パクパク日記14年4月4週

            初夏のような晴天続きの京都で、私はずっと風邪気味だった

       京都御苑八重桜 祇園新橋通り

4月 21日(月) 降ったり止んだり

 バナナ、ヨーグルト、オニオンスープ

昼 四谷アトレ 「スープストックTOKYO カレーセット(トマトと鶏肉のカレー、緑の野菜と岩塩のスー

プ、アイスコーヒー) 1130円、持参のふすまパン

午前中プラズマ治療へ。今年初めから膝が痛くなって歩くのもままならない日々が続いたが、最近よう

やく良化して来てホッとしている。これもプラズマO本先生のお蔭です!今週水曜日から京都をテクテ

ク出来るよう念入りに治療してちょんまげ。治療後は曙橋からタクシーで四谷駅へ。あら、歩いても行け

る距離だったわねぇ。京都行きの新幹線切符を緑の窓口で購入。帰路27日は繁忙期に当るから大人

倶楽部の割引きは適用されないんだって。チェッである。「スープストックTOKYO」で辛くないカレー。

夜―1 荒木町 「鈴なり」 6千円コース(ほっき貝など3種の貝類と山菜のジュレがけ、白魚の黄金揚

げ、八寸:じゅんさい・菜花・鯖鮨・まびき大根と辛味噌・天豆・たたみ鰯・蛸柔らか煮、生ウニの玉

地蒸し このこ添え、お造り:鯛・烏賊・中トロ・赤身・ひらまさ、金目鯛の焼き物、アイナメの煮おろ

しとこごみ、筍の炊き込みご飯、鶏ミンチ添え、香の物、赤出汁、豆乳で作ったクリームブリュレ)、

生ビール、麦焼酎 @1万330円

  

 

  

今夜は5人の会である。本来は「新年会」のハズだった。永久幹事を引き受けてくれているK原君が多

忙で日程アンケートが来たのは既に新年になってから。この日は誰がダメ、ここは私がNO・・・なんて

ことで、新年会は旧正月でも間に合わず、とうとう今夜になってしまった。ま、全員が参加してこそ意味

があるからね。カタカナ会社で働いたI親ビンを囲む4人。このメンバーで会うのは年に一度だから一

年で何があったか報告しあうだけでも話題はてんこ盛りだ。昨年あたりから「鈴なり」のコースは6千円、

1万円、1万5千円とそれまでに比してドンと高額化した。6千円のコースでも十分に美味しいけどね。

夜―2 荒木町 「よつやこくている」(4人で) ポテトサラダ、野菜炒め、ミックスピツァ、生ビール、焼

  

I親ビンは帰られて、オトボケM本ちゃん、誠実K原ちゃん、悪戯っ子Kちゃんと私の4人は残っても

うちょっと飲むことに。この4人で昔「営業会議」なんてやっていたと思うと笑っちゃうよね。みな若いわ。

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4月 22日(火) 曇り 時々パラパラと雨

朝 家食 「鈴なり」の筍ご飯のおにぎり、「タニタ食堂」の味噌汁

昼 銀座 「レストラン早川」 メンチカツ定食 1000

  

今日は歌舞伎座の昼の部だが、1つめと2つめは失礼して3つ目から観る予定にしている。「歌舞伎の

前に銀座でカレーを!」とタクシーで「ナイル」レストランに行く。あらら〜!今日火曜日は定休日だった

ぁ!その時隣の洋食屋が目に入り、何も考えずに吸い込まれる。チョー狭い店で奥の席の客が出入り

するのに2度も立たなければならなかったが、丁寧に作られたメンチカツ定食はなかなかの味だった。

さて歌舞伎座。「壽春鳳凰祭」と「鎌倉三代記」は失礼したから、3つ目の「壽靱猿」から観る。病気治療

で休演していた三津五郎の8ヶ月ぶりの舞台である。女大名三芳野には又五郎、奴役は息子の巳之

助。小猿の子役が可愛いし、ホロリとさせられる舞踊劇だが、とにもかくにも三津五郎丈の無事復帰が

メデタイ。昼の部最後は坂田藤十郎の一世一代の「曽根崎心中」。昭和28年から演じ続けた芝居だ。

夜 四谷三丁目 「鮨処のがみ」 お通し:菜花のお浸し、初カツオ 1290円、赤イカ(神津島) 970

円、なまり節ポン酢 860円、焼き立て卵焼き、握り」赤イカ、鯵、お椀、穴きゅう巻(半分)、納豆

巻(半分)、生ビール 2杯、麦焼酎 2人で1万5800円

  

  

   巻物は2人分!

オジョーと2人で「鮨処 のがみ」へ。乾杯の前にアメリカ土産(シカゴポップコーンだけど)と10日ほど

早い誕生日プレゼントを差し上げる。オジョーは5月1日生まれだが、その日私は海外に行ってしまうし

ね。彼女もイチローの背番号まで来たか。オジョーからは猫ブックカバーを貰った。今日の赤イカ旨い

なぁ。じと〜っとした甘味があってね。神津島で獲れたイカなんだぁ。美味しかったので握りでも1貫ね。

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4月 23日(水) 東京も京都も晴れ    オバマ米大統領国賓として来日

朝 バナナ、ヨーグルト

昼 新幹線車内にて 「紀伊国屋」のオードブル、ふすまパン、お茶

  

今晩アメリカのオバマ大統領が国賓として来日する。エアフォースワンでピューと飛んで来るらしい。私

は先日ワシントンD.C.のホワイトハウスには2度も行った(前を通りかかっただけ)し、ま、お相手は安

倍首相や天皇陛下ご夫妻にお任せして京都に行ちゃおう。晴れているのに富士山には雲が!残念。

午後のお茶 京都駅 「KOTOカフェ」 ブレンドコーヒー 470円

夜 京都二条河原町 「二条椿」 1万2千円のせっしゅうコース(野菜卵豆腐とハマグリ酒蒸し、お造

り:穴子・しま鯵・鯛・よこわ、アイナメと若竹椀、浜ぼうふうなど春野菜と蛍烏賊 タタキ蕨載せ、鰆

の幽庵焼き 山独活のきんぴらと蕗味噌添え、アワビ・とり貝・イイダコ・うるい和え、天ぷら:車海

老、蓮根、こごみ・タラの芽・こしあぶらなど山菜、和牛 淡雪醤油添え、天豆、甘鯛、蛍烏賊、鯛と

      花山葵の炊き込みご飯、赤出汁、香の物、水菓子:でこぽん、抹茶アイスクリーム、焼きわらび餅)、

      生ビール700円 2杯、麦焼酎「兼八」 ロック 600円 3杯  @1万6600円

  

  

  

  

アメリカのシカゴで仕入れて来た風邪。帰国後数日で良くなったような気がしていたのだが、ホテルに

チェックインすると水のような洟水がツーッと流れ慌ててティッシュで抑えるなんて場面も何度か。新た

な風邪か?風邪のひき始めに抜群の効き目の漢方薬は家の冷蔵庫の中だし、困ったぞ!何とかダマ

シダマシやるしか無いな。京都初日の今夜は「二条椿」。何度か行っている「御幸町つばき」の姉妹店

である。珍しい畳のカウンターに座ると落ち着いた気分になる。既に数人の客が賑やかにワインを飲ん

でいたが、その客が帰ると貸切状態に。1万2千円の「せっしゅう」コースをお願いしている。姉妹店と言

え、引く出汁もコースのスタイルも違う。凝った料理6品が出た後は天ぷらになる。それも車海老から7

品もあってボリュームたっぷり。和牛の天ぷらは中心部に赤みを残した絶妙の揚げ加減で添えられた

淡雪醤油で食べる。ふーん、味わい深いなぁ、これ。熱々の焼きわらび餅はオリジナルなのだそうだ。

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4月 24日(木) 京都快晴 暑い!

朝 京都烏丸丸太町 「マクドナルト」 ビッグブレックファースト499円

  

昨夜は「二条椿」でえ食事した後、近くの有名なバーに行くつもりだったのだが、風邪のせいか具合が

悪くてそのまま帰って来た。ホテルでマッサージを頼んで早めに寝たら、今朝は5時に起きてしまって。

シャワーを浴びたらムッチャ空腹に。ホテルの隣の「ガスト」に行こうか、斜め前の「マック」か。マックに

行った。めったにマックなどには行かないから何を注文して良いのやら。何だかシックリ来ない味だな。

昼 京都縄手通新門前通 「カレーカフェ Ryokaku」 九条とり天カレー(サラダ付き) 1188円、

      味噌汁 

   

朝マックを食べたのは6時。しかもイングリッシュマフィンは4分の1しか食べていないし。祇園近辺を

30分近く散歩した後の昼にはグーグーお腹が鳴った。「う、牛一頭でも食べてやる!」ってな勢いであ

る。風邪は治っていないのに、である。カレーの「Ryokaku」。ヒレカツカレーも考えたが、やっぱりとり

天カレーだな。味噌汁も付けて下さい。こっそり持って来たふすまパンにカレーをつけて食べるのだが、

半分にして貰ったご飯もやっぱり食べたいわ。たくさんのスパイスを混ぜ込んだ複雑な辛さのカレー。

午後のお茶 京都 「スターバックス」 ドリップコーヒー 280

    木洩れ日と新緑が美しい

夜―1 京都祇園 「祇園楽味」 今日のおきまり2品:帆立・海老・鯛白子・うすい豆ジュレがけ、揚げ

鯛と春野菜の汁仕立て、好みの食材を好みのスタイルで:雲丹を焼き海苔で、富山湾の白海老、

生シラスを生姜醤油で、〆小鰯、中トロの炭火炙り、とり貝炙り、稚鮎炭火焼き、チーズの味噌漬

け、琵琶湖の天然うなぎタレ焼き、ほうれん草の味噌和え、芋サラダ、鯛出汁の大門ソーメン、鯖

鮨、マンゴー)、生ビール 2杯、兼八ロック 3杯 @16500円(現金のみ!)

  

           祇園南側の奥まった場所に昨11月開店                今日のお決まりの2品

  

                いくつものネタ箱から食材を選び、お造りや炙り物、焼き物など調理法は相談しなが決めるスタイル

  

  

予約が取れない店として有名な「祇園さゝ木」の2号店として昨年秋オープンした「祇園楽味」。「祇園

さゝ木」で長らく活躍し、富山県春日温泉「リバーリトリート雅楽倶」の「楽味」で料理長もされた木田氏

が率いる店だ。私も12年前「リバーリトリート雅楽倶」には越中八尾おわら風の盆を観に行った時宿泊

したことがあるが、あの頃あの宿の料理はやばり京都の「西洋膳所おくむら」が担当していた。「祇園楽

味」のスタイルは面白い。2品ほどのお決まりの料理の後は、いくつかのネタ箱にギッシリ入った食材

から「好きなものを好きなように好きなだけ」選ぶのである。1回目のチョイスで私は生ウニと富山湾の

白海老、生シラス、〆鰯、中トロ、とり貝を選んだ。選んだ食材を木田調理長と、これは海苔で巻いて、

これは生姜醤油で、これは炙りましょか・・・てな具合に相談しながら決めて行く。それを食べ終わる頃

には別のネタ箱が披露されて、琵琶湖の天然ウナギと稚鮎をチョイス。濃厚なタレで焼いた天然ウナギ

の歯応えの凄いこと!間にほうれん草の味噌和えや芋サラダといったあしらいも供され、そろそろ食事

にしよう。富山の大門(おおかど)ソーメンがあるじゃないか。春日温泉にいらした方ならではある。鯛出

汁で煮麺にして貰って鯖鮨と一緒に頂く。最後はフレッシュなマンゴー。美味しくて、楽しい店であるな。

夜―2 京都祇園花見小路 「弥す田」 麦焼酎

「風邪を引いていて体調イマイチだったので、あまりたくさん食べられずに残念でした」と送りに出て来

てくれた「祇園楽味」の木田料理長に挨拶すると「いえいえ、あれだけ召し上がれば少ないなんてあり

ませんわ」って。「祇園楽味」は「祇園サンボア」の真ん前にあるが、花見小路にある「弥す田」に行く。  

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4月 25日(金) 京都 晴れ 全国的に夏のような暑さ

朝 無し

  

徐々に良くなりつつあるが風邪を未だ引きづっている。今日は素晴らしい天気だ。京都御苑に行く。梅

も桃も桜も終わっちゃったね、なんて思って歩いていたら、何と何と八重桜が満開なのだった。長らく近

くのホテルにずっと滞在していたのに、この季節御苑に来たのは初めてだ。八重桜の洪水状態だった。

昼 京都二条河原町 「広東料理 鳳泉」 焼売 540円、広東麺 755

  

ランチはお気に入りの中華「鳳泉」に行く。シャリシャリした慈姑の食感が楽しめる焼売は決めていたが

メインは広東麺か焼きそばかどっちにしよう。スープを飲みたいので広東麺にした。入った時店内には

誰もいなかったが、次から次へと客が入って来た。京都でも「招き豚」やっている。炭水化物の麺を食べ

たら歩かねばならぬ。テクテク。その時ふとメガネ屋に吸い込まれた。で、メガネを衝動買いしたのだ。

午後のおやつ 六角高倉東入ル「栖園」 琥珀流し(桜蜜) 660円

  

京菓子「大極殿」に併設された甘味処「栖園」の名物琥珀流しは従来1月から3月中旬までお休みだ

ったが、今年から通年メニューになった。トロリとした寒天の歯触りが堪えられないが、毎月メニューが変

わるのも楽しい。今月4月は桜蜜の琥珀流しだった。「栖園」からすぐ近くの京都文化博物館で「光の賛

歌 印象派展」をやっている。この1ヶ月美術館漬けであったが、行ってみっかな。「睡蓮」、「荒天のエ

トルタ」を含むモネ24点、シスレー16点、ピサロ8店、ブーダン5点、「ブージヴァルのダンス」などルノ

ワールなどの作品が展示されていた。私の好きなカイユボットの「トゥルーヴィルのレガッタ」もあった。

夜―1 姉小路高倉東入ル 「ルナールブルー」 シェフの特選食材コース8800円(アミューズ:さくら

鱒・穴子・蛍烏賊と筍、前菜:フランス産ホワイトアスパラガスとアワビキャビア添えフランボワーズ

ソース、フォアグラのキャベツ包み、 6種類の野菜のポタージュスープ、金目鯛とオマール海老ア

メリケーヌソース、和牛ステーキ、ブラッドオレンジのクリーミーなプリン ソルベ添え、カモミールテ

ィ)、エビス生ビール 700円×2杯、赤ワイン(イタリア・ファンティーニ) 3900円 @14100

    

  

  

今夜夕食を予約している「ルナールブルー」は、京都文化博物館からすぐ近く。先月来たかったのだが

満席で予約が取れなかった。手頃な値段からプリフィクス料理を楽しめるとあって人気が高い店なのだ。

ランチも3種、ディナーは4500円、5800円、7000円の3コースに加え、前日予約の8800円シェフの

特選食材コースもある。欲張りの私はトーゼンシェフの特選食材コースを予約している。デザート前に

贅沢な食材の料理が6品。どれも素晴らしく美味しい。6種類の野菜のポタージュスープなどはお替り

まとめて5杯下さい!と言いたい絶品の旨さ!ワインも安いし、極めて満足感の高いレストランである。

夜―2 二条木屋町 「K6」 ジントニック 2杯、(お土産:カツサンド、玉子サンド) @3960円

  

マンプクのお腹を抱えてタクシーに乗る。ホテルまではすぐそこだ。ふとホテルに帰るのは止めて、一

昨日行きそこなったバーに行こうか、なんて気持になった。「運転手さん、行き先変更」。二条木屋町に

あるバーの名店「K6」に行く。外階段を上ると入口。左側に行けばオーセンティックなバーカウンター、

右側に行けばカジュアルなパブ。「1人です」と言ったら右側に案内されてしまった。私は左側に行きた

かったんだけど・・・。「K6」に来たらとにかくジントニックと思っていた。味はフツーだった。隣の女性客

バーテン相手に念仏のように喋りまくっている。どうも落ちつかない。フードメニューは豊富。玉子サンド

とカツサンドをハーフ&ハーフ2人前オミヤを作って貰いさっさと帰る。オミヤはホテルマンの夜食に。

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4月 26日(土) 京都 今日も夏日の暑さ

朝 無し

昼 京都高島屋 「香港私菜 浅水湾 Repalse Bay」ビクトリアランチセット 1994円

  

暑い日が続いている。昨日など真夏のようであった。今日も相当気温が上がるらしい。今日も空腹この

上ない。これだけお腹が空いているなら、高島屋の食堂街がいいと思うよ。市バスに乗って四条河原

町下車。市内なら210円だったバス代も230円に値上げされていた。高島屋7階の「ダイニングガー

デン京回廊」には和食、洋食、中華、ファミレス、喫茶などが16店もあって腹を空かせて客の心はチヂ

に乱れる。一番行列が長いのは「クリルキャピタル東洋亭」だろうか。私が目指すのはボリュームのあ

るランチだ。「香港私菜 浅水湾 Repalse Bay」が良さそう。Repalse Bayは香港島にあって、K

の家がある赤柱(スタンレー)に行く途中にある美しい湾だ。ビクトリアというランチにする。満足したぞ。

午後のお茶 京都寺町 「上島珈琲」 アイスコーヒー 340

夜―1 京都祇園 「にしむら」 1万5千円のお任せコース(胡麻豆腐練り胡麻ソース、海老真丈とアワ

ビのお椀、 お造り:鯛とさより、鯖鮨 甘酢生姜添え、八寸:ミル貝・とり貝・赤貝、うすエンドウ豆、

白魚天麩羅と天豆、蛍烏賊。厚焼卵・菜花、酒の肴:カラスミ、アワビ肝、桜鱒の塩焼き 酢 酢蓮

添え、揚げ長芋・筍・蕗の炊き合わせ 花山椒載せ、漬け丼、赤出汁、香の物、水菓子:苺とワイ

ンゼリー)、ビール、麦焼酎ロック 3杯 @2万2600円(現金のみ)

  

  

  

早くも京都最後の夜。祇園の「にしむら」を予約している。ここは4度目か5度目か。2階の座敷は広い

らしいが、私はいつも1階のカウンター。6時に予約したのだが、カウンターの相席の客は大将と馴染

みの方ばかりで何や知らん人の噂話とかどこかの店の話とか「私語」が飛び交うカウンターであった。

名物の胡麻豆腐で始まるコースは、どれも手堅い料理が続いて安心して食べられるが、何が出て来る

のかな、と言ったワクワク感は少ないかな。大将は時々「パクパク日記」をチェックされるそうだ(笑)。

夜―2 京都祇園花見小路 「弥す田」 麦焼酎

一昨日行ったばかりだが今夜も「弥す田」へ。絨毯が厚いカウンターに座って飲むと、ついほっこりと。

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4月 27日(日) 京都も東京も晴れ

朝 京都のホテル客室にて 「銀座堂」のカレーパンと豆腐チゲ

昼 東京駅新丸ビル 「酢重正之楽」 辛味鶏蕎麦(冷) 980円+野菜170円

  

昨日高島屋催し場でやっていた北海道フェアで「銀座堂」(何で北海道の銀座堂なんだ!)のカレーパ

ンを1個買って来た。6時に起きてシャワーを浴び、カレーパン朝食。冷たいからイマイチだったけど。

11時近いひかりの指定席切符を持っているが、例によって「早く帰りたい病」になったから2時間半早

めたひかり号に変更。午前11時過ぎには東京駅新丸ビルの「酢重正之楽」で辛味鶏蕎麦啜っていた。

夜 荒木町 「やくみや」 お通し:きゅうりのピリ辛、トマトの塩糀マリネ 500円、春キャベツと海苔ポン

酢 500円、ピータン奴 600円、新玉葱フライタルタルソース 400円、鰯の実山椒煮 500円、

牡蠣の佃煮(サービス)、梅おにぎり(小) 200円、浅利汁 200円、生ビール600円×2杯、麦焼

酎 2合2000円 @6500円

  

  

帰宅してからは、洗濯とお約束のパクパク日記作成。自宅にいると寝ている時間以外は書斎のパソコ

ンの前にいるんである。可哀想な私。夜は「やくみや」に行く。いつだったか満席で断られたが今夜はち

ょっと静か。春キャベツに乗せた海苔が良い香りで妙に合う。新玉葱のフライも旨い。春野菜は良い。

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【今週の振り返り】

4月の歌舞伎座。昨年4月2日に新開場して2年目に入ったことになる。4月公演は名付けて「鳳凰祭

四月大歌舞伎」。松竹が歌舞伎座の経営を始めて100年経つことと歌舞伎発展に尽力された先人達

の功績を称えた「先人の碑」を建立して1周年を祝う鳳凰祭なのだそうだ。その4月歌舞伎座で、坂田

藤十郎が「曽根崎心中」でお初役の一世一代を演じた。2代中村扇雀時代の昭和28年から61年。4

月25日の千秋楽で1351回のお初を演じて来たことになる。

「曽根崎心中」は、実際に曽根崎で起こった心中事件にヒントを得て、近松門左衛門が1703年に書き

下ろした人形浄瑠璃だ。当時はタイヘンな人気だったらしいが、徐々に演じられなくなって二百数十年

が過ぎた。昭和28年近松門左衛門生誕300年を記念して宇野信夫が脚色・演出して「曽根崎心中」

の復活上演が8月新橋演舞場で幕を開けた。徳兵衛に2世鴈治郎、お初に息子の坂田藤十郎(当時

は二代目扇雀)だった。同じ年の12月南座で上演された「曽根崎心中」を観た京大留学中のドナルド・

キーンはお初を演じた扇雀の美しさに圧倒されたそうだ。その時から「扇雀のように美しい」という言葉

が流行するほどだったらしいよ。

芝居の終盤、縁の下に隠れた徳兵衛とお初が独り言を装って死の覚悟を確かめ合う場面がクライマッ

クスなのだが、お初の素足の足首を押し頂いた徳兵衛が自分の喉笛に足首を撫でつける演技なんぞ

は思わずゾクゾクしてしまう。エロイ場面ではなく、「共に自害しよう」と徳兵頴がお初に伝えているわけ

なんだけどね。父親と25年間お初と徳兵衛を演じて来た藤十郎だったが、父を失ってからは長男の翫

雀が徳兵衛を勤めることとなる。この60年間で「曽根崎心中」の公演は40回あったが、菊五郎、梅玉

が1回ずつ徳兵衛を演じたことがあったが、藤十郎が出演しない時もお初は次男三代目扇雀と翫雀徳

兵衛の息子2人兄弟共演、お初壱太郎、翫雀徳兵衛の孫と息子の親子共演と徹底して成駒屋の芸な

のである。

それにしても、22歳から82歳になるまで1351回の「19歳のお初」を演じた藤十郎だが、一世一代の

舞台を演じ納めた千秋楽に「明日からお初に会えないと思うと寂しい」と語ったのだよ。そんなものなの

かなぁ。代名詞でもあった藤十郎の「曽根崎心中」をこれからは観ることが出来ないと思うと寂しいが、

最後は最前列のど真ん中で観せて頂いた。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました!

 

京都の行き帰りに新幹線に乗った。慣れっこになってしまっていたが、改めて日本の新幹線は素晴らし

いと実感した。それと言うのも、2週間前ニューヨーク=ワシントンD.C.間をアメリカの新幹線とも言うべ

きアセラ特急に乗ったのだが、あまりの乗り心地の悪さに呆れちまったからだ。座席の造りがチープで

座っていてエラク疲れるし、とにかく揺れる。騒音が凄い。始終警笛みたいな音を発している。何より乗

っていて楽しくないのだよ。台湾は日本の新幹線をほぼ持って行ったカッコウだからまずまずだった。フ

ランスのTGVもまぁまぁだった。ほとんど停まらないのが良かった。オーストリアの特急は及第点。南

アフリカのロボスレイルは夢の列車だった・・・・。一度世界の列車について感想をまとめても良いけど、

今日は日本の新幹線は素晴らしいということだけ言いたい。アメリカはいろんな国の売り込みがあって

も、絶対日本の新幹線を導入した方がお得ですぜ。

                  ニャン子一世一代のご挨拶

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      ちょっこし出かけて参ります。次回の更新は5月25日頃かな。

良い季節です。みなさま、存分に日本を堪能くださいまし。