パクパク日記13年2月3週
中国からはPM2.5。南米帰国後AM4.5に悩みながら九州に行った
唐津城
高島・富当神社
2月 18日(月) 曇り時々小雨
朝 無し
昼 新橋 「末げん」 かま丼(小) 1050円
ヒルドキ新橋に行くなら・・・「末げん」のかま丼を食べなくっちゃ!と朝から思いながら出かけるのが遅く
なり、「末げん」に着いたのは開店時間ぎりぎりの11時29分だった。あら!でも行列は短く4番目だっ
た。「かま丼のご飯半分より少なくして貰えませんか」とお願いすると、ホントーにそうして来たからガッ
カリだ!ま、自分でお願いしたんだから矛盾するんだけど、丼の蓋を開けた時のカンドーが半分以下に
なっちゃうんだよなぁ。その上、ご飯はそのまた半分を残すから更にサビシー。新橋駅で京都行きの切
符を買って外に出たところでO塚さんとバッタリ会った。カタナカ会社時代の先輩だ。ウルグアイに行っ
ている間に亡くなられた創業者の密葬の様子を聞く。その後美容院でカット&ダイをして貰った後、赤
坂の旅行会社にパスポートを届けに行く。3月海外旅行旅先のビザ取得には今日が締め切りなのだ。
夜―1 荒木町 「鈴なり」 6千円コース(蛤と湯葉のウニの蒸しもの、八寸:菜の花・イイダコ・鮎の子・
鯖鮨・天豆など、タラの芽とふきのとうの天ぷら、生ウニと蟹の玉地蒸し、刺身盛り合わせ:マグ
ロ・ヒラスズキ・ひげ長カンパチ・ぶり・イカ、イクラとマスノスケと竹の子の焼き物、新玉ねぎの煮
物、メヌケの炊き込みご飯、漬物、赤出汁、杏仁豆腐と苺)、生ビール 2杯、麦焼酎 @9千円
夜は5人の会の「ちょっと遅い新年会」である。私が営業課長をしていた頃の営業部員オトボケMM、ク
ワちゃん、クマちゃんはずっと「4人の会」を開いていたが、そこにI親ビンが「ボクもまぜてよ」と来られて
以来「5人の会」となった。今から15年前位の話だけど。幹事はいつもクワちゃん、会場はいつも「鈴な
り」。10日前に亡くなった創業者のことから始まった。仕事で遅れて来たオトボケMMの子息2人の結
婚の話もあった。最後は帰って来たばかりの南米の度話。って言うか一緒に行った人の話ね。涙出た。
夜―2 舟町 「義乃庵」 赤ワイン
クマちゃんはベルギーから一時帰国しているあーちゃん(2009年アントワープを歩いている時、ガイド
になったあーちゃにバッタリ会ったことがある)を囲む宴会にハシゴで出かけて行った。I親ビンも明日
ゴルフでお帰りになったので、MM、クワちゃんの3人でワインバーに行く。何年のつきあい?38年!
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2月 19日(火) 午後3時まで横殴りの雪!
朝 アーモンド
昼 家食 「たむらの焼き肉入りカレー」(辛口)、えのき茸和風スープ、ふすまパン、りんご
朝から雪だ。1月14日の大雪と違って横殴りの雪が激しく舞うが、積りそうはないのでちょっと安心だ。
午後出かける前に何が何でもパクパク1月4週を仕上げようと、ヒルメシもレトルトカレーで済ませてグ
ワンバル。エライなぁ私って。あとは帰宅してからアップすれば良しと。午後4時から恵比寿のエステ。
月1度ここに来るのが楽しみ。もっとも最近半分の時間「イテテ!」と叫んでいるけど。Sさんありがと!
夜のおやつ 築地「ベローチェ」 クッキー 110円、コーヒー 190円
夜 築地 「うまいもんや」 白子の会コース(惣菜数種、肉豆腐、ふぐの皮、白魚の踊り、白子焼き、唐
揚げ、ふぐちり鍋、雲子入り、ふぐ雑炊、いちご)、ビール、焼酎 (私以外は日本酒3升) 傾斜配
分勘定→ポンちゃんと私は@2万1200円
6時半にエステを終えて、日比谷線で築地に向かう。今晩は「白子の会 旬の部」があるのだが、「ハシ
リの部」の時も恵比寿エステ→日比谷線→築地コースであった。ここ数年は「白子の分け前が減るか
ら」とゲストは呼ばないことにしていたが、今日は会員ホーリー夫人のN子さん登場。某民放アナウン
サーで「白子の会」には約十年ぶりの参加である。今日はいつもの白子の会用のフルコースに加えて、
白魚の踊り喰いまで出たよ。白子は存外分け前が多く3口あった。熱々の焼き白子をほうばって、「あ
っちゃ!」と言いながら飲み込む。一瞬の幸せ。それが良いのだ。あちこちの店でふぐの唐揚げを食べ
るが、「うまいもんや」の味付けが一番好きだ。ふぐ雑炊と苺でマンプク。大S子とR子と私の女子3人
組はタクシーで帰ることにし、ポンちゃん、ホーリー夫妻、A先生は銀座方面のカラオケに向かった。帰
宅して1月4週アップ。従来方法に戻したのでリンク等の問題は解決したが、カウンターは出ないなぁ。
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2月 20日(水) 晴れ 夜から風強し
朝 アーモンド
昼 新宿ルミネ 「つばめグリル」 広島産生牡蠣のフライランチ 1180円、持参のふすまパン
午前中代々木の整体に行き、帰りは新宿西口まで歩く。すぐ着いてしまうんだけど。お気に入りの「つ
ばめグリル」で牡蠣フライランチを食べる。隣の席に中年夫婦がいた。奥さんが喋っている。「ここのパ
ンって美味しいのよね。ほら、美味しい!・・・・このトマト何とかって言うのワタシ好きよ。ほら、美味しい
ね・・・・ハンバーグ何て美味しいんだろ!ね、あなたのも美味しい?これも食べて、美味しいから!」。
夜 上野池之端 「鳥栄」 (4人で)7千円の鶏鍋コース(葉山椒、モツ・レバー・正肉、大根おろし、
ネギ、豆腐、鶏スープ、鶏のたたき×お替り3人前、漬物、白飯)、ビール、冷酒 @1万1500円
今夜は「イケナイ会」である。予約が取れなくて行きたくても行けない店に行ってしまおう!というのが趣
旨の会。前回は恵比寿の「賛否両論」に行った。今夜は上野池之端の「鳥栄」である。取れない予約を
取ることに燃えているのはマキコであるから、いつもマキちゃんにお願いしている。地下鉄で湯島から
歩いて数分。いつ来ても入って行くのが嬉しくなるしもた屋風の作りである。この店に来始めたのはい
つだっただろうか。確か、次兄が著者の先生に連れて行って貰った池之端の鳥屋が凄く美味しかった
と聞いたのが「鳥栄」だった。モツ・レバー・正肉などが終われば、大好物の鶏のたたき。いつもは到着
するとすぐ人数分の鶏のたたきのお替りを注文するのだが、マキコが少食(その分Sブーが大食だが)
なのでお替りは3人分にしておいた。食べている間、下の厨房から鶏肉を叩く音が聞こえる。肉を挽く
のではなく、数人が包丁でひたすら叩くことで顔が映ってしまう程滑らかなたたきが出来上がる。名人
芸!食事は肉からたっぷり旨味が出たスープを暖かいご飯にかけて食べる。旨い!満足の夜だった。
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2月 21日(木)
朝 アーモンド
南米から帰国してから続いている「午前4時半病」。午前1時半に寝ようが2時に寝ようが、4時半にな
ると目が覚め、トイレに行った後はそのまま眠れない。中国上空から飛んで来るのは「PM2,5」だが、
夢子を襲っているのは「AM4,5」なのである。睡眠不足のツラサも激しくなって来たので、昨夜は「今日
中に寝よう!」と決めて11時45分にはベッドに入った。ところが、1時半には目が覚めてトイレへ。そ
の後何とか眠れたが、やっぱり4時半に目がパッチリ。5時には起き出した。フント困ったことである。
昼 家食 「マルちゃん正麺塩味」、りんご
役所広司がCMで「旨い!」と絶賛していた(CMだからアタリマエか)マルちゃん正麺。子供の頃から
インスタントラーメン愛好家であった私は、3年前医者に禁止されるまで、朝の食卓には度々インスタン
トラーメンが登場していた。野菜たっぷりサッポロ一番塩味とか。それも医者がダメだというのでキッパ
リ(へへ)ヤメタ。でも、あれだけ別所さんに「旨い!旨い!」と食べられては一度位試してみたいじゃな
いか。塩味を1袋だけ買っておいた。食べなかったけど。このマルちゃん正麺は発売1年間で2億食売
れたんだそうだ。ならワタシも1袋位いいっしょ。茹で卵を載せ、胡椒たっぷりかけて食べた。旨かった。
夜 四谷3丁目 「喜怒哀楽」 お通し、海鮮アボガドサラダ 海苔添え 650円、春菊とじゃこの餡かけ
豆腐 500円、エイヒレ炙り 550円、豚みそ焼き 700円、牛すじコロッケ(2個) 400円、生ビール
2杯、麦焼酎「香吟のささやき」ボトル @7860円
南米に行っている間にパクパク日記の遅れは更に広がってしまった。一昨日の夜アップしたばかりだ
が、明日から博多に行くことでもあるし、何とか今日中に1圧5週を作らねばとガンバった。もうエライ!
だけじゃ足りなくて、私のこと尊敬してしまうでしょ?頭下がっちゃったりするでしょ?しない?あ、そう。
ま、それはともかく、1月5週をアップして遅い夕食は久々に「喜怒哀楽」に行く。去年の暮れ29日に来
て以来だ。料理担当の彼は辞めて、焼き方にニューフェイスが入っていた。料理は店長のユウちゃん
がやっているの?彼はどこでも出来るからな。そのユウちゃんが作ってくれた牛すじコロッケだが、1個
200円というのに巨大な大きさ。これじゃあ肉屋や揚げ物屋が真っ青だね。1つはオミヤにして貰った。
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2月 22日(金) 東京は晴れ 福岡は曇り
朝 家食 牛スジコロッケ&卵ふすまバーガー、りんご、えのき茸和風スープ
今日も早く起きて(イヤ正確に言えば、早朝目が覚めてしまう)、博多行きの準備をする。朝ご飯と弁当
には昨夜オミヤにして貰った牛スジコロッケを温めて半分個し、ふすまパンに茹で卵と一緒に挟んだ。
ガブリッ!旨いが食べ応えがあるぞ。満腹。シャワーを浴びて、10時半には羽田に向けて出発した。
昼 JAL機内にて 持参の弁当(牛スジコロッケ&卵ふすまドッグ)、コンソメスープ、コーヒー
JALで福岡空港へ。午後2時過ぎ到着し、地下鉄で中州川端駅。ホテルオークラにチェックインしてか
ら博多座へ。ほんの1分程歩けば到着してしまう便利さだ。昨年2月に始まった勘九郎襲名披露の最
終公演が今月博多座で行われている。夜の部は午後4時から。1つ目は「俊寛」。島流しになった俊寛
がいろいろあって絶海の孤島にひとり残される芝居だが、衣装はボロボロだし、結末は寂しいしでワタ
シは全然好きじゃない。しかし、今回は松嶋屋(仁左衛門)が演じるのだから観なくっちゃね。一緒に流
されて来た2人の貴族に較べ俊寛の衣装がボロ過ぎやしないか。次は口上。これも私は4回目だ。今
夜最後の「義経千本桜」の「渡海屋」と「大物浦」が勘九郎の襲名記念演目。渡海屋銀平(知盛)はもち
ろん勘九郎、銀平女房(典侍の局)は七之助、弁慶は弥十郎、義経に梅玉。碇と共に海に沈む知盛。
夜 博多・すざき問屋街 「旬きく」 お通し:海老芋揚げ蟹餡かけ、ごま鯖の胡麻醤油和え 900円、
新竹の子木の芽和え 1800円、甘鯛酒蒸し 1800円、切り干し大根いり煮 400円、稲庭うどん
温麺 南関揚げ 750円、生ビール 2杯、麦焼酎「佐藤」ボトル @1万340円
博多座の夜の部を観た後の夕食は、すざき問屋街にある「旬きく」で。この店にくるのも3回目だ。ご主
人からも顔を覚えて貰った。メニューには「春」も加わって来た。ごま鯖は胡麻醤油で和えて貰った。う、
う、旨かね〜。新竹の子木の芽和えも思いッキリ春の香り。6月猿之助襲名披露興行があると今日知
ったので、焼酎「佐藤」はボトルで入れることにした。キッチリ半分飲んだ。熊本の南関揚げも旨いね。
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2月 23日(土) 福岡は晴れ
朝 博多・ホテルオークラ博多 「カメリア」 朝食ヴュッフェ
ホテルのレストラン「カメリア」の朝食ヴュッフェは2600円。ホテルだけあって、やっぱり高いわなぁ。し
かし、それが2食分となれば@1300円と考えられる。私はいつもそうする。バウンズ型のふすまパンを
持参してトースターで焼きいてこれにいろいろ挟む。ハムとか辛子明太子とか。ここで食べては1食に
なってしまうので、ラップに包んでランチにするのだ。あったまいいっしょ!九州だからか納豆がない。
昼 博多座客室にて オリジナルバーガー、茹で卵、お茶
昨夜に続き、博多座のヒルの部。開演5分前にオジョーが隣の座席に座った。今朝の飛行機で東京か
ら飛んで来たのだ。順調に来たのに、着陸してから10分間待たされたのだそうで。昼の部は夜に較べ
るとグンと面白い。先ずは「吹雪峠」。宇野信夫作の新歌舞伎で30分弱の短い芝居だが、構成がよく
出来ていて面白い芝居だ。登場人物はたった3名。梅玉の直吉と孝太郎のおえん、扇雀の助蔵。モー
レツな吹雪を再現するので、劇場の前の方は雪で真っ白になった。襲名披露演目の「身替座禅」。山陰
右京に勘九郎、奥方玉の井に仁左衛門。太郎冠者は七之助。3度目の山陰右京は、松嶋屋相手によ
く演じていた。それにしても仁左衛門の奥方玉の井は怖い。楽しく笑わせて貰った。最後は「河内山」。
仁左衛門の河内山宗俊、勘九郎の松江出雲守。やっぱり仁左衛門は上手だわ。惚れ惚れしちゃうよ。
午後のお茶 「BAR VITA」 カプチーノ 500円
夜 西中洲 「しん進」 (3人で) お通し:焼き胡麻豆腐、十種野菜のテリーヌ 1300円、刺身盛り合
わせ(鯛・たいらぎ・マグロ・甲イカ・鯖・ぶり・カツオ)、 4000円、天豆焼き 700円、広島牡蠣フライ
850円、蓮根と海老真丈の挟み揚げ 700円、下仁田葱とせせり肉のすき焼風 1500円×2、鶏つ
みれラーメン 700円、自家製かまぼこ(サービス)、生ビール 600円×2杯、麦焼酎「兼八」ロック4杯
@7000円
舞台がはねた後は、オジョーと買い物したり、お茶飲んだりして過ごす。夕刻ロビーにシノちゃんが迎え
に来てくれた。私は去年3回も彼女と会ったが、オジョーと彼女は1年ぶりの再会。店はいつものように
彼女が予約してくれた「しん進」。ナゼかシノちゃんの好きな店西中洲にあるんだよね。歩いて行った。
お通しの焼き胡麻豆腐が旨い!この店期待できそう。店の自慢料理という十種野菜のテリーヌもこうい
った店には珍しい料理で美味しい。3人だから、あれもこれもとたくさん注文してシェアして食べた。〆も
3人で1つなら良かろうと鶏つみれラーメン。上品な味で旨かぁ。シノちゃん2軒目も行く気十分手ぐす
ね引いているようだが、私はもう眠くて眠くて。途中で眠りそうになった。「AM4,5病」だから許してね。
そんな調子だから店に手帖を忘れてタクシーはUターン。2人は冷泉公園の屋台に行き、私は寝たさ。
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2月 24日(日) 福岡・唐津は快晴
朝 博多・ホテルオークラ博多 「山里」 和朝食膳 2310円
昨夜は11時に寝たのだが、「AM2,5」になってしまった。それからずっと眠れずにベッドでごろごろご
ろごろ。1人なら本読むとかテレビ点けるとかするが、ツインルームでオジョーが寝ているからね、そうも
いかない。5時半にそっと起きてシャワーを浴びる。朝刊を読んでいるとオジョーが起きた。「朝ご飯食
べに行こうよ!」。もうずっと起きているから腹ぺこ。和食の「山里」に行きましょう。焼き魚に煮物に焼き
海苔に常備菜の梅干し、炊いたじゃこ、昆布佃煮。これだけご飯の友があるのに、ご飯30粒はツライ。
昨夜飲んでいる時、シノちゃんから「明日唐津に行きますか。じゃタカシマも行きますかね」と提案があ
った。そこなに?え?猫たくさんいるの?行く!!!とよくわからないまま決定事項となった。8時50分
シノ号がホテル前まで迎えに来てくれる。いざ唐津に向けて出発。素晴らしい天気。良いねぇ。1時間
程で唐津。唐津港から高島までの定期便は出たばかりだったので、海上タクシー(@500円)で島に向
かった。所要時間8分。よくわからないまま来てしまったが、どうもこの島は宝くじが当たる有り難い島
らしい。宝くじ売り場があったので、グリーンジャンボ宝くじをちょっと買う。普通「当たりますように」とか
言って渡してくれるものだが、ここは言わない。そうゆうことは「宝当神社」があるのに失礼ということな
のだろうか。その横の売店には各種「当たるグッズ」が売っているのだ。買った宝くじを持って、シズシ
ズと「宝当神社」に歩いて行く。そこで当たるお願いをして港に戻る。途中で「お祈り猫」の仕草をする猫
の福ちゃん達と会う。滞在時間25分程で出発寸前の定期便フェリー(300円)に乗って唐津港に帰る。
昼 佐賀・唐津 「佐賀牛 なかむら」 なかむら特製ハンバーグ(200g)セット(前菜、デザート、アイス
コーヒー) 2000円、
何でも安くて旨そうな道の駅唐津うまいもん市場に寄ってから「佐賀牛なかむら」へ。2千頭の牛を飼育
する「なかむら牧場」直営のレストランだそうだ。シノちゃんとオジョーはレディスランチを、私は特製ハン
バーグを注文した。明暗が分かれた。2人明るい、私暗い・・・。肉は良いのに美味しくないハンバーグ
って何なんだ!ぷんぷん。唐津は3度目だが一度も行っていない鏡山に登ることに。足で?ううん、車
で。頂上の展望台からは、雲ひとつ無い素晴らしい晴天の下、見事な眺望を楽しめた。虹の松原って
長い海岸なんだなぁ。佐用姫伝説の銅像の向こうに猫が歩いている。この茶屋は猫天国なんだねぇ。
鏡山の展望台から
夜 東京舟町 「三櫂屋」 5200円の豚しゃぶ入れたお任せコース(菜の花お浸し、湯葉、めじマグロ
とヒラマサの刺身、焼き天豆、ハタハタの焼き物、トマト、豚しゃぶ、茶漬け)、生ビール 680円×2杯、
麦焼酎「常徳屋」 580円×2杯 @7300円
福岡空港まで送ってくれたシノちゃんとお別れしてオジョーと私は機上の人に。かなりギリギリだった。
窓側席は私、通路側にオジョー、真ん中の席にやけに薄着の英国人男性が坐った。寝不足水分不足
で私は目を閉じている。オジョーと彼が英語で話していた。以前は日本で英語講師、今はBAでCAな
んだって。午後5時半羽田着。オジョーが自宅まで送ってくれることになった。じゃ、ついでに夕食も一
緒に食べる?日曜営業しているのは・・・久々に「三櫂屋」に行く。ここに来たら、注文するのはいつだっ
て豚しゃぶ入れたお任せコース。但し、豚しゃぶ以外はどれもたいして美味しくはない。誰と来てもたい
がいはしゃぶしゃぶの豚はお替りするのだが、今日はしない。博多でさんざん食べて来たのだから、1
人前で十分だよね。このコースの食事、以前は鍋はさっさと持って行ってしまい、冷たいおうどんであっ
た。折角豚から良い出汁が出ただろうにもったいない!と思って来たが、最近ではこの出汁を使ったお
茶漬けに変更したそうだ。ふーん、たいした出汁じゃ無いんだ。今頃うどんにしていた理由がわかった。
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【今週の振り返り】
博多に行った理由は中村勘九郎の襲名披露を観るためだ。勘太郎改め六代目勘九郎を襲名したのは
1年前2012年の2月。新橋演舞場で襲名披露公演が行われた。歌舞伎座建設中、何となく歌舞伎熱
が冷めていた感じであったが、この1ヶ月の演舞場は熱気でムンムンしていた。勘九郎の名前を46年
間も名乗った18世勘三郎も病が徐々に癒えて、前年11月から始まった浅草の平成中村座ロングラン
公演でも月を追うごとに本来の調子を取り戻しつつあった。その勘三郎が嬉しいサプライズを観客にプ
レゼントした。どうゆうことが2人の間にあったのかは知らないが、長く勘三郎と吉右衛門は疎遠であっ
った。吉右衛門の祖父と勘三郎の父は兄弟という親戚関係でもあるが、中村屋と播磨屋当主が決して
同じ舞台に立たないというのは不自然なことだった。3ヶ月続いた勘三郎の襲名披露にも吉右衛門は
一度も出演しなかった程だ。それが。この2月の公演で2人は共演を果たした。夜の部の「鈴ヶ森」は
吉右衛門が幡随院長兵衛を勘三郎が白井権八だった。吉右衛門が幡随院長兵衛が有名な台詞「お若
けえの お待ちなせいやし」と籠の中呼び止めれば、勘三郎の白井権八が「待てとお止めなされしは、
拙者のことでござるかな」と応える。私は嬉しくて涙が出たよ。これでいいんだ、なんて思いながらね。
その年の暮れにまさか勘三郎が帰らぬ人になるとは露ほどにも思ってもいなかったが、歌舞伎界の大
御所2人に雪解けがあったことは、ファンには嬉しい出来事であった。
その翌月3月にはまた浅草に戻っての平成中村座襲名披露公演があり、もちろんこれも観た。2月に
続いての仁左衛門と海老蔵がゲスト出演した。大阪松竹座と名古屋御園座の公演はスケジュールの
やりくりが出来ず(なんちゃって)観に行くことは出きなかったが、昨年暮京都南座顔見世興行の夜の
部に行われた襲名披露は12月4日に観に行った。そしてその数時間後の夜中、勘三郎は逝ってしま
った。そしてこの博多座公演。6回の襲名披露公演のうち、4回観たことになる。勘九郎の凄いところは
この6回の襲名披露公演ですべて違う演目に挑戦していることだ。「土蜘」叡山の僧と土蜘の精、「春興
鏡獅子」弥生と獅子の精、「一條大蔵譚」一條大蔵長成、「曽我綉侠御所染」御所五郎蔵、「団子売」お
福、「「女暫」舞台番、「瞼の母」番場の忠太郎、「雨乞狐」、「伊勢音頭恋寝刀」福岡貢、「義経千本桜」
佐藤忠信実は源九郎狐、「曽我我対面」曽我五郎、「船弁慶」静御前と新中納言平知盛の霊、そして今
月の「身替座禅」山陰右京、「義経千本桜」渡海屋銀平実は新中納言平知盛。いずれも大きな役ばか
りで、逆に言えば襲名披露公演だからこそ、許される役とでもある。
父親は46年間で、縦横無尽、八面六臂、自由奔放に活躍して「勘九郎」という名を大きな名跡に仕立
て上げた。その勘九郎を名乗ることに、最初は腰が引けていたようでもあったが、この一年間でとてつ
もなく彼は強く成長した。この博多座公演で「中村勘太郎改め」という言葉は消える。六代目勘九郎は
力強く歩きだしている。
私の睡眠を妨げている「AM4、5」。時差に強かった私も時差ボケしているということだろうか。それとも
加齢による、つまりホンモノの婆さんになって寝ていられなくなったのだろうか。これだけ眠らないと痩
せるだろうか。眠りたいが、痩せたい。
夢婆ちゃん、ニャニ言ってんの?
*
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今晩からちょいと出かけて参ります。時差ボケだったら治るかもね。
次回の更新は 3月 21日 頃かな。遅れたらゴメンね。