パクパク日記14年12月2週
続いてクリスマスシーズンのドイツに行った。寒かった!
ドイツの
クリスマス
12月 8日(月) オーストリアもドイツも曇り 1ユーロ=約155円
朝 オーストリア・リンツ シラパークホテルレストラン 朝食ヴュッフェ
ドイツで最初のレーゲンスブルグ「石の橋」 こんな可愛い4頭のカモシカ 久々の青空だよ!!
クリスマスシーズンに入ったオーストリアに先週から来ている。ウィーンに3泊、リンツに2泊。そして今
日は国境を越えてドイツに入った。国境越えと言ってもEU内では「今通過したよ」と声を掛けられなけ
れば気づかない。もちろん通貨の両替なんて無いし。10月ドイツに行った時80代の方が「マルク少々
持って来たけどこれ使えますかなぁ」と質問され全員固まった。霧が濃くて外は何も見えない。3時間弱
走ってレーゲンスブルグに到着。ドナウ川とレーゲン川の合流点で中世から一大交易地として栄えた
古い町で世界遺産に登録されている。大聖堂を見学した後ドナウ川に架かる橋を見に行く。ドイツで最
初に造られた石橋で大聖堂と同じ時代に造られたということだが修理中だった。クリスマス市にも行く。
昼 ドイツ・レーゲンンスブルグ 「WELSSBRAUHAUS」 レーゲンンスブルグソーセージ盛り ポテ
トサラダ添え、アプリコットまんじゅうアイスクリーム添え、コーヒー 2,5ユーロ
ドイツにはソーセージが1500種類あるのだそうだ。その中で世界最古のソーセージといわれるのがレ
ーゲンスブルグソーセージ。3種盛りの中で短くて太いのそれ。ソーセージもあれだが、その下にどっさ
り敷かれているキャベツのザワークラフトが旨い。デザートの温かいまんじゅうを割ってみると、中には
アプリコットジャムがとろっと。今日の昼久々にK代子さんが食卓に復帰。お茶だけだったが。3時半ま
でフリータイム。カメラが壊れてしまったY谷さんにつきあってカメラ店へ。ゼッタイ日本製にしましょう。
夜 ドイツ・ニュルンベルグ 「Heilig-Geist‐Spilal」 サラダ、牛肉ジンジャーブレッドソース ポテト添
え、アイスクリーム、生ビール大 3.7ユーロ、白ワイン 5ユーロ、赤ワイン 5ユーロ
午後5時半ニュルンベルグのホテルに到着。えぇ!、こんな場所のこんなホテル・・・寂びれた裏通りの
一角にある小さな・・・客室は病室みたいだし・・・シャワーしかないし・・・レストランは朝食以外は摂れな
いし・・・何より中心街からはエラク遠い!人口50万人のニュルンベルグには他にいくらだってホテルは
あるだろうにぃ。食事に行くのにそんなに歩いて行くなんてイヤだよ。ってことで、ホテル到着で仕事
はオシマイのハズだったヘルムート氏が中心街まで送ってくれることに。ダンケシェーン!ニュルンベ
ルグ中央市場のクリスマスマーケットは世界で最も有名なのだそうだが、見学は明日に回して夕食を
摂りに行った。ドイツビールで乾杯。グビグビグビ。どでかいレストランで料理はたいして美味しくない。
________________
12月 9日(火) 泣き出しそうな曇り エラク寒っ!
朝 ニュルンベルグ・レオナルド 朝食ヴュッフェ
朝食だけは悪くない・・・
市電と地下鉄で移動することに 大きなゴシック様式の聖ロレンツォ教会と聖体安置搭を支えるアダム・クラフト像
晩年住んだデューラーの家 木版のデモンストレーション デューラー自画像(ハンサム!)
ニュルンベルグはミュンヘンに次ぐバイエルン地方の第二の都市。戦前はナチス党大会が、戦後はニ
ュルンベルグ裁判が行われた町だ。今日は車が無いので徒歩による観光だと言う。30分歩くと急な坂
があってそこを見てから急な坂を下りて・・・・あのぉ、そんなに歩けないので観光パスします。あっ、私
も。なんてY谷さんと私が言い出して困った添乗員のM里ちゃん、現地ガイドI葉さんに相談。「公共
交通機関を利用しましょう」。で、市電や地下鉄に乗って聖ロレンツォ教会に行った。吊り下げられた受
胎告知は素晴らしかったが、撮影禁止。今夜コンサートがあるそうで、パイプオルガン練習を気持良く
聴きながら美しいステンドグラスを眺める。次は北の丘にあるデューラーの家。亡くなるまでの19年間
住んだデューラーは20歳、28歳、29歳の自画像を描いた。凄くイイ男でお会いしたかった。夫人はケ
チだったそうだ。少し登ったところがカイザーブルク。神聖ローマ皇帝の城で町で一番高い場所にある
から眺望が名物なのに濃霧で何も見えず。城の内部見学は疲れてしまって、城のビデオを見ていた。
昼 ニュルンベルグ 「Alte Kuchn」 ニュルンブルグソーセージ6本盛り キャベツ添え、フルーツゼ
リーとアイスクリーム、コーヒー
ホール様式の聖母(フラウエン)教会と美しいお顔の聖母子像 賑やかなニュルンベルグのクリスマス市
焼きソーセージやグリュワインなどが人気 今年のクリストキント どの町でもクリスマス市はある
レストランまで移動する時、途中の店で日本人の若い男性10人程が昼なのにアルコールで顔を真っ
赤にして大声で騒いでいた。国辱ものである。今日もランチはドイツ名物だよん。つまり地元のソーセー
ジさ。小ぶりで短いものが6本。午後はフリータイムだったが、午前中見残した聖母(フラウエン)教会が
あるので、再度I葉さんにガイドして貰った。クリスマスマーケットのアイドルであるクリストキントは毎年
選ばれる。今日の午後3時、中央広場の仮設舞台に登場するというので待った。うん、さすが可愛い!
夜 ニュルンベルグ 「石原」 (自由食) 伊勢コース 49ユーロ(蛸きゅう、マグロの刺身、海老・帆
立・白身魚、鴨の野菜、特選牛フィレと温野菜、ガーリックライス、(アイスクリームの鉄板焼き)、生
ビール 3,3ユーロ、白ワインシャルドネ 5ユーロ、赤ワインボルドー 6ユーロ
夕食は自由食。健康を取り戻して街を歩きまわるH部母娘以外の3人は、地元で人気らしい鉄板焼き
に行くことにした。ニュルンベルグの城壁の中にある「石原」。M里ちゃんに予約して貰い、6時半に行っ
てみると、ほぼドイツ人で満席なのだった。メニューを検討して神戸牛ステーキにしよう!と決心したら
「神戸牛は明日入荷します」って。よくはわからないが、それでは伊勢コースを。焼き手はベテラン日本
人だったが、他の達はどこの人じゃろねぇ。コースはとにかくボリュームが凄い!刺身はM谷さんに帆
立や鴨は若いM里ちゃんに食べて貰っても、それでも多い。ご飯をガーリックライスに変更して貰ったら
不思議なご飯が。生のにんにくスライスを焼かないのは不思議である。アイスクリーム天ぷらはパス。
________________
12月 10日(水) 濃霧から雪 そして曇り
朝 ニュルンベルグ・レオナルド 朝食ヴュッフェ
アッという間に雪景色となった
ドライバー・シュミットさんの心温まるティータイム
アナベルグ・ブッフホルツはドイツ国内有数の木製オーナメント・おもちゃの産地である
2泊したニュルンベルグのホテルをチェックアウトして8時半出発。ドイツは北が一番寒いのだと思って
いたら、ここニュルンベルグ辺りなのだとか。出発して間もないのに、車窓の外は既に雪で真っ白だ。
暫くするとかつての「東ドイツ」に入った。マコトにメルヘンチックな冬の景色である。トイレ休憩を終えて
車に戻ると、驚くことにティータイムの準備が整っていた。シュミットさんが奥様お手製のクッキーやシュ
トレン、紅茶、温かいワイングリュワインなどを用意してくれたのだ。全員に膝掛けも用意してくれた彼
の心遣いには心温まるね。左右のどの家も窓には木製のオーナメントの飾りが。昼、木工で有名なア
ナベルグ・ブッフホルツに到着。風と共に雪が舞っている。何て寒いのだろう!手作りの木工オーナメン
トが素晴らしい!消えモノ(食べモノ)以外のお土産は買わないのに、あまりに可愛くて買ってしまった。
昼 アナベルグ・ブッフホルツ 「GEROLSTEINER」 ローストビーフ赤ワインソース、紫キャベツスラ
イスお団子添え、チェリーポートワインゼリーバニラソース、コーヒー 3ユーロ
デザートは旨い!
夜 ドリスデン・ヒルトンホテル 「SCHIFF」 トマトとチーズのカプレーゼ、ガーリックバターとパン、チ
キンの胸肉と野菜、温かいシュトレンとアイスクリーム、ピルスナービール大 5ユーロ、白ワイン6
ユーロ、赤ワイン 6ユーロ×2杯
アナベルグ・ブッフホルツの寒さはホンモノだった。デザートが美味しかったランチが終わって車が出発
した時はホッとした。2時間でドリスデンの街に入った。ニュルンベルグでは文句タラタラだったが、ヒル
トンホテルの立地は文句無し!旧市街のど真中、聖母(フラウエン)教会の前なのだ。♪ ルンルン ♪
シュミットさんありがとうございました!お気をつけてニュルンベルグまでお帰りくださいね。7時からたく
さんあるホテルのレストランの一つ「SCHIFF」で夕食。ビアホールのような店だった。ビールが沁みる。
________________
12月 11日(木) 曇り一時晴れ
朝 ドリスデン・ヒルトンホテル 朝食ヴュッフェ
ドイツの朝ご飯は立派! 「君主の行列」の壁画 カトリック旧宮廷教会
アルテ・マイスター絵画館・ラファエロ「システィーナのマドンナ」の一部
どんよりとした空に切り裂くような冷気。ドイツの冬。午前中はヘンデルのような髪型(日本人だから黒
毛ですが)のガイドS藤さんの案内でドリスデン旧市街の観光。先ずは「君主の行列」の壁画へ。30秒
で到着。それほど宿泊しているヒルトンホテルは街のど真中にあるのだ。ザクセンの君主や騎士達93
人の行列を2万5千枚のマイセンタイルを使って描いた101メートルの大壁画だ。その隣にはカトリック
旧宮廷教会。あれ?ザクセンは皇帝がルターを支援したプロテスタント国でなかった?と思った方多い
ハズ。その通り!しかしフリードリヒ・アウグスト1世はカトリックのポーランド王にもなったのでルター派
からカトリックに改宗。王様の教会が国内に無いのもマズイわなということで、お城の隣に作ったのがカ
トリック旧宮廷教会だ。この教会の一角にマイセン磁器製のユニークなデザインのピエタ像があった。2
つの年号があり、一つはヒトラーが首相になった年、もう一つはドイツの無条件降伏が決まったヤルタ
会談が開催された年。爆撃で徹底的に破壊されたドリスデンの街をキリストの死と共にマリア様が嘆く
姿だ。後で行ったドイツ最大のプロテスタント教会であるフラウエン(聖母)教会がその象徴で、無残に
破壊された教会は東ドイツ時代45年間そのまま放置されたが、東西統一されてから修復が始まり、
2005年見事に蘇った。古いオリジナル石材も可能な限り使用したから「世界最大のJグゾーパズル」
だったそうだ。世界最古と言われるクリスマスマーケットを覗いてからアルテ・マイスター絵画館に行く。
焼け落ちたフラウエン(聖母)教会と羊の群 ドリスデン中心街は無残に破壊された
昼 ドリスデン 「アルテ・マイスターカフェ」 サラダ盛り合わせ、レンズ豆とスモークベーコンのシチュ
ウ、コーヒー 3ユーロ
あったかシチュウのランチ 中世がテーマのクリスマスマーケットもある
この絵画館には去年来たばかりだ。何と言っても一番人気は、ラファエロの「システィーナのマドンナ」。
聖母子像と共に画面下の2人の天使が人気なのよね。フェルメールの作品で、「遣り手婆」(やりてば
ばあ)と呼ばれていた作品は、今「取り持ち女」と言うんですってさ。ランチは絵画館のカフェで摂ること
になった。寒いからシチュウ。いいねぇ。豆がたっぷり入っていて美味しかった。ここで解散して午後は
フリータイム。もう少し美術館に残って絵を鑑賞してから街をぶらぶら。街のあちこちにあるクリスマスマ
ーケットの中には中世がテーマのものも。売り手や商品だけ見ると本当に中世ザクセンにいるようだ。
夜−1 ドリスデン・ヒルトンホテル 「小倉」 お通し:茄子とほうれん草、天ぷらうどん 15ユーロ、ウ
ーロン茶 3,5ユーロ
ヒルトンホテル2階にある「おぐら」で天ぷらうどん
ゼンパー設計のゼンパーオーパー
ゼンパーオーパーの内部。 初代指揮者はウェーバー。ワーグナーも7年間指揮し「タンホイザー」の初演も行った
夜―2 ドリスデン・ヒルトンホテル 「BAR」 生ビール チップ込みで5.5ユーロ
今夜希望者はバレエを観に行く。ウィーンではオペラ座でのオペラ「フィガロの結婚」を急な腹痛で行け
なかったので、今夜は是非!5時半Y谷さんと添乗員のM里ちゃんがつきあってくれてホテル内の「お
ぐら」で早い夕飯。軽めにしたい、というか麺が食べたい!で天ぷらうどんを食べた。15ユーロは高い
と思うが、ドリスデンでこの味ならまずまずか。H部さん母娘と7時からゼンパーオーパーへ。徒歩10
分というのも有り難い。107ユーロの席は前から4列目のど真中で良い席ではあったのだが、大方座
っている多くの(20人)皆さんに立って頂いて、「すみませんねぇ、前を失礼します」とペコペコしながら
座ることになる構造だった。欧州の東側はこういう座席形式の劇場が多い。間に通路作れ!午後7時
バレエ「くるみ割り人形」が始まった。ジョン・ノイマイヤー版を観るのは初めて。以前観たのはこれでは
なかった。小笠原由紀さんが「あし笛の踊り」に出演していた。なかなか愉しい舞台であった。9時前終
了しカーテンコールが続いてホテルに帰って来たのは9時半。バーで生ビールキュッとひとごこちつく。
________________
12月 12日(金) ドリスデンもライプチヒも曇り
朝 ドリスデン・ヒルトンホテル 朝食ヴュッフェ
昼 ドリスデン 「QBar」 海老焼きそばと牛のフォー 2人でシェア @6,4ユーロ
ホテル前ショッピングセンター地下にある 海老焼きそばも牛のフォーも安くて旨い!!
ライプチヒの聖トーマス教会 教会内部のバッハの墓
音楽の父・バッハ像
宿泊しているヒルトンホテルは交通至便で良いのだが、無料wi−hiはロビーに限る、なんてケチ臭いこ
とを言う。客室で使いたかったら15ユーロだかんな、なんてゴーツクなことを言う。ったくもうである。15
ユーロ払ったんだから使うだけ使ってやれ。今日は午前中フリータイムなのだ。12時M里ちゃんとフー
ドコートでアジアンテーストのランチを摂った。これが馬鹿ウマでして。焼きそばもフォーボーもいいわ!
午後1時、ライプチヒに出発。うとうとしているうちに2時40分聖トーマス教会の前に到着。長く来たか
った場所である。教会の中には2つのオルガンがあり、中頃左側にあるのがバッハオルガン。18世紀
の音色で低い音が特徴。祭壇に向かい合う最後部にあるのは木製オルガンで中音。今夜のコンサート
にはこのオルガンが使用されるとのこと。教会の前のバッハミュージアムに行く。直筆の楽譜や小川家
(バッハは小川の意味)の家系図、古い楽器などが展示されていて、ここは楽しいなぁ。何時間でもいた
い。ゲーテ達が通った酒場やバッハがもう一つ担当していたニコラス教会などライプチヒの見学もした。
早い夜 ライプチヒ 「Shuringer Hof」 ミックスサラダ、サーモンヌードル 野菜添え、マンゴシャー
ベット
コンサートに備えて、聖トーマス教会近くのレストランに行く。5時15分という夕食にはムッチャ早い時
間であるにも関わらず、大きなレストランは満席!ということは、ここでご飯食べている人殆んどがコン
サートに行く人と見た。由緒ある店と聞いたが、店員の態度が恐ろしく悪い。椅子にかけておいたバッ
グを振り落としても謝りもしないし、皿はガチャンっと置いていくし。料理も旨くないし。客の足元見てる。
夜―2 ドリスデン・ヒルトンホテル 「BAR」 生ビール チップ込みで5.5ユーロ
教会の祭壇部分には誰もいない 最後部2階木製オルガンの前で演奏 演奏後の指揮者と少年合唱団代表
20分前なのに、教会前には長い行列。暗い中で寒さに震えながら行列に付く。ようやく教会に入って
88ユーロの指定席に座る。座席はトーゼン正面を向いているが、オーケストラとトーマス少年合唱団、
そして4人のソリストは、木製オルガンがある最後部2階にいる。つまり、背中から音を聴くコンサート
なのである。バッハの「クリスマス・オラトリオ」。12月25日から1月6日まで6部64曲のカンタータ
集である。トーマス少年合唱団の「天使の歌声」が背後に聞こえて心地良い。ソプラノは最初声が出ず
にどうなるかと心配したが、徐々に調子が出て来た。アルトとテノールがいいねぇ。バスは普通だ。通常
は演奏時間は2時間半だが、今夜はY谷さんによると1月1日を割愛したので2時間弱の演奏だった。
________________
12月 13日(土) 曇り
朝 ドリスデン・ヒルトンホテル 朝食ヴュッフェ
昨夜ライプチヒからホテルに戻ったのは午後10時45分だった。1滴も酒を飲んでいなかったので2晩
続きのバーで生ビールグビグビ。あぁ、これで旅も終わりだなぁ。そこにM里ちゃんも来て乾杯!今日
は帰国日。5時半起床、パッキング準備。1番に朝食を済ませて部屋で待っていると、ようやく電話が掛
かって来た。実は今日日本の某所で抽選会があったのだが、旅先からはムリということで所長に「当る
籤を引いておくように」とお願いして来た。その結果を知らせる電話だ。「残念ですが両方外れでした」。
午前のおやつ ドリスデン空港ビジネスラウンジ シュトレンとコーヒー
大きなシュトレン
ドリスデン空港で、ウィーンで買った品物の免税手続きをする。あそこで手続きをしろと言われたところ
に行ってみると、「用のある人はここに電話」。M里ちゃんに電話して貰うと、どこからか大男のオジサン
がやって来た。品物はどれ?と言われてゴソゴソやっているところに電話。いつも取り込み中とか間合
いが悪い時に電話してくる人だ。ハンコ貰ってここで終了かと思ったら、隣の売店でいろいろやって、し
かも郵便ポストに投函せねばならない。何てメンドーな。皆様お待たせしました。ビジネスラウンジに行
ってみると、ここもクリスマスの飾り付けがされていて大きなシュトレンが用意されていた。ひと口頂く。
昼 ルフトハンザ航空 ドリスデン=フランクフルト ビジネスクラス機内食
夜 ルフトハンザ航空 フランクフルト=成田 ビジネスクラス機内食 (和食)
________________
12月 14日(日) 東京は晴れ! 寒いっ!と思ったら東京初雪!
朝 ルフトハンザ航空 フランクフルト=成田 ビジネスクラス機内食 (和食)
フランクフルトで、H部母娘とお別れした。お二人はこれからパリに向かい2泊されるそうだ。フランクフ
ルト発成田行きの飛行機の中では、映画「石榴坂の仇討」を観た。仇討ちに13年を費やす彦根藩士志
村に中井貴一、仇役の水戸藩士に阿部寛、大老井伊直弼には中村吉右衛門、志村の妻に広末涼子。
浅田次郎原作の映画化だが、ところどころ強引な話の運びが気になったが、まぁ泣けますわな、これ。
古代ローマ人が水戸浪人を演じていた。好きではないが、広末涼子が健闘。朝9時成田に無事到着。
昼のおやつ 鮭おにぎり(小)
夜 四谷3丁目 「酒月」 お通し:具だくさんの鬼おろし汁、アンチョビポテトサラだ 300円、アボガド
納豆 焼き海苔添え 550えん、熱々焼き茄子 500円、キンキの開き 600円、特製牛すじカレ
ー、生ビール 2杯、麦焼酎ロック 2杯
帰宅して洗濯や写真の取り込み、後片付け。一段落して夜「酒月」に向かう前テレビを点けたら、あらい
けね、今日は選挙だったぁ。これから行っても遅い。イカンながら棄権だ。「酒月」のお通しは、具だくさ
んの鬼おろし汁だった。寒いドイツを脱出して成田に着いたら、日本も同じく寒かった。雪も舞ったよう
だし。そんな日だからこの熱々の汁を飲んだだけでもほっこりして気がゆるんだよ。牛すじカレーもね。
________________
【今週の振り返り】
アドベント期間中のドイツやその周辺国はとても華やかだ。街のあちこちでは、クリスマスマーケットが
開かれて昼も夜も人々で賑わうし、店もレストランもホテルも各家庭も様々なクリスマスオーナメントで
美しく飾り付けされる。観光客がどっと増えて街中がうきうきした雰囲気に包まれるアドベント。
じゃ、「アドベント」とは何であるか。それはイエス・キリストの降誕を待ち臨む期間のこと。キリスト教の
修派での違いはあるが、11月30日の聖アンドレの日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの約4
週間の期間である。「アドベント」の本来の意味は、「到来」とか「出現」。イエス・キリストの第一の来臨
(降誕)と第二の来臨(再臨)を待ちわびる期間ということだ。
常緑樹を丸くまとめて飾り付けた「アドベント・トリース」に4本のろうそくを立て、日曜日の午前中ごとに
1本づつ灯をつけていく習慣がある。これは「アドベント・クランツ」と呼ばれる。「アドベント・リース」と聞
くと、玄関ドアに掛けたものをイメージするかもしれないが、カトリックの場合は、横にというか水平に吊
るす、または置いて飾るのだよ。教会に行くと、「アドベント・クランツ」がシャンデリアのように吊るされ
ていて、ろうそくに灯が灯されている。また主日ごとにシュトレンというクリスマスのお菓子を薄く切って
食べお祝いする習慣もある。「アドベントカレンダー」を見ながら、子供達は「クリスマスまであと何日だ
ね」と楽しみにするのだとか。
「世界三大クリスマスマーケット」と言えば、「世界一有名なニュルンベルグ」、「世界最大のシュトットガ
ルト」、「世界最古のドリスデン」。いずれもドイツである。つまり人気のあるクリスマスマーケットはドイツ
に集中しているのだ。ドイツ国内だけで毎年2500ヶ所でクリスマスマーケットが開かれると言う。クリス
マスマーケットには何の興味も無いからね、と公言している私なのに、恥かしながら「世界三大クリスマ
スマーケット」を制覇しているのであった。いやいや三大どころか、他のクリスマスマーケットにも一杯行
っているぞ。心ならずもであるが。ドイツではローテンブルグ。ここは「最もロマンチックな」がウリであっ
た。世界最大のシュトットガルトでは市に出店している店舗の屋根で勝負していた。ゲンゲンバッハは
市庁舎の28の窓が世界最大のアドベントカレンダーになっていて、毎晩本日の絵を公開するイベント
が行われていた。クリスマスツリー発祥の地セレスタはそれはそれは小さな市だった。ケルン、アーヘ
ンのクリスマスマーケットにも行った。寒くてお腹空くから行かない!とフランクフルト、ルートヴィヒスブ
ルグ、バーデンバーデンは1人ホテルに残ってビール飲みながら食事していたので見ていない。そして
今回のレーゲンスブルグ、アナベルグ・ブッフホルツ、ドリスデン、ライプチヒ。フランスではストラスブー
ル、アヴィニヨン、モナコ、チェコのチェスキー・クロムロフ、ベルギーのブルージュ、オーストリアのリン
ツ、アンスフェルデン、ウィーンの市庁舎広場とシェーンブルグ宮殿、美術史博物館前広場・・・。
これじゃあ、何の興味も無いなんて言いながら、「クリスマスマーケット評論家」にでもなってしまうでは
ないか。いえいえ、大丈夫。熱入れて見てないし。ほとんどモノ買わないし。酒飲みなのにグリュワイン
なんて絶対飲まないし。一度も買い喰いしたことないし。もう行かないもんねー。ゼッタイ行かないもん
ねー。(どーだか)。
またお待ちしておりますニャ
*ほとんどの方が読まれておられない旅の始まりは
をクリックしてください。これから出かけて参りますので、
次回は1月22日頃かな。インフルエンザ流行っているそうです。お気をつけて!