シカゴ・クラウドゲート
パクパク日記１４年４月３週
ポカポカ陽気のボストンから飛んだシカゴは０度で雪が降っていた！
レッドソックス上原投手
シカゴ・クラウドゲート
４月 １４日（月） アメリカ・ワシントンDCとボストンは晴れ １㌦＝約１０５円
早朝 アメリカ・ワシントンDC空港までの車中にて ボックスブレックファースト
先週木曜日からアメリカに来ている。ニューヨークに２泊、ワシントンD.C.に３泊してメトロポリタン美術
館、スミソニアン宇宙航空博物館、ナシャナル・ギャラリーなどを見学し、満開の桜の下、桜祭りのパレ
ードやストリート・フェスティバルなどを楽しんだ。３０度近い初夏のような日々であった。さて、今朝は４
時に起きる。シャワーを浴びてからパッキング。ボストンまでのフライトはエコノミー席なので本や重い
物はリュックで背負って重量調整。５時４５分バスで空港に向かったが、貰った朝食弁当は即食べた。
昼 ボストン・クインシーマーケット・フードコート「バンコック」（自由食） SIAMヌードル、春巻き、ペプ
シコーラ 9.3ドル
ヤカンが目印のスタバ
ボストンマラソンまであと１週間 私のランチはタイ料理
今もガス燈と石畳のビーコン・ヒルはいつも花でいっぱい レッドソックス本拠地フェンウェイパーク
ワシントンD.C郊外のダレス空港。当初は大統領のアイゼンハワー空港と命名される予定だったが、
「いやいやガンバッテくれたダレス国務長官の名前の方がいいんじゃね？とウッカリ遠慮したら、そうな
ってしまったという話。ユナイテッド航空でボストンへ。スーツケース預け代が有料で無くてほっとした。
ボストンのローガン空港には予定より早く９時半に到着。機内では中国人３人のＯ大声マシンガントー
クに周囲はヘキエキ。ボストンの町は４年ぶりだ。昨年爆弾テロで死傷者を出したボストンマラソンが丁
度１週間後に控えて準備にオオワラワだった。今度は是非無事な開催を！ファニュアルホール・メーケ
ットプレイス、通称クィンシーマーケットで１時間半のフリータイム。大きなフードコートでは、クラムチャ
ーダーやらピッツァ、サンドイッチ、ハンバーガー、アイスクリームなどの店がズラリと並び何を食べよう
か大いに悩む。結局タイ料理の店で細い麺の焼きそばと春巻きにした。食後はビーコン・ヒルを散歩。
雲龍図
ゴーギャン「われわれはどこから・・・」
ルノアール「日傘の女性と小さな子供」
午後からボストン美術館に行く。４年前も来た。アメリカ合衆国独立百周年に当る１８７６年地元有志に
より開館した。メトロポリタン、明日行くシカゴ美術館と共にアメリカ三大美術館であり仏画、仏像、浮世
絵など日本美術品を多く所蔵している。前回来た時感心した浮世絵展示室は無くなっていてガッカリ。
夜 ボストン 「リーガル・シーフード」 クラムチャウダー、スチームロブスター、茹でブロッコリーとピラ
フ、チョコレートケーキ、ビール ８㌦、白ワイン 12㌦、赤ワイン １３㌦
夕方、マリオットコプレイプレイスホテルにチェックインした。ショッピングセンターや大きなスーパーに隣
接していてチョー便利なホテルなのに、明日早朝チェックアウトするのでもったいない。今夜の夕食は
珍しくツァーに付いている。ショッピングモールにあるシーフードレストランの「リーガル・シーフード」だ。
サラダとクラムチャウダーはチョイス。もちろん大好物だからクラムチャウダー！そして蒸した大きなロ
ブスターが登場。エプロンをつけて格闘する。旨いがデカ過ぎ。だんだん飽きて来た。付け合せのブロ
ッコリーがアメリカとは思えない絶妙な茹で具合で旨い。ピラフの塩加減絶妙でワインの肴にピッタリ！
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４月 １５日（火） ボストンは雨 シカゴは雪のち晴れ 韓国旅客船沈没！２９０名行方不明
早朝 ボストン空港までの車中にて ボックスブレックファースト
信じられないことにシカゴは気温０度で何と雪景色！
今朝も４時半と２日続けての早起きとなる。ボストンは雨。アメリカに来てから初めての雨だ。６時２０分
朝食弁当を貰ってバスで出発。ボストンの空港は近いから急いで食べる。ユナイテッド航空シカゴ行き
はダブルブックが出る程満席だった。私の席は後ろから３列目。周囲に小さな子供が５人もいてウルサ
イの何の！ボストンとシカゴの間には時差１時間あり、２時間半のフライトだ。ふと窓の外を見ると
海・・・内陸なのに・・・あぁミシガン湖だ。飛行機が着陸体制に入ると街が白い・・・まさか・・・雪景色！
昼 シカゴ 「CARSON‘S」 コールスローサラダ、コーンブレッド、バーベキュープライムリブ（ハーフ
サイズ）、ポテトグラタン、アイスクリーム、コーヒー
滑走路から見る空港の景色は真っ白！出迎えてくれたガイドの話では、昨日夕方から今朝までずっと
雪が降り続けて先ほどまでマイナス温度だったそう。今は０度だ。飛行機の中で何人かの客が厚手の
コートを着て降りたハズだ。ブルブルッ！寒っ！この雪も今日快晴だから早く融けるとは思うが。ランチ
は４年前も行ったプライムリブの有名店 「CARSON‘S」で。ナゼか甘いコールスローには黒胡椒をか
けて。コーンブレッドも甘くてカステラみたいだ。プライムリブは日本人向けにレギュラーの半分サイズ。
大きく見えても殆どが骨だからね。でも添えられたポテトグラタンまで完食するとマンプクの豚になる！
本館前には２頭のライオンが
シャガール「アメリカの窓」ステンドグラス ジョージァ・オキーフ「花と赤い丘」
グランド・ウッド「アメリカンゴシック」
エドワード・ホッパー「ナイトホークス」貸出中
カイユボット「パリ、雨の日」貸出中
スーラ「グランド・ジャット島の日曜日」 ロートレック 「ムーランルージュにて」 マネ「読む女」
アメリカで４つ目の美術館はシカゴ美術館。メトリポリタン美術館に次ぐ美術品数を収蔵している。本館
は１８９３年開催されたシカゴ万国博覧会の際建てられたものだが、つい最近新館も完成した。その新
館から入場。代表的な作品はスーラ「グランド・ジャット島の日曜日」で寄贈者の意志で門外不出。これ
までアメリカ絵画には興味を持ったことは無かったのだが、グランド・ウッド「アメリカンゴシック」やエドワ
ード・ホッパー「ナイトホークス」、そして女性画家のジョージァ・オキーフの作品などを観ると面白いなぁ
と思う。「ナイトホークス」は貸し出し中だったが。４年前はオークパークでフランク・ロイド・ライトなどの
建築物見学をしたからシカゴ美術館は初めて。モネの作品はフランス国外では最多のコレクションだ。
夜 シカゴ・ハイアットリージェンシー 「STETSONS」 （自由食） ロブスター＆チェダービスク
１０㌦、フィレミニヨン ８オンス ４０㌦、キリン一番搾り ６．７５㌦×２杯、赤ワイン（ナパ） １２㌦
＠９０㌦（サービス料、チップ込み）
今日から２泊するハイアットリージェンシーは４年前も泊まったホテルだ。運河に面した中心地にあり、
シカゴ最大のホテルだ。ＮＨＫワールドはどのホテルでも観られたが、ここは日本語テレビが入っている
から非常に嬉しい。約１週間ぶりに日本語でニュースを観ることが出来る。えぇっ！韓国の珍島沖で旅
客船が沈没したって！修学旅行の高校生３００人を含む４７５人が乗っていて２９０人が行方不明という
ことだ。エライことじゃないか！助かるのか！ヒジョーに心配だ。夕食は希望者８人でホテルに入ってい
るステーキと鮨の「STETSONS」に行く。ステーキと鮨って面白い組み合わせだね。男性２名は鮨の盛
り合わせを、６名は一番小さなステーキ、フィレミニヨン ８オンスを注文。私はビスクもね。ビールメニュ
ーを見ると、一番搾りがあるじゃないか。一番安い！ちょっと贅沢な夕食後は部屋で「サラメシ」を観る。
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４月 １６日（水） シカゴは晴れ
朝 シカゴ・ハイアットリージェンシー 「Ａｍｅｒｉｋａｎ Ｃｒａｆｔ」 朝食ヴュッフェ
遠くに見えるシカゴの摩天楼
バス停の上にピンクのハイヒール 世界で最も古い鉄骨高層ビル・ルッカリー
映画「アンタッチャブル」の舞台ユニオン駅 ウィリスタワー展望台から見たシカゴとミシガン湖
レッジでの撮影は大人気
野外ギャラリーピカソ「無題」
ミレニアムパークのクラウドゲートの通称は「ビーン豆」
午前中はシカゴ市内見学。先ずはシカゴの摩天楼を一望出来るアドラー天文台の前へ。摩天楼と言え
ばニューヨークと思っている人が大半かと思うが、発祥はここシカゴなのだ。香港のビル群も凄いけど、
香港とシカゴの徹底的な違いは、ネオンと看板が一切無いのがシカゴなのだ。映画「アンタッチャブル」
で乳母車が落ちる有名な階段のシーンを撮影したユニオン駅を見た後は、ウィリスタワーへ。以前はシ
アーズタワーと呼ばれていて高さ４４２㍍。２４年間世界一だったが、どんどん抜かれて今は８位。全米
１位の地位ももうすぐ完成するニューヨークのニュートレードセンタービルに抜かれてしまった。そのウィ
リスタワー１０３階の展望台に上る。はぁ、これがシカゴの町ですなぁ。スカイツリーどころか東京タワー
にも上ったことが無い私だが、ニューヨークのエンパイア・ステートビルには２度、パリのエッフェル塔も
上ったことがあるのだ。あまり関係ない話か。アクリル製のレッジで記念撮影する人々を見て「やだや
だ！」と即離れる。ミレニアムパークを散歩しながら「ビーン」と呼ばれるクラウドゲートなどを楽しんだ。
昼 シカゴ 「Ｇｉｎｏ‘ｓ Ｅａｓｔ 」 サラダ、ガーリックブレッド、シカゴディープピッツァ（ミックス、ミート）
ランチはシカゴ名物ディープピッツァ。ビッシリと落書きされた店内には、レーガン元大統領の写真が貼
ってある。ロンもここでピッツァも食べたのか。ディープと言うのだからかなりの厚さ。ミートとベジタブル
とミックスを注文して皆で食べ分けたが、厚いピッツァには具がギッシリ！台とチーズを除けて食べた。
シカゴピッツァのランチを食べた後はフリータイム。当初はホテルまでバスが送ってくれる予定だったが
全員そのまま買い物に行きたいということで、近くの「メーシーズ」まで送って貰う。ここは「マーシャルフ
ィールド＆カンパニー」というデパートだったが、２００5年「メーシーズ」に買収されてしまったそうだ。こ
のデパートの奥でシカゴッ子に長年人気のあるミントチョコレート「フランゴミント」が売られているのだ。
夜 シカゴ ジャズクラブ「ＡＮＤＹ‘Ｓ」 鴨の胸肉ローストジャンバラヤ ２８㌦、ビール「Sam Ａｄａｍｓ」
５㌦、赤ワイン １０㌦、チップ １２㌦、入場料 １０㌦ ＠６５㌦
夜景が美しい！
シカゴの町でスポーツウェアなどの買い物をして午後は過して疲れたのでホテルにはタクシーで。昨日
の韓国船の沈没事故はその後救助された人の少なさが非常に気になる。今晩も夕食は自由食。希望
者でジャズクラブに行こうということになり、１０人が参加した。徒歩１０分で「ＡＮＤＹ‘Ｓ」到着。かなり大
きな店で午後５時から開店しているそうだ。カルテットグループが演奏していた。食事も出来るところが
便利で、メニューを穴が開く程検討した結果、鴨の胸肉ローストジャンバラヤを注文。アメリカ南部料理
が好きだから。これが大正解で、今回の旅行で一番美味しい料理となった。帰路、夜景が美しかった！
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４月 １７日（木） シカゴは晴れ
朝 シカゴ・ハイアットリージェンシー 「Ａｍｅｒｉｋａｎ Ｃｒａｆｔ」 朝食ヴュッフェ
右の茶色の建物はシカゴ・トリビューンタワー 運河の向こうはミシガン湖
昼 ハイアットリージェンシー 客室にて ツナパスタサラダ、茹で卵、バナナ
昨日の朝ニューヨークで雪が降ったそうだ。マー君はシカゴ・カブスとの対戦で投げて３勝目を上げた。
今日は帰国日だが、出発は午後２時。珍しく７時まで寝ていて、朝食もゆっくり摂った。日本語テレビで
連ドラ「花子とアン」を観てから散歩に出る。空は真っ青で素晴らしい晴天。一昨日の雪もほぼ消えた。
ホテルの前から出る観光船は面白そうだが、シカゴの町の建物を観て歩くだけでも十二分に楽しい。
昼食は朝食会場から貰って来たバナナと散歩の途中スーパーで買って来たサラダと茹で卵で簡単に。
夜 ＡＮＡ シカゴ＝成田 ビジネスクラス機内食 （和食）
午後５時１５分発のＡＮＡ成田行き。帰りもスタッカード座席の窓側だからチョー楽チン。ビールの後は
赤ワインを何杯も飲むのだが、和食に合わせて麦焼酎のロックにした。うん、和食にはやっぱり焼酎よ
ね。「日本食紀行 うまい肉にはドラマがある～日本一！宮崎牛の復活力に学ぶ」なんて映像を見た。
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４月 １８日（金） 東京は雨
夜 ＡＮＡ シカゴ＝成田 ビジネスクラス機内食（「一風堂」の醤油ラーメン、サラダ、ウーロン茶）
成田発だと「一風堂」のラーメンはトンコツ味。数人がこれを注文すると、機内はもうトンコツ臭で臭いの
何の。トンコツ苦手な私はマスクをかける。しかし、アメリカ発だと醤油味になる。じゃ、私も食べます！
ちょっとウトウトしただけで、成田に到着。搭乗する時、喉が痛いなぁと思っていたが、降りる頃にはすっ
かり一人前の「風邪引きさん」になっていた。午後８時過ぎタクシーに乗って帰宅。家に着く頃には熱も
出て咳が止まらなくなる。本格的風邪のちょっとヤバイ状態。飲みには出かけず今夜は寝よう。無酒日
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４月 １９日（土） 晴れのち曇り
朝 家食 「うす家」のきつね讃岐うどん、バナナ
昨夜は酒を飲みに行かずに真面目にベッドに入ったのだが、起きてみると風邪はちっとも治っていなか
った。数日風邪との戦いだな。喉が痛いので柔らかな温かいものが食べたい。そうだ、冷凍庫の中に
鍋に凍ったまま入れて加熱すれば出来上がる讃岐うどんがあったな。ほお、結構美味しいじゃないか。
昼 四谷3丁目 「サイゼリア」 コーンクリームスープ １４９円、ほうれん草ソティ １９９円、牛挽肉の
チーズカツレツ ４９９円、ドリンクバー １８９円
夜 舟町 「無門」 先付け、独活の甘酢がけ ５２０円、蕎麦のコロッケ 600円、黒豚の豚炎鍋 1800
円、沖縄そば、生ビール ２杯、麦焼酎「佐藤」ボトル
帰国翌日であるが、3月4週のパクパク日記を仕上げてアップした。アメリカに行く前にほぼ作ってあっ
たものに、「今週の振り返り」を書いてね。「今週」といいながら、昨今は「今週」であった試しが皆無で、
「１ヶ月前」や「３週間前」の振り返りになっているのだよ。思い出すだけでタイヘンじゃ。今夜は近所に
新しくオープンした店に行くつもりだったが、熱あるし、咳出るし、身体シンドイし、で自宅かｊら一番近い
（マンション出てから徒歩１分以内）店「無門」に行く。旨辛の豚炎鍋を食べていると、一層洟汁が盛ん
に垂れて来て（汚っ！）、洟をかむのに忙しい。さすがの私も風邪引きの時は食欲がイマイチであるな。
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４月 ２０日（日） 曇り
朝 無し
昼 家食 メンチカツふすまドッグ、サラダ、オニオンスープ
シカゴ滞在中に韓国南部珍島沖で沈没した旅客船「セウォル号」のその後が信じられない状況を呈し
ている。沈没が始まってから船が乗客に取った措置も「ウソだろ！」ということばかり。乗客を避難させ
るどころか、その場から動くなという執拗な指示を繰り返し、救命ボートや救命筏は全く使われていな
かった。そもそも沈没原因と有力視されているのは規定の3倍以上の積荷をしていたことと言うのだ。
避難誘導するべき乗組員は何をしていたのか！それ以上に事故当時自室で過していたという船長は
船が傾くと早い時点でいち早く船から逃げ出していた・・・・。事故があってから5日目というのに未だ多
くの乗客が行方不明のままだ。迅速に適切に非難誘導すれば、殆どの乗客は助かったのではないか。
夜 四谷三丁目 「喜怒哀楽」 お通し：手羽元と大根煮、冷やしトマト ４００円、枝豆 ４５０円、薄切り
和牛炙りポン酢 ８００円、玉ねぎ焼き ４３０円、本ししゃも ４００円、冷奴 ４００円、生ビール ２
杯、麦焼酎 ＠５４００円
今日行われた女子ゴルフで優勝したのは、何と１５歳のアマチュア勝みなみ選手だった。これまでの日
本最少年齢優勝記録は、宮里藍選手の18歳だった。勝みなみ選手はこの4月に高校入学したばかり
というから凄いじゃないか。男子では7年前に石川遼君が世界最年少優勝記録の15歳２４５日で優勝
した世界から注目を浴びたが、昨今はアメリカで予選落ちばかり。勝みなみ選手の今後が楽しみだ。今
夜はチョー久し振りに炉端焼きの「喜怒哀楽」に行った。行って良かった。店長のUさんが今月一杯で
店を辞めることになったというのだ。ホールも焼き場も調理も何でも出来る店長。これからも元気でね！
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【今週の振り返り】
海外を旅して「日本に帰ったら、真っ先に何を食べたいですか」あるいは「食べることにしていますか」と
問われたら何と答えるだろうか。私がこれまで聞いた答えは、「鮨」、「蕎麦」、「白いご飯と味噌汁」、
「「お茶漬け」、「母親の作ったカレー」・・・・こんな答えだった。私は昔から「ソーメン」だった。母が元気
だった頃も、成田空港から電話して「精進揚げとソーメンたくさん作っておいて！」と頼んだし、母がいな
くなってからは、自分で作ってソーメンを貪った。ずっとそうしていた。薬味をどっさり用意してソーメンを
啜っていると、「あぁ日本に帰って来たなぁ」と実感していたのだ。しかし、糖尿病（軽い）と診断されてか
らはソーメンのような炭水化物は禁止され、程なくして自宅で料理を作らなくなったので、「帰国ソーメ
ン」の習慣は終了した。代わって「毎晩外食」という新しい習慣が始まってしまった。それは海外から帰
国した当夜も例外ではなく、「ただいま～！」と久々に帰宅しても、留守中のメールをチェックして洗濯機
を回したら、いそいそと近所の飲食店に飲みに出かけてしまう。それが今週金曜日は違った。午後１０
時近い遅い時間だったこともあるが、アメリカで引いた風邪でサシモノ私も「このまま寝よう」と、飲みは
お休みした。こんなこと、以前はいつだったか記憶が無い。「無酒日」という言葉も久し振りに書いた。っ
て威張って言うんじゃないよ！週３回位これからやれば？・・・・ムゴン・・・。
シカゴは4年前に続いて２度目だ。4年前それまで持っていたイメージとシカゴがあまりにも違っていた
ので心底ビックリしたものだが、今回もシカゴの魅力を存分に味わった。
シカゴが現在のような超高層ビルが林立する摩天楼の町になったのは、１８７１年にあった大火で町ご
と焼け野原になってしまったことから始まる。牛が（豚という説もある）が牛舎のカンテラを蹴飛ばして出
火し、シカゴの町を焼き尽くしてしまった。ゼロクリアされた場所に新しい町を建設しようじゃないか。ル
イス・サリバンやフランク・ロイド・ライトなど有名建築家が続々とシカゴに集まって来て建築家としての
腕を発揮し始めた。新都市計画に基づいてユニークなビルが続々と建てられた。彼らは「シカゴ派」と
呼ばれるようになる。ネオンも看板も禁止されているから、すっきりした摩天楼はどこから見ても美しくさ
えある。町中には野外アートがいくつもあって、ピカソ、シャガール、ミロ、カルダーなどの作品が町の景
色の一つとして存在しているのだ。１８９３年に開催された万国博覧会を機会にオーケストラホール、図
書館、博物館、公園など文化施設も充実して行った。
シカゴ発祥は摩天楼だけではない。「マクドナルド」も「プレイボーイ」も「シアーズ」もシカゴ発祥だよ。マ
クドナルドはシカゴ近郊に第一号店が出来たのだが、2005年誕生５０周年を記念してシカゴの中心地
に同じ設計の建物が造られた。「ロックンロールマグドナルド」である。食べ物の話題になったところで、
シカゴ名物の食べ物の話を。シカゴ名物の代表と言えば、何と言ってもディープ・ディッシュ・ピザ（スタ
ッフド・ピザ）だ。水曜日に人気店「Ｇｉｎｏ‘ｓ Ｅａｓｔ 」で私もランチでピザを食べた。タルトのような厚い
生地に具とチーズをどーーさり入れて時間をかけてジックリ焼いたピザだ。シカゴに行ったら、まずはデ
ィープ・ディッシュ・ピザを食べよう。火曜日のランチに「CARSON‘S」で食べたバーベキュー・スペアリ
ブもシカゴ名物。かなり甘いし、付け合せもボリュームがあるが、これも必食。「CARSON‘S」はカブス
やホワイトソックスなどのMLB,アメフットのベアーズ、アイスホッケーのブラックホークス、NBAのブル
ズ、サッカーのファイアーなど地元プロスポーツ選手にも大人気の店だ。昨今は日本でも売り出されて
長い行列が出来るシカゴポップコーンも名物（私もお土産に買って来た）だし、今回は食べる機会が無
かったが独特のシカゴ風ホットドッグも名物なのだそうだ。昔から畜産が盛んな土地柄、ステーキの旨
さも定評がある。
シカゴ最後の夜は食事も出来るジャズクラブに行った。シカゴはニューオーリンズと共にジャズが盛ん
な町で、ルイ・アームストロング始め多くのジャズプレイヤー達がシカゴに移り住んで演奏した。シカゴ
ブルースも盛んだが、クラッシックも負けてはいない。６代目音楽監督のフリッツ・ライナー、第８代音楽
監督ゲオルグ・ショルティ（私も大ファンだった！）などの活躍で、シカゴ交響楽団は世界三大オーケス
トラの評価を受けるようになった。バレンボイム時代はいろいろあったものの、現在はリッカルド・ムーテ
ィがシカゴ交響楽団を率いている。
シカゴ大学は８２人ものノーベル賞受賞者を出した名門だが、シカゴが輩出した人物と言えばヒラリー・
クリントン。彼女はシカゴ生まれの弁護士だ。オバマ大統領もハワイ出身だが、政治家になるまでの弁
護士時代はシカゴが本拠地だった。夫人のミシェルもシカゴ出身の弁護士だった。オバマの次の大統
領にヒラリー・クリントンを予想する人が多いが、どっちもシカゴに縁がある人達ではある。
デープ・スペクターもシカゴ出身？
知らにゃい
＊ アメリカ旅行の始まりは ４月 ２週 をご覧ください。