の常連で、先日のライスボウルを応援してくれた方々だそうだ。「3連覇おめでとうございます。チケッ

トありがとうございます」と挨拶された。大学時代プレイされていた由。冬になると飲みに出かける時は

膝掛け持参。それでも寒いので湯豆腐を注文した。ポン酢と柚子胡椒で「あちち」と豆腐を食べる。

徐々に温まったところで芋焼酎のお湯割り。最後はお茶椀カレーで仕上げ。3食違反した一日だった。

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1月 12日(土) 晴れ

朝 無し

昼 新橋 「銀座ライオン」 牛肉100%ハンバーグランチ 1100円、ミニサラダ 100円、持参のふす

まパン

 

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新橋の美容院に早出をお願いした。普段は11時開店だが、10時半からやってね、と。申し訳ないから

京都から栗のお菓子をお詫びに買って来た。2時間で終了して、近くの「銀座ライオン」でそそくさとラン

チ。この近くには古くからの喫茶店や中華屋、日本蕎麦屋があったのだが、家賃高騰問題で皆閉店し

てしまった。寂しい限りである。地下鉄で新宿へ。1時半新宿西口ビックカメラのパソコン売り場でA

生と待ち合わせしている。自宅で使っている2台のパソコン。ナナちゃんは延命に延命を重ねているチ

ョー婆さんパソコンだし、馬胃男クンは家に来た頃からアホだった。何年も宥めすかして使っていたが、

いよいよ決着つける時期がやって来たようで。ほぼ即決で富士通の何とかいうパソコンにする。大きな

ディスプレイを2台並べて使う。でもキーボードは1台で済む。2台目のディスプレイは別メーカーの買う

んですか、はぁ。何でかよくはわからんが。アイパッドミニも買う話もあったが、auの店頭で買うには契

約等時間がかかりそうなので今日はヤメだ。「全部お持ち帰りですかぁ??」「はいっ」(きっぱり!!)

夜 舟町 「仙水」 クエ鍋コース(付き出し:〆鯖、お造り:メジマグロ・くえ・あおりイカ、焼き黄太刀魚、

ふぐの唐揚げ、くえ鍋、くえ雑炊、フルーツ:いちごとメロン)、生ビール 2杯、麦焼酎ボトル 

@1万9660

 

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タクシーで自宅に帰り、降りてからはA先生と「ヨイショ!ヨイショ!」と3つの段ボールを運ぶ。次は梱

包を解き、設置と接続などの初期設定。私はゴミを片づけるくらいしか役に立たない。むしろ邪魔。隣室

にすっこんでおりますです。暫くして書斎を覗いてみると、作りつけのパソコン台にパソコンが4台!今

日買った2台のディスプレイがでかいんだわ。富士通の本体は「九ちゃん」(キューちゃん)と名付けた。

こんなの私が使いこなせるのだろうか。と思っているうちに、新品の1台(別口で買ったディスプレイ「九

助」。九ちゃんを助けるから)がだんだん暗くなって真っ暗に。あれぇ?どうしたのぉ?どうも不良品が当

たってしまったらしい。そんなこともあって、今日はこのくらいにしますか。と言ってももう9時だ。夕食は

「仙水」へ。くえ鍋コースを頼んだ。刺身にふぐの唐揚げにくえ焼きにくえ鍋。豪華なコースである。くれ

は脂が乗っていて、ふぐちり鍋より数段美味しい。コクガあるというのか。くえ雑炊も絶品であったぞ。

                      ______________

 

1月 13日(日) 晴れ

朝 無し

昼 六本木・東京ミッドタウン 「デリー」 2種のカレーランチ(カシミールとコルマ) 1200円、ラッシー

100円、ラッシー 400円 計1700

 

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午前中宅配便が5件来た。兵庫県の病院から薬、京都のホテルから自分が送った本、京都高島屋に

サイズ直しをお願いしていた洋服、通販生活から電気掃除機など。昨日のパソコンのも含めて、また姪

のカオルちゃんに潰して貰う段ボールが増えた。今日プラズマ治療院は午後予約しているから、先にラ

ンチに行く。実は「デリー」のカレーの中で1番好きなのはカシミールカレー。辛さ★★★★★の極辛で

ある。でも辛過ぎてお腹をコワスこともあるので、しょっちゅうは食べないけど。今日は思い切って食べ

よう。もう1つは次に好きなコルマカレーね。あぁ、辛ウマ!ご飯ちょっとしか食べられないのがツライ!

夜 舟町 「山灯」 4200円の山灯コース(前菜5種盛り:合鴨ロース・蟹と椎茸白和え・海老芋味噌・

カラスミ・菜の花真砂和え、鱈の白子黄身煮白味噌椀、お造り盛り合わせ:やがら・あいなめ等、

ぶりの塩焼き、冬大根と米沢ロース炊き合わせ、蕪のふろふき柚子胡椒、さくら井手作り温麺、日

向夏)、生ビール 2杯、麦焼酎 @5620

 

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明日前泊して明後日から海外だ。何とか出かけるまでに12月4週のパクパクを作り上げてアップしな

いと。明日は雪になるなんて話もあってそっちも心配。「山灯」に予約の電話をすると、日曜日なのに満

席!席が空いたら連絡を貰うことにしてパクパク作成に精を出す。夜9時過ぎ電話があった。「今カウ

ンター空きました。おいでください」。遅い時間ではあるが、お腹ペコペコだったので山灯コースを注文。

この内容のコースで税込み4200円ってお値打ちでしょ?通常の食事は客ごとに作る炊き込みご飯で

あるが、私はさくら井手作り温麺をお願いする。あらら。今日の温麺のボリューム凄く多いじゃないか!

                  _______________

【今週の振り返り】

今週の京都は静かだった。正月1週間が過ぎた頃は、観光客も比較的少なく落ち着く季節だ。他の地

方が泣いて羨むチョー人気の観光地だから、こんな静かな時を味わえるのは貴重であるな。何度かこ

の覧でも書いたように、真夏を除く京都通いの目的は「京都喰い倒し」。効率を上げるなら、「新規店以

外行ってはならない」くらいのキビシー掟を自らに課して、バリバリと喰い倒して行けば遠大な目的に

徐々にではあるが近づくことが出来るかもしれない。でも、ダメなんだわ。美味しい店に出会うと、せっ

せとリピートしちゃってね。ヒドイ時はすべてリピート店って時もあった。完全に目標を見失っておる。イ

カンぞ。そこで、「夕食の半分は新規にしよう」とハードルを下げた。その代わり「必ずやるのよ」というこ

とで。今回はキチンとやりましたえ。新規店は天ぷらの「京星」とフレンチの「ルナール・ブルー」の2店。

それに甘味処では「永楽屋 喫茶室」。これで京料理・カウンター割烹の和食系とフレンチ・イタリアン・

洋食、うどん屋、甘味処、バーを併せて約70店が夢子の京都店リストに載った。しかし、「京都喰い倒

し」にはほど遠いなぁ。ま、コツコツとやって行こうと思っている。

先週からP.D.ジェイムズの著作を探していた。P.D.ジェイムズは今年92歳になる英国の女流ミステリ

ー作家。寡作の作家で、2010年に「秘密」を出版してから音沙汰が無かった。「秘密」は長く彼女が書

き綴って来た警視アダム・ダルグリッシュシリーズの最終作だったしご高齢でもあるので心配していた。

そんなこともあって、「秘密」がダルグリッシュシリーズの最終作だけでなく、彼女の最終作品になって

しまうかもしれないとも思っていた。「秘密」を読んでしまうともう読むものが無くなる。だから読まずに残

しておいたのだ。そこに2年ぶりに新作が出たという話。やったぁ!

英国のオックスフォード生まれ。192083日生まれの92歳。若くして結婚するも、病んだ医者の

夫に代わって働き、娘2人を含めた一家の生計を担う。病院で看護婦として働いたこともある。国民健

康保険協会に長く勤務し、その通勤電車の中で執筆を始めたのが詩人でもあるアダム・ダルグリッシュ

警視シリーズの第一弾「女の顔を覆え」である。「鈍色(にびいろ)の空が重く圧しかかる」っぽい(例え

ばです)沈鬱な英国の風景を背景に、登場人物の緻密な心理描写が描かれてね、私好きなんですわ、

昔から。このシリーズは「ある殺意」、「ナイチンゲールの屍衣」、「わが職業は死」、「黒い塔」、「死の

味」、「原罪」など14作品にも上った。「ナイチンゲールの屍衣」、「黒い塔」、「死の味」では、3CWA

賞(英国推理作家協会)シルバーダガー賞を受賞、1987年には作家としての功績を称えるCWA賞ダ

イヤモンドダガー賞を受賞した。ダルグリッシュシリーズとは別に、22歳の女性私立探偵コーデリア・グ

レイが登場する「女には向かない職業」と「皮膚の下の頭蓋骨」もあって、これまた趣きが違う魅力ある

作品である。

専業作家として書き始めたのは公務員を退職した60歳から。長年の官庁勤務を認められて、23年前

一大貴族の女男爵に叙せられた。そんな彼女が90歳を超えて、ダルグリッシュの次に何を書いたの

かヒジョーに興味があった。京都でようやく手にした最新作のタイトルは「高慢と偏見、そして殺人」!!

「高慢と偏見」と言えば、やはり英国の女流作家ジェーン・オースチンの代表作。但し、書かれたのは何

1813年のことである。高齢になったP.D.ジェイムズが取り組んだのは、200年前に書かれたオース

チン名著の続編だったのである。しかもタイトルから殺人事件が起こったらしい・・・。何というしなやか

な発想だろう。タイトルを見ただけで、かなり満足してしまった。パチパチと一人で拍手した。さて、これ

をいつ読むかな。それと「秘密」はいつ読むかな。楽しみ、楽しみ。

            s_RIMG0760 あー!ボクチンも読みたいニャア

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