パクパク日記13年3月2

           タンザニアのマニヤラ湖、ンゴロンゴロ、セレンゲッティで毎日サファリ!

        バッファロ   チーター兄弟

3月 11日(月) アフリカ・タンザニアは曇り     東日本大震災から今日で2年

朝 マニヤラ湖 「レイク・マニヤラ・セレナ・サファリ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

  

先週金曜日夜成田出発のハズがカタール航空の都合で翌日飛び立ち、3日目となる昨日ようやくタン

ザニアに到着した。マニヤラ湖を見下ろすロッジで1晩過すと、もう4日目。何だか時間ドロボーに遭っ

たような気分である。深夜3時半枕元においた携帯電話が「メール来たよ〜!」と高らかに鳴った。メー

ルが3通来た。それから眠れなくなる。タンザニアでは「AM3.5」かぁ?4時半に起きてパッキングする。

  

      サバンナモンキー(ベルベッドモンキー)の股間はブルー         河馬ちゃん達                    インパラ親子

7時半出発予定だったが、ジョン号が近くの道路でぬかるみに嵌って脱出に1時間かかったらしく8時

出発となった。そのジョン号に乗ることになったが、彼もトヨタ・ランドクルーザー(他の車もほぼこれ)も

泥だらけだ。昨日に続いてマニヤラ湖国立公園のサファリドライブ。昨夜の激しいスコールで道がぬか

るんでいる。おっ!サバンナモンキー!この猿の見所(?)は股間。何とも美しいブルーなのだ。だから

ブルーモンキーとも呼ばれる。バブーン(ヒヒ)の群れ。親子ヒヒもいれば、ケンカしながら遊ぶ若者ヒヒ

も。水辺のカバは珍しく下車して見る。のんびり水の中で寛ぐカバ達の向こうにはヌーやバッファロの群

れが見える。更に進もうとした所で増水した流れで道が無くなっていた。引き返すことに。4年前に来た

時はこの森で木登りライオンを発見して興奮したが、今回は諦めよう。休憩後、ンゴロンゴロに向かう。

昼 ンゴロンゴロ 「ンゴロンゴロファームハウス」 チキンスープ、ミックスオーガニックサラダ、ポーク

チョップ、持参のふすまパン、フルーツ、キリマンジャロコーヒー

  

  

ンゴロンゴロにはガソリンスタンドが無いので、途中で給油し満タンにする。1145分「ンゴロンゴロフ

ァームハウス」に到着。ここはホテルであり、レストランであり、そしてコーヒー農園でもある。昼食には

早かったのでコーヒー畑見学。去年の今頃はジャマイカのブルーマウンティンに行ったっけ。コーヒー

の試飲をしているうちにランチの準備が整った。ヴュッフェが多い中で、貴重なセットメニューである。あ

ら、このレストランって雰囲気も良ければ味もいいわ。特にチキンスープが旨い。食事の間に挽いて貰

ったキリマンジャロコーヒーを受け取る。世界の各地でコーヒーを買ったが、真空パック出来ないと言わ

れたのは初めて。お陰で車の中はコーヒーの匂いが充満。マカロは「Oh! Good Smell!」と言った。  

 ンゴロンゴロ 「ンゴロンゴロ・セレナ・サファリ・ロッジ」 サラダヴュッフェ、ズッキーニクリームスープ、ラ

ムチョップ、デザートヴュッフェ、持参のふすまパン、ビール 5j、白ワイン 8j、赤ワイン 8j

 

午後2時に出発してンゴロンゴロ保全地域に向かう。ゲートでマカロが手続きへ。ンゴロンゴロ保全地

域に入るには@50j支払う必要がある。この先のセレンゲッティに行くから通過するだけです!という

人も同じ金額払うんだぜ。明日われわれはクレーターに下りるが、車1台ごとに200j払うのだよ。世

界遺産にも登録されているンゴロンゴロ保全地域。ナゼ国立公園ではないかと言えば、200年前から

マサイ族数万人がこの地域に暮らし牧畜を営んでいるため、タンザニア政府は保全地域として管理す

ることにしたそうだ。ゲート近くにはヒヒの親子がたくさんいた。ゲートに併設されたミニ博物館は日本政

府が寄付したものとか。ジョンが模型を使ってンゴルンゴロの説明をしてくれた。途中でクレーターを見

下すポイントで写真ストップしてから4時半「セレナ・サファリ・ロッジ」到着。部屋がやたら遠くて皆ゼイゼイ。

バーラウンジでは夕食前にマサイ族のダンス。夕食はまたブッフェだ。あ〜ぁ。ビールが旨いですなぁ。  

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3月 12日(火) ンゴロンゴロは快晴!

朝 ンゴロンゴロ 「ンゴロンゴロ・セレナ・サファリ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

  

3時足が攣った。たいてい「ツムラ」の68を飲めば暫くして治るのに今朝はシツコク攣る。15分も部屋

の中をグルグル歩いて痙攣がおさまるのを待つ。6時20分階段を何箇所も上り、レストランへ。ようや

く明るくなって来た朝もやの向こうにンゴロンゴロのクレーターが見えた。この景色、何度見ても良い!

  

        ブラ(シマウマ)の親子        ヌーの親子            アフリカ象の親子(ファミリー)           カンムリツル

出発前に添乗員のT田さんから車と席を書いたメモを貰う。T田さんは京都にお住まいだ。今日はカマ

ロ号の左後席だ。サファリに出かける客で賑わうロビーを逃げ出して8時出発。クレーター下り口まで

30分外輪を走る。外輪は標高2400bもあるから、朝方はかなり寒い。ここから細いガタガタ道を600

b下りて行く。数百万年前爆発した火山のカルデラ。どっちかが18`、他方が21`の平野である。こ

こにキリンとインパラを除く多くの動物が一生を過ごす。クレーターに下りて暫く走るとシマウマの群れ。

シマウマの仲良しヌーもゴッチャリいる。ここにはインパラがいない代わりにガゼルがいる。トムソンガ

ゼルとグラントガゼルは腹の縞で見分ける。向こうの湖にはフラミンゴが、おっ、ハイエナもイボイノシシ

もいる。サファリカーが急に慌しく1ヶ所目指して走り出す。5頭のライオンが草むらで昼寝していた。遠

くにはサイが2頭。今は子育ての季節。よろよろと立ち上がるシマウマの赤ちゃんの傍で母親ウマがジ

ッと見守る。ヌーの赤ん坊は母ヌーの乳房に吸い付く。10頭のアフリカ象のファミリーには小象が2頭

いて必死に大人象達について行く。このクレーターには動物達の数だけ生と死の営みがあるのだね。

 ンゴロンゴロ自然保全区内クレーター・ゴイトクトク湖にて ロッジ特製ランチボックス

  

                               鳥に奪われないようゴイトクトク湖車内でランチ               バッファロはデカイ          

  

       この車の陰涼しくていいわ                 ライオン3匹荒野を行く                       また昼寝すんの!

         喉が渇いたら水分補給                       僕達ハイエナって人気ないの?         さよならンゴロンゴロのクレーター

ゴイトクトク湖まで走る。小さな湖にはカバがいる。簡易トイレもあるし、あちこちのサファリカーの中でラ

ンチボックスを広げている。空にはボーっとしている人間からエサを奪おうと飛んでいる鳥がたくさんい

るから車の中。鎌倉の海岸にいるトンビを思い出した。午後はサファリカーが走る道路を平気で横切り

停車中のサファリカーの陰で眠り始めるメスライオンがいたり、3頭の兄妹ライオンは水溜りで水を飲ん

だ後昼寝したりで、若いライオン君達のおかげでエキサイティングな時間を過ごした。今日一日ンゴロ

ンゴロクレーターにいただけで、アフリカ象、ライオン、サイ、バッファロとビッグ5のうち4を目撃できた。

 ンゴロンゴロ 「ンゴロンゴロ・セレナ・サファリ・ロッジ」 サラダヴュッフェ、キャロットクリームスープ、タ

ーキー、デザートヴュッフェ、持参のふすまパン、ビール 5j、白ワイン 8j、赤ワイン 8j

1日がかりのサファリは楽しかった。ホテルに戻ってシャワーを浴び一休み。昨日マサイダンスがあった

夕食前のバ-ラウンジではアクロバットショーがあった。基本はヴュッフェであるが、スープとメインはチョ

イス制。キャロットクリームスープとターキーを注文。東アフリカ料理をメイン料理に選んだ人の感想は

「ムッチャ辛い!」であった。昨夜美しかったという星空。食後に眺めてみたがそれほどではなかった、

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3月 13日(水) ンゴロンゴロもセレンゲッティも快晴!

朝 ンゴロンゴロ 「ンゴロンゴロ・セレナ・サファリ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

4時半起床。そういえば、タンザニアに来てから「AM4.5」病も手足の痒い痒い症状も胃腸の不具合

も全部治っていることに気付く。日本よりタンザニアの水が合うのか。今度体調が悪くなったら迷わずタ

ンザニアに来よう。ウソだよ。2泊したンゴロンゴロをチェックアウトする日だが、3泊用の荷物を小さい

キャリーバッグに詰め、スーツケースと別にする。スーツケースは後日キリマンジャロ空港で受け取る。

  

      14頭のキリンの群れに会う                マサイ族の村を訪問。歓迎のダンス         視線眩しい少年

【以下写真4点R指定】

            

    やっとその気になったか       じゃ失礼して              (1秒後)終わり!        どうだ、まいったか!

7時半出発。素晴らしい青空の下に広がるンゴロンゴロのカルデラ地帯の景色何と美しいのだろうか。

見惚れてしまう。日本で一番美しいと思っている阿蘇・久住高原とちょっと似ている。暫く走ったところで

目がイジョーに良いH間新郎(アラフォー近いが新婚旅行)が「アッ、キリン!」と叫ぶ。いるいるいる。

数えたら14頭のキリンの大群だった。ドライバーガイドのマカロもビックリ。H間新郎はその視力を活

かしてタンザニアに残り、ガイドの修行をやってはどうかと提案してみた。8時半マサイ族の村を訪問。

前回のタンザニアでも数年前のケニアでも訪問したことがあるから3度目だ。ゾロゾロと村人が出て来

て歓迎の歌。男女に分かれて歌とダンスも始まった。2人づつお宅訪問。牛の糞と泥で家を作る仕事

はすべて女の役割。男は牛を飼うだけでぶらぶらしており、女が働くのがマサイ族の決まりらしい。そ

の男も牛9頭いないと嫁を貰う資格が無いのだそうだ。村からちょっと離れたところに幼稚園があった。

子供達が英語の勉強を披露してくれた。お礼に1jを寄付箱に入れる。名古屋から参加したK藤さん

は1万円札を渡している。マサイの男達は「これは何シリングなんだ」と聞いている。感心しないよ、そう

ゆうの。マサイ村から30分も走ったところにオルドバイ渓谷が広がる。全長40`に及ぶ巨大な渓谷

で、20世紀始めアウストラロピテクス・ボイセイの化石人骨と最も原始的な石器を発見された場所だ。

この辺りからセレンゲッティに隣接するンドゥットゥ地区に入る。今一番動物が集まっている場所だと

言う。早速チーター3頭がいた!但し昼寝中。後でまた来てみよう。若いライオンカップル発見。ライオ

ンは2週間ほど同じ相手と過ごし、30分に一度くらいの間隔で交尾するというので、ジックリ待つこと

に。やがて♀ライオンがその気になったようで、♂にその旨を伝える。やおら♂は♀後ろに回り込み

サファリカー十数台が見守る中、コトを致した。僅か1秒であったが。ライオンの交尾は以前見たことが

ある、コトが終わった後の♀の気持ち良がり方が異常に大袈裟で笑ってしまう。あんなに短いのにね。

昼 ンドゥットゥにて ロッジ特製ランチボックス

                昼寝から目覚め、伸びをしたり欠伸するチーター              ガゼルを木の股に引き摺り上げて食べる豹

                   40頭近い象の大群。スゴイ象!と皆コーフン!                               大好きイボイノシシ

今日も車中でランチボックスを広げる。メニューの幾つかはチョイス制だから、箱には名前が書いてあ

る。私はサンドイッチの代わりにピッツァを注文した。ピッツァの具だけしか食べないからすぐお腹が空く。

トイレは青空トイレ。添乗員のT田さんはブッシュトイレと表現していた。「動物がどこにいるかわからな

い。危ないから遠くには行くな」と言われるのでドキドキものだ。先ほど昼寝していたチーター達がお目

覚めだ。ガイドによると母親と子供チーター2頭だそうだ。狙っていた欠伸姿が撮れた。ンドゥットゥ湖に

はたくさんのフラミンゴが餌を啄ばんでいたがマカロが手を叩くと驚いて羽を広げる。美しい姿だった。

セレンゲッティに向かう道で超レアな場面に遭遇。豹がいたのだ。しかもハンティングしたガゼルを木の

上に引き摺り上げて食べ出したところだった。ビッグ5のうち残った豹をこんな形で見られるって幸運と

言うしか無い。惜しむらくは豹が食事中の樹木がちょっと遠くて写真だと米粒みたいになってしまうこと。

いつまでもここにいたい!という方もいたけど、このヘンでホテルに向かおう。と思ったら象の大群に会

ってしまった。数えてみると40頭近くいるではないか。泥浴びちう。今日のサファリは大収穫だったな。

夜 セレンゲッティ 「フォーシーズンズ・サファリ・ロッジ」 ディナーヴュッフェ、持参のふすまパン、生ビー

ルもワインもフリードリンク!

  

  

サファリ大収穫のお陰で、ホテル到着は予定より遅れて6時になった。今日から「フォーシーズンズ・サフ

ァリ・ロッジ」に3連泊だ。そもそもホテルが建設された当初はケンピンスキーホテルだった。それがビリ

ラ・ロッジとなり、更に昨年の12月からフォーシーズンズとなった。タンザニアの国立公園にあるホテル

では一番豪華なロッジだそうだ。私の部屋は203号室。渡り廊下をチャッチャと歩いてもエラク遠い。歩

数稼げていいかもしれない。部屋は広く、どの部屋からもサバンナが見渡せる設計だ。初めて冷蔵庫

があったので、持参したウィスキーを冷やした。夕食は8時から。ヴュッフェだって。ガックシ。カレーが

何種類もあったので少し機嫌直る。ビールもワインも料金にインクルードされていたので機嫌良くなる。

                        _______________

3月 14日(木) セレンゲッティもヌドゥットゥも晴れ

朝 セレンゲッティ 「フォーシーズンズ・サファリ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン  

  

                        次の獲物を待つハゲワシとアフリカハゲコウ      死んだばかりのヌー

 ンドゥットゥ フォーシーズンズ特製ランチボックス  

  

        岩丘群コピーにライオンが10頭位いた! フォーシーズンズのランチボックスGood! ライオンに見つめられながらの食事

  

              あちこちにヌーの大群が             ウォーターバッグとコークハーテビーストとガゼル     ヌーを食べるライオン

今日はセレンゲッティ国立公園の一日サファリドライブ。8時に出発した。セレンゲッティとはマサイ語で

「果てしない平原」の意。だけあって一都三県(東京・埼玉・千葉・神奈川)より、四国4県より広いのだ。

世界自然遺産である。ここに300万頭以上の草食動物がいて、うち三分の一はヌーだ。今日は思いっ

きりオフロードドライブ。足を踏ん張ってしっかり掴まっていないと椅子から振り落とされそうだ。喋って

いると舌を噛みそうなので黙る。万歩計私が大運動しているとカン違いしてカウントしている。バーカ。

昼頃レンジャーステーションのトイレを借りた。ふと気がつくと四方八方ヌーだらけになった。ヌーの大

群に囲まれていた。子連れのヌーもいっぱい!「ヌーは神様が残りもので創った動物」といわれるだけ

あってかなりカッチョ悪い。これだけいれば、肉食動物の餌になっても仕方ないかなんて思ってしまう。

ごめんよ、ヌー。セレンゲッティではコピー(オランダ語)という岩丘群をよく見かける。コピーは動物が

休んだり眠ったりする絶好のロケーション。果たしてメスライオンが何頭も岩山から覗いているではない

か。じゃ、ここでライオンに見つめられながら食事しましょう。もちろん車中でだけどね。さすがフォーシ

ーズン。選択制のランチボックスはバカ旨かった。朝晩のヴュッフェに並ぶ料理はたいしたことないけど

ね(笑)。午後はメスライオンをたくさん見た。合計で30頭以上か。今日オスライオンはどこで何をやっ

ているんだろ。今日は300`を走破したそうだ。乗っけて貰った私も疲れたがドライバーは疲労困憊。

夜 セレンゲッティ 「フォーシーズンズ・サファリ・ロッジ」 ディナーヴュッフェ、持参のふすまパン、生ビー

ルもワインもフリードリンク!

  

夕食は今日もヴュッフェ。せっかくフォーシーズンズに宿泊しているのに、朝はともかく、夜もヴュッフェ、

しかも同じレストランで毎日じゃぁ飽きる。ツマラン。腹いせにカレーをつまみながら、ビール2杯に赤ワ

イン2杯と白ワインも飲んだ。9時に部屋に帰り、冷えたウィスキーを飲みながら読書。うたた寝した。

                  ______________

3月 15日(金) セレンゲッティは晴れ

朝 セレンゲッティ 「フォーシーズンズ・サファリ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

今日はこの旅の最後のサファリ。ずっとマカロ号が続いていたが、今日はジョン号に乗る。5時間前後

のサファリなので公園の中央にあるセロネラ地区を走る。最初は動物を見る度興奮していたが、最終

日ともなると慣れっこになってしまってね。あぁライオンね、あぁキリンかぁ、またシマウマだ、ヌーは見

飽きた・・・なんてゼータク言うようになる。しかし、ヒッポプールでの夥しいカバちゃん達に皆大喜びして

いた。そして今日一の歓声は赤ちゃんライオンに会った時上る。母ライオン2頭に赤ちゃんライオンが5

頭もいたのだ。可愛いねぇ、愛らしいねぇ。ジョンが「サワサワ?」と聞いても誰も返事しない。当然。イ

ンフォメーションセンターでトイレを借り公園に関する展示見学。セレンゲッティの動植物の展示だった。

遅い昼 セレンゲッティ・フォーシーズンズ・サファリ・ロッジ・プールサイドバー  ガスパチョスープ、シュ

リンプ・アボガド・アスパラ・オレンジサラダ、ポークリブ マンゴBBQソース、ソルベ、生ビール

午後1時半ホテルに帰る。ずっとランチボックスが続いていたが、今日はプールサイドバーで各自好き

なものを食べることになった。ガスパチョスープとサラダを食べたらかなりお腹いっぱい。メイン料理の

ポークリブは皆さんに分けて、私は一口食べただけだ。プールの向こうには大きな水飲み場があり、動

物がやって来る。プールサイドで見ていてもいいし部屋のテレビ24チャンネルでは中継しているのだ。

 セレンゲッティ・フォーシーズンズ・サファリ・ロッジ・ボマレストラン 焚き火からのブロッコリースープ、

テンダロインステーキ オニオンフライ添え、トロピカルフルーツとソルベ、HF江さんバースディ

ケーキちょっと、生ビール2杯もワイン4杯もフリードリンク!

3時半から夕食まではフリータイム。プールで泳ぐ人もいたが、私は部屋で本を読んでいた。そう言え

ば、午前中のサファリでツエツエ蝿に噛まれた。痛かった。人間の血を吸う吸血性の蝿なのだ。ロッジ

の渡り廊下辺りにはツエツエ蝿がいるので、部屋では蚊取線香を焚いている。蚊取線香ってツエツエ

蝿にも効くのかわからんが。夕食はアフリカンスタイルのレストラン「BOMA」で。何だ、ヴュッフェじゃな

いレストランあるんじゃないの。8種の前菜と12種のメイン料理からのチョイスメニューだ。私はスープ

とステーキという超シンプルな料理にした。デザート前歌を歌いながらスタッフが賑やかにやって来る。

今日はH間新婦F江さんの誕生日ですって!おめでとうございます!最高の誕生日になりましたね。  

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3月 16日(土) セレンゲッティもキリマンジャロも晴れ

朝 セレンゲッティ 「フォーシーズンズ・サファリ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ

  

今日はタンザニア最後の日。シャワーを浴びてから朝食レストランに行く時朝焼けの空が美しかった。

今朝Sブーからのメールで思い出したが、今日はウルグアイに行っている間に亡くなった創業者のお

別れの会がある。密葬にも行けなかったし、お別れの会にも出られなかったが、朝焼けに向かってお

別れを言う、心の中でね。8時半チェックアウトして空港を目指す。途中、象やインパラとお別れする。

 キリマンジャロ空港にて フォーシーズンズ特製ランチボックス

  

         12人乗りのセスナでキリマンジャロへ           紳士的なマカロ              お茶目で優秀なジョン

10時空港着。空港と言っても、小さな木造の建物があるだけでただの野っぱらである。ここで1時間半

ほど待った頃、われわれが乗る12人乗りのセスナ機がやって来た。マカロ、ジョンありがとう!サヨナ

ラ!あっと言う間に2人とランドクルーザーが小さくなり、セレンゲッティ、ンゴロンゴロ上空を飛んで1時

間でキリマンジャロ国際空港に到着した。晴れているのにモヤがかかったような天気なので今日もキリ

マンジャロ山は見えない。残念。預けていたスーツケースに荷物を詰め直し、ランチボックスを広げる。

夜 カタール航空 キリマンジャロ=ダルエスサラーム=ドーハ ビジネスクラス機内食

ショボイビジネスラウンジで過ごした後、午後4時半カタール航空ダルエスサラーム経由ドーハ行きに

乗る。ダルエスサラームでの待ち時間1時間入れてドーハまでのフライト時間は7時間半。本を読む。

                     _______________

3月 17日(日) 

深夜のお茶 カタール・ドーハ カタール航空ビジネスラウンジ カモミールティ、クッキー

朝 カタール航空 ドーハ=成田 ビジネスクラス機内食

昼 存在しない

ドーハには予定より30分早く到着した。成田行きの乗り継ぎ時間が少なかったのでホッとした。深夜に

も関わらず、カタール航空ビジネスクラスの広いラウンジは客が溢れていた。真夜中でも5分おきにフ

ライトがあるからね。ドバイやドーハはハブ空港としての役割をしっかり守っている。成田行きは午前1

時半発。飯は要らん。カモミールティおくれ。そのお陰かどうか3時間も寝たよ。私としては上々だ。映

画を2本観た。先ずは「アルゴ」。1979年のイランアメリカ大使館人質事件を題材として映画で今年の

アカデミー賞作品賞を受賞した作品だ。ベン・アフレックが主演・監督を務めている。久々にワクワクす

る映画を観た。これが実話というのだからホント驚く。チョーお勧め。次は「007 スカイフォール」。ショ

ーン・コネリーのジェームズ・ボンドが好きだったから、007シリーズは随分観ていた。しかし、いつの頃

から観なくなった。「007ドクター・ノオ」から数えて23作目、50周年を迎えたらしい。ボンド役は3回目

のダニエル・クレイグ。加齢で体力が落ちたボンド、組織やスパイの不要論など現実的で面白かった。

夜 荒木町 「宮わき」 先付け:蟹と春菊和え、酒肴三種盛り 750円、塩茹でスナップえんどう 450

円、室津の生牡蠣 1050円、ホタルイカと九条ネギのぬた 650円、焼きポテトサラダ 650円、

すっぽん煮麺、生ビール 2杯、麦焼酎W 2杯 @9300円

  

  

 ドーハから約10時間。予定より少し遅れて午後5時半成田着。皆さん(と言ってもH間夫妻は関空経

由で札幌に帰られたから6人だけど)、お世話になりました〜!タクシーで帰宅し、メールチェックしてか

ら「宮わき」へ。タンザニアのサファリは楽しかったけど、食事はあんなものだったからしみじみ旨い。ど

れも美味しい!今晩の煮麺はスッポンがどっさり入ったチョー豪華版であった。やっぱり日本は旨い! 

                     _______________

【今週の振り返り】

私にとっての初サファリはボツワナのチョベ国立公園だった。6年半前のことだ。チョベには象が7万頭

もいる。スリランカのペラヘラ祭や象の孤児院でアジア象はたくさん見ていたが、動物園以外でアフリカ

象が歩いているところを見るのは初めて!ホント大きいわ!とカンドーしながら思ったことをよく覚えて

いる。耳がアフリカ大陸とそっくりじゃん、とビックリもした。バッファロもデカイ。インパラのお尻にはマク

ドナルドにそっくりなMの字があるんだよ。イボイノシシのお父さんが、子供達に「着いて来なさい!」と

先頭を進む時は尻尾をピンと直角に立てアンテナのように振りながら歩くのだ。ジャッカルが蛇に竦ん

でいたので「この弱虫!」と言ってやった。午前は車でサファリ、午後はボートに乗ってのサファリだった。

カバがたくさんいた。昼間のほとんどの時間は水の中にいるが、陸に上って走っているカバを見たのも

この時。意外に早くてビックリ。短い脚ながら超スピードで走って来たかと思うと、ドボンと川に飛び込ん

だ姿は今もよく覚えている。面白かったなぁ、あれは。

あれからすっかりサファリに魅せられた。動物好きだし、動物写真を撮るのが大好きだし、サバンナの

大草原を走るのは楽しいし。翌年はサファリの本場のケニアに行った。キリマンジャロの麓にあるアン

ボセリ国立公園はアフリカ象の宝庫だった。ナイバシャ湖ではボートサファリをした。ナクル湖は100万

羽のレッサーフラミンゴで、湖全体がピンク色に染まっていた。圧倒され興奮し続けだった。ナクル湖で

は希少な白サイも見たっけな。そしてマサイマラ国立公園。今回行ったセレンゲッティ国立公園と隣接

していてヌーは2つの公園(2つの国)を餌の草を求めて大移動する。ヌーとシマウマは一緒に行動し、

その後をライオンやチーターなど肉食獣も続く。ヌーは彼らの餌だから。問題は2つの公園の間に流れ

るマラ川。そのマラ川にはワニがテグスネ引いてヌーやシマウマを待っているのだ。命がけのヌーの川

渡りは見たいと思ってもそうそう見られるものではない。1週間待っても見られないこともある。なのに、

私はたった3分の待ち時間でヌーとシマウマの大群が崖を駆け下り、川を渡る様子をつぶさに見たの

だ。興奮の坩堝!40分間でいったい何百枚の写真を撮っただろうか。この時のケニアではビッグ5の

動物を間近で見ることが出来たし、大収穫のサファリであった。

その翌年はマダガスカルに行き、マダガスカル独特の動物に会った。ワオキツネザルや横飛びするベ

ローシファカ、ブラウンキツネザル、イタチキツネザル、エリマキキツネサルことシロクロキツネザル、可

愛いカンムシファカ、最大のキツネザルのインドリ、たくさんのカメレオンンにも会った。マダガスカルの

動物達もユニークで思い出深い。

その後は1回目のタンザニア、趣向を変えて海イグアナやアオアシカツオドリ、ゾウガメなどに会いにガ

ラパゴス諸島に行ったり、幻の鳥・ケツァールを求めてコスタリカにも行った。ボツワナの大湿地帯オカ

バンゴでは豪華なテントロッジに泊まって車とボートのサファリを楽しんだ。今回参加した8名のうち5名

はやっぱりサファリに魅せられた人達だった。

スワヒリ語でジャンボーはこんにちは、カリブーはようこそ。天井を上げたサファリカー車内では、大物

動物を発見した時など靴を脱いで撮影したり、望遠鏡でじっくり観察したりする。ドライバーは頃合いを

みて、「サワサワ?」と聞く。オーケーかい?車動かして良いかい?と聞いているのだ。良ければ、皆揃

って「サワサワ!」と答える。時々、ドライバーガイドは動物もいないのに車を停めて車の後ろの方に行

くことがある。「ピピ」と一言言って。ピピは液体、ププは個体である。

にーちゃん、カレーうどん喰いたくね?

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          * タンザニアの旅の始まりは 3月 1週 をご覧ください。