パクパク日記14年9月1週

                デング熱に怯え、錦織選手の活躍に沸いた東京一週間

         

9月 1日(月) 一日中雨 21度台の肌寒さ  防災の日

朝 家食 「いなば」のタイカレーツナとチキン、ふすまパン、信州のフルーツトマト、ヨーグルト

  

昼 家食 夏野菜と蟹カマのぶっかけソーメン(44c)、麻婆豆腐、ヨーグルト

  

今日は防災の日。昔流に言えば210日である。元旦から数えて?ウンニャ、それじゃ240日になっち

ゃうじゃん。立春から数えて210目ってことだよーん。台風とか強風が多いとされていた。今から91年

前の1923に関東大震災が起きた日でもある。もっともその年の「210日」は9月2日だったらしいけど

ね。その時新潟県にいた父は「東京の方がボーっと赤く見えた」と言っていたが、本当だろうか。今日一

日ナニゴトも無い穏やかな日であることを祈ります。軽井沢郊外で安い野菜に目が眩み、料理を止め

たことを忘れていろいろ買い込んで来てしまった。食べねば。作らねば。1把たった44cの極細ソーメ

ンを使って野菜と蟹カマのぶっかけ作って食べた。自分で作ったものはやっぱり旨い!なーんてね。

夜 舟町 「無門」 お通し:茄子と小海老の煮びたし、ジャコと水菜のサラダ 500円、とうもろこしのか

き揚げ 680円、黒豚の旨辛鍋 1800円、鍋お替り 1800円、雑炊、生ビール×2杯、麦焼酎

「佐藤」 @8330円  

  

  

    

8月1日のパクパク日記作成に励んだ。夕食は「無門」に行く。隣のグループでは、お年寄(自分だって

立派なお年寄でしょ)のグループがなかなかに賑やか。皆さん耳が遠いせいか、全員大声でね。「無

門」ではいつだって豚の旨辛鍋(以前はブーヒー鍋と言っていた)を食べる。長らく1人前をやっと食べ

ていたが、前回からお替り出来るまでに回復した。そこで気がつく。新規で注文すれば1800円なのに

お替りの肉と野菜を注文すると1850円。しかも大好きなじゃが芋ボールが付いていないのに・・・。ず

っと思っていたこの疑問を女将に聞いてみることにした。ナヌ?店の人は誰もその不条理に気がつい

ていなかったぁ?!早速本日から変更しますって。トーゼンだ。これまで余計に払った分はどうしてくれ

るなんてことは言わない。淑女だから。淑女はブーヒー鍋なんて食べない?んなことありませんことよ。      

帰宅してから8月1週アップした。これでようやくインスブルック滞在1週目になったということだ。ほっ。                    

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9月 2日(火) 晴れ!久々に暑い!   錦織圭選手92年ぶり全米オープンベスト8!

ブランチ 家食 蟹きゅうりサラダ、ご当地「クノール」ポルチーニ茸のスープ、ふすまパン、バター、長

野の桃

  

  

久々の晴天。午後あたりから気温もぐんぐん上昇して暑くなった。今年は残暑も少ないので「許したげ

る」って感じである。そんなことより何より、日本の朝方ニューヨークで開催中の全米オープンで、日本

のテニス界のエース錦織圭選手が接戦を制し、日本選手としては92年ぶりにベスト8に進出した。パ

チパチパチ。バンザーイ!早速遅い夏休みをニューヨークで過しているオジョーにメール。いいなぁ、こ

んな時あっちにいるなんて。そんな時、蟹缶が送られて来た。わ〜い!じゃ、軽井沢の野菜も残ってい

るから蟹きゅうりサラダを作ってしまおう。コキコキコキと蟹缶を開けてみたら、何だ、随分細かい蟹で

すなぁ。ついでにインスブルックで仕入れて来たご当地クノールでポルチーニスープも作る。結構旨い。

夜 舟町 「舟町一期」 お通し:小さなイサキのカマ焼、彩り野菜とジャコのパリパリサラダ 720円、

海老真丈サンド上げ 780円、銀タラの西京焼き 880円、秋田「京家」の稲庭うどん 730円、

生ビール 2杯、麦焼酎「知心剣」 @5220円

  

  

そうそう、昨日今日と久々に料理(と言ってもぶっかけソーメンとサラダ。料理したなんて言えない)した

らいろいろ困ったことにぶつかった。食材は買って来ても、いつだってあると思っている調味料までは気

が回らない。信州の大きなきゅうりを2本と玉葱を薄く切って、塩で揉んで搾り、蟹缶と合わせる。ちょっ

と粗挽き胡椒をかけてマヨネーズで・・・あれっ、マヨネーズってあったっけ・・・冷蔵庫に未開封のマヨネ

ーズ発見。良かった!念のため賞味期限をみると、何と3年前のだ。この期に及んでであるが、スープ

の火も止め、23階からエレベータで降り隣の隣のコンビニに走った。マヨネーズゲット・・・なんてことも

起きるわけよね。夜行った「舟町一期」でご長男誕生を知る。おめでとうございます!これから大変ね。

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9月 3日(水) 曇り

朝 家食 卵トーストサンド、ご当地「クノール」ポルチーニ茸のスープ

昼 歌舞伎座座席にて 弁当:メンチカツふすまドッグ、蟹きゅうりサラダ

  

9月歌舞伎座は、新しい劇場になってから初の「秋山祭」。初代吉右衛門の功績を称え、彼の芸を継承

しようと平成18年から始まった。秀山は初代吉右衛門の俳号である。昨日作った蟹きゅうりサラダとメ

ンチカツふすまドッグのお弁当持って歌舞伎座の昼の部へ。演目は「鬼一法眼三略巻 菊畑」、「隅田

川続俤 法界坊」。「法界坊」と言えば、中村屋の17世、18世共に得意芸にしていたが、初代吉右衛門

の当り芸であったそうだ。軽妙さでは勘三郎に軍配が上がった法界坊役だったが、その勘三郎が亡く

なった今、当代吉右衛門の演技にもグンと軽味が加わったような気がする。ライバル心が消えのびの

び演じているみたいだ。初役の道具屋甚三・仁左衛門の存在感が大きく、この舞台をしっかり締めた。

夜 荒木町 「松庵」 7千円の庵コース(白イカの養老和え、松茸ポテトコロッケ、カマス寿しと水茄子、

北海道の大羽鰯と鱧の焼き霜、松茸と鱧の吸い物、蒸し加茂茄子と生ウニ、アンガス牛ビステカ

風香味ソース 万願寺唐辛子添え、手打ち辛味小蕎麦、桃とアップルティのジュレとアイスクリー

ム)、生ビール 500円×2杯、麦焼酎「加江田」ボトル 6千円 @1万2310円 (現金のみ)

  

  

  

舞台を終えて帰宅。今夜はA先生と蕎麦屋で待ち合わせている。今年春にオープンした蕎麦屋で、朝

5時まで営業していることから、荒木町界隈の店経営者に喜ばれているらしい。蕎麦屋なのに、本格的

な料理コースがあるという点も珍しい。ここは以前天ぷら屋だった場所。その後別の店になったが、店

のツクリは基本変わっていなかった。7千円の庵コースは白イカの養老和えで始まり、松茸ポテトコロッ

ケと続いて行く。上々の出だしだ。続いて魚物のカマス寿しと大羽鰯と鱧の焼き霜もいいじゃないか。食

事の蕎麦の前は、何とアンガス牛ビステカ!これがまた旨いんだな。手打ち辛味の小蕎麦は超アルデ

ンテで、素晴らしく旨い!在来種の小さな蕎麦。デザートまでついて大満足のコースだった。「松庵」と

言えば、早稲田にあった「松下」の2階が蕎麦「松庵」だった。この店は千葉出身の松丸さんの「松庵」。

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9月 4日(木) 曇り  錦織圭選手全米オープンベスト4! クルム伊達キミコもダブルスでベスト4

朝 家食 蟹きゅうりサラダと蟹カマのふすまドッグ、「タニタ」の味噌汁

昼 新橋 「末げん」 かま定食(ご飯小) 1080円

 

  

朝刊を読んでいる時、テレビに臨時ニュースのチャラララーという音。な、なんだ、今度は。錦織圭選手

全米オープンベスト4!だって!やったぁ、である。ニューヨークで夏休みを過しているオジョーはこの

試合観たかしら。帰国したら聞いてみなくっちゃな。ここまで来たら、頂点を極めてくれたまえ、圭君。次

いでクルム伊達もダブルスでベスト4に進出した。スンバラシイ!新橋の美容院に行く前、「末げん」で

ランチ。何十年も通った新橋だが、美容院に来るついでの月1新橋ランチが楽しみ。今日も旨かった!

遅い夜 銀座三越レストラン街 「ル・ブール・ノワゼットトウキョウ銀座三越店」(3人で)プリフィックス

ディナーコース(フォアグラのテリーヌ赤ワイン風味 無花果とアプリコットチャツネ+500円、国産

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み+1000円、プレデセール ココナッツクリームと苺のソルベ、濃厚な

タルトショコラ バニラアイス添え、プチフール、ハーブ茶、エビス生ビール 800円、白ワインボト

ル 4300円、赤ワインボトル 4600円 3人で3万400円

  

  

歌舞伎夜の部。演目は「絵本太功紀」、「連獅子」、「曽我銹侠御所染」(3番目の銹は正しくは糸偏で

す)。秀月祭演目らしい「絵本太功紀」の武智十兵衛光秀に吉右衛門、息子光義染五郎、母皐月に東

蔵、妻操は魁春。東蔵丈は相変わらずお上手である。「連獅子」は3年前仁左衛門が孫の千之助と踊

って、千之助君の達者な踊りぶりが大評判になった。その千之助君も今や14歳の中学生。「小さいの

に踊りがすごく上手ね」という、あの時の褒め言葉は忘れて演じなければならいない。でも素晴らしかっ

た。踊りや芝居の奥深さをちょっとわかっているような14歳であった。「曽我銹侠御所染」は染五郎、松

緑、芝雀、高麗蔵の芝居だった。8時45分芝居が跳ねて一緒に観ていたマキコと銀座三越12階のフ

レンチ店に行く。パリ15区にあるネオビストロ「ル・ブール・ノワゼット」。その2号店がここに出店してい

る。マキコの夫A先生は間もなく到着。プリフィックスのディナーコースはなかなかお得なコースである

なぁ。3人それぞれ好きなものを注文。酒呑みの3人だからワインは2本スッと飲む。夜の三越グッド!

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9月 5日(金) 晴れ 今日は蒸し暑かねぇ 

朝 家食 まるちゃんのホットワンタン

昼 新宿西口モザイク通り スペインバル「PARADORINA」 スペイン風ハンバーグアンボディガス&

ミニパエリアセット 1050円+税、アイスコーヒー108円

  

最近は月1回になってしまった代々木の整体の帰り、新宿西口をウロウロ。お気に入りのハンカチの店

がこのヘンにあるハズなのだが・・・。それにしても今日は抗議したいくらい蒸し暑いぞ!ハンカチ買う

前にランチにしよう。スペインバルへ。選択肢はエラク狭い。そこで選んだスペイン料理屋は大ハズレ

だった。お見舞いの品を買い、ついでに秋モノの洋服を買い、銀行に行き、ようやく帰宅したのだった。

夜 荒木町 「さかもと」 お任せコース(干し葡萄と茶豆の白和え、もずく酢味噌ホイップ和え、鱧と松

茸の吸い物、お造り:〆鯖・蛸・戻り鰹・サーモン、野菜の炊き合わせ、干しかますの焼き物、蟹と

このわたの茶碗蒸し、炙り秋刀魚とわかめキュウリの酢の物、極細ソーメンぶっかけ、幸水梨とキ

ウイ)、恵比須ビール 800円、酒粕焼酎「吟香露」デキャンター 1300円×2杯 @1万890円

  

  

  

荒木町の小さな神社に隠れてうるような「さかもと」。お父さんの和食の店が終わった頃からバーへと変

身して店を仕切るというお嬢さんが既に店にいらした。ご主人はもちろん、料理の説明も何も無しに素

っ気なく料理を次々に出すだけ。でも3回目の客となると、「ちょっとなら話しかけられてもいいいか」と

思っているらしい。だからこちらから問う。「モズク何シタカ」とか。「酢味噌混ぜて掻き回し続けるとこう

なる」「ほぉ」と聞き出せた。荒木町界隈の店の中ではちょっと風変わりなところもあるが、好きな店だ。

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9月 6日(土) 晴れ 夜から雷雨   デング熱さらに広がる!

朝 家食 ツナと卵のトーストサンド、オニオンスープ

昼 四谷三丁目 「サイゼリア」 冷製パンプキンスープ 149円、ほうれん草ソティ 199円、牛挽肉

のチーズカツレツ 499円、ドリンクバー 189円、持参したふすまパン

  

土日のファミレスに行くのが間違っているのかもしれない。年寄りが一人土日の「サイゼリア」とか「ガス

ト」とかの昼ドキに行くと走り回る幼児、泣き叫ぶ赤ちゃん、とっくに食事は終わっているのにドリンクバ

ーでグダグダと居続ける女子高生達・・・こんなセットがあちこちに散らばって、まぁ賑やかというかウル

セー!っていうかね。でも冷製パンプキンスープ旨いんだよね、5杯食べたい。チーズカツレツも好き。

夜 舟町 「山灯」 山灯コース(5種の前菜、ウニ豆腐のお椀、お造り:鯵・ぼら・平目、子持ち鮎の有

馬煮、かます舞茸包み菊花餡かけ、加茂茄子と山形太きゅうりの炊き合わせ、さんまー麺、マンゴ

ーと洋梨と練乳のかき氷)、生ビール 2杯、麦焼酎「壱岐」ボトル @9890円

  

  

  

女子ダブルスで勝っていたクルム伊達公子は残念ながら準決勝で敗退した。すっかり涼しくなった東京

と違い、ニューヨークは30度を超える暑さが続いているらしいから、40代でよく戦かったと感心すること

しきりであるよ。夕食は「山灯」に行った。ボリュームたっぷりの「山灯」コースの〆の食事は炊き込みご

飯。しかし、麺好きの私は、いつも山形の桜井麺で汁緬を作って貰う。今日の炊き込みご飯の具は秋

刀魚だった。ということは、汁緬の上にも秋刀魚。つまり、「サンマー麺」。アハハ。今夜店に入って来て

すぐ気がついたのは調理場のカウンターにドカンと置かれた大きなかき氷機。山形のご実家にあった

ものを運んで来たそうだ。で、夏の間のデザートはかき氷。マンゴーと洋梨と練乳のかき氷だよ〜ん。

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9月 7日(日) のち曇り 今日は寒い      錦織圭日本人初の決勝進出!

 信州の桃

昼 四谷三丁目 「ぐーばーぐ」 クリーミーコーンスープ 178円、ピリ辛味噌の鬼おろしハンバーグ 

775円、ミニカレー丼(ご飯半分) 247円、アイスコーヒー(雨の日ドリンクサービス)

  

圭君が勝った。嬉しい。お祝いに肉を食べに行こう!あら?ミニカレー丼なんてメニューがいつの間に

か出来ている。圭君が決勝進出するのだから、これも行ってしまおう。ただし、ご飯は半分にしてね。お

祝いなのだからクリーミーコーンスープも飲んでしまおうね。イイカゲンにしなさい!考えてみれば、今

晩成田前泊するのだ。早く帰ってスーツケース作ってしまわねば。突然シャキシャキと動くのであった。

夜 成田日航ホテル 「サンセットラウンジ」 ミックスナッツ、彩り野菜炒め(小) 1300円、春巻 550

円、五目焼そば(麺小) 1700円、生ビール 2杯、麦焼酎ダブルロック @5468円

  

 

スーツケースを宅配に預け、手荷物を準備し、パクパク日記8月2週をアップして夕刻出発。そうそう、

8月3週分も作ったけど、それは帰国してからアップするんだ。最近羽田発が続いていたから、新宿西

口からリムジンに乗るのも、日航ホテルの「サンセットラウンジ」でバー飯を食べるのも久し振りだ。何も

言わなくても、私の席には中国料理「桃季」のメニューが置かれる。注文するものも固定化しているの

で、1品変えよう。彩り野菜炒め(小)と春巻に五目焼きそば。但しそばは少なくしてね。まずまずの味。

                _________________

【今週の振り返り】

97日日曜日。日本時間の早朝、全米オープンで準決勝を戦った錦織圭選手が世界ランク1位のジ

ョコビッチを3−1で破って日本人初の決勝進出を果たした。彼の力強い戦いぶりをテレビのニュースで

観ていたら涙が止まらなくなった。これまでは、肝心のところで怪我したり、棄権したりで、何とも言えな

いひ弱な面が窺えた。しかし変わったね。ここのところメキメキと力強くなったね、圭君。スンバラシイ。

去年からコーチを依頼したマイケル・チャン氏の功績が大きいと伝わっている。「君が勝てない相手な

んていないよ」と繰り返し言われたら、そんな気になるあわなぁ。錦織クンは「軽く洗脳して来ますから

ね」とコーチを表していた。マイケル・チャン氏はグランドスラムの最年少優勝者らしいが、かつての名

選手がコーチになる例が多いと聞く。敗れたジョコビッチのヘッドコーチもかつてスーパースターだった

ボリス・ベッカーだ。9日早朝行われる決勝は、強豪フェデラーを破ったクロアチアのマリン・チリッチ。こ

れまでの対戦成績は、5勝2敗で圭君が有利。しかし試合はどんな結果になるかわからないからなぁ。

どうなるんだろ。(なんてシラジラシイ)

錦織圭選手の出身地は、島根県松江市。汽水湖の宍道湖がある町だ。一時小泉八雲が住んだ町とし

ても知られている町だが、他にも多数の人材を輩出している。昔の人で言えば、出雲阿国。この人がい

なければ、今の歌舞伎は無かったかもしれない。竹下登。知らない?第74代の総理大臣ですよ。記憶

に無い?ほら、「言語明瞭・意味不明瞭」って言われた人。「ふるさと創生事業」として、全国の市町村

に対して一律1億円配った人。それでもわからないか。DAIGOのお祖父さん。これでやっとわかった

わな。島根の竹下家は酒の蔵元。竹下登氏も含めて4代が早稲田大学出身ということで、竹下本店で

は「都の西北」という日本酒も造っている。早稲田大学の敷地に建つリーガロイヤルホテル東京のレス

トランで何度か飲んだことがある。俳優の佐野史郎や歌舞伎役者の市川門之助、そして元アナウンサ

ーでヤンキースのイチロー夫人福島(鈴木)弓子さんも松江出身である。よく一緒に遊んでいるマキコ

のお母さんも松江出身だ。

忘れちゃイケナイのはクルム伊達公子だ。彼女はシングルスでは初戦敗退したものの、ダブルスでは

堂々ベスト4まで行った。今月28日で44歳になるのに彼女は凄いよなぁ。圭君のベスト4進出で大盛

り上がりだが、クルム伊達は全豪でも全仏でも全英でもベスト4に進出したことがあり、世界ランキング

の最高位は4位。一旦引退したものの、2008年37歳の時現役復帰した。復帰した時、「世界と戦うた

めではなく、若い選手に刺激を与えるため」と言っていたが、復帰後も何の何のスンバラシイご活躍ぶ

りでございますよ。

そしてもう一つの忘れてはならないこと。いや、知らなければならないことは昔の名選手達である。錦織

圭選手の好成績が、〇年ぶり、△年ぶりと報道されるが、誰がどのようにしてから〇年ぶりなんだろ。

調べてみた。軟式テニスから転向した熊谷一弥、清水善造、原田武一諸氏が活躍した1920年代前半

から1930年代まで日本テニス黄金期があったんですねぇ、実に。昭和元年は1926年だから、1920

年代前半といえば大正ですよ、大正。ちょんまげ落として十数年後のこと。そんな時代に欧州、米国を

転戦して素晴らしい成績を残していた。熊谷一弥は1918年全米選手権でベスト4進出、1920年には

清水善造がウィンブルドン選手権で決勝(意味わからないけど、現在では準決勝に相当するらしい)に

進出、その年に開催されたオリンピックで熊谷一弥はシングルスでもダブルスでも銀メダルを獲得。19

21年の国別対抗戦デビスカップで日本チームは準優勝した。1930年代に入ると佐藤次郎が登場し

て、世界4大大会でシングルスで通算5度もベスト4に進出しているのだ。その他、山岸二郎や中野文

照選手などキラ星の如くテニスの名選手が日本にいたのである。そうだったのかぁ。そんな強い先輩達

が見守っているよ。これから錦織圭君、キミの時代を創るのだよ。

                オイラのジーちゃんも強かったニャア

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