パクパク日記16年5月4週

           旅の最後はフランスのボルドー。帰国してから山形庄内へ

 

   サンテミリオンン  出羽三山・三神合祭殿

 

5月 23日(月)フランスボルドーは晴れ     1ユーロ€=約128円

朝 スペイン・オンダリビア「arrka berri」朝食ヴュッフェ

 

  宿泊したパラドール

   

       川の向こうはフランス          オンダリビアは丘の上の小さな町

昼 フランス・サンテミリオン「シャトースータール」ホワイトアスパラバターソース、

仔牛肉のパイ包み焼き温野菜添え、フルーツサラダ、コーヒー 

 

    サンテミリオンにある「シャトースータール」の見学。16世紀の農家の建物も残る

   シャトーの案内はガイドのレアさん       現在このシャトーのオーナーは保険会社だ

        まさにシャトーのようである         ぶどう畑の向こうに見えるのはサンテミリオンの町

 ボルドーカンコンス広場に立つジロン派記念碑        サレン・タンドレ大聖堂

左側は大聖堂の鐘楼ペイ・ベルラン塔     ボルドーの裁判所      18世紀に造られたアキテーヌ門

 

美味しいとは言えない素朴な朝食を摂ってから、8時半出発。国境である川を渡って再びフラ

ンスに入る。今日は少し長いドライブでワインの名産地であるボルドーを目指す。トイレ休憩

入れて3時間半を目安としていたがボルドー近くで渋滞に合ってサンテミリオンのシャトーに

着いたのは12時半を回っていた。早速「シャトースータール」の見学。金髪の元気印の女性が

案内役だ。現在このシャトーのオーナーは保険会社。1916年ものが一番古いそう。試飲は2012

年を2本。空きッ腹に沁み渡りますなぁ。ランチはシャトー内の素敵な雰囲気のレストランで。

前菜のホワイトアスパラバターソース、味も良いがアスパラの本数が多くてよろしい。メイン

もデセールも丁寧に作ってある。2001年の赤ワインが供された。ランチ後はサンテミリオンの

街で1時間フリータイムがあった。私はここに来るのは3回目だし疲れたのでバスの中で読書。

その後はボルドーの町に移動し、徒歩観光となった。カンコンス広場に立つジロン派記念碑を

見上げたところでお腹がグルルン!ヤバいぞ。もう一人至急トイレの方もいらしたので添乗員

I川さんに案内して貰ってワイン会館のトイレへ。間に会った!。ほっ。腸弱人間はこうゆう

ことがあるんで困るのであるよ。サレン・タンドレ大聖堂の脇に建つ鐘楼ペイ・ベルラン塔。

中K子さんとご主人みっちゃん、明日のフリータイムで登りに来るよ、きっと。そうゆうご夫

婦だ。裁判所の横をとぼとぼ歩いたところでようやくバスが迎えに来てくれた。スペイン語し

かわからないバスドライバーとフランス語でしゃべりまくる日本人ガイドの会話は通じていな

いようだ。ここでようやく今夜から連泊するホテルに向かう。前回のボルドーでは大劇場前に

建つグランドホテルに泊まったけど今回のホテルブルディラガラは不便な場所で。でも5ツ星。 

夜 ボルドー「ル・パヴィリオン デ ブルヴァール」アミューズブーシュ3点、フォアグ

ラ醤油ゼリー載せ 味噌とフォアグラアイスパウダー添え、鱸のバターソース、プレデセー

ル:胡瓜のシャーベットとクッキー、デセール:メレンゲとホワイトチョコクリーム苺ソー

ス、プチフール、ビール8€、赤ワイン、白ワイン(N村さんのゴチ)

 

   

 

私の部屋は2階の角部屋。窓が多いのは結構だが、下の歩道を歩いている人と目が合ってし

まうからカーテンは開けられない。チェックインして1時間後再び集合してレストランに行

く。今夜はミシュラン1つ星の「ル・パヴィリオン デ ブルヴァール」で夕食だ。「赤ワイ

ン皆さんで飲んでね」と持参したことから、今日は私の誕生日だということになってしまい、

大いに慌てる。デセールの皿に「おめでとう!」なんて書かれて蝋燭立てられちゃったよ。

1年に2度誕生日あったらアッという間に最高齢人間になってしまうなぁ。それはともかく今

日はずっと体調がイマ一つで背中がムチャ痛い。よって食欲も無いんよ。せっかくのご馳走

なのにビルバオでは昼食べ過ぎて空腹にならず、今日は体調不良で食欲無し。もったいない!

               _________________

 

5月 24日(火)晴れ

朝 ボルドー・ホテルブルディラガラ 朝食ヴュッフェ

 

  

   宿泊したホテルブルディラガラ

   オー・メドック地区の「シャトー・ダガサック」   右側の円形建物の売店は元鳩小屋

              今日の案内役は若いイケメン男子のルイさん。可愛いいねぇ   

 元鳩小屋は試飲室兼売店 2015201220112006の4種を試飲         こんな商品もあるんだよ

昼 オー・メドック「シャトーd‘Agassal」トマトとカマンベールチーズのカプレー

ゼ、イカ墨リゾット柚子の香り、鴨肉の腿肉温野菜添え、苺とスイカ、コーヒ―

 

 

 日本人シェフが活躍している

 

昨日はホントに体調が悪かった。ゆっくり寝て治したいところだったが、何度も足が攣って頼り

の漢方薬68も効かない。仕方なく「痛い!痛い!」と呟きながら、部屋の中をグルグル歩いて

いたのさ。その上、寝具が肌に合わないのか何度も汗びっしょりになって着替えも忙しく、ろく

に寝ないうちに朝になってしまった。でも背中の痛みはかなり引いたのでひと安心。ただ眠い!

朝食ヴュッフェは悪くはない。焼きバナナが面白いぞ。小さめのクロワッサンがサクサクと旨い。

今日は最後のワイナリー見学である。オー・メドック地区の「シャトー・ダガサック」に行く。

シャトーが最初に作られたのは13世紀とのことだが、英仏戦争時に破壊され14世紀に再建され

た。現在のオーナーはここも保険会社だそうだが、フランスのこと、ワインのことを理解してい

る保険会社と違って、アジアの某大国に買われたシャトーはタイヘンな思いをしているようだ。

シャトーのレストランでランチ。シェフは日本人と聞いたがサーブのイタリア人も流暢な日本語

を話した。イカ墨のリゾットは柚子の香りが効果的だった。フランス人って柚子好きなのかなぁ。

夜 ボルドー・ホテルブルディラガラ客室にて アボガド巻き、キャベツコールスローサラダ、

きつねうどん、サッポロビール、ウィスキー

  

 

ホテルに帰って来たのは午後315分だった。今夜は自由食だから明日の正午までフリータイ

となる。皆さんボルドーの町へ繰り出されたようだが、例によって私は本を読んだり来月のホテ

ル予約をしたりね。5時半近くのスーパ―マーケットへ。入口がホテルと反対側にあるので意外

と遠い。だだっ広い店内を歩いていると大阪のSご夫妻とバッタリ。私と同じくテキトーな品を

買ってお部屋で夕食を済ませるそうだ。売り場の商品をジロジロ吟味し、アボガド巻きとキャベ

ツコールスローサラダをゲット。夜8時になるのを待ってお湯を沸かし、きつねうどんにじょろ

じょろお湯を注ぐ。何とハワイ島のスーパーで買ったサッポロビールがフランスまでついて来た

ので冷やしておいた。グビグビ・・プッハ〜〜!ミシュランもいいけど、こうゆうのも好きよん!

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5月 25日(水)曇り

朝 ボルドー・ホテルブルディラガラ 朝食ヴュッフェ

 

  

 

昼 ボルドー空港エアフランスラウンジ コーヒーと焼き菓子

 

   サビシ過ぎる昼食

 

夜 ANAパリ=羽田ビジネスクラス機内食(和食)

 

 

今日は帰国日だ。バゲジダウンが11時半、出発は正午だからゆっくりで嬉しいぞ。ボルドーか

らシャルルドゴール空港まではエコノミー、そこからはビジネスクラスの場合、スーツケースを

羽田までスルー出来ればビジネスクラスの重量でOKのハズなのだが、ナゼか今回はダメ。どこ

ろかシャルルドゴールで荷物をピックアップして、第2ターミナルから第1ターミナルまで運ば

ねばならないんだって。ということは、スーツケースは23`にしろ!ということだ。え〜ん😢

果たして空港のカウンターにスーツケースを乗せてみると、22,8`。どんなもんだいってね。

スカイチームのプレミアムメンバーが入れるボルドー空港のエアフランスラウンジに行ってみる

とコーヒーと焼き菓子位しか無い。こんなもん食べても腹のタシにはならんぞ!空腹のまま国内

線でパリへ。スーツケースを受け取ると、どこからかお酢の匂いがプーンと。チャコリのワイナ

リーでお酢を買った人(私もね)はおそるおそるスーツケースを開けてみる。セーフ。犯人(っ

ていうかお酢の瓶が割れてしまった人)は、旭川のH本さんだった。エアポートシャトルで第1

ターミナルに移動。スーツケースを持ってだからタイヘン。出来たばかりの頃は未来都市に来た

ような第1ターミナルだったが、30年以上経った今は老朽化が目立つよなぁ。今じゃ一番古い

施設となっちまったもん。20時05分発のANAに搭乗する。さぁ飲むぞぉ!食べるぞぉ!!

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5月 26日(木)羽田は晴れ  G7伊勢志摩サミット開幕

昼 ANAパリ=羽田ビジネスクラス機内食(ガーデンサラダ、一風堂味噌ラーメン)

 

  「天皇の料理番」観ながらラーメン

 

遅い夕食を終えて暫くしてから「そうだ!見逃した「天皇の料理番」全12話を全部観よう!」

と思いつく。それからはもう只管ひたすらヒタスラ「天皇の料理番」。杉森久英氏の小説が原作

だが、昨年のテレビドラマ化は3回目なんですってね。今回の主人公秋山篤蔵は佐藤健、妻俊

子は黒木華が演じたが、1回目のドラマ化では堺正章と壇ふみ、2回目は高嶋政伸と国生さゆ

りだったそうな。篤蔵の兄を演じた鈴木亮平が役つくりのために20`痩せたことが話題になっ

たが、亡くなる寸前の姿は骨と皮ばかり。凄まじい役者魂を見たよ。その上彼はその後30`

太ってデブ役を演じた。日本人版ロバート・デ・ニーロみたいだよ。佐藤健の調理技術とフラ

ンス語そして走力はすんばらしい!黒木華の演技力も光るなぁ。夢中で観ていたのだが、あぁ

無情!11話の途中で羽田空港に着いてしまったではないか。あと1話半なのに!一睡もせず!

夜 舟町「舟町一期」お通し:鯖と昆布、彩り野菜とジャコのパリパリサラダ720円、旬の焼

き野菜盛り合わせ750円、海老真丈サンド揚げ880円、サワラの西京漬け930円、生ビール

2杯、麦焼酎「知心剣」ボトル @1万670

 

 

午後220分羽田空港到着。皆さーん大変お世話になりました!とっても楽しかったです!ま

たお会いしましょうね!帰宅してすぐやる旅の片付けと洗濯はいつものことだ。のだめこと上野

樹里ちゃんが結婚したそうだ。樹里の婚姻届けを係は「受理」したわけね。お相手はミュージシ

ャンの和田唱氏。眞鍋かをりやベッキーもそうだけど、ミュージシャンの男って実力以上にモテ

過ぎじゃなかろうか。それにしても、のだめが和田誠と平野レミの嫁になるとはユメにも思わな

んだよ。夕食は「舟町一期」に行く。チョー寝不足だし、帰国日でもあるので軽く食べることに。

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5月 27日(金)雨のち降ったり止んだり オバマ米大統領広島訪問

朝 家食 ツナと卵のふすまドッグ、サラダ、豚汁、ヨーグルト

 

   バスク地方で買って来たビネガーをサラダにかけて

 

昼 四谷三丁目「サイゼリア」ランチセット(サラダ、スープ、キノコ入りミートソーススパ

ゲティ)500円、ほうれん草のソティ199円、ランチドリンクバー110

  

 

昨日帰宅してから洗濯した衣類を取り込みながらまた畳んで旅の荷物へ。明日から山形?昨日帰

国したばかりなのに?はい。仕事?いいえ、遊びで。何でそうなるの?わかりません。呆れたわ、

好きにすれば。はい、好きにさせて頂きます。「サイゼリア」ではサラダとスープ、パスタだけ

のランチセットなら500円で済むがそれではちと寂しい。ほうれん草とドリンクバーをつけた。

長い間準備を進めて来たG7伊勢志摩サミットが昨日開幕し、今日無事に終了した。サミット終

了後オバマ米大統領が広島を現職大統領として初めて訪問することになったから、会場となった

伊勢志摩はすっかり霞んでしまった感があり、気の毒で仕方ない。景気低迷に沈んでいた伊勢志

摩を浮上させるにはこのサミットが絶好のチャンスだった。そのために長く準備して来たのにね。

夜 舟町 天ぷらダイニング「ITOI糸井」お通し:しめじ天土佐酢がけおろし、栗原商店の

  冷奴、1800円コース(前菜:焼き茄子の煮浸し、野菜天ぷら、茶碗蒸し、メイン:海老2、

  穴子2、カシワ)さつま芋天158円、紅生姜かき揚げ480円、白飯、白菜漬け物380円、

生ビール600円×2杯、吉四六ダブルロック2杯  @8729

 

 my紅生姜かき揚げ丼!

 

ミシュランの回し者ではないが、ミシュランでは1星〜3星贈呈の他に、5千円前後で食べら

れるコスパが良い店を「ビブグルマン」として選んでいる。我が家の近所荒木町にはミシュラ

ン☆持ちの店(「鈴なり」とか「大原」とか「四谷うえ村」とか)もあるが、この「ビブグルマ

ン」も数軒ある。私が行く店では、「和食こんどう」や「舟町一期」などね。その一つに関西お

でんの店があって行こう行こうと思っているうちに閉店(涙)。その後に天ぷら屋が出来たとい

うので行ってみた。メニューを見ると天ぷらは一般的な天ぷら店からすると激安。1800円から

コースがあるからな。言い方は悪いが、男子校の学園祭に紛れ込んだような雰囲気。アイツ天

ぷら揚げるの巧いからいいんじぇね、って感じかな。紅生姜かき揚げを天つゆに浸してご飯に

のっけてかき揚げ丼を作って食べた。隣に見たことある人が。「ちゃわんぶ」のB澤さんだった。

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5月 28日(土)山形は晴れ

朝 羽田空港ANAスィートラウンジ お稲荷さん、味噌汁

 

   ここの味噌汁は甘過ぎる!

 

昼 おいしい庄内空港「平田牧場」カツカレー(サラダ付き)1200

 

 カツ2切れ進呈しますよ

         入館者が激減し一時は閉館の危機もあった鶴岡市立加茂水族館だったが

     「クラネタリウム」として専用展示室化した2005年にクラゲ展示数世界一となる!

  シンカイウリクラゲ               ラビアータ        コティロイーザツベルクラータ

               見れば美しくて幻想的、食べればコリコリ旨いくらげではある

   

      酒田のシンボル山居倉庫は1893年建てられた米保管倉庫。米どころ庄内の米はここから積み出された  

 

今日から白子の会大人の修学旅行が始まる。九州(大分・熊本)3回、京都2回と行ったから、

今年は山形の旅だよ。羽田空港に集合すると、庄内空港行きは機材の遅れにより出発が遅れると

アナウンスされている。結果25分遅れでANAは庄内に向け飛び立った。愛称「おいしい庄内空

港」に到着してすぐランチを摂ることに。メインの夕食時間が早いのですぐ食べないと腹が空か

んというわけだ。空港内の「平田牧場」でA先生と私はカツカレー。ポンちゃんとホーリーは厚

切りカツ定食、マキコはラーメン、大S子さんとR子は豚丼だ。そそくさとかっ込むんでから、

大S子さん運転の大きなレンタカーは加茂水族館を目指す。車が発進した直後、マキコが「ねぇ、

ここってどこ?」と聞いたから、全員はらひれほれ〜。「ワタシは誰?」。しっかりしてくれよ〜。

20年程前は入館者が激減して「このままでは閉館かも」という危機を迎えていた鶴岡市立加茂水

族館。対策としてクラゲの展示を本格的に始めてから入館者は上向きに転じ、クラゲの展示数は

日本一から世界一と上り詰めて行った。そんなサクセスストーリーを持つ加茂水族館だから、水

族館好き、クラゲ好きには溜まらなく魅力的な場所なのだ。写真を撮るのもホント楽しくってね。

隣町の酒田に行く。観光名所といえば山居倉庫だ。15年前に一人で庄内を旅した時もここに来た。

あの時は秋だったから、紅葉が美しかったなぁ。米保管倉庫が並ぶ光景はフォトジェニックだよ。

夜 山形・鶴岡「アル・ケッチャーノ」7人で)シェフが最近はまっているコース1万2千円

  (1庄内ワラサ月の雫の塩とオリーブオイルで、2冷製石鯛のカッペリーニ 冷たいフォーク

  で、3ウドとつぶ貝のタルタルキャビア添え、4セビーチェ・セロリとサンボー、5(ホヤに

  代えて)ズワイ蟹ときゅうりとパクチー、6岩牡蠣モロヘイア・トマトとセロリソース、7桜

  鱒(43度調理)と骨(135度調理)ときゅうり、8魚の胡麻和えルッコラのスープ、9生ハム

  を巻いた月山茸、10ふぐの白子ムースとチキンタイタンスープ、11のど黒と帆たてのムース

  長芋添え、12鮑と茄子と生ウニとバジル、13トマトとさくらんぼとモッツァレラのパスタ、

14丸山産の羊ポテト添え、15山形牛脛肉ステーキ レーザー光線筋焼き切り、16孟宗竹を使

ったリゾット、17ルバーブのグラニテ、18マンゴーのドルチェ、19カモミールティ)、生ビー

ル、スパークリングワイン1本、白ワイン4本、赤ワイン3本 

 

                             オーナーシェフの奥田氏「ども」

 

今回の旅先が山形になった大きな理由の一つに「アル・ケッチャーノ」の存在がある。庄内出身

の奥田政行シェフが2001年にオープンした庄内イタリアンの店で、予約を取るのもなかなかに

難しい人気店である。3800円(5皿)のAコースから、7700円(8皿)Bコース、1万2千円

1011皿)Cコース、1万5千円(13皿)Dコースの4種あるが、幹事のR子はシェフが最近

ハマっているというCコースを予約してくれた。しかし、午後615分コースが始まってみると

1011皿なんて遥かに越えて、最後のお茶は19品目。しかも空腹の前段は一口で食べ終えてしま

う極小の皿がポツリ、ポツリと時間を開けて出て来るだけ。あまりに少量で味もわからん。こちら

は仕方ないので、ビール飲んだり、ワインをぐびぐび飲んだりで酒代も嵩む(笑)のだ。そんな調

子なので少食のマキコなぞ数品の段階で「もういいや」状態。彼女の料理は大S子に行ってしまう

から酔ったマキコはそれが悔しいと泣いたり拗ねたり怒ったり。イヤハヤ。そんなコースだったが

後半になると別人のようにボリュームのある魚料理や肉料理がドカンドカンと続いて、私でもコー

サンせねばならなかった。途中挨拶に見えた奥田シェフは口ベタの方のようで一言「ども」。寝始め

たメンバーが約1名いたのでタクシーを呼んで貰う。実に4時間余り、19品と8本のワインだった。

               _________________

5月 29日(日)山形は快晴

朝 山形・鶴岡「ホテルルートイン鶴岡駅前」 朝食ヴュッフェ

 

       ビジネスホテルなのに朝食ヴュッフェは2500円!       向こうに鳥海山が見える

      酒田市の飯森山文化公園にある「土門拳記念館」。  銘板は亀倉雄策デザインである

       酒田市生まれで初の名誉市民の称号を授与された土門拳は全作品を酒田市に寄贈した

   中庭にはイサム・ノグチの彫刻が、勅使河原宏が庭園を手掛けた      土門拳が撮影した亀倉雄策(左)

 

昨夜はホテルに帰ってから飲み会があったが、満腹の私は失礼した。朝早く起きて朝食に行っ

てみると白子の会メンバーは誰もいない。それにしても、この内容で2500円って高くないだべ

か。今日は私のお勧めで酒田市郊外にある「土門拳記念館」に行く。ここも15年前に来て良い

ところだなぁと思った場所。偉大な写真家として膨大な作品を残した土門拳は酒田で生まれた。

彼と親友であったイサム・ノグチや勅使河原宏、そして亀倉雄策が記念館建造に当たって協力

をしている。亀倉先生に可愛がって貰った私としては、ここに来れば亀倉先生に会えるような

錯覚が嬉しい。気持ちの良い場所なので是非行ってみて下さーい。さてランチはどこさ行ぐ?

昼 山形・鶴岡「北極星」(親子丼セット800円+生パスタミートソースセット900円)を2

人でシェア、コーヒー+200

夕方のおやつ 山形・月山湖 チョコミックスソフトクリーム280

 

  

   出羽三山神社入り口      ここからの石段が厳しい(らしい)   小説家藤沢周平は鶴岡出身

   羽黒山にあるご本殿手前には、松尾芭蕉像と歌碑がある         鳥居をくぐった先に三神合祭殿の御本殿

         改修工事中の羽黒山、月山、湯殿山の三神合祭殿の御本殿        鏡池 

            月山湖では、一時間毎に噴水ショーが繰り広げられる。なかなかに見応えがある

        思わぬ水のショーに見入る白子の会会員達         ソフトクリームなんて食べちゃって

 

鶴岡市内でランチとした。たぶんボリュームたっぷりの宿の夕食を勘案して、美味しくて

軽いランチのイメージ。生パスタもカレーもある「北極星」ってどう?OK牧場! そこにし

ようと行ってみたのだが、まぁ何というか、チョーマイペースの店であった。カツカレー

を頼んだポンちゃんとホーリー(そういえば、この2人いつも同じものを食べている)が

とっくに食べ終わっても、大S子さんと私がシェアしようと注文した親子丼と生パスタ、

それにA先生のクリームソースパスタは来る気配も無いって感じだ。食後にコーヒーを頼

むと15分位待たされ、カウンターの中を覗くとマスターは顧客と談笑しながらコーヒー

を楽しんでいた・・。山形時間についてイケナイ私達が悪いのだ。さぁそれでは運動だよ!

私以外ね。出羽三山神社入り口。ここから2`登れば羽黒山頂上の御本殿があるが、それ

には本格的装備が必要そう。皆は5分で行けるという国宝五重塔に向かったが何が5分よ!

って感じで、30分後皆はぁはぁと激しい息づかいで帰って来た。行かなくて良かった。

出羽三山とは、西から羽黒山、月山、湯殿山を指し、この3つの山の神様を一緒に集めた

のが御本殿の三神合祭殿。3つの山に登らずともここでお参りすれば全部をお参りしたこ

とになるという有難いというか便利というか合理的過ぎるというかね、そうゆう御本殿に

次は行ったわけさ。車でね。御本殿は改修工事中であった。山形駅に向かう途中にスキー

でよく来る大S子さんが是非見せたいものがあるという。時間をしきりに気にしている。

何だべねぇ。行ってみると正時に月山湖で行われる噴水ショーだった。これは面白いぞ!

夜−1 山形・上山温泉「橋本屋」夕食膳(梅酒、前菜盛り合わせ、山形牛しゃぶ仕立

て、お造り:真鯛昆布〆薄作り・カンパチ・刺身こんにゃく、山形漬物盛り合わせ、

海鮮サラダ仕立て、旬味三重奏の蒸し物、山形県産牛ヒレステーキ、イカ真丈東寺揚

げ、ひとめぼれ あけがらし、朝堀り筍の味噌仕立て、デザート3点)、生ビール2杯、

米焼酎「ごうじょっぱり」4200円、麦焼酎「爽雪原」4200

 

   こちら女子部屋

  温泉入ってまったりしてから、夕食会だ

 

明日月曜日午前中の仕事を外せないと、ホーリーは今夜帰京する。皆で山形駅まで送って行った。

残り6人は今夜の宿上山温泉に向かう。小S子さんに加えて大S子とR子と私は、数年前の不美

子の会の旅で「名月荘」に泊まったことがあるが、今夜は「橋本屋」。宿のロビーで、玉こんにゃ

くと生ビールのサービスがあった。皆大喜び。でも私は夕食時のビールを楽しみたいからお茶ね。

女性客には色とりどりの浴衣を選べと言われたが、ペラペラ生地のフリーサイズばかりで何だか

なぁといサービスなのだった。男部屋(マキコはここ)と女部屋の2つ部屋を取って貰ったが、

その部屋に行くには急な階段を上って行かねばならない。風呂に行くにもご飯処に行くにも階段。

えーん涙。大浴場の脱衣室が冷蔵庫のように寒くお湯はムチャ暑い!さて、お待ちかねの夕食だ。

昨日のイタリアンでワイン代は私のゴチだったから今夜はポンちゃんよろしくね。家族だけ出席

した披露宴のようなレイアウトだったからA先生とマキコを新郎新婦に見立てた。山形らしく牛

のしゃぶしゃぶとステーキが登場してどっちも旨い。食事が終わってからも男子部屋で二次会だ。

              __________________

【今週の振り返り】

4年前サンテミリオンでの晩餐は、宿泊したル・レー&シャトー「オステルリー・ド・プレザン

ス」のレストランだった。あの時はミシュラン二つ星レストランだったが、バスク地方出身で、

2000MOF(最優秀料理人賞)受賞し、2003年から調理場を仕切っていたシェフのフィリップ・

エチュベスト氏が同店を辞めてしまったため、2014年から無星になってしまったらしい。同じ旅

で、ボルドーでは大劇場の真ん前に建つ「グランドホテル・デ・ボルドー」に宿泊した。ここで

は朝食を食べただけだが、このホテル内メインレストラン「ル・プレソワール・ダルジャン」も

2014年には無星に転落してしまう。ここもシェフのパスカル・ニボドー氏が2013年末退社した

ということだ。星の数だけが、飲食店の評価ではないことは重々承知しているものの、それまで

店の上で輝いていた星がシェフと共に消えてしまうのは、愛し続けた客やオーナー、店に残った

スタッフには堪えられない淋しさだったのではないか。

 

今回の旅で最後に訪れたボルドーは、11世紀から15世紀にかけてイギリス領であった。という

のも、とんでもない大地主アキテーヌ女公のアリエノール・ダキテールがのちにイングランド王

ヘンリー2世となるノルマンディー公アンリと再婚したことから、フランス国土の半分以上がイ

ギリス領になってしまったのだ。これにはたぶんにアリエノールのフランス王ルイ7世に対して

のシッペ返しでもあったようだ。実は再婚する前アリエノールは15年間ルイ7世妃つまりフラ

ンス王妃でもあったのだが、夫婦は性格が合わず始終いがみあっていた。近親婚という理由で離

婚したが、正確には性格の不一致離婚よねぇ。だってアリエノールは離婚して2ヶ月で、もっと

血縁が近いアンリと再婚するのだから、復讐再婚とも見えるじゃないか。しかもアンリは11

も年下。ルイ7世との間には生まれなかった男子をアリエノールは5人、女子を3人も産んだ。

フランス王妃とイギリス王妃をどっちも経験した人って彼女の他にはいないのではなかろうか。

中世西欧における最強・最豊な女性アリエノールだったが、この結婚は、結局フランスとイギリ

スの間の百年戦争に結びついて行くのだ。ボルドーワインのシャトーで聞いた話では、百年戦争

時ボルドーの人々はイギリス側としてフランスと戦ったのだそうだ。

そのボルドーも、今ではフランスで「最も住みたい街ナンバー1」である。

 

それはそうとして、パソコンのテンちゃん(私にとって10台目だから)の具合が突然悪くなって

診て貰ったら、ハードの一部が壊れてしまったんだと。未だ使い始めて1年ちょっとなのにね。そ

んなことで、せっかくリアルタイムパクパク日記を目前にして、テンちゃん無念の入院。長らくご

心配おかけしました。そんな事情で、前回(53週)の今週の振り返りの間違いを至急訂正した

かったのに出来なくてイライラ。間違いというのはですねぇ、マリア・クリステーヌ間違い。マリ

ア・クリステーヌという名前の女性は歴史上に登場するだけで数人いて、私が書いたマリア・クリ

ステーヌ・フェルナンダ(18061878)は、まさにあぁゆう女性だった。スペイン王妃でありなが

ら、夫の王が亡くなると3ヶ月後に愛人だった近衛兵と再婚して子供をボンボン産んでしまうよう

な女ね。ここからがややこしいんだけど、彼女の孫アルフォンソ12世スペイン王の2番目の妃も

マリア・クリステーヌだったのだよ。オーストリア大公の長女マリア・クリステーヌ・フォン・ラ

イヒ(18581929)は、1879年アルフォンソ12世の2番目の妃となり、3人の子供に恵まれたが

王はわずか27歳の若さで亡くなってしまう。結核だった。彼の息子であるアルフォンソ13世は父

の死後生まれて来た。ミラマール宮殿を作れと命じたり、ホテルの名前に冠されたマリア・クリス

テーヌは、こちらのマリアだった。マリアちゃん、ごめんな、間違えちゃって。

 

山形の事ば、来週書こうと思っでがらよ、ちょびっと待っててけろ〜。んだらね〜。

   

         わらわは王妃じゃ。苦しゅうニャイ          

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     ※スペイン・フランスバスク地方の旅の始まりは 5月 3週 をクリックね。

     ※長らくパソコンの故障でお休みしました。これからせっせと励みます。