ペインクリニックで治療を受けてフランスに旅立った
夜のモンサンミッシェルジベルニー花の庭園
5月 11日(月)晴れ
朝 無し
昼 荒木町「宇な米」うな重(特上)4200円
25歳までうなぎが大嫌いだったなんて「嘘だろ!」という程のうなぎ好きになってしまった。週一
は食べ過ぎなので、月一ペースの「宇な米」通い。家族経営のほんわかしたお店の雰囲気も好きだ。
遅い夜 銀座「麹也」お通し:キノコと三つ葉の煮浸し、野菜の小鉢3点盛り:人参・春キャベツ・
新玉ねぎ700円、焼き竹の子700円、春イワシの梅煮、 薬味冷奴500円、鶏の治部煮900円、
手打ち蕎麦800円、小ビール、麦焼酎2合 @8千円
歌舞伎座團菊祭夜の部。出し物は「慶安太平記 丸橋忠弥」、「蛇柳」、「神明恵和合取組め組の喧嘩」
の3本。「慶安太平記 丸橋忠弥」の丸橋忠弥は松緑。天下転覆の計画を義父にペラペラ喋っちゃう
ような男はダメだよね。「蛇柳」は海老蔵。これが歌舞伎十八番かぁ。最後の「め組の喧嘩」の辰五
郎は当然菊五郎、四つ車に左團次、お仲は時蔵、喜三郎に梅玉。鳶と力士の喧嘩場面は迫力がある。
「やれやれ!」なんて呟いていてね(笑)。芝居がはねて「麹也」に行く。竹の子、鶏の治部煮旨し。
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5月 12日(火)曇り 台風6号北上中!
朝 無し
昼 舟町「峨眉山」 肉団子と辛子醤油の炒め物定食 950円
早めの昼食は四川料理の「峨眉山」で。隣に座った若い女性が「麻婆豆腐定食激辛で」と注文した。
「ほう!やるねぇ」とチラチラ観察していたら、2口食べることに洟をかみ、汗を拭き、水をガブ飲
みして気の毒だった。中辛くらいにしておけばいいのに。私はおとなしめのオカズを選んだよ。東京
女子医大病院のペインクリニックに午後1時半予約している。この病院は見舞いには来ていても自分
が診察を受けるのは初めて。なので45分前に来ていろんな手続をした。じっくり診察、検査、治療を
して貰って病院を出たのが3時半過ぎ。ブロック注射も含めて懇切丁寧な体制に驚く。薬局にも行く。
夜 舟町「山灯」 山灯コース(前菜5種盛り:こごみ・合鴨ロールキャベツ・鯵青さ酢・蕨大葉
味噌・ホタルイカとアボガド、焼き胡麻豆腐とトマト磨り流し汁、お造り:平目・昆布〆サゴチ
とひらまさ、甘鯛の松笠焼き+1100円、タラの芽・こごみ・蕨 山椒ソース、豚バラ肉と新じゃ
が・青菜、コシアブラとアサリのせ桜田麺、苺とミネオカ豆腐)、生ビール2杯、麦焼酎「壱岐」
ボトル @1万970円
帰宅してからパクパク日記4月1週を完成させてアップした。この頃は5週遅れだったね。夕食は
「山灯」へ行く。店長のWさんも結婚して腹が据わった感じ。これから家族が増えていくだろうか
ら家長はタイヘンだよね。この店は山菜を沢山仕入れるから懐かしい味が嬉しい。こごみとかわら
びにコシアブラとかね。帰りに激しい雨に遭った。台風が来ているんだから仕方ないけど凄い雨!
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5月 13日(水)東京は晴れ 東北で震度5強の地震
第1食 羽田空港 ANAスィートラウンジ きつねうどんなど
第2食 ANA羽田=パリ ビジネスクラス機内食(和食)
第3食 ANA羽田=パリ ビジネスクラス機内食(ガーデンサラダとそらとんラーメン)
今日からフランス旅が始まる。5時半に起きて台風一過を確認しホッとする。5月なのに富士山
が見えた。しかし安堵も束の間、6時14分突然グラグラと揺れてビックリ!東北地方で震度5
強の地震だった。やれやれ。7時過ぎ羽田空港に向かう。ANAシャルル・ドゴール行きに一番
で搭乗。映画「シアワセはバリにある」、「アゲイン28年目の甲子園」、ビデオの「水曜どうで
しょう」、マツコの知らない世界「生姜の世界」と「図鑑の世界」を観る。映画より、ビデオの
方が面白かった。ラーメン啜ってぼんやりしたら、あらら〜もうパリに着いてしまったよ〜。
第4食 フランス ヴェルサイユ郊外・トリアノンパレスヴェルサイユ 客室にて おにぎ
り、ウィスキー
シャルル・ドゴール空港からバスでヴェルサイユに向かう。今回の旅は「個性豊かなホテルに泊まる」
ことも目的としていて、今夜から2泊するのはヴェルサイユ宮殿の隣にあるホテルトリアノンパレス
ヴェルサイユ。客室からヴェルサイユ宮殿が見えちゃうのよね。本日4食目は部屋でおにぎりビール。
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5月 14日(木)曇りのち雨 夕方晴れる 1ユーロ€=約140円
朝 ヴェルサイユ郊外・トリアノンパレスヴェルサイユ「ラ・ベランダ」 朝食ヴュッフェ
外観も内部もまるで宮殿のようなホテルトリアノンパレスヴェルサイユ 客室から見えるヴェルサイユ宮殿
ご飯と味噌汁もあるよ
アンドレ・ル・ノートルによって造園された広大で美しい庭園
バロック建築のヴェルサイユ宮殿 建造した太陽王ルイ14世 マリー・アントワネットと子供たち
午前中はヴェルサイユ宮殿の見学。もう何度も見学しているから、心の中では「あぁ〜あ」ってな
感じなのだが、今日からスルーガイドはY井氏だから期待しちゃおうか。Y井氏は昨年の年末、ド
ーヴィルと「マルロー美術館」、シードル街道のカルヴァドス醸造所、パリのマルモッタン美術館を
案内して頂いた。ソフトな物腰で豊富な知識が泉のごとく溢れて来るようで、私は密かに「プロフ
ェッサーY井」と呼んでいた。確かにY井さんは「庭から観ましょうか」と広大な宮殿の庭園を案
内してくれた。水の無いヴェルサイユの土地に噴水庭園を造るために3万6千人の人力を要したそ
うだが、ルイ14世って人はシタタカな王様だったんだな。肖像画はバレリーナのようだものね。
昼 ヴェルサイユ宮殿「アンジェリーナ」サーモンソティとポテト、名物モンブランと紅茶
小トリアノン前の並木道 離宮小トリアノン宮殿の建物とマリー・アントワネットが過ごした室内
「愛の殿堂」 森も池も農家も素朴な田園風景の風情を演出するために造られた
これまで知らなかったのだがヴェルサイユ宮殿には「アンジェリーナ」のレストランがある。
カフェじゃなく、ちゃんとしたレストランが。今日のランチはここね。「アンジェリーナ」と
言えば、モンブラン。甘いモノ苦手な私だが、中でもモンブランはチョーツライ。一口食べ
ただけで、余りの甘さに身震いしたが、M井氏に伺うと「以前はもっと甘かった。フランス
のご婦人方は今のお菓子を召し上がって甘さが足りないと嘆かれます」。恐ろしい。ヴェルサ
イユ宮殿庭園にある離宮には大トリアノン宮殿と小トリアノン宮殿がある。小トリアノン宮
殿はルイ15世の公妾ポンパドール夫人のために建てられたが完成を前に夫人が亡くなった
のでルイ16世は王妃のマリー・アントワネットに与えた。彼女は庭園をイギリス式として
土を掘って水を引き池や小川を造り、丘や農家が点在する田舎風景を人工で造ってしまった。
「王妃の村里」と呼ばれ、宮殿の煩わしさから逃れて静かに過ごせる貴重な場所となった。
夜 ヴェルサイユ郊外・トリアノンパレスヴェルサイユ「ラ・ベランダ」タレッジョリゾ
ットローストナッツ、蛸サラダ、赤いフルーツとアーモンドアイスクリーム、)、カモミー
ルティ、生ビール大10€、白ワイン12€、赤ワイン12€
小トリアノン宮殿の庭園を見学しているうちに雨が降り始め、そのうち半端じゃない大雨がザー
ザー。皆びしょ濡れになって建物に逃げ込んだ。こじんまりした宮殿の見学した後は大トリアノ
ン宮殿を見学することになっていたが、濡れて寒いし私はパス。バスで本を読んでいた。後刻行
かれた方に伺ったら雨に濡れながら歩いてかなり辛かったそうだ。夕刻ホテルに帰る。すぐそこ
だったけどバスでね。夕食はホテルで。3コースすべてチョイス制だった。良い選択をしたかな。
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5月 15日(金)晴れ
朝 ヴェルサイユ郊外・トリアノンパレスヴェルサイユ「ラ・ベランダ」 朝食ヴュッフェ
フランソワ1世が狩猟のために建築を命じたシャンポール城
不思議な構造の二重らせん構造 紋章はサラマンダー(火トカゲ)だった
豪華なホテルだったのに、保安上に問題があったのかトラブルがあって残念だった。朝食時日本人
客が大勢いたのでどこのグループだろうと思ったら、W社の「ヴェルサイユ宮殿貸し切りディナー
企画」に参加された人たちだった。顔馴染みの添乗員にも擦れ違った。ホテルをチェックアウトして
ロワールに向かう。ロワールの城巡りも5回目だろうか。先ずはシャンボール城。何度も来ているの
に城の中に入るのは初めて。サラマンダーを紋章とするフランソワ1世が狩りのために造らせた巨大
な城だ。王の客人だったレオナルド・ダ・ヴィンチの設計かもねという有名な二重らせん階段を登っ
てみた。ふ〜ん、どうゆう構造になっているのかなぁ。その時、5年前連句のメンバーで訪れた会津
飯盛山中腹にある「さざえ堂」の二重らせん階段を思い出した。部屋数440もあるチョーデカい城を
造りながら、フランソワ1世は通算7週間位しか滞在しなかったらしい。もったいないじゃないか!
昼 アンボワーズ「Le36」焼き野菜のガスパチョ、ロワール川の魚料理とポテト、カモミール
ティ
ランチはシャトーホテル内レストラン
ランチの後は、アンボワーズ城を眺め、街並みを30分程散策した。活気がある地方都市だった
シュノンソー城までの美しい並木道 シェール河に佇むシュノンソー城 ロバ牧場もある
ランチを摂るアンボワーズのシャトーホテルに向かうバスの中で携帯電話が賑やかに鳴った(ベト7
ですよ、へへへ)。朝のホテルで会ったW旅行社のS井さんだった。用件は夏の音楽祭のチケットに関
しての問い合わせだった。次はロワールでは一番人気を集めるシュノンソー城。ディアーヌ・ド・ポ
ワチエやカトリーヌ・デ・メディシスなど歴代女性が主となった「女の城」としても知られる。私は
もう何度も見学しているので、早々に城の外に出てロバの写真などを撮っていた。よく歩く日である。
夜 ロワール・ホテル「シャトー・ド・ロシュコット」海老のカルパッチョ カレー風味アボガド
ムース添え、ビーフの赤ワイン煮野菜の巾着揚げ、ヌガーケーキのパレット、生ビール大7.5€、
白ワイン7€、赤ワイン7€
今夜のホテルは、ホテル「シャトー・ド・ロシュコット」。ふ〜ん、シャトー風ホテルってことね。
風でもシャトーホテルってことならば、ロングドレスでも、と思ったがグループは個室に入ると
聞いてカンタンな服に。ロングドレス以って来ていないし(ポリポリ)。メイン料理もデセールの
ヌガーケーキのパレットもなかなかであったが、前菜の海老のカルパッチョが秀逸であったよ。
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5月 16日(土)晴れ
朝 ロワール・ホテル「シャトー・ド・ロシュコット」朝食ヴュッフェ
昼 ノルマンディー・アヴランシュ「Croixd’or」サーモン・鱈・鯛ノルマンディーバターソー
ス、パン、ビスケットケーキ アイスクリームと煮リンゴ添え、アールグレイ
庭の花が美しいレストラン
5時起床。7時15分、ロワール地方のホテル「シャトー・ド・ロシュコット」の朝食ヴュッフェに
降りて行く。朝食ヴュッフェに並べられた料理は明らかに少ない。しかし、生ハムもスクランブルエ
ッグもいろいろ全部美味しくて充実した朝食になった。滋味深いぞぉ。チェックアウトしてバスでノ
ルマンディ地方に移動。2時間後にアヴランシュのパットン将軍広場着。モンサンミッシェルを作れ
と命令されたあのオベール司教はこの町の教会の司教だったのだ。このレストラン3年前来ました!
夜 モンサンミッシェル「ル・ルレエ・モンサンミッシェル」ムール貝ワイン蒸し ポテト添え、
名物オムレツ、シットリチョコレートケーキ、カモミールティ、生ビール大9€、白ワイン7€、
赤ワイン8€
走るバスからの眺め 客室からの眺め 堤防ベランダからの眺め
夜景も刻々と変化する
昼食後モンサンミッシェルに向かう。遥か遠くに米粒のような小さいモンサンミッシェルが見えて
来る。羊が草を食む景色の向こうにそれが徐々に大きくなって行くのだよ。2時半、ホテル「ル・
ルレエ・モンサンミッシェル」に到着。どの部屋からもモンサンミッシェルが眺められる造りが
素晴らしい。皆さんはバスに乗ってモンサンミッシェルに見学に行かれたが、私は行かない。3
年前の明日(5月17日)にたっぷり見学したからね。あの時と大きく変わったことは、島の本来
の姿を取り戻すべく去年橋が完成したこと。潮の干満が激しいサン・マロ湾にある岩で出来た小
島の上に築かれたモンサンミッシェルは満潮時に海に浮かび、干潮時陸と繋がっていた。140年
前対岸との間に地続きの道路が作られて何時でも島に渡れるようになったのは良いが、潮の流れ
を堰き止めたため厖大な砂が堆積してしまった。で、本来の姿に!と昨年橋に変えたのだよね。
ま、それは見なくてもいいわと、部屋や見物場所に移動して写真を撮っていた。夕食はモンサン
ミッシェル名物のオムレツ。まるでお菓子のようで私は好きで無いぞ!食後は夜景撮影に注力。
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5月 17日(日)晴れ 大阪住民投票反対派1万票差で勝利 母命日
朝 モンサンミッシェル「ル・ルレエ・モンサンミッシェル」朝食ヴュッフェ
昼 フージェ「MOULIN DE FOURGES」鴨のコンフィ、クリームサンドケーキ、アールグレイ、赤ワイ
ン(サービス)
5時半起床。O庭ちゃんからメールで飲み会は銀座のG亭を予約したと連絡があった。モンサンミッ
シェルで飲み会の場所を考えているって結構面白い。8時半出発。今日は最後のバス移動となる。私
のお気に入りの座席は最後列の1列前。後ろが好きなんです!移動中は35年前に亡くなった母のこ
とをずっと考えていた。今日は母の祥月命日なのだ。ジベルニーを素通りしてランチ場所のフージェ
へ。川が流れ、水車が回り、高い木々が風にそよぐ気持ちの良い場所だった。日曜日とあって家族で
ピクニック弁当を広げる人たちがあちこちに。ランチを済ませた後はさぁジベルニーに行きましょう!
ジベルニーにある自作の「水の庭」でモネは睡蓮を描き続けた。上段右端はモネの睡蓮の作品の一部
自宅前にある「花の庭」と右端はモネの作品
再婚したアリス夫人と8人の子供と住んだ家 食堂は印象的な黄色尽くし ありし日のモネ
11か月前に1人で来たジベルニー。あの時も眩いような晴天だった。そして今日も!モネ自身が丹
精したこの美しい庭は、青空をバックにしてこそ存分に映える。モネは一時「庭師」のごとく庭造
りに没頭したそうだが、「水の庭」は素晴らしい庭園だ。日本の橋として有名な太鼓橋の上には白と
紫の満開の藤の花が人々の頭上で揺れている。時期的に早いかと思った睡蓮は白う小さな花を咲か
ていた。続いて「花の庭」。一見無計画に植えられているようでちゃんと計算されている花の数々。
モネが43年間暮らした家はこれまで撮影禁止だったが、ノンフラッシュなら撮影が許可されたと
いうことを台所まで見学したところで知らされた。チェッ。次に来た時バチバチ撮影しちゃうぞ。
夜 パリ ホテルルグラン「カフェドラペ」(2人で)コース92€(カフェドラペ特製フォアグラ、
ポラック ミニチンゲン菜胡麻ピーナッツヴィネグレットソース、カフェドラペ正統派オペラ)、
ビール、白ワインハーフボトル、赤ワイン「シャトーFombrauge2007」セントミリオン103€
バスでパリに向かう。パリ市内に入ると大渋滞で2時間近くかかってホテルルグランに到着。これ
まで「タメになる」ガイドをして下さったY井さんとはここでお別れ。「またお会いしましょう」。
明後日の午後5時までフリータイムだから他の皆さんとも暫しお別れだ。今夜はホテル内の「カフ
ェドラペ」を予約して貰った。このコース何度も食べているが、前菜もメインもデセールもチョイ
スが出来るのでそれほど飽きることが無い。出掛けずに済むって楽ちんだし。前菜で選んだフォア
グラこの食べ方美味しいなぁ。メインは魚にした。このホテルではJSテレビが映るから嬉しい!
大阪の住民投票の結果は1万票差で都構想に反対派が勝利した。橋下嫌いの私だからホッとした。
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【今週の振り返り】
振り返り欄に何度か書いたことがある表参道の「伊藤病院」。甲状腺専門病院として有名で連日そ
れはそれは大勢の患者が押し寄せる。午前11時過ぎに受付けすると600番台となる。午後の部の
診察もあるが、中規模の医療機関にも関わらず、それらの患者を実にスムーズに捌いて行く体制と
システムが整っている。もう通い(年に1度か2度だけど)始めて7年になるから、今はさほど驚
くことも無いが、最初はへぇ〜、はぁ〜と感心してばかりであった。
これまで東大病院とか警察病院とか都立病院とかいくつかの大病院に通院したり入院したりしたこ
とがある。朝早く行っても診察まで長く待たされ、なのに診察はアッという間に終わる。薬局でも会
計でも長く待たされるから、具合が悪くて通院しているのにもっと悪くなっちゃったりしてね。4月
18日に発症した帯状疱疹の痛みを取るため、東京女子医大のペインクリニックの紹介状を皮膚科で
貰ったが、「大病院かぁ」と気が重かった。しかし、この痛みから逃れるには行かずばなるまい。キ
ンチョーして行った。受付辺りでうろうろしていると、「今日は診察ですか?初診?」などと案内の
女性が声を掛けてくれる。親切じゃないか!紹介状を出すと、「あそこでこの書類に記入してね」と
紙を渡され、それを提出すると「はい、ペインクリニックはあそこよ」と。ペインクリニックの受付
に行くと「診察室に入って待っていてね」とスラスラ進む。ここから2人の女医さんにじっくり診察
して貰ってから血液検査と尿研検査を受ける。結果が出るまで院内にある「タリーズ」でお茶しなが
らメールチェックなどして待つこと小1時間。その結果ブロック注射してもOKということで痛い痛
い注射をされましたぁ。10分間!その後は30分ベッドで寝ていなさいと言われてウトウト。「はい、
お疲れさま!次はいつ来ますか?」とドクターに優しく問われる。何か居心地のいい病院だなぁ。ほ
っこりしちゃうよね〜。会計もカードでさっと終わってたくさんある院外の薬局でもさほど待たされ
ないのである。
初めて診察を受けた東京女子医大だったが、懇切丁寧&システマチック&スピーディな体制と対応
にすっかり感心して帰って来たのだった。肝心の帯状疱疹の痛みであるが、痛い思いをしたブロック
注射と3種類の鎮痛剤のお陰もあって、痛みは激減。最高を10とすると、7だった痛みがフランス
を旅している間は4〜3になってずいぶん楽になったのだ。
フランス好きだからこの国には何度も来ている。そして同じような場所に行くのだが、成果もあるん
だよ。5ヶ月半前の大晦日にぎっくり腰のため諦めた小トリアノン宮殿に行くことが出来たし、4回
目のシャンポール城では初めて城内部を見学した。3年前に来たモンサンミッシェルでは、きつ過ぎ
る石段を登ることなく、遠くから眺めることを選んだ。富士山と同じで一度は行くべきだが、美しい
姿を眺めるなら遠く離れて見るに限るのだ。それとジベルニーのモネの家が撮影可能になったという
ことも知ったしね。何度来ても有意義、有意義。
アタシはどこの動物病院もキライだニャ
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