パクパク日記13年9月1週
シャンパーニュ・アルザス・ブルゴーニュ・・・フランスの酒どころ巡り
ランス大聖堂
ストラスブール
9月 2日(月) 晴れ 千葉・埼玉で竜巻!
朝 家食 「やくみや」ポテサラふすまドッグ
今朝の「あまちゃん」は2011年3月11日の午後という設定だから観るのが怖い。NHK「おはよう日
本」看板アナウンサーの阿部渉さんまで「この後ドキドキします」と言っていた。彼は岩手県水沢の出身
だったな。ドラマが始まった・・・ゆいちゃんも大吉さんも助かったぁ、イガッタぁ。夏ばっぱはどうなった?
昼 新橋駅前ビル・稲庭うどん「七蔵」 稲庭うどんつけ麺(中)+バラちらし丼セット 1200円
宮崎駿監督が「風立ちぬ」を最後に引退すると表明。世界中の宮崎駿ファンは驚き惜しんでいるようだ。
私はそれほどのファンというわけでもないので、へぇ〜って感じだけど。11時過ぎから美容院でカット&
カラーダイ。今日のランチは稲庭うどんの店で食べよう。以前は新橋駅前ビル地下にあった「七蔵」は2
階に移転して広くなった。平日の1時半というのに、店の前はビジネスマン達の行列。待っている間に
メニューを検討しよう。稲庭うどんつけ麺は大中小があるのね。サイドには数種類の丼があって、今日
は2種類が早くも売り切れ。鉄火丼とかまぐろ丼とか刺身丼などが並ぶ中、私はバラちらし丼とつけ麺
中のセットにしようかな。店の中に入っても行列。ふ〜ん、なかなかシステマチックな作業で料理作って
いるんだなぁ。うどんつけ麺は、味噌やら何やらが入った熱い出汁で食べる。稲庭うどんは茹で過ぎな
のかちょっと柔らかい。中では多いから次回は小のセットにしよう。ちらし丼は具だけ食べてご飯残す。
夜 荒木町 「羅無櫓」 3品お通し:お通し3品セット:モヤシ和え・衣かつぎ・ツルムラサキ、ポテトサラ
ダ、焼き餃子、とうふよう、お茶椀カレー 茄子漬物添え、生ビール 3杯、芋焼酎お湯割り 3杯
@7350円
今日の午後、千葉の野田市と埼玉の越谷市近辺で竜巻のような突風が吹き、大きな被害があった。竜
巻はアメリカではよくあるが、日本でもこんな大規模な竜巻現象が起きるんだなぁ。明日スーツケース
を預けねばならないので、パパッと荷造り。私だってヤル気にさえなれば速いのだ。夕食は焼酎専門店
の「羅無櫓」に行った。いつものように一番奥の席に座る。あれれ、何かが違う。誰かが足りない。ヤス
コちゃんがいない!そう言えば、いつもは何もお酒を出す以外何もしない官兵衛さんがちょこまか動い
ている。「ヤスコちゃん、どうしたの」。「あれ?連絡行ってない?自分で店出すんだって」。3年余、ずっ
とヤスコちゃんの料理を食べて来たからなぁ。サビシイよなぁ。官兵衛さん料理出来るの?ホントに?
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9月 3日(火) 晴れ 今日もあぢ〜
朝 アーモンド
昼 家食 「やくみや」ポテサラふすまドッグ
あぁ、夏ばっぱも助かったみたい。イガッタァ。昨夜もかなり飲んで酔っ払って帰宅した。なのに、パクパ
ク日記8月3週の今週の振り返りを書いたらしい。「出発するまであと1週分」と焦っていたんだと思う。
出掛ける前8月3週をアップして読んでみたら、間違いだらけ。タラ〜である。酔ったらパソコンに触る
な!でもあるが、先ずは読み直ししろ!ってことだわな。でももう時間ないしこのままにして行っちゃお。
夜 成田・日航ホテル成田 「サンセットラウンジ」 晩酌セット(生ビール 2杯、野菜スティック) 1500
円、春巻き2本 400円、牛フィレオイスターソース炒め小 2040円、彩り野菜炒め小 1000円、
ナッツ盛りあわせ 800円、麦焼酎「知心剣」ロック 2杯 @7212円
スーツケースは宅配便で空港に送ったから、肩掛けバッグ(これが重い!)を下げ、リュックを背負い、
手提げバックを持って地下鉄で新宿駅まで行くだけで、汗が吹き出る。5時半のリムジンが来るまで京
王デパートの中で涼む。ついこの前来たばかりって感じの日航ホテルにチェックイン。今日の客室は新
館の方だ。「サンセットラウンジ」に行くと、何の注文もしないうちに「晩酌セットは生ビールでいいんです
よね、サッポロですね?」と聞かれる。「そうだ!」。頼まなくても中国料理「桃季」のメニューが出て来る。
便利だ。先月食べて美味しかった彩り野菜炒め。たくさん野菜が入っていていい。春巻きも好きだよ。
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9月 4日(水) 成田は雨 台風17号九州上陸
第1食 成田・日航ホテル成田 「セリーヌ」 朝食ヴュッフェ 2100円
6時起床。台風17号が九州に上陸。成田も朝から雨が降っている。17号はもうすぐ温帯低気圧に変
わりそうだ。最近ヴュッフェレストラン「セリーヌ」に「在席カード」なるものが登場した。日本語、英語、中
国語、韓国語で「この席は私が座っています」みたいなことが書かれたカードだ。いろんな国の人が利
用する場所だからこれでトラブルが無いよう願いたい。納豆ご飯もカレーも食べたい私は納豆カレー丼
にすれば1杯で済むことに気づいた。あったまいいだろ。え、もっと早く気づけぇ?早いと思うけどなぁ。
第2食 成田空港ANAスィートラウンジ きつねうどん、お稲荷さん、烏龍茶
9時過ぎの地震は福島震源で震度4だったそうだ
成田空港第一ターミナル南ウィングの団体カウンターで今回の添乗員S山さんに挨拶。ANAビジネス
クラスチェックインカウンターは混雑していたのでZカウンターにある「ANA SUITE CHECK―IN」を
利用しよう。ここはファーストクラスとダイヤモンド会員が利用出来る。おしぼりサービスあり。セキュリ
ティチェックに繫がっている。ラウンジも「SUITEラウンジへどうぞ」ってさ。どうせ食べるものはきつねう
どんとお稲荷さん1個だけだから、フツーのビジネスラウンジでもいいんだけど。9時過ぎ大きな揺れ!
第3食 ANA 成田=パリ ビジネスクラス機内食、(洋食コース)持参のふすまパン
第4食 ANA 成田=パリ ビジネスクラス機内食 サラダと舞茸うどん
第5食 ANA 成田=パリ ビジネスクラス機内食 和食膳
ANAパリ行き。ロンドン線やフランクフルト線のビジネスクラスは全個室っぽいスタッカード式座席なの
だが、パリ線は従来からの2−3−2。チェッである。中央の通路側。真ん中席が空席だったので、向こ
う側のおっちゃんと半分づつ荷物置いて利用出来たからまぁ良いようなもののスタッカード式に較べる
と「あ〜ぁ」って感じなのである。たくさんの映画とテレビ番組を観た。「俺はまだ本気出してないだけ」、
「図書館戦争」、「タニタ食堂」、「サラメシ」、「鬼平の舞台」。「俺はまだ・・・」は堤真一がバツイチ子持ち
バイト暮らし漫画家志望42歳の主役。その娘に「あまちゃん」のゆいちゃんこと橋本愛がケナゲな娘役
で出演していた。「図書館戦争」の大ファンでありながら、劇場上演を見逃したので嬉しい。あれだけの
長編だがコンパクトに纏めてあった。エリートの手塚光役に「あまちゃん」の種市先輩・福士蒼汰クンが
出演。なまってながったよ。「タニタ食堂」観ているうちに腹空いちゃって機内食3回食べてしまった。お
好みメニューに「博多一風堂」のトンコツラーメンがあ1人が食べると機内トンコツ臭充満!週刊誌2誌
読んだところでパリドゴール空港到着。午後4時半過ぎ29度。結構暑いなぁ。大型バスに乗り換えてラ
ンスに向かう。トイレ休憩入れてもピッタリ2時間でホテルに到着した。部屋を間違え早くも恥をかいた。
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9月 5日(木) フランスランスは雨のち曇り 1ユーロ=約130円
朝 ランス メルキュールランス カテドラル 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
国内随一の格式を誇るノートルダム大聖堂 正面左の「微笑む天使」
歴代王が戴冠式を行った
ランスといえば、フランス随一の格式を持つノートルダム大聖堂がある。13世紀始め1204年から建設
が始まったゴシック建築の傑作。正面から見ると2対の搭を含めて完全な左右対称の建物だ。建物全
体で2330体の彫刻があるそうだが、ファサードだけでも540体の見事な彫刻の数々に見惚れる。中
でも正面左側にある「微笑む天使」は人気がある。ジャンヌ・ダルクがシャルル7世に戴冠式を行わせ
た史実もある通りこの大聖堂で歴代フランス国王が戴冠式を行って来た。ジャンヌ・ダルクの像もある。
シャンパンティスティングランス 「TAITTINGER」にて シャンパン1杯
澱抜き中のシャンパン
修道院時代ピョートル大帝が来られた 試飲は1種
ランスはシャンパーニュ地方にある。つまり町中にシャンパンメーカーが溢れているってこと。2年前に
は来た時は、高級シャンパンメーカーの「ルイ・ロドレール」を訪問して「クリスタル」なんてお高いシャン
パンを試飲したが、今回は大手の「TAITTINGER」社。「クリスタル」はロシア皇帝が愛したシャンパン
だが、ここにはピョートル大帝が来た時のステンドグラスがあった。シャンパンは元を質せば、失敗ワイ
ンに砂糖をどっさり(1リットルに300gも!)使ったリキュールを入れたら、ルイ15世に愛されたあのポ
ンパドール夫人が「あ〜ら、美味しいじゃありませんこと、これ」と絶賛し、宮廷で大いに流行らせた。始
まりはそんなだったらしいけど、多くのメゾンが研究に研究を重ねて、今のようなシャンパンが出来上が
ったらしいよ。そんな説明を聞いているうちに、この話し方はどこかで聴いたような・・・。それもそのはず
2年前に一緒にランチを食べたガイドのアキコさんであった。「そういえば・・」と同時に思い出したのだ。
昼 ランス 「Petit Comptoir」 生ハムとグリーンサラダ、ビーフのソティ ポテト添え、アイススクレコ
コアフレーバー、持参のふすまパン、ビール 4.2ユーロ
今回の旅のグループで初の食事。ご夫婦5組、女友達1組、一人参加男女各1の計14名と添乗員の
S山さんの15名だ。札幌、栃木、石川、福井各県から7名、東京7名でもある。仲良し2組夫婦T賀
家・Y塚家の夫君とリッチY田氏の3人は「やっぱりここはシャンパンですわな、ホトルで!」と2本も空
けて飲んでおられる。トリオザ呑兵衛。私は、ほら昼は飲まない(と言いながらビール飲んでいるけど)
主義だから遠慮しておきまっさぁ。それにしてもこのビーフの筋っぽいこと。噛み過ぎて顎が外れそう。
夜 ストラスブール近郊 「シャトゥ ドゥ リール」 フォアグラテリーヌ ストロベリーとマッシュルームソ
ース、シーバスフィレとレモンオイル、チーズとサラダ、持参のふすまパン、チョコレートケーキ、カモミー
ルティ、ビール4ユーロ×2杯、(白ワイン)、赤ワイン 6,5ユーロ
ストラスブール向かっている。フランスとドイツ国境近くのアルザス地方の首府だ。今晩からその近郊に
あるシャトウ風のホテルに2泊するのだが、ストラスブールに近づくと平日夕方の渋滞に巻き込まれて
到着は午後7時過ぎになってしまった。ふん、なるほどなるほど。ここが5つ星「シャトウ風」ってことで
すな。チェックインしてから大急ぎでスーツケースを空けて着替え、7時半から夕食。前菜は大好きなフ
ォアグラテリーヌ。ネットリと旨かねぇ。白ワインも合うけど私は野蛮だからビールの方がいいな。そうそ
うフランスだからメイン料理とデセールの間にチーズが出る。これは大ワインで。楽しい方達ばかりだ。
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9月 6日(金) 晴れ
朝 ストラスブール近郊 「シャトゥ ドゥ リール」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
これも世界遺産ノートルダム寺院
仕掛け人形が出て来る天文時計
活版印刷考案者グーテンベルグ
イル川運河を進む遊覧覧
モーツアルトとシュバイツァー博士が弾いたオルガン 木骨組みの家が美しいプティット・フランス
ストラスブール地方の首府ストラスブールは人口27万人。ストラスブールという地名は「道の町」とい意
味だそうだ。国境にあったばっかりに、所属がフランスとドイツを行ったり来たりした地域であるから住
民のほとんどはドイツ語もフランス語も話すことが出来る。見所の多いストラスブールだが、先ずは町
の中心にあるノストラダムス大聖堂。世界遺産に登録されている。搭の高さは142mで町のどこからで
も見える程高いが、完成した15世紀頃だったら人々は腰抜かしただろうなぁ。この大聖堂の中には巨
大な天文時計があって、毎時30分ごとにいろんな仕掛け人形が出て来て、歩き回わったり、太鼓叩い
たり、砂時計引っくり返したりと芸コマぶりを発揮してくれる。10時半の仕掛けを見たが楽しい!活版印
刷のグーテンベルグやシュバイツァー博士、ゲーテなどもこの町で生活していたことがあったと聞いた。
昼 ストラスブール 「La Table de Loise」 サーモンサラダ、チキンのグリル、チョコレートムース、
カプチーノ 4ユーロ
フリータイムに私も遊覧船に乗ってストラスブールを眺めた マリーアントワネットが宿泊したロアン宮
ランチは市内中心部の「La Table de Loise」で。有名人も訪れる人気レストランであると聞いた。恐
ろしくサービスが遅い店で、料理の味はそれなりであった。午後の数時間はフリータイム。ノープランで
あった私は誘われるまま遊覧船に乗ることに。今日は珍しく30度を超える暑さで、屋根無しの船に70
分も座っていたらタマランゾとイヤがったわけ。するとどうだ!私達が乗ることになった船は透明の屋根
付き&冷房付きだった!超ラッキー。町の中心部をクルリと囲むように流れるイン川は、午前中に歩い
たプティット・フランス辺りで4つの流れに分かれるのだが、その運河の下流と上流では1,8m水位が違
う。それをパナマ運河方式で、遊覧船が入ると運河を堰き止めて川水を注いで水位を上げる。陸から
見たこの作業を今度は船に乗って体験した。町を1`離れた場所にヨーロッパ宮があり、ここでは欧州
会議が開催される。下船してからスーパーで食料を仕入れた。トラムに乗ってバス駐車場に移動した。
夜 ストラスブール近郊 「シャトゥ ドゥ リール」 客室にて きゅうりとチーズのサラダ、パテ、持参の
ふすまパン、アーモンド、ビール 2本
5時半ホテルに帰る。今晩は夕食がついていない。つまり自由食。ホテルのレストランに行く人もいるよ
うだが私はカンタン部屋食しよ。町のスーパーで仕入れて来たもんね。ワイン産地でもあるアルザス地
方はビールでも有名。「1664」ビール2本飲みながらサラダやフォアグラパテとふすまパンね。スポー
ツチャンネルでは先日までオジョーが観ていたUSオープン中継中。混合ダブルス決勝、女子準決勝。
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9月 7日(土) 朝小雨 のち晴れ 夜雨
朝 ストラスブール近郊 「シャトゥ ドゥ リール」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
イーゼンハイム祭壇画
「自由の女神」の作者バルトルディ プティット・ヴェニス
一面ぶどう畑が広がるワイン街道 リクヴィルはフランスの最も美しい村でもあり人気観光地だ
今日はストラスブールを離れ、ライン川上流にあるアルザス地方のワイン街道を移動する。40分程で
コルマールに到着。先ずはウンターリンデン美術館でイーゼンハイム祭壇画を鑑賞。ドイツ人のグリュ
ーネヴァルトの作品で、磔刑のキリストは苦痛に顔を歪めている。かつては聖アントニュウス病院に飾
られていたと言う。美術館を出てコルマールの町を散策。コルマールは戦災に遭わなかったので、まる
で中世の街を歩いているようだ。ニューヨークの「自由の女神」は、アメリカ独立100周年を記念してフ
ランスが贈呈したものだが、その像の作者バルトルディはこの町の出身だ。市場を見学していたら、お
腹が空いてグーグーと鳴ってヒモジサに泣いた。この町好きだなぁ。もう一度ゆっくり来てみたなぁ。バ
スに乗って暫くすると道の両側はすべてぶどう畑となる。どこを見てもぶどう畑。これがワイン街道ね。
そんな中にリクヴィルはあった。レストランやカフェ、ワイン屋などが並ぶゆるやかな坂道を登っていき、
登り切るともうオシマイという小さな村だ。アルザスワインのティスティングを行ってからようやくランチ!
昼のワインティスティング リクヴィル 「Maison Zimmer」 アルザスワイン白2種
昼 リクヴィル 「Maison Zimmer」 タルトフランベ(アルザス風極薄ピッツァ)、シュークルート、アイ
スクリームケーキ、持参のふすまパン、生ビール大 5.1ユーロ
前菜はタルトフランベと言う。お菓子のタルトに火つける??出て来たものは全く違った。薄いせんべい
状のものにハムと玉ネギが乗っかっている。食べてみた・・・う、旨い!かなりボリュームがあったが完
食。あとで調べてみたら、タルトフランベとはアルザス風極薄ピッツァなんだって。次に登場したメインは
アルザス地方の名物料理シュークルート!キャベツ半個分(推定)にぶ厚い豚のすね肉、ぶ厚いッベ
ーコン、太いソーセージ、じゃが芋大1個。ゲップ!これにた〜ぷりのマスタードをかけて食べる。ゲッ
プ!食べても食べても減らない。ゲップ!半分も食べられなかった。情けないなぁ。鍛えなおせ夢子!
夜 ディジョン 「Mギャラリーグランドホテル ラ クローシュ」 エスカルゴのパイ包み、タラのソティ、
ババロアとカシスアイス、プチガトー:マシュマロとチョコレート、持参のふすまパン、カモミール、ビ
ール 5ユーロ、赤ワイン(ボトルシェア)
2時過ぎ、アルザス地方のぶどう畑真ん中にある駐車場を出発してブルゴーニュ地方に向かう。中心
地ディジョンまでは276`m。トイレ休憩1度挟んで走り続けること3時間。午後5時半にディジョンの
「Mギャラリーグランドホテル ラ クローシュ」に到着した。旧市街の便利な場所に建つ5ツ星ホテルだ
が、以前は「ソフィテル ディジョン ラ クローシュ」だったらしいよ。部屋はちと狭いが、私の部屋は角
部屋で小さな凱旋門がすぐそこに見える。夕食はホテル地下にある宴会場で。ブルゴーニュ名物エス
カルゴはパイの中に入っていて存在感薄い。せっかくブルゴーニュに来たのだからと赤ワインを1本飲
むつもりでボトルを空けて貰ったが、M久さんご夫婦とシェアしているうちにご主人にご馳走になってし
まった。鱈の料理のソースが旨い。今晩一番美味しかったのはプチガトウとして登場したマシュマロ!
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9月 8日(日) 曇り 時々晴れ 時々小雨 東京五輪開催決定!
朝 ディジョン 「Mギャラリーグランドホテル ラ クローシュ」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
客室から見える凱旋門
ナポレオンが愛したシャンベルタン畑 ぶどう畑の収益で500年以上運営して来たオテルデュー
6時起床。朝食レストランにはかなり早く行く方だ。はっきり言えば一番狙いだから、先客がいると心の
中で「チッ!」と舌打ちする。そうゆう性格である。で、今日は「チッ!」。5ツ星なんて言っても、ロクに食
べるものないじゃん。今日ランチがご馳走だから、ま、いいか。アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれ
たIOC会議で2020年のオリンピックは東京に決まった。日本は大騒ぎらしい。9時出発しボーヌに向
かう。ブルゴーニュ地方に4つある県の一番大きいコート・ドール県。コート・ドールとは「黄金の丘」とい
う意味だ。ブルゴーニュはアルザスと違って、ぶどう畑一つ一つに等級がついている。特級に当たるの
はグラン・クリュ。その「グラン・クリュ街道」をゆっくり走る。で写真ストップ。このヘンぜ〜んぶグラン・ク
リュなんだなぁ。10時ボーヌ着。小さな商店街を一周してからオテルデュー(神の館の意)に入場。2年
前もここ来たなぁ。ブルゴーニュ公の大法官を勤めたニコラ・ロラン夫妻が1443年に建てた医療施設
だ。40数年の宰相生活でごっそり蓄財したニコラ・ロランの罪滅ぼしだったという説も有力だそうだ。真
っ赤なビロードが印象的な病室。患者が増えてベッドが足りなくなると、その小さなベッドを2人で使った
時代もあった。男女も年齢も関係ない2人だよ!ヤダ〜!絶対!ヴァイデンの「最後の審判」を観る。
昼 ボーヌ近郊 「オステルリードゥ ルヴァルノア」 アミューズ:白身魚のマリネ、ガトーフォアグラ、仔
牛のロースト、持参のふすまパン、桃とアイスクリームカシスソース、エスプレッソ、白ワイン、赤ワ
イン
レストランは☆、ホテルは☆☆☆☆☆
今回の旅で一番のご馳走は今日のランチ。ボーヌ近郊にあるホテルのミシュラン1つ星の「オステルリ
ードゥ ルヴァルノア」である。2年前にボーヌに来た時は、ボーヌの「レ・セップ」に2泊して1ッ☆の「ロ
ワゾー・デ・ヴィーニ」で夕食を食べた。昨夜飲んだ赤ワインはその時行った「ブシャール・ベール・エ。
フィス」のワインだった。フランス風庭園が美しいホテルの宴会場でのランチ。アミューズの後のフォア
グラが、これまたネットリと旨いのよ。ワインは白、赤と料理に合わせて出て来るが、たいしたワインじゃ
ないな、って感じ。メインの仔牛は柔らかくてまずまず。コースで一番皆さんが(私も!)喜んだ皿は、デ
セールだった。桃とアイスクリームカシスソースは見た目も可愛ければ、食べても美味しい一皿だった。
またロマネ村に来ました!青色がグラン・クリュ畑
ロマネ・コンティ標識 今年は収穫が遅いそうで
全員満腹のままバスに乗り込む。もうまっすぐホテルに帰ってもいいじゃん、と思っていたのだが、私ら
は観光客なのだから観光しなくっちゃ。特級畑はないけれど、質の良い1級畑を持つニュイ・サン・ジョ
ルジュ村を散策。フランスに来て初めて猫2匹を発見した!いいねぇ、この村。そうそう、もう一つ大事
な場所があった。ワイン好きなら誰しも憧れるロマネ・コンティ。とてもお高いワインなので、せめてぶど
う畑だけでも拝見しようじゃないか、とロマネ村に寄った。2年前は素晴らしい晴天だったが、今日は曇
り空。日本人カップルがタクシーで乗り付けて、立ち入り禁止の畑に入ったり、写真撮ったりしているの
を全員苦々しく無視する。今年はぶどうの生育が遅れていて、ぶどの実が小さい。収穫は来月らしい。
夜 ディジョン 「潮州城大酒楼」 (5人で) 汁緬 15ユーロ、揚げわんたん 7ユーロ、野菜焼きそば
5ユーロ、白菜炒め 5ユーロ、野菜と牛肉炒め 11ユーロ、ビール @12ユーロ
今晩は自由食。ランチが遅くかつ重かったのでチョイとつまめればいい。添乗員のS山さん始め、そん
な5人が「中華料理でも行きますか」と市内を歩く。当てにしていた店は閉まっていて、偶然見つけた
「潮州城大酒楼」。客は誰もいず、子供が走り回る中まかない飯の最中だった。う〜むとちょっと怯むが
ま、いいか。きゅうりしか入っていない甘い(!)野菜焼きそばとか、酸っぱい白菜炒めとか、不思議な
料理が出て来た。それでも、ビール飲んで箸で食事したんだからいいじゃん、ということで帰ることに。
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【今週の振り返り】
今年フランスに来るのは3回目である。1回目は1月で、イタリアワインの旅のついでに寄った恰好だ。
北イタリア・ピエモンテ州のトリノから飛行機で入った夕刻のパリは雪がちらちら舞っていた。さぶさ
ぶ!っとホテル近所のビストロに出かけ、アチチのオニオングラタンスープを啜り、生牡蠣をツルッと飲
み込んで白ワインを飲んだ。翌日起きたら雪が積っていた・・・。2回目はフランス北西部のブルターニ
ュ地方とノルマンディ地方を回った。それ以上太っても知らんからな、と頭のどこかで思いながら、名物
のクリームソースがたっぷりかかった料理やら、これまた名物のりんごのお菓子やら、これもこれも名
物なの、とカマンベールチーズやガレットを食べて、やっぱり太って帰った。今年3回目のフランスで一
番楽しみにしているのはアルザス地方に行くことだった。
フランスにありながらフランスっぽくない。ではドイツかっていうとそうでもない。そこはあくまでもアルザ
ス。住民の大半はドイツ系アレマン人一派のアルザス人で、ドイツ語の方言の一つであるアルザス語
を使う。それまで神聖ローマ帝国(実質はドイツだけどね)配下にあったアルザス地方は30年戦争の
結果、1648年フランスに割譲された。それから200年余りフランスの地方の一部であったが、普仏戦
争でフランスが負けたためドイツに占領されてしまう。で、ドイツ領になった。しかし50年後ヴェルサイ
ユ条約でまたしてもフランスに戻る。と思ったのも束の間、1940年第二次世界大戦でナチスドイツにフ
ランスは降伏したから、アルザスはまたドイツになるのだよ。あーぁ。しかしだ、ご存知の通り、その5年
後にはドイツが降伏して、1945年またもやフランス領土となって現在に至るというわけだ。説明するだ
けでも疲れるのに、はい、今日からフランス、明日からドイツと翻弄され続けたアルザス人の困惑はい
かばかりか、ってことだわなぁ。そんな歴史があるからか、欧州議会はブリュッセルの他にストラスブー
ルで行われている。
フランスとドイツ国境近いアルザスには2つの県がある。オ・ラン県とバー・ラン県。オ・ラン県とはライン
川上流という意味で中心地は土曜日に行ったコルマール。そうそう、スタジオジブリ作品の「ハウルの
動く城」に登場したのはオ・ラン県のコルマール。中世以来の木骨組みの家が残る、マコトにメルヘンチ
ックな街なのだ。オ・ランがライン川上流なら、バー・ラン県の意味わかりますよね?ライン川下流。ピン
ポン!中心地はストラスブール。もう一つ、映画といえば、「最後の受領」というフランス映画があった。
ある日、アルザス地方の小さな学校で先生は言う。「私がここでフランス語の授業をするのは、これが
最後です。普仏戦争でフランスが負けたため、アルザスはプロイセン領になり、ドイツ語しか教えては
いけないことになりました。これが、私のフランス語の、最後の授業です」。アルフォンス・ドーデの短編
小説集「月曜物語」の1編 「アルザスの少年の話」を映画化したものだ。何度か2つの国を行ったり来
たりした後、戦後はフランスが同化政策を強化したため、現在の住民の多くは、アルザス語とフランス
語のバイリンガルとなったそうだ。
名物のフォアグラと白カビチーズを食べるなら、クローナンブールを代表とするアルザスビールを飲み
ながら。さらに飲むならゲヴェルツトラミネールを代表とする辛口のアルザス白ワインがオススメ。食後
にはブリオッシュ生地で焼き上げた名物菓子のクグロフなんていかがでしょ。アルザスは美味しい地方
なのだよ。そして。いま私はブルゴーニュ地方にいる。ここは一層美味しい地方でして。ワインも料理も
ね。「ダイエット」なんて言葉はコナゴナに砕け散るフランスを私は回っているのだよ。
アタイもこんにゃなんだニャ
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*
気持としては、もう1週パクパクを作って、明日出かけようと思っています。
しかし、時間切れになる可能性も高くて・・・。
その場合は次回パクパクの更新は 10月 4日頃かなぁ。