ホテル客室からの眺め パクパク日記１４年１１月４週
今年の「香港喰い倒し」終了。週末の決戦の結果は・・・
香港のクリスマス
ホテル客室からの眺め
１１月 ２４日（月・勤労感謝の日祝日） 香港晴れ 東京寒い
朝 香港・金鐘 「名都酒楼」 （２人で） ピータン粥 ４０HK㌦、海老入り腸粉 ４３HK㌦、
お茶 １０HK㌦ １香港ドルHK㌦＝約１８円
先週木曜日（大S子とR子は金曜日）から始まった「香港喰い倒し」。楽しい美味しい日々はアッという
間に過ぎ去ってしまうものでありましてな、早くも今日は帰国日になってしもうた。ヒィーヒィー（泣き声だ
す）。あと残すは朝食と昼食の２食。大事に食べようぞ。隊長（不肖夢子）と隊員、現地駐在隊員は香港
の３箇所に寝泊りしている。夢子隊長とタカミ隊員は官庁街の金鐘（アドミラリティ）にあるホテルアイラ
ンドシャングリラに、大S子とR子は商業中心街の銅羅湾コーズウェイベイのホテルに、現地駐在隊員
K岩とオジョー、そして新規入隊隊員M里ちゃんは香港きっての高級住宅地赤柱（スタンレー）の邸宅
に。出発までは夫々の時間を過ごしているハズだ。タカミと私は悩んだ末ホテル近くの「名都酒楼」に行
く。以前行ったことがあってフツーの店と思っていたが、「hanako香港」で作家の林真理子がナゼか絶
賛。ということはあれから良い方向に激変したってことかな。行ってみた。開店の８時に。フツーだった。
昼 香港・中環IFC 「正斗」 （８人で） 腸粉、海老入りワンタン麺 ５５HK㌦、ガイラン炒め、海老入
り粥 １７８HK㌦、大根餅、醤油焼きそば １０２HK㌦×２、春巻き、貝柱卵白チャーハン１２０
HK㌦×２、もやし硬焼きそば １０５HK㌦、お茶 ＠156HK㌦
さよなら～、また来年！
パッキングを済ませて１０時過ぎチェックアウト。タクシーでIFCへ。11時集合だったが、3ヶ所からワラ
ワラ集まって10時45分には全員が集合した。早速チェックインしてエアポートエクスプレスの切符を購
入。空港まで１００HK㌦だけど4人以上だと割引になる。昼食は「正斗」で食べる予定だが、開店時間
は11時半。店の前で30分待つかぁ、と思った時、ガラガラとシャッターが上って中に入っていいと。開
店時間が30分も早まるなんてことあるのか！ラッキー！天然ユミちゃんも加わって、8人で賑やかなラ
ストランチ。朝食の量が少なくてお腹ペコペコだから最初からガッツク。醤油焼きそばとチャーハンは２
皿取ったから、4人づつグルーピングする。ピピッ！D門！あなたそっちグループでしょ、その焼きそば
食べちゃダメ！なんてイエローガード出したりしてね（笑）。この店の醤油焼きそばともやし硬焼きそば
が大好き！海老入り粥もね。いつものように醤油焼きそばと貝柱卵白チャーハンをTOO GOにして貰
ったのだが大S子がご馳走してくれた。ご馳走さん！エアポートエクスプレス乗車。また来年ね～～！
夜―１ ANA 香港＝羽田 ビジネスクラス機内食（和食）
夜―２ 舟町 「山灯」 前菜５点盛り、甘鯛のかぶら蒸し、鱈の兜煮、生ビール×２、麦焼酎ボトル
＠９５３０円
１２時４５分空港着。搭乗時間まで１時間余ある。手荷物が多くなったので香港の空港でリュックを買
った。午後２時２５分発のANA羽田行き。往路は５時間だが、復路は３時間５０分。沖縄から帰るって
感覚だな。午後７時過ぎ羽田に到着してオジョーと別れ、方向が同じ大S子とR子の３人はタクシーで
一緒に帰る。いつもの帰国後自宅作業をし終え、出かける前に10月4週をアップ寸前にPCナナちゃ
んの機嫌が悪くなって断念した。続きをやってみたら、あら機嫌が直っている。5日遅れてしまったが無
事アップ出来てホッとした。もう10時近いなぁ。小腹も空いて来た。「山灯」に行って軽く食べて飲んだ。
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１１月 ２５日（火） 雨 国弘正雄氏８３歳で死去
朝のおやつ 香港エクセルシオールホテルのエッグタルト（大S子とR子の贈り物）
昼 家食 香港「正斗」醤油味焼きそば＋卵白チャーハン、野菜のピリ辛スープ
中部国際空港経由で大垣のご自宅に帰ったハズのタカミから昨夜と今朝携帯メールを貰っていたこと
に気づく。ナヌ？香港発の飛行機が２時間遅れ中部国際空港に到着したのは午後１１時過ぎ。大垣ま
で帰る電車が無いので空港近くのホテルに宿泊したそうだ。「正斗」の焼きそばがあって助かった！と
も。今朝１０時にはご帰宅された由。タイヘンだったんだ。こっちは沖縄から帰って来たようだなんて言
ってたのに。私も昼に香港「正斗」の醤油味焼きそば＋卵白チャーハンを３分の１づつチンして食べる。
午後のおやつ 明治座にて アイス最中
遅い夜 四谷三丁目 「鮨処 のがみ」 お通し：万願寺とうがらし、宮津のスミイカ ９７０円、宮城のさ
より ７５０円、出雲のど黒塩焼き 1270円、小樽の蝦蛄 １０８０円、卵焼き、納豆巻（半分）＋穴
きゅう巻（半分）、ウニ軍艦巻、生ビール ２杯、麦焼酎 ＠8３５０円
１０月新橋演舞場で始まった市川猿之助２ヶ月奮闘公演は１１月明治座に舞台を移している。明治座
は群馬県の人以外も行くんだよ、アハハ。「高時」、「夏姿女團七」が演目の昼の部は今月３日のチケッ
トを買ってあったのだが、肋骨ヒビ痛を抱えながらの国内長旅の疲れがドッと出てサボってしまった。今
日は４時から始まる夜の部。演目は「四天王楓江戸粧」の通し狂言。２度しか上演されず、今回も１８年
ぶりというから観るのは初めてだ。蜘蛛と狐が活躍し、猿之助４役演じて早替わり。さらに宙乗りする澤
潟屋お得意の展開である。いつもなら最前列のかぶりつき席で観るのだが今日はかなり後ろの方。舞
台が暗い時はうつらうつらしてしまった。舞台はねてから人形町甘酒横丁辺りで飲もうかとも思ったが、
やっぱり地元で飲もう、ということで「のがみ」へ。美味しい海の幸を食べながら朝ドラの話に花が咲く。
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１１月 ２６日（水） 風雨強 寒っ
朝 無し
昼 家食 香港「正斗」醤油味焼きそば＋卵白チャーハン、野菜サラダ、オニオンスープ
朝から天気が悪い。雨だけでなく風も強く、そしてとっても寒い！そんな日でも我が家の食卓は暖かい
香港！焼きそばもチャーハンも３分の１づつに小分けしているから今日も食べられるんだよん。残りの
３分の１は冷凍してある。午前１１時半O田さん来社。雨の中来てくれたので、お菓子のお駄賃を差し
上げた。契約終了！カメラの「リコさん」が予定より早く帰って来た。入院費２万円を代引きで支払った。
夜―１ 荒木町 「和食 こんどう」 （４人で） お任せコース（アボガドと蟹のサラダ、牡蠣酒蒸しみぞれ
和え、お造り：本まぐろ・クエ・のど黒・寒ブリ、雲子のみぞれ椀、きんきの焼きもの、長崎の鯛と聖
護院蕪、鰆の唐揚げ 万願寺とうがらし添え、香箱蟹のジュレがけ、金目鯛稲庭うどん、梨のプリ
ン）、生ビール ２杯、麦焼酎ロック ４杯 ＠1万4000円
「司牡丹海老の会」
今夜は「司牡丹海老の会」である。ワインの旅の旅友仲間でもある。M浦夫妻は埼玉県の蓮田、R子
さんは千葉の松戸。皆さん遠いところからお見えになるから悪天候が心配だ。そうそう、M浦さんはうち
のマンションのゲストルームに宿泊されるんだった。そのM浦さんから電話。2階のゲストルームに着
かれたそうだ。ご挨拶に行く。あとはR子さんね。マンションロビーでお土産交換会をしてから店に移動。
荒木町でのこの会開催は３回目で、これまで「ちゃわんぶ」、「鈴なり」で開催、今年は「和食こんどう」だ。
この店のコースは5500円。今夜は「司牡丹海老の会」のためのコースを組んで貰った。今年の1月の
ワインの旅は、南米に行ってしまったため私だけ不参加、さらに先月のイタリアの旅は誕生日と重なっ
てしまうため私だけ不参加ということで、ご一緒の旅は２回連続失礼しているのである。来年はワイン
の旅の企画は無いようでサビシイですなぁ。ワインの旅友と言っても皆さんはシャンパン、ワイン、日本
酒、そして私は焼酎と飲む酒はバラバラ。お料理はどれも美味しかったが焼いたきんきが立派だった。
夜―２ 舟町 「TWENTY GROUND」 （３人で） ヒューガルデンビール、山崎、おつまみ （M浦さ
んにご馳走になった）
宴が果てる頃、ようやく雨が止んだ。遠くまでお帰りになるR子さんを送って、M浦さん夫妻と3人で2
次会。「TWENTY GROUND」に行く。M浦さんとは今年３月九州の旅ご一緒した。楽しい旅だった。
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１１月 ２７日（木） 晴れ 暖か！ 英国作家P・D・ジェイムズ女史死去 享年94歳
朝 無し
昼 恵比須アトレ 「新宿中村屋」 彩り野菜サラダ 378円、チキンとカボチャ・さつま芋のスープカレ
ー1188円－小ライス５４円、アイスコーヒー＋１９０円
薬を貰いがてら近所の西洋医院に行く。血圧は上が１４０で下が８０だった。よし、よし。昼過ぎ恵比須
に移動し、アトレ内の「新宿中村屋」でスープカレーを食べた。オリジナルはもっと早いらしいが、札幌で
本格的にスープカレーがブームになったのは20年位前のことだったか。これに嵌まった私なんぞは、
スープカレーを食べたいばっかりに北海道支社出張を組み、2泊3日の出張中４回もスープカレーを食
べたことがあった。バーカって感じである。それだけにスープカレーには舌が肥えている。これたいして
美味しいとは思えんけど。食後はアーユルベーダ。150分間天国と地獄を往復した。帰りに新宿小田
急百貨店でショートブーツを買った。雪道はウォーキングシューズじゃキツイから。ついでに上階でやっ
ていたバーゲン会場を覗いたのがマズカッタ。あれもこれもでまたドッサリ買って。増えたら捨てろだ！
夜 荒木町 「おく谷」 お通し：切り干し大根、春菊となめこのお浸し、秋刀魚の肝漬け焼き、焼きがん
も、銀だら西京漬け焼き、茄子と胡桃の味噌炒め、塩辛チャーハン、生ビール ２杯、麦焼酎「吉
四六」ボトル ＠1万２５８０円
「おく谷」ではたいがい１人で行くから基本カウンターに座ってお酒を飲み、料理を頂く。今日も文庫本を
読みながらカウンターで飲み喰いしていると、お隣に座られた女性に声をかけられた。秘守義務がある
話だから詳しくは伺えなかったし、ここでも書けないのだが、そうゆう世界があるのかとこの年になって
初めて知った。なるほどねぇ。この店の塩辛チャーハンは実に旨い。チャーハンコンテストに出したい！
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１１月 ２８日（金） 曇り 時々小雨 俳優菅原文太氏死去 享年８１歳
朝 家食 卵トーストサンド、コンビに豚汁と「鍵屋」の柚子胡椒、「鎌倉小川軒」のレーズンウィッチ
由布院「亀の井別荘」の売店「鍵屋」。魅力的な品揃えでついあれもこれもと買ってしまうのだが、一番
人気は何と言っても「柚子胡椒」。青に加えて数年前から赤と黄色の柚子胡椒も売り出された。あちこ
ちの柚子胡椒を食べたが、「鍵屋」が一番！その「鍵屋」の柚子胡椒を頂いたのでソワソワしている。料
理していた頃なら具だくさんの豚汁を鍋いっぱい作って天盛りにして食べるところだが。買った豚汁だ。
昼 新宿御苑 「礼華」 （季節限定） 上海蟹チャーハン（スープ、漬け物付き） ２０００円、四川海老
入り水餃子 ８１０円 計２８１０円
代々木の整体治療を終えて、新宿区役所（正確に言えば四谷特別出張所）で住民票と印鑑証明を取り
近所で遅いランチ。新宿御苑でランチと言えば、日本蕎麦か中華かイタリアンだな。久し振りに「礼華」
に行ってみた。いつも混んでいて、今日もテラス席なら、と言われた。この寒いのに。もっとも屋外用の
ストーブもあるし、膝掛けも貸してくれるから寒くは無いんだけどね。これまでこの店の丁寧な料理が好
きだったのだが、今日はちょっと。時期モノとフンパツした上海蟹チャーハンと水餃子もイマイチだった。
夜 舟町 「仙水」 （2人で） 1万２千円のクエ鍋コース（香箱と生海苔・きゅうりの酢の物、お造り：白
イカ・クエ・カツオ、ふぐの唐揚げ、くえ鍋、餅入り雑炊、苺と柿）、生ビール２杯、麦焼酎ボトル
＠１万９８００円
我が家には４台のラップトップ型パソコンが４台あるが、その中でもぶっちぎりのお婆さんPCナナちゃ
んの調子が悪い。容量は一杯だし、OSが古過ぎるから何かと問題が多い。今夜容量を増やすべく来
てくれたA先生。今度こそ「ナナちゃんオシマイ計画」を立て実行しないとチョーマズイぞと説得された。
そうだなぁ、ナナちゃん１００歳超え位のお婆ちゃんだもんね。ナナちゃんにしがみついていたが、もうダ
メか。互いの手帖を出してその作業日を３日きめた。涙。ではご飯行きましょう。「仙水」にくえ鍋をお願
いしていある。鍋の前のふぐ唐揚げも美味しいなぁ。そしてクエ鍋。雑炊まで含めてワシワシと食べた。
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１１月 ２９日（土） 雨 午後から晴れ
朝 バナナ、「鎌倉小川軒」のレーズンウィッチ
昼 曙橋 「Coco壱番屋」 玉子サラダ 257円、パリパリチキンカレー 721円＋野菜 206円＋3辛
63円－小ライス51円、ドリンク＋１０３円 計1299円
１ヶ月ぶりのプラズマ治療。香港でも暴飲暴食を続けて来たから、実は心配していたのだが、腸がちょ
っと弱っているだけで、肝臓、膵臓、胃は元気だそうだ。てへへ。じゃ、ランチはカレーでもいいね。特別
に頼む１００gライス（通常は３００g、小ライスでも２００g）にパリパリチキンと野菜をトッピング。３辛ね！
夜 舟町 「舟町一期」 お通し：ぶり大根、香箱蟹 １５００円、牡蠣のめんたいチーズ焼き ６３０円、
海老真丈サンド揚げ ７３０円、秋田京家の稲庭うどん ７３０円、生ビール ２杯、麦焼酎
＠５９７０円
明日はアメフットチームの準決勝、宿敵との決戦である。どうも落ち着かないので午後はパクパクの作
成に打ち込んだ。夢子さん、自宅で寝ている時以外はほとんどパソコンの前にいてエライねぇ。ほ、褒
めるな！これだけグワンバッテも１ヶ月遅れなんだから・・・。そりゃ、キミ、旅行に行き過ぎだよ。旅を減
らすか旅先でも作りたまえ。それはムリだす。夜は「舟町一期」に行く。この店のお通しは立派。今夜の
ぶり大根も大きくて腹にズシンと来た。牡蠣のめんたいチーズ焼き旨し。海老真丈サンド揚げは定番。
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１１月 ３０日（日） 晴れ ポカポカ陽気
朝 家食 玉子チーズハムトーストサンド
昼 横浜スタジアムにて 「モスバーガー」のロース勝つバーガー＋ふすまバーガーパン、オニオンフラ
イ、コーヒー、特茶
M崎君が９時半アルファロメロで迎えに来てくれた。アルファロメロは今年も行ったイタリア・トリノのフィ
アットのグループ。「フィアット」とは「トリノのイタリア自動車製造所」という意味なのだそうだ。四谷４丁
目の「モスバーガー」に寄る。M崎君が事前予約してくれたから商品はすぐ受け取れた。横浜スタジア
ムに向けてGO！日曜日だから高速は空いていてアッという間に到着。10月19日秋季リーグ戦初め
て応援に来た横スタで我がチームはまさかの敗戦。その後は勝ち続けたが１敗したために準決勝で宿
敵F通と対戦することになってしまった。それが今日だ。F通側３塁側は日陰で寒そうだが、1塁側スタ
ンドは陽が燦々と射して暑いの何の。寒さ対策して来たのに。試合が始まった・・・終わった。負けちゃ
った・・・。社会人王座決定戦ジャパンエックスボウル４連覇、日本選手権ライスボウル４連覇していた
チームが準決勝で負けてしまった。仕方ないね。また来年一から出直しじゃ。M崎君に送って貰った。
夜 荒木町 「宮わき」 お通し：フルーツトマト、青菜煮びたし ６００円、塩茹でスナップえんどう ５５０
円、白魚と百合根の玉〆 １５００円、牡蠣フライ タルタルソース １０００円、すっぽん煮麺、生ビ
ール ２杯、「兼八」ロック ３杯 ＠１万５００円
横スタで行われた次の試合〇BMが〇IXILに勝った。１２月１５日行われるJXBはF通と〇BMの
対戦。敗戦のことは頭から追い出して帰宅してパクパクに集中。ようやっと１０月５週のパクパク日記を
アップした。はぁ。明日から１２月というのに、丸々１１月の１ヶ月が残っている。毎回１ヶ月前の出来事
を書く日記というわけで思い出すのがひと苦労だ。「宮わき」が混んでいて、席に座ったのは９時１０分
だった。お通しが無くなって「これでゴメン」というフルーツトマトから野菜ばかり３点。後半３点は動物性
蛋白質の料理にした。誕生した赤ちゃんと奥さんはご実家の新潟にいらっしゃるが年明け帰られる由。
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【今週の振り返り】
１年ぶりの香港。空港から乗ったタクシーから窓の景色を眺める。幾つかの橋を渡り、数十階建てのマ
ンション群が左手に見えて来る。このマンションの最上階に住んでいて停電になったらどうするんだろ、
と思うのも毎回のことだ。中心街が近づいて来るにしたがって空気が濁って来る。北京ほどではないけ
どね。そうそう、中国政府は11月に開かれたAPEC期間中北京の空を青空にするために強行手段に
出たのだった。その期間は、結婚しちゃアカンとか車の運転は半分の台数にしろ、役所も会社も学校も
休みにしろ、葬式もやるな・・・その結果見事な青空になったのだが、会議が終ったら僅か４日で元の黙
阿弥になった。短命に終った「APECブルー」だったが、こんなことをやり切れるのも一党支配の中国な
らでは。世界の党首に見せ付けるためにね。だから私ら「香港喰い倒し隊」が来たくらいでは香港政府
は青空作戦はやってくれないわなぁ。アタリ前かぁ。
その香港はこの２ヶ月間世界中から注目を浴びている。香港特別行政区行政長官の選挙制度改正を
求めて学生中心の市民が激しく抗議。授業ボイコットや集会、大規模のデモ、香港のあちこちの道路や
広場にテントを張って占拠した。雨傘が象徴になっていることから「雨傘（アンブレラ）革命」と各国は呼
んでいる。香港・マカオが英国植民地から中国に返還された時、中国政府は高度な自治を許可する
「一国ニ制度」を認めたからなぁ。この占拠によって道路は渋滞し、バスは迂回を余儀なくされ、近所の
商店街などにも多大な影響を与えているが、香港市民の多くは初期の頃は学生達を応援していた。喰
い倒し隊現地駐在員K岩も「喰い倒しの頃には普段通りの香港に戻っていると思うよ」と楽観視してい
た。ところが。このデモ隊占拠はちっとも終らなかった。とはいえ、ひところのような激しさは無く、平穏な
占拠テント村になっていると言う。喰い倒しの途中で、我々も香港政府本部前にある最大のテント村を
見学に行った。学生達も「世界のこの実状を知って貰いたい」と見物客を歓迎していた。これだけ抵抗
し続けた大規模運動だったが、１２月１５日強制排除されてしまった。え？未だ11月末なのに何でそん
なことわかるの。外野～、いちいちウルサイよ～！
行政長官選挙に出馬するには親中派の指名委員会で過半数の支持が必要だと言う。そんな選挙なん
て意味ないわなぁ。「一国ニ制度」を認めたものの中国中央政府の言いなりになるトップを据えて、香港
をジワジワと中国化してしまおうということなのだろう。気がついたら「一国一制度」になる危険だってあ
るし。そんな中で今年の「香港喰い倒し」が始まった。開催日前夜までカラダを張って下見（味見とも言
う）を重ねたK岩現地駐在員によって厳選された香港美味しい店がラインナップされた。４回の夕食の
うち３回、昼２回と新規店が多いのも、この１年間のK岩現地駐在員の努力の賜物である（たぶん）。そ
して２回も尖沙阻にある店が入ったのも特徴的だった。そして何と言ってもK岩現地駐在員長女M里
ちゃんが新入隊員となり、フル参戦したのが最も印象的だった。彼女も子供の頃から喰い倒しの席に
はいた。しかし、妹のA実ちゃんと共に食べモノには何の興味を示さず、レストランテーブルの片隅で
お絵描きしたり、本を読んだりと、激しく食い荒らしている我々の姿を見ようともしなかった。
ところが時代は人を変え、成長させる。M里ちゃんも食の魅力に目覚めて、食べること大好き少女にな
った。あれだけ食が細かったのに（カラダは相変らず細い）、今はモリモリ。激辛も平気。夏には２０歳と
なって大学祭休暇を利用して香港喰い倒し初参戦となった。結果の報告は、私が宿泊していたアイラン
ド・シャングリラホテル「CAFÉ TOO」での朝食ヴュッフェに一同が会した先週日曜日の朝食が象徴的
だったように思う。西洋、中国、日式、印度、韓国料理が揃い、その上麺と粥の屋台があって何を食べ
ようか目が移って困るヴュッフェだ。そんなつもりではなかったが、いつの間にか「喰い較べ」のような
雰囲気になってね。一番ロートルの私が早々脱落して「何歳まで喰い倒しをするんじゃい！」と諌めら
れているようだった。次に「この会にいると少食派になって嬉しい」というオジョーとR子の箸が止まり、
なかなかシブトクはあったが次はK岩現地駐在員が食べ終える。誰もが最終勝者と思った大S子とタ
カミは肉食ぶりを発揮して激しいデッドヒートを展開したが、最後の最後にタカミ嬢がフレンチトーストを
ドカ喰いして勝負を決めた。やっぱりこの２人は凄い。しかし、一番の伏兵だった弱冠２０歳M里ちゃん
がぶっちぎりの勝者となったのには皆びっくり！「喰い倒し隊」も新旧交代、新陳代謝のトキを迎えてい
るということか。
香港喰い倒しもこれで１１回目を迎えた。これからも永遠にやり続けるように思えるが、よく考えてみれ
ば香港在住１２年になるK岩現地駐在員がいつまで香港にいるかわからない。夫君は月の４分の３を
上海で過ごしているし、長女は東京の大学に通う。次女もあと１年半で高校を卒業する。香港の大学に
行かない限りは一家４人がバラバラに暮らすことになる。香港在住も時間の問題かもしれない。この会
はK岩現地駐在員あってこそ成立しているから、そうゆうことになると「香港喰い倒し」も残りあと僅か
かもしれない。一期一会のつもりで食べねば。その覚悟で食べねばね。それはともかく、今年も香港美
味しかった。ごちそうさん！
クリーム兄貴も隊員になりたいニャ ムリ
香港喰い倒しの始まり １１月 ３週 読んでおられないでしょ？
美味しい情報たっぷりですから、クリックして是非お読みください。
次回更新は１月７日頃かな。
パクパク日記１２月に入らないうちに年越してしまいます。 許してちょんまげ。
そんなことで、本年もお世話になりました。来年もよろしく。
どなたさまも良いお年をお迎えください。