パクパク日記16年3月2週
由布院で覚えて来た「低温調理」による鍋を2回試してみた
「舟町一期」豚しゃぶ鍋 「無門」黒豚旨辛鍋
3月 7日(月)由布院は晴れ 今日もポッカポカ
朝 由布院・亀の井別荘「蛍火園」洋朝食膳
世界屈指の炭酸泉「長湯温泉」にある「ラムネ温泉」。 こちらに立つのはオンリーワン氏
今日はスッキリ晴れた。ヤッホー!一昨日土曜日から由布院に来ているが、ここまで何だかパッとし
ないお天気が続いた。こんなに晴れたら長湯までのドライブも楽しいだろう。いつものように大浴場
に行ったオジョーの話では、隣のお風呂の工事は未だ続いていたそうだ。昨夜は徹夜作業だったよう
だ。私は源泉かけ流し温泉の内風呂でひとッ風呂。洋食の朝食を摂ってから早目に長湯に出発。去年
は2週間遅かったから、菜の花や桃の花が満開で素晴らしい景色だった。今年は菜の花位と梅かな。
浸かっているだけでデトックス、浸かっているだけでダイエットなど世界屈指の炭酸泉の効用の掲示
板を見ながら45分。カラダ中に育てた泡がびっしり付いた。一緒の湯船に入っていたご婦人は鹿児島
から車運連して何度も通っているのだとか。私らも含めて、熱狂的なファンがいる長湯温泉ではある。
昼 由布院「陽だまり食堂」陽だまり定食 1080円(ゴチになった)
午後のお茶 由布院・亀の井別荘「天井桟敷」パカマラピーベリー1000円(ニカラグアのサンタマウ
ラ農園の豆)
売店「鍵屋」の2階はグレゴリオ聖歌が流れる「天井桟敷」。夜はバー「山猫」となる
印象的な亀の井別荘の茅葺きの門 隣接している金鱗湖 談話室のガラス窓に映る由布岳
この日のランチは、オジョーと私のお気に入りの食堂で摂るため由布院まで急いで帰って来た。午後
1時JAが経営する「陽だまり食堂」に入る。先週大分市の「こつこつ庵」のように、この店も大分の
郷土料理を存分に味わえるメニューが揃う。中でもとり天、牛蒡コロッケ、だんご汁が付いた陽だま
り定食がお得。パートっぽいオバサン達が調理する店だが、今日の料理は丁寧に作られていて味付け
はこれまでのサイコー!と二人の意見が一致した。宿に預けてあった荷物を積み込み、仕事のあるオ
ジョーは帰って行った。鍵屋の2階に、昼は「天井桟敷」という茶房、夜は「山猫」というバーにな
る空間がある。江戸末期の造り酒屋の屋根裏を改造した建物で、グレゴリア聖歌が流れる心静まる場
である。中米のニカラグアの豆を使ったコーヒーを飲む。外国語が飛び交う金鱗湖の回りを散歩する。
午後のおやつ 客室にて おはぎとお茶
右側の大浴場内部。庭には長方形と丸型の露天風呂がある。露天風呂から由布岳も眺められる。
突貫工事の甲斐あり大浴場工事終了! 名物のオハギは絶品
夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」蓮根饅頭聖護院餡かけ、(自家製カラスミとこのわた、サービス)、
焼き椎茸と帆立貝、関アジのお造り蕨添え、甘鯛幽庵焼き、虎ふぐの白子焼き浸し、すっぽん鍋、
すっぽん雑炊、漬物、カボスゼリー)、生ビール2杯、麦焼酎、赤ワイン「BRIO」2010(ボ
ルドー)1万4千円
メイン料理は初スッポン鍋!
2月から始まっていたようだが、大浴場の工事は約束の午後3時ピッタリに終了。皆さん、汗びっし
ょりで対処していらした。お疲れ様でした!一番客になりたかったが、工事していた方は午後の時間
は男風呂。明日の朝なら女風呂となる。本館ロビー、大浴場、離れの和室と徐々に工事が進んでいる
ようだ。オジョーが帰ってしまったので今晩の夕食は一人。初の3泊目のメイン料理は、これも初の
すっぽん鍋をお願いした。サーブしてくれるI田さんは酒飲みの私に肴としてカラスミとこのわたを
サービスしてくれた。酒進むねぇ、赤ワインもう1本飲んじゃおうか。鍋前の虎ふぐの白子焼き浸し
がゼータク旨い。さぁすっぽんだ!何時間も煮込んだというすっぽんと焼き葱がたっぷり入った鍋は
実に食べ応えがあった。そしてその出汁で作った雑炊も旨い!デザートのカボスゼリーもいいねぇ。
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3月 8日(火)晴れ 日本中濃霧
朝 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳
また会いましょう、由布岳 ロビーはこんな感じに生まれ替わった
3泊した由布院亀の井別荘も今日でお別れ。早めに起きて、温泉を浴び、美味しい和食の朝ご飯を頂
いた。鍋の低温調理を教えてくれた美人女性から勧められた対馬の藻塩を鍵屋で求めて空港に向かう。
昨年も送って貰った運転手さんで、今日も楽しくお話しながら空港に送って貰った。また来ますね!
昼 大分空港「なゝ瀬」だんご汁定食(地鶏飯と漬け物付き)950円、中津川鶏のから揚げ450円
大分県は郷土料理パラダイス
夜 舟町「山灯」2500円の山灯コース(5種の前菜、ネギマのお椀、きんきの塩焼き+1300円、鯖の
馬鈴薯寿司、煮麺(30g)、生ビール2杯、麦焼酎ボトル @1万300円
煮麺は30gが適量だ
大分空港に着いて、売り切れ必至の「吉野の鶏めし」を2箱ゲットして、レストランにでも行こうか
な、と思った時アナウンスが。全国的な濃霧のため、東京行きは大幅に遅れると言っている。私が乗
る予定の便は、未だ羽田空港すら飛び立っていないんだって。やっぱり移動日はいろいろあるなぁ。
それじゃあ、ゆっくりランチしましょ。というワケで、「なゝ瀬」で地鶏飯が付いただんご汁定食と
中津川鶏のから揚げ注文。大分県の鶏といえば、とり天を全県で食べているかと思いきや、福沢諭吉
先生を輩出した中津では唐揚げがソウルフードだっちゅうことだ。結局、乗るつもりだった便の前に
出発する羽田行きに2席空席があったので、それに乗せて貰ってようやく帰京。私の移動日は、強風
だの雪だの霧だのいろいろあるなぁ。夜は「山灯」で軽くサクッとね。店長宅長男誕生で賑やかの由。
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3月 9日(水)曇りのち雨 急激に気温下ル
朝 家食 大分吉野の地鶏おにぎり、豚汁
17度程の気温で引き続き暖かい朝だったが、9時頃から降り出した雨と共に気温はどんどん下がって
行く。そんな天気な今日は、大手広告代理店H社の名物クリエイターであられたО沢さんのお別れの
会。О沢さんが残した語録がボードに設置された。あぁ、そんなこと言いそう。お世話になりました!
昼 有楽町交通会館「交通飯店」餃子セット(ミニチャーハン)900円
イチローも3回来たんだって
お別れの会会場があった神田美土代町から有楽町の交通会館へ。パスポートセンターに行く前に腹ゴ
シラエをしよう。混むと知っているから、地下1階に急ぐ。イチローも3回来たという小さな中華屋。
ミニチャーハンが名物なのだが、ミニチャーハンと言ってもフツーの店のレギュラーより量が多いん
じゃないかい。たいがいの客はこのミニチャーハンと好きな料理のセットを注文する。私はニンニク
を使っていない餃子を選んだ。餃子セットと呼ぶ。始終聞こえてくる鍋を振る音が、何だか疾走する
馬の蹄の音に似て駅馬車に乗っているみたいで心地良い。寝てしまいそうだ。やがて餃子セット登場。
どっちも凄く旨い!私の好きな味。その後10年有効パスポートを受領したが、ここにはまた来よう!
夜 舟町「舟町一期」(4人で)豚しゃぶコース4950円(鮭の粕漬け、タラの芽と蕗のとうの天ぷら・
鯖の燻製・魚南蛮漬けなど、お造り1:宮崎の鰆・神奈川の太刀魚・鯛の昆布〆、お造り2:〆
鯖・金目鯛・鯛、鹿児島の竹の子木の芽味噌菜の花添え、海老真丈のサンド揚げ、豚ロースと豚
バラのしゃぶしゃぶ、レタス・葱・水菜、稲庭うどん、大葉シャーベット)、アサリの釜飯(アサ
リ)1250円、生ビール2杯、麦焼酎「知心剣」ボトル 4人で3万300円
由布院に一緒に行ったオジョーから、9日は我が家の近所の「舟町一期」に行くのだと聞いていた。
集まるメンバーを聞くと、もう十年位会っていないM礼ちゃんや去年会ったKちゃんの3人だと言う。
なら、私も混ぜてよ、と押しかけメンバーとなった。サプライズだからちょっと遅れて来てと言われ
ていたが、行ってみれば2人とも私が来ること知っているのだった。なーんだ。М礼ちゃん、ホント
久しぶりね。お嬢さんも中学生だものね。今日は豚しゃぶコース。ならば、由布院で覚えて来た低温
調理でやってみましょうよ。牛肉に比してちょっとだけ灰汁も出たが、しゃぶしゃぶしない分、肉が
柔らかで美味しい!初「舟町一期」だった2人はこの店を気に入って貰えたようだ。荒木町ファン増。
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3月 10日(木)曇り 寒いぞ! 東大発表日で嬉しいニュース!
朝 家食 ランチパック(ツナと卵)、トマトスープ
昼 銀座「日東コーナー」Dランチ(ハンバーグ、ミニスープ、ライス、フルーツ)950円、アイス
コーヒー250円
嬉しいニュースの後のランチ
3月10日。祖母でもましてや母でも伯母でも無いのに、この日をずっと待っていた。元部下の仲
良しキョウコの長男D介君が受験したT大の合格発表日なのだ。3回目だけど。歌舞伎座昼の部に
行く日だが、劇場に入ってしまうと発表のある正午の知らせを見られない。発表があるまで歌舞伎
座近くの店で待機しよう。で、見事T大理U合格を果たした!!あぁ、良かったぁ。D介君、キョ
ウコ、家族の皆さん、おめでとう!安堵してハンバーグランチを平らげ、歌舞伎座へ。既に2つ目
の演目だった。「鎌倉三大記」は雀右衛門襲名披露演目。赤姫三難役の一つ時姫を演じた。病気休演
となってしまった菊五郎に代わって、息子の菊之助が三浦之助義村を手堅く演じた。この人最近と
みに成長しているように思う。舅の吉右衛門との共演となった。昼の部最後は仁左衛門と孝太郎の
ホントの親子による「団子売」。楽しい舞踊劇だ。終演後速やかに新橋に移動して美容院へ。美容院
が終わると速やかに移動して帰宅する。今夜はオジョーに面倒な作業をして貰うため来て貰うのだ。
遅い夜 舟町「おちあい」(2人で)お任せコース(大根の鶏そぼろ、数の子入り醤油豆、刺身盛り合
わせ、銀杏、和風しゅうまい、イカとごぼうの揚げ物、芋鍋、〆うどん、白菜)、ビール(小)、
麦焼酎 @5千円
某大国が今年1月中旬、こんなことを通達した。「イラク、イラン、スーダンに過去5年以内に滞在
したことのある者にはビザ免除プログラムは該当しないから、非移民ビザを申請するように」って。
イランもスーダンも行った。5年以内に。チェッ!である。それで、慌てて残り少なくなっていた
パスポートを新しくし、申請用のデジタル写真の撮影に行き、そして今夜ビザのオンライン申請を
オジョーにお願いしたというわけだ。目標1時間余だったが、とにかく質問項目も申請項目も多く、
大使館の面接のアポイントを取ったところで優に2時間を超えた。パソコンに向かって英文と闘っ
たオジョーはヘロヘロだったが、私だって疲れたぞ。こんな時は、ほっこり「おちあい」がピッタ
リだ。たまに来たいとオジョーも言っていたし。提出し安堵したが面接のことを考えると気が重い。
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3月 11日(金)曇り一日中霧雨 今日も寒いぞ! 東日本大震災から5年
朝 家食 マカロニサラダふすまドッグ、トマトスープ、ヨーグルト
昼 四谷アトレ「カフェ アントニオ」カレーランチ(サラダ、ガーリックトースト、カレー、ドリ
ンク)1620円
雨の中をプラズマ治療に行く。手荷物がある時、傘をさすとステッキは使えない。マコトに困る問題
だ。平坦な道はステッキ不要だが、坂道、階段はね、怖いんだわ。治療後タクシーで四谷駅に行く。
先ずはアトレでランチにしよう。最上階の「カフェ アントニオ」。表のメニュー看板にカレーランチ
があったので入った。注文すると「売り切れましたぁ」。「いつかもそうだったじゃないの!カレー目
的で入店する人もいるでしょ。売り切れた時点で表に「SOLD OUT」とか出したらどう!」と
文句言ったら「シェフとちょっと相談して来ます」「冷凍してあるカレーを溶かすので時間ちょっとか
かりますがお出しできます」って。正直過ぎるのも何だわね。みどりの窓口で3月と4月の新幹線切
符ゲット、四谷の皮膚科で午後の診療を立って待っているうちに午後2時46分が来た。一人で黙祷。
診察して貰い、処方薬局に寄って3種の薬を貰って帰宅すると既に3時半だった。ここまで約5千歩。
夜 舟町「無門」お通し4点:茄子の煮浸し・水菜お浸し・モズクと長芋・牡蠣の旨煮と濡れ落花生、
蕗味噌380円、鰯の生姜煮520円、ほうれん草の胡麻和え、黒豚の旨辛鍋1800円、雑炊400円、
生ビール2杯、麦焼酎「佐藤」 @8189円
夕食は、もう一度「低温調理」鍋の成果を試すために「無門」に行った。ブーヒー鍋の前の鰯の生姜
煮とほうれん草の胡麻和えがとても美味しかった。さて、旨辛鍋ともブーヒー鍋ともいう鍋だが、例
の低温調理の効果はいかがだろうか。結果発表(早過ぎるって!)。ブーヒー鍋でも低温調理は実に有
効であった。黒豚が柔らかくて旨いぞ!〆の雑炊も同じ方法でやった。仕上げの卵が半熟でグッド!
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3月 12日(土)晴れ
朝 家食 ハムカツふすまドッグ(半分)、豆腐丸ごとスンドウブチゲ
昼 四谷三丁目「喜多方板内ラーメン」生姜風味のあったか味噌ラーメン750円、小餃子240円
酢+胡椒+ラー油の餃子だれで
今日は長兄の誕生日だ。小さい頃から、家族は元より友人知人の誕生日を覚えている子供だった。そ
れじゃあ、まるで林屋ペー&パー子夫婦じゃねか。写真すぐ写すしのも一緒だし(笑)。あっちは2人
組、私は1人組だけどね。初日以来体調不良で歌舞伎座を休演していた菊五郎が、今日から復帰して
出演し始めたと聞きホッとした。昼は味噌ラーメンを食べに行った。餃子は、井之頭五郎スタイルで。
夜 舟町「仙水」お通し:鯛の子の旨煮、6千円のお任せコース、お造り:和歌山の鮪・宮崎の鯛・
愛知の平貝、鰆の塩焼き、若竹煮、えぼ鯛のフライと独活の芽と白魚の天ぷら、岩もずく、鯛雑
炊と秋田いぶりがっこ)、生ビール、麦焼酎 @1万1200円
どうしたんだべ、A先生夫婦
パクパク日記2月4週を作り終えてアップ作業していたら、途中から・・あららっ!リンクが張れない
・・PCがヘンじゃん・・SOSでA先生の携帯10回鳴らす。出ない。今日山中湖から帰って来たばかり
なのにどこに行った?奥さんのマキコの携帯10回。出ない。置き電話10回鳴らしても出ない。だん
だん心配になって来る。これではアップはムリだな。諦めて「仙水」に遅い夕食を摂りに行く。A先生
夫妻の連絡が付かない話をしたら、もしかして賊が入って・・とか、家に帰る直前で事故にあって・・
とか妄想がいろいろと湧いて来るのであった。珍しくアラカルトではなく、コース料理をお願いした。
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3月 13日(日)東京も京都も曇り 夜から雨
朝 家食 ローストチキンと野菜のカレースープ、コールスローサラダ
昼 京都駅「原了郭」カレーうどんスパイシー972円、生姜ご飯(小)324円
富士山とカレーうどん
京都タワーが真ん前に見える京都グランヴィアホテルの客室に宿泊
今日から3泊の関西。ホントは5泊する予定で予約していたのだが、ホラ勘違いダブルブッキングし
ちゃって取り消したので3泊になった。昨日連絡が取れずに心配したA先生夫妻は、山中湖から帰っ
て来てそのまま眠ってしまったのだとか。2人でよ、10時間以上もよ。信じられまへんな。でも山中
湖に2泊しても全く富士山を見ることが出来なかった彼らに対して、私は曇っていても新幹線から、
バッチリ富士山写真撮ったもんねー。午後1時京都駅着。お腹ペコペコだったが、ここのカレーうど
んを食べるのだ!とカタイ決心していたのでガマンした。食べた時はちっとも辛さを感じなかったの
に、食べ終わってからドッと汗が。生姜ご飯も旨い。京都駅に併設されているホテルグランヴィアに
チェックイン手続きをして荷物を預け、買い物に行く。ビックカメラと伊勢丹であちこちの売り場を
回ったからかなり疲れた。客室でテレビをつける。「マツコの知らない話」2時間スペシャル。冬アイ
スを観ているうちに疲れてうたた寝。ふと目を覚ましたら、カレーうどんがテーマになっていた。目
を皿のようにして見入る。その番組が終わって他局に回したら、やっぱりマツコの番組で、「蒙古タン
メン中本」の特集でこれにも見入ってしまった。キムタクと同級生って信じられないが、この人好き。
夜 京都・丸太町千本通り東入ル「四季なか村」1万3千円のお任せコース(蒸し鮑と蛤載せ竹の子
茶碗蒸し、長芋ソーメン蛍イカ酢味噌、お造り:中トロ・鯛・シマアジ・雲丹の海苔醤油ジュレ
がけ 底にご飯を潜ませて、アイナメと蓬麩と菜の花の吸い物、琵琶湖の焼きもろことバチコ、
鰻の白焼きポン酢がけ、近江牛タタキと新玉ネギフライ 蕗のとう、三重県蜜柑の温かい胡麻豆
腐カリカリ蕎麦の実と焼き穴子と蕗、炊き立てカラスミ鯛ご飯、香の物、赤出汁、水菓子:ヨー
グルトプリンブルベリーと自家製生白チョコ、桜あんこのきんとん)、生ビール2杯、兼八ダブル
ロック4杯 @1万7800円
京都タワーさん、お休みなさい!
小雨が降り始める中、丸太町通り千本通りにある「四季なか村」に向かう。以前「御幸町つばき」の
料理長だったN村氏が昨年9月独立してオープンした店で、今日で2回目だ。6時に行ってみると、
8席あるカウンター席は満席!日曜日の雨の夜なのに、ぐわんばっているじゃないか!3種あるコー
スの中で一番高い1万3千円のコースをお願いしている。開店して半年、N村さん、グンと腕を上げ
ていて、センスとアイデアに満ちて美味しい。自家製の海苔醤油をたっぷりかけたお造りの下には、
ご飯がちょっとだけ潜んでいたり、故郷三重県から送って貰った大きなみかんを刳り抜いて温かい胡
麻豆腐を入れてみたりね。大満足の晩餐だった。隣のご夫婦とお話したら同じ鷹峯の会員の方だった。
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【今週の振り返り】
由布院から帰って来た2月8日は、午前11時から東京ドームホテルで、昨年7月ミディ運河にご
一緒したI崎さんのご主人とのお別れの会が開かれるとのご案内を頂いていた。ゼータクで夢のよ
うな2週間を共に過ごしたI崎夫妻とH部夫妻。そのI崎さんのご主人セージさんはあの旅から帰
って3ヶ月後に重い病であることが判明し、そして僅か3ヶ月の闘病の末、今年1月中旬に亡くな
った。そのお知らせを夫人のA美さんから頂いたのは、2月イタリアの音楽の旅から帰って来た空
港から乗ったタクシーの中だった。セージさんの逝去の知らせに愕然とし、それでも信じられずに
ボーゼンとし、車窓に流れ続ける風景をじーっと見ていた。そろそろミディ運河同窓会のお知らせ
かもね、などとA美さんのメールをウキウキする心で開けたのに。まさか、そんな悲しいお知らせ
だったとは!!
仲の良いご夫婦だった。初めてお会いする私に、奥様を見初めて、どうアタックしたかを嬉しそう
に話して下さったセージさんのお姿が忘れられない。ミディ運河の旅にどうしても行きたくて、妹
さん夫婦にお願いして参加して貰った話も楽しかった。蝉しぐれを浴びながらミディ運河をゆった
り進む「ATHOS号」で、朝食から夕食まで美味しい食事とお酒を一緒に頂いた。乗り込んでい
るイギリス人シェフ・アンディのモミアゲがラムチョップそっくりで、彼の作るラムチョップ料理
が絶品だったことも楽しい思い出だ。フランスの革命記念日の7月14日の夜観たカルカッソンヌ
の大花火大会も忘れられない思い出だ。セージさん、お別れの会に伺えず、申し訳ありませんでし
た。安らかにお眠り下さい。去年の旅ではたくさんたくさんお世話になりました。優しくして頂き
ました。合掌。
その翌日2月9日は、仕事でお世話になったH社のO沢さんとのお別れの会であった。ある情報誌
の創刊に当り、創刊プロモーションのクリエイティブは、大手広告代理店数社のコンペティション
で決定することになった。苦しい状況が続いた社業の中での久々の創刊。社内も社会もパッと元気
になるようなド派手なものを!って感じでタイマイを突っ込んでの大プロモーションを展開しよう
ということだった。「これ!」と決めるには各社力作揃いで、プレゼン後選ぶ方も困りに困った。深
夜まで検討し、翌日までもつれ込んだ末、採用したのはО沢さん率いるH社のプランだった。その
時のテレビコマーシャルは、たった1週間流しただけなのに、歌はカラオケにも収容されたし、多
くの人々に誌名が見事記憶された。そして創刊号は雑誌には珍しい増刷する程の見事な売れ行きと
なった。
O沢正光さんは名物クリエイターだった。リーダーシップにも優れて常務となって組織を引っ張っ
たし、多くの後進を育てられた。お別れの会のタイトルが「さよなら Oざわせんせい」だったこ
とでも、そのことがわかる。お別れの会で渡された小さなリーフレット。そこにO沢正光さんが残
された数々の言葉が記されていた。そこにO沢さんがいらっしゃるような錯覚を覚える言葉の数々。
「世界中探したのか?」「できない」は、聞きたくない「一般人は黙ってろ」「なんでもいいから、
特上!」「これ以上言ったら、殴るぞ」「力がでるなぁ、力うどんは」「お前に50億が背負えるの
かーっ」「俺がわからないからお前に聴いているんだ!」「よけりゃなんでもいいよ」「調査しない
と分らないというマーケはクビ!」「共感なんか、関係ねえんだよ」・・・。私が一番好きな言葉
は「力がでるなぁ、力うどんは」。
私の部下だったKちゃんが覚えている夢子語録は、「お疲れ様」と言えば「疲れてないわよ」です
って(汗💦)。恥ずかしいよねぇ。そうなった時でも、私のお別れの会なんてやらないでね。
ニャンとかなニャるさ!
* 怒涛のようなアップです!早くてスンマセン!
ほとんどの方が読まれておられない 3月 1週 はクリック下さい。
ちょっとこれから出かけて来ますが2週間分あるので、のんびり
待っていて下さいまし。