パクパク日記１５年８月４週
「サヨナラ＆ありがとう」ホテルオークラ本館。中華料理率の高い一週間！
８月 ２４日（月） 曇り 今日は涼しい 世界同時株安始まる！
朝 家食 麻婆豆腐、オニオンスープ、ふすまパン、バナナ
昼 銀座「早川」 メンチカツ定食 1000円
４時半に目が覚めてから眠れなくなった。来し方行く末なんか考えていたら益々目が冴えて５時半
にはベッドを出る。３時間しか寝ていないから今日歌舞伎座で寝てしまいそう。中国が原因で世界
同時株安だって。日本の市場もガックンガックンと株価は下がっている。迷惑だ。いつだったか銀
座「ナイルレストラン」でカレー食べようとタクシーで乗り付けたら火曜日定休日だった・・。今
日は月曜日だからと勇んで行くと満員・・。はぁ～。隣の「早川」でメンチカツ。１個で良かった。
夕方のおやつ 歌舞伎座・喫茶室「檜」ケーキとコーヒーセット 1400円（割引券で100円引き）
2部と３部の休憩中に
歌舞伎座の8月は平成2年から「納涼歌舞伎」と銘打って、勘三郎、三津五郎が中心となって、若
手の役者達がのびのび多くの楽しい芝居を繰り広げて来た。勤め人にも観て貰いたいと、8月だけ
は3部制の公演として来た。しかしその中心人物2人ともいなくなるとはなぁ。それはともかく、
2部は「ひらかな盛衰記 逆櫓」と「京人形」の２つ。源頼朝が弟の義経に対して懐疑的になった
のは、義経に恨みを持つ梶原景時が讒言したからと一般的に解釈されているが、そもそもは義経と
梶原景時との間で「逆櫓」を巡って激しく対立したことが起因とされている。その「逆櫓」である。
松右衛門は橋之助。寝不足が仇となって、ところどころしか覚えておりましぇん。すんましぇん。「
京人形」は、左甚五郎に勘九郎、京人形の精に七之助。京人形の精の動き、踊りが魅力の芝居だよ。
遅い夜 「麹也」（3人で）お通し：野菜の煮浸し、新秋刀魚のなめろう800円、小鉢３点盛り800
円、イワシ梅煮500円、蕎麦味噌焼き500円、山椒の実入りつくね、手打ち蕎麦800円、ビール、
麦焼酎１、５合 ３人で１万8500円
午後6時15分から始まる3部にはマキコもやって来た。先ずは、十世坂東三津五郎に捧ぐと題した
「芋掘長者」の舞踊劇。この10年間は三津五郎が演じて来た芋掘藤五郎は橋之助、橋之助が演じて
来た友達治六郎に三津五郎長男の巳之助。緑御前は七之助だ。舞上手を競う楽しい芝居。これからも
上演して三津五郎を偲びたい。最後は古典落語「祇園会」を素材とした「祇園恋づくし」で舞台は京
都。江戸っ子の留五郎（勘九郎）以外は皆はん京都弁の台詞どす。平成9年に鴈治郎はん（現・藤十
郎）が演じた次郎八と女房おつぎを次男の扇雀が、勘三郎が演じた留五郎を勘九郎が、芸者染香を七
之助が演じておいでどす。手代文吉の巳之助も含めて、皆はん揃って弾けまくっておいでで、おかし
ゅうておかしゅうて。子役ながら吉岡翔馬君が演じた丁稚和吉がなかなかで良かったえ。この芝居で
おそのを演じた鶴松は、休演した虎之助の代演だが2部3部通じて大活躍でしたえ。楽しい芝居どす。
マキコとＡ先生が待つ「麹也」へ。先週日曜日の「研の會」のチケットを取って貰った女将にこれ御
礼どすえ。Ａ先生は今日自宅勤務だったからわざわざ夜になって銀座に出て来られた由。彼らの夏休
み7泊8日の灼熱のドライブ旅行の話を聞く。高野山の宿坊体験とか、和歌山アドベンチャーワール
ドのパンダとか甲子園での母校（西東京代表）応援とかね。彼らとは土曜日から一緒に軽井沢である。
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８月 ２５日（火） 曇り 九州四国中国地方台風１５号で被害 今日も世界同時株安
朝 無し
昼 恵比寿アトレ「東方紅」大葉入り焼き餃子650円、特製四川担々麺（黒胡麻だれ）1180円
台風15号がやって来ていて、九州とか四国中国地方はモーレツな雨が降っているらしい。東京は気
温23度。１０月中旬並みの気温とか。肌寒いせいか、熱い汁モノが欲しくなって、昼食時つい避け
ていた「東方紅」に入ってしまった。隣のオバサンはずっと携帯電話で喋っているし、逆隣の若い
女性は食べ終わってから30分経ってもスマホいじくっているしで何だかこの店雰囲気良くないな。
そこに餃子と担々麺が来た。どっちもジェンジェン美味しくない。カラダ十分にあったまったけど。
夜 荒木町「四谷うえ村」（2人で）お任せコース（シラスの沖漬け、淡路島の鯖鮨、カラスミ餅、
スッポンの茶碗蒸し、蒸しアワビ、お造り盛り合わせ：鱧・中トロ・シマアジ・石垣貝・鯨尾
のみ、鱧と松茸の吸い物、のどぐろ（紅瞳）塩焼き フルーツトマト甘酢漬け添え、浜名湖の
天然うなぎ白焼き、冷やし鉢：冬瓜と青茄子利尻ウニと才巻海老スッポンスープ、トウモロコ
シ（ゴールドラッシュ）のかき揚げ、鹿児島ふえ鯛酒蒸し煮、鱧照り丼、漬け物、赤出汁、マ
ンゴーアイス最中）、ビール、麦焼酎 2人で4万8000円
午後6時からＫ村税理士先生来社。何も仕事をしない会社だが、会社である以上は決算はせねばな
らない。6月末で〆た11期だか12期だかの決算処理が完了した。で、今夜は「お疲れさま会」で
ある。疲れたのはＫ村税理士先生だけだけど。この店は揃って高学歴の大学生が働いているが、今
日お手伝いをしていた女子大生もそう。京都の何軒かの京料理の名店で修業された植村さんだけあ
って、素晴らしい食材を素晴らしい料理に仕立て上げる。この日どれも美味しかったが、ことにス
ッポンの茶碗蒸しと蒸しアワビ、のどぐろ界のスター紅瞳の塩焼き、そして浜名湖の天然うなぎ白
焼きがことに美味しかった。Ｋ村税理士先生お酒も殆ど召し上がらないが、満腹です！！を連発。
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８月 ２６日（水）雨 夕刻止む
朝 家食 麻婆豆腐、野菜スープ、ふすまパン
昼 代々木「火の国」小チャンポン円650円、野菜倍盛り170円
大好き野菜倍盛り小チャンポン
さようなら、ホテルオークラ本館。最後の2泊３日の滞在です！
午前中代々木の整体でさんざんイジメラレ（笑）てから、「火の国」で野菜倍盛り小チャンポン。い
つ食べても、コレ美味しい！一旦帰宅して洗濯とパクパク日記作成、そして2泊用の荷造りをして
夕方ホテルオークラに向かう。本館はいよいよ今月末で閉館し53年の歴史を一旦閉じる。最後の最
後だからと２泊３日の予定でやって来た。あと5日だが、本館ロビーには記念撮影する人が一杯だ。
夜 ホテルオークラ本館「桃花林」（2人で）2万７千円の桜コース（前菜盛り合わせ、特上ふか
ひれの姿煮込みもやし添え、北京ダッグ、海の幸とアボガドの器仕立てオーブン焼き、真菰茸
の和牛巻煎り焼き、伊勢海老の沙茶醤土鍋煮込み、中国式きしめん、メロン入り杏仁豆腐、胡
麻付き揚げ菓子、中国茶）、古越龍山１０年１万８００円 ２人で７万1280円
今回滞在の食事は、本館閉館で無くなってしまうレストランを中心に考えるつもりだった。よって
今夜は飲茶の「チャイニーズテーブル スターライト」にしようと先週予約したのだが、「8月末ま
で昼も夜も満席を頂いております」。皆考えることは同じなんだね。で、「桃花林」に切り替えたの
だが、それも「午後8時過ぎなら」ということで食事の約束をしていたＲ子と私の部屋でビールを
飲みながら待っていた。もう最後だから、気張って2万７千円の桜コースにしてしまうか。前菜の
盛り合わせは相変わらず美味しい。ふかひれの姿煮込みには本来絹傘茸の蟹肉詰めが添えられるの
だが、よりふかひれを際立たせようともやし添えに変更して貰った。うん、これでいい。1本だけ
の北京ダッグは席まで来てダッグを切り巻いてくれる。11月の香港では山のように食べようね。こ
れに続く海の幸とアボガドの器仕立てオーブン焼きも真菰茸の和牛巻煎り焼きもボリュームあって、
食べるのがタイヘンじゃ！きしめんとデザートは必死だった。Ｒ子とオークラランタンの記念撮影。
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８月 ２７日（木）晴れたり曇ったり ２７度
朝 ホテルオークラ本館「ガーデンテラス」朝食ヴュッフェ @３２４０円
1部洋食仕立て、２部和食仕立て
6時起床。今朝は「ガーデンテラス」で朝食ヴュッフェを食べるつもりだが、一番に行きたいから早
起きね。シャワーを浴びて、開店5分前の6時55分に行ってみると、アチャッ、外国人の夫婦が既
に立っていた。隣に座ったから観察していたら妻の方はコーヒーしか飲まなかった。もったいない！
1部は洋食仕立て、２部は和食仕立てと自分で２部構成にして食べている私を見習いなさい！ってか。
午前のお茶 新橋「カフェ・ド・クリエ」アイスコーヒー260円
昼 ホテルオークラ本館「チャイニーズテーブル スターライト」美食飲茶セット（特製サラダ、
本日の点心４種盛り、メインチョイス：葱とチャーシュー細切り汁そば、杏仁豆腐）2160円、
プーアール茶870円
三菱東京ＵＦＪ銀行に今週中どうしても行かねばならない用事があり、宴会場出入り口から外に出
て歩き出す。一番大きな銀行だから支店くらいその辺にあるじゃろうと田舎のお婆さんよろしくよ
ろよろと歩いて行くのだが、無いのだよ、全く！赤い看板、赤い看板・・あった！汗びっしょり。
ありゃりゃ、そこは新橋駅でないのよ。オークラから新橋まで歩いて来てしまったわけ。銀行で法
人の税金を納めて少々休憩。帰りはタクシーだな。遅くなったランチはダメ元で１１階の「スター
ライト」に行ってみた。丁度１回目の客が食べ終わってどーっと出て来たところ。２回目の客がぞ
ろぞろとやって来る。その合間をぬって「１人だからカウンター大丈夫でしょ」と座り込んだ。わ
～い！この店、お手頃価格の美食飲茶セット2,160円が近隣のビジネスマンや主婦層に人気だった。
私はアラカルトばかりで、一度も食べたことが無かったので最後に注文。ここ好きだったのになぁ。
夜 ホテルオークラ本館「山里」天ぷらコーナー（2人で）１万４千円の天ぷら定食「竹」（付
きだし：湯葉豆腐、サラダ、揚げ立て天ぷら（タタミイワシと海老殻、海老２匹①、アオリイ
カ、湯葉巻き、茗荷、小玉ねぎ、海老２匹②、鱧、キス、蓮根、オクラ、さつま芋、海老２匹
③、かき揚げ天丼、漬物、赤出汁、梨）、生ビール２杯、麦焼酎「兼八」ｗロック４杯
「オーキッドルーム」はメインレストランにも関わらず、閉館と共に無くなる。こちらは今月末ま
で朝昼夜全時間帯とも満席と先週断られた。う～む。ならば天ぷらだな。7時半オジョーとロビーで
待ち合わせて「山里」の奥にある天ぷらカウンターへ。コースは高い順に松竹梅とあるが、刺身な
どがつく松より、天ぷらが一番多くつくのは竹コース。前回も今回も竹にした。5月に頂いた時は、
稚鮎や茄子などが出たが、今日は茗荷、鱧、さつま芋なども登場。天ぷら種にも季節を感じるね。
食事は、天茶かかき揚げ丼のどちらか。オジョーも私もかき揚げ丼だ。満足感の高い夕食であった。
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８月 ２８日（金）曇り 夜小雨 ２４度
朝 ホテルオークラ本館「山里」和朝食膳 ３２４０円、コーヒー円 1080円
2泊3日の滞在はもう終わり。オークラ本館ももう終わり。私の最後の食事は「山里」での和朝食膳
焼き魚が鯵の干物じゃないといいな、と思っていたら鯖塩焼きで良かった。洋朝食も悪くはないけど
やっぱり和朝食の方がしっくり来る。「テラスラストラン」のシェフズガーデンに料理が揃う11時半
まで待って昼前チェックアウトすると、本館５階ロビーには記念写真を撮る人々でごった返していた。
昼 家食 ホテルオークラ製天丼、味噌汁
夜 神楽坂「一品香」（4人で）ピータン豆腐、砂肝葱和え、羊とネギ炒め、焼き餃子、小籠包、
激辛チキン、麻婆豆腐、麻婆春雨、水煮牛肉、空芯菜、チンゲン菜と椎茸炒め、タタキ胡瓜、
豆ち炒め、ご飯、ビール、麦焼酎 （Ｋさんにご馳走になりました！）
帰宅してから買って来たばかりのホテルオークラ製天丼を温めて食べる。昨夜も天丼食べたけどね。
洗濯機が回る音を聞きながら、パクパク日記の作成。ミディ運河のＡＴＨＯＳ号で過ごした７月３
週を作り上げてアップした。夜は神楽坂へ。チョー久々の「紫禁城の会」が神楽坂「一品香」で開
かれた。会員は４名。男３女１。現役時代、北京の人民大会堂と紫禁城で苦労した仲間４人である。
あの時のエピソードは何度思い出しても可笑しいので繰り返し語られる。それとそれぞれの近況な
どもね。ふ～ん、そんなことになっているのだなぁ、びっくり話もあった。Ｋさんにゴチになった。
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８月 ２９日（土）東京は降ったり止んだり 軽井沢は濃霧と霧雨
朝 家食 ツナと卵のトーストサンド、飲むヨーグルト
昼 荒木町「の弥七」（４人で）カレー鶏定食（いろいろな前菜、茶碗蒸し、カレー鶏、ご飯）
1200円＋税
大Ｓ子の麻婆豆腐（左）とマキコの担々麺（右）
昨日ホテルオークラ滞在から帰ったばかりであるが、今日から３泊４日の軽井沢に向かう。しかも
大Ｓ子さんとＡ先生＆マキコ夫婦という４人で行くのだ。しかし、朝から天気は悪く、これからも
雨がちな日々とか。チェッである。そんなこともあって、昼食は東京で食べてのんびり行こうやと
いうことになった。ランチは「の弥七」を予約してある。マキコだけがお初。何組も覗いては「予
約のお客さまで満席です」と断らていた。さぁメインは何にしようか。麻婆豆腐も坦々麺も食べた
いが、カレー鶏にも引かれる。う～ん、う～ん・・カレー鶏定食！前菜も茶碗蒸しもついて大満足！
大Ｓ子号でいざ出発！雨の中のドライブだが車内はチョー賑やか。Ａ先生夫婦の夏休みの話題で、
「えぇ！たかのやま？それ高野山こうやさんでしょ！お相撲さんの四股名じゃあるまいし！マグネ
ットタイプの部屋？メゾネットじゃね？」なんて調子で。マキコがいると、車内はこんな風になる。
夜―１ 軽井沢・万平ホテル 「熊魚庵別館鉄板焼コーナー」鉄板焼コース高尾コース1万
2500円（八寸；鶏松風・ほうれん草お浸し・アマゴ・鰻八幡巻・山桃・麩饅頭など、自家製
スモークチーズのサラダ、魚介類焼き：帆立貝・鱸 アンチョビソース、新にんにくチップ、
牛肉赤ワイン煮、野菜焼き、仙台牛のフィレとサーロイン、ガーリックライス、漬物、赤出汁、
デザート）、Ｏ澤さん差し入れシャンパン、生ビール、麦焼酎「中々」ボトル9000円×２本
4人で8万3000円
東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢チェックイン時間の午後３時にピタリと到着するハズが、軽井沢
駅前のアウトレット前で駐車場待ちの渋滞に巻き込まれて１０分遅れてチェックイン。大Ｓ子さん
と私はアネックスの２階、Ａ先生達は本館の１階だ。夕食まで解散！アネックスは比較的新しくこ
じんまりしていて良いが、本館にあるレストランや大浴場に雨の日行くのがメンドーだ。お天気が
良い前提で歩いて行くつもりだった万平ホテルは、雨と濃霧のためタクシーに変更。ＢＡＲを覗く
とＯ澤さんが「シャンパン差し入れしておいたから、すぐ鉄板焼行きなさいよ」。まぁ、ご馳走様
です！私は飲まないけど。別館の「檜館」にある「熊魚庵別館鉄板焼コーナー」は４人で貸し切り
だった。調べてみたらここで初めて鉄板焼を食べたのは平成２年！１４年連続で来ているのだよ。
シャンパンは３人で飲まれたが麦焼酎の「中々」ボトルも２本入れた。残った半分は持ち帰りね。
夜―２ 軽井沢・万平ホテル 「ＢＡＲ」マルガリータなど、4人で7千円
鉄板焼でもぐわんぐわん飲んだのに、ホテルの「ＢＡＲ」に戻っても未だ飲むのから呑ん兵は困る。
しかし、途中から眠くて眠くて、気がついたらカウンターに突っ伏して寝ていた。はい帰ります！
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８月 ３０日（日）軽井沢は一日中大雨
朝 軽井沢・東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢「彩」朝食ヴュッフェ
二日酔い気味で寝ていても、雨の音がバシバシと聞こえる朝。あぁ今日も雨なんだわね。大Ｓ子
さんとは６月の沖縄、７月の九州でも同じ部屋だったが、彼女も私（旅に出た時だけだけど）も
早起き。７時４５分には本館のレストランで朝食ヴュッフェを食べようとしていた。二日酔いの
人間がこんなに食べられるものですか？納豆らっきょカレーも食べましたよん。彼らはいないね。
昼 軽井沢・東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢「アヴァン」天ぷら蕎麦 1620円
ずっと大雨。当初は、追分にある蕎麦屋にランチしに行こうかなんて話をしていたが、これでは
びしょ濡れになってしまうぞ。ホテルで食べてずっと出かけないってのはどう？と３人（Ａ先生
達にはメールでね）相談すると「賛成！」。な訳で夕食を摂る「アヴァン」で天ぷら蕎麦。高い！
夜―１ 軽井沢・東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢「アヴァン」（４人で）プレジールコース
7560円（スイカとモッツァレラチーズ プロシュートのスープ仕立て、前菜盛り合わせ：鯛の
カルパッチョ・蛸のサラダ仕立て・イタリア生ハム・からすみ・帆立貝カレー風味、イカ墨の
パスタ、鱸のポワレ 白ワンソース、フランス産鴨胸肉のロースト ブルーベリーソース、パ
ン、パンナコッタと苺アイスクリーム、カモミールティ）、生ビール、赤ワインボトル①イタリ
アバルバレスコ2013 6690円、②フランス・ブルゴーニュ2011 6690円
大Ｓ子さんは結局大浴場の温泉に入ったり小さなプールに行ったり。Ａ先生夫妻は部屋で映画鑑賞。
私は世界陸上の女子マラソンを見ながら、芥川賞を取った２作品・羽田圭介氏「スクラップ・アン
ド・ビルド」と又吉直樹氏の「火花」を読んでいた。いいんじゃない、こーゆー軽井沢の過ごし方
って。夕食はホテルの「アヴァン」で小さなイタリアンコース、プレジールコースを食べた。お腹
にもたれる程のボリュームではないところがいい。フルーツたっぷりで女性向きコースかも。皆さ
ん酒飲みだから、生ビールの後はワインのボトルを２本ペロッと飲み干す。あとは部屋飲みでね。
夜―２ 客室にて つまみあれこれ、麦焼酎、「白州」
部屋でも飲みます
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【今週の振り返り】
昨年12月、大好きだったホテルとの別れがあった。それは京都の定宿だった。定宿と言っても6年
間のことであったが、その宿泊回数がとんでもなく多い。6年間で37回、１５０泊近くしたのだよ。
京都地域の営業担当でも無いし、京都支店との兼任だったわけでもない。ただただ、京都の美味しい
味、京料理、イタリアンやフレンチ、天ぷら、中華、うどん、カレー、ラーメン、洋食、苦手と言い
ながらの京スィーツそれにカフェ巡りまで京都の味を堪能するために通ったのだ。それは定宿のホテ
ルがクローズしてしまった今も続いているが。
こうして通っているうちに、ホテルのスタッフとも懇意になる。私は宿泊する時はスタッフに手土産
を持参した。鍵の受け渡しなどの際に「夢子さん、お土産ありがとうございました！美味しく頂きま
した！」と声を掛けられる。美味しい夕食を食べて持ち帰りが可能な時は、夜勤のスタッフに炊き込
みご飯やおにぎり、カツサンドなどを差し入れた。朝顔を合わすと「揚げ立てのカツサンド最高でし
た」なんて嬉しそうに言ってくれる。そんな彼らともホテルクローズと共にお別れすることになった。
彼は蓼科に、彼女は伊東に、彼は鬼怒川へ、彼らは鷹峯に・・・行ったことのない任地に向かうスタ
ッフの顔は緊張と淋しさに満ちていた。クローズして数か月経った後、タクシーでホテルの前を通り
かかったことがある。ひと気を感じさせない真っ暗な姿に胸が痛んだ。
５代目となる新歌舞伎座が開場してから２年半になる。月に２度も行っていると、背後に超高層の複
合ビルを併設した新しい歌舞伎座のカタチにも慣れたが、2010年の春４代目の「さよなら公演」の
最後は涙無くして観られなかった。現役時代は、土曜日曜日のどちらか昼夜ぶっ通しで観るために、
朝１０時半から夜８時半頃まで過ごした歌舞伎座だから隅々まで知っていた。「さよなら公演」の最
後となる2010年4月公演は3部制で７つの演目が並んだ。その演目と豪華な配役をみると、何人も
の大俳優が今はいないことに改めてショックを受ける。中村富十郎、中村芝翫、中村勘三郎、市川
團十郎、坂東三津五郎・・。あれから未だ5年半というのに。何ということだ。だが、嘆いてばか
りいても仕方がない。富十郎の長男鷹之資君もすくすく育っているし、芝翫の長男福助は歌右衛門
襲名を目の前にして病に倒れてしまったが、次男の橋之助が芝翫を襲名することが先ごろ発表され
た。中村勘三郎の子息勘九郎も七之助も大活躍で孫の奈緒也ちゃんも既に人気者だ。團十郎の孫の
勧玄君の初お目見えも目前に迫っている。三津五郎長男巳之助君も自覚が出来て来た。新しい歌舞
伎座に新しい歌舞伎の時代が築かれていく。
そしてホテルオークラ本館が8月末で閉館し、建て替えが行われる。1962年、今から53年前に
「世界をもてなすホテル」として開業した。東京オリンピックの2年前のことである。「日本の
伝統美」に満ちたホテルオークラは日本を代表するホテルとして長年君臨して来た。そのオーク
ラの建て替え工事が発表されて慌てた私は、2月３泊、５月３泊、そして今週２泊と名残を惜し
むために宿泊した。いつもそこにある、と思っているものが無くなる。そう思うと居たたまれな
くなるのだ。しかし、53年前に建てられたホテルだってあるし、建造物としてチョー古いという
わけでも無いのに何故建て替えかという疑問は残る。オークラに泊まり愛して来た世界中の有識
者達からの建て替え反対の声を押してでも建て替える理由だ。
老朽化による諸設備の刷新や耐震構造基準を満たす工事なら大規模な修復工事で済むかもしれな
い。しかし、近年外資系高級ホテルの進出が相次ぎ、広い客室と最新設備を誇り、それにラグジ
ュアリーな雰囲気を醸し出されてはオークラに勝ち目が無い。広い客室は修復工事では実現出来
ない。パークハイアット、フォーシーズンズ、リッツカールトン、マンダリン、コンラッド、シ
ャングリラ、アンダーズ、アマン・・・これ等の外資系ホテルには価格的にも大きく差がついた。
それならば、5年後の2度目の東京オリンピックを前に建て替えよう。ということだったのでは
ないだろうか。オークラは「世界をもてなすホテル」でいたいのだ。きっと。
本館の建物の中でも５階にあるロビーは「日本の伝統美」の象徴ともいえる場所だった。「オーク
ラタンタン」の愛称で親しまれた照明が下がり、上から見ると梅の花を模した低い丸テーブルと５
つのチェアが広々としてロビーに置かれていた。正面玄関から入って真っ直ぐ進んだ奥のソファに
座ると、夜は障子の白に竹林のシルエットが映し出された。それもこれも8末で終わり。新しい建
物には出来るだけ現状のデザインを生かす、というオークラ側の談話はあったが、果たしてどうな
るのやら。滞在中ホテルスタッフに9月からどこに行かれるか聞いてみた。別館に行かれる人はご
く僅かで、東京ベイ、新規オープンする立川などに混じってアムステルダムに行かれる人もいらし
た。そして「良い機会ですので退職します」という方も。さよなら、そしてありがとうホテルオー
クラ本館。200メートルと80メートルの２棟のビルとなって、新しいホテルオークラは2,019年春
新装開業の予定だ。
オイラも今度は連れて行きニャよ 断る
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